JP2007018152A - 印刷制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】上位装置にて印刷データが複数回作成されることを防止する。
【解決手段】上位装置にてアプリケーションプログラムを動作させて印刷データを作成し、印刷のために印刷装置に送信する印刷制御装置において、前記アプリケーションプログラムが処理している処理データの識別情報を記憶する識別情報記憶部と、以前に前記アプリケーションプログラムが処理して前記印刷装置に送信した処理データの履歴情報を記憶する履歴記憶部と、前記アプリケーションプログラムが印刷開始指示を行ったとき、前記識別情報と前記履歴情報を比較する比較部と、前記履歴情報の中に前記識別情報と重複する情報が検出されたとき、当該事実を前記アプリケーションプログラムのユーザに報知する報知部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】上位装置にてアプリケーションプログラムを動作させて印刷データを作成し、印刷のために印刷装置に送信する印刷制御装置において、前記アプリケーションプログラムが処理している処理データの識別情報を記憶する識別情報記憶部と、以前に前記アプリケーションプログラムが処理して前記印刷装置に送信した処理データの履歴情報を記憶する履歴記憶部と、前記アプリケーションプログラムが印刷開始指示を行ったとき、前記識別情報と前記履歴情報を比較する比較部と、前記履歴情報の中に前記識別情報と重複する情報が検出されたとき、当該事実を前記アプリケーションプログラムのユーザに報知する報知部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、上位装置にて作成した印刷データを印刷のために印刷装置に送信する印刷制御装置に関するものである。
従来、上位装置にてアプリケーションプログラムを動作させて印刷データを作成し、印刷のために印刷装置に送信する印刷制御装置において、印刷装置が上位装置から印刷データを受信し、受信した印刷データの印刷終了後に前記印刷データを保持しておき、上位装置からの再印刷命令により保持している印刷データを用いて再印刷を実施するものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述した従来の技術では、上位装置を使用するユーザが以前に印刷装置で印刷したデータであるかどうかを容易に確認することができないという欠点があった。このため、ユーザは以前に印刷装置で印刷されたものと同じ印刷データを再度印刷する際も、再度印刷データを作成して再度印刷装置に送信することがあった。すなわち、上位装置において同じ内容の印刷データの作成処理が複数回発生することがあった。
特開平8−30413号公報
解決しようとする問題点は、上位装置において同じ内容の印刷データの作成処理が複数回発生する点である。
本発明は、上位装置にてアプリケーションプログラムを動作させて印刷データを作成し、印刷のために印刷装置に送信する印刷制御装置において、前記アプリケーションプログラムが処理している処理データの識別情報を記憶する識別情報記憶部と、以前に前記アプリケーションプログラムが処理して前記印刷装置に送信した処理データの履歴情報を記憶する履歴記憶部と、前記アプリケーションプログラムが印刷開始指示を行ったとき、前記識別情報と前記履歴情報を比較する比較部と、前記履歴情報の中に前記識別情報と重複する情報が検出されたとき、当該事実を前記アプリケーションプログラムのユーザに報知する報知部とを備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明の印刷制御装置は、アプリケーションプログラムが処理している処理データの識別情報を記憶する識別情報記憶部と、以前に前記アプリケーションプログラムが処理して前記印刷装置に送信した処理データの履歴情報を記憶する履歴記憶部と、前記アプリケーションプログラムが印刷開始指示を行ったとき、前記識別情報と前記履歴情報を比較する比較部と、前記履歴情報の中に前記識別情報と重複する情報が検出されたとき、当該事実を前記アプリケーションプログラムのユーザに報知する報知部とを備えたので、当該報知部を通じてユーザに重複する情報が存在する事実が報知され、上位装置において同じ内容の印刷データの作成処理が複数回発生することを防止できるという利点がある。
上位装置において同じ内容の印刷データの作成処理が複数回発生することを防止するという目的を、上位装置と印刷装置とを通信回線で接続したシステムにおいて当該上位装置に備えられた印刷制御装置で、実現した。
図1は、本発明装置の実施例1のブロック図である。
図1において、上位装置としてのホストコンピュータ1と印刷装置2が通信回線22を介して接続され、全体として文書等の作成のためのシステムが構成されている。ここで、通信回線22はネットワークを構成するものでもよい。また、通信回線でなく、セントロニクスやUSBなどで直接接続してもよい。
図1において、上位装置としてのホストコンピュータ1と印刷装置2が通信回線22を介して接続され、全体として文書等の作成のためのシステムが構成されている。ここで、通信回線22はネットワークを構成するものでもよい。また、通信回線でなく、セントロニクスやUSBなどで直接接続してもよい。
ホストコンピュータ1は、記憶装置としてRAM等の揮発性メモリである一時メモリ20およびハードディスク21等の不揮発性メモリを備えている。また、ホストコンピュータ1は、図示しない処理装置(プロセッサ)を備え、ハードディスク21等に格納され、一時メモリ20に移された各種のプログラム、例えば、図示のアプリケーションプログラム3、オペレーションシステム4を逐次読み出して実行する。
アプリケーションプログラム3は、例えば、ワープロソフト等であり、文書データとしてのアプリケーションデータ5を処理し、オペレーションシステム4の描画コマンドで構成される描画データ6を作成し、オペレーションシステム4に渡す。
オペレーションシステム4は、アプリケーションプログラム3で作成された描画データ6を受け取り、処理データ7を作成してスプーラ8に格納する。また、オペレーションシステム4は、印刷装置2を制御し、動作させるためのプリンタドライバ9を備えている。
本発明では、ホストコンピュータ1に印刷制御装置10が備えられている。
本発明では、ホストコンピュータ1に印刷制御装置10が備えられている。
印刷制御装置10は、一時メモリ20を利用してプリンタドライバ9から処理データ7を受け取って所定のデータを抽出する。この印刷制御装置10は、識別情報記憶部11、履歴記憶部12、比較部13、報知部14を備える。
識別情報記憶部11は、処理データ7の識別情報を一時記憶するための機能部であり、処理データ7から所定の識別情報を取り出して一時メモリ20の所定の記憶領域に記憶する。この識別情報記憶部11に記憶される所定の識別情報とは、例えば、図2に示すようなドキュメント名や処理データ7のデータサイズすなわちバイト数などであり、アプリケーションデータ5を特定可能な情報である。これらは、図2に示す形式で記憶される。
履歴記憶部12は、識別情報記憶部11により記憶された上記識別情報を履歴として記憶するための機能部であり、例えば、これらの履歴としての識別情報をハードディスク21等の不揮発性メモリの所定の記憶領域に順次記憶する。この履歴記憶部12は、処理データ7が印刷処理される場合に識別情報記憶部11により一時メモリ20に記憶された識別情報をハードディスク21に図3のような形式で履歴として順次追加して記憶する。
なお、図1に示す本実施例において、ハードディスク21は、印刷制御装置10が存在するホストコンピュータ1内に備えられているが、ホストコンピュータ1の外部に備えられていてもよく、例えば、通信回線22に接続することにより、ネットワーク上に設置するように構成してもよい。
比較部13は、識別情報記憶部11により記憶された識別情報(図2参照)と、履歴記憶部12により記憶された履歴情報(図3参照)を比較するための機能部であり、印刷制御装置10としてホストコンピュータ1にインストールされるプログラムの判別ステップ等により構成される。比較部13の比較の結果、図2の識別情報と図3の履歴情報の中のいずれかの情報が一致すると判別された場合に、重複印刷であると判別される。
報知部14は、比較部13の比較結果によって上記重複印刷であると判別される場合に、ユーザに対し印刷の中断をすべき旨を報知するための機能部であり、ディスプレイ等の表示装置およびその制御装置等により構成される。この報知部14は、図4に示されるようなメッセージをホストコンピュータ1のディスプレイ上に表示することでユーザから印刷の継続か中止かの選択による指示を受ける。この指示は、マウス等のポインティングデバイスまたはキーボードの所定のキーをユーザが操作することによって行われる。
なお、上記構成において、ホストコンピュータ1の基本プログラムとなるオペレーションシステム4上で動作するアプリケーションプログラム3は、それ自身が解釈できるフォーマットにてアプリケーションデータ5を保有する。
アプリケーションプログラム3は、ユーザの印刷指示を受けてアプリケーションデータ5をオペレーションシステム4の描画コマンド(例えばGDIの描画コマンド)で構成される描画データ6の形式で作成し、オペレーションシステム4に発行する。
オペレーションシステム4は、スプーラ8と印刷装置2の制御のためのプリンタドライバ9を備え、アプリケーションプログラム3によって描画データ6を印刷する指示を受けると、描画データ6に識別情報を加えることにより、処理データ7(例えばEMFファイル)を作成し、スプーラ8に発行する。
プリンタドライバ9は、処理データ7に基づいた各描画コマンド単位でスプーラ8から逐次呼び出される。この際、プリンタドライバ9は、処理データ7を印刷用に展開したデータ(ビットマップデータ)である印刷データに変換し、スプーラ8に発行する。
スプーラ8は、この印刷データをプリンタドライバ9から受け取り、印刷装置2に送信する。印刷装置2は、印刷データに基づいて印刷を実行する。
次に、上述した本発明の実施例1に係る装置の動作を説明する。
図1では、処理データ7がプリンタドライバ9により印刷制御装置10に渡されるまでのデータの流れを示す。
ホストコンピュータ1上のアプリケーションプログラム3は、ユーザからの印刷指示を受けると、アプリケーションデータ5をオペレーションシステム4の描画コマンドで構成される描画データ6の形式でオペレーションシステム4に対して発行する。
図1では、処理データ7がプリンタドライバ9により印刷制御装置10に渡されるまでのデータの流れを示す。
ホストコンピュータ1上のアプリケーションプログラム3は、ユーザからの印刷指示を受けると、アプリケーションデータ5をオペレーションシステム4の描画コマンドで構成される描画データ6の形式でオペレーションシステム4に対して発行する。
オペレーションシステム4は、描画データ6にドキュメント名等の識別情報を加え、処理データ7を作成し、スプーラ8に発行する。
通常、スプーラ8は、処理データ7を受けると、処理データ7に記載された各描画コマンド単位で逐次プリンタドライバ9を呼び出す。
通常、スプーラ8は、処理データ7を受けると、処理データ7に記載された各描画コマンド単位で逐次プリンタドライバ9を呼び出す。
ここで、プリンタドライバ9は、処理データ7をスプーラ8から最初に受け取ったときに処理データ7の全体を受け取るまでスプーラ8を一時停止の状態とし、処理データ7をすべて受け取った際に処理データ7全体を印刷制御装置10に渡す。
図5は、印刷制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。
印刷制御装置10の識別情報記憶部11は、プリンタドライバ9から処理データ7を受け取ると、受け取った処理データ7の識別情報を例えば図2のような形式でホストコンピュータ1の一時メモリ20上に記憶する(ステップS1)。記憶される識別情報としては、具体的には、ドキュメント名もしくはドキュメントの特徴に関する情報、処理データ7のバイト数等のようにアプリケーションデータ5を特定することが可能な情報が選定される。
印刷制御装置10の識別情報記憶部11は、プリンタドライバ9から処理データ7を受け取ると、受け取った処理データ7の識別情報を例えば図2のような形式でホストコンピュータ1の一時メモリ20上に記憶する(ステップS1)。記憶される識別情報としては、具体的には、ドキュメント名もしくはドキュメントの特徴に関する情報、処理データ7のバイト数等のようにアプリケーションデータ5を特定することが可能な情報が選定される。
比較部13は、上記一時メモリ20に記憶された識別情報を、過去に履歴記憶部12によってハードディスク21に記憶された例えば図3のような形式の履歴情報と比較することによって、重複印刷の判定をする(ステップS2)。
比較部13の比較の結果、重複印刷であると、判定された場合、報知部14は、図4に示されるようなメッセージを表示する。これにより、印刷制御装置10は重複印刷を中断し、このまま印刷を継続すれば重複印刷が行われる旨をユーザに報知する(ステップS3)。
上記報知メッセージに対してユーザが印刷の中止を指示した場合(ステップS4)、報知部14はプリンタドライバ9に対して印刷の中止を指示する(ステップS5)。
プリンタドライバ9は、印刷制御装置10から印刷の中止を指示されると、スプーラ8にスプールされている処理データ7の破棄およびスプーラ8の一時停止解除を指示することによって重複印刷を防止する。
プリンタドライバ9は、印刷制御装置10から印刷の中止を指示されると、スプーラ8にスプールされている処理データ7の破棄およびスプーラ8の一時停止解除を指示することによって重複印刷を防止する。
比較部13の比較の結果、重複印刷であると判定された場合(ステップS2)、および図4に示される報知メッセージに対してユーザが印刷の継続を指示した場合(ステップS4)、履歴記憶部12は、図2に示される一時メモリ20上の識別情報を、図3に示されるようなハードディスク21上の履歴情報に追加する(ステップS6)。
この場合、報知部14は、プリンタドライバ9に対して印刷の継続を指示する(ステップS7)。
プリンタドライバ9は、印刷制御装置10から印刷の継続が指示されると、スプーラ8に対して一時停止の解除を行うことで印刷を実施する。
プリンタドライバ9は、印刷制御装置10から印刷の継続が指示されると、スプーラ8に対して一時停止の解除を行うことで印刷を実施する。
以上のように、実施例1によれば、重複印刷の場合に処理データ7から印刷データへの変換を行わせないことにより同じ印刷データが複数回作成されることを防止できる。
図6は、本発明装置の実施例2のブロック図である。
図6において、上位装置としてのホストコンピュータ1と印刷装置2が通信回線22を介して接続され、文書等の作成のためのシステムが構成されている。通信回線22はネットワークを構成するものでもよく、また、通信回線でなく、セントロニクスやUSBなどで直接接続してもよい。
図6において、上位装置としてのホストコンピュータ1と印刷装置2が通信回線22を介して接続され、文書等の作成のためのシステムが構成されている。通信回線22はネットワークを構成するものでもよく、また、通信回線でなく、セントロニクスやUSBなどで直接接続してもよい。
印刷制御装置10は、プリンタドライバ9がアプリケーションプログラム3からの印刷指示を行う際に表示可能な設定画面において図7に示すような重複チェック入力部15を備える。実施例2では、印刷制御装置10がプリンタドライバ9に備えられた重複チェック入力部15を含むように構成されているが、これに限らず、印刷制御装置10がプリンタドライバ9とは別個に設けられた重複チェック入力部を備えるようにしてもよい。
また、印刷制御装置10は、一時メモリ20を利用してプリンタドライバ9から処理データ7を受け取って所定のデータを抽出し、この所定のデータに基づいた印刷制御を実行する。このため、印刷制御装置10は、識別情報記憶部11、履歴記憶部12、比較部13、報知部14を備える。また、印刷制御装置10は、ホストコンピュータ1へのログイン名に関わる情報を取得するログイン情報取得部16を備えている。
識別情報記憶部11は、処理データ7の識別情報を一時記憶するための機能部であり、処理データ7から所定の識別情報を取り出して一時メモリ20の所定の記憶領域に記憶する。この識別情報記憶部11に記憶される所定の識別情報とは、例えば、図2に示すようなドキュメント名や処理データ7のバイト数などであり、アプリケーションデータ5を特定可能な情報であり、図2に示す形式で記憶される。
履歴記憶部12は、識別情報記憶部11により記憶された識別情報の履歴をログイン情報取得部16により取得されたログイン情報別に記憶するための機能部であり、例えば、これらの履歴としての識別情報をハードディスク21等の不揮発性メモリの所定の記憶領域に順次記憶する。この履歴記憶部12は、処理データ7が印刷処理される場合に識別情報記憶部11により一時メモリ20に記憶された識別情報をハードディスク21に図8のような形式でログイン情報別に履歴として順次追加して記憶する。
なお、図6に示す本実施例において、ハードディスク21は、印刷制御装置10が存在するホストコンピュータ1内に備えられているが、ホストコンピュータ1の外部に備えられていてもよく、例えば、ネットワーク上に設置するように構成してもよい。
比較部13は、識別情報記憶部11により記憶された識別情報(図2参照)と、履歴記憶部12により記憶された履歴情報(図8参照)を比較するための機能部であり、印刷制御装置10としてホストコンピュータ1にインストールされるプログラムの判別ステップ等により構成される。比較部13の比較の結果、図2の識別情報と図8の履歴情報の中のいずれかの情報が一致すると判別された場合に、重複印刷であると判別される。
報知部14は、比較部13の比較結果によって上記重複印刷であると判別される場合に、ユーザに対し印刷の継続か中断かを確認させるための機能部であり、ディスプレイ等の表示装置およびその制御装置等により構成される。この報知部14は、図4に示されるようなメッセージをホストコンピュータ1のディスプレイ上に表示することで印刷の継続か中止かの選択による指示を受ける。この指示は、マウス等のポインティングデバイスまたはキーボードの所定のキーによって行われる。
次に、上述した本発明の実施例2に係る装置の動作を説明する。
図9は、実施例2の印刷制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。
ユーザが印刷指示を行う前にプリンタドライバ9乃至印刷制御装置10に備えられている重複チェック入力部15によってホストコンピュータ1上の表示画面上に図7に示すような入力画面を表示し、ユーザに対しユーザによる入力を促す。
図9は、実施例2の印刷制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。
ユーザが印刷指示を行う前にプリンタドライバ9乃至印刷制御装置10に備えられている重複チェック入力部15によってホストコンピュータ1上の表示画面上に図7に示すような入力画面を表示し、ユーザに対しユーザによる入力を促す。
ユーザが印刷指示を行うと、プリンタドライバ9は、処理データ7をスプーラ8から最初に受け取ったときに処理データ7の全体を受け取るまでスプーラ8を一時停止の状態とし、処理データ7をすべて受け取った際に処理データ7全体を印刷制御装置10に渡す。
印刷制御装置10の識別情報記憶部11は、プリンタドライバ9から処理データ7を受け取ると、受け取った処理データ7の識別情報を例えば図2のような形式でホストコンピュータ1の一時メモリ20上に記憶する(ステップS11)。記憶される識別情報としては、具体的には、ドキュメント名もしくはドキュメントの特徴に関する情報、処理データ7のバイト数等のようにアプリケーションデータ5を特定することが可能な情報が選定される。
ログイン情報取得部16は、ホストコンピュータ1に対してユーザがログインした情報、例えばユーザ名A、Bを取得する(ステップS12)。このログイン情報は履歴情報を管理するための履歴管理情報として使用される。
比較部13は、過去に履歴記憶部12によってハードディスク21に記憶された、ログイン情報取得部16が取得したログイン情報と一致するレコード名(ユーザ名)の履歴情報が存在しているかどうかを確認し(ステップS13)、存在しない場合には、該当するログイン情報をレコード名とする履歴情報を生成する(ステップS14)。
比較部13は、過去に履歴記憶部12によってハードディスク21に記憶された、ログイン情報取得部16が取得したログイン情報と一致するレコード名(ユーザ名)の履歴情報が存在しているかどうかを確認し(ステップS13)、存在しない場合には、該当するログイン情報をレコード名とする履歴情報を生成する(ステップS14)。
続いて、ユーザによって重複チェック入力部15により入力された情報(図7参照)を取得する(ステップS15)。
重複チェック情報が重複チェックを行うべき旨を示している場合(ステップS16)、比較部13は、上記一時メモリ20に記憶された識別情報を、ログイン情報によって特定された履歴情報と比較することによって、重複印刷の判定をする(ステップS17)。
重複チェック情報が重複チェックを行うべき旨を示している場合(ステップS16)、比較部13は、上記一時メモリ20に記憶された識別情報を、ログイン情報によって特定された履歴情報と比較することによって、重複印刷の判定をする(ステップS17)。
比較部13の比較の結果、重複印刷であると判定された場合、報知部14は図4のメッセージを表示して、印刷制御装置10による重複印刷を中断し、その旨をユーザに報知し、ユーザにより印刷を継続するか中断するかの指示を受ける(ステップS18)。
上記報知メッセージに対してユーザが印刷の中止を指示した場合(ステップS19)、報知部14はプリンタドライバ9に対して印刷処理の中止を指示する(ステップS20)。
プリンタドライバ9は、印刷制御装置10から印刷の中止を指示されると、スプーラ8にスプールされている処理データ7の破棄およびスプーラ8の一時停止解除を指示することによって重複印刷を防止する。
プリンタドライバ9は、印刷制御装置10から印刷の中止を指示されると、スプーラ8にスプールされている処理データ7の破棄およびスプーラ8の一時停止解除を指示することによって重複印刷を防止する。
また、上記報知メッセージに対してユーザが印刷の継続を指示した場合(ステップS19)、報知部14は、プリンタドライバ9に対して印刷の継続を指示する(ステップS22)。
プリンタドライバ9は、印刷制御装置10から印刷の継続が指示されると、スプーラ8に対して一時停止の解除を行うことで印刷の再開を実施する。
プリンタドライバ9は、印刷制御装置10から印刷の継続が指示されると、スプーラ8に対して一時停止の解除を行うことで印刷の再開を実施する。
一方、重複チェック情報が重複チェックを行わないことを示す場合(ステップS16)および重複判定の結果として重複でないと判定された場合(ステップS17)、履歴記憶部12は、図2に示される一時メモリ20上の識別情報を、図8に示されるようなハードディスク21上のログイン情報の特定された履歴情報に追加する(ステップS21)。
この場合、報知部14は、プリンタドライバ9に対して印刷の継続を指示する(ステップS22)。プリンタドライバ9は、印刷制御装置10から印刷の継続が指示されると、スプーラ8に対して一時停止の解除を行うことで印刷の再開を実施する。
以上のように、実施例2によれば、ログイン情報に基づいてユーザごとに印刷の前に重複防止機能を有効とするかどうかを指定可能であるため、ユーザが意図的に重複データを印刷することができるとともに、重複機能が有効な場合であっても、ユーザに重複データを印刷していることを警告することができる。また、その印刷を継続するかどうかを確認することができるため、誤って重複データが印刷されることを防止できるとともに、ユーザが意図的に重複データを再印刷することが可能となる。
図11は、本発明に係る装置の実施例3を示すブロック図である。
実施例3の構成は、実施例2の構成に対して処理データ7のチェックサムを算出するチェックサム算出部17を加えたことを特徴とし、重複チェックを行う識別情報に対して図12および図13に示すようなデータサイズ(8バイト)のチェックサムデータを加えた構成とする。ここに、チェックサムとは、処理データの転送の際の誤りを検出するためのデータであり、例えば処理データの各バイトの総和を算出し、その下位8バイトを抽出して求める。
実施例3の構成は、実施例2の構成に対して処理データ7のチェックサムを算出するチェックサム算出部17を加えたことを特徴とし、重複チェックを行う識別情報に対して図12および図13に示すようなデータサイズ(8バイト)のチェックサムデータを加えた構成とする。ここに、チェックサムとは、処理データの転送の際の誤りを検出するためのデータであり、例えば処理データの各バイトの総和を算出し、その下位8バイトを抽出して求める。
図14は、重複データの判定方法を示すフローチャートである。
印刷制御装置10の比較部13は、重複データを判定する際にチェックサム算出部17を呼び出して処理データ7のチェックサムを算出し(ステップS31)、算出したチェックサムを一時メモリ20内の識別情報に追加する(ステップS32、図12参照)。
印刷制御装置10の比較部13は、重複データを判定する際にチェックサム算出部17を呼び出して処理データ7のチェックサムを算出し(ステップS31)、算出したチェックサムを一時メモリ20内の識別情報に追加する(ステップS32、図12参照)。
比較部13は、特定されたログイン情報の履歴情報の中から一時メモリ20内の識別情報のレコード名(ユーザA、B等)と同一のレコード名の履歴情報を探す(ステップS33)。
同一レコード名の履歴情報が存在した場合には一時メモリ20内の識別情報の処理データサイズと、当該レコード名の一致した履歴情報内の処理データサイズを比較して同じサイズであるかどうかを判別する(ステップS34)。
同一レコード名の履歴情報が存在した場合には一時メモリ20内の識別情報の処理データサイズと、当該レコード名の一致した履歴情報内の処理データサイズを比較して同じサイズであるかどうかを判別する(ステップS34)。
同じサイズであると判別された場合には、一時メモリ20内の識別情報のチェックサムと、当該レコード名の一致した履歴情報のチェックサムを比較して同じであるかどうかを判別する(ステップS35)。
同じであると判別される場合に重複であると判定する(ステップS36)。
同じであると判別される場合に重複であると判定する(ステップS36)。
これ以外の場合には、重複ではないと判定する(ステップS37)。
重複でない場合には、履歴ファイルの更新を行うが、同一レコード名の履歴情報が存在した場合(ステップS33)、該当する履歴情報に対し、一時メモリ20内の識別情報を上書きし、それ以外の場合には、新規の履歴情報を追加する。
重複でない場合には、履歴ファイルの更新を行うが、同一レコード名の履歴情報が存在した場合(ステップS33)、該当する履歴情報に対し、一時メモリ20内の識別情報を上書きし、それ以外の場合には、新規の履歴情報を追加する。
以上のように、実施例3によれば、ドキュメント名や処理データサイズだけでなく、処理データのチェックサムに基づいて重複チェックを行うため、同一ドキュメント名の更新されたドキュメントが印刷された場合などに誤って重複であると判定されることを防止することができる。
図15は、本発明に係る装置の実施例4を示すブロック図である。
実施例4の構成は、実施例3の構成に対して有効期限を判定して履歴情報を削除する履歴削除部18および履歴有効期限情報記憶部19を加えたことを特徴とし、重複チェックを行う識別情報に対して図16に示すような印刷開始時間を加えた構成とする。
実施例4の構成は、実施例3の構成に対して有効期限を判定して履歴情報を削除する履歴削除部18および履歴有効期限情報記憶部19を加えたことを特徴とし、重複チェックを行う識別情報に対して図16に示すような印刷開始時間を加えた構成とする。
図19は、履歴ファイルの有効期限による削除方法を示すフローチャートである。
印刷制御装置10の識別情報記憶部11は、処理データ7の識別情報として印刷開始時間を加えた図16に示すようなデータを取得する。
また、履歴記憶部12により記憶されるログイン情報ごとに存在する履歴情報も図17のような印刷開始時間を加えた構成となっている。
印刷制御装置10の識別情報記憶部11は、処理データ7の識別情報として印刷開始時間を加えた図16に示すようなデータを取得する。
また、履歴記憶部12により記憶されるログイン情報ごとに存在する履歴情報も図17のような印刷開始時間を加えた構成となっている。
履歴有効期限情報記憶部19は、例えば図18に示すようにプリンタドライバ9の入力部から入力された履歴有効期限情報を受け取り、記憶する(ステップS41)。
ログイン情報取得部16は、ホストコンピュータ1のログイン情報を取得し、取得したログイン情報と一致する履歴情報を特定する(ステップS42)。
ログイン情報取得部16は、ホストコンピュータ1のログイン情報を取得し、取得したログイン情報と一致する履歴情報を特定する(ステップS42)。
履歴削除部18は、履歴有効期限情報記憶部19により記憶された有効期限情報と、現在の時刻から特定された履歴ファイル内の有効期限を超えた履歴情報を判定し(ステップS43)、有効期限を超えたと判定される場合には該当する履歴情報を削除する(ステップS44)。これらの処理を履歴ファイル内のすべての履歴情報について行う(ステップS45)。
以上のように、実施例4によれば、履歴情報が不必要に増大することによって重複と判定される時間が増大することを防ぎ、記憶容量の節約も行うことができる。
なお、本発明の印刷制御装置の利用形態については、印刷装置としてはプリンタのみではなく、MFP(Multi Function Printer)のようなものでもよい。また、本発明の印刷制御装置の構成については、ホストコンピュータ上にインストールされるユーティリティのようなプログラム、プリンタドライバのプログラムの一部、またはスプーラのプログラムの一部として構成してもよい。
1 ホストコンピュータ
2 印刷装置
3 アプリケーションプログラム
4 オペレーションシステム
5 アプリケーションデータ
6 描画データ
7 処理データ
8 スプーラ
9 プリンタドライバ
10 印刷制御装置
11 識別情報記憶部
12 履歴記憶部
13 比較部
14 報知部
20 一時メモリ
21 ハードディスク
2 印刷装置
3 アプリケーションプログラム
4 オペレーションシステム
5 アプリケーションデータ
6 描画データ
7 処理データ
8 スプーラ
9 プリンタドライバ
10 印刷制御装置
11 識別情報記憶部
12 履歴記憶部
13 比較部
14 報知部
20 一時メモリ
21 ハードディスク
Claims (7)
- アプリケーションプログラムを動作させて印刷データを作成し、印刷のために印刷装置に送信する印刷制御装置において、
前記アプリケーションプログラムが処理した処理データの識別情報を記憶する識別情報記憶部と、
以前に前記アプリケーションプログラムが処理して前記上位装置から前記印刷装置に前記印刷データとして送信した処理データの履歴情報を記憶する履歴記憶部と、
前記アプリケーションプログラムから印刷開始指示を行ったとき、前記識別情報と前記履歴情報を比較する比較部と、
前記履歴情報の中に前記識別情報と重複する情報が検出されたとき、当該検出の情報を報知する報知部とを備えたことを特徴とする印刷制御装置。 - 前記識別情報は前記アプリケーションプログラムにより与えられるドキュメント名を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
- 前記識別情報は前記アプリケーションプログラムにより与えられるドキュメント名及び前記処理データのデータサイズを含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
- ユーザによる重複印刷のチェックを行うか否かの指示を入力する重複チェック入力部を備え、
当該重複チェック入力部に入力された情報に基づき重複チェックするか否かを決定することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。 - 前記ホストコンピュータへのログイン情報に応じた履歴管理情報を取得するログイン情報取得部を備え、
前記履歴記憶部において前記履歴管理情報ごとに履歴情報を保存し、
前記比較部において前記履歴管理情報が同一の履歴情報について前記識別情報との比較を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。 - 前記処理データのチェックサムを算出するチェックサム算出部を備え、
前記識別情報記憶部において当該チェックサム算出部で算出されたチェックサムに応じたチェックサムデータを記憶し、
前記比較部において前記識別情報の比較とともに前記チェックサムに応じたチェックサムデータの比較を行い、
前記履歴記憶部において前記識別情報の記憶とともに前記チェックサムに応じたチェックサムデータの記憶を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。 - 前記履歴情報の有効期限に関する指定情報を記憶する履歴有効期限情報記憶部と、
前記履歴記憶部において記憶された履歴情報内の識別情報が前記有効期限を超えた場合に当該履歴情報を削除する履歴削除部とを備え、
前記識別情報記憶部において前記処理データの受付時間を記憶し、
前記履歴記憶部において前記処理データの受付時間を含む情報を記憶することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005197479A JP2007018152A (ja) | 2005-07-06 | 2005-07-06 | 印刷制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005197479A JP2007018152A (ja) | 2005-07-06 | 2005-07-06 | 印刷制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=37755287
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010198150A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Sharp Corp | 画像データ処理装置 |
JP7413034B2 (ja) | 2020-01-16 | 2024-01-15 | シャープ株式会社 | 電子機器制御装置及び表示制御システム |
-
2005
- 2005-07-06 JP JP2005197479A patent/JP2007018152A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010198150A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Sharp Corp | 画像データ処理装置 |
US8395792B2 (en) | 2009-02-24 | 2013-03-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image data processing apparatus connectable to a network |
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