JP2005238521A - 印刷装置、印刷制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

印刷装置、印刷制御方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Masanori Takamatsu
雅則 高松
Ryusuke Furuhashi
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Abstract

【課題】トラブル対処時の電源断によって、印刷装置から印刷データが消滅する事態を回避する。
【解決手段】印刷データを一時的に記憶する揮発性記憶装置12と、印刷データに対応する印刷パターンを被印刷媒体上に印刷する印刷デバイス16とを有する印刷装置に、トラブルの発生を電気的に検出する検出部と、当該検出部によるトラブルの検出時、揮発性記憶装置12の印刷データを、印刷装置に内蔵又は外付けされた不揮発性記憶装置14に複製する制御部とを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、揮発性記憶装置に一時的に記憶した印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷装置に関する。また本発明は、当該印刷装置を制御する印刷制御方法に関する。また本発明は、同制御技術を実現するプログラムに関する。また本発明は、同プログラムを記録した記録媒体に関する。
現在、印刷装置(以下、「プリンタ」ともいう。)には、様々な印刷方式が用いられている。これら印刷方式は、インパクト方式とノンインパクト方式に大別することができる。ノンインパクト方式には、例えば感熱方式、インクジェット方式、電子写真方式がある。
一般的な印刷装置では、装置内に実装された揮発性記憶装置(RAM(random access memory))に印刷データを一時記憶し、当該印刷データに対応する印刷パターンを被印刷媒体上に印刷する。
特開平10−11235号公報
ところで、機械的な機構部を備える印刷装置には、紙詰まりその他の印刷トラブルが発生することがある。かかるトラブルが発生した場合、通電状態のままトラブルに対処できる場合もあるが、一般には印刷装置の電源断を必要とする。例えば、紙詰まりを除去する際にも、電源を切ることがある。
ところが、電源を切ると、揮発性記憶装置に記憶されている印刷中又は印刷待ちの印刷データも同時に消えてしまう。このため、現在の印刷装置では、トラブルの復旧後に再び、同じ印刷データを取り込む必要がある。勿論、元データが保存されている場合には、印刷データの再出力が指定される。
しかし、使用条件によっては、同じ印刷データを取り込むことが極めて困難な場合がある。例えば、内視鏡診断装置に接続された印刷装置(以下、「ビデオプリンタ」ともいう。)の場合、診断中のトラブルに対処するために印刷装置の電源を切るような事態が発生すると、患者は再び内視鏡による診断を受け直さなければならなかった。
また例えば、ワードプロセッサで作成した文字データを印刷する場合でも、文字データが保存されていない場合には、文字列の入力から再開する必要があった。その他、インターネット上で閲覧したページを印刷する場合でも、印刷中に閲覧ソフトを終了していた場合には、閲覧履歴等を使用して特定のページに辿り着く作業が必要であった。
本発明は、以上の課題を考慮してなされたもので、トラブルの復旧のために電源が切られた場合でも、電源の再投入時に再度の印刷データの取り込みを必要とすることなく、印刷処理を再開できる印刷技術の提案を目的とする。
かかる目的を実現するため、発明の1つにおいては、トラブルの発生を電気的に検出すると、電源が切られる前に、揮発性記憶装置の印刷データを内蔵又は外付けの不揮発性記憶装置に複製する手法を採用する。
また、発明の1つにおいては、揮発性記憶装置への印刷データの書き込みに並行して、内蔵又は外付けの不揮発性記憶装置に印刷データを書き込む手法を採用する。
以上の手法を採用することにより、トラブルの復旧のために電源を切る必要が生じても、電源が切られている間に印刷中又は印刷待ちの印刷データが完全に失われる事態を回避できる。
このため、トラブルから復旧し、電源が再投入された場合にも、印刷データを取り込み直す必要を無くすことができる。すなわち、トラブル発生時の状態から印刷処理を再開できる。
以下、発明の実施形態例を説明する。なお、本明細書で特に図示又は記載していない部分は、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。また以下に説明する実施形態は、発明の一つの実施形態であって、これらに限定されるものではない。
(1)印刷システムの構成
図1に、印刷システムの構成例を示す。この印刷システムは、信号処理部10、揮発性記憶装置12、不揮発性記憶装置14及び印刷デバイス16を主要な構成要素とする。この印刷システムに特有な構成は、揮発性記憶装置12と不揮発性記憶装置14の2種類の記憶装置を使用する点である。
信号処理部10は、画像処理ボード又は同等の処理機能をソフトウェア的に実現するコンピュータ構成でなる。また、信号処理部10は、システム全体の制御機能も提供する。なお、信号処理の内容は、印刷デバイス16の印刷方式に応じて異なる。例えば、輝度や濃度の変換処理、ガンマ変換処理、階調変換処理が実行される。
ここで、印刷信号S1は、本体データと付属データとで構成されている。本体データは、画像データや文字データの本体でなる。一方、付属データは、本体データに付属する情報でなる。例えば印刷モード情報(画面分割印刷、ドラフト印刷、高精細印刷他)、色調整情報、枚数情報でなる。なお、印刷信号S1の入力形式は、アナログ形式でもディジタル形式でも良い。
揮発性記憶装置12は、印刷対象である本体データを一時的に保存する記憶デバイスである。例えば、DRAM(dynamic random access memory)、SRAM(static random access memory)でなる。
一方、不揮発性記憶装置14は、トラブル発生時の電源断に備えて、印刷信号S1(本体データと付属データ)を待避的に保存する記憶デバイスである。例えば、光ディスク、ハードディスクその他の磁気ディスクを記憶媒体とするドライブ装置又は半導体メモリでなる。
なお、不揮発性の半導体メモリには、EEPROM(electrically
erasable and programmable read only memory)、磁気抵抗メモリ(MRAM:Magneto resistive Random Access Memory)、強誘電体メモリ(FeRAM:ferroelectric
random access memory)、相変化記録メモリ(OUM:ovonic unified memory)その他を使用する。なお、不揮発性記憶層14の記憶容量は、1フレーム分又は複数フレーム分の本体データを保存できる容量を有するものが望ましい。
印刷デバイス16は、使用条件に応じて最適な印刷方式が採用される。例えば、感熱方式、インクジェット方式、電子写真方式(レーザー方式、LED方式など)、静電方式に応じた印刷デバイスが使用される。なお、不図示の構成としては、被印刷媒体(例えば、用紙、シート材)の搬送機構や印刷デバイス自体の駆動機構がある。
(2)印刷装置の形態
前述したシステム構成を有していれば、不揮発性記憶装置14は、印刷装置に内蔵される形態だけでなく、印刷装置に外付けされていても良い。図2(A)に、不揮発性記憶装置14を内蔵する形態の印刷装置の構成例を示す。また図2(B)に、不揮発性記憶装置14を外付けする形態の印刷装置の構成例を示す。
なお、不揮発性記憶装置14を印刷装置に外付けする場合、記録媒体に応じた駆動装置と印刷装置の接続は有線接続の場合だけでなく、無線接続でも良い。ここでの外部接続は、機器同士を直接接続する場合だけでなく、LAN(local area network )経由で接続する場合も含む。
また、不揮発性記録媒体がその駆動装置に対して着脱自在の場合も考えられる。例えば、記録媒体が半導体メモリや光記録媒体の場合である。着脱可能なこの種の記録媒体として、矩形形状やカード形状の他、ディスク形状を採るものが知られている。勿論、この場合も、その駆動装置自体は印刷装置の筐体に配置される場合の他、通信路を経由して外部接続される場合がある。
また、印刷装置は、印刷専用の装置に限られない。例えば、スキャナ機能と印刷機能を搭載する複合機や、ファクシミリ通信機能と印刷機能を搭載する複合機にも適用可能である。
(3)信号処理部の機能構成
続いて、信号処理部10に特有の処理機能を説明する。信号処理部10の処理機能は、大きく分けてトラブル発生時の処理機能と、トラブル復旧時の処理機能とに分類できる。以下、各処理機能に対応する信号処理部10の機能ブロック構成を説明する。
なお、印刷装置には、トラブル発生時用の処理機能とトラブル復旧時用の処理機能とが、少なくとも1種類ずつ搭載されているものとする。なお、トラブル発生時用又は復旧時用の各処理機能として、後述する複数種類の処理機能を搭載すること可能である。その場合には、使用環境やユーザの個別の設定に応じていずれか1つの処理機能が選択的に実行される。
(3−1)トラブル発生時
トラブル発生時における信号処理部10の処理機能として、ここでは2種類の実施形態を説明する。すなわち、不揮発性記憶装置14への印刷データの書き込みがトラブル発生時に実行されるトラブル時実行型と、不揮発性記憶装置14への印刷データの書き込みが常時実行される常時実行型の2つである。
(a)トラブル時実行型
図3に、トラブル時実行型として機能する信号処理部10の機能ブロック構成を示す。このとき、信号処理部10は、検出部20と制御部22の2つの機能ブロックとして表現できる。検出部20は、トラブルの発生を電気的に検出する回路部又はプロセスである。
検出部20は、印刷装置内の各部に設けられたセンサーからの出力S3を監視し、その状態変化からトラブル発生の有無を検知する。例えば、紙詰まり、インクやトナーの不足、ノズル不良などに関する情報が監視される。どのようなセンサーが用いられるかは、印刷システムや個々の印刷装置のシステム構成により異なる。
なお、紙詰まりには、走行中の紙詰まり、給紙中の紙詰まり、排紙中の紙詰まりがある。これらは、紙詰まりの発生位置に応じた分類である。因みに、紙詰まりの全てが電源断を必要とする訳ではない。他のトラブルについても同様である。
本実施形態の場合、印刷実行中のユーザ操作による電源断も、トラブルの検出として扱う。この場合、印刷データの不揮発性記憶装置14への書き込み(待避動作)は、電源を切る操作の検出から実際に電源の供給を停止させるまでの間に実行する。
制御部22は、検出部20でトラブルが検出された場合に、揮発性記憶装置12に保存されている印刷データを、不揮発性記憶装置14に複製するよう制御する回路部又はプロセスである。トラブルに対してどのような作業が行われるかにかかわらず、制御部22は、電源断に備えて印刷データを不揮発性記憶装置22に印刷データを待避する処理を実行する。図4に、当該複製機能を模式的に示す。
(b)常時実行型
以上のように、印刷データの不揮発性記憶装置14に対する複製動作は、何らかのトラブル発生時にのみ実行する形態を採用しても良いが、トラブルの有無とは無関係に実行する方法もある。
図5に、常時実行型として機能する信号処理部10の機能ブロック構成を示す。このとき、信号処理部10は、揮発性記憶装置12に対する印刷データの書き込みと並行して、不揮発性記憶装置14に印刷データを複製する制御部24として表現できる。
すなわち、この機能は、全ての印刷データのバックアップを採るのと同じである。このため、電源断に対する安全性は高い。ただし、この処理方法は、不揮発性記憶装置14への書き込み速度が遅い場合に、印刷速度が低下する可能性がある。
このため、揮発性記憶装置10と同等の書き込みが可能な不揮発性記憶装置14を用いるのが望ましい。図6に、当該複製機能を模式的に示す。なお、揮発性記憶装置14に記憶される印刷データは、印刷が正常に終了した時点で消去される。
(3−2)トラブル復旧時
続いて、トラブル復旧時に信号処理部10で実行される処理機能について説明する。図7に、トラブル復旧時の機能ブロック構成を示す。このとき、信号処理部10は、判定部26と制御部28の2つの機能ブロックとして表すことができる。
判定部26は、電源投入後、不揮発性記憶装置14に記憶されている印刷データの有無を判定する回路部又はプロセスである。この判定部26により、印刷処理を継続的に再開すべき印刷データの有無が判定される。なお、不揮発性記憶装置14に印刷データが記憶されていない場合、制御部28の処理機能を実行するまでもなく、トラブル復旧時の処理機能は終了する。
この意味において、判定部26は、トラブル発生時にのみ不揮発性記憶装置14に印刷データが複製されるトラブル時実行型だけでなく、常に印刷データを不揮発性記憶装置14に書き込む常時実行型にも有効である。
制御部28は、印刷データの検出時(不揮発性記憶装置14に印刷データがある場合)に、印刷データに関する印刷処理の再開を制御する回路部又はプロセスである。ここでの印刷処理は、本体データと共に記録されている付属データに基づいて実行される。
印刷処理の再開は、電源断で印刷処理が中断した印刷データ(すなわち、印刷中又は印刷待ちの印刷データ)が印刷デバイス16に供給されることで再開される。この際、印刷データの読み出し方法には2種類の方法がある。1つは、図8に示すように、2段階の処理を経る方法である。
この場合、制御部28は、不揮発性記憶装置14から揮発性記憶装置12に印刷データを複製させた後、揮発性記憶装置12から印刷データを読み出すように制御する。この制御手法は、揮発性記憶装置12に比して不揮発性記憶装置14の読み出し速度が遅い場合に用いて好適な手法である。
他の1つは、図9に示すように、1段階の処理で実行する方法である。この場合、制御部28は、不揮発性記憶装置14から印刷データを直接読み出すように制御する。この制御手法は、不揮発性記憶装置14の読み出し速度が揮発性記憶装置12と同等の場合に用いて好適な手法である。
なお、いずれの場合も、印刷処理の再開によって印刷データの出力が完了した段階で、不揮発性記憶装置14から印刷データが消去される。
(4)制御手順
以上、信号処理部10で実行される基本的な処理機能について説明した。ここでは、これら基本的な処理手法と組み合わせて用いられる制御手順について説明する。なお、制御手順は、トラブル発生時と復旧時のそれぞれについて各2つの方法がある。
(4−1)トラブル発生時
(a)ユーザ確認型
ここでは、印刷データの保存処理の実行にユーザの確認を必要とする場合について説明する。この確認処理は、トラブル発生の時点において印刷データを不揮発性記憶装置14に保存する場合に好適である。
図10に、処理手順の一例を示す。まず、信号処理部10は、検知部20によってトラブルの発生が検知されると、印刷実行中の印刷データを不揮発性記憶装置14に複製するか(消滅回避のために保存するか)否かを確認するユーザインタフェース画面を表示させる(プロセスP1)。
この画面の表示場所は、印刷システムの構成に応じて異なる。例えば、印刷装置の本体と一体に設けられたディスプレイが用いられる。また例えば、印刷信号S1の送信元(又は発生源)である電子機器側のモニタが用いられる。
次に、信号処理部10は、制御部22によってユーザが選択した処理の内容を判定する(プロセスP2)。すなわち、不揮発性記憶装置14への印刷データの複製が指示されたか否かを判定する。
ここで、複製指示が確認された場合、制御部22は前述したように、揮発性記憶装置12に記憶されている印刷データを読み出して不揮発性記憶装置14に複製する(プロセスP3)。
一方、複製しない旨の指示が確認された場合、制御部22は、前述したような印刷データの複製処理は行わずに、当該トラブル発生時の処理を終了する。この選択は、電源断を明らかに必要としない場合や印刷データの再出力が簡単に実行できる場合(送信元にオリジナルが存在する場合)に有効である。
このように、トラブル発生時においても、自動的に印刷データの複製(バックアップ)動作を行うのではなく、ユーザの判断を反映できるようにすれば、不必要な処理動作を回避できる。なお、この確認処理は、トラブルの発生の度、毎回行われるようにすることもできるし、1回目の設定を保存しておき、2回目以降はその設定に従う方式を採用することもできる。
(b)自動実行型
これに対して、トラブルの発生時には、ユーザに確認するまでもなく、常に揮発性記憶装置12に記憶されている印刷データを読み出して不揮発性記憶装置14に複製する処理を実行させる処理動作を選択することもできる。
(4−2)トラブル復旧時
(a)ユーザ確認型
トラブル復旧時の印刷処理の再開もユーザの確認があった場合にのみ実行可能とすることができる。
図11に、処理手順の一例を示す。まず、信号処理部10は、判定部26によって電源の投入が検知されると、制御部28の機能によって不揮発性記憶装置14に保存されている印刷途中又は印刷待ちの印刷データがあるか否かを確認するユーザインタフェース画面を表示させる(プロセスP11)。この画面の表示場所は、トラブル発生時と同様、印刷システムの構成に応じて異なる。
次に、信号処理部10は、制御部28によってユーザが選択した処理の内容を判定する(プロセスP12)。すなわち、不揮発性記憶装置14に保存されている印刷データの印刷処理の再開が指示されたか否かを判定する。
ここで、再開指示が確認された場合、制御部28は前述したいずれかの方法で印刷データを読み出し、印刷デバイス16に供給する(プロセスP13)。一方、印刷の中止が指示された場合、制御部28は、前述したような印刷処理の再開は行わず、当該トラブル復旧時の処理を終了する。
この選択は、印刷の再開が必要ない場合や印刷データの再出力が簡単に実行できる場合(送信元にオリジナルが存在する場合)に有効である。いずれにしても、この機能によって、不要な印刷処理の実行を有効に回避できる。
(b)自動実行型
この場合も、トラブルの復旧時には、ユーザに確認するまでもなく、常に中断していた印刷処理を再開させる処理動作を選択することもできる。
(5)実施例(内視鏡診断装置)
最後に、内視鏡診断装置に接続されるビデオプリンタに前述した2種類の処理機能(すなわち、トラブル発生時の処理機能とトラブル復旧時の処理機能)を搭載する場合について機能構成例を説明する。
この場合、印刷信号は、内視鏡の先端部に設けられた撮像カメラからの映像のうち医師又は医療スタッフにより取り込まれた静止画像である。この実施例の場合、付属データには、患者名、撮影日時、担当医師名その他の医療情報が含まれる。
揮発性記憶装置12及び不揮発性記憶装置14は、共に8枚の静止画像の保存が可能とする。この場合、1枚目の印刷が実行される間、残る7枚の静止画像は揮発性記憶装置12に格納されている。この場合において、印刷用紙が詰まり、その復旧のためにビデオプリンタをリセットする必要が生じたとする。
従来システムでは、前述の通り、揮発性記憶装置12に記憶された8枚全ての静止画像が電源断と同時に消えてしまっていた。このため、必要な静止画像の取り込みが終了していた患者に再度の内視鏡診断を行う必要があった。これは、患者にとって負担以外のなにものでもなく、本来避けるべき行為である。
これに対し、本実施例のビデオプリンタでは、電源断の前に不揮発性記憶装置14に8枚の静止画像を待避できるため、トラブルからの復帰後、必要とする静止画像を印刷することができる。このことは、患者の負担を減らすだけでなく、医療機器の稼働率の向上が図れる点でもメリットがある。
なお、不揮発性記憶装置14で使用する記憶媒体が、ビデオプリンタに対して着脱自在な半導体メモリであれば、仮に、トラブルの発生したビデオプリンタによる印刷の再開が不可能な場合でも、当該半導体メモリを他のビデオプリンタに装着することで、付属データの情報を維持したまま(同じ条件で)印刷処理を再開することができる。
このように、本体データだけでなく付属データも同時に保存されることで、ビデオプリンタの違いに寄らず同じ印刷品質を再現できる。着脱自在な記憶装置を用いる効果は、他の実施例についても共通である。また、通信機能に問題が無い限り、印刷装置に内蔵された不揮発性記憶装置から印刷信号(本体データ及び付属データ)を、外部から読み出すこともできる。
(6)他の実施形態
前述の実施形態例においては、揮発性記憶装置12に記憶されている印刷データをそのまま不揮発性記憶装置14に複製する場合について説明した。しかし、当該複製時には、圧縮処理を組み合わせることもできる。圧縮処理を組み合わせることで、不揮発性記憶装置14により多くの印刷データを複製できる。
またこの方式を採用すれば、揮発性記憶装置12に比して記憶容量が小さい不揮発性記憶装置14を採用できる。なお、圧縮処理した印刷データを不揮発性記憶装置14から読み出す場合には、伸長処理により元の印刷データを復元するものとする。
前述の通り、信号処理部10は、画像処理ボード又は同等の処理機能をソフトウェア的に実現するコンピュータで構成する。ここで、コンピュータを画像処理ボードと同等に機能させるプログラムは、記録媒体又は電気通信回線を通じて配布することができる。ここで、記録媒体には、磁気記録媒体、光記録媒体、半導体メモリその他の記憶媒体を適用できる。
印刷システムの構成例を示す図である。 不揮発性記憶装置の接続形態に応じた印刷装置の構成例を示す図である。 トラブル発生時に印刷データの複製処理を実行する際の信号処理部の機能ブロック構成を示す図である。 複製処理に係る印刷データのシステム内の移動を概念的に示す図である。 トラブルの発生とは無関係に印刷データの複製処理を実行する際の信号処理部の機能ブロック構成を示す図である。 複製処理に係る印刷データのシステム内の移動を概念的に示す図である。 電源再投入時における信号処理部の機能ブロック構成を示す図である。 印刷の再開に際して、印刷データを不揮発性記憶装置から揮発性記憶装置に一度戻す方式を概念的に示す図である。 印刷の再開時、印刷データを不揮発性記憶装置から印刷デバイスに直接読み出す方式を概念的に示す図である。 トラブル発生時にユーザの確認を要求する場合の処理手順を示す図である。 トラブル復旧後にユーザの確認を要求する場合の処理手順を示す図である。
符号の説明
10 信号処理部
12 揮発性記憶装置
14 不揮発性記憶装置
16 印刷デバイス
20 検出部
22、24、28 制御部
26 判定部

Claims (20)

  1. 印刷データを一時的に記憶する揮発性記憶装置と、前記印刷データに対応する印刷パターンを被印刷媒体上に印刷する印刷手段とを有する印刷装置において、
    トラブルの発生を電気的に検出する検出部と、
    トラブルの検出時、前記揮発性記憶装置の印刷データを、内蔵又は外付けの不揮発性記憶装置に複製する制御部と
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、前記印刷データの複製処理を、トラブルの検出により自動的に実行する
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、トラブルの検出時、前記印刷データの複製実行の可否をユーザに確認する画面を表示し、複製指示の入力を待って印刷データの複製処理を実行する
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、前記印刷データと共にその付属データを複製する
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 印刷データを一時的に記憶する揮発性記憶装置と、前記印刷データに対応する印刷パターンを被印刷媒体上に印刷する印刷手段とを有する印刷装置において、
    前記揮発性記憶装置に対する印刷データの書き込みと並行して、内蔵又は外付けの不揮発性記憶装置に印刷データを書き込むよう制御する制御部
    を有することを特徴とする印刷装置。
  6. 印刷データを一時的に記憶する揮発性記憶装置と、前記印刷データに対応する印刷パターンを被印刷媒体上に印刷する印刷手段とを有する印刷装置において、
    電源投入後、内蔵又は外付けの不揮発性記憶装置に記憶されている印刷データの有無を判定する判定部と、
    印刷データの検出時、当該印刷データに関する印刷処理の再開を制御する制御部と
    を有することを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項6に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、印刷データの検出により自動的に印刷処理を再開する
    ことを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項6に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、印刷データの検出時、当該印刷データの印刷再開の可否をユーザに確認する画面を表示し、再開指示の入力を待って印刷データの印刷処理を実行する
    ことを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項6に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、前記印刷処理の再開の際、前記不揮発性記憶装置から揮発性記憶装置に印刷データを複製し、前記揮発性記憶装置から前記印刷手段へ印刷データを読み出す
    ことを特徴とする印刷装置。
  10. 請求項6に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、前記印刷処理の再開の際、前記不揮発性記憶装置から前記印刷手段へ印刷データを直接読み出す
    ことを特徴とする印刷装置。
  11. 請求項6に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、印刷データと共に記憶されている付属データに基づいて印刷処理の実行を制御する
    ことを特徴とする印刷装置。
  12. 印刷データを一時的に記憶する揮発性記憶装置と、前記印刷データに対応する印刷パターンを被印刷媒体上に印刷する印刷手段とを有する印刷装置の印刷制御方法において、
    トラブルの発生を電気的に検出するステップと、
    トラブルの検出時、前記揮発性記憶装置の印刷データを、内蔵又は外付けの不揮発性記憶装置に複製するステップと
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  13. 印刷データを一時的に記憶する揮発性記憶装置と、前記印刷データに対応する印刷パターンを被印刷媒体上に印刷する印刷手段とを有する印刷装置の印刷制御方法において、
    前記揮発性記憶装置に対する印刷データの書き込みと並行して、内蔵又は外付けの不揮発性記憶装置に印刷データを書き込むよう制御するステップ
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  14. 印刷データを一時的に記憶する揮発性記憶装置と、前記印刷データに対応する印刷パターンを被印刷媒体上に印刷する印刷手段とを有する印刷装置の印刷制御方法において、
    電源投入後、内蔵又は外付けの不揮発性記憶装置に記憶されている印刷データの有無を判定するステップと、
    印刷データの検出時、当該印刷データに関する印刷処理の再開を制御するステップと
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  15. 印刷データを一時的に記憶する揮発性記憶装置と、前記印刷データに対応する印刷パターンを被印刷媒体上に印刷する印刷手段とを有する印刷装置の印刷処理を制御するコンピュータに、
    トラブルの発生を電気的に検出する検出機能と、
    トラブルの検出時、前記揮発性記憶装置の印刷データを、内蔵又は外付けの不揮発性記憶装置に複製する複製機能と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  16. 印刷データを一時的に記憶する揮発性記憶装置と、前記印刷データに対応する印刷パターンを被印刷媒体上に印刷する印刷手段とを有する印刷装置の印刷処理を制御するコンピュータに、
    前記揮発性記憶装置に対する印刷データの書き込みと並行して、内蔵又は外付けの不揮発性記憶装置に印刷データを書き込む書込機能
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  17. 印刷データを一時的に記憶する揮発性記憶装置と、前記印刷データに対応する印刷パターンを被印刷媒体上に印刷する印刷手段とを有する印刷装置の印刷処理を制御するコンピュータに、
    電源投入後、内蔵又は外付けの不揮発性記憶装置に記憶されている印刷データの有無を判定する判定機能と、
    印刷データの検出時、当該印刷データに関する印刷処理の再開を制御する印刷再開機能と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  18. 請求項15に記載のプログラムを記録した
    ことを特徴とする記録媒体。
  19. 請求項16に記載のプログラムを記録した
    ことを特徴とする記録媒体。
  20. 請求項17に記載のプログラムを記録した
    ことを特徴とする記録媒体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007108828A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2009101618A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及び印刷ジョブ保護方法
JP2011203778A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Kyocera Mita Corp 電子機器及び電子機器用プログラム
WO2012010073A1 (zh) * 2010-07-21 2012-01-26 山东新北洋信息技术股份有限公司 打印系统及其控制方法、信息记录器
JP2017064076A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 フクダ電子株式会社 負荷検査装置

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