JP5984980B2 - 電子部品用Snめっき材 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品、特にコネクタや端子等の導電性ばね材として好適なSnめっき材に関する。
端子やコネクタ等の導電性ばね材として、Snめっきを施した銅又は銅合金条(以下、「Snめっき材」という)が用いられている。一般的に、Snめっき材は、連続めっきラインにおいて脱脂および酸洗の後、電気めっき法によりCu下地めっき層を形成し、次に電気めっき法によりSn層を形成し、最後にリフロー処理を施しSn層を溶融させる工程で製造される。
近年、電子・電気部品の回路数増大により、回路に電気信号を供給するコネクタの多極化が進んでいる。Snめっき材は、その軟らかさからコネクタの接点においてオスとメスを凝着させるガスタイト(気密)構造が採られるため、金めっき等で構成されるコネクタに比べ、1極当たりのコネクタの挿入力が高い。このためコネクタの多極化によるコネクタ挿入力の増大が問題となっている。
例えば、自動車組み立てラインでは、コネクタを嵌合させる作業は、現在ほとんど人力で行われる。コネクタの挿入力が大きくなると、組み立てラインで作業者に負担がかかり、作業効率の低下に直結する。このことから、Snめっき材の挿入力の低減が強く望まれている。
また、一般的に、端子やコネクタの組み立てラインでは、表面欠陥を検出するための検出器が設置されており、欠陥は端子表面に光を照射し、その反射光を検出することで機能する。したがって、高精度で欠陥を検出するためには端子に表面光沢が高いこと、つまり導電性ばね材の表面光沢が高いことが求められる。
一般的なSnめっき材は、銅合金にCu、Snを順に電気めっきした後、リフロー処理を行うことにより、Sn層が溶融し、母材から表面にかけて、Cu層、Cu−Sn合金層、Sn層の順の構造となり、高い表面光沢が得られる。
コネクタの挿入力を低減するための方法として、特許文献1には、Cu−Ni−Si系銅合金に予め粗化処理を施し、その後、Cu、Snを順に電気めっき、240〜360℃、1〜12秒のリフロー処理を行うことにより、Sn系表面層の平均厚みを0.4〜1.0μm以下とし、Cu−Sn合金層の一部を最表面に露出させ、Cuの一部をNi及びSiに置換することでCu−Sn合金層の表面粗さRaを0.3μm以上、Rvkを0.5μm以上とすることで、低挿抜性を実現する技術が開示されている。
特許文献2には、Cu−Ni−Si系銅合金にCu、Snを順に電気めっき、240〜360℃、1〜12秒のリフロー処理を行うことにより、Cu−Sn合金層のCuの一部をNi及びSiに置換することでCu−Sn合金層の表面粗さRvkが0.2μmを超え、Cu−Sn合金層を最表面に露出させ、その面積率を10〜40%、Sn系表面層の平均厚みを0.2〜0.6μmとすることで低挿抜性を実現する技術が開示されている。
特許文献3には、Cu、Snの順に電気めっきを施した銅合金を、300〜900℃のリフロー炉内を3〜20秒通過させることで、母材から表面にかけてCu濃度を減少させ、Cu−Sn合金層中に部分的にSnまたはSn合金を分散させることで低挿抜性及び高耐熱性を両立させる技術が開示されている。
特許文献4には、Cu−Ni−Si系銅合金にCu、Snを順に電気めっき、240〜360℃まで昇温し、6〜12秒保持した後、急冷するリフロー処理を行うことにより、Cu−Sn合金層のCuの一部をNi及びSiに置換することでCu−Sn合金層の尖がり度Rkuが3を超え、Cu−Sn合金層を最表面に露出させ、その面積率を10〜40%、Sn系表面層の平均厚みを0.2〜0.4μmとすることで低挿抜性及び高耐熱性を両立させる技術が開示されている。
特開2014−208878号公報 特許第5263435号公報 特許第5355935号公報 特開2013−049909号公報
このように、端子やコネクタの挿入力を低減させるには、Cu−Sn合金層の一部をSnめっき材の最表面に露出させることが有効である。しかしながら、Cu−Sn合金層が最表面に露出すると、Snめっき材の表面粗さが増大し良好な表面光沢が得られないため、端子やコネクタの組み立てラインにて表面欠陥の検出が困難である。本発明者らが知る限り、低挿抜性且つ良好な表面光沢が得られる発明は見当たらなかった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであって、コネクタや端子等の導電性ばね材として低挿抜性且つ良好な表面光沢を有するSnめっき材を提供することを目的とする。
本発明者が鋭意研究した結果、低挿抜性且つ良好な表面光沢を得るためには、Snめっき材の最表面に露出したCu−Sn合金層の結晶粒径を微細化することが有効であることを見出した。
リフロー処理にてCu−Sn合金層をSnめっき材の最表面に露出させると、Cu−Sn合金層の断面形状はドーム状であるため、リフロー処理にて溶融したSnはCu−Sn合金層の形状に沿って湯流れが発生し、リフロー処理後のSnめっき材の表面粗さが増加し表面光沢は劣化する。
したがって、露出したCu−Sn合金層の結晶粒径を微細化させることで、リフロー処理にて発生するSn層の湯流れを軽減し、低挿抜性且つ良好な表面光沢を得ることができる。
すなわち、本発明は、
(1)銅又は銅合金条の基材上にリフロー処理を施したSnめっき層を有するSnめっき材であって、リフローSnめっき層は上側のSn層と下側のCu−Sn合金層で構成され、Snめっき層の厚みが0.2〜0.8μmであり、Snめっき材の圧延直角方向の表面粗さRaが0.05μm以下、RSmが20μm以下であり、最表面に露出したCu−Sn合金層の面積率が5〜40%であり、表面から観察したときの前記露出したCu−Sn合金層の結晶粒径が3μm以下であることを特徴とするSnめっき材。
(2)銅又は銅合金条の基材上がCu下地めっき層、又はNi下地めっき層、又はNi及びCuをこの順に積層したNi/Cu二層下地めっき層で被覆されており、その上にリフローSnめっき層を有する(1)のSnめっき材。
(3)銅又は銅合金条の基材上にSnめっき、又はCu、Snめっき層をこの順で形成した後に、リフロー処理することにより、基材上にCu−Sn合金層を介してSn層を形成したSnめっき材を製造する方法であって、前記Cuめっき層の厚みを0〜0.5μm、前記Snめっき層の厚みを0.5〜1.5μmとし、前記リフロー処理を温度400〜600℃で1〜30秒加熱した後、20〜90℃の冷却水を噴霧し、次いで20〜90℃の水槽に投入することを特徴とするSnめっき材の製造方法。
(4)銅又は銅合金条の基材上にNi、Cu、Snめっき層をこの順で形成した後に、リフロー処理することにより、基材上にNi下地めっき層、又はNi/Cu二層下地めっき層で被覆され、Cu−Sn合金層を介してSn層を形成したSnめっき材を製造する方法であって、前記Niめっき層を0.05〜3μm、前記Cuめっき層の厚みを0.05〜0.5μm、前記Snめっき層の厚みを0.5〜1.5μmとし、前記リフロー処理を温度400〜600℃で1〜30秒加熱した後、20〜90℃の冷却水を噴霧し、次いで20〜90℃の水槽に投入することを特徴とするSnめっき材の製造方法。
(5)(1)又は(2)の何れかに記載されたSnめっき材を備えた電子部品。
本発明に係るSnめっき材では、特に自動車及び電子部品等に使用される端子において、接合時の挿入力が低く、端子組み立て時の表面検査を高い精度で実施できる。
鏡面反射率測定方法の説明図である。 動摩擦係数測定方法の説明図である。 接触子先端の加工方法の説明図である。 本発明のSnめっき材のSEM反射電子像である。
以下、本発明に係るSnめっき材の一実施形態について説明する。なお、本発明において%とは、特に断らない限り、質量%を示すものとする。
(1)基材の組成
Snめっき材の基材となる銅条としては、純度99.9%以上のタフピッチ銅、無酸素銅を用いることができ、又、銅合金条としては要求される強度や導電性に応じて公知の銅合金を用いることができる。公知の銅合金としては、例えば、Cu−Sn−P系合金、Cu−Zn系合金、Cu−Ti系合金、Cu−Ni−Si系合金、Cu−Sn−Zn系合金、Cu−Zr系合金等が挙げられる。
(2)Snめっき層
銅又は銅合金条の表面には、リフロー処理を施したSnめっき層が形成されている。Snめっき層は基材表面に直接、又は下地めっきを介してめっきされる。下地めっきとしては、Cu下地めっき、又はNi、Cuの順にめっきしてCu/Ni二層下地めっきとしてもよい。リフロー処理後のSn層のめっき厚みは0.2〜0.8μmとする。好ましくは0.3〜0.7μm、更に好ましくは0.4〜0.6μmとする。Sn層のめっき厚みが小さすぎると、後記Cu−Sn合金層の面積率が大き過ぎてしまい、リフロー処理後のSnめっき層の圧延直角方向の表面粗さRa、及び/又はRSmが大きくなり過ぎてしまい良好な表面光沢が得られない。反対に、Sn層のめっき厚みが大き過ぎると、後記Cu−Sn合金層の面積率が小さくなり過ぎとなり挿入力が低減されない。
(3)Cu−Sn系合金層
前記Snめっき後にリフロー処理を施すと、基材及び/又はCu下地めっき層のCuがSnめっき層に拡散し、Snめっき層の下側にCu−Sn合金層が形成される。通常はCu6Sn5、及び/又はCu3Snの組成を有しているが、上記した下地めっきの成分や、基材を銅合金としたときの添加元素を含んでもよい。
Snめっき材の最表面に露出したCu−Sn合金層の結晶粒径は3μm以下とする。好ましくは2.5μm以下、更に好ましくは2μm以下とする。結晶粒径が大きくなり過ぎると、リフロー処理後のSnめっき層の圧延直角方向の表面粗さRa、及び/又はRSmが大きくなり過ぎてしまい良好な表面光沢が得られない。結晶粒径の下限は本発明の効果が発揮される範囲では特に制限されないが、製造上、0.1μm未満は困難である。
Snめっき材の最表面に露出したCu−Sn合金層の面積率は5〜40%とする。好ましくは8〜35%、更に好ましくは10〜30%とする。面積率が小さくなり過ぎると、挿入力が低減されない。反対に、面積率が大きくなり過ぎると、リフロー処理後のSnめっき層の圧延直角方向の表面粗さRa、及び/又はRSmが大きくなり過ぎてしまい良好な表面光沢が得られない。
(4)表面粗さ
リフロー処理後のSnめっき材の最表面において圧延直角方向の表面粗さRaは0.05μm以下、RSmは20μm以下とする。好ましくはRaが0.03μm以下、RSmが15μm以下、更に好ましくはRaが0.02μm以下、RSmが12μm以下とする。この圧延直角方向の表面粗さRa、及び/又はRSmが大きくなり過ぎると、良好な表面光沢は得られない。表面粗さの下限は本発明の効果が発揮される範囲では特に制限されないが、製造上、Raが0.001μm未満、RSmが1μm未満は困難である。
(5)製造方法
本発明の実施形態に係るSnめっき材は、連続めっきラインにおいて、基材である銅又は銅合金条の表面を脱脂および酸洗の後、電気めっき法により下地めっき層を形成し、次に公知の電気めっき法によりSn層を形成し、最後にリフロー処理を施しSn層を溶融させる工程で製造することができる。下地めっき層は省略しても良い。
Cu下地めっきは行わなくても良いが、Cu下地めっきを行う場合、その厚みは0.5μm以下とする。好ましくは0.4μm以下、更に好ましくは0.35μm以下とする。厚みが大き過ぎると、露出したCu−Sn合金層の結晶粒径が大きくなり過ぎ、リフロー処理後のSnめっき層の圧延直角方向の表面粗さRa、及びRSmが大きくなり過ぎてしまい良好な表面光沢が得られない。
耐熱性の向上のために、Cu下地めっきの前にNi下地めっきを行ってもよい。この場合、Ni下地めっきの厚みは特に制限されないが、厚みが0.05μmを下回るとNi下地めっきの効果が発揮されず、3μmを超えると、経済性が悪いだけでなく、曲げ加工性の劣化を招く。そのためNi下地めっきの厚みは0.05〜3μmが好ましい。また、Ni下地めっき後のCu下地めっきの厚みは特に制限されないが、厚みが0.05μmを下回る、又は0.5μmを超えると、Ni下地めっき後のCu下地めっきの効果が発揮されない。そのためNi下地めっき後のCu下地めっきの厚みは0.05〜0.5μmが好ましい。
Snめっきの厚みは0.5〜1.5μmとする。好ましくは0.6〜1.2μm、更に好ましくは0.7〜1.1μmとする。Snめっきの厚みが小さすぎると、リフロー処理後のSn層の厚みが小さくなり過ぎてしまい、結果として、Cu−Sn合金層の面積率が大きくなり過ぎてしまい、リフロー処理後のSnめっき層の圧延直角方向の表面粗さRa及び/又はRSmが大きくなり過ぎてしまい良好な表面光沢が得られない。反対に、Snめっきの厚みが大きくなり過ぎると、リフロー処理後のSn層の厚みが大きくなり過ぎになり、Cu−Sn合金層の面積率が小さくなり過ぎてしまい挿入力が低減されない。
リフロー処理は、Snめっき材を炉内温度400〜600℃で1〜30秒加熱した後、20〜90℃の冷却水をSnめっき材の表面に噴霧し、次いで20〜90℃の水槽にSnめっき材を投入する方法で行う。
加熱温度が400℃、及び/又は加熱時間が1秒を下回ると、最表面に露出したCu−Sn合金層の面積率が5%未満になり、挿入力が低減されない。反対に、加熱温度が600℃、及び/又は加熱時間が30秒を超えると、最表面に露出したCu−Sn合金層の結晶粒径が3μmを超え、その面積率が40%を超え、圧延直角方向の表面粗さRaが0.05μm、及び/又はRSmが20μmを超え、良好な表面光沢が得られない。
更に、加熱後に冷却水を噴霧する理由は次の通りである。加熱されためっき材の表面に噴霧された水粒子が付着し、その部分は急冷され、Cu−Sn合金層の成長は抑制される。一方、水粒子が付着しなかった部分は急冷されず、Cu−Sn合金層の成長は抑制されない。したがって、加熱後のめっき表面に局所的な冷却速度の差を生じさせることができ、めっき材の表面に露出したCu−Sn合金層の結晶粒径を微細化させることができる。
以下に実施例を示すが、以下の実施例に本発明が限定されることを意図するものではない。
タフピッチ銅を原料とし、表1に示す割合(質量%)となるように各元素を添加したインゴットを鋳造し、900℃以上で厚さ10mmまで熱間圧延を行い、表面の酸化スケールを面削した後、冷間圧延と熱処理とを繰り返し、厚み0.2mmの板(基材)に仕上げた。
次に、この基材の表面を脱脂及び酸洗の後、電気めっき法によりNiめっき層、Cuめっき層の順に下地めっき層を形成し、場合によってはNi下地めっき及びCu下地めっきを省略し、次に電気めっき法によりSnめっき層を形成した。Ni下地めっきを施す場合は硫酸浴(液温約50℃、電流密度5A/dm2)で電気めっきし、Ni下地めっきの厚みを0.3μmとした。Cu下地めっきを施す場合は硫酸浴(液温約25℃、電流密度30A/dm2)で電気めっきした。Snめっきは、フェノールスルホン酸浴(液温約35℃、電流密度12A/dm2)で電気めっきした。Cu下地めっき及びSnめっきの各めっき厚みは電着時間を調整することで調整した。
次に、350〜650℃に加熱した炉中にて1〜30秒加熱した後、70℃の冷却水を霧状にして噴きかけた後、70℃の水槽へ投入した。一部の実施例については加熱した後、霧状の水冷を行わずに70℃の水槽へ投入した。
このようにして得られた各Snめっき材について、諸特性の評価を行った。
(1)Snめっき厚み
CT−1型電解式膜厚計(株式会社電測製)を用い、Snめっき層の厚みを測定した。
(2)表面粗さ
コンフォーカル顕微鏡(Lasertec(株)社製HD100)を用い、JIS B 0601に準拠してSnめっき材の圧延直角方向の表面粗さRa及びRSmを測定した。
(3)表面に露出したCu−Sn合金層の面積率
FE−SEM(日本FEI(株)製XL30SFEG)を用いて、750倍の倍率で0.017mm2の視野の反射電子像を観察した。表面に露出したCu−Sn合金層は、Sn層に比較して暗い画像となるため、この像を2値化し、Cu−Sn合金層の面積を求めることで面積率を算出した。2値化は、高度レンジ255中170に設定して行った。
(4)最表面に露出したCu−Sn合金層の結晶粒径
FE−SEM(日本FEI(株)製XL30SFEG)を用いて、2000倍の倍率で露出したCu−Sn合金層の反射電子像を観察した。その後、Cu−Sn合金層を無作為に10個選択し、各Cu−Sn合金層が含まれる最大円の直径をそれぞれ求め、10個の最大円の直径平均値をCu−Sn合金層の結晶粒径とした。
(5)表面光沢
デジタル変角光沢度計(日本電測工業(株)製VG−1D)を用いて、Snめっき材の鏡面反射率を測定した。図1に示すように、投光部から入射角30°で光を入射させ、Snめっき材に角度30°で反射した光を受光部で検出することでSnめっき材の鏡面反射率を測定した。投光部から直接受光させたときの鏡面反射率が100%であるため、この数値が高いほどSnめっき材の表面光沢は良好となる。
(6)動摩擦係数
挿入力の評価として動摩擦係数を測定した。図2に示すように、Snめっき材の板試料を試料台上に固定し、そのSnめっき面に接触子を荷重Wで押し付けた。次に、移動台を水平方向に移動させ、このとき接触子に作用する抵抗荷重Fをロードセルにより測定した。そして、動摩擦係数μをμ=F/Wより算出した。
Wは4.9Nとし、接触子の摺動速度(試料台の移動速度)は50mm/minとした。摺動は板試料の圧延方向に対し平行な方向に行った。摺動距離は100mmとし、この間のFの平均値を求めた。
接触子は、上記板試料と同じSnめっき材を用い、図3に示すように作製した。すなわち、直径7mmのステンレス球を試料に押し付けて、板試料と接触する部分を半球状に成形した。
実施例を表2及び表3に示す。図4は発明例4のSnめっき材の表面のSEM反射電子像である。Snめっき材の最表面に微細なCu−Sn合金層が露出している。
発明例1〜35は、いずれもリフロー後のSnめっき層の厚みが0.2〜0.8μmであり、Snめっき材の圧延直角方向の表面粗さRaが0.05μm以下、RSmが20μm以下であり、最表面に露出したCu−Sn合金層の面積率が5〜40%であり、表面から観察したときの前記露出したCu−Sn合金層の結晶粒径が3μm以下であった。これらのSnめっき材の鏡面反射率は70%以上であり、良好な表面光沢が得られ、動摩擦係数は0.5以下と低かった。すなわち、低挿抜性且つ良好な表面光沢が両立できている。
比較例1はめっき時のSnめっき厚みが0.5μmを下回った例である。リフロー後のSn層厚みが0.2μm未満、最表面に露出したCu−Sn合金層の面積率が40%を超え、圧延直角方向のRaが0.05μmを超え、鏡面反射率が70%未満であった。
比較例2はめっき時のSnめっき厚みが1.5μmを超えた例である。リフロー後のSn層厚みが0.8μmを超え、最表面に露出したCu−Sn合金層の面積率が0%、つまりCu−Sn合金層が露出せず、その動摩擦係数は0.5を超えた。
比較例3はめっき時のCu下地めっき厚みが0.5μmを超えた例である。最表面に露出したCu−Sn合金層の結晶粒径が3μmを超え、Raが0.05μmを超え、RSmが20μmを超え、鏡面反射率が70%未満であった。
比較例4はリフロー処理の炉温が400℃未満、比較例6はリフロー処理の加熱時間が1秒を下回った例である。両方とも最表面に露出したCu−Sn合金層の面積率が5%未満となり、動摩擦係数は0.5を超えた。
比較例5はリフロー処理の炉温が600℃を超え、比較例7はリフロー処理の加熱時間が30秒を超えた例である。両方ともリフロー後のSn層厚みが0.2μm未満、最表面に露出したCu−Sn合金層の面積率が40%を超え、結晶粒径が3μmを超え、圧延直角方向のRaが0.05μmを超え、RSmが20μmを超え、鏡面反射率が70%未満であった。
比較例8〜11は霧状の水冷を実施しなかった例である。いずれとも最表面に露出したCu−Sn合金層の面積率は5%を超え、動摩擦係数は0.5以下と良好であるが、最表面に露出したCu−Sn合金層の結晶粒径が3μmを超え、表面粗さRaが0.05μmを超え、RSmが20μmを超え、鏡面反射率が70%未満であった。すなわち、低挿抜性と良好な表面光沢が両立できなかった。

Claims (5)

  1. 銅又は銅合金条の基材上にリフロー処理を施したSnめっき層を有するSnめっき材であって、リフローSnめっき層は上側のSn層と下側のCu−Sn合金層で構成され、Snめっき層の厚みが0.2〜0.8μmであり、Snめっき材の圧延直角方向の表面粗さRaが0.05μm以下、RSmが20μm以下であり、最表面に露出したCu−Sn合金層の面積率が5〜40%であり、表面から観察したときの前記露出したCu−Sn合金層の結晶粒径が3μm以下であることを特徴とするSnめっき材。
  2. 銅又は銅合金条の基材上がCu下地めっき層、又はNi下地めっき層、又はNi及びCuをこの順に積層したNi/Cu二層下地めっき層で被覆されており、その上にリフローSnめっき層を有する請求項1記載のSnめっき材。
  3. 銅又は銅合金条の基材上にSnめっき、又はCu、Snめっき層をこの順で形成した後に、リフロー処理することにより、基材上にCu−Sn合金層を介してSn層を形成したSnめっき材を製造する方法であって、前記Cuめっき層の厚みを0〜0.5μm、前記Snめっき層の厚みを0.5〜1.5μmとし、前記リフロー処理を温度400〜600℃で1〜30秒加熱した後、20〜90℃の冷却水を噴霧し、次いで20〜90℃の水槽に投入することを特徴とするSnめっき材の製造方法。
  4. 銅又は銅合金条の基材上にNi、Cu、Snめっき層をこの順で形成した後に、リフロー処理することにより、基材上にNi下地めっき層、又はNi/Cu二層下地めっき層で被覆され、Cu−Sn合金層を介してSn層を形成したSnめっき材を製造する方法であって、前記Niめっき層を0.05〜3μm、前記Cuめっき層の厚みを0.05〜0.5μm、前記Snめっき層の厚みを0.5〜1.5μmとし、前記リフロー処理を温度400〜600℃で1〜30秒加熱した後、20〜90℃の冷却水を噴霧し、次いで20〜90℃の水槽に投入することを特徴とするSnめっき材の製造方法。
  5. 請求項1又は2の何れかに記載されたSnめっき材を備えた電子部品。
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