JPH06130788A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06130788A
JPH06130788A JP4306346A JP30634692A JPH06130788A JP H06130788 A JPH06130788 A JP H06130788A JP 4306346 A JP4306346 A JP 4306346A JP 30634692 A JP30634692 A JP 30634692A JP H06130788 A JPH06130788 A JP H06130788A
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cleaning
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face
image forming
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JP4306346A
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English (en)
Inventor
Hideo Aizawa
秀雄 相沢
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 露光装置のSLA端面における異物付着等に
よる汚れを的確に検出及び防止し、省スペース化及び低
コスト化を図った複写機を提供する。 【構成】 露光装置4のSLA4aの光出射端面の近傍
に配置した光センサー5aと光量測定装置5により、該
端面上の汚れによる散乱光を検出し、制御手段7により
光量測定装置5の出力値が基準値Aより大きくなった時
に該端面の清掃装置30を動作させ、基準値A以下にな
るまで清掃させる。また、該端面上に導電層4bを形成
し、抵抗測定端子6aと抵抗測定装置6により導電層4
bの電気抵抗を測定し、抵抗測定装置6の出力値Mが基
準範囲E〜Fから外れた時に清掃装置30を動作させて
もよい。また、該端面の清掃装置30のSLA清掃パッ
ドを、帯電装置のワイヤー清掃パッドと連動して動作す
るように構成し、複写機の主電源ON時等の非作像時に
清掃装置30を動作させてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、集
束性光伝送体を有する光照射装置を備えた画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置において、複数の発
光ダイオード(以下、LEDという)を配列したLED
アレイが、像担持体上の不必要な帯電電荷を光除電する
除電器や、該像担持体上に形成した潜像の不必要な部分
を除去するイレーサとして用いられてきた。このLED
アレイの光出射面が汚れた場合には、該LEDアレイが
該画像形成装置から簡単に取り外すことができるため、
汚れた場所を容易に清掃することができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記LEDアレイを短
焦点小径結合素子アレイ等の集束性光伝送体と組み合わ
せて、画像形成装置の光照射装置の一つである像担持体
上に潜像を形成する露光装置に用いる場合は、該集束性
光伝送体の焦点深度が浅いために像担持体の表面との距
離精度が必要となるので、該LEDアレイ及び該集束性
光伝送体を固定する固定方式を採用することが多くなっ
てきた。このため、該LEDアレイ及び該集束性光伝送
体を容易に清掃することができなくなってきた。この傾
向は、該画像形成装置が大型になればなるほど顕著にな
る。
【0004】ところで、上記LEDアレイを上記集束性
光伝送体と組み合わせて、画像形成装置の露光装置に用
いる場合、該集束性光伝送体の近傍に帯電装置があるた
め、放電生成物や空気中の異物が、該集束性光伝送体の
光入射端面や光出射端面に付着し、該LEDアレイから
の光を散乱させる現象が発生する。例えば、反転現像方
式の場合には、該集束性光伝送体の光入射端面や光出射
端面で散乱された散乱光により、像担持体上の本来の露
光領域以外にも電圧低下部が生じ、画像上の文字などの
回りに汚れが発生してしまう。このような異常画像を防
止するためには、該集束性光伝送体の光入射端面や光出
射端面への異物の付着を防止する必要があるが、該集束
性光伝送体が該画像形成装置内に固定されている場合に
は、該集束性光伝送体の端面専用の清掃装置が必要とな
る。なお、この専用の清掃装置としては、該画像形成装
置内で設置スペースを広くとらず、低コストのものが望
ましい。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その第1の目的は、光照射装置に用いる集束性
光伝送体の光入射端面や光出射端面における異物付着等
による汚れを的確に検出及び防止する画像形成装置を提
供することであり、その第2の目的は、光照射装置に用
いる集束性光伝送体の光入射端面や光出射端面における
異物付着等による汚れの清掃手段の、省スペース化及び
低コスト化を図った画像形成装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、請求項1の画像形成装置は、集束性光伝送
体を有する光照射装置、例えば像担持体上に潜像を形成
する露光装置を備えた画像形成装置において、該集束性
光伝送体の光入射端面及び光出射端面の少なくとも一方
の端面上の汚れからの散乱光を検出する光検出手段を設
けたことを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2の画像形成装置は、請求項
1の画像形成装置において、上記端面を清掃する清掃手
段と、上記光検出手段の出力値に基づいて、該清掃手段
を動作させる制御手段とを設けたこと特徴とするもので
ある。
【0008】また、請求項3の画像形成装置は、集束性
光伝送体を有する光照射装置、例えば像担持体上に潜像
を形成する露光装置を備えた画像形成装置において、該
集束性光伝送体の光入射端面及び光出射端面の少なくと
も一方の端面に透光性の導電処理を施し、かつ、該導電
処理を施した端面の電気的特性を測定する電気特性測定
手段を設けたことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項4の画像形成装置は、請求項
3の画像形成装置において、上記端面を清掃する清掃手
段と、上記電気特性測定手段の出力値に基づいて、該清
掃手段を動作させる制御手段とを設けたこと特徴とする
ものである。
【0010】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項5の画像形成装置は、像担持体上を一様に帯
電する帯電装置と、集束性光伝送体を有する光照射装
置、例えば像担持体上に潜像を形成する露光装置とを備
えた画像形成装置において、該集束性光伝送体の光入射
端面及び光出射端面の少なくとも一方の端面を清掃する
清掃部材が、該帯電装置を清掃する清掃部材と一体とな
って動く清掃手段と、非作像時において該清掃手段を動
作させる制御手段とを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】請求項1の画像形成装置においては、上記光照
射装置、例えば像担持体上に潜像を形成する露光装置の
上記集束性光伝送体の光入射端面及び光出射端面の少な
くとも一方の端面の近傍に設けた上記光検出手段によ
り、該端面上の異物付着等の汚れからの散乱光を検出す
る。ところで、該集束性光伝送体の光入射端面及び光出
射端面に異物等の付着によって汚れが生じていると、該
端面を上記像担持体上への潜像書き込み用の光や、汚れ
検出用の照射光等の光が、該汚れによって散乱される。
そして、上記汚れからの散乱光の諸特性、例えば、上記
散乱光の強度、散乱方向等が、該汚れの量に依存して変
化する。したがって、該端面上の該汚れからの散乱光を
上記光検出手段により検出し、その諸特性により、該端
面における異物等の付着による汚れの状態がわかる。例
えば、該端面からの散乱光の強度が大きい場合には、該
端面の汚れがひどく、該強度が小さい場合には、該端面
があまり汚れていないということがわかる。また、該光
検出手段を、該端面上の汚れからの散乱光を複数の位置
で検出するように構成した場合には、該複数の検出位置
おける出力値をそれぞれ比較することにより、該端面上
の汚れの場所によるバラツキ等の空間的な分布状態等が
わかる。
【0012】請求項2の画像形成装置においては、上記
制御手段により、上記端面における異物等の付着による
汚れの状態、例えば、該汚れの量に依存している上記光
検出手段の出力値に基づいて、上記清掃手段の動作を開
始させるように制御している。例えば、該出力値が該汚
れの量に略比例して大きくなるような場合には、該出力
値が予め設定した基準値Aより大きくなったときに、該
清掃手段の動作を開始させるように制御する。ここで、
該基準値Aは該端面の汚れによる画像異常が発生しない
ような値に設定され、該端面の汚れが増加してきて画像
異常が発生しようとする直前又は十分手前で、該清掃手
段による該端面の汚れの清掃動作が開始する。また、該
光検出手段を該端面上の汚れからの散乱光を複数の検出
位置で検出するように構成している場合には、例えば、
該制御手段により、該複数の検出位置のいずれか一つに
おける出力値が該基準値Aより大きくなった時に、上記
清掃手段による該端面の清掃動作を開始させるように制
御される。また、例えば、該複数の検出位置における複
数の該出力値のバラツキが、予め設定された画像異常が
発生しないような基準値Bより大きくなった時に、上記
清掃手段による該端面の清掃動作を開始させるように制
御される。以上の制御によっても、該端面のより広範囲
における汚れが増加してきて画像異常が発生しようとす
る直前又は十分手前で、該清掃手段による該端面の汚れ
の清掃動作が開始する。なお、該清掃手段は汚れを十分
に除去できるように予め設定された時間だけ動作して終
了させるように制御される。又は、該制御手段により、
該光検出手段の出力値に基づいて、例えば、該出力値が
上記基準値Aより小さくなったとき、又は該出力値が十
分に減少した汚れに対応するように基準値Aより低めに
設定された基準値Cより小さくなったときに、該制御手
段による該端面の清掃動作を終了させるように制御され
る。以上の制御により、該端面の汚れが一定以下に維持
される。
【0013】請求項3の画像形成装置においては、上記
集束性光伝送体、例えば像担持体上に潜像を形成する露
光装置の光入射端面及び光出射端面の少なくとも一方の
端面に透光性の導電処理を施すことにより、該導電処理
を施した端面における電気的特性、例えば、電気抵抗、
静電容量、パルス電圧応答、交流電圧印加時の周波数特
性を測定しやすくしている。また、該端面を導電処理す
ることにより、上記露光装置に近接して設けられた上記
帯電装置における放電等によって、該端面が帯電されに
くくなり、該端面に異物等が静電吸着することもなくな
る。ところで、該導電処理された端面に異物等の付着に
よって汚れが生じていると、該端面における電気的特性
が変化する。例えば、該端面における電気抵抗、静電容
量、パルス電圧応答、交流電圧印加時の周波数特性等の
電気的特性が、該汚れの量、大きさ、種類等に依存して
変化する。したがって、上記電気特性測定手段によって
測定した該端面の該電気的特性の変化から、該端面にお
ける異物等の付着による汚れの状態がわかる。例えば、
該端面における電気抵抗の測定値が、汚れがない場合の
初期値から大きく変化した場合には、該端面の汚れがひ
どく、該変化が小さい場合には、該端面があまり汚れて
いないということがわかる。
【0014】請求項4の画像形成装置においては、上記
制御手段により、上記導電処理を施した端面における異
物等の付着による汚れの状態、例えば、該汚れの量、大
きさ、種類等に依存している上記電気特性測定手段の出
力値に基づいて、上記清掃手段による該端面の清掃動作
を開始させるように制御している。例えば、該出力値が
該汚れの量に略比例して大きくなるような場合には、該
出力値が画像異常が発生しないように予め設定された基
準値Dより大きくなったときに、該清掃手段による該端
面の清掃動作を開始させるように制御している。又は、
該端面の汚れの種類により、該出力値が大きくなった
り、小さくなったりするような場合には、該出力値が画
像異常が発生しないように予め設定された上限値Eから
下限値Fまでの範囲から外れたときに、該清掃手段によ
る該端面の清掃動作を開始するように制御しても良い。
これにより、該端面の汚れが増加してきて画像異常が発
生しようとする直前又は十分手前で、該清掃手段による
該端面の汚れの清掃動作が開始する。なお、該清掃手段
は汚れを十分に除去できるように予め設定された時間だ
け動作して終了させるように制御される。又は、該制御
手段により、該電気特性測定手段の出力値に基づいて、
例えば、該出力値が上記基準値Dより小さくなったと
き、又は該出力値が十分に減少した汚れに対応するよう
に基準値Dより低めに設定された基準値Gより小さくな
ったときに、該制御手段による該端面の清掃動作を終了
させるように制御される。また、例えば、該出力値が十
分に減少した汚れに対応するように予め設定された上限
値Hから下限値Iまでの範囲内に入った時に、該制御手
段による該端面の清掃動作を終了させるように制御され
る。以上の制御により、該端面の汚れが一定以下に維持
される。
【0015】請求項5の画像形成装置においては、上記
集束性光伝送体、例えば像担持体上に潜像を形成する露
光装置の光入射端面及び光出射端面の少なくとも一方の
端面を清掃する清掃部材が、該帯電装置の放電部材等を
清掃する清掃部材と一体となって動くように上記清掃手
段を構成しているので、該集束性光伝送体の該端面を清
掃する清掃部材の駆動手段等を、該帯電装置の放電部材
等を清掃する清掃部材の駆動手段等と共用することがで
きる。また、上記制御手段により、非作像時、例えば、
画像形成装置の主電源をONにした後や所定枚数の作像
動作が終了した後の非作像時において、該清掃手段を動
作させるように制御しているので、作像動作に影響する
ことなく該端面の清掃を行なうことができ、該端面の汚
れが一定以下に維持される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機(以下、複写機という)の光照射装置の一つであ
る露光装置に適用した実施例について説明する。 〔実施例1〕図1は本実施例に係る複写機の帯電装置及
び露光装置周辺の概略構成図である。まず、この複写機
の概略構成及び動作について説明する。像担持体として
の感光体ドラム1は矢印方向に回転し、帯電装置である
帯電チャージャー2により、負極性に一様帯電される。
帯電チャージャー2に隣接して設けられている露光装置
4は、感光体ドラム1上に原稿の画像に対応した光像を
照射し、感光体ドラム1上に静電潜像を形成する。そし
て、感光体ドラム1上の静電潜像は、現像装置(不図
示)により現像され、転写装置(不図示)により転写紙
上に転写され、定着装置(不図示)を経て一枚のコピー
動作が終了する。一方、転写工程を経た感光体ドラム1
上には残留トナーが付着しているので、クリーニング装
置(不図示)によりクリーニングされ、その後、除電装
置(不図示)により均一に除電され、次のコピー動作に
備える。
【0017】上記帯電チャージャー2は、コロナワイヤ
ー2a、グリッドワイヤー2b、ケーシング2c等で構
成されている。このコロナワイヤー2aの表面には、コ
ロナ放電により異物が生成又は付着して、放電ムラが生
じるおそれがあるため、本実施例では、コロナワイヤー
2aを清掃する清掃装置3が設けられている。この清掃
装置3は、コロナワイヤー2aを挾み込むように設けた
一対のワイヤー清掃パッド3a、ワイヤ清掃パッド3a
を支持する一対のパッド支持アーム3b、パッド支持ア
ーム3bをコロナワイヤー2aに沿って動かす清掃駆動
部(不図示)等から構成されている。
【0018】また、上記露光装置4は、多数の発光ダイ
オード(以下、LEDという)を直線状に配列したLE
Dアレイ(不図示)、LEDアレイからの光を感光体ド
ラム1上に結像させる集束性光伝送体としての短焦点小
径結像素子アレイの一つであるセルフォックレンズアレ
イ4a(以下、SLAという)等から構成される。この
SLA4aは帯電チャージャー2や現像装置に隣接して
設けられ、さらにSLA4aの光出射端面が感光体ドラ
ム1に近接しているので、帯電チャージャー2での放電
生成物や、現像装置及び感光体ドラム1の表面から飛散
したトナー等の異物がSLA4aの光入射端面及び光出
射端面に付着し、その付着した異物により、SLA4a
を通過する光が散乱され、異常画像が発生するおそれが
ある。
【0019】そこで、本実施例では、異物付着による汚
れがより発生しやすいSLA4aの感光体ドラム1に対
向する光出射端面を清掃するSLA端面清掃手段を設け
ている。このSLA端面清掃手段は、図1に示すよう
に、SLA4aの光出射端面を摺擦するSLA清掃パッ
ド3cと、そのパッド3cを支持して動かすパッド支持
アーム3dとによって構成され、パッド支持アーム3d
はワイヤ清掃パッド3aを支持するパッド支持アーム3
bと連動して動くように、清掃装置3の本体可動部3e
に固定されている。
【0020】また、本実施例では、コロナワイヤー2a
及びSLA4aの光出射端面を清掃する清掃装置3の動
作時期を制御する制御手段7を設けている。この制御手
段7は、図1に示すように、CPU、記憶部等からなる
主制御部71、I/O部72で構成されている。主制御
部71からは、I/O部72を介して、清掃装置3の清
掃駆動部(不図示)には必要に応じて清掃駆動信号が送
られ、また、コピー枚数カウンター8及び主電源スイッ
チ9からは、コピー枚数及び主電源スイッチのON/O
FFに対応した信号が、I/O部72を介して主制御部
71に送られる。
【0021】以上、本実施例によれば、SLA清掃パッ
ド3cを支持する支持アーム3dが、帯電装置2のコロ
ナワイヤー2aを清掃する清掃装置3の本体可動部3e
に固定されているので、清掃装置3の駆動されると、ワ
イヤー清掃パッド3aがワイヤー2aを摺擦して清掃す
るとともに、SLA4aの光出射端面をSLA清掃パッ
ド3cが摺擦して清掃する。以上のように、ワイヤー清
掃パッド3aの駆動部をSLA清掃パッド3cの駆動に
利用しているので、上記SLA4aの光出射端面清掃す
るSLA端面清掃手段の構成を簡単にすることができ、
複写機の省スペース化、低コスト化を図ることができ
る。
【0022】また、複写機の主電源がONされた時、主
電源スイッチ9からI/O部72を介して主制御部71
に主電源ONに対応する信号が送られ、又は、コピー枚
数カウンター8からは、I/O部71を介して主制御部
71にコピー枚数に対応する信号が送られる。そして、
複写機の主電源がONされた時、又は所定の枚数、例え
ばコピー枚数が1000枚終わった度ごとに、主制御部
71からI/O部72を介して清掃装置3の清掃駆動部
(不図示)に清掃駆動信号が送られ、帯電装置2のコロ
ナワイヤー3a上をワイヤ清掃パッド3aが一往復し、
その動作と連動して露光装置4のSLA4aの光出射端
面上をSLA清掃パッド3cが一往復して清掃が行なわ
れる。以上のように、複写機の主電源がONされた時、
又は所定枚数のコピー終了ごとに、コロナワイヤー3a
及びSLA4aの光出射端面の清掃が自動的に行なわ
れ、常に、コロナワイヤー3a及びSLA4aの光出射
端面での異物等の付着を一定以下に抑えられ、異常画像
の発生を防止することができる。
【0023】〔実施例2〕次に、本発明に係る他の実施
例について説明する。図2は本実施例に係る複写機の露
光装置周辺の概略構成図である。図1に示す実施例1と
同様な装置等には同一の符号を付しており、それらの機
能も同様であるので説明を省略する。本実施例では、露
光装置4のSLA4aの光出射端面の汚れを検知するた
めに、該光出射端面上の汚れからの散乱光の強度を検出
する光検出手段を設けている。該光検出手段は、該光出
射端面上の汚れからの散乱光を検知し電気信号に変換す
るフォトダイオード等の光センサー5a、光センサー5
aに光検知用の電源を供給し、光センサー5aからの電
気信号を散乱光の強度に比例するような電気信号に変換
して出力する光量測定装置5により構成されている。な
お、光センサー5aが1個の場合は、SLA4aの光出
射端面の一番汚れが激しい箇所の近傍に配置され、光セ
ンサー5aが複数個の場合には、SLA4aの光出射端
面近傍の異なる場所に分散させて配置できる。本実施例
では、2個の光センサー5aを、感光体ドラム1の回転
軸方向における異なる位置のSLA4aの光出射端面近
傍に配置している。
【0024】また、本実施例では、上記光量測定装置5
からの出力値と予め設定した基準値とを比較して、その
比較結果に基づいて、SLA4aの光出射端面の清掃を
する清掃装置30を制御する制御手段7を設けている。
この制御手段7は、図2に示清掃装置30を制御する制
御手段7を設けている。この制御手段7は、図2に示す
ように、CPU、記憶部等からなる主制御部71、I/
O部72で構成されている。光量測定装置5の出力信号
は、I/O部72を介して主制御部71に送られ、ま
た、主制御部71からは、I/O部72を介して、清掃
装置30に必要に応じて清掃駆動信号が送られる。な
お、主制御部71の記憶部には、異常画像が発生しない
上限の汚れがSLA4aの光出射端面にあった場合の散
乱光の強度に対応した基準値Aが記憶されている。
【0025】次に、図3の制御のフローチャートに基づ
いて、SLA4aの光出射端面の汚れの検出及び清掃動
作の制御について説明する。まず、この制御のフローチ
ャートがスタートすると、露光装置4のLED(不図
示)が発光させられる(ステップ1)。LEDからの光
は、SLA4a内を通過し、その際に光出射端面の汚れ
によって散乱される。散乱された光は、2個の光センサ
ー5a(1),5a(2)によって検知され、光量測定
装置5によって、それぞれの光センサーに入射した散乱
光の強度が測定される(ステップ2)。そして、1個目
の光センサー5a(1)へ入射した散乱光の強度に対応
した光量測定装置5の出力値が、I/O部72を介して
主制御部71に入力され、基準値Aと大小関係が比較さ
れる(ステップ3)。上記ステップ3において該出力値
が基準値A以下の場合には、2個目の光センサー5a
(2)へ入射した散乱光の強度に対応した光量測定装置
5の出力値が、I/O部72を介して主制御部71に入
力され、基準値Aと大小関係が比較される(ステップ
4)。上記ステップ3において該出力値が基準値Aより
大きい場合、又は上記ステップ4において該出力値が基
準値Aより大きい場合には、清掃装置30が駆動され、
SLA清掃パッド(不図示)が、SLA4aの光出射端
面上を感光体ドラム1の回転方向に沿って一往復摺擦し
ながら動いて清掃し、ステップ1のLED発光に戻る
(ステップ5)。上記フローチャートは、上記ステップ
4において該出力値が基準値A以下になるまで、すなわ
ち上記フローチャートは、光センサー5a(1)及び光
センサー5a(2)に対応した該出力値が両方共に基準
値A以下になるまで繰り返されて終了する。
【0026】以上、本実施例によれば、光センサー5
a、光量測定装置5などからなる上記光検出手段によ
り、露光装置4のSLA4aの光出射端面の汚れからの
散乱光の強度を検出しているので、その散乱光の強度の
検出値により、該光出射端面における汚れの状態を知る
ことができ、該端面の清掃開始時期、及び清掃終了時期
を的確に判断することができる。また、光量測定装置5
の出力値に基づく上記制御により、露光装置4のSLA
4aの光出射端面の汚れが、一定以下になるように維持
されるので、異常画像の発生を防止できる。
【0027】〔実施例3〕次に、本発明に係る、さらに
他の実施例について説明する。図4は本実施例に係る複
写機の露光装置周辺の概略構成図である。図1に示す実
施例1と同様な装置等には同一の符号を付しており、そ
れらの機能も同様であるので説明を省略する。本実施例
では、露光装置4のSLA4aの光出射端面に透光性の
導電層4bを設けて導電処理を施し、該光出射端面の汚
れを検知するために、該光出射端面の導電層4bの電気
抵抗を測定する電気特性測定手段を設けている。該電気
特性測定手段は、該光出射端面の導電層4bの感光体ド
ラム1の回転軸方向における端部に、接離自在に設けら
れた抵抗測定端子6a、抵抗測定端子6aを通して導電
層4bの電気抵抗を測定する抵抗測定装置6により構成
されている。ここで、上記抵抗測定端子6aは、導電層
4bの電気抵抗を測定するときのみ、導電層4bに接触
するように構成されている。また、上記抵抗測定装置6
は、例えば、抵抗測定端子6aを通して導電層4bに直
流の定電流を流し、抵抗測定端子6a間の電圧降下を測
定することにより、導電層4bの電気抵抗を測定するよ
うに構成でき、又はAC抵抗計などを用いてもよい。
【0028】また、本実施例では、上記抵抗測定装置6
からの出力値と予め設定した基準値とを比較して、その
比較結果に基づいて、SLA4aの光出射端面の清掃を
する清掃装置30を制御する制御手段7を設けている。
この制御手段7は、図4に示すように、CPU、記憶部
等からなる主制御部71、I/O部72で構成されてい
る。抵抗測定装置6の出力信号は、I/O部72を介し
て主制御部71に送られ、また、主制御部71からは、
I/O部72を介して、清掃装置30に必要に応じて清
掃駆動信号が送られる。なお、該導電層4bの表面にに
汚れがない場合には、導電層4bの電気抵抗値は106
Ωcm程度であるが、導電層4bの表面が徐々に汚れてい
くと、導電層4bの電気抵抗が変化していき、大きくな
ったり、又は小さくなったりするので、主制御部71の
記憶部には、異常画像が発生しない上限又は下限の汚れ
がSLA4aの光出射端面にあった場合の導電層4bの
電気抵抗に対応した範囲の下限基準値E及び上限基準値
Fが記憶されている。
【0029】次に、図4の制御のフローチャートに基づ
いて、SLA4aの光出射端面の汚れの検出及び清掃動
作の制御について説明する。まず、この制御のフローチ
ャートがスタートすると、抵抗測定端子6aが導電層4
bの両端に接触し、抵抗測定装置6により導電層4bの
電気抵抗が測定される(ステップ1)。そして、抵抗測
定装置6による測定値Mが、I/O部72を介して主制
御部71に入力され、下限基準値E及び上限基準値Fと
大小関係が比較される(ステップ2)。上記ステップ2
において測定値Mが下限基準値E以下、又は上限基準値
F以上の場合には、清掃装置30が駆動され、SLA清
掃パッド(不図示)が、SLA4aの光出射端面上を感
光体ドラム1の回転方向に沿って一往復摺擦しながら動
いて清掃し、ステップ1の導電層4bの電気抵抗の測定
に戻る(ステップ3)。上記フローチャートは、上記ス
テップ2において測定値Mが下限基準値Eと上限基準値
Fとの間の範囲内に入るまで繰り返されて終了する。
【0030】以上、本実施例によれば、露光装置4のS
LA4aの光出射端面に透光性の導電層4bを設けて導
電処理を施しているので、該光出射端面が隣接する帯電
装置における高圧放電により帯電されにくくなり、した
がって、該光出射端面に異物等が静電吸着しにくくする
ことができる。また、抵抗測定端子6a、抵抗測定装置
6などからなる上記電気特性測定手段により、該光出射
端面の導電層4bの電気抵抗を測定しているので、その
測定値により、該光出射端面における汚れの状態を知る
ことができ、該端面の清掃開始時期、及び清掃終了時期
を的確に判断することができる。また、抵抗測定装置6
の出力値に基づく上記制御により、露光装置4のSLA
4aの光出射端面の汚れが、一定以下になるように維持
されるので、異常画像の発生を防止できる。
【0031】なお、本実施例では、複写機の光照射装置
の一つである露光装置の場合についてい説明してきた
が、本発明は、イレーサ、光除電器等における光照射装
置にも適用できる。また、上記集束性光伝送体として、
短焦点小径結像素子アレイであるSLA4aを用いた場
合を説明したが、該集束性光伝送体としてプラスチック
レンズアレイ、ルーフミラーレンズアレイ(RLM
A)、オプチカルファイバーアレイ等を用いた場合に
も、同様な効果が得られる。
【0032】また、本実施例では、SLA4aの光出射
端面の汚れを検知及び清掃するように構成しているが、
SLA4aの光入射端面の汚れ、又は両端面の汚れを検
知及び清掃するように構成してもよい。
【0033】また、上記実施例2では、SLA4aの光
出射端面からの散乱光の強度を測定することにより、該
光出射端面の汚れを検知しているが、散乱光の散乱方
向、位相等の変化により、該光出射端面の汚れを検知し
てもよい。また、汚れによる光散乱以外にも、光が照射
された該光出射端面の汚れから放射される二次的な光
(蛍光、燐光等)の強度、放射方向、波長等を測定し
て、該光出射端面の汚れを検知してもよい。
【0034】また、上記実施例2では、光センサー5a
(1),5a(2)により測定したSLA4aの光出射
端面からの散乱光強度の複数の測定値のいずれかが、基
準値Aより大きくなった時に、該光出射端面の清掃を行
なうように制御しているが、該複数の測定値のバラツキ
が予め設定した基準値より大きくなったときに、該光出
射端面の清掃を行なうように制御してもよい。
【0035】また、上記実施例3では、SLA4aの光
出射端面の導電層4bの電気抵抗を測定しているが、導
電層4b静電容量、パルス電圧応答、交流電圧印加時の
周波数特性等の電気的特性を測定して、該光出射端面の
汚れを検知するように構成してもよい。
【0036】また、上記実施例1を上記実施例2又は3
と組み合わせて構成してもよい。すなわち、実施例1の
清掃装置3を、実施例2又は3における清掃装置30と
して用いてもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1の画像形成装置によれば、上記
光検出手段により、上記光照射装置、例えば上記露光装
置の上記集束性光伝送体の光出射端面及び光入射端面の
少なくとも一つの汚れからの散乱光の強度を検出してい
るので、その散乱光の強度、散乱方向等の検出値によ
り、該光出射端面における汚れの状態を知ることがで
き、該端面の清掃開始時期、及び清掃終了時期を的確に
判断することができるという効果がある。
【0038】請求項2の画像形成装置によれば、上記光
検出手段の出力値に基づく上記制御により、上記露光装
置の上記集束性光伝送体の光出射端面及び光入射端面の
少なくとも一つの汚れが、一定以下になるように維持さ
れるので、異常画像の発生を防止できるという効果があ
る。
【0039】請求項3の画像形成装置によれば、上記光
照射装置、例えば上記露光装置の上記集束性光伝送体の
光出射端面及び光入射端面の少なくとも一つに導電処理
を施しているので、該端面が隣接する帯電装置における
高圧放電により帯電されにくくなり、したがって、周辺
に存在する異物等を静電吸着しにくくすることができる
という効果がある。また、上記電気特性測定手段によ
り、該端面の導電処理を施した表面の電気抵抗、電気抵
抗、静電容量、パルス電圧応答、交流電圧印加時の周波
数特性等の電気的特性を測定しているので、その測定値
により、該端面における汚れの状態を知ることができ、
該端面の清掃開始時期、及び清掃終了時期を的確に判断
することができるという効果がある。
【0040】請求項4の画像形成装置によれば、上記電
気測定手段の出力値に基づく上記制御により、該端面の
汚れが、一定以下になるように維持されるので、異常画
像の発生を防止できるという効果がある。
【0041】請求項5の画像形成装置によれば、上記光
照射装置、例えば上記露光装置の上記集束性光伝送体の
光入射端面及び光出射端面の少なくとも一方の端面を清
掃する清掃部材が、該帯電装置の放電部材等を清掃する
清掃部材と一体となって動くように上記清掃手段を構成
しているので、該集束性光伝送体の該端面を清掃する清
掃部材の駆動手段等を、該帯電装置の放電部材等を清掃
する清掃部材の駆動手段等と共用することができる。し
たがって、該清掃手段の構成を簡単にすることができ、
省スペース化、低コスト化を図ることができるという効
果がある。また、上記制御手段により、非作像時、例え
ば、画像形成装置の主電源をONにした後や所定枚数の
作像動作が終了した後の非作像時において、該清掃手段
を動作させるように制御しているので、作像動作に影響
することなく該端面の清掃を行なうことができ、該端面
の汚れが一定以下に維持され、異常画像の発生を防止す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る複写機の帯電装置及び露光装置
周辺の概略構成図。
【図2】実施例2に係る複写機の露光装置周辺の概略構
成図。
【図3】実施例2の係る複写機のSLA端面の汚れの検
知及び清掃の制御のフローチャート。
【図4】実施例3に係る複写機の露光装置周辺の概略構
成図。
【図5】実施例3の係る複写機のSLA端面の汚れの検
知及び清掃の制御のフローチャート。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電装置 2a コロナワイヤー 3,30 清掃装置 3a ワイヤー清掃パッド 3b ワイヤーパッド支持アーム 3c SLA清掃パッド 3d SLAパッド支持アーム 4 露光装置 4a SLA 4b 導電層 5 光量測定装置 5a 光センサー 6 抵抗測定装置 6a 抵抗測定端子 7 制御手段 71 主制御部 72 I/O部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/036 A 8721−5C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集束性光伝送体を有する光照射装置を備え
    た画像形成装置において、 該集束性光伝送体の光入射端面及び光出射端面の少なく
    とも一方の端面上の汚れからの散乱光を検出する光検出
    手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記端面を清掃する清掃手段と、上記光検
    出手段の出力値に基づいて、該清掃手段を動作させる制
    御手段とを設けたこと特徴とする請求項1の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】集束性光伝送体を有する光照射装置を備え
    た画像形成装置において、 該集束性光伝送体の光入射端面及び光出射端面の少なく
    とも一方の端面に透光性の導電処理を施し、かつ、該導
    電処理を施した端面の電気的特性を測定する電気特性測
    定手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】上記端面を清掃する清掃手段と、上記電気
    特性測定手段の出力値に基づいて、該清掃手段を動作さ
    せる制御手段とを設けたこと特徴とする請求項3の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】像担持体上を一様に帯電する帯電装置と、
    集束性光伝送体を有する光照射装置とを備えた画像形成
    装置において、 該集束性光伝送体の光入射端面及び光出射端面の少なく
    とも一方の端面を清掃する清掃部材が、該帯電装置を清
    掃する清掃部材と一体となって動く清掃手段と、非作像
    時において該清掃手段を動作させる制御手段とを設けた
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP4306346A 1992-10-20 1992-10-20 画像形成装置 Withdrawn JPH06130788A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001092316A (ja) * 1999-09-20 2001-04-06 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2005091734A (ja) * 2003-09-17 2005-04-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US8019241B2 (en) 2007-08-27 2011-09-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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