JP4775274B2 - 画像処理装置およびプログラム - Google Patents
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Description
画像処理を行う際の動作モードを災害対応でない通常の動作モードから災害対応の動作モードへ切り替える切り替え手段と、
前記画像処理を行う際の動作モードを前記災害対応の動作モードから前記通常の動作モードへ復帰させる復帰指示を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が前記復帰指示を受け付けると、前記画像処理を行う機構に関する診断を少なくとも実行する診断実行手段と、
前記受付手段により受け付けられた前記復帰指示に応じて前記動作モードを前記通常の動作モードへ復帰させる復帰制御手段であって、前記診断実行手段により実行された診断の結果、前記画像処理を行う機構のいずれかが正常に動作しないと判定されれば、前記復帰指示に拘わらず前記災害対応の動作モードで動作するよう制御する復帰制御手段と
を備えたことを特徴とする画像処理装置である。
請求項2に記載の発明は、
前記診断実行手段は、第1の管理装置からの前記復帰指示に応じて、前記診断の結果を第2の管理装置に送信することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
請求項3に記載の発明は、
前記診断実行手段は、通信手段を介さずに受け付けられた前記復帰指示に応じて、当該通信手段を介した通信に関する診断を更に実行することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
請求項4に記載の発明は、
前記復帰制御手段は、前記診断実行手段により実行された診断の結果、前記画像処理を行う機構のいずれかに不具合があることが判明した場合には、前記災害対応の動作モードのうち、不具合がある機構を使用しない画像処理に限定して動作する動作モードで動作するよう制御することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
請求項5に記載の発明は、
前記復帰制御手段は、周辺に設置されている他の画像処理装置が前記通常の動作モードに、復帰しているまたは復帰しつつある場合に、前記災害対応の動作モードから前記通常の動作モードへの復帰を行うように制御することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
請求項6に記載の発明は、
前記復帰制御手段は、周辺に設置されている他の画像処理装置が前記通常の動作モードに、復帰していないまたは復帰しつつある状態にない場合に、前記災害対応の動作モードのうち、前記通常の動作モードで前記画像処理を行うよりも長時間にわたって当該画像処理を行えるようにする動作モードで動作するよう制御することを特徴とする請求項1または5に記載の画像処理装置である。
請求項7に記載の発明は、
前記診断実行手段は、前記切り替え手段が前記画像処理を行う際の動作モードを前記通常の動作モードから前記災害対応の動作モードへ切り替えるに先立って前記画像処理を行う機構に関する診断を実行し、当該診断の内容に応じて決定された診断を、前記受付手段が前記復帰指示を受け付けると実行することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
請求項8に記載の発明は、
コンピュータに、
画像処理を行う際の動作モードを災害対応の動作モードから災害対応でない通常の動作モードへ復帰させる復帰指示を受け付ける機能と、
前記復帰指示を受け付けると、前記画像処理を行う機構に関する診断を少なくとも実行する機能と、
前記復帰指示に応じて前記動作モードを前記通常の動作モードへ復帰させる機能であって、前記診断の結果、前記画像処理を行う機構のいずれかが正常に動作しないと判定されれば、前記復帰指示に拘わらず前記災害対応の動作モードで動作するよう制御する機能と
を実現させるためのプログラムである。
請求項9に記載の発明は、
前記制御する機能では、周辺に設置されている他の画像処理装置が前記通常の動作モードに、復帰しているまたは復帰しつつある場合に、前記災害対応の動作モードから前記通常の動作モードへの復帰を行うように制御することを特徴とする請求項8記載のプログラムである。
請求項2の発明は、他の装置からの前記復帰指示に応じて、前記診断の結果を当該他の装置に送信するので、装置の診断の結果を、復帰を指示した他の装置で管理することができるという効果を有する。
請求項3の発明は、通信手段を介さずに受け付けられた前記復帰指示に応じて、当該通信手段を介した通信に関する診断を更に実行するので、動作モードの復帰の制御に通信手段に関する診断結果を利用できるという効果を有する。
請求項4の発明は、診断の結果、前記画像処理を行う機構に不具合があることが判明した場合に、不具合がない機構を使用して当該画像処理を行う動作モードに切り替えるので、機能を限定して画像処理を行うことができるという効果を有する。
請求項5の発明は、他の装置の復帰状況に更に応じて、前記災害対応の動作モードから前記通常の動作モードへの復帰を制御するので、他の装置の復帰状況を確認した上で災害対応の動作モードから通常の動作モードへの復帰を行うことができるという効果を有する。
請求項6の発明は、他の装置が通常の状態に復帰していない場合に、前記通常の動作モードで前記画像処理を行うよりも長時間にわたって当該画像処理を行えるようにする動作モードに切り替えるので、他の装置が通常の状態に復帰していない場合に、装置の機能が長持ちするような方法で画像処理を行うことができるという効果を有する。
請求項7の発明は、動作モードを通常の動作モードから災害対応の動作モードへ切り替えるに先立って実行した画像処理を行う機構に関する診断の内容に応じて決定された診断を受付手段が復帰指示を受け付けると実行するので、本構成を有していない場合に比較して、より適切な内容の診断を行うことができるという効果を有する。
請求項8の発明は、災害対応の動作モードから通常の動作モードへの復帰指示があった場合に、装置の診断を行った結果に応じて動作モードの復帰を制御するので、診断後に動作モードの復帰を行うことができるという効果を有する。
請求項9の発明は、他の装置の復帰状況に更に応じて、前記災害対応の動作モードから前記通常の動作モードへの復帰を制御するので、他の装置の復帰状況を確認した上で災害対応の動作モードから通常の動作モードへの復帰を行うことができるという効果を有する。
図1は、本実施の形態が適用される画像処理装置10の構成例を示す機能ブロック図である。画像処理装置10は、プリンタやファクシミリ、複写機などとして機能する画像形成装置と一体となった組み込みコンピュータ等のコンピュータ装置や、画像形成装置に外部接続されるパーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置、またはスキャナなどとして機能する画像入力装置と一体となった組み込みコンピュータ等のコンピュータ装置や、画像入力装置に外部接続されるパーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置などによって実現される。この画像処理装置10は、例えば、小さなスペースにて多数の品種を扱う形態の小売店である所謂コンビニエンスストアなどに設置される。この所謂コンビニエンスストアなどに設置される画像処理装置10は、通常の動作時には、例えばプリンタやファクシミリ、複写機、スキャナとして、また、デジタルカメラで撮影した写真をプリントアウトする装置等として利用される場合がある。
受付部は、例えばディスプレイに表示されたボタン等の仮想的なスイッチ類に対する操作を検出するディスプレイに設けられたセンサや、ハードウェアのスイッチなどで実現され、画像処理装置10を利用するユーザから操作を受け付ける。また受付部は音声入力を行うマイクなどを用いて音声による操作を受け付けるようにしてもよい。
指示特定部は、例えばメモリ上に保持されたプログラムをCPUが実行することによって実現され、受け付けた操作から画像処理に関する指示を特定する。
本実施の形態では、モード切り替え部14によって切り替えられた後の動作モードが装置制御部16が利用するメモリに格納され、装置制御部16は、このメモリに格納された動作モードに従って、画像取得部17、画像処理部18、画像形成部19の動作を制御する。
災害認識部12は、装置の動作モードを通常の動作モード(通常モード)から災害対応の動作モード(災害モード)に切り替えたり、災害モードから通常モードに切り替えたりする切り替え指示を受け付ける切り替え指示受付部21と、災害情報を出力する災害判定部22とを含んで構成される。切り替え指示受付部21では、例えば、災害時のユーザ操作による情報、地震の揺れを検知する地震センサ、浸水を検知する浸水センサなどから、災害モードへの切り替え指示を受け付ける。尚、ユーザ操作により情報が入力される場合において、災害の種類を指定してもよい。ここでの災害の種類とは、地震、水害、火災、火山、大雨、台風などの気象、停電などである。また、例えば、災害が収まった時のユーザ操作による情報などから、通常モードへの切り替え指示(復帰指示)を受け付ける。
このときの画面としては、災害種別ごとに、評価項目(判断項目)とその程度とが定められ、それによって災害レベル(災害の段階)が決定されるように設定されたものが考えられる。ここで、災害種別としては、地震災害、風水害災害、火山災害、原子力災害、雪害災害、事故災害、および、その他災害がある。このような画面からユーザが災害に関する各種情報を選択入力すると、その情報に基づいて災害レベルが決定され、その災害レベルが災害情報として診断実行部13に伝えられる。あるいは、ユーザが画面から入力した情報をそのまま災害情報として診断実行部13に伝えるようにしてもよい。
また、災害認識部12は、切り替え指示受付部21が通常モードへの復帰指示を受け付けた場合には、復帰指示を診断実行部13に伝える。
すなわち、診断シーケンス決定部31には複数の診断シーケンス(予め定められた診断のための動作の順序)が用意されており、災害の種類、災害発生場所から距離、災害の影響度に応じてシーケンスを決定する。例えば、水害の場合、全ての用紙トレイに対して、紙送りが可能かどうかの診断を行う。また例えば、大規模停電が発生している場合、供給電源の安定性の確認と、外部サーバとの通信が可能かどうかネットワークの診断を適時行う。このように、例えば診断の適正化および/または診断の迅速化などをより良好に実現するために、取得された災害に関する情報に応じて自己診断とネットワーク環境の診断とを実行している。即ち、例えば診断箇所のピックアップや、診断箇所の重点化、通常モード時の診断では行わない特有な箇所の診断など、災害に関する情報に対応させた診断実行を実現している。
このように、ステップ205以下では、災害種別毎に、その災害に応じて必要な診断処理が実行される。
モード決定部41にて決定される動作モードは、災害モードとして、(i)セーフティモード、(ii)機能限定モード、がある。また、災害が発生していない、通常時の動作モードとして(iii)通常モード、がある。
このときの通常モード復帰判断部42の動作を第1の動作例として述べる。この第1の動作例では、診断実行部13で自己診断を行い、診断結果から通常モードへの切り替えが可能かどうか判断する。そして、通常モードへの切り替えができないと判断された場合は、診断結果を集中管理サーバ(図示せず)に送信する。このように診断結果を送信することで、集中管理サーバでは、例えば、画像処理装置10の修理計画が立てられる。
図5は、このときの通常モード復帰判断部42の動作を示したフローチャートである。この動作の前提として、画像処理装置10は災害モードで動作しているものとする。但し、災害モードのうち、セーフティモードで動作しているか、機能限定モードで動作しているかは問わないものとする。また、先の診断実行部13の説明では、自己診断とネットワーク診断とについて述べたが、本実施例ではネットワーク診断は行わず、自己診断の結果のみが診断実行部13から渡され、通常モード復帰判断部42が利用するメモリに格納されているものとする。本実施例では、災害管理サーバから復帰指示を受信しており、ネットワークによる通信は正常に行われていると判断されるからである。
このときの通常モード復帰判断部42の動作を第2の動作例として述べる。この第2の動作例では、診断実行部13で自己診断とネットワーク診断とを行い、これらの診断結果から単体で通常モードへの切り替えが可能かどうか判断する。そして、通常モードへの切り替えができると判断された場合は、災害管理サーバもしくは周辺の画像形成装置に復帰指示が出ているか、周辺に通常モードで稼動中の装置があるかどうかを問い合わせ、問い合わせた条件に一致するサーバまたは画像処理装置があった場合に、通常モードへの復帰を行う。
図6は、このときの通常モード復帰判断部42の動作を示したフローチャートである。この動作の前提として、画像処理装置10は災害モードで動作しているものとする。但し、災害モードのうち、セーフティモードで動作しているか、機能限定モードで動作しているかは問わないものとする。また、自己診断とネットワーク診断の結果が診断実行部13から渡され、通常モード復帰判断部42が利用するメモリに格納されているものとする。
ステップ452でサブシステムのいずれかに何らかの故障が残っており正常に動作しないと判定された場合、および、ステップ454でネットワーク通信ができないと判定された場合、通常モード復帰判断部42は、それまで機能限定モードで動作していれば継続して機能限定モードで動作するようにし、それまで機能限定モードで動作していなければ機能限定モードで動作するように動作モードを切り替える(ステップ455)。一旦、診断結果に問題なしと判断されても、災害による影響が残っていて再び故障が発生することはあるので、本実施例では、セーフティモードから機能限定モードへの切り替えも行うようにしている。
図8は、例えば画像処理装置10のコンピュータとして機能する部分におけるハードウェア構成を示した図である。図8に示すコンピュータは、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)201と、 マザーボード(M/B)チップセット202と、CPUバスを介してCPU201に接続されたメインメモリ203とを備えている。また、M/Bチップセット202を介して例えばビデオカード等のディスプレイインタフェース204とディスプレイ210とがCPU201に接続されている。また、例えばPCI(Peripheral Component Interconnect)バス等を介してM/Bチップセット202に接続された磁気ディスク装置(HDD)205および通信インタフェース206を備えている。更にこのPCIバスからブリッジ回路207およびISA(Industry Standard Architecture)バス等の低速なバスを介してM/Bチップセット202に接続されたキーボード/ポインティングデバイス209を備える。
Claims (9)
- 画像処理を行う際の動作モードを災害対応でない通常の動作モードから災害対応の動作モードへ切り替える切り替え手段と、
前記画像処理を行う際の動作モードを前記災害対応の動作モードから前記通常の動作モードへ復帰させる復帰指示を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が前記復帰指示を受け付けると、前記画像処理を行う機構に関する診断を少なくとも実行する診断実行手段と、
前記受付手段により受け付けられた前記復帰指示に応じて前記動作モードを前記通常の動作モードへ復帰させる復帰制御手段であって、前記診断実行手段により実行された診断の結果、前記画像処理を行う機構のいずれかが正常に動作しないと判定されれば、前記復帰指示に拘わらず前記災害対応の動作モードで動作するよう制御する復帰制御手段と
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記診断実行手段は、第1の管理装置からの前記復帰指示に応じて、前記診断の結果を第2の管理装置に送信することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記診断実行手段は、通信手段を介さずに受け付けられた前記復帰指示に応じて、当該通信手段を介した通信に関する診断を更に実行することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記復帰制御手段は、前記診断実行手段により実行された診断の結果、前記画像処理を行う機構のいずれかに不具合があることが判明した場合には、前記災害対応の動作モードのうち、不具合がある機構を使用しない画像処理に限定して動作する動作モードで動作するよう制御することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記復帰制御手段は、周辺に設置されている他の画像処理装置が前記通常の動作モードに、復帰しているまたは復帰しつつある場合に、前記災害対応の動作モードから前記通常の動作モードへの復帰を行うように制御することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記復帰制御手段は、周辺に設置されている他の画像処理装置が前記通常の動作モードに、復帰していないまたは復帰しつつある状態にない場合に、前記災害対応の動作モードのうち、前記通常の動作モードで前記画像処理を行うよりも長時間にわたって当該画像処理を行えるようにする動作モードで動作するよう制御することを特徴とする請求項1または5に記載の画像処理装置。
- 前記診断実行手段は、前記切り替え手段が前記画像処理を行う際の動作モードを前記通常の動作モードから前記災害対応の動作モードへ切り替えるに先立って前記画像処理を行う機構に関する診断を実行し、当該診断の内容に応じて決定された診断を、前記受付手段が前記復帰指示を受け付けると実行することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- コンピュータに、
画像処理を行う際の動作モードを災害対応の動作モードから災害対応でない通常の動作モードへ復帰させる復帰指示を受け付ける機能と、
前記復帰指示を受け付けると、前記画像処理を行う機構に関する診断を少なくとも実行する機能と、
前記復帰指示に応じて前記動作モードを前記通常の動作モードへ復帰させる機能であって、前記診断の結果、前記画像処理を行う機構のいずれかが正常に動作しないと判定されれば、前記復帰指示に拘わらず前記災害対応の動作モードで動作するよう制御する機能と
を実現させるためのプログラム。 - 前記制御する機能では、周辺に設置されている他の画像処理装置が前記通常の動作モードに、復帰しているまたは復帰しつつある場合に、前記災害対応の動作モードから前記通常の動作モードへの復帰を行うように制御することを特徴とする請求項8記載のプログラム。
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JP2007017128A JP4775274B2 (ja) | 2007-01-26 | 2007-01-26 | 画像処理装置およびプログラム |
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