JP2853770B2 - 壁付水栓 - Google Patents
壁付水栓Info
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- JP2853770B2 JP2853770B2 JP2173216A JP17321690A JP2853770B2 JP 2853770 B2 JP2853770 B2 JP 2853770B2 JP 2173216 A JP2173216 A JP 2173216A JP 17321690 A JP17321690 A JP 17321690A JP 2853770 B2 JP2853770 B2 JP 2853770B2
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- wall surface
- wall
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は壁付水栓に関する。
(従来の技術) 流し台の正面壁面その他の壁面に取り付けられる壁付
の水栓は、一般に、第5図に示しているように水栓本体
と共にハの字形の取付用の脚102を有し、その脚102を介
して水栓本体100と壁面に埋込配設された給水及び給湯
用の元配管とが接続され、且つかかる脚102によって水
栓本体100が支持される構造となっている。
の水栓は、一般に、第5図に示しているように水栓本体
と共にハの字形の取付用の脚102を有し、その脚102を介
して水栓本体100と壁面に埋込配設された給水及び給湯
用の元配管とが接続され、且つかかる脚102によって水
栓本体100が支持される構造となっている。
ところで壁面内部に埋込配設された元配管の端部、即
ち水栓と接続される元配管の端部は、所定寸法範囲内で
上下又は左右方向に位置のばらつきがある。この点上記
脚102を有する従来の水栓は、その脚102によって位置寸
法のばらつきを吸収できるといった優れた利点を有して
いる。具体的に言うと、一端において元配管端部に接続
された脚102の傾き角度を左右独立に変化させることに
よって、それぞれの脚102の他端側の位置を上下、左右
にコントロールすることができ、これによって上記元配
管端部の寸法のばらつきを吸収しつつ、水栓本体100を
水平姿勢に保持することができるといった利点を有して
いる。
ち水栓と接続される元配管の端部は、所定寸法範囲内で
上下又は左右方向に位置のばらつきがある。この点上記
脚102を有する従来の水栓は、その脚102によって位置寸
法のばらつきを吸収できるといった優れた利点を有して
いる。具体的に言うと、一端において元配管端部に接続
された脚102の傾き角度を左右独立に変化させることに
よって、それぞれの脚102の他端側の位置を上下、左右
にコントロールすることができ、これによって上記元配
管端部の寸法のばらつきを吸収しつつ、水栓本体100を
水平姿勢に保持することができるといった利点を有して
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらこの脚102の形状は煩雑であり、しかも
その脚には洗剤等が乾いた後に残る白い斑点その他の汚
れが残り易いのに加えて、上記のように元配管端部の位
置誤差吸収のために傾き角を調整した脚の傾斜角度が左
右で異なったりするとバランスを失し、このことが脚の
形状が煩雑であることと相俟って水栓全体の美観を損ね
る原因となっていた。
その脚には洗剤等が乾いた後に残る白い斑点その他の汚
れが残り易いのに加えて、上記のように元配管端部の位
置誤差吸収のために傾き角を調整した脚の傾斜角度が左
右で異なったりするとバランスを失し、このことが脚の
形状が煩雑であることと相俟って水栓全体の美観を損ね
る原因となっていた。
従来より、水栓の外観を美しくしようとして水栓本体
金具については種々工夫が施されているが、上記脚の形
状はその機能からほぼ定形的な形状とならざるを得ず、
しかもこの脚はスペース的にも多くの部分を占めていて
水栓の美観を左右する重要な要素となっており、このこ
とが水栓全体の美観を更に向上させる上で支障となって
いた。
金具については種々工夫が施されているが、上記脚の形
状はその機能からほぼ定形的な形状とならざるを得ず、
しかもこの脚はスペース的にも多くの部分を占めていて
水栓の美観を左右する重要な要素となっており、このこ
とが水栓全体の美観を更に向上させる上で支障となって
いた。
(課題を解決するための手段) 本発明の壁付水栓はこのような課題を解決するために
案出されたものである。
案出されたものである。
而して請求項(1)のものは、壁面に取り付けられた
壁付水栓であって、(イ)後端が該壁面に当接し、全体
が該壁面から直接延び出す形態の水栓本体と、(ロ)該
水栓本体と別体をなし、該壁面と該水栓本体とにそれぞ
れ固定されて、該水栓本体を該壁面に取り付ける取付フ
レームと、(ハ)該壁面に埋込配設された給水及び給湯
用元配管に対して該水栓本体の水及び湯の通路を接続す
る、フレキシブル管から成る接続管とを有し、該水栓本
体は該壁面側の後部に収容空間を備えていて該収容空間
内に前記接続管と取付フレームとが収容され、それら接
続管及び取付フレームが該水栓本体により隠蔽されてい
ることを特徴とする。
壁付水栓であって、(イ)後端が該壁面に当接し、全体
が該壁面から直接延び出す形態の水栓本体と、(ロ)該
水栓本体と別体をなし、該壁面と該水栓本体とにそれぞ
れ固定されて、該水栓本体を該壁面に取り付ける取付フ
レームと、(ハ)該壁面に埋込配設された給水及び給湯
用元配管に対して該水栓本体の水及び湯の通路を接続す
る、フレキシブル管から成る接続管とを有し、該水栓本
体は該壁面側の後部に収容空間を備えていて該収容空間
内に前記接続管と取付フレームとが収容され、それら接
続管及び取付フレームが該水栓本体により隠蔽されてい
ることを特徴とする。
また請求項(2)のものは、請求項(1)に記載の壁
付水栓において、前記取付フレームには、前記元配管の
管状の端部部材を挿通する挿入穴を兼ねた該取付フレー
ム固定用の取付穴が形成してあり、該取付穴を貫通して
該取付フレームの前面側に突出させた該端部部材の外周
雄ねじにナットをねじ込んで該ナットにより該取付フレ
ームを該壁面に押圧する状態に該壁面に固定したことを
特徴とする。
付水栓において、前記取付フレームには、前記元配管の
管状の端部部材を挿通する挿入穴を兼ねた該取付フレー
ム固定用の取付穴が形成してあり、該取付穴を貫通して
該取付フレームの前面側に突出させた該端部部材の外周
雄ねじにナットをねじ込んで該ナットにより該取付フレ
ームを該壁面に押圧する状態に該壁面に固定したことを
特徴とする。
(作用及び発明の効果) このように本発明の壁付水栓は、水栓本体が壁面より
直接延び出す形態を成し、そこには従来備えられている
脚が現われていない。このため水栓の壁面への取付部を
含む全体の外観がスッキリとなって美観が向上する。
直接延び出す形態を成し、そこには従来備えられている
脚が現われていない。このため水栓の壁面への取付部を
含む全体の外観がスッキリとなって美観が向上する。
また水栓全体の外観は水栓本体のみによって定まり、
水栓本体の形状,外観を変えた場合において、水栓全体
の美観,印象が、ほぼ定形を成し且つ煩雑な脚の存在に
よって希釈されるといったことがないから、水栓全体の
デザインを脚による制約を受けないで自由に変化させる
ことができるようになる。
水栓本体の形状,外観を変えた場合において、水栓全体
の美観,印象が、ほぼ定形を成し且つ煩雑な脚の存在に
よって希釈されるといったことがないから、水栓全体の
デザインを脚による制約を受けないで自由に変化させる
ことができるようになる。
本発明は、水栓本体の水及び湯の通路と、壁面に埋込
配設された給水及び給湯用元配管とを接続するための接
続管をフレキシブル管にて構成した点を特徴としてお
り、このことから次のような利点が得られる。
配設された給水及び給湯用元配管とを接続するための接
続管をフレキシブル管にて構成した点を特徴としてお
り、このことから次のような利点が得られる。
即ち、壁面に埋込配設された元配管の端部は、上下,
左右に多少の位置のばらつきがあるのが普通であるが、
本発明によれば、フレキシブル管の可撓性に基づいてそ
れらの位置のばらつきを吸収でき、以て水栓本体を正し
く水平向き等の適正姿勢に容易に取り付けることができ
る。
左右に多少の位置のばらつきがあるのが普通であるが、
本発明によれば、フレキシブル管の可撓性に基づいてそ
れらの位置のばらつきを吸収でき、以て水栓本体を正し
く水平向き等の適正姿勢に容易に取り付けることができ
る。
また接続管がフレキシブル管からなっていることか
ら、水栓本体の通路と元配管端部とを接続管にて接続す
る際の作業を容易に行うことができ、水栓の取付施工性
が良好である利点が得られる。
ら、水栓本体の通路と元配管端部とを接続管にて接続す
る際の作業を容易に行うことができ、水栓の取付施工性
が良好である利点が得られる。
本発明は、また、水栓本体とは別体をなす取付フレー
ムを壁面に固定し、そしてその取付フレームに対して水
栓本体を固定することにより、かかる水栓本体を壁面に
取り付けるようにしていることから、水栓本体を作業性
良く壁面に且つ強固に固定できる外、水栓本体の後部に
は収容空間が形成されていて、そこに取付フレームと接
続管とが収容され、隠蔽されるようになされているた
め、水栓本体の取付けのためにかかる取付フレームを用
い、また接続管としてフレキシブル管を用いた場合にも
水栓の外観を良好となすことができる。
ムを壁面に固定し、そしてその取付フレームに対して水
栓本体を固定することにより、かかる水栓本体を壁面に
取り付けるようにしていることから、水栓本体を作業性
良く壁面に且つ強固に固定できる外、水栓本体の後部に
は収容空間が形成されていて、そこに取付フレームと接
続管とが収容され、隠蔽されるようになされているた
め、水栓本体の取付けのためにかかる取付フレームを用
い、また接続管としてフレキシブル管を用いた場合にも
水栓の外観を良好となすことができる。
また請求項(2)の壁付水栓は、取付フレームに元配
管の端部部材を挿通する挿通穴を兼ねた取付穴を形成
し、その端部部材、つまり元配管の端部を取付フレーム
の前面側からどのように壁面に固定するとともに取付フ
レームを壁面に取り付けており、この水栓の場合、元配
管端部の壁面への固定と取付フレームの壁面への固定と
を別々に行う必要がなく、1つの作業で同時にでき、ま
た固定のための所要部品点数も少なくて済む利点があ
る。
管の端部部材を挿通する挿通穴を兼ねた取付穴を形成
し、その端部部材、つまり元配管の端部を取付フレーム
の前面側からどのように壁面に固定するとともに取付フ
レームを壁面に取り付けており、この水栓の場合、元配
管端部の壁面への固定と取付フレームの壁面への固定と
を別々に行う必要がなく、1つの作業で同時にでき、ま
た固定のための所要部品点数も少なくて済む利点があ
る。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
る。
第1図ないし第3図において、10は壁付混合水栓であ
って、水栓本体12を有し、この水栓本体12から吐水口14
が延び出している。尚第2図において16,18は操作用ハ
ンドルである。
って、水栓本体12を有し、この水栓本体12から吐水口14
が延び出している。尚第2図において16,18は操作用ハ
ンドルである。
この水栓本体12は、第1図に示しているように後端が
壁面19に当接し、全体が壁面19から直接延び出す形態を
成し、基端側にボックス部20を、また壁面19より一定距
離離れた位置に温度調節部等の機構部21を有している。
壁面19に当接し、全体が壁面19から直接延び出す形態を
成し、基端側にボックス部20を、また壁面19より一定距
離離れた位置に温度調節部等の機構部21を有している。
このボックス部20は、第3図に示しているように下面
に開放部22を有しており、この開放部22が蓋体24にて閉
鎖されるようになっている(第1図参照)。
に開放部22を有しており、この開放部22が蓋体24にて閉
鎖されるようになっている(第1図参照)。
このボックス部20の内部には、強度部材としてのフレ
ーム(取付フレーム)26が配設されている。フレーム26
は、第3図に示しているように壁面19に沿って垂下する
垂下部28と、かかる垂下部28の上端部及び下端部より水
平方向に延び出す支持部30及び蓋固定部31とを有してお
り、その支持部30によってボックス部20の上壁下面を支
持し、また蓋固定部31において前記蓋体24の一端を固定
し得るようになっている。
ーム(取付フレーム)26が配設されている。フレーム26
は、第3図に示しているように壁面19に沿って垂下する
垂下部28と、かかる垂下部28の上端部及び下端部より水
平方向に延び出す支持部30及び蓋固定部31とを有してお
り、その支持部30によってボックス部20の上壁下面を支
持し、また蓋固定部31において前記蓋体24の一端を固定
し得るようになっている。
ボックス部20の内部には、また、一対のフレキシブル
管(接続管)32が収容されている。各フレキシブル管32
は、先端側が水栓本体12の接続口に接続され、また他端
側が壁面19に埋込配設された給水又は給湯用の元配管の
端部35(厳密には元配管端部より延び出した接続金具
(端部部材)、以下単に元配管端部とする)に接続さ
れ、かかる元配管と水栓本体12とを連絡している。
管(接続管)32が収容されている。各フレキシブル管32
は、先端側が水栓本体12の接続口に接続され、また他端
側が壁面19に埋込配設された給水又は給湯用の元配管の
端部35(厳密には元配管端部より延び出した接続金具
(端部部材)、以下単に元配管端部とする)に接続さ
れ、かかる元配管と水栓本体12とを連絡している。
第3図に示しているように前記フレーム26の垂下部28
には、ハの字形状を成す貫通の長穴(取付穴)36が設け
られており、これら長穴36を前記配管端部35が貫通して
壁面19の前面側に突き出している。
には、ハの字形状を成す貫通の長穴(取付穴)36が設け
られており、これら長穴36を前記配管端部35が貫通して
壁面19の前面側に突き出している。
本例の混合水栓10は、次のようにして壁面19に取り付
けることができる。
けることができる。
即ち先ず元配管端部35をフレーム26の長穴36より突出
させるようにして、かかるフレーム26を壁面19に密着さ
せ、しかる後ナット38(第1図)を元配管端部35の外周
雄ねじに締め込んでこれを壁面19上に固定する。尚必要
に応じてビス40(第3図)を壁面19に打ち込んでも良
い。
させるようにして、かかるフレーム26を壁面19に密着さ
せ、しかる後ナット38(第1図)を元配管端部35の外周
雄ねじに締め込んでこれを壁面19上に固定する。尚必要
に応じてビス40(第3図)を壁面19に打ち込んでも良
い。
尚このフレーム垂下部28における前面側の長穴36周辺
部には、微小な多数の凹凸が形成されている。この凹凸
形状部は、長穴36においてナット38の締込みによりフレ
ーム26の固定を行うとき、フレーム26の位置がずれるの
を防止するためのものである。
部には、微小な多数の凹凸が形成されている。この凹凸
形状部は、長穴36においてナット38の締込みによりフレ
ーム26の固定を行うとき、フレーム26の位置がずれるの
を防止するためのものである。
次に水用及び湯用の一対のフレキシブル管32を元配管
端部35と水栓本体12とに接続し、しかる後水栓本体12の
ボックス部20の上側壁部をフレーム26の支持部30上の載
せた上、下面側において蓋体24の各端部をフレーム26と
水栓本体12とに固定する。これにより水栓本体12が壁面
19に固定され、且つ給水及び給湯用の元配管端部35に接
続された状態となる。
端部35と水栓本体12とに接続し、しかる後水栓本体12の
ボックス部20の上側壁部をフレーム26の支持部30上の載
せた上、下面側において蓋体24の各端部をフレーム26と
水栓本体12とに固定する。これにより水栓本体12が壁面
19に固定され、且つ給水及び給湯用の元配管端部35に接
続された状態となる。
本例の水栓10は、以下のような種々の特長を有してい
る。
る。
先ず第一にこの水栓10は、従来の水栓に備えられてい
る脚を有さず、全体の外観がスッキリとして美観が良好
である。
る脚を有さず、全体の外観がスッキリとして美観が良好
である。
第二に、フレキシブル管32によって元配管端部35と水
栓本体12とを接続するようにしているため、このフレキ
シブル管32の可撓性に基づいて、元配管端部35の位置誤
差を良好に吸収することができる。またこのようなフレ
キシブル管32を用いることにより、水栓本体12の接続口
を予め最終の配置位置に保持した状態で接続作業を行わ
なくても良く、即ち接続作業後にフレキシブル管32を伸
縮或いは撓ませることによって、水栓本体12の接続口を
最終の位置に持ちきたすことができるため、元配管端部
35と水栓本体12との接続作業を容易に行える利点を有す
る。
栓本体12とを接続するようにしているため、このフレキ
シブル管32の可撓性に基づいて、元配管端部35の位置誤
差を良好に吸収することができる。またこのようなフレ
キシブル管32を用いることにより、水栓本体12の接続口
を予め最終の配置位置に保持した状態で接続作業を行わ
なくても良く、即ち接続作業後にフレキシブル管32を伸
縮或いは撓ませることによって、水栓本体12の接続口を
最終の位置に持ちきたすことができるため、元配管端部
35と水栓本体12との接続作業を容易に行える利点を有す
る。
尚本例においては、フレーム26に形成した長穴36が、
元配管端部35を突出させるための挿通穴とフレーム26固
定用の取付穴とを兼用しており、そしてその取付穴がハ
の字状の長穴とされているため、フレーム26の固定に際
しても元配管端部35の位置誤差を吸収できる利点を有し
ている。長穴36内において元配管端部35の位置を相対的
にずらせることができ、これを以て元配管端部35の位置
誤差を吸収できるのである。
元配管端部35を突出させるための挿通穴とフレーム26固
定用の取付穴とを兼用しており、そしてその取付穴がハ
の字状の長穴とされているため、フレーム26の固定に際
しても元配管端部35の位置誤差を吸収できる利点を有し
ている。長穴36内において元配管端部35の位置を相対的
にずらせることができ、これを以て元配管端部35の位置
誤差を吸収できるのである。
但し元配管端部35の位置誤差を吸収することだけを考
えるならば、この長穴36を第4図に示すような形状、即
ち左右一方の長穴36を縦方向に、また他方の長穴36を横
方向に形成し、それらによって縦方向又は横方向の位置
誤差を吸収するようにもできる。しかしながらこれら
縦,横の長穴36において元配管端部35の位置誤差を吸収
するようにした場合、フレーム26のセンター、つまり水
栓10のセンターが予め設定した所望のセンターから大き
くずれてしまう心配がある。
えるならば、この長穴36を第4図に示すような形状、即
ち左右一方の長穴36を縦方向に、また他方の長穴36を横
方向に形成し、それらによって縦方向又は横方向の位置
誤差を吸収するようにもできる。しかしながらこれら
縦,横の長穴36において元配管端部35の位置誤差を吸収
するようにした場合、フレーム26のセンター、つまり水
栓10のセンターが予め設定した所望のセンターから大き
くずれてしまう心配がある。
しかるに長穴36を上記ハの字形状とした本例の水栓10
の場合、左右何れも長穴36において縦,横成分の寸法誤
差を調節できるため、センターからのずれを必要最小限
に抑え得る利点がある。
の場合、左右何れも長穴36において縦,横成分の寸法誤
差を調節できるため、センターからのずれを必要最小限
に抑え得る利点がある。
尚このようにフレーム26に形成した穴を以て、元配管
端部35突出用の穴とフレーム固定のための取付穴とを兼
用させる場合には、かかる穴の形状を、元配管端部35の
位置誤差を吸収できるようにすることが必要であるが、
その穴を単に元配管端部35を突出させるためだけの穴と
して用い、フレーム26の固定は別途の穴において行うよ
うにすれば、その元配管突出用の穴を十分に大きく形成
しておくことによって、水栓本体12を水平に保持しつつ
元配管端部35の位置誤差を確実に吸収することができ
る。元配管端部35と水栓本体12とを接続するための管が
フレキシブル管32であって、その寸法誤差をかかるフレ
キシブル管32によって十分に吸収できるからである。
端部35突出用の穴とフレーム固定のための取付穴とを兼
用させる場合には、かかる穴の形状を、元配管端部35の
位置誤差を吸収できるようにすることが必要であるが、
その穴を単に元配管端部35を突出させるためだけの穴と
して用い、フレーム26の固定は別途の穴において行うよ
うにすれば、その元配管突出用の穴を十分に大きく形成
しておくことによって、水栓本体12を水平に保持しつつ
元配管端部35の位置誤差を確実に吸収することができ
る。元配管端部35と水栓本体12とを接続するための管が
フレキシブル管32であって、その寸法誤差をかかるフレ
キシブル管32によって十分に吸収できるからである。
第三に、水栓本体12の開放部22が外から見え難く下面
側に配置・形成されており、しかもこの開放部22は蓋体
24にて閉鎖されるようになっているため、即ちこの蓋体
24が水栓本体12の表面部材の一部を成しているため、か
かる開放部22の存在によって水栓10の外観が損なわれ
ず、しかも水栓10の取付作業を容易に行い得る利点があ
る。
側に配置・形成されており、しかもこの開放部22は蓋体
24にて閉鎖されるようになっているため、即ちこの蓋体
24が水栓本体12の表面部材の一部を成しているため、か
かる開放部22の存在によって水栓10の外観が損なわれ
ず、しかも水栓10の取付作業を容易に行い得る利点があ
る。
尚、上例ではフレキシブル管32の接続作業後に水栓本
体12を固定するということで説明したが、その順序を逆
にして、第1図に示すようにビス40等を用いて水栓本体
12をフレーム26に固定した後に、フレキシブル管32の接
続作業を行うこともできる。この場合、水栓本体12が支
持された状態で接続作業を行い得るので、同作業が容易
となる利点が生ずる。
体12を固定するということで説明したが、その順序を逆
にして、第1図に示すようにビス40等を用いて水栓本体
12をフレーム26に固定した後に、フレキシブル管32の接
続作業を行うこともできる。この場合、水栓本体12が支
持された状態で接続作業を行い得るので、同作業が容易
となる利点が生ずる。
以上本発明の実施例を詳述したが、これはあくまで一
具体例であって、本発明は他の形態で構成することも可
能である。
具体例であって、本発明は他の形態で構成することも可
能である。
例えば水栓本体12の表面部材を、別体且つ複数の部材
を以て構成することも可能であるし、開放部22を閉鎖す
るための蓋体24を場合によって省略することも可能であ
る。
を以て構成することも可能であるし、開放部22を閉鎖す
るための蓋体24を場合によって省略することも可能であ
る。
その他本発明は水栓形状,形態を上例以外の種々形
状,形態と成すことが可能であるなど、その主旨を逸脱
しない範囲において、当業者の知識に基づき様々な変更
を加えた形態で構成することが可能である。
状,形態と成すことが可能であるなど、その主旨を逸脱
しない範囲において、当業者の知識に基づき様々な変更
を加えた形態で構成することが可能である。
第1図は本発明の一実施例である壁付混合水栓の一部切
欠側面図であり、第2図はその水栓の全体斜視図、第3
図は同じ水栓の分解斜視図、第4図は同じ水栓の利点を
説明するための説明図、第5図は従来一般の水栓の斜視
図である。 10:壁付混合水栓、12:水栓本体 19:壁面、20:ボックス部 22:開放部、26:フレーム(取付フレーム) 32:フレキシブル管(接続管)、35:元配管端部 36:長穴(取付穴)
欠側面図であり、第2図はその水栓の全体斜視図、第3
図は同じ水栓の分解斜視図、第4図は同じ水栓の利点を
説明するための説明図、第5図は従来一般の水栓の斜視
図である。 10:壁付混合水栓、12:水栓本体 19:壁面、20:ボックス部 22:開放部、26:フレーム(取付フレーム) 32:フレキシブル管(接続管)、35:元配管端部 36:長穴(取付穴)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F24D 17/00 H (56)参考文献 特開 昭62−124372(JP,A) 特開 平2−13620(JP,A) 特開 平1−263327(JP,A) 実開 昭62−181767(JP,U) 実開 昭63−53080(JP,U) 実開 昭59−92281(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】壁面に取り付けられた壁付水栓であって、
(イ)後端が該壁面に当接し、全体が該壁面から直接延
び出す形態の水栓本体と、(ロ)該水栓本体と別体をな
し、該壁面と該水栓本体とにそれぞれ固定されて、該水
栓本体を該壁面に取り付ける取付フレームと、(ハ)該
壁面に埋込配設された給水及び給湯用元配管に対して該
水栓本体の水及び湯の通路を接続する、フレキシブル管
から成る接続管とを有し、該水栓本体は該壁面側の後部
に収容空間を備えていて該収容空間内に前記接続管と取
付フレームとが収容され、それら接続管及び取付フレー
ムが該水栓本体により隠蔽されていることを特徴とする
壁付水栓。 - 【請求項2】請求項(1)に記載の壁付水栓において、
前記取付フレームには、前記元配管の管状の端部部材を
挿通する挿入穴を兼ねた該取付フレーム固定用の取付穴
が形成してあり、該取付穴を貫通して該取付フレームの
前面側に突出させた該端部部材の外周雄ねじにナットを
ねじ込んで該ナットにより該取付フレームを該壁面に押
圧する状態に該壁面に固定したことを特徴とする壁付水
栓。
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- 1990-06-29 JP JP2173216A patent/JP2853770B2/ja not_active Expired - Fee Related
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