JP5966166B2 - カバー付き水栓 - Google Patents
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Description
その代表的な例として、水側及び湯側の配管を兼ねた一対の脚管にて水栓本体が壁に固定される形式の混合水栓が従来から広く使用されている。
この場合の脚管として、壁から水平方向に突き出す第1管体と、その先端部から壁に沿って起立する第2管体とを有するクランク形状のもの(クランク脚)が一般に用いられている。
また脚管としてクランク脚を用いたものにあっては、水側及び湯側の左右一対のクランク脚を壁面と平行方向に回転させてその回転角度を調整し、また元配管へのねじ込み量を調節することで、水栓本体を水平姿勢に姿勢調節したり、水栓本体と壁との間隔を左右(使用者から見た正面視において左右)均等にしたり、或いは水栓本体の、左右一対のクランク脚との接続部間の間隔と、壁側の水及び湯の元配管の接続部間との間隔のずれを吸収したりすることができる。
この隙間Sは水栓の外観,美観を低下させる要因となる。
尚ハンドルの操作部との間にこのような隙間が生じる点は、下記特許文献1にも図中に示されている。
詳しくは、従来の水栓の場合、金属製の鋳物製の本体ボデーがそのまま水栓の外観を成しており、そこで水栓の意匠性を高めるべく、従来にあっては一般に本体ボデー外面にメッキを施して外面を美麗に仕上げることを行っている。
またカバーによって、使用者が直接本体ボデーに触れるのを防ぐことが可能となり、従来本体ボデーに設けていたウォータージャケット構造を省くことも可能となる。
更にカバー付き水栓にあっては、カバーの種類を変えることで様々な外観を水栓に与えることが可能となる。
このようなカバー付き水栓においても、カバーと左,右ハンドルの各操作部との間に隙間が生じてしまう。
但し従来のカバー付き水栓は、主として水栓本体をカバーで覆うだけであり、この点は脚管、例えばクランク脚によって水栓本体を壁に取り付ける形式のクランク脚付きの水栓にあっても同様である。
このようにすれば、カバーが水栓本体とともにクランク脚を外側から覆ってクランク脚を内側に隠し、かかるクランク脚が外観上現れないようにすることができるため、従来のようにクランク脚にメッキ処理を施しておかなくても良くなり、またクランク脚に汚れが付き易かったり、またその汚れの掃除がしにくかったりして、クランク脚に汚れが付いたままとなり易い問題を解決でき、クランク脚付き水栓の美観を従来に増して高めることができる。
また湯側のクランク脚をカバーの内側に覆っておくことができるため、使用者が意図せず湯側のクランク脚に触れてしまって熱い思いをしたり、場合によって火傷をしてしまう恐れも無くすことができる。
この場合、カバーの取付けを施工現場で行うこととなるため、カバーを簡単に取付作業できるようにしておかなければならず、必然的にカバー取付位置の位置精度が低くなる。
その場合、カバーの左端と左ハンドルの操作部との間の隙間,カバーの右端と右ハンドルの操作部との間の隙間が不均等となり易い。
その隙間の不均等は目立ち易く、水栓の美観、更に水栓設置状態の品位を大きく低下させる要因となってしまう。
従って水栓本体をクランク脚ごとカバーで覆うカバー付き水栓を実現する上で、こうした問題の解決は必須である。
これによりカバー付き水栓の外観,美観を良好となすことができ、また水栓設置状態の品位を高めることができる。
ここで被り部が操作部と同じ径方向位置であるとは、被り部の外面位置と操作部の外面位置との径方向の差が全く無い場合の他、その差が1.0mm以下の微小である場合も含まれる。
このようにすれば、表示リングとは別に被り部を設けなくても良く、ハンドル周りの構造を簡素化することができる。
尚表示リングを上記の被り部とする場合において、表示部分がカバーの外側に露出するように設けておく。
ここで表示リングは水栓本体側に取り付けた固定の表示リングであっても良いし、ハンドルに取り付けられてハンドルと一体に回転する可動の表示リングであっても良い。
このようにクランク脚ごと水栓本体をカバーで覆う形式のカバー付き水栓では、カバーの取付けを水栓の設置現場で行わざるを得ず、その場合、カバーの左右の取付位置に比較的大きな位置誤差を生じ易い。
その場合であっても、本発明によれば水栓設置状態の美観,外観を良好となすことができる。
図1〜図4において、10はクランク脚を備えた壁付きのカバー付き水栓(混合水栓)で、図6に示しているようにハウジングをなす本体ボデー12の内部に温調弁ユニット138(図10),切替弁ユニット148(図15)その他の水栓機構部を内蔵した水栓本体14と、壁W(図5参照)裏に配管された給水用の元配管,給湯用の元配管からの水,湯をそれぞれ水栓本体14に供給する給水用の配管,給湯用の配管を兼ねた水側のクランク脚16,湯側のクランク脚18と、それらを全体的に囲い込むカバー(ここでは樹脂製)20を含んで構成されている。
ここで本体ボデー12は金属の鋳物から成っている。但し外面の研磨及びメッキ処理は施されておらず、外面は鋳肌そのままとなっている。
ここで水側のクランク脚16及び湯側のクランク脚18における一対の管体24は、正面視においてハ字状をなしている。
そしてこの袋ナット26により管体24の先端部が水栓本体14、詳しくは本体ボデー12に備えられた、外周面に雄ねじを有する水側,湯側の接続口28にねじ接続されている。
尚図7において、30は壁W裏の元配管とクランク脚16,18の管体22との接続部を覆って隠蔽する椀座である。
尚、図7に示すようにカラン側の吐水口32の先端部には雄ねじ部が設けられていて、そこにキャップ35(図6参照)が螺着されている。
ここで温調ハンドル38は、回転操作によって吐水の温度調節を行う。また切替ハンドル40は、回転操作によってカラン側の吐水口32からの吐水と、シャワーエルボ34からの吐水との切替えを行うとともに、カラン側の吐水口32及びシャワーエルボ34からの吐水の流量調節と吐止水とを行う。
尚、温調ハンドル38及び切替ハンドル40周りの構造については後に詳しく説明する。
ここで一対の側面カバー部52には、温調ハンドル38と切替ハンドル40とを突出させるための略半円形状の切欠部54が設けられている。
尚、上カバー42はその全体を一体成形しておくこともできるし、或いは上面カバー部48と前面カバー部50及び一対の側面カバー部52を含む外周の枠部とを別体に構成して、それらを組み付けることで上カバー42を構成するようにしても良い。
また下面カバー部60には、水栓本体14の上記のカラン側の吐水口32を下向きに突出させるための円形且つ貫通の開口部68と、シャワーエルボ34を下向きに突出させるための長穴形状の貫通の開口部70とが設けられている。
脚カバー部60Bは、図3に示しているように下向きに湾曲して突出した逆ブリッジ状をなしており、管体22に組み込まれた止水栓の回転式の操作部72、及びストレーナを脱着操作するための回転式の操作部74を操作するための開口部76をその前端位置に形成している。
ここで開口部76は、使用者側の前方に向けて開口した正面方向の開口部とされている。
上記隙間カバー46は、図8に示しているように板状をなす平坦な上面閉鎖部78と、一対の側面閉鎖部80と、更に上面閉鎖部78の前端から立ち下がり、それら上面閉鎖部78及び一対の側面閉鎖部80を連結する前面部81とを有している。
上部80Aは、隙間カバー46を壁Wに向けてスライド移動させる際に上カバー42の内側をスライド移動し、また下部80Bは、下カバー44の傾斜形状の側面カバー部64の内側を前後方向にスライド移動する。
この隙間カバー46はその隙間を埋め、閉鎖する働きを有するもので、隙間カバー46を後述のブラケット82による支持の下で後方にスライド移動させ、壁Wに当てることで、上カバー42及び下カバー44と壁Wとの間の隙間を閉鎖することができる。
この実施形態では、カバー20を水栓本体14に固定するための、補強部材を兼ねた金属製の剛性のブラケット82を有しており、カバー20はそのブラケット82に対して直接固定される。
先ずブラケット82の水栓本体14への固定構造を説明する。
図5及び図7に示しているように、水栓本体14には鍔状の被固定部86が一体に設けられている。
この被固定部86には、図7に示しているように固定用の挿通孔87が設けられている。
一方ブラケット82は、図8に示しているように左右方向の離隔した位置に一対の固定機能部88を有している。
ブラケット82は、これら一対の固定機能部88を連結部100で左右方向に連結した形態の一体構造体をなしている。
そしてそれぞれに、固定具としてのボルト等を挿通する挿通孔94及び雌ねじ孔96,98が設けられている。
これら固定部104には、図9(A)に示すようにその底部に挿通孔106が設けられ、またその内部には、図9(B)に示しているようにナット108が保持されている。
上カバー42は、図9(B)に示しているようにボルト110を固定部92の挿通孔94に上向きに挿通し、更に上カバー42の固定部104の挿通孔106を挿通して、固定部104内部に保持されたナット108にねじ込むことで、ブラケット82に固定される。
これら固定部112には挿通孔114が設けられ、更にその内部にはナット108(図9(B)参照)が保持されている。
一方下カバー44の対応する前端部且つ左右両端部には、円筒状の固定部116が設けられている。図6及び図9(B)に示すようにこれら固定部116にもまた挿通孔118が設けられている。
これら固定部120は下端が開口し、上端に底部を有する有底円筒状をなしており、その上端の底部に挿通孔122が設けられている。
他方隙間カバー46には、図8に示しているように前方に延出する一対の固定部124が設けられており、それぞれに前後方向に長穴形状をなす挿通孔126が設けられている。
このスライド部130の下側には溝132が形成されており、そこにブラケット82における固定機能部88のスライド保持部134が挿入されている。
隙間カバー46は、スライド部130においてブラケット82のスライド保持部134により前後方向にスライド可能に保持されている。
即ち、図8(B)及び図9(B)に示しているように隙間カバー46の固定部124を、ブラケット82の固定部92と下カバー44の固定部120との間に挟み込んだ状態で、図8(B)及び図9(B)に示すビス136を、固定部120の挿通孔122及び隙間カバー46の固定部124の長穴状の挿通孔126に挿通して、ブラケット82の雌ねじ孔98にねじ込むことで、それら下カバー44と隙間カバー46とがブラケット82に固定される。
尚ビス136を緩めた状態では、隙間カバー46は前後方向にスライド可能である。
温調ハンドル38は、この駆動軸140を回転させることで、温調弁ユニット138のハウジング142内で回転体144を回転させ、その回転体144の回転により混合弁体を軸方向(図10中左右方向)に位置移動させ、吐水の温度調節を行う。
尚図10において、146は本体ボデー12の端部にねじ込まれて温調弁ユニット138を本体ボデー12に固定する円筒状の固定部材である。
切替ハンドル40は、駆動軸150を回転させることで、切替弁ユニット148のハウジング152内で回転体154を回転させ、その回転体154の回転により切替弁体を回転させ、流路の切替えを行う。即ち上記のカラン側の吐水口32からの吐水と、シャワーエルボ34からの吐水との切替えを行う。
また併せて、それら吐水口32及びシャワーエルボ34からの吐水の流量調節と吐止水とを行う。
尚図15において、156は本体ボデー12の端部にねじ込まれて切替弁ユニット148のハウジング152、つまり切替弁ユニット148を本体ボデー12に固定する円筒状の固定部材である。
ここで伝達軸部160は、操作部158よりも小径の円筒状をなしている。
操作部158は、図中左端の底部に開口部162を有しており、その開口部162がキャップ164にて閉鎖されている。
そこでこの実施形態では、伝達軸部160が水栓本体14に向ってカバー20内部に深く入り込んでおり、その先端部において温調弁ユニット138の駆動軸140にセレーション部材166を介し一体回転状態に連結されている。
温調ハンドル38の回転は、これらセレーション部の噛合いに基づいて、リング状のセレーション部材166を介し温調弁ユニット138の駆動軸140に伝えられる。
尚、伝達軸部160には弾性爪172が設けられていて、この弾性爪172が、駆動軸140の部分球状の掛止部174に掛止されている。
操作部158に設けられた上記の開口部162は、この押え部材176を脱着するための開口部であり、その開口部162がキャップ164にて閉鎖されている。
そのため、カバー20の外部に露出した操作部158に対してハンドル操作の際などに力が加わったとき、カバー20内部に深く入り込んだ長い伝達軸部160が駆動軸部140との連結部、即ちセレーション嵌合部を支点として傾斜したり、或いは撓み変形したりする恐れがある。
そこでここでは、図10に示すようにこれを防ぐためのハンドル支持部材178が設けてある。
ハンドル支持部材178は、この雄ねじ部180において水栓本体14の雌ねじ部182にねじ締結されている。
即ちハンドル支持部材178は、ねじ締結手段にて軸方向の一端側が水栓本体14に剛固定されており、そして図中左側の軸方向の他端側が、水栓本体14から温調ハンドル38の操作部158に向って延び出している。
一方水栓本体14側、具体的には本体ボデー12には、雌ねじ部182の奥側に隣接した位置に段付形状部が設けられており、そこに同じく全周に亘って軸直角方向の平坦面をなす、当接面186が設けられている。
これによってハンドル支持部材178が、ねじ部のバックラッシによって傾斜するのが防止され、ハンドル支持部材178が駆動軸140と正しく同軸をなすように水栓本体14に組付固定されている。
ハンドル支持部材178は、長く延びた伝達軸部160を図中左端の開口から内部に嵌入させる状態に操作部158側に延びており、内部の伝達軸部160を外周側から支持している。
この摺動リング188は、伝達軸部160の外面に接して伝達軸部160を摺動させる働きを有するもので、図12及び図14に示しているように周方向の所定個所に切目190が設けてあり、その切目190によって全体的に縮径方向に弾性変形可能とされている。
この摺動リング188は、外面の複数個所に凸部194が設けられており、摺動リング188は、これら凸部194においてハンドル支持部材178の凹部193の内面に当接せしめられている。
摺動リング188にはまた、その内面にも凸部196が周方向の複数個所に設けられており、これら凸部196において伝達軸部160の外面に接し、これを摺動させるようになっている。
但し摺動リング188の内面全体を、ハンドル支持部材178の内面よりも伝達軸部160側に突出させておくことも可能である。
特に摺動リング188をハンドル支持部材178の端部に組み込んでおくことで、伝達軸部160がハンドル支持部材178の内部で駆動軸140との連結部を支点として傾斜し或いは撓み変形しようとしたときに、摺動リング188をハンドル支持部材178の内面よりも優先して伝達軸部160の外面に接触させ易く、より有効に伝達軸部160の外面とハンドル支持部材178とが擦れ合うのを抑制ないし防止することができる。
ここで可動側の第1表示リング198-1は操作部158の一部を成している。
可動側の第1表示リング198-1は高温側が赤色に、低温側が青色に色分けされている。
表示リング198は、第2表示リング198-2の指示部200により操作部158と一体回転する可動側の第1表示リング198-1の所定部位を指し示すことによって、温調ハンドル38の現在の操作状態を表示する。
そしてこの被り部をなす第2表示リング198-2に対して、上記のカバー20が、第2表示リング198-2を一部図中左方向に露出させる状態に軸直角方向外側から被せられている。
即ち操作部158の外面と第2表示リング198-2の外面とが、径方向において同一位置に位置している。
この保持部材204は、図12にも示しているように図中右端側に部分的に大径をなす嵌合固定部206を有しており、この嵌合固定部206が、同じく部分的に大径化されたハンドル支持部材178の図中右端側の被固定部208に外嵌状態に嵌合されている。
一方水栓本体14の本体ボデー12には、対応する位置に切欠部214が設けられており、保持部材204は、位置決片212をこの切欠部214に軸方向に嵌め入れることによって、本体ボデー12に対し回転方向に位置決めされている。
図12に示しているようにこの外フランジ部218の軸方向外方側には保持部220が設けられていて、そこに上記の第2表示リング198-2が外嵌状態に嵌め合され、保持されている。
ここで第2表示リング198-2は、周方向所定個所に切目222を有して、その切目222によって全体的に拡径方向に弾性変形可能とされている。
第2表示リング198-2は、その拡径方向の弾性変形を伴って、保持部材204の保持部220に外嵌状態に嵌め合されている。
一方保持部220には、周方向に延びる溝226が外面に設けられており、第2表示リング198-2は、弾性爪224を溝226に弾性的に嵌め込むことによって、保持部材204から軸方向に抜け防止されている。
尚この保持部220には、周方向所定個所に位置決用の突起227が設けられている。
一方第2表示リング198-2には、対応する位置に溝228が設けられている。
第2表示リング198-2は、溝228を突起227に嵌め合せることによって、保持部材204に対し回転方向に位置決めされている。
ここでストッパ232は、温調ハンドル38と一体に回転する、図10に示す可動側のストッパ234とともに、温調ハンドル38が自由に回転できる回転範囲を一定範囲内に回転規制するロック機構を構成している。
ここで回転側のストッパ234は、温調ハンドル38に一体回転状態に組み付けられた、ロック解除のための解除操作部材236の先端部に一体に構成されている。
その組付構造は基本的に温調ハンドル38と同様であるので、図15及び図16に対応する部分について符号のみを示し、詳しい説明は省略する。
尚図15及び図16に示す切替ハンドルの組付構造にあっては、ハンドル支持部材178側に雌ねじ部182が設けられる一方、水栓本体14側に雄ねじ部180が設けられ、それらのねじ締結によって、ハンドル支持部材178が一端側において水栓本体14に剛固定されている。
この切替ハンドル40側では、その操作部158に表示リング238の所定部位を指し示す突起状の指示部242が設けられている。
尚、切替ハンドル40においても突出形状の指掛部244が設けられている。
切替ハンドル40側では、この表示リング238が被り部をなしており、この被り部238に対してカバー20が、表示リング238の一部を図中右方向に突出させる状態で軸直角方向外側から被せられている。
尚、この表示リング238が保持部材204に組み付けられて保持されている点は、温調ハンドル38側と同様である。
これによりカバー付き水栓10の外観,美観を良好となすことができ、また水栓設置状態の品位を高めることができる。
例えば図17に示しているように温調ハンドル38における操作部158の水栓本体14側の端部に円筒状の被り部246を備え、そこにカバー20を軸直角方向から被せるようになすといったことも可能である。
この点は切替ハンドル40側についても同様で、切替ハンドル40における操作部158の水栓本体側に同様の円筒状の被り部246を備え、そこにカバー20を軸直角方向外側から被せるようになすことも可能である。
更に本発明はクランク脚付きのカバー付き水栓に適用して特に好適なものであるが、本発明はクランク脚を有しないカバー付き水栓にも適用することが可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
14 水栓本体
16,18 クランク脚
20 カバー
38 温調ハンドル
40 切替ハンドル
158 操作部
160 伝達軸部(伝達部)
198 表示リング
198-1 第1表示リング
198-2 第2表示リング(被り部)
246 被り部
Claims (3)
- (a)水栓本体と、(b)外部に露出する操作部及び該操作部の径方向内側で該水栓本体側に延び、該水栓本体の被操作部に連結されて操作力を伝達する伝達部とを備えた回転式の左,右ハンドルと、(c)上カバーと該上カバーとは別体をなす下カバーとを備え、該水栓本体を外側から挟むように覆うカバーと、を有し、
使用者からの正面視で前記カバーの左端から前記左ハンドルの操作部が、該カバーの右端から前記右ハンドルの操作部が左右逆向きで突出した形態のカバー付き水栓であって、
前記左ハンドル及び右ハンドルのそれぞれの前記操作部の前記水栓本体側の端部に円筒状の被り部を備え、若しくは該操作部とは別体をなし、該操作部の前記水栓本体側の軸方向端と同じ径方向位置で該軸方向端に続いて前記水栓本体側に延びる形態で円筒状の被り部を設け、該被り部に対して前記カバーを軸直角方向外側から被せてあることを特徴とするカバー付き水栓。 - 請求項1において、前記被り部が表示リングであることを特徴とするカバー付き水栓。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記水栓が、前記水栓本体を壁に固定するクランク脚を備えたクランク脚付きの水栓であって、前記カバーが該クランク脚ごと該水栓本体を覆うものであることを特徴とするカバー付き水栓。
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