JP2013156385A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストダウンを図りつつ、各帯電部材のクリーニングをユーザに効果的に知らせることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】画像形成装置は、第1〜第3感光体(感光体ドラム51)をコロナ放電により帯電させる第1〜第3帯電部材(ワイヤ電極521)と、並列接続された第1、第2帯電部材に電圧を印加する第1電圧印加手段(第1帯電バイアス印加回路111)と、第3帯電部材に電圧を印加する第2電圧印加手段(第2帯電バイアス印加回路112)と、第1、第2帯電部材を流れた電流のうち最小の電流が所定電流値となるように第1電圧印加手段を制御する制御装置130を備える。制御装置130は、第1、第2帯電部材のうち1つを流れた電流が上限値を超えると、第1電圧印加手段の電圧を下げ、第1、第2帯電部材をクリーニングすることを示す情報を、第3感光体を用いて記録シートに印刷するエラー印刷制御を実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の感光体をそれぞれコロナ放電により帯電させる複数の帯電部材を備えた画像形成装置に関する。
従来、並列に接続した複数の帯電部材に対して1つの共通電源を接続してコストダウンを図る技術が知られている(特許文献1参照)。
特開平3−142483号公報
ところで、前述した技術では、1つの帯電部材にシリカが付着しすぎると、当該帯電部材の抵抗が上がって帯電部材に流れる電流の値が下がるので、当該帯電部材によって感光体ドラムを良好に帯電させることができなくなる。帯電部材に流れる電流の値が下がると、当該帯電部材によって帯電される感光体ドラムの表面電位も低下し、現像ローラ上のトナーが感光体ドラムの非露光部分に移動するといった、いわゆる、かぶりを生ずる可能性がある。
これに対し、かぶりを効果的に防止すべく、各帯電部材に流れる電流のうち最小値となる電流が所定電流値となるように定電流制御することが考えられる。しかしながら、この場合、各帯電部材間でのシリカの付着量に差があると、シリカの付着量の小さいものに過電流が生じる可能性がある。そのため、各帯電部材を同じタイミングで清掃することが望まれる。また、この際、清掃指示の視認性向上に対する要望もある。
そこで、本発明は、コストダウンを図りつつ、各帯電部材のクリーニングをユーザに効果的に知らせることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、現像剤を担持する第1現像剤担持体、第2現像剤担持体および第3現像剤担持体と、各現像剤担持体に対して設けられる第1感光体、第2感光体および第3感光体と、各感光体に対して設けられ、各感光体をコロナ放電により帯電させる第1帯電部材、第2帯電部材および第3帯電部材と、第1帯電部材、および第1帯電部材と並列に接続された第2帯電部材に電圧を印加する第1電圧印加手段と、第3帯電部材に電圧を印加する第2電圧印加手段と、第1帯電部材を流れた電流および第2帯電部材を流れた電流のうち最小値となる電流が所定電流値となるように第1電圧印加手段を制御する制御装置を備える。
そして、制御装置は、第1帯電部材および第2帯電部材のいずれか1つを流れた電流の絶対値が上限値を超えた場合に、第1電圧印加手段の電圧の絶対値を下げ、第1帯電部材および第2帯電部材をクリーニングすることを示す情報を、第3感光体を用いて記録シートに印刷するエラー印刷制御を実行する。
この構成によれば、第1帯電部材および第2帯電部材のいずれか1つを流れた電流の値が上限値を超えた場合には、制御装置が第1帯電部材および第2帯電部材の両方をクリーニングすることを印刷によりユーザに伝えるため、各帯電部材を均等にクリーニングすることができ、各帯電部材に流れる電流値を略同じ値にすることができる。また、少なくとも3つの帯電部材に対して2つの電圧印加手段を設ければよいので、帯電部材の数と同じ数の電圧印加手段を設ける構造に比べ、コストダウンを図ることができる。
また、第1帯電部材および第2帯電部材のいずれか1つを流れた電流の値が上限値を超えた場合には、第1電圧印加手段の電圧を下げることで、エラー印刷制御時において第1帯電部材および第2帯電部材に過剰な電流が流れるのを抑制することができる。さらに、印刷によりクリーニングを指示するため、ユーザへわかりやすく伝えることができる。たとえば、エラーの内容やエラー解除の仕方等も効果的に伝えることが可能となる。さらに、液晶ディスプレイ等のような表示手段に比べ、記録シートにエラー解除の仕方等が印刷されるので、ユーザは記録シートを好きな場所(エラー原因となる帯電部材の近く)に移動し、そのクリーニング作業を効率よく進めることができる。
また、前記した構成において、第1感光体に対して、第1現像剤担持体を接触または離間させる第1接離機構と、第2感光体に対して、第2現像剤担持体を接触または離間させる第2接離機構とが設けられる場合には、制御装置は、エラー印刷制御時に、第1電圧印加手段の電圧をゼロにし、第1現像剤担持体を第1感光体から離間するように第1接離機構を制御し、第2現像剤担持体を第2感光体から離間するように第2接離機構を制御してもよい。
これによれば、エラー印刷制御時には、第1現像剤担持体および第2現像剤担持体が第1感光体および第2感光体から離間するので、印刷を行わない方の各現像剤担持体から各感光体に現像剤が移るのを抑えることができる。また、第1電圧印加手段の電圧をゼロにするので、エラー印刷制御時において第1帯電部材および第2帯電部材に過剰な電流が流れるのをより抑制することができる。
また、前記した構成において、第1現像剤担持体に電圧を印加する第3電圧印加手段と、第2現像剤担持体に電圧を印加する第4電圧印加手段とが設けられる場合には、制御装置は、エラー印刷制御時に、第1現像剤担持体の電位の絶対値が、第1感光体の電位の絶対値よりも小さくなるように、第3電圧印加手段を制御し、第2現像剤担持体の電位の絶対値が、第2感光体の電位の絶対値よりも小さくなるように、第4電圧印加手段を制御してもよい。
これによれば、エラー印刷制御時には、第1現像剤担持体および第2現像剤担持体の電位の絶対値が第1感光体および第2感光体の電位の絶対値よりも小さくなるので、印刷を行わない方の各現像剤担持体から各感光体に現像剤が移るのを抑えることができる。
また、前記した構成において、第1感光体に接触して第1感光体上の異物を除去する第1クリーニング部材と、第1クリーニング部材に電圧を印加する第5電圧印加手段と、第2感光体に接触して第2感光体上の異物を除去する第2クリーニング部材と、第2クリーニング部材に電圧を印加する第6電圧印加手段とが設けられる場合には、制御装置は、エラー印刷制御時に、第1電圧印加手段の電圧をゼロにし、第1感光体の電位の絶対値が、第1現像剤担持体の電位の絶対値よりも大きくなるように、第5電圧印加手段を制御し、第2感光体の電位の絶対値が、第2現像剤担持体の電位の絶対値よりも大きくなるように、第6電圧印加手段を制御してもよい。
これによれば、エラー印刷制御時には、電圧が印加された各クリーニング部材により各感光体の電位の絶対値が、各現像剤担持体の電位の絶対値よりも大きくなるので、印刷を行わない方の各現像剤担持体から各感光体に現像剤が移るのを抑えることができる。また、第1電圧印加手段の電圧をゼロにするので、エラー印刷制御時において第1帯電部材および第2帯電部材に過剰な電流が流れるのをより抑制することができる。
また、前記した構成において、第3感光体には、ブラックの現像剤が供給されるのが望ましい。
これによれば、エラー印刷制御により印刷される情報を視認しやすくすることができる。
本発明によれば、コストダウンを図りつつ、クリーニングすべき帯電部材をユーザに知らせることができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の一例としてのカラープリンタの概略構成を示す図である。 帯電器周りの構成を示す図である。 3つの現像ローラを離間した状態を示す図である。 エラー印刷制御に移行する前の制御装置の動作を示すフローチャートである。 エラー印刷制御時における制御装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る帯電器周りの構成を示す図である。 第2の実施形態に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る帯電器周りの構成を示す図である。 第3の実施形態に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。
[第1の実施形態]
次に、本発明の第1の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1の概略構成を説明した後、本発明の特徴部分に係るカラープリンタ1の詳細な構成について説明する。
また、以下の説明において、方向は、カラープリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における左側を「前」、右側を「後」とし、手前側を「右」、奥側を「左」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<カラープリンタの全体構成>
図1に示すように、カラープリンタ1は、本体筐体10と、アッパーカバー11と、用紙Sを供給する給紙部20と、供給された用紙Sに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Sを排出する排紙部90とを主に備えている。
アッパーカバー11は、本体筐体10の上部に設けられ、後側の回動軸12を中心として前側が本体筐体10に対し上下に回動することで、本体筐体10の上面に形成された開口10Aを開閉する。開口10Aは、本体筐体10の内部に収容された部材をメンテナンスするための開口である。
なお、内部に収容された部材のメンテナンスの具体例としては、後述するプロセスユニット50(帯電器52)などを新しいものに交換することや、帯電器52(ワイヤ電極521)をクリーニングすることなどを挙げることができる。ちなみに、帯電器52をクリーニングするための具体的な方法や構成などは公知であるので、本明細書においては詳細な説明を省略する。
給紙部20は、本体筐体10内の下部に設けられ、用紙Sを収容する給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Sを画像形成部30に供給する用紙供給機構22とを主に備えている。給紙トレイ21内の用紙Sは、用紙供給機構22によって1枚ずつ分離されて画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスユニット50と、転写ユニット70と、定着ユニット80とを主に備えて構成されている。
LEDユニット40は、アッパーカバー11に保持部14を介して揺動可能に支持されており、アッパーカバー11を閉じた状態において感光体ドラム51の上方に対向して配置される。このLEDユニット40は、画像データに基づいて先端の発光部(LED)が明滅することで、帯電後の感光体ドラム51の表面を露光する。
プロセスユニット50は、アッパーカバー11と給紙トレイ21との間で前後方向に沿って並列配置されており、アッパーカバー11を開いたときに露出する本体筐体10の開口10Aから、本体筐体10に対し略上下方向に着脱(交換)可能に装着される構成となっている。
プロセスユニット50は、感光体の一例としての感光体ドラム51と、帯電器52と、現像剤担持体の一例としての現像ローラ53と、供給ローラ54と、層厚規制ブレード55と、現像剤の一例としての正帯電性のトナーを収容するトナー収容部56と、クリーニング部材の一例としてのクリーニングローラ57とを主に備えている。
プロセスユニット50は、ブラック用、イエロー用、マゼンタ用およびシアン用の各色のトナーが入った50K,50Y,50M,50Cの符号で示すものが用紙Sの搬送方向上流からこの順で並んで配置されている。なお、本明細書および図面において、トナーの色に対応した感光体ドラム51、帯電器52、現像ローラ53、クリーニングローラ57などを特定する場合には、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのそれぞれに対応させて、K、Y、M、Cの記号を付することとする。
感光体ドラム51は、導電性を有する円筒状のドラム本体の表面(外周面)に感光層が形成されるとともに、ドラム本体に導通する回転軸が接地(図2参照)された公知の感光体である。
帯電器52は、各感光体ドラム51に対応して設けられており、帯電部材の一例としてのワイヤ電極521と、グリッド電極522とを主に有している。この帯電器52は、帯電バイアス(電圧)が印加されることでコロナ放電を発生させ、対応する感光体ドラム51の表面を現像ローラ53に印加される現像バイアスよりも大きい正の電位に帯電させる。
現像ローラ53は、各感光体ドラム51に対応して設けられており、表面にトナーを担持している。この現像ローラ53は、正の現像バイアスが印加された状態で感光体ドラム51と摺接したときに、対応する感光体ドラム51(感光体ドラム51の表面のうち、露光によって表面電位が現像バイアスよりも小さくなった部分)にトナーを供給する。
クリーニングローラ57は、各感光体ドラム51に対応して設けられており、感光体ドラム51に接触して感光体ドラム51上の異物(紙粉やトナー等)を除去している。具体的に、通常の印刷制御時において、クリーニングローラ57には、感光体ドラム51の表面電位よりも小さなクリーニングバイアスが印加されている。
転写ユニット70は、給紙トレイ21とプロセスユニット50との間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、駆動ローラ71と従動ローラ72の間に張設された無端状の搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを主に備えている。搬送ベルト73は、外側の面が各感光体ドラム51に接しており、その内側には各転写ローラ74が各感光体ドラム51との間で搬送ベルト73を挟持するように配置されている。
定着ユニット80は、プロセスユニット50および転写ユニット70の後方に設けられ、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置されて加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを主に備えている。
画像形成部30では、感光体ドラム51の表面が、帯電器52により一様に帯電された後、LEDユニット40により露光されることで、感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。
また、トナー収容部56内のトナーは、供給ローラ54を介して現像ローラ53に供給され、現像ローラ53と層厚規制ブレード55との間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ53上に担持される。なお、このような過程において、トナーは、現像ローラ53と供給ローラ54の間や、現像ローラ53と層厚規制ブレード55の間などで正に摩擦帯電される。
そして、現像ローラ53上に担持されたトナーが感光体ドラム51の露光部分に供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。その後、給紙部20から供給された用紙Sが、感光体ドラム51と搬送ベルト73(転写バイアスが印加された転写ローラ74)の間を搬送されることで、感光体ドラム51上に形成されたトナー像が用紙S上に転写される。トナー像が転写された用紙Sは、加熱ローラ81と加圧ローラ82の間を搬送されることでトナー像が熱定着される。
なお、カラープリンタ1において、カラー画像を形成する場合は、すべてのプロセスユニット50の感光体ドラム51にトナー像が形成され、用紙Sが感光体ドラム51と搬送ベルト73の間を搬送されるときに、各色のトナー像が用紙S上に順次重ね合わせて転写される。一方、ブラックのトナーのみでモノクロ画像を形成する場合は、ブラックのトナーを収容するプロセスユニット50の感光体ドラム51のみにトナー像が形成され、用紙Sが感光体ドラム51と搬送ベルト73の間を搬送されるときに、ブラックのトナー像が用紙S上に転写される。
排紙部90は、定着ユニット80から搬出された用紙Sを案内するための排紙経路91と、用紙Sを搬送する複数の搬送ローラ92とを主に備えている。トナー像が熱定着された用紙S(画像が形成された用紙S)は、搬送ローラ92によって排紙経路91を搬送され、本体筐体10の外部に排出されて排紙トレイ13上に載置される。
<カラープリンタの詳細構成>
図2に示すように、カラープリンタ1は、帯電バイアス印加装置110と、4つの接離機構200と、制御装置130とをさらに備えている。
なお、本実施形態では、ブラックのトナーを収容するプロセスユニット50Kの現像ローラ53K、感光体ドラム51Kおよびワイヤ電極521Kが、「第3現像剤担持体」、「第3感光体」および「第3帯電部材」に相当する。また、イエローのトナーを収容するプロセスユニット50Yの現像ローラ53Y、感光体ドラム51Yおよびワイヤ電極521Yが、「第1現像剤担持体」、「第1感光体」および「第1帯電部材」に相当する。
さらに、マゼンタ、シアンのトナーを収容するプロセスユニット50M,50Cの現像ローラ53M,53C、感光体ドラム51M,51Cおよびワイヤ電極521M,521Cが、「第2現像剤担持体」、「第2感光体」および「第2帯電部材」に相当する。つまり、本実施形態では、第2現像剤担持体、第2感光体および第2帯電部材が2つずつ設けられている。
帯電バイアス印加装置110は、第1電圧印加手段の一例としての第1帯電バイアス印加回路111と、第2電圧印加手段の一例としての第2帯電バイアス印加回路112と、4つの定電圧回路D1,D2,D3,D4と、4つの電流検出部R1,R2,R3,R4とを主に備えて構成されている。
第1帯電バイアス印加回路111は、並列に接続された3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cに接続されており、各ワイヤ電極521Y,521M,521Cに共通の帯電バイアス(電圧)を印加する回路である。また、第2帯電バイアス印加回路112は、ブラック用のワイヤ電極521Kに接続されており、このワイヤ電極521Kに帯電バイアスを印加する回路である。
本実施形態においては、ワイヤ電極521Y,521M,521Cに第1帯電バイアス印加回路111が接続され、ワイヤ電極521Kのみに第2帯電バイアス印加回路112が接続されているので、ワイヤ電極521Kに印加する帯電バイアスを個別に制御することができるようになっている。なお、ワイヤ電極521に帯電バイアスを印加する回路の具体的な構成などは公知であるので、本明細書においては詳細な説明を省略する。
定電圧回路D1〜D4は、例えば、直列に接続された3つのツェナーダイオードから構成されており、各帯電器52のグリッド電極522に印加する電圧を定電圧化する回路である。また、電流検出部R1〜R4は、例えば、抵抗器から構成されており、一端が対応する定電圧回路D1〜D4に接続されるとともに、他端が接地されている。
接離機構200は、感光体ドラム51に対して現像ローラ53を接触または離間させる機構であり、4つの現像ローラ53に対応して1つずつ設けられている。具体的には、例えば、接離機構200としては、直線的に移動可能な直動カムと、直動カムを進退させるためのギヤやモータを有する駆動機構とを備えるものを採用することができる。この場合、直動カムを現像ローラ53から離しておけば、現像ローラ53を付勢部材によって感光体ドラム51に接触させることができ、直動カムを前進させて現像ローラ53を付勢部材の付勢力に抗して押圧することで感光体ドラム51から離間することができる。
なお、本実施形態では、複数の接離機構200のうち、イエローに対応した接離機構200Yが、「第1接離機構」に相当し、マゼンタ、シアンに対応した2つの接離機構200M,200Cが、「第2接離機構」に相当する。つまり、本実施形態では、第2接離機構が2つ設けられている。
また、本実施形態では、4つの現像ローラ53に対応して1つずつ接離機構200を設けているが、本発明はこれに限定されず、例えば、複数の現像ローラに対して共通の1つの接離機構を設けてもよい。つまり、第1接離機構と第2接離機構は、一体に構成されていてもよい。
制御装置130は、図示しないCPU、RAM、ROM、入出力インターフェースなどを備えて構成されており、予め設定されたプログラムなどに従ってカラープリンタ1の各部、例えば、帯電バイアス印加装置110などを制御する。この制御装置130は、本発明に関連する機能部として、帯電電流検知手段131と、帯電バイアス制御手段132とを主に備えている。
帯電電流検知手段131は、4つの各ワイヤ電極521に流れた帯電電流を個別に検知する機能を有している。具体的に、帯電電流検知手段131は、配線を介し、各定電圧回路D1〜D4と、当該定電圧回路D1〜D4に対応する電流検出部R1〜R4との間に接続されており、各ワイヤ電極521に流れた帯電電流(詳しくは、各グリッド電極522に流れた帯電電流)の大きさに比例した電圧が入力されるようになっている。これにより、帯電電流検知手段131は、入力された電圧を読み取ることで、各ワイヤ電極521に流れた帯電電流を検知することができるようになっている。
このように4つの各ワイヤ電極521に流れた帯電電流を個別に検知することで、各ワイヤ電極521の汚れ具合(シリカの付着の度合い)を制御装置130で把握することが可能となっている。
帯電バイアス制御手段132は、帯電電流検知手段131の検知結果に基づいて、第1帯電バイアス印加回路111および第2帯電バイアス印加回路112を制御することで、各帯電器52に印加する帯電バイアスを制御する機能を有している。具体的に、帯電バイアス制御手段132は、並列接続された3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cを流れた各帯電電流のうち最小値となる帯電電流が所定電流値となるように第1帯電バイアス印加回路111を制御している。すなわち、シリカの付着により帯電電流は小さくなる傾向にあるが、その際、最小値となる帯電電流が所定値となるように第1帯電バイアス印加回路111の電圧値を大きくする制御を行う。また、帯電バイアス制御手段132は、ブラックのワイヤ電極521Kに流れた帯電電流が所定電流値となるように第2帯電バイアス印加回路112を制御している。
制御装置130は、並列接続された3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cのいずれか1つを流れた帯電電流の絶対値が上限値を超えた場合に、3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cのすべてをクリーニングすることを示す情報を、ブラック用の感光体ドラム51Kを用いて用紙Sに印刷するエラー印刷制御を実行するようになっている。ここで、上限値は、実験やシミュレーション等により適宜設定することができる。
これにより、ユーザは、並列接続された3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cを均等にクリーニングするので、クリーニング後の印刷制御時において、3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cに流れる各帯電電流の電流値を略同じ値にすることが可能となっている。また、用紙Sにエラー情報を印刷するので、カラープリンタ1に液晶ディスプレイ等を設ける必要がなく、コストダウンを図ることが可能となっている。
前述したエラー印刷制御時において、帯電バイアス制御手段132は、第1帯電バイアス印加回路111の帯電バイアス(以下、第1帯電バイアスともいう。)をゼロにする制御を実行するようになっている。このようにエラー印刷制御時において、第1帯電バイアスをゼロにすることで、ブラック以外の3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cに過剰な帯電電流が流れるのを抑制することが可能となっている。
また、制御装置130は、エラー印刷制御時において、ブラック以外の3つの接離機構200Y,200M,200Cを制御して、図3に示すように、ブラック以外の3つの現像ローラ53Y,53M,53Cをそれぞれ各感光体ドラム51Y,51M,51Cから離間させる制御を実行する。これにより、エラー印刷制御時において、印刷を行わない方の3つの現像ローラ53Y,53M,53Cがそれぞれ各感光体ドラム51Y,51M,51Cから離間するので、各現像ローラ53Y,53M,53Cから各感光体ドラム51Y,51M,51Cにトナーが移るのを抑えることが可能となっている。
詳しく説明すると、第1帯電バイアスをゼロにした場合には、ブラック以外の3つの感光体ドラム51Y,51M,51Cの表面電位が下がり、各現像ローラ53Y,53M,53Cの表面電位が各感光体ドラム51Y,51M,51Cの表面電位よりも高くなるので、各現像ローラ53から各感光体ドラム51へのトナーの不本意な移動(非露光部への移動)が起こる。しかし、本発明では、帯電バイアスがゼロとなった方の感光体ドラム51から現像ローラ53を離間させるので、トナーの不本意な移動を抑えることができ、印刷を行わない方の感光体ドラム51で用紙Sを汚してしまう、いわゆる、かぶりといった問題を抑えることが可能となっている。
次に、制御装置130の制御について、図4および図5に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。まずは、並列接続された3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cに対応した制御について説明する。
制御装置130は、通常の印刷制御中において、図4に示すフローチャートを繰り返し実行している。この制御において、制御装置130は、まず、ブラック以外の3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cに流れた各帯電電流の値を検出する(S1)。
ステップS1の後、制御装置130は、検出した各電流値のうちのいずれか1つが上限値を超えたか否かを判断する(S2)。ステップS2において、制御装置130は、いずれか1つの電流値が上限値を超えた場合には(Yes)、エラー印刷制御を実行し(S3)、すべての電流値が上限値以下の場合には(No)、そのまま本制御を終了する。
図5に示すように、エラー印刷制御において、制御装置130は、まず、第1帯電バイアスをゼロにし(S11)、ブラック以外の3つの現像ローラ53Y,53M,53Cを各感光体ドラム51Y,51M,51Cから離間させる(S12)。ステップS12の後、制御装置130は、ブラック用の感光体ドラム51Kを用いて、3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cをクリーニングすることを示すエラーメッセージを用紙Sに印刷して(S13)、本制御を終了する。
具体的に、ステップS13では、制御装置130は、図示せぬ記憶装置に記憶されているエラーメッセージに関する露光用データを記憶装置から取得し、この露光用データに基づいてブラック用のLEDユニット40を制御する。そして、制御装置130は、通常の印刷制御時と同様に第2帯電バイアス印加回路112等を制御することで、ブラック用の各部材でエラーメッセージを用紙Sに印刷する。
なお、ブラック側のエラーメッセージを報知するための制御は、前述した制御とは逆に、ブラック以外の3つの感光体ドラム51Y,51M,51Cを用いてエラーメッセージを報知するようにすればよい。つまり、ブラック側の制御は、図4および図5と略同じフローチャートで行うことができる。
具体的には、ブラック側の制御では、図4に示すステップS1の処理を、ブラック側のワイヤ電極521Kの電流値を検出する処理に代え、ステップS2の処理を電流値が所定の下限値以下(帯電バイアスが所定の上限値以上)になったか否かを判断する処理に代えればよい。また、ブラック側の制御では、図5に示すステップS11の処理を、ブラック側の帯電バイアスをゼロにする処理に代え、ステップS12の処理を、ブラック側の現像ローラ53Kを離間させる処理に代え、ステップS13の処理を、3つの感光体ドラム51Y,51M,51Cを用いてエラーメッセージを行う処理に代えればよい。
以上、本実施形態によれば、前述した効果の他、以下のような効果を得ることができる。
4つのワイヤ電極521に対して2つの帯電バイアス印加回路111,112を設ければよいので、例えば4つのワイヤ電極に対して4つの帯電バイアス印加回路を設ける構造に比べ、コストダウンを図ることができる。
並列接続された3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cのいずれかが汚れている場合に行われるエラー印刷制御において、ブラックのトナーで印刷を行うように構成したので、用紙Sに印刷されるエラーメッセージを視認しやすくすることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第1の実施形態の構造を一部変更したものであるため、第1の実施形態と略同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
第2の実施形態では、第1の実施形態のようにエラー印刷制御時において現像ローラ53を感光体ドラム51から離間させる代わりに、エラー印刷制御時において現像ローラ53に印加する現像バイアス(電圧)を制御することで、エラー印刷制御時におけるかぶりを抑える構造となっている。具体的には、図6に示すように、制御装置130は、第1の実施形態と同様の帯電電流検知手段131を備える他、第1の実施形態とは少し異なる制御を行う帯電バイアス制御手段132´と、各現像ローラ53に現像バイアスを印加する現像バイアス印加装置120を制御する現像バイアス制御手段133を備えている。
なお、現像バイアス印加装置や現像バイアス制御手段は、通常の印刷制御を行うのに必要なため、第1の実施形態のカラープリンタ1にも設けられてはいるが、第1の実施形態では公知のものを用いればよいため、説明は省略している。
現像バイアス印加装置120は、4つの現像ローラ53に対応して設けられ、それぞれ、対応する現像ローラ53に接続されている。この現像バイアス印加装置120は、対応する現像ローラ53に、当該現像ローラ53が担持するトナーの色(帯電性能)に応じた現像バイアス(電圧)を印加する装置である。なお、現像ローラ53に現像バイアスを印加する装置の具体的な構成などは公知であるので、本明細書においては詳細な説明を省略する。
また、本実施形態では、複数の現像バイアス印加装置120うち、イエローに対応した現像バイアス印加装置120Yが、「第3電圧印加手段」に相当し、マゼンタ、シアンに対応した2つの現像バイアス印加装置120M,120Cが、「第4電圧印加手段」に相当する。つまり、本実施形態では、第4電圧印加手段が2つ設けられている。
帯電バイアス制御手段132´は、第1の実施形態とは異なり、エラー印刷制御時において、第1帯電バイアスをゼロにするのではなく、第1帯電バイアスをゼロよりも大きな値(前回値よりも小さな値)まで下げる制御を実行する。
現像バイアス制御手段133は、通常の印刷制御時における公知の現像バイアスの制御を実行することに加え、本発明特有の制御を実行可能となっている。具体的に、現像バイアス制御手段133は、エラー印刷制御時において、ブラック以外の3つの現像ローラ53Y,53M,53Cの表面電位の絶対値が、これらに対応した各感光体ドラム51Y,51M,51Cの表面電位の絶対値よりも小さくなるように、ブラック以外の3つの現像バイアス印加装置120Y,120M,120Cを制御する。
つまり、現像バイアス制御手段133は、エラー印刷制御時において第1帯電バイアスが下げられて、ブラック以外の各感光体ドラム51Y,51M,51Cの表面電位が下がった場合に、この下がった表面電位よりも各現像ローラ53Y,53M,53Cの表面電位が小さくなるように、各現像バイアス印加装置120Y,120M,120Cを制御する。
具体的には、制御装置130は、図7に示すようなフローチャートに従って制御を実行する。つまり、制御装置130は、図5に示すフローチャートのステップS11,S12の処理に代えて、新たなステップS21,S22を加えたフローチャートに従って制御を実行する。
具体的に、制御装置130は、ステップS21において、第1帯電バイアスを下げ、ステップS22において、ブラック以外の3つの現像ローラ53Y,53M,53Cに印加する現像バイアスを下げる。なお、ステップS21,S22を行う順番は、逆であってもよいし、同時であってもよいが、本実施形態とは逆にステップS22→ステップS21の順で行う方が、確実に、各現像ローラ53から各感光体ドラム51へのトナーの移動を抑えることができる。
また、ステップS21においては、実験やシミュレーション等によって予め決めた電圧値となるように、第1帯電バイアスを下げればよい。
さらに、ステップS22においても、実験やシミュレーション等によって予め決めた電圧値となるように、ブラック以外の3つの現像ローラ53Y,53M,53Cの現像バイアスを下げればよい。なお、ステップS22においては、各感光体ドラム51Y,51M,51Cの表面電位をセンサで検出し、この検出値に基づいて各現像バイアスを下げてもよい。
これによれば、エラー印刷制御時には、ブラック以外の各現像ローラ53Y,53M,53Cの表面電位の絶対値が各感光体ドラム51Y,51M,51Cの表面電位の絶対値よりも小さくなるので、印刷を行わない方の各現像ローラ53Y,53M,53Cから各感光体ドラム51Y,51M,51Cにトナーが移るのを抑えて、かぶりを抑えることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第1の実施形態の構造を一部変更したものであるため、第1の実施形態と略同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
第3の実施形態では、第1の実施形態のようにエラー印刷制御時において現像ローラ53を感光体ドラム51から離間させる代わりに、エラー印刷制御時においてクリーニングローラ57に印加するクリーニングバイアス(電圧)を制御することで、エラー印刷制御時におけるかぶりを抑える構造となっている。具体的には、図8に示すように、制御装置130は、第1の実施形態と同様の帯電電流検知手段131および帯電バイアス制御手段132を備える他、各クリーニングローラ57にクリーニングバイアスを印加するクリーニングバイアス印加装置140を制御するクリーニングバイアス制御手段134を備えている。
なお、クリーニングバイアス印加装置やクリーニングバイアス制御手段は、通常の印刷制御を行うのに必要なため、第1の実施形態のカラープリンタ1にも設けられてはいるが、第1の実施形態では公知の構成を用いればよいため、説明は省略している。
クリーニングバイアス印加装置140は、4つのクリーニングローラ57に対応して設けられ、それぞれ、対応するクリーニングローラ57に接続されている。このクリーニングバイアス印加装置140は、対応するクリーニングローラ57に、当該クリーニングローラ57で回収するトナーの色(帯電性能)に応じたクリーニングバイアスを印加する装置である。なお、クリーニングローラ57にクリーニングバイアスを印加する装置の具体的な構成などは公知であるので、本明細書においては詳細な説明を省略する。
なお、本実施形態では、複数のクリーニングローラ57のうち、イエローに対応したクリーニングローラ57Yが、「第1クリーニング部材」に相当し、複数のクリーニングバイアス印加装置140うち、イエローに対応したクリーニングバイアス印加装置140Yが、「第5電圧印加手段」に相当する。また、マゼンタ、シアンに対応した2つのクリーニングローラ57M,57Cが、「第2クリーニング部材」に相当し、マゼンタ、シアンに対応した2つのクリーニングバイアス印加装置140M,140Cが、「第6電圧印加手段」に相当する。つまり、本実施形態では、第2クリーニング部材および第6電圧印加手段が、2つずつ設けられている。
クリーニングバイアス制御手段134は、通常の印刷制御時における公知のクリーニングバイアスの制御を実行することに加え、本発明特有の制御を実行可能となっている。具体的に、クリーニングバイアス制御手段134は、前述したエラー印刷制御時において、ブラック以外の3つの感光体ドラム51Y,51M,51Cの表面電位の絶対値が、これらに対応した各現像ローラ53Y,53M,53Cの表面電位の絶対値よりも大きくなるように、ブラック以外の3つのクリーニングバイアス印加装置140Y,140M,140Cを制御する。
つまり、クリーニングバイアス制御手段134は、エラー印刷制御時において帯電バイアスがゼロにされて、ブラック以外の各感光体ドラム51Y,51M,51Cの表面電位が下がった場合に、各クリーニングローラ57Y,57M,57Cを介して各感光体ドラム51Y,51M,51Cの表面電位を上げるように、各クリーニングバイアス印加装置140Y,140M,140Cを制御する。
具体的には、制御装置130は、図9に示すようなフローチャートに従って制御を実行する。つまり、制御装置130は、図5に示すフローチャートのステップS12の処理に代えて、ブラック以外の3つのクリーニングローラ57Y,57M,57Cに印加するクリーニングバイアスを上げる処理(S32)を実行するように構成されている。
なお、このステップS32においては、実験やシミュレーション等によって予め決めた電圧値となるように、ブラック以外の3つのクリーニングローラ57Y,57M,57Cのクリーニングバイアスを変更してもよい。また、各感光体ドラム51Y,51M,51Cの表面電位をセンサで検出し、この検出値に基づいて各クリーニングバイアスを変更してもよい。
これによれば、エラー印刷制御時には、ブラック以外の各感光体ドラム51Y,51M,51Cの表面電位の絶対値が、各現像ローラ53Y,53M,53Cの表面電位の絶対値よりも大きくなるので、印刷を行わない方の各現像ローラ53Y,53M,53Cから各感光体ドラム51Y,51M,51Cにトナーが移るのを抑えて、かぶりを抑えることができる。
なお、本発明は前記各実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記第1、第3の実施形態では、エラー印刷制御時において第1帯電バイアスをゼロにすることとしたが、本発明はこれに限定されず、各3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cを流れた帯電電流の絶対値が上限値を超えない程度であれば、第1帯電バイアスの絶対値をゼロよりも大きい値にしてもよい。
前記実施形態では、現像剤として正帯電性のトナーを例示したが、本発明はこれに限定されず、負帯電性のトナーであってもよい。なお、この場合には、前述した電圧の正負の関係を逆にすればよい。
前記実施形態では、感光体として感光体ドラム51を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばベルト状の感光体であってもよい。
前記実施形態では、帯電部材としてワイヤ電極521を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばワイヤ状でない部材であってもよい。
前記実施形態では、クリーニング部材としてクリーニングローラ57を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばローラ状でない部材であってもよい。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、記録シートとして、厚紙、はがき、薄紙などの用紙Sを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
前記実施形態では、並列接続された3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cのうち一部のワイヤ電極521がクリーニングされた場合には、3つのすべてのワイヤ電極521Y,521M,521Cをクリーニングするように指示することとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、並列接続された複数のワイヤ電極のうち一部のワイヤ電極がクリーニングされた場合には、クリーニングされていない残りのワイヤ電極をクリーニングするように指示してもよいし、並列接続されていないワイヤ電極を含めて画像形成装置内にあるすべてのワイヤ電極をクリーニングするように指示してもよい。
前記実施形態では、ブラック(K)を個別電源(第2帯電バイアス印加回路112)とし、3色(Y,M,C)を共通電源(第1帯電バイアス印加回路111)とした例を記載したが、Cを省略し、Kを個別電源とし、Y、Mの二つのみを共通電源とした3色のプリンタとしてもよい。この場合、Yが第1帯電部材、Mが第2帯電部材となる。
前記実施形態では、Kを個別電源とする例を示したが、Kではなく、他の色、例えば、Yを個別電源とし、K、M、Cを共通電源としてもよい。
1 カラープリンタ
51 感光体ドラム
53 現像ローラ
110 帯電バイアス印加装置
111 第1帯電バイアス印加回路
112 第2帯電バイアス印加回路
130 制御装置
131 帯電電流検知手段
132 帯電バイアス制御手段
521 ワイヤ電極
S 用紙

Claims (5)

  1. 現像剤を担持する第1現像剤担持体と、
    前記第1の現像剤担持体に対して設けられる第1感光体と、
    前記第1感光体に対して設けられ、前記第1感光体をコロナ放電により帯電させる第1帯電部材と、
    現像剤を担持する第2現像剤担持体と、
    前記第2現像剤担持体に対して設けられる第2感光体と、
    前記第2感光体に対して設けられ、前記第2感光体をコロナ放電により帯電させる第2帯電部材と、
    現像剤を担持する第3現像剤担持体と、
    前記第3現像剤担持体に対して設けられる第3感光体と、
    前記第3感光体に対して設けられ、前記第3感光体をコロナ放電により帯電させる第3帯電部材と、
    前記第1帯電部材、および前記第1帯電部材と並列に接続された前記第2帯電部材に電圧を印加する第1電圧印加手段と、
    前記第3帯電部材に電圧を印加する第2電圧印加手段と、
    前記第1帯電部材を流れた電流および前記第2帯電部材を流れた電流のうち最小値となる電流が所定電流値となるように前記第1電圧印加手段を制御する制御装置と、を備えた画像形成装置であって、
    前記制御装置は、
    前記第1帯電部材および前記第2帯電部材のいずれか1つを流れた電流の絶対値が上限値を超えた場合に、前記第1電圧印加手段の電圧の絶対値を下げ、前記第1帯電部材および前記第2帯電部材をクリーニングすることを示す情報を、前記第3感光体を用いて記録シートに印刷するエラー印刷制御を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1感光体に対して、前記第1現像剤担持体を接触または離間させる第1接離機構と、
    前記第2感光体に対して、前記第2現像剤担持体を接触または離間させる第2接離機構と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記エラー印刷制御時に、前記第1電圧印加手段の電圧をゼロにし、前記第1現像剤担持体を前記第1感光体から離間するように前記第1接離機構を制御し、前記第2現像剤担持体を前記第2感光体から離間するように前記第2接離機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1現像剤担持体に電圧を印加する第3電圧印加手段と、
    前記第2現像剤担持体に電圧を印加する第4電圧印加手段と、を備え、
    前記制御装置は、前記エラー印刷制御時に、前記第1現像剤担持体の電位の絶対値が、前記第1感光体の電位の絶対値よりも小さくなるように、前記第3電圧印加手段を制御し、前記第2現像剤担持体の電位の絶対値が、前記第2感光体の電位の絶対値よりも小さくなるように、前記第4電圧印加手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1感光体に接触して第1感光体上の異物を除去する第1クリーニング部材と、
    前記第1クリーニング部材に電圧を印加する第5電圧印加手段と、
    前記第2感光体に接触して第2感光体上の異物を除去する第2クリーニング部材と、
    前記第2クリーニング部材に電圧を印加する第6電圧印加手段と、を備え、
    前記制御装置は、前記エラー印刷制御時に、前記第1電圧印加手段の電圧をゼロにし、前記第1感光体の電位の絶対値が、第1現像剤担持体の電位の絶対値よりも大きくなるように、前記第5電圧印加手段を制御し、前記第2感光体の電位の絶対値が、第2現像剤担持体の電位の絶対値よりも大きくなるように、前記第6電圧印加手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記第3感光体には、ブラックの現像剤が供給されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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