JP5518131B2 - 電気機器 - Google Patents
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Description
本発明は、常用電源に接続する主電源スイッチと、ユーザから起動・停止の指示を受け付ける副電源スイッチとを備える電気機器に関する。
近年、パーソナルコンピュータを代表とする多くの電子機器においては、DCを供給する主電源スイッチとは別に、該電気機器を起動させる副電源スイッチ(パワーボタン)が備えられている。
一方、ハードウェアキーはその本来の機能以外に他の機能を有する場合が多く、例えば、パワーボタンは起動スイッチの機能のみならず、シャットダウン又は省電力復帰のトリガとなっており、パーソナルコンピュータにおいては長押することで強制シャットダウン機能も有している。
このようなハードウェアキーに対して、例えば、特許文献1においては、キーボードによる入力操作が所定の期間を越えて途絶えたときにカウント部は信号を出力し、このカウント部が信号を出力している間、表示装置用電源制御装置は表示装置へ供給されるべき本体電源からの電力を遮断する。一方、電源スイッチが押下された際、判定部は、前記カウント部が信号を出力しているかどうか判定し、該カウント部が信号を出力していないときのみ電源スイッチが押下された旨を示す信号を前記本体電源に送信することにより、前記表示装置への電力供給が前記表示装置用電源制御装置によって遮断された状態では前記電源スイッチの押下は無効となり、例えば、電源をオンにするつもりが誤って電源をオフにしてしまうといったことを防止することができるパーソナルコンピュータが開示されている。
また、特許文献2においては、システム電源オンのときは、制御回路が電源スイッチの操作を検出してシステム電源供給回路の電源供給を制御するが、システム電源オフのときには、前記電源スイッチの操作が前記制御回路に受け付けられないように構成され、前記電源スイッチの誤操作により電源オンされることが防止される電源装置が開示されている。
また、特許文献3においては、サスペンド/レジュームボタンと、該サスペンド/レジュームボタンを押圧することによりサスペンド/レジューム機能を実現するチップセットとの間に、前記サスペンド/レジュームボタンを押圧したときにローレベルとなるサスペンド/レジューム信号を生成するサスペンド/レジューム信号生成部を備え、該サスペンド/レジューム信号生成部で生成されたサスペンド/レジューム信号のローレベルの期間を一定期間未満に制限することにより、サスペンド/レジュームボタンの連続操作、長押等による不具合を未然に防止できる電子機器が開示されている。
一方、上述したように、パワーボタンはその操作方法によって、複数の機能を実行する場合が多いため、駅構内、図書館、コンビニ等に設置する電子機器においては、該パワーボタンを一般ユーザ又は店員が自由に操作できるように解放した場合、誤った操作、又は悪意を持った操作にさらされ、当該電気機器の故障の要因となっている。
しかしながら、特許文献1のパーソナルコンピュータ、特許文献2の電源装置及び特許文献3の電子機器では、このような問題を解決できない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、常用電源に接続する主電源スイッチと、該主電源スイッチがオンである場合、ユーザから起動・停止の指示を受け付ける副電源スイッチと、該指示を受け付けた旨を通知する通知信号を前記副電源スイッチから取得し、該通知信号に基づいて起動・停止の制御を行なう制御部とを備える電気機器において、前記副電源スイッチから前記通知信号を受信した場合、その旨を前記制御部に伝達する伝達部を備え、該伝達を許可する旨の許可信号を前記制御部から受信した場合、該伝達部が前記制御部に前記許可信号を伝達するように構成し、前記主電源スイッチがオンになった場合、前記制御部は前記副電源スイッチがオンになるまで、前記許可信号を前記伝達部に送信するように構成することにより、前記副電源スイッチの操作を有効にする時期を特定の条件に制限することができ、ユーザによる誤操作、又は悪意を有する者による操作に起因する故障を未然に防止できる電気機器を提供するところにある。
本発明に係る電気機器は、常用電源に接続する主電源スイッチと、該主電源スイッチがオンである場合、ユーザから起動・停止の指示を受け付ける副電源スイッチと、該指示を受け付けた旨を通知する通知信号を前記副電源スイッチから取得し、該通知信号に基づいて起動・停止の制御を行なう制御部とを備える電気機器において、前記副電源スイッチ及び制御部の間に介在し、該副電源スイッチから前記通知信号を受信した場合、その旨を前記制御部に伝達する伝達部を備えており、前記制御部は前記伝達部による伝達を許可する旨の許可信号を前記伝達部に送信し、該伝達部は、前記許可信号を受信した場合、前記制御部への伝達を行なうように構成されており、前記主電源スイッチがオンになった場合、前記制御部は前記副電源スイッチがオンになるまで、前記許可信号を前記伝達部に送信するように構成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、例えば、ユーザによって前記副電源スイッチが押下操作され、前記伝達部が前記副電源スイッチから前記通知信号を受信した場合、前記制御部から前記許可信号を受信しているときは、該通知信号が受信された旨を該制御部に伝達するが、前記制御部から前記許可信号を受信していないときは、前記通知信号が受信された旨を前記制御部に伝達しない。また、前記主電源スイッチがオンになった場合、前記副電源スイッチがオンになるまで、換言すれば、最初に前記通知信号を受信するまで、前記制御部は前記許可信号を前記伝達部に送信し、前記副電源スイッチがオンになった後、すなわち、最初の通知信号が受信された後、前記制御部は前記許可信号の送信を中止する。
本発明に係る電気機器は、起動時の初期設定に係る指示を受け付ける設定画面を表示する表示手段を備え、前記制御部は、前記設定画面が表示されている間、前記許可信号を前記伝達部に送信するように構成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、例えば、前記主電源スイッチがオンになった後、前記設定画面の表示に係る指示を作業者から受け付け、前記表示手段が該設定画面を表示した場合、前記制御部は前記許可信号を前記伝達部に送信し、前記表示手段による前記設定画面の表示が終了した場合、前記制御部は前記許可信号の送信を中止する。
本発明に係る電気機器は、自機が有する機能を実行する指示を受け付ける指示受付部を備え、前記伝達部は、前記指示受付部が指示を受け付ける場合であって、前記副電源スイッチがユーザから起動・停止の指示を受け付けた場合、前記制御部への伝達を行なうように構成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、例えば、前記指示受付部が、初期画面を表示する指示を受け付けるメニューボタンである場合、前記メニューボタンが斯かる指示を受け付けるとき、すなわち、該メニューボタンが押下操作されているときであって、前記副電源スイッチがユーザから斯かる指示を受け付けたとき、換言すれば、前記メニューボタンと、前記副電源スイッチとが同時に押下操作されるとき、前記伝達部が前記制御部への伝達を行なう。
本発明によれば、前記副電源スイッチの操作を制限し、特定の条件を満たす場合のみ、前記副電源スイッチの操作を有効にすることができ、前記副電源スイッチがユーザ又は店員に解放された場合において、ユーザによる誤操作、又は悪意を有する者による操作に起因する故障を未然に防止できる。
以下に、本発明の実施の形態に係る電気機器を複合機に適用した場合を例として、図面に基づいて詳述する。該複合機は、スキャナ、ファクシミリ、プリンター等の機能を有している。
図1は本発明の実施の形態の複合機100の要部構成を示す機能ブロック図である。複合機100は、主電源スイッチSを介して外部の常用電源と接続されている。また、複合機100は、制御部1、画像入力部2、画像処理部3、画像出力部4、操作パネル5、表示部6、記憶部7等を備えている。
画像入力部2は、読み取り用の原稿に光を照射する光源、CCD(Charge Coupled Device)のようなイメージセンサ等を有し、該原稿の画像データの光学的読み取りを行なう。また、画像入力部2では、所定の読取り位置に載置された原稿からの反射光像を当該イメージセンサに結像させ、RGB(R : Red, G : Green, B : Blue)のアナログデータを出力する。
画像処理部3は、例えば、画像入力部2から入力されるアナログデータを基にデジタル形式の画像データを生成し、又は記憶部7に記憶されている画像データを読み出し、夫々の画像の種類に応じた処理を施した後、出力(印刷)すべき画像データを生成する。画像処理部3によって生成された出力用画像データは、画像出力部4に出力される。
画像出力部4は、画像処理部3から出力される画像データに基づく画像を記録用紙、OHPフィルム等の記録媒体上に印刷する。画像出力部4は、感光体ドラム、該感光体ドラムを所定の電位に帯電させる帯電器、外部から受付けた画像データに応じてレーザ光を発して感光体ドラム上に静電潜像を生成させるレーザ書込装置、感光体ドラム表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像化する現像器、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写器等を備えており、例えば、電子写真方式にて画像を記録媒体上に出力する。
また、操作パネル5は、複合機100における「ファックス」、「複写」、「印刷」、「メール」等の機能を切り替える機能キー、ユーザから起動・停止の指示を受け付ける副電源スイッチ、受け付けた指示を確定するためのエンターキー、自機の機能の中、何れかの機能の選択を受け付けるホーム画面へ表示部6の表示画面を戻すためのホームキー等のハードウェアキーが設けられている。
表示部6は、例えば、LCD又はEL(Electroluminescence)パネル等からなり、画像出力部4を介して、所定の記録用紙へ出力(印刷)すべき画像が表示される。また、表示部6は、複合機100の起動時における初期設定を受け付ける設定画面(いわゆる、BIOS設定画面)を表示する。
記憶部7は、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM、HDD、MRAM(磁気抵抗メモリ)、FeRAM(強誘電体メモリ)、又は、OUM等の不揮発性の記憶媒体により構成されている。
図2は本発明の実施の形態の複合機100における、操作パネル5及び制御部1の関係を説明する説明図である。
操作パネル5はCPLD(Complex Programmable Logic Device)8を介して制御部1と接続している。CPLD8は請求項に記載の伝達部としての役割をなす。
CPLD8は、プログラミングによって構造を改変することのできる電気回路であるプログラマブルロジックであり、操作パネル5及び制御部1の間に介在している。
CPLD8は、特に、操作パネル5から特定の信号を受信した場合、一定の条件の下、制御部1にその旨を表す信号を送信する。詳しくは、CPLD8は、特定の条件の下、制御部1から送られる、後術する許可信号に応じて、操作パネル5から特定の信号を受信した旨を表すICH_PWRBTN_N信号を制御部1に伝達する。
例えば、操作パネル5が有する前記副電源スイッチがユーザによって押下操作された場合、操作パネル5からはその旨を表すPWRBTN_CPLD_IN_N信号がCPLD8に送信される。CPLD8は該PWRBTN_CPLD_IN_Nを受信した場合、制御部1から前記許可信号を受信しているときのみ、当該PWRBTN_CPLD_IN_N信号を受信した旨を制御部1に送信する。すなわち、CPLD8は、ユーザによる前記副電源スイッチの押下操作を表すPWRBTN_CPLD_IN_N信号を受信した場合、制御部1から前記許可信号を受信しているときのみ、斯かる旨を表すICH_PWRBTN_N信号を制御部1に伝達する。
更に、操作パネル5が有する前記ホームキーのユーザによる操作に応じて、操作パネル5からはその旨を表すHM_KEY_N信号がCPLD8に送信される。複合機100がいわゆる待機モードである際は、CPLD8が該HM_KEY_N信号を受信している場合であって、ユーザによる前記副電源スイッチの押下操作を表すPWRBTN_CPLD_IN_N信号を受信したときのみ、斯かる旨を表すICH_PWRBTN_N信号を制御部1に伝達する。換言すれば、複合機100が待機モードである場合は、前記ホームキーと、副電源スイッチとが同時に押下された場合にのみ、CPLD8がユーザによる前記副電源スイッチの押下操作を表すICH_PWRBTN_N信号を制御部1に伝達する。
以下においては、ユーザによる前記副電源スイッチの押下操作を表すPWRBTN_CPLD_IN_N信号を「PWRBTN_CPLD_IN=0」といい、該信号が受信された旨を表すICH_PWRBTN_N信号を「ICH_PWRBTN=0」という。
図3は本発明の実施の形態の複合機100における、操作パネル5及び制御部1の関係を詳しく説明する説明図である。
制御部1は、CPU11と、サウスブリッジ12と、メモリ13とを備えており、CPU11はサウスブリッジ12を介して信号の送受信を行なう。
サウスブリッジ12は、制御部1内の信号の流通を制御する、いわゆる「チップセット」の役割をなす。また、サウスブリッジ12は、入力端子121を介してCPLD8からICH_PWRBTN=0信号を受信してCPU11に送り、CPU11の指示に応じて、前記許可信号をCPLD8に送信する。
上述したように、CPLD8は制御部1から許可信号を受信している場合のみ、ICH_PWRBTN=0信号を制御部1に送信する。すなわち、たとえ、ユーザによって副電源スイッチ52が押下されたとしても、制御部1から許可信号が送信されていない場合には、CPLD8はICH_PWRBTN=0信号を制御部1に送信しない。このように、前記許可信号は、CPLD8へのICH_PWRBTN=0信号の伝達を許可する信号であり、サウスブリッジ12は、CPU11の指示に応じて、前記許可信号を、出力端子122を介して、CPLD8に送る。以下、前記許可信号をGPIO_A信号といい、CPLD8によるICH_PWRBTN=0信号の伝達を許可する場合の信号を、「GPIO_A=1」といい、該伝達を不許可する場合の信号を「GPIO_A=0」という。
メモリ13は、例えば、SPI−Flashメモリであり、複合機100に係るBIOSが格納されている。CPU11は、メモリ13に格納されているBIOSを用いて、複合機100の起動時に各デバイスの初期化処理を行なう。
CPU11は、一定の条件の下、CPLD8へGPIO_A=1信号を送信するようにサウスブリッジ12に指示する。前記一定の条件としては、例えば、主電源スイッチSがオンになってから、1回目の副電源スイッチ52の操作が行なわれるまで、BIOS設定を受け付けるための設定画面を表示する指示を受けている場合等である。
すなわち、主電源スイッチSがオンになった場合、複合機100の起動のために、副電源スイッチ52を介して斯かる指示を受け付ける必要があることから、主電源スイッチSがオンになってから、副電源スイッチ52がオンになるまでの間、CPU11はサウスブリッジ12にGPIO_A=1信号の出力を指示する。従って、この際、CPLD8からのICH_PWRBTN_N信号(ICH_PWRBTN=0)が入力端子121を介してサウスブリッジ12(CPU11)に入力できる。
また、複合機100の製造過程における、検査、評価等、並びにメンテナンスに対応するために、主電源スイッチSがオンになった後、BIOS設定を受け付ける設定画面を表示部6又は外部の表示部に表示している場合は、CPU11がサウスブリッジ12にGPIO_A=1信号の出力を指示する。従って、この際、CPLD8からのICH_PWRBTN_N信号(ICH_PWRBTN=0)が入力端子121を介してサウスブリッジ12(CPU11)に入力できる。
図4は本発明の実施の形態の複合機100における、副電源スイッチ52を介した指示受付の一例を示すフローチャートである。以下においては、説明の便宜上、主電源スイッチSがオンになってから、1回目の副電源スイッチ52の操作が行なわれるまでを例にあげて説明する。
本発明の実施の形態の複合機100の使用を希望するユーザは、主電源スイッチSを押下操作して電源をオンにする(ステップS101)。このとき、副電源スイッチ52からは、PWRBTN_CPLD_IN=1信号が出力されている。
斯かる際、CPU11は、サウスブリッジ12にGPIO_A=1信号の出力を指示し、サウスブリッジ12は出力端子122を介してCPLD8にGPIO_A=1信号を出力する(ステップS102)。
このとき、例えば、ユーザが副電源スイッチ52を押下操作した場合、PWRBTN_CPLD_IN=0信号が入力端子82を介してCPLD8に送信される。該信号を受信したCPLD8は斯かる旨を表すICH_PWRBTN_N信号を出力端子83を介してサウスブリッジ12に送信する。
次いで、CPU11はサウスブリッジ12を介して、CPLD8からのICH_PWRBTN_N信号を監視することにより、副電源スイッチ52が押下操作されたか否か、すなわち、オンになったか否かを判定する(ステップS103)。
CPU11は副電源スイッチ52がオンになっていないと判定した場合、すなわち、副電源スイッチ52が押下操作されていない場合(ステップS103:NO)、副電源スイッチ52が押下操作されるまで、斯かる判定を繰り返して行なう。
一方、CPU11は副電源スイッチ52がオンになっていると判定した場合(ステップS103:YES)、サウスブリッジ12にGPIO_A=0信号の出力を指示し、サウスブリッジ12は出力端子122を介してCPLD8にGPIO_A=0信号を出力する(ステップS104)。
この際、CPLD8は入力端子84を介してGPIO_A=0信号を受信する。以降、CPLD8においては、副電源スイッチ52からPWRBTN_CPLD_IN=0信号を受信しても、サウスブリッジ12にICH_PWRBTN=0信号を送信することはない。すなわち、以降においては、ユーザが副電源スイッチ52を押下操作しても無効としてみなされる。
従って、悪意を有するユーザによる副電源スイッチ52の操作等による副電源スイッチ52の故障が防止できる。
この後、システムチェック等の初期化が行なわれ(ステップS105)、初期化が終了した場合、ユーザから所定の指示を受け付けるまで待機する(ステップS106)。
この際においても、サウスブリッジ12は出力端子122を介してCPLD8にGPIO_A=0信号を出力しているので、ユーザによる副電源スイッチ52の押下操作は無効となる。
この際においても、サウスブリッジ12は出力端子122を介してCPLD8にGPIO_A=0信号を出力しているので、ユーザによる副電源スイッチ52の押下操作は無効となる。
図5は本発明の実施の形態の複合機100における、副電源スイッチ52を介した指示受付の他例を示すフローチャートである。以下においては、説明の便宜上、主電源スイッチSがオンになった後、BIOS設定を受け付けるために設定画面を表示する指示を受けた場合を例にあげて説明する。
例えば、未だ副電源スイッチ52が設けられていない等、製造工程上、未完成状態において、複合機100のBIOSを設定する必要があるような場合、作業者は、主電源スイッチSを押下操作して電源をオンにする(ステップS201)。
この際、作業者は、例えば、インターフェイス(図示せず)を介して適宜複合機100を操作し、BIOS設定を受け付ける設定画面を表示するよう指示する。説明の便宜上、本実施の形態においては、斯かる設定画面が表示部6に表示されるものとする。
CPU11は前記インターフェイスを介して前記指示を受け付けた場合、メモリ13に記憶されているBIOSに基づき、表示部6に前記設定画面を表示する(ステップS202)。
斯かる際、CPU11は、サウスブリッジ12にGPIO_A=1信号の出力を指示し、サウスブリッジ12は出力端子122を介してCPLD8にGPIO_A=1信号を出力する(ステップS203)。
次いで、CPU11は、前記インターフェイスを監視することにより、前記設定画面の表示を終了する旨の指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS204)。
CPU11は、前記設定画面の表示を終了する旨の指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS204:NO)、S203の処理に戻り、サウスブリッジ12にGPIO_A=1信号の出力を指示する。このような処理は、CPU11が前記設定画面の表示を終了する旨の指示を受け付けるまで行なわれる。
一方、CPU11は、前記設定画面の表示を終了する旨の指示を受け付けたと判定した場合(ステップS204:YES)、サウスブリッジ12にGPIO_A=0信号の出力を指示し、サウスブリッジ12は出力端子122を介してCPLD8にGPIO_A=0信号を出力する(ステップS205)。
以降、サウスブリッジ12は出力端子122を介してCPLD8にGPIO_A=0信号を出力し続けるので、ユーザによる副電源スイッチ52の押下操作は無効となる。従って、副電源スイッチ52の操作を制限しつつ、製造工程の検査・評価の際における、複合機100の起動に対応できる。
その他、本発明の実施の形態の複合機100においては、悪意を有するユーザによる副電源スイッチ52の操作による故障の発生を防止する方法として、複合機100がいわゆる待機モードである場合、副電源スイッチ52の押下操作は、操作パネル5に設けられた何れかのハードウェアキーと同時に行なわれる場合のみ有効となるように構成されている。
例えば、ユーザが副電源スイッチ52の押下操作し、CPLD8の入力端子82にて副電源スイッチ52の押下操作を表すPWRBTN_CPLD_IN_N(PWRBTN_CPLD_IN=0)信号が受信された場合、CPLD8は入力端子81を監視し、操作パネル5の何れかのハードウェアキー(例えば、ホームキー51)を押下操作した旨を表すHM_KEY_N信号(以下、HM_KEY=0という。)が入力端子81に送信されたか否かを判断する。
HM_KEY=0信号が受信された場合、CPLD8は、ユーザによる副電源スイッチ52の押下操作によってPWRBTN_CPLD_IN=0信号が受信された旨を示すICH_PWRBTN=0信号を出力端子83を介してサウスブリッジ12に伝達する。
一方、HM_KEY=1信号が受信された場合、CPLD8は入力端子82を介して受信したPWRBTN_CPLD_IN=0信号を無効にする。
本発明の実施の形態の複合機100は、以上のような構成を有するので、ユーザによるいたずら、悪意のあるユーザによる副電源スイッチ52の乱暴な操作による故障を未然に防止できる。
1 制御部
5 操作パネル
6 表示部
8 CPLD
11 CPU
12 サウスブリッジ
51 ホームキー
52 副電源スイッチ
100 複合機
S 主電源スイッチ
5 操作パネル
6 表示部
8 CPLD
11 CPU
12 サウスブリッジ
51 ホームキー
52 副電源スイッチ
100 複合機
S 主電源スイッチ
Claims (3)
- 常用電源に接続する主電源スイッチと、該主電源スイッチがオンである場合、ユーザから起動・停止の指示を受け付ける副電源スイッチと、該指示を受け付けた旨を通知する通知信号を前記副電源スイッチから取得し、該通知信号に基づいて起動・停止の制御を行なう制御部とを備える電気機器において、
前記副電源スイッチ及び制御部の間に介在し、該副電源スイッチから前記通知信号を受信した場合、その旨を前記制御部に伝達する伝達部を備えており、
前記制御部は前記伝達部による伝達を許可する旨の許可信号を前記伝達部に送信し、
該伝達部は、前記許可信号を受信した場合、前記制御部への伝達を行なうように構成されており、
前記主電源スイッチがオンになった場合、前記制御部は前記副電源スイッチがオンになるまで、前記許可信号を前記伝達部に送信するように構成されていることを特徴とする電気機器。 - 起動時の初期設定に係る指示を受け付ける設定画面を表示する表示手段を備え、
前記制御部は、前記設定画面が表示されている間、前記許可信号を前記伝達部に送信するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。 - 自機が有する機能を実行する指示を受け付ける指示受付部を備え、
前記伝達部は、前記指示受付部が指示を受け付ける場合であって、前記副電源スイッチがユーザから起動・停止の指示を受け付けた場合、前記制御部への伝達を行なうように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気機器。
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