JP6131536B2 - 画像処理装置、省電力制御方法及び省電力制御プログラム - Google Patents

画像処理装置、省電力制御方法及び省電力制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、省電力制御方法及び省電力制御プログラムに関し、詳細には、利用性を向上させつつ消費電力を削減する画像処理装置、省電力制御方法及び省電力制御プログラムに関する。
プリンタ装置、複合装置、ファクシミリ装置、複写装置、コンピュータ等の画像処理装置においては、近年の省エネルギーの要望から待機状態で所定の待ち時間が経過すると、所定各部への電力供給を遮断したり、供給電力量を削減する省電力状態(省エネルギー状態)に移行し、所定の復帰要因に基づいて電力の供給を再開して通常動作可能な待機状態に復帰する省電力モードを備えている。
また、従来、予め設定されている時刻になったり、周囲の環境照明が所定照度以下に低下すると、省電力モードに移行したり、主電力を遮断することで、毎日の業務形態等の利用形態に合わせて、自動で消費電力を抑制する技術が用いられている。
ところが、このような従来の省電力移行時間や部屋の明るさで省電力モードへ移行したり、主電力を遮断すると、ユーザの操作中にいきなり省電力モードへの移行が発生する等の利用性の悪い状態が発生していた。
そして、従来、印刷完了時刻が予め設定されている電源遮断時刻を超過する場合には、新たな印刷を受け付けない技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来技術にあっては、所定時刻になったり照度が低下すると省電力モードに移行したり、主電力が遮断され、また、公報記載の従来技術にあっては、印刷完了時刻が電源遮断時刻を超過する場合に、新たな印刷を受け付けないようになっているのみであるため、画像処理装置の利用性を向上させる上で、改良の必要があった。
すなわち、上記従来技術にあっては、ユーザが画像処理装置を操作等によって、省電力モードへの移行時刻を延長したり、ユーザが画像処理装置の近くにいるにもかかわらず、所定時刻になったり、照度が低下すると、省電力モードに移行したり、主電力が遮断される。その結果、省電力モードに移行したり、主電力が遮断された画像処理装置を利用しようとすると、省電力モードから復帰させたり、主電力を投入する必要があり、利用可能になるまでに時間を要して、利用性が悪いという問題があった。
また、公報記載の従来技術にあっては、ユーザ操作等で電源遮断時刻を延長させることができず、緊急性を要する印刷を行なうことができない等のユーザの利用性を損なうおそれがあった。
そこで、本発明は、利用性の向上を図りつつ、消費電力を削減する省電力制御を行うことを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、電力状態を制御する電力制御手段と、前記電力制御手段による、主要各部への供給電力を遮断または削減する省電力モードあるいは主電力を遮断する主電力遮断モード等の省電力状態への移行要因である省電力移行要因の検出を行う省電力移行要因検出手段と、前記電力制御手段による前記省電力状態への移行の延期要因であって、ユーザによる装置の利用性に対応した延期要因を省電力延期要因として検出する省電力延期要因検出手段と、前記省電力移行要因検出手段が前記省電力移行要因を検出すると、前記電力制御手段に該省電力移行要因に応じた省電力状態へ移行させるとともに、少なくとも前記省電力延期要因検出手段が前記省電力延期要因を検出している間は、該電力制御手段による該省電力状態への移行を延期させる省電力移行規制手段と、周囲環境の照度を検知する照度検知手段と、前記電力制御手段による前記省電力状態への移行を中止する中止要因であって、予め設定されている省電力復帰時刻になったことを示す中止要因を検出する中止要因検出手段と、を備え、前記省電力延期要因検出手段は、前記省電力延期要因として、前記照度検知手段による所定照度を越える照度の検知状態を検出し、前記省電力移行規制手段は、前記電力制御手段による前記省電力状態への移行において、前記中止要因検出手段が、前記予め設定されている省電力復帰時刻になったことを示す前記中止要因を検出すると、該省電力状態への移行を中止する、ことを特徴とする。

本発明によれば、利用性の向上を図りつつ、消費電力を削減する省電力制御を行うことができる。
本発明の第1実施例を適用した画像処理装置のブロック構成図。 コントローラのソフトウェア構成を示す図。 システム部の機能モジュール構成図。 省電力制御処理を示すフローチャート。 省電力への移行中止を伴う省電力制御処理を示すフローチャート。 本発明の第2実施例のシステム部の機能モジュール構成図。 第2実施例の省電力制御処理を示すフローチャート。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図5は、本発明の画像処理装置、省電力制御方法及び省電力制御プログラムの第1実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像処理装置、省電力制御方法及び省電力制御プログラムの第1実施例を適用した画像処理装置1のブロック構成図である。
図1において、画像処理装置1は、コントローラ2、エンジン3及びオペレーションパネル4等を備えており、コントローラ2は、CPU(Central Processing Unit )11、プログラムROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)14、ネットワークI/F(インターフェイス)15、エンジンI/F16、パネルI/F17及び図示しないハードディスク(HDD)等を備えていて、各部は、バス18で接続されている。
ネットワークI/F15には、LAN(Local Area Network)等の通信回線が接続されており、通信回線には、画像処理装置1に印刷要求を行なったり、画像処理装置1から画像データを受け取るホストコンピュータPc等が接続されている。ネットワークI/F15は、通信回線を介してホストコンピュータPcから送信されてくる制御信号及びデータ(印刷データ等)等からなる印刷ジョブを受け取るとともに、画像処理装置1からホストコンピュータPcに送信するステータス信号や画像データ等の送り出しを行うインターフェイスである。
ネットワークI/F15に接続されるホストコンピュータPcは、通常のハードウェア構成及びソフトウェア構成のパーソナルコンピュータ等であり、画像処理装置1に、任意のPDL(Page Description Language:ページ記述言語)で生成された印刷データ及びPJL(Printer Job Language)による制御コマンド(印刷制御データ)等からなる印刷ジョブを、プリンタドライバによって生成して、ネットワークを介して画像処理装置1に送信する。また、ホストコンピュータPcは、画像処理装置1で読み取られた原稿の画像データを受信する。
ROM12は、コントローラ2内でのデータの処理や管理及び周辺モジュールを制御するためのプログラム、具体的には、画像処理装置1としての基本処理プログラム及び本発明の省電力制御方法を実行する省電力制御プログラム等の各種プログラムを格納しているとともに、これらの各プログラムを実行するのに必要な各種データを格納している。
CPU11は、ROM12に格納されているプログラムに基づいて、RAM13をワークメモリとして利用しつつ、画像処理装置1の各部を制御して、印刷処理、スキャナ処理等の画像処理を行うとともに、後述する省電力制御方法を実行する。
RAM13は、CPU11のワークメモリとして利用されるとともに、ホストコンピュータPcからの印刷データやエンジン3のスキャナで読み取られた画像データをページ単位に管理して一時記憶するフレームメモリ及びフレームメモリに記憶されたデータを実際の印刷に適した描画データに変換して展開されるビットマップメモリ等として利用される。RAM13は、この印刷データまたは印刷データから変換された描画データ、あるいは、中間データ、または、画像データを、複数ページ分蓄積する容量を有している。
NVRAM14は、画像処理装置1の電源が切られているときにも記憶内容を保持するメモリであり、画像処理装置1の電源がオフの際にも保持する必要のあるシステム設定値、印刷枚数カウント値、印刷設定及び後述する省電力制御で用いる各種設定情報等がCPU11の制御下で格納される。
エンジンI/F16には、エンジン3が接続されており、エンジンI/F16は、コントローラ2からエンジン3への制御信号や描画データの出力及びエンジン3からコントローラ2へのステータス信号や読み取り結果の画像データの受け取りを行う。
エンジン3は、プリンタエンジンやスキャナエンジン等を備えており、プリンタエンジンとしては、例えば、電子写真式プリンタ、インクジェットプリンタ等のプリンタエンジンが使用されている。
エンジン3のプリンタエンジンは、ホストコンピュータPcから送られてきてネットワークI/F15が受信した印刷データから変換されてエンジンI/F16から渡される描画データ及び制御信号に基づいて、給紙部から送られてくる用紙に画像を印刷出力(画像形成出力)して、印刷済みの用紙を、排紙トレイ上に排出する。すなわち、エンジン3のプリンタエンジンは、電子写真方式のエンジンの場合、図示しないが、電子写真方式で用紙に描画データに基づいて印刷処理を行うのに必要な部品、例えば、感光体、帯電部、光書き込み部、現像部、転写部及びクリーニング部等からなる画像形成ユニットを備えており、プリンタエンジンがカラープリンタエンジンであるときには、画像形成ユニットをカラー分、例えば、CMYK分だけ備えている。プリンタエンジンは、描画データ及び制御信号により光書き込み部を動作させて、帯電部による一様に帯電されている感光体上に静電潜像を形成して、現像部によりトナーを感光体上に供給して現像してトナー画像を形成する。プリンタエンジンは、給紙部から用紙を感光体と転写部との間に給紙して、感光体上のトナー画像を転写部によって用紙に転写させ、トナー画像の転写された用紙を定着部に搬送して、定着部で加熱・加圧して用紙上のトナー画像を定着させることで、印刷処理を行う。
エンジン3のスキャナエンジンは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)を利用したラインイメージセンサ、アナログ/デジタル(A/D)変換回路及びこれらを駆動する駆動回路等を備えており、一般的にADFを備えている。ADFには、複数枚の原稿がセットされ、ADFは、セットされた原稿を1枚ずつスキャナエンジンの原稿読み取り位置に送給する。スキャナエンジンは、ADFから搬送されてきた原稿を主走査及び副走査して原稿の濃淡情報から画像を所定の解像度で読み取って、例えば、RGB各所定ビット(例えば、各8ビット)の画像データを生成して出力する。なお、スキャナエンジンは、CCDを用いたものに限るものではなく、例えば、CIS(Contact Image Sensor:密着イメージセンサ)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )を用いたものであってもよい。
パネルI/F17には、オペレーションパネル4が、USB(Universal Serial Bus)またはシリアルケーブル等によって接続されており、パネルI/F17は、CPU11とオペレーションパネル4との間の信号の授受を行う。
オペレーションパネル(操作手段)4は、テンキー、スタートキー、モードを選択するモード選択キー等の各種操作キーを備えるとともに、タッチパネル付き液晶表示部等の表示部を備えている。オペレーションパネル4は、操作キーのキー操作や表示部のタッチ操作によって、プリント操作等の各種命令、特に、後述する省電力制御処理に必要な等行われ、表示部には、操作キーから入力された命令内容や画像処理装置1からユーザに通知する各種情報、特に、後述する省電力制御処理に必要な各種情報等が表示される。
ハードディスクは、エンジン3のスキャナエンジンで読み取られた原稿の画像データ、展開された印刷データやホストコンピュータPcから送られてきた印刷ジョブ等のデータをCPU11の制御下で蓄積し、また、読み出される。
そして、画像処理装置1は、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Video Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の省電力制御方法を実行する省電力制御プログラムを読み込んでROM12やハードディスク等に導入することで、後述する利用性の良好な省電力制御方法を実行する画像処理装置1として構築されている。この省電力制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
そして、画像処理装置1は、コントローラ2の搭載するソフトウェアが、図2に示すようにブロック構成されており、システム部21、アプリ部22、ネットワークI/F23、エンジンI/F24及びパネルI/F25等を有している。
システム部21は、画像処理装置1全体の動作制御を行ない、アプリ部22は、システム部21と連携して、プリンタ処理、スキャナ処理、複写装置処理等の画像処理装置1の各種アプリ(アプリケーション)処理を行う。
ネットワークI/F23は、ホストコンピュータPcとシステム部21の間で、データや制御コマンドの授受を行ない、エンジンI/F24は、エンジン3とシステム部21との間で、制御コマンドやデータの授受を行う。
パネルI/F25は、オペレーションパネル4とシステム部21及びアプリ部22の間で、信号やデータの授受を行う。
そして、コントローラ2のシステム部21は、本発明の省電力制御プログラムが導入されることで、図3に示すように、すなわち、システム部21は、状態管理制御部31、移行開始判定部32、移行開始延長要因判定部33及びメモリ部34等の機能モジュールが構築される。
状態管理制御部31は、画像処理装置1の状態、特に、電力状態を管理/制御し、電力状態としては、通常動作状態、待機状態、待機状態から省電力モード状態への移行状態、省電力モード状態、省電力モード状態から待機状態への復帰状態及び主電力遮断モードへの遮断移行状態等を管理・制御する。すなわち、状態管理制御部31は、CPU11によって実現され、電力状態を制御する電力制御手段として機能している。
移行開始判定部32は、予め設定されている省電力モード移行要因、主電力遮断要因等の省電力移行要因の発生の有無及び省電力復帰要因を検出し、特に、省電力移行要因の発生を検出すると、移行開始延長要因判定部33に省電力移行要因の発生を通知して、移行開始延長要因判定部33から延長要求が戻ってこないと、状態管理制御部31に、該省電力移行要因に応じた電力状態移行処理の開始を指示するトリガを出力して、状態管理制御部31に該省電力移行要因に応じた省電力状態への移行を開始させる。すなわち、移行開始判定部32は、CPU11によって実現され、状態管理制御部31による、主要各部への供給電力を遮断または削減する省電力モードあるいは主電力を遮断する主電力遮断モード等の省電力状態への移行要因である省電力移行要因の検出を行う省電力移行要因検出手段及び省電力移行要因を検出すると、状態管理制御部31に該省電力移行要因に応じた省電力状態へ移行させるとともに、少なくとも後述する省電力延期要因検出手段である移行開始延長要因判定部33が省電力延期要因を検出している間は、該状態管理制御部31による該省電力状態への移行を延期させる省電力移行規制手段として機能している。
この移行開始判定部32は、省電力モード移行要因としては、例えば、画像処理の実行可能な通常電力状態で画像処理要求が発生するのを待つ待機状態が予め設定されている待機時間経過したこと、省電力移行時刻として予め設定されている省電力移行設定時刻に現在時刻がなったこと、画像処理装置1の設置環境の環境照明が予め設定されている所定照度以下に低下したこと、画像処理装置1の周囲所定範囲内に人がいないこと等の予め設定されている要因を検出し、省電力モード状態から待機状態への省電力復帰要因としては、例えば、オペレーションパネル4の操作、エンジン3のスキャナエンジンの原稿台への原稿セット、オペレーションパネル4の省電力復帰キーの操作等の予め設定されている要因を検出する。また、移行開始判定部32は、主電力遮断要因として、例えば、予め設定されている主電力遮断時刻に現在時刻がなったこと、画像処理装置の周囲所定範囲内に人がいない状態が所定時間継続したこと等の予め設定されている要因を検出する。
そして、画像処理装置1は、図1等では図示していないが、上記各要因の発生を検出するためのデバイス、例えば、現在時刻を計時する時計機構、周囲環境の照度を検出する照度センサ(照度検知手段)、周囲所定範囲に人がいるか否かを検出する人感センサ(人体検知手段)、原稿台に原稿がセットされているか否かを検出する原稿センサ等が設けられており、各デバイスの検出信号がコントローラ2のCPU11によって構築されている移行開始判定部32に入力される。
移行開始延長要因判定部33は、移行開始判定部32から省電力移行要因発生通知があると、メモリ部34に登録されている延長要因情報Jeの延長要因の発生の有無を検出して、延長要因が発生していると、該延長要因が発生している間、移行開始判定部32に状態管理制御部31への省電力状態移行処理開始トリガの出力を延長させる延長要求を出力する。
メモリ部34の延長要因情報Jeは、例えば、印刷やスキャナ等の画像処理動作中状態、オペレーションパネル4の操作状態、人感センサによる周囲所定範囲内に人がいることの検出状態、照度センサによる周囲環境照度が所定照度を越えていることの検出状態、画像処理装置1の本体筐体に設けられている開閉扉等の扉の開状態の検出状態等のように、ユーザが画像処理装置1を所定時間内に利用する可能性が高い等のユーザにとって利用性を向上させるのには電力状態を継続することが必要な状態等が延長要因として登録されている。すなわち、延長要因情報Jeには、ユーザによる画像処理装置1の利用性を向上させるために、画像処理装置1を省電力状態へ移行させないことが要求される要因が、延長要因として登録されている。
なお、この延長要因情報Jeには、延長要因だけでなく、延長要因毎に、延長する延長時間情報も登録して、移行開始延長要因判定部33が、該延長時間情報に応じて、移行開始判定部32に出力する延長要求の時間を調整するようにしてもよい。例えば、延長要因が、オペレーションパネル4の操作であると、ユーザが必ず近くにいて画像処理装置1に対して画像処理要求操作を行う可能性が高いため、延長要求を出力する延長時間を長くし、延長要因が、印刷中等であると、ユーザが近くにいない可能性があるため、延長時間を短めに設定して、印刷状態が解消されると、速やかに延長要求の出力を終了させて、移行開始判定部32に状態管理制御部31へ省電力状態移行処理開始トリガを出力させる。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の画像処理装置1は、利用性の向上を図りつつ、消費電力を削減する省電力制御を行う。
すなわち、画像処理装置1は、CPU11の省電力制御プログラムによる動作制御によって、図4に示すように、状態管理制御部31が画像処理装置1の電力状態を管理し、移行開始判定部32が、省電力モード移行要因、主電力遮断要因等の省電力移行要因の発生の有無を検出し(ステップS101)、省電力移行要因の発生を検出しないとき(ステップS101で、無のとき)には、所定周期で、再度、省電力移行要因の発生の有無の検出を行う(ステップS101)。
ステップS101で、移行開始判定部32は、省電力移行要因の発生を検出すると(ステップS101で、有のとき)、移行開始延長要因判定部33に省電力移行要因の発生を通知して、移行開始延長要因判定部33から延長要求があるかチェックし(ステップS102)、延長要求があると(ステップS102で、有のとき)、該延長要求がなくなるまで、所定周期で、延長要求があるかチェックする(ステップS102)。
そして、移行開始延長要因判定部33は、移行開始判定部32から省電力移行要因発生通知があると、メモリ部34に登録されている延長要因情報Jeの延長要因の発生の有無を検出して、延長要因が発生していると、該延長要因が発生している間、移行開始判定部32に状態管理制御部31への省電力状態移行処理開始トリガの出力を延長させる延長要求を出力する。
移行開始判定部32は、ステップS102で、移行開始延長要因判定部33からの延長要求がないとき(ステップS102で、無のとき)には、移行設定されている省電力状態への移行、例えば、省電力モードまたは主電力遮断モードへの移行が可能な状態であるか判定する(ステップS103)。例えば、移行開始判定部32は、現在印刷動作中であるときやスキャナ動作中等であるときには、省電力モードまたは主電力遮断モード東庄電力状態への移行が可能な状態ではないと判定し、該動作が完了するまで待って、該動作が完了すると、移行設定されている省動作状態への移行が可能であると判定する。
移行開始判定部32は、ステップS103で、移行設定されている省動作状態への移行が不可能であると(ステップS103で、NOのとき)、ステップS102に移行して、延長要求の有無のチェックから上記同様に処理する(ステップS102、S103)。
移行開始判定部32は、ステップS103で、移行設定されている省動作状態への移行が不可能であると(ステップS103で、YESのとき)、状態管理制御部31に省電力状態移行処理開始トリガを出力して、状態管理制御部31が、省電力モードまたは主電力遮断モード等の省電力状態への移行処理を開始して、省電力制御処理を終了する(ステップS104)。
なお、画像処理装置1は、上記延長要因によって、移行開始判定部32から状態管理制御部31への省電力状態移行処理開始トリガの出力を延期している間に、図5に示すように、移行中止トリガがあると、状態管理制御部31への省電力状態移行処理開始トリガの出力を中止して、省電力モードまたは主電力遮断モードへの移行を中止してもよい。なお、図5の説明においては、図4と同様の処理ステップには、同一のステップ番号を付与して、その説明を簡略化する。
すなわち、画像処理装置1は、図5に示すように、移行開始判定部32が、省電力移行要因の発生の有無を検出して(ステップS101)、省電力移行要因の発生を検出すると、移行開始延長要因判定部33に省電力移行要因の発生を通知し、移行開始延長要因判定部33から延長要求があるかチェックする(ステップS102)。
移行開始判定部32は、移行開始延長要因判定部33から延長要求があると(ステップS102で、有のとき)、該延長要求がなくなるまで、所定周期で、延長要求があるかチェックし(ステップS102)、移行開始延長要因判定部33からの延長要求がなくなると、移行中止トリガ(中止要因)の有無をチェックする(ステップS111)。
この移行中止トリガは、延長要因の発生等によって、省電力への移行開始が延長されている間に、予め設定されている省電力復帰時刻になった場合、省電力復帰要因が発生した場合等のように省電力モードや主電力遮断への移行がユーザの意図によってキャンセルされたと判断できる場合に発生され、移行開始延長要因判定部33が、この移行中止トリガの検知を行う。
ステップS111で、移行中止トリガを検知しないとき(ステップS111で、無のとき)には、移行開始判定部32は、移行設定されている省電力状態への移行が可能な状態であるか判定し(ステップS103)、移行設定されている省電力状態への移行が不可能であると、ステップS102に移行して、延長要求の有無のチェックから上記同様に処理する(ステップS102、S111、S103)。
移行開始判定部32は、ステップS103で、移行設定されている省電力状態への移行が不可能であると、状態管理制御部31に省電力状態移行処理開始トリガを出力して、状態管理制御部31が、省電力モードまたは主電力遮断モードへの移行処理を開始して、省電力制御処理を終了する(ステップS104)。
一方、ステップS111で、移行中止トリガを検知すると、移行開始判定部32は、ユーザの意図による移行中止が発生したと判断して、省電力モードへの移行を中止して、そのまま省電力制御処理を終了する。
このように、本実施例の画像処理装置1は、電力状態を制御する状態管理制御部(電力制御手段)31と、状態管理制御部31による、主要各部への供給電力を遮断または削減する省電力モードあるいは主電力を遮断する主電力遮断モード等の省電力状態への移行要因である省電力移行要因の検出を行う移行開始判定部(省電力移行要因検出手段)32と、状態管理制御部31による前記省電力状態への移行の延期要因であって、ユーザによる装置の利用性に対応した延期要因を延長要因(省電力延期要因)として検出する移行開始延長要因判定部(省電力延期要因検出手段)33と、前記省電力移行要因を検出すると、状態管理制御部31に該省電力移行要因に応じた省電力状態へ移行させるとともに、少なくとも移行開始延長要因判定部33が前記延長要因を検出している間は、状態管理制御部31による該省電力状態への移行を延期させる移行開始判定部(省電力移行規制手段)32と、を備えている。
したがって、省電力モードや主電力遮断モード等の省電力状態への移行を要求する省電力移行要因の発生によって該省電力状態へ移行して消費電力を削減することができるとともに、ユーザの画像処理装置1の利用性に対応した延長要因の発生によって該省電力状態への移行を延期することができ、利用性の向上を図りつつ、消費電力を削減する省電力制御を行うことができる。
また、本実施例の画像処理装置1は、電力状態を制御する電力制御処理ステップと、前記電力制御処理ステップによる、主要各部への供給電力を遮断または削減する省電力モードあるいは主電力を遮断する主電力遮断モード等の省電力状態への移行要因である省電力移行要因の検出を行う省電力移行要因検出処理ステップと、前記電力制御処理ステップによる前記省電力状態への移行の延期要因であって、ユーザによる装置の利用性に対応した延期要因を延長要因として検出する省電力延期要因検出処理ステップと、前記省電力移行要因検出処理ステップで前記省電力移行要因が検出されると、前記電力制御処理ステップで該省電力移行要因に応じた省電力状態へ移行させるとともに、少なくとも前記省電力延期要因検出処理ステップで前記延長要因が検出されている間は、該電力制御処理ステップでの該省電力状態への移行を延期させる省電力移行規制処理ステップと、を有する省電力制御方法を実行している。
したがって、省電力モードや主電力遮断モード等の省電力状態への移行を要求する省電力移行要因の発生によって該省電力状態へ移行して消費電力を削減することができるとともに、ユーザの画像処理装置1の利用性に対応した延長要因の発生によって該省電力状態への移行を延期することができ、利用性の向上を図りつつ、消費電力を削減する省電力制御を行うことができる。
さらに、本実施例の画像処理装置1は、コンピュータに、電力状態を制御する電力制御処理と、前記電力制御処理による、主要各部への供給電力を遮断または削減する省電力モードあるいは主電力を遮断する主電力遮断モード等の省電力状態への移行を要求する省電力移行要因の検出を行う省電力移行要因検出処理と、前記電力制御処理による前記省電力状態への移行の延期要求であって、ユーザによる装置の利用性に対応した延期要因を延長要因として検出する省電力延期要因検出処理と、前記省電力移行要因検出処理で前記省電力移行要因が検出されると、前記電力制御処理で該省電力移行要因に応じた省電力状態へ移行させるとともに、少なくとも前記省電力延期要因検出処理で前記延長要因が検出されている間は、該電力制御処理での該省電力状態への移行を延期させる省電力移行規制処理と、を実行させる省電力制御プログラムを搭載している。
したがって、省電力モードや主電力遮断モード等の省電力状態への移行を要求する省電力移行要因の発生によって該省電力状態へ移行して消費電力を削減することができるとともに、ユーザの画像処理装置1の利用性に対応した延長要因の発生によって該省電力状態への移行を延期することができ、利用性の向上を図りつつ、消費電力を削減する省電力制御を行うことができる。
また、本実施例の画像処理装置1は、各種動作指示操作を行うオペレーションパネル(操作手段)4を備え、移行開始延長要因判定部33が、前記省電力延期要因である延長要因として、オペレーションパネル4の操作状態を検出している。
したがって、ユーザが、オペレーションパネル4を操作して他の動作要求等を行って画像処理装置1を利用する可能性が高い場合に、省電力状態への移行を延期することができ、利用性を適切に向上させつつ、消費電力を削減することができる。
さらに、本実施例の画像処理装置1は、画像処理装置1から所定範囲の人体を検知する人感センサ(人体検知手段)を備え、移行開始延長要因判定部33が、前記延長要因として、該人感センサによる人体の検知状態を検出している。
したがって、ユーザが、画像処理装置1の近くにいて画像処理装置1を利用する可能性が高い場合に、省電力状態への移行を延期することができ、利用性を適切に向上させつつ、消費電力を削減することができる。
また、本実施例の画像処理装置1は、周囲環境の照度を検知する照度センサ(照度検知手段)を備え、移行開始延長要因判定部33が、前記延長要因として、該照度センサによる所定照度を越える照度の検知状態を検出している。
したがって、ユーザが、画像処理装置1の設置されている室内にいて画像処理装置1を利用する可能性が高い場合に、省電力状態への移行を延期することができ、利用性を適切に向上させつつ、消費電力を削減することができる。
図5〜図6は、本発明の画像処理装置、省電力制御方法及び省電力制御プログラムの第2実施例を示す図であり、図5は、本発明の画像処理装置、省電力制御方法及び省電力制御プログラムの第2実施例を適用した画像処理装置のコントローラのシステム部に構築される機能モジュールの構成図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例の画像処理装置1と同様の画像処理装置に適用したものであり、同様の高西部分には、同一の符号を付与してその説明を簡略化するとともに、図示しない部分についても、必要に応じて、第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
図5において、画像処理装置1のシステム部40は、第1実施例と同様のコントローラ2上にソフトウェア構成としては、構築され、コントローラ2の他のソフトウェア構成も、図2に示したソフトウェア構成と同様である。
そして、本実施例の画像処理装置1は、本発明の本実施例に対応した省電力制御プログラムが、導入されることで、図4に示すように、すなわち、システム部40は、第1実施例のシステム部21と同様の状態管理制御部31と移行開始判定部32が構築されるとともに、移行開始延長要因判定部41及びメモリ部42等の機能モジュールが構築される。
状態管理制御部31は、第1実施例と同様に、画像処理装置1の状態、特に、通常動作状態、待機状態、待機状態から省電力モード状態への移行状態、省電力モード状態、省電力モード状態から待機状態への復帰状態及び主電力遮断モードへの遮断移行状態等の電力状態を管理・制御する。
移行開始判定部32は、第1実施例と同様に、予め設定されている省電力モード移行要因、主電力遮断要因等の省電力移行要因の発生の有無を検出し、該省電力移行要因の発生を検出すると、移行開始延長要因判定部33に省電力移行要因の発生を通知して、移行開始延長要因判定部33から延長要求が戻ってこないと、状態管理制御部31に、該省電力移行要因に応じた電力状態移行処理の開始を指示するトリガを出力する。
移行開始延長要因判定部41は、移行開始判定部32から省電力移行要因発生通知があると、メモリ部42に登録されている延長要因情報Jeの延長要因の発生状態と非延長要因情報Juの非延長要因(無効要因)の発生の有無を検出して、延長要因が発生していると、該延長要因が発生している間、移行開始判定部32に状態管理制御部31への省電力状態移行処理開始トリガの出力を延長させる延長要求を出力するが、このとき、非延長要因が発生していると、移行開始判定部32への延長要求の出力を取り止める。
メモリ部42の延長要因情報Jeは、第1実施例と同様であり、非延長要因情報Juは、例えば、延長要因がオペレーションパネル4の操作である場合における画像処理装置1の操作にユーザ認証を要求しているときの該ユーザ認証の失敗やオペレーションパネル4がOFF状態等が非延長要因として登録されている。
すなわち、移行開始延長要因判定部41は、例えば、オペレーションパネル4の操作が延長要因として延長要因情報Jeに登録され、認証の失敗が非延長要因として非延長要因情報Juに登録されている場合に、ユーザの認証操作がオペレーションパネル4で行われたときに、延長要因であるオペレーションパネル4の操作を検出して、省電力状態移行処理開始トリガの出力を延長させるが、ユーザの認証に失敗すると、認証登録されているユーザによるオペレーションパネル4の操作ではなく、省電力状態移行処理開始トリガの出力を延長させる必要がないと判断して、延長要求の移行開始判定部32への出力をキャンセルして、状態管理制御部31に、電力状態移行処理の開始を指示するトリガを出力させる。
また、移行開始延長要因判定部41は、例えば、延長要因として延長要因情報Jeに印刷が登録され、非延長要因情報Juに非延長要因としてオペレーションパネル4のOFFが登録されている場合に、オペレーションパネル4がONの状態で印刷が行われると、延長要因である印刷を検出することで、省電力状態移行処理開始トリガの出力を延長させるが、オペレーションパネル4がOFFの状態であると、実行中の印刷が完了すると、次の操作が行わることが少なく、省電力状態移行処理開始トリガの出力を延長させる必要がないと判断して、印刷が完了すると、延長要求の移行開始判定部32への出力をキャンセルして、状態管理制御部31に、電力状態移行処理の開始を指示するトリガを出力させる。
そして、本実施例の画像処理装置1は、図7に示すように省電力制御処理を行う。なお、図7において、図4と同様の処理ステップには、同一のステップ番号を付与して、その説明を簡略化する。
すなわち、画像処理装置1は、CPU11の省電力制御プログラムによる動作制御によって、図4に示すように、移行開始判定部32が、省電力移行要因の発生の有無を検出して(ステップS101)、省電力移行要因の発生を検出すると、移行開始延長要因判定部41に省電力移行要因の発生を通知し、移行開始延長要因判定部41から延長要求があるかチェックする(ステップS102)。
移行開始判定部32は、移行開始延長要因判定部33から延長要求があると(ステップS102で、有のとき)、非延長要求の存在によって移行開始延長要因判定部41からの延長要求が無効になったかチェックし(ステップS201)、延長要求が継続していると(ステップS201で、無のとき)、該延長要求がなくなるまで、所定周期で、延長要求があるか、また、継続しているかをチェックする(ステップS102、S201)。
すなわち、移行開始延長要因判定部41は、移行開始判定部32から省電力移行要因発生通知があると、メモリ部42に登録されている延長要因情報Jeの延長要因の発生の有無を検出して、延長要因が発生していると、該延長要因が発生している間、移行開始判定部32に状態管理制御部31への省電力状態移行処理開始トリガの出力を延長させる延長要求を出力するが、次に、メモリ部42に登録されている非延長要因情報Juの非延長要因の発生の有無を検出して、非延長要因が発生しているかチェックする処理を所定周期で繰り返し実行する(ステップS102、S201)。
ステップS102で、移行開始延長要因判定部41からの延長要求がなくなると、移行開始判定部32は、移行設定されている省電力状態への移行が可能な状態であるか判定し(ステップS103)、移行設定されている省電力状態への移行が不可能であると、ステップS102に戻って、延長要求の有無のチェックから上記同様に処理する(ステップS102、S201、S103)。
移行開始判定部32は、ステップS103で、移行設定されている省電力状態への移行が不可能であると、状態管理制御部31に省電力状態移行処理開始トリガを出力して、状態管理制御部31が、省電力モードまたは主電力遮断モード等の省電力状態への移行処理を開始して、省電力制御処理を終了する(ステップS104)。
一方、移行開始判定部32は、ステップS102で、移行開始延長要因判定部41からの延長要求があって、ステップS201で、移行開始延長要因判定部41が、非延長要因の有無を検出して、移行開始判定部32への延長要求を無効にすると(ステップS201で、有のとき)、ステップS103に移行して、移行設定されている省電力状態への移行が可能な状態であるか判定し(ステップS103)、移行設定されている省電力状態への移行が不可能であると、ステップS102に戻って、延長要求の有無のチェックから上記同様に処理する(ステップS102、S201、S103)。
ステップS103で、移行開始判定部32は、ステップS103で、移行設定されている省電力状態への移行が不可能であると、状態管理制御部31に省電力状態移行処理開始トリガを出力して、状態管理制御部31が、省電力モードまたは主電力遮断モード等の省電力状態への移行処理を開始して、省電力制御処理を終了する(ステップS104)。
なお、本実施例においても、第1実施例の場合と同様に、上記延長要因によって、移行開始判定部32から状態管理制御部31への省電力状態移行処理開始トリガの出力を延期している間に、図5に示したように、移行中止トリガがあると、状態管理制御部31への省電力状態移行処理開始トリガの出力を中止して、省電力モードまたは主電力遮断モードへの移行を中止してもよい。
このように、本実施例の画像処理装置1は、前記延長要因(省電力延期要因)に基づく前記省電力状態への移行の延期を無効にする無効要因であって、該延期がユーザによる画像処理装置1の利用性に対して必要性が乏しい延長要因を無効にする無効要因を非延長要因(省電力延期無効要因)として検出する移行開始延長要因判定部(省電力延期無効要因検出手段)41を備え、前記省電力延期要因に対応する前記省電力延期無効要因を検出すると、前記省電力移行規制手段としての移行開始延長要因判定部41が、該省電力延期要因に基づく前記省電力状態への移行の延期を無効している。
したがって、省電力状態への移行を延長する要因が解消されたときに、速やかに省電力状態並行することができ、利用性の向上を図りつつ、消費電力をより一層削減することができる。
また、上記各実施例の画像処理装置1は、前記電力制御手段による前記省電力状態への移行を中止する移行中止トリガ(中止要因)を検出する移行開始延長要因判定部(中止要因検出手段)33を備え、移行開始判定部(省電力移行規制手段)32が、状態管理制御部31による前記省電力状態への移行において、移行開始延長要因判定部33が移行中止トリガを検出すると、該省電力状態への移行を中止させている。
したがって、延長要因等によって、省電力への移行開始が延長されている間に、予め設定されている省電力復帰時刻になった場合、省電力復帰要因が発生した場合等のように省電力モードや主電力遮断への移行がユーザの意図によってキャンセルされたと判断できる場合等において、省電力状態への移行を中止することができ、消費電力の削減を図りつつ、利用性をより一層向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 画像処理装置
2 コントローラ
3 エンジン
4 オペレーションパネル
11 CPU
12 プログラムROM
13 RAM
14 NVRAM
15 ネットワークI/F
16 エンジンI/F
17 パネルI/F
18 バス
21 システム部
22 アプリ部
23 ネットワークI/F
24 エンジンI/F
25 パネルI/F
31 状態管理制御部
32 移行開始判定部
33 移行開始延長要因判定部
34 メモリ部
40 システム部
41 移行開始延長要因判定部
42 メモリ部
Pc ホストコンピュータ
Je 延長要因情報
Ju 非延長要因情報
特開2000−276322号公報

Claims (6)

  1. 電力状態を制御する電力制御手段と、
    前記電力制御手段による、主要各部への供給電力を遮断または削減する省電力モードあるいは主電力を遮断する主電力遮断モード等の省電力状態への移行要因である省電力移行要因の検出を行う省電力移行要因検出手段と、
    前記電力制御手段による前記省電力状態への移行の延期要因であって、ユーザによる装置の利用性に対応した延期要因を省電力延期要因として検出する省電力延期要因検出手段と、
    前記省電力移行要因検出手段が前記省電力移行要因を検出すると、前記電力制御手段に該省電力移行要因に応じた省電力状態へ移行させるとともに、少なくとも前記省電力延期要因検出手段が前記省電力延期要因を検出している間は、該電力制御手段による該省電力状態への移行を延期させる省電力移行規制手段と、
    周囲環境の照度を検知する照度検知手段と、
    前記電力制御手段による前記省電力状態への移行を中止する中止要因であって、予め設定されている省電力復帰時刻になったことを示す中止要因を検出する中止要因検出手段と、を備え、
    前記省電力延期要因検出手段は、前記省電力延期要因として、前記照度検知手段による所定照度を越える照度の検知状態を検出し、
    前記省電力移行規制手段は、前記電力制御手段による前記省電力状態への移行において、前記中止要因検出手段が、前記予め設定されている省電力復帰時刻になったことを示す前記中止要因を検出すると、該省電力状態への移行を中止する、ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理装置は、
    各種動作指示操作を行う操作手段を備え、
    前記省電力延期要因検出手段は、
    前記省電力延期要因として、前記操作手段の操作状態を検出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理装置は、
    前記画像処理装置から所定範囲の人体を検知する人体検知手段を備え、
    前記省電力延期要因検出手段は、
    前記省電力延期要因として、前記人体検知手段による人体の検知状態を検出することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記画像処理装置は、
    前記省電力延期要因に基づく前記省電力状態への移行の延期を無効にする無効要因であって、該延期の無効が前記ユーザによる装置の利用性を阻害する要因から解除されている無効要因を省電力延期無効要因として検出する省電力延期無効要因検出手段を備え、
    前記省電力移行規制手段は、
    前記省電力延期無効要因検出手段が、前記省電力延期要因に対応する前記省電力延期無効要因を検出すると、該省電力延期要因に基づく前記省電力状態への移行の延期を無効することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 電力状態を制御する電力制御処理ステップと、
    前記電力制御処理ステップによる、主要各部への供給電力を遮断または削減する省電力モードあるいは主電力を遮断する主電力遮断モード等の省電力状態への移行要因である省電力移行要因の検出を行う省電力移行要因検出処理ステップと、
    前記電力制御処理ステップによる前記省電力状態への移行の延期要因であって、ユーザによる装置の利用性に対応した延期要因を省電力延期要因として検出する省電力延期要因検出処理ステップと、
    前記省電力移行要因検出処理ステップで前記省電力移行要因が検出されると、前記電力制御処理ステップで該省電力移行要因に応じた省電力状態へ移行させるとともに、少なくとも前記省電力延期要因検出処理ステップで前記省電力延期要因が検出されている間は、該電力制御処理ステップでの該省電力状態への移行を延期させる省電力移行規制処理ステップと、
    周囲環境の照度を検知する照度検知処理ステップと、
    前記電力制御処理ステップにおける前記省電力状態への移行を中止する中止要因であって、予め設定されている省電力復帰時刻になったことを示す中止要因を検出する中止要因検出処理ステップと、を有し、
    前記省電力延期要因検出処理ステップにおいて、前記省電力延期要因として、前記照度検知処理ステップによる所定照度を越える照度の検知状態を検出し、
    前記省電力移行規制処理ステップは、前記電力制御処理ステップにおける前記省電力状態への移行において、前記中止要因検出処理ステップが前記予め設定されている省電力復帰時刻になったことを示す前記中止要因を検出したときは、該省電力状態への移行を中止する、
    を有することを特徴とする省電力制御方法。
  6. コンピュータに、
    電力状態を制御する電力制御処理と、
    前記電力制御処理による、主要各部への供給電力を遮断または削減する省電力モードあるいは主電力を遮断する主電力遮断モード等の省電力状態への移行を要求する省電力移行要因の検出を行う省電力移行要因検出処理と、
    前記電力制御処理による前記省電力状態への移行の延期要求であって、ユーザによる装置の利用性に対応した延期要因を省電力延期要因として検出する省電力延期要因検出処理と、
    前記省電力移行要因検出処理で前記省電力移行要因が検出されると、前記電力制御処理で該省電力移行要因に応じた省電力状態へ移行させるとともに、少なくとも前記省電力延期要因検出処理で前記省電力延期要因が検出されている間は、該電力制御処理での該省電力状態への移行を延期させる省電力移行規制処理と、
    周囲環境の照度を検知する照度検知処理と、
    前記電力制御処理による前記省電力状態への移行を中止する中止要因であって、予め設定されている省電力復帰時刻になったことを示す中止要因を検出する中止要因検出処理と、を実行させ、
    前記省電力延期要因検出処理が、前記省電力延期要因として、前記照度検知処理による所定照度を越える照度の検知状態を検出し、
    前記省電力移行規制処理が、前記電力制御処理による前記省電力状態への移行において、前記中止要因検出処理が、前記予め設定されている省電力復帰時刻になったことを示す前記中止要因を検出すると、該省電力状態への移行を中止する処理を実行させることを特徴とする省電力制御プログラム。
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