JP2009260683A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】電源オフ/オンなどで復帰した場合にも故障情報が残り、かつ故障情報の記憶に必要な記憶容量を少なく抑えることのできる画像処理装置を提供する。
【解決手段】故障の種類とその故障の復帰条件とを関連付けて予め記憶しておき、何らかの故障が発生したとき、その故障の復帰条件が特定の復帰条件(たとえば、電源オフ/オン)の場合は、その故障の故障情報を不揮発の記憶装置56に記憶し、電源オフ/オンでない場合は、電源オフ/オン後も同じ故障が再現されるのでその故障の故障情報を記憶装置56に記憶しない。
【選択図】図1

Description

本発明は、故障情報の保存機能を備えた画像処理装置に関する。
原稿のコピー機能やプリント機能を備えた複合機などの画像処理装置では、故障の発生を検出した場合に、その故障に対処あるいは解析するために必要な情報を管理者やサービスセンタなどへ知らせる仕組みが設けられている。たとえば、故障発生時にその故障の詳細情報をネットワーク通信で所定の宛先へ送信する装置(特許文献1参照)や、故障情報を印刷出力する装置、着脱可能な外部記憶メディア(たとえば、USB(Universal Serial Bus)メモリ)が接続されている場合にはその外部記憶メディアに故障情報を書き込む装置、複数用意された出力手段のうち故障が検知されていない出力手段を利用して故障情報を出力する装置などがある。
特開2001−34120号公報
故障情報をネットワーク通信で送信する方法の場合、通信系に故障があるときは故障情報を保全できない。また外部記憶メディアに記憶する方法では故障発生時に外部記憶メディアが接続されていない場合は故障情報を保存できない。印刷出力する方法あるいは複数用意された出力手段の中で故障していないものを利用して故障情報を出力する方法においても、それらの出力手段のすべてが故障しているときは故障情報を出力することができず、故障情報を残すことができない場合が生じる。
ところで、故障の中には、電源オフ/オンで故障から復帰して使用可能になるものもあるが、故障情報を残すことのできない状況下で電源オフ/オンすると故障情報が消えてしまい、後から故障の発生状況を把握できなくなってしまう。このため、電源オフ/オンで復帰する種類の故障であっても、サービスマンが到着して故障の内容が掌握されるもしくは外部記憶メディアなどに保存されるまでその装置を使用できない場合があった。
一方、内部の不揮発性記憶装置に故障情報を記憶すれば、ネットワーク通信を含むすべての出力手段に故障がある場合や外部記憶メディアが装着されていない場合にも故障情報を残すことはできる。しかし、すべての故障について一律に故障情報を記憶させると記憶容量が嵩むと共に、電源オフ/オンで復帰しない故障については、電源オフ/オン毎に故障情報の記憶が繰り返し行われてしまい、故障情報の整理、解析が煩雑になってしまうという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、電源オフ/オンなどで復帰した場合にも故障情報が残り、かつ故障情報の記憶に必要な記憶容量を少なく抑えることのできる画像処理装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]故障の種類とその故障の復帰条件とを関連付けて記憶した復帰条件記憶部と、
故障情報を不揮発に記憶するための故障ログ記憶部と、
前記故障ログ記憶部への故障情報の記憶を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、故障が発生した場合に、その故障の復帰条件を前記復帰条件記憶部から取得し、該取得した復帰条件が特定の復帰条件の場合はその故障の故障情報を前記故障ログ記憶部に記憶させ、前記特定の復帰条件でない場合はその故障の故障情報を前記故障ログ記憶部に記憶させないように制御する
ことを特徴とする画像処理装置。
上記発明では、発生した故障の復帰条件が特定の復帰条件(たとえば、電源のオフ/オン)の場合は、その故障の故障情報を故障ログ記憶部に記憶し、特定の復帰条件でない場合は記憶しない。すなわち、発生した故障の復帰条件に応じて、その故障の故障情報を残す/残さないを区別する。
[2]前記制御部は、発生した故障の故障情報を前記故障ログ記憶部に記憶させる場合であってその故障が画像データに関連する不具合で発生する所定の種類の故障である場合は、前記故障に係る画像データを前記故障情報と関連付けて前記故障ログ記憶部に記憶させる
ことを特徴とする[1]に記載の画像処理装置。
上記発明では、所定の種類の故障については、その故障に係るジョブで使用された画像データを故障情報と関連付けて保存する。これにより、より詳細な故障の解析が可能になる。
[3]前記故障ログ記憶部に記憶されている故障情報を出力する出力部と、
表示部と、
をさらに備え、
前記制御部は、記憶された時点から所定期間経過しても前記出力部から出力されていない故障情報が前記故障ログ記憶部に記憶されている場合は、未出力の故障情報が存在する旨のメッセージを前記表示部に表示させる
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像処理装置。
上記発明では、故障ログ記憶部に記憶された故障情報は出力部から外部の記憶メディアなどに出力可能にされており、長期間、未出力の場合は警告のメッセージが表示される。
[4]前記特定の復帰条件は、当該画像処理装置の電源のオフ/オンである
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、特定の復帰条件は、電源オフした後に電源をオンにすること(電源のオフ/オン)であり、電源オフ/オンで復帰する故障についてのみ故障情報が故障ログ記憶部に記憶される。
[5]部品交換を要する復帰条件は、前記特定の復帰条件に含めない
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、部品交換しなければ復帰しない故障の故障情報は故障ログ記憶部に保存されない。すなわち、部品交換を要する故障は部品交換しない限り、再現性があるので、故障情報の保存対象から除外する。
本発明に係る画像処理装置によれば、発生した故障の復帰条件に応じて、その故障の故障情報を残す/残さないを区別したので、電源オフ/オンなどで復帰した場合の故障情報を残しつつ、故障情報の記憶に必要な記憶容量を少なく抑えることができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置として画像形成装置10の断面構成を示している。画像形成装置10は、原稿画像を読み取るスキャナ機能、原稿を読み取りその複製を記録紙上に形成して出力するコピー機能、遠隔の装置と画像データの送受信を行なうファクシミリ機能、パソコン等から入力される印字データに基づいて印刷するプリンタ機能などを有し、一般に、デジタル複合機と称される装置である。
画像形成装置10は、自動原稿送り装置11と、読取部20と、プリンタ部30とから構成される。自動原稿送り装置11は、原稿載置トレイ12に積載された原稿3を1枚ずつ読取部20の読取箇所に送り込む機能を果たす。また両面原稿については、片面読取後、表裏を反転して再び読取部20へ送り込む機能を備えている。
読取部20は、自動原稿送り装置11によって送り込まれた原稿3を光学的に読み取って対応する画像データを出力する機能を果たす。読取部20は、光源23とミラー24とから成る露光走査部25と、原稿からの反射光を受光しその光強度に応じた電気信号を出力するラインイメージセンサ26と、原稿からの反射光をラインイメージセンサ26へ導く各種ミラー27や集光レンズ28などを備えている。
プリンタ部30は、読取部20で原稿を読み取って得た画像データあるいはパーソナルコンピュータ等から受信した印刷データをラスタライズしてイメージに展開して得た画像データに応じた画像を電子写真プロセスによって記録紙上に形成し定着させて出力する機能を果たす。プリンタ部30は、電子写真プロセスを用いたレーザープリンタとして構成されている。
プリンタ部30での印刷(画像形成)は次のように行なわれる。感光体33は一定方向(図中の矢印A方向)に回転しており、その表面が帯電装置34によって一様に帯電される。レーザーユニット32は、画像データに応じてオン/オフするレーザー光を帯電後の感光体33の表面に照射して静電潜像を形成する。現像装置35は、感光体33の表面に形成された静電潜像をトナーで顕像化する。
このトナー像は、後述する給紙部40から搬送されてきた記録紙に転写装置36によって転写される。トナー像が転写された記録紙は分離装置37によって感光体33から分離され、その後、定着装置39を通る際にトナー像が加圧・加熱により固着されて機外に排出される。転写後に感光体33の表面に残ったトナーは、クリーニング装置38で除去され回収される。
給紙部40は、印刷に供される記録紙を収納する複数の給紙カセット41を有し、選択された給紙カセット41から記録紙を1枚ずつ搬送部45に向けて送り出す機能を果たす。搬送部45は、給紙カセット41から送り出された記録紙を感光体33と転写装置36との間の転写位置Dを通過させ、その下流の定着装置39を経て機外の排紙トレイに排出する通常経路45aと、定着装置39を通った記録紙の表裏を反転させた後、転写位置Dの上流で再び通常経路45aに合流させる反転経路45bとを備えており、両面印刷に対応している。
図2は、画像形成装置10の電気的概略構成を示すブロック図である。画像形成装置10は、当該画像形成装置10の動作全体を制御する制御部としての機能を果たすCPU(Central Processing Unit)51と、RAM(Random Access Memory)52と、ROM(Read Only Memory)53と、不揮発メモリ54と、表示操作部55と、記憶装置56と、ネットワークI/F57と、外部I/F58と、画像入力部61と、画像処理部62と、プリンタ部30とをシステムバス63に接続して備えている。
ROM53は、CPU51が実行するプログラムや各種の固定データが記憶された読み出し専用メモリである。RAM52は、CPU51がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される揮発性メモリである。不揮発メモリ54は、電源がオフされても記憶内容を保持されるメモリであり、後述する復帰条件テーブル70などが記憶される。
表示操作部55は、液晶ディスプレイなどの表示部55aおよび表示部55aの画面上に設けられてユーザの指の押下位置を検出するタッチパネル55b、ハードキー55cなどで構成される。表示操作部55はユーザから各種の操作や設定を受け付ける機能およびユーザに対して各種の操作画面や設定画面、案内画面などを表示する機能を果たす。
記憶装置56は、データを不揮発に記憶するハードディスク装置などで構成される。ネットワークI/F57は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを通じて外部のコンピュータ装置などと通信する機能を果たす。外部I/F58は、USBメモリ59などの外部記憶メディアを着脱可能に接続して、その接続された外部記憶メディアとの電気的な接続を確保する機能を果たす。
画像入力部61は、処理対象の画像データを入力する機能を果たし、原稿画像を光学的に読み取る前述の読取部20およびプリントコントローラ61aなどで構成される。プリントコントローラ61aは、ネットワークI/F57を通じて外部のコンピュータ装置などから受信した印刷データをラスタライズしてイメージデータ(画像データ)を生成する機能を果たす。
画像処理部62は、画像入力部61から入力される画像データに対して各種の画像処理を施す。画像処理部62は、画像データを圧縮して圧縮データを出力する圧縮部62a、その圧縮データを記憶する圧縮メモリ62b、圧縮データを伸張する伸張部62c、伸張された画像データを記憶する画像メモリ62dのほかシェーディング補正やディザ処理などの画像処理を施す図示省略の回路を備えている。プリンタ部30には、画像メモリ62dから読み出された画像データがプリントタイミングに同期して順次入力される。
たとえば、画像形成装置10で原稿のコピーを行う場合、読取部20で原稿の読み取り動作が行われ、該読み取りに伴って読取部20から出力される画像データは、画像処理部62に入力され、シェーディング補正やディザ処理などを施された後、圧縮部62aで圧縮されて、一旦、圧縮メモリ62bに記憶される。その後、圧縮データは出力時に圧縮メモリ62bから読み出され、伸張部62cで伸張されて画像メモリ62dに記憶され、該画像メモリ62dから順次読み出されてプリンタ部30へ出力される。画像入力部61から画像処理部62を経てプリンタ部30に至る図中の太線矢印は画像データの処理経路を示している。
プリンタ部30は画像処理部62から入力される画像データに応じた画像を記録紙上に形成して印刷出力する。複数部コピーの場合の2部目以降は、該当の圧縮データを圧縮メモリ62bから読み出し、その後は1部目と同じ経路で伸張され、プリンタ部30へ出力されて印刷される。
図3は、不揮発メモリ54に記憶される復帰条件テーブル70の一例を示している。復帰条件テーブル70は、エラーコード毎に、そのエラーコードに対応する故障の内容と、その故障からの復帰条件と、その故障の発生時に実行中のジョブで使用していた画像データや圧縮データを故障情報と共に保存するか否かを示す画像保存指定情報と、その故障に係る故障情報を保存するか否かを示す故障情報保存指定情報とが登録されている。
復帰条件テーブル70の登録内容は、たとえば、サービスマン用の所定の設定変更画面からの操作で変更可能になっている。故障情報は、故障の発生状況を認識して解析するための情報である。たとえば、故障発生前の所定期間における操作の内容を示す操作ログ、CPU51の動作状況を示す動作ログ(各種の変数の書換え状況やタスクの生成状況など)、通信状況を示す通信ログなどで構成される。
図3の復帰条件テーブル70では、「G001」は、画像データのヘッダに異常がある場合の故障である画像ヘッダ異常に対応するエラーコードである。「G001」が示す故障に対する復帰条件は「電源オフ/オン」、画像保存指定は「無し」、故障情報保存指定は「する」となっている。
画像形成装置10にて画像を形成する場合、その画像の画像データには、この画像データの属性(サイズ、解像度等)が記述された画像ヘッダが付加される。この画像ヘッダの内容に基づいて画像データの属性を認識して画像データの伸張処理やプリンタ部30への出力処理が行われるが、画像ヘッダのデータ形式は、画像形成装置10の機種やプログラムのバージョンによって異なる場合がある。
このため、たとえば、画像形成装置A用の画像ヘッダを有する画像データに基づくプリント処理を画像形成装置Bで行った場合、画像ヘッダの内容を解釈できずに故障(画像ヘッダ異常エラー)となる場合がある。画像ヘッダ異常はこのような種類の故障である。
画像ヘッダ異常は、画像形成装置10の物理的破損や部品交換などを要する故障ではないので、電源のオフ/オンで復帰させることができる。そこで、「G001」のエラーコードに係る故障の復帰条件は「電源オフ/オン」にしてある。また、電源オフ/オンによる復帰操作が行なわれても故障情報が消えずに残るように、故障情報保存指定は「する」になっている。
「G002」は、圧縮データに破損などがあって伸長できない場合の故障である圧縮画像伸張異常を示すエラーコードである。「G002」が示す故障に対する復帰条件は「電源オフ/オン」、画像保存指定は「圧縮画像保存」、故障情報保存指定は「する」となっている。「圧縮画像保存」は圧縮データを故障ログの一部として保存することを意味する。
「G002」は画像形成装置10の物理的破損や部品交換などを要する故障ではないので、電源のオフ/オンで復帰させることができる。そこで、「G002」のエラーコードが示す故障の復帰条件は「電源オフ/オン」にしてある。また、伸張エラーが何故生じたかを後で解析可能とするために、伸張エラーの生じた圧縮データを故障ログとして保存するように画像保存指定は「圧縮画像保存」にされている。電源オフ/オンによる復帰操作が行なわれても故障情報が消えずに残るように故障情報保存指定は「する」になっている。
「R003」は、読取部20の光源(ランプ)23が切れた場合の故障を示すエラーコードである。「R003」の故障に対する復帰条件は「ランプ交換」、画像保存指定は「無し」、故障情報保存指定は「しない」となっている。この故障はランプを交換しない限り復帰しない。言い換えると、電源がオフ/オンされても復帰することはなく、同じ故障が再び発生し、故障発生時の状況が再現される。そこで、電源オフ/オンでも再現性のある故障については故障情報保存指定を「しない」にしてある。
「J004」は、プリンタ部30で紙詰まり(いわゆる、ジャム)が発生した場合の故障を示すエラーコードである。「J004」の故障に対する復帰条件は「紙除去」であり、画像保存指定は「無し」、故障情報保存指定は「する」となっている。この故障は、サービスマンを呼ぶまでもなく、詰まっている紙をユーザが除去すれば復帰する。そこで、ユーザによる紙除去作業で故障が復帰した場合にも、その故障の発生状況を示す故障情報が残るように、故障情報保存指定は「する」に設定されている。
図3の復帰条件テーブル70に示すエラーコードなどは一例であり、その他の各エラーコードについても復帰条件などの情報が登録されている。
図4は、故障が発生した場合の画像形成装置10の動作を示している。CPU51は、ジョブの実行時などに故障の発生状況を監視しており、故障の発生を検知すると(ステップS101;;Yes)、その故障の内容を判断してエラーコードを決定する(ステップS102)。
たとえば、光源23への通電をオン制御した場合に、その光源23に流れる電流を監視し、一定以上の電流が流れない場合は光源23の故障(エラーコード「R003」)と判断する。また、圧縮データを伸張部62cで伸張する際に伸張エラーが発生した場合は、画像圧縮伸張異常(エラーコード「G002」)と判断する。このほかCPU51は制御に対する動作の解析やセンサなどを使用して各種の故障の発生を検知する。
次に、CPU51は、その決定したエラーコードに対応する復帰条件を復帰条件テーブル70から取得し(ステップS103)、復帰条件が「電源オフ/オン」か否かを調べる(ステップS104)。復帰条件が「電源オフ/オン」でない場合は(ステップS104;No)、CPU51は「サービスマンに連絡してください。サービスマンが来るまで電源をオフしないでください」といったメッセージを表示部55aに表示させて(ステップS105)、終了する(エンド)。
復帰条件が「電源オフ/オン」の場合は(ステップS104;Yes)、当該故障に係るログ情報(故障情報)を記憶装置56に記憶した後(ステップS106)、当該エラーコードに対応する画像保存指定の登録内容を復帰条件テーブル70から取得し、画像保存の指定がある場合は(ステップS107;Yes)、指定された画像データを先ほど保存した故障情報と関連付けて記憶装置56に記憶する(ステップS108)。
たとえば、画像保存指定が「圧縮画像保存」の場合は、当該故障の発生したジョブで使用していた圧縮データを故障情報に関連づけて保存する。その後、「電源オフ/オンで復帰します」といったメッセージを表示部55aに表示して(ステップS109)、終了する(エンド)。このメッセージを表示することで、ユーザを電源オフ/オンでの復帰操作に誘導し、サービスマンの到着を待つことなく、早期の復帰・使用再開を促すことができる。
画像保存指定が「無し」の場合は(ステップS107;No)、画像データを保存せずにステップS109へ以降する。
具体例を示すと、先ほど説明したエラーコード「G001」の故障が発生した場合は、故障情報を記憶装置56に保存し、画像データの保存は行わず、表示部55aに「電源オフ/オンで復帰します」といったメッセージを表示する。エラーコード「G002」の故障が発生した場合は、故障情報を記憶装置56に保存し、該当する圧縮データを記憶装置56に保存し、表示部55aに「電源オフ/オンで復帰します」といったメッセージを表示する。
「R003」の故障が発生した場合は、故障情報および画像データの保存は行わず、表示部55aに「サービスマンに連絡してください。サービスマンが来るまで電源をオフしないでください」といったメッセージを表示する。エラーコード「J004」の故障が発生した場合は、故障情報を記憶装置56に保存し、画像データの保存は行わず、表示部55aに「詰まった紙を除去してください」といったメッセージを表示する。
エラーコード「G001」、「G002」の故障の場合、ユーザは、サービスマンの到着を待つことなく、電源オフ/オンにより画像形成装置10を故障から復帰させて使用することができる。また電源オフ/オンされても故障情報は、装置内部にあって着脱不能な不揮発の記憶装置56に記憶されているので、故障情報が確実に残り、後にサービスマンが記憶装置56に保存されている故障情報から故障発生時の状況を確認することができる。また、再現性のない故障でも、その故障情報を保存しているので原因追求に有効である。さらにエラーコード「G002」の場合には、故障に係る画像データ(圧縮データ)も保存されるので、これを故障原因の解析に役立てることができる。
一方、「R003」の故障は、ランプを交換しない限り復帰せず、電源をオフ/オンしても同じ故障が再現されるので、故障情報を保存しない。これにより、故障情報を保存するための記憶容量の低減を図ることができる。また、該故障は、ランプ交換する前は、読取部20を使用するコピージョブなどを投入する度に発生するので、該故障に係る故障情報を保存した場合には、同じ故障に対する故障情報が何度も記憶装置56に保存されることになり、故障情報の解析が煩雑なものになってしまう。本実施の形態では、「R003」の故障のように、電源オフ/オン後も復帰せずに再現する故障については、故障情報を保存しないので、保存された故障情報の解析も容易になる。
本実施の形態の画像形成装置10では、外部I/F58にUSBメモリ59を装着した状態で所定のサービスマン用の操作画面などから「故障情報の転送」の操作を受けると、CPU51は記憶装置56に記憶されている故障情報や該故障情報に関連付けされている画像データをUSBメモリ59に転送し、転送済みとなった故障情報や画像データを記憶装置56から消去するように動作する。なお、画像データをUSBメモリ59へ転送しないように選択することも可能になっている。
また、CPU51は、1日あるいは数日などの所定の周期で記憶装置56の記憶内容をチェックし、保存時から所定期間を経過した故障情報が記憶装置56に記憶されている場合は、すなわち、保存されてから所定期間を経過してもUSBメモリ59などへ転送(出力)されていない故障情報が存在する場合は、長期保存されている故障情報がある旨の警告メッセージを表示部55aに表示させる。
これにより、USBメモリ59への転送が促され、記憶装置56に故障情報が残ったままになることが防止される。
また、CPU51は、故障の発生に伴って故障情報を記憶する際に故障情報の記憶先である記憶装置56が故障している場合には、必要な空き容量のあるUSBメモリ59などが外部I/F58に接続されているか否かを調べ、接続されていればそのUSBメモリ59に故障情報を直接保存し、接続されていなければUSBメモリ59が接続されて故障情報の保存処理が完了するまで電源をオフしないようにユーザに求める所定のメッセージを表示部55aに表示するようになっている。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれら実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、デジタル複合機を例に説明したが、本発明は他の種類の装置に適用してもよい。
故障情報は、故障の発生状況を後に解析可能な情報であればその種類や内容は任意でよい。
故障情報の保存先はハードディスク装置などの記憶装置56に限定されるものではなく、不揮発に記憶可能であれば、他の種類の記憶装置や記憶媒体であってもかまわない。なお、故障情報の保存先は、ユーザが持ち出したり着脱したりできない内蔵固定型の記憶装置や記憶媒体が好ましい。
故障情報に関連付けて画像データ(または圧縮データ)を保存する場合、その画像データのサイズが規定サイズを超える場合は、サムネイル画像などの縮小画像にして保存してもよい。また、伸張エラーが生じた箇所の前後あるいは先頭から伸張エラーが発生した箇所+α(一定の余裕量)までの画像データのみを故障情報に対応付けて保存するようにしてもよい。
また、記憶装置56からの転送は、USBメモリ59への転送に限定されるものではなく、たとえば、ネットワーク通信を介して外部のサーバなどに転送する構成でもかまわない。
実施の形態では、復帰条件が「電源オフ/オン」か否かに応じて故障情報を記憶する/しないを判断したが、復帰条件テーブル70の故障情報保存指定の登録内容は、復帰条件に応じて予め定めてあるので、故障情報保存指定の登録内容に応じて故障情報を記憶する/しないを判断してもよい。逆に、復帰条件で判断する場合には復帰条件テーブル70に故障情報保存指定を登録しなくてもよい。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の断面構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の電気的概略構成を示すブロック図である。 復帰条件テーブルの一例を示す説明図である。 故障発生時における画像形成装置の動作を示す流れ図である。
符号の説明
3…原稿
10…画像形成装置
11…自動原稿送り装置
12…原稿載置トレイ
20…読取部
23…光源
24…ミラー
25…露光走査部
26…ラインイメージセンサ
27…ミラー
28…集光レンズ
30…プリンタ部
32…レーザーユニット
33…感光体
34…帯電装置
35…現像装置
36…転写装置
37…分離装置
38…クリーニング装置
39…定着装置
40…給紙部
41…給紙カセット
45…搬送部
45a…通常経路
45b…反転経路
51…CPU
52…RAM
53…ROM
54…不揮発メモリ
55…表示操作部
55a…表示部
55b…タッチパネル
55c…ハードキー
56…記憶装置
57…ネットワークI/F
58…外部I/F
59…USBメモリ
61…画像入力部
61a…プリントコントローラ
62…画像処理部
62a…圧縮部
62b…圧縮メモリ
62c…伸張部
62d…画像メモリ
63…システムバス
70…復帰条件テーブル
D…転写位置

Claims (5)

  1. 故障の種類とその故障の復帰条件とを関連付けて記憶した復帰条件記憶部と、
    故障情報を不揮発に記憶するための故障ログ記憶部と、
    前記故障ログ記憶部への故障情報の記憶を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、故障が発生した場合に、その故障の復帰条件を前記復帰条件記憶部から取得し、該取得した復帰条件が特定の復帰条件の場合はその故障の故障情報を前記故障ログ記憶部に記憶させ、前記特定の復帰条件でない場合はその故障の故障情報を前記故障ログ記憶部に記憶させないように制御する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御部は、発生した故障の故障情報を前記故障ログ記憶部に記憶させる場合であってその故障が画像データに関連する不具合で発生する所定の種類の故障である場合は、前記故障に係る画像データを前記故障情報と関連付けて前記故障ログ記憶部に記憶させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記故障ログ記憶部に記憶されている故障情報を出力する出力部と、
    表示部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、記憶された時点から所定期間経過しても前記出力部から出力されていない故障情報が前記故障ログ記憶部に記憶されている場合は、未出力の故障情報が存在する旨のメッセージを前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記特定の復帰条件は、当該画像処理装置の電源のオフ/オンである
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  5. 部品交換を要する復帰条件は、前記特定の復帰条件に含めない
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011104796A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、ログ記録方法
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