JP2002242248A - 埋込水栓 - Google Patents

埋込水栓

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JP2002242248A
JP2002242248A JP2001043700A JP2001043700A JP2002242248A JP 2002242248 A JP2002242248 A JP 2002242248A JP 2001043700 A JP2001043700 A JP 2001043700A JP 2001043700 A JP2001043700 A JP 2001043700A JP 2002242248 A JP2002242248 A JP 2002242248A
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water
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Manabu Hatano
学 波多野
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KVK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の「水栓の使用空間」に汎用的に適用で
きると共に、簡易に施工できる埋込水栓を提供する。 【解決手段】 水道配管の端末部7、8が配設された壁
面2の前方に配置される水栓本体11と、水栓本体11
と水道配管の端末部7、8とを接続する接続管50、5
0と、水栓本体11及び接続管50、50を被覆するカ
バー20と、を備えた埋込水栓10である。そして、こ
のカバー20は壁面2から筺状に突出する。また、水道
配管の端末部7、8に取着されて水栓本体11又はカバ
ー20の少なくとも一方を支持する取付ステー60を備
えてもよい。更に、この取付ステー60は、水道配管の
端末部7、8と接続管50、50とで挟持されてもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本各発明は、水道配管の端末
部が配設された壁面の前方に配置される水栓本体と、該
水栓本体と前記水道配管の端末部とを接続する接続管
と、前記水栓本体及び前記接続管を被覆するカバーと、
を備えた埋込水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】高級志向のユニットバス等においては、
水栓本体を所定の埋設部位に埋設した「埋込水栓」を用
いることがある。例えば、図6に示す埋込水栓10のよ
うに、浴室1の全幅等に相応する幅広のカウンター3を
壁面2の前方に設置し、このカウンター3の内部に水栓
本体を埋設し、水栓の使用空間の美観の向上を図ること
等が行われている。
【0003】一方、在来工法を用いた浴室や、賃貸住宅
等で用いられる廉価版のユニットバス等においては、所
謂「壁付きタイプの水栓」が汎用されている。即ち、モ
ルタル、タイル、若しくはFRP等で構成される壁面に
水道配管の端末部を配設し、この端末部に接続される接
続管(例えば、ソケット等)を介して、水栓本体を壁面
前方に支持したもの等が用いられている。ところが、こ
の在来工法を用いた浴室や、廉価版のユニットバス等に
おいても、「壁付きタイプの水栓」を「埋込水栓」に変
更し、浴室内の美観の向上等を図りたいと考える場合が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この「変更」を行う場
合には、在来工法を用いた浴室や廉価版のユニットバス
等の壁面前方に、幅広のカウンター等を付加することが
必要となる。しかし、この浴室やユニットバス等におい
ては、そもそもカウンター等を設置することを予定して
いないのが一般的である。例えば、壁面がその全幅に渡
って平滑面とならず、凹凸が存在するため(例えば、柱
が存在する場合)、この壁面前方に幅広のカウンター等
を付加することが困難な場合がある。また、浴室やユニ
ットバスのサイズが小さかったり、トイレや洗面所を兼
用するため、カウンター等の配置スペースを十分に確保
できないことがある。従って、前記「変更」を行うため
には、浴室全体を造り直すという、大掛かりなリフォー
ムを必要とすることがある。
【0005】一方、幅広のカウンター等を付加すること
が可能な場合にも、例えば、このカウンターを壁面に堅
固に設置するためには、このカウンターと壁面との間に
大型の取付ステー等を介在させることが必要となり、施
工上の手間とコストが多くなる。特に、取付ステーをF
RP等で構成される低剛性の壁面にネジ止め固定する場
合には、壁面の補強が必要なため、施工上の手間とコス
トがより一層、多くなる。また、モルタルやタイル等の
壁面に対しては、このネジ止め固定自体が著しく困難で
あったり、実質的に不可能な場合もある。このように、
カウンター等を付加する場合にも、浴室を大規模にリフ
ォームすることが必要となり、多くの施工上の手間とコ
ストを費やすことになる。
【0006】本各発明はこのような実状に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、種々の「水栓
の使用空間」に汎用的に適用できると共に、簡易に施工
できる埋込水栓を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】先ず、請求項1の発明
は、「水道配管の端末部が配設された壁面の前方に配置
される水栓本体と、該水栓本体と前記水道配管の端末部
とを接続する接続管と、前記水栓本体及び前記接続管を
被覆するカバーと、を備えた埋込水栓であって、前記カ
バーは前記壁面から筺状に突出することを特徴とする埋
込水栓」である。
【0008】ここで、本発明の「筺状」とは、水栓の使
用空間の壁面の全幅に渡って突出する形状ではなく、こ
の壁面の幅方向に沿った一部から局部的に突出する形状
を指す。従って、例えば、水栓の使用空間の壁面の一部
に凹凸が存在し、カウンター等を付加することが困難な
場合や、水栓の使用空間にカウンター等の配置スペース
を十分に確保できない場合でも、本発明のカバーではあ
れば、難なく設置できる。そして、本発明によると、こ
のように種々の「水栓の使用空間」に設置可能なカバー
と、このカバーで被覆される水栓本体等によって、埋込
水栓を簡易に得ることができる。このため、例えば、壁
付き水栓が設置された使用空間において、この壁付き水
栓を本埋込水栓に変更する場合でも、この使用空間全体
に渡る大掛かりな工事は必要とされない。即ち、単に、
水栓を交換するだけの簡易なリフォームを行うだけで、
水栓の使用空間の美観の向上等を図ることができる。
【0009】本発明の「カバー」は、単に、水栓本体と
接続管とを被覆して、本埋込水栓の外郭を構成するもの
に限定されない。例えば、上面を平滑面としたり、上面
にシャンプー等の小物が収まる凹所を設けること等によ
って、小型のカウンターとしても機能するものであって
もよい。また、本発明の「接続管」としては、水栓本体
等を支持する剛性管に限らず、脆弱な銅管、可撓管等、
種々のものを採用可能である。
【0010】さらに、「本埋込水栓の使用空間」は、在
来工法で建造される浴室や、ユニットバスに限定され
ず、例えば、台所、洗面所、トイレ等の種々の使用空間
が含まれる。また、本発明の埋込水栓は、前述の如く、
「壁付きタイプの水栓」が予め設置された使用空間にお
いて、この「壁付きタイプの水栓」を「埋込水栓」に変
更する際に特に好適に用いることができるが、新規に建
造される使用空間の壁面に適用される埋込水栓としても
好適に用いることができる。
【0011】次に、請求項2の発明は、「前記水道配管
の端末部に取着されて前記水栓本体又は前記カバーの少
なくとも一方を支持する取付ステーを備えたことを特徴
とする請求項1に記載の埋込水栓」である。
【0012】請求項2の発明によると、取付ステーを水
道配管の端末部に取着するため、取付ステーを壁面に固
定しなくてもよい。即ち、取付ステーを壁面にビス止め
等する必要がないため、請求項2の発明の埋込水栓は、
種々の面状態(平坦面状、曲面状、凹凸面状等の面状
態)、材質、強度等の壁面に好適に設置でき、汎用性が
より高くなる。尚、請求項2の発明において、水道配管
の端末部に水栓本体が直付けされる場合には、接続管を
水栓本体に一体的に設ければよい。例えば、水栓本体の
背面から雄型の接続管を一体的に突出させ、この雄型の
接続管を、水道配管の端末部に嵌合させてもよい。
【0013】次に、請求項3の発明は、「前記取付ステ
ーは、前記水道配管の端末部と前記接続管とで挟持され
ることを特徴とする請求項2に記載の埋込水栓」であ
る。
【0014】請求項3の発明によると、取付ステーの水
道配管の端末部への取着を、より簡単に行うことができ
るため、埋込水栓の施工をより効率的に行うことができ
る。
【0015】次に、請求項4の発明は、「前記接続管は
可撓管であることを特徴とする請求項2又は請求項3に
記載の埋込水栓」である。
【0016】請求項4の発明は、湯水混合水栓への好適
な適用例を述べたものである。即ち、「湯側の水道配管
の端末部」と「水側の水道配管の端末部」との「ピッ
チ」は、水栓の使用空間毎に異なることがある。ところ
が、請求項4の発明では、接続管を可撓管で構成するた
め、水栓の使用空間毎に異なる「ピッチ」に的確に対応
することができる。
【0017】次に、請求項5の発明は、「前記水栓本体
は前記取付ステーに支持され、前記カバーは前記水栓本
体又は前記接続管の少なくとも一方に支持されることを
特徴とする請求項2から請求項4までの何れかに記載の
埋込水栓」である。
【0018】前述の如く、取付ステーは、水道配管の端
末部に取着されるため、壁面の面状態、材質、強度等を
問わずに堅固に支持される。そして、請求項5の発明で
は、この取付ステーに水栓本体を支持するため、この水
栓本体も、壁面の面状態、材質、強度等を問わずに堅固
に支持されることになる。
【0019】また、接続管も、水道配管の端末部に取着
されるため、壁面の面状態、材質、強度等を問わずに堅
固に支持される。そして、請求項5の発明では、カバー
を、水栓本体又は接続管の少なくとも一方に支持するた
め、このカバーも、壁面の面状態、材質、強度等を問わ
ずに堅固に支持される。尚、請求項5の発明において、
接続管は、剛性管若しくは可撓管の何れであってもよ
い。可撓管であっても、その一部(例えば、「水道配管
の端末部との接続部分」や「水栓本体との接続部分」)
に堅固な部分を設ければ、この堅固な部分によってカバ
ーを堅固に支持できるからである。
【0020】次に、請求項6の発明は、「前記カバーは
前記取付ステーに支持され、前記水栓本体は前記カバー
に支持されることを特徴とする請求項2から請求項4ま
での何れかに記載の埋込水栓」である。
【0021】取付ステーは、前述の如く、壁面の面状
態、材質、強度等を問わずに堅固に支持される。そし
て、請求項6の発明によると、カバーが取付ステーに支
持されるため、このカバーも、壁面の面状態、材質、強
度等を問わずに堅固に支持される。また、請求項6の発
明では、このカバーを高剛性、高強度の堅固なものとす
ることを意図しており、この堅固なカバーに対しては、
水栓本体を堅固に支持することが可能である。尚、「堅
固なカバー」としては、(a)厚肉状に形成した樹脂
製、金属製若しくは陶器製等のカバー、(b)高剛性・
高強度の素材を用いて構成したカバー、(c)素材中に
骨材や心材を混入して強度アップを図ったカバー、
(d)リブ等を付加して強度アップを図ったカバー等を
例示できる。
【0022】次に、請求項7の発明は、「前記水栓本体
は前記接続管に支持されることを特徴とする請求項1に
記載の埋込水栓」である。
【0023】請求項7の発明では、接続管を剛性管で構
成することを意図している。この接続管は、水道配管の
端末部に接続されるため、壁面の面状態、材質、強度等
を問わずに堅固に支持される。そして、請求項5の発明
では、水栓本体が接続管に支持されるため、この水栓本
体は、壁面の面状態、材質、強度等を問わずに堅固に支
持される。即ち、請求項7の発明によると、壁面に水道
配管の端末部さえ存在すれば、種々の壁面に対して汎用
的に設置できる。また、一般の壁付き水栓の水栓本体
は、接続管を介して壁面に支持されているため、接続管
を交換したり、既存の接続管を用いて、既存の「壁付き
水栓」を「本埋込水栓」に変更することが容易である。
【0024】尚、請求項7の埋込水栓が、湯水混合水栓
である場合は、接続管としてクランク状のものを用いる
ことが好適である。前述の如く、「湯側の水道配管の端
末部」と「水側の水道配管の端末部」との「ピッチ」
は、水栓の使用空間毎に異なることがあるが、湯側及び
水側の各接続管としてクランク状のものを使用すれば、
この水栓の使用空間毎に異なる「ピッチ」に的確に対応
することができるからである。
【0025】次に、請求項8の発明は、「前記カバーは
前記水栓本体又は前記接続管の少なくとも一方に支持さ
れることを特徴とする請求項7に記載の埋込水栓」であ
る。
【0026】請求項8の発明の「水栓本体及び前記接続
管」は、壁面の面状態、材質、強度等を問わずに堅固に
支持される。そして、請求項8の発明では、カバーが、
水栓本体又は接続管の少なくとも一方に支持されるた
め、このカバーも、壁面の面状態、材質、強度等を問わ
ずに堅固に支持される。
【0027】次に、請求項9の発明は、「前記水道配管
の端末部に取着される取付ステーを備え、該取付ステー
に前記カバーが支持されることを特徴とする請求項7に
記載の埋込水栓」である。
【0028】請求項9の発明の取付ステーは、壁面の面
状態、材質、強度等を問わずに堅固に支持される。そし
て、請求項9の発明では、カバーが、この取付ステーに
支持されるため、このカバーも、壁面の面状態、材質、
強度等を問わずに堅固に支持される。
【0029】最後に、請求項10の発明は、「前記取付
ステーは、前記水道配管の端末部と前記接続管とで挟持
されることを特徴とする請求項9に記載の埋込水栓」で
ある。
【0030】請求項10の発明によると、取付ステーの
水道配管の端末部への取着を、より簡単に行うことがで
きるため、埋込水栓の施工をより効率的に行うことがで
きる。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、図1〜図3を用いて、請求
項1、7、9及び10の各発明の一具体例(以下、第1
例という。)を説明する。第1例の埋込水栓10は、浴
室1の壁面2のうちで、洗い場側に位置する部位に設置
される湯水混合水栓である。また、この浴室1は、在来
工法で建造されると共に、壁面2がモルタルで構成され
ている。そして、この壁面2には、湯側の水道配管の端
末部7と水側の水道配管の端末部8とが配設されてい
る。
【0032】但し、本埋込水栓10は、ユニットバス等
の他のタイプの浴室や、台所、洗面所、トイレ等の浴室
以外の使用空間にも好適に適用できる。また、第1例で
は、埋込水栓10として湯水混合水栓を例示するが、本
各発明の適用対象となる埋込水栓は、単水栓、浄水器水
栓、アルカリイオン水の製造器等の他のタイプの水栓で
あってもよい
【0033】本埋込水栓10は、水栓本体11と、カバ
ー20と、カラン31と、シャワーユニット32と、湯
側及び水側の各接続管50、50と、を備えている。こ
のうち、水栓本体11は、湯・水の混合調節を行う温度
調節弁装置(図示を省略)と、流出路の切換及び流量の
制御を行う切換弁装置(図示を省略)とを内蔵してい
る。また、水栓本体11は、背面に湯側の接続部13
と、水側の接続部14と有し、これらの接続部13、1
4には、袋ナット12、12が回動可能に装着されてい
る。さらに、接続管50、50は、クランク形状とされ
ると共に基端側及び端末側に雄ネジ52、53を刻設し
た接続管本体51と、接続管本体51の基端側の雄ネジ
51に螺着された送り座55と、を備えている。
【0034】第1例では、請求項7の発明に従って、水
栓本体11が、一対の接続管50、50を用いて支持さ
れている。即ち、湯側の接続管50は、その基端側の雄
ネジ52を、湯側の水道配管の端末部7の雌ネジ7aに
螺合すると共に、端末側の雄ネジ53に湯側の接続部1
3の袋ナット12を螺合している。また、水側の接続管
50は、その基端側の雄ネジ52を、水側の水道配管の
端末部8の雌ネジ8aに螺合すると共に、端末側の雄ネ
ジ53に水側の接続部14の袋ナット12を螺合してい
る。これにより、水栓本体11は、一対の接続管50、
50を介して、湯側及び水側の水道配管の端末部7、8
に支持され、壁面2前方に突出する状態となっている。
【0035】ここで、湯側の水道配管の端末部7と、水
側の水道配管の端末部8との「ピッチ」は、浴室1毎に
異なることがあるが、第1例では、クランク状の接続管
50、50を用いるため、この異なる「ピッチ」に的確
に対応することができる。即ち、両接続管50、50の
端末側を接続部13、14に接続した状態で、両接続管
50の基端側間の間隔を調節し、この間隔を上記端末部
7、8間のピッチに整合させればよいからである。
【0036】尚、第1例では、温度調節用のハンドル1
5によって温度調節弁装置に操作を施すと、湯側の接続
部13を通じて温度調節弁装置に流入する湯と、水側の
接続部14を通じて温度調節弁装置に流入する水とが、
所望の混合比率に混合され、この混合湯水が、切換弁装
置に流入する。そして、切換用のハンドル16によって
切換弁装置に操作を施すと、この混合湯水を、カラン3
1若しくはシャワーユニット32の何れに流出させるか
の選択や、吐止水や吐水量の制御がなされる。
【0037】カバー20は、背面の解放端を壁面2に衝
合させ、この壁面2から筺状に突出する形態を備えてい
る。また、このカバー20は、水栓本体10及び接続管
50、50を被覆して本埋込水栓10の外郭を構成して
いる。さらに、このカバー20の上面21は平滑面とさ
れるため、このカバー20は、シャンプー、ひげ剃り用
の器具等の小物を載置可能な小型のカウンターとしても
機能する。
【0038】第1例では、このようなカバー20が、請
求項10の発明に従う取付ステー60を介して支持され
ている。即ち、この取付ステー60は、背板部61と、
背板部61に対して屈曲する取付部62とを備えてい
る。また、背板部61には、2つの貫通孔63、63
が、湯側及び水側の両水道配管の端末部7、8間のピッ
チと同ピッチで設けられている。
【0039】この取付ステー60では、2つの貫通孔6
3、63を、両端末部7、8に位置合わせした状態で、
背板部61を壁面2に衝合させている。そして、両接続
管50の基端側の雄ネジ51のネジ先側を、壁面2前方
から貫通孔63、63に通過させた後に、対応する水道
配管の端末部7、8の雌ネジ7a、8aに螺合されてい
る。そして、背板部61前方に存在する送り座55を、
雄ネジ51のネジ先側に締め込み、この送り座55の座
面を背板部61に圧接させている。これにより、この取
付ステー60は、その背板部61が、各水道配管の端末
部7、8と、送り座55とで挟持され、壁面2の前方に
支持された状態となっている。尚、湯側及び水側の各水
道配管の端末部7、8に別個の取付ステーを取着した
り、取付ステー60の貫通孔63、63を長孔とする
と、湯側及び水側の各水道配管の端末部7、8の種々の
ピッチに対応させることができ、好適である。
【0040】尚、請求項10の発明においては、送り座
55の代わりに、雄ネジ51に螺着される固定ナット等
を用いてもよい。また、接続管本体51、51の基端側
外周面から鍔部を一体的に突出させ、この鍔部と水道配
管の端末部7、8とで取付ステー60を挟持してもよ
い。さらに、請求項9の発明では、取付ステー60をビ
ス止め、係着、接着等の手法で、水道配管の端末部7、
8に支持してもよい。
【0041】第1例では、壁面2の前方に支持された取
付ステー60に、カバー20が支持されている。即ち、
カバー20の背面側の部位が、取付ステー60の取付部
62にビス止め固定されている。但し、請求項9の発明
においては、カバー20を、係着、接着等の他の手法で
取付ステー60に支持してもよい。また、請求項8の発
明では、カバー20をビス止め、係着、接着等の種々の
手法で、水栓本体11や、接続管50に支持してもよ
い。さらに、請求項1若しくは請求項7の発明では、カ
バー20をビス止め、係着、接着等の種々の手法で、壁
面2に直接、支持することもできる。
【0042】次に、図4を用いて、請求項1〜4の各発
明の一具体例(以下、第2例という。)を説明する。第
2例の埋込水栓10は、以下の(1)〜(4)の点で異
なることを除いて、前述の第1例の埋込水栓10と同様
である。
【0043】即ち、(1)湯側及び水側の各接続管50
を、可撓管で構成された接続管本体51と、接続管本体
51の両端に設けられた雄型の接続部56、57と、基
端側の接続部56に螺合連結された鍔付きブッシュ58
とで構成している。そして、基端側の接続部56を、鍔
付きブッシュ58を介して、湯側及び水側の各水道配管
の端末部(湯側の水道配管の端末部7を図示し、水側の
各水道配管の端末部8の図示を省略)に螺合し、各端末
側の接続部57を、水栓本体11の湯側及び水側の各接
続部に螺合している。
【0044】(2)取付ステー60は、上板部65の両
端に、背板部61と、取付部62とを備えている。そし
て、背板部61には、2つの貫通孔63、63が、湯側
及び水側の両水道配管の端末部(7等)間のピッチと同
ピッチに設けられている。また、取付部62には、温度
調節弁装置の操作軸19と、切換弁装置の操作軸(図示
を省略)との配置間隔に対応するピッチで、2つの貫通
孔66、66が設けられている。尚、湯側及び水側の各
水道配管の端末部7、8に別個の取付ステーを取着した
り、取付ステー60の貫通孔63、63を長孔とする
と、湯側及び水側の各水道配管の端末部7、8の種々の
ピッチに対応させることができ、好適である。
【0045】(3)カバー20は、前記「2つの貫通孔
66、66」と同ピッチの2つの貫通孔27、27を前
面部25に備えている。尚、このカバー20も、上面2
1を平滑面とするため、小型のカウンターとして機能す
ることができる。また、(4)水栓本体11は、その前
面より、2つの固定部(一方のみ図示)18、18を、
上記「2つの貫通孔66、66」と同ピッチで突出させ
ている。また、両固定部18、18は、その外周面に雄
ネジ18aを刻設すると共に、根本側から鍔形状の当接
部17を突出させている。さらに、一方の固定部18
は、温度調節弁装置の操作軸19を同軸状に包囲し、図
示しない他方の固定部18は、切換弁装置の操作軸を同
軸状に包囲している。
【0046】この第2例では、2つの貫通孔63、63
を両水道配管の端末部(7等)に位置合わせしつつ、取
付ステー60の背板部61が壁面2に衝合されている。
そして、壁面2前方から貫通孔63、63を通じて、鍔
付きブッシュ58の一端側の雄ネジ58bを、対応する
水道配管の端末部(7等)の雌ネジ(7a等)に螺合さ
せている。これにより、鍔付きブッシュ58の鍔部58
aが、背板部61に圧接されるため、背板部61は、各
水道配管の端末部(7等)と、鍔付きブッシュ58とで
挟持され、壁面2の前方に支持された状態となってい
る。尚、請求項2の発明においては、取付ステー60を
ビス止め、係着、接着等の手法で、水道配管の端末部
(7等)に支持してもよい。また、鍔付きブッシュ58
の他端側の雌ネジ58cには、接続管本体51の基端側
の接続部56が螺合されている。尚、鍔付きブッシュ5
8の他端側に雄ネジを設け、接続管本体51の基端側の
接続部に雌ネジを設けて互いに螺合しても良い。
【0047】第2例では、このように、壁面2の前方に
支持された取付ステー60に、水栓本体11及びカバー
20が支持されている。即ち、貫通孔66、66に対し
て、取付部62の裏側から固定部18、18を挿通し、
固定部18、18に対して、取付部62の表側から固定
ナット70、70を螺着する。これにより、取付部62
は、固定ナット70と、当接部17とで挟持されるた
め、水栓本体11は、取付ステー60に支持される。
【0048】また、前面部25の貫通孔27、27を、
取付部62の貫通孔66、66に位置合わせし、貫通孔
27、27に対し、前面部25の裏側から固定部18、
18を挿通しつつ、カバー20を装着する。そして、固
定部18、18に対して、前面部25の表側から固定ナ
ット71を螺着する。これにより、前面部25は、2つ
の固定ナット70、71で挟持され、カバー20は、取
付ステー60及び水栓本体11に支持される。但し、請
求項2の発明においては、水栓本体11若しくはカバー
20の一方のみを、取付ステー60で支持してもよい。
また、請求項5の発明では、第2例とは異なり、水栓本
体11をネジ止め、係着、接着等の手法で取付ステー6
0に支持し、カバー20をネジ止め、係着、接着等の手
法で、水栓本体11若しくは接続管50、50に支持し
てもよい。
【0049】最後に、図5を用いて、請求項1及び6の
各発明の一具体例(以下、第3例という。)を説明す
る。この埋込水栓10は、以下の点で異なることを除い
て、前述の第2例の埋込水栓10と同様な構成を備えて
いる。
【0050】即ち、カバー20として、厚肉状の高剛
性、高強度のものを用いている。また、鍔付きブッシュ
58の鍔部58aと、水道配管の端末部(7等)とで挟
持された取付ステー60には、カバー20のみをビス止
め固定している。さらに、カバー20の前面部25の貫
通孔27、27に、水栓本体11の固定部18、18を
挿通し、固定部18、18の雄ネジ18aに螺着される
固定ナット70と、当接部17とで、前面部25を挟持
することで、水栓本体11が、カバー20に固定されて
いる。そして、この第3例によっても、埋込水栓10を
簡易に得ることができる。
【0051】尚、前記各具体例では、本埋込水栓10
を、浴室1の壁面2のうちで、洗い場側に位置する部位
に設置する態様を説明したが、本埋込水栓10は、浴室
1の壁面2のうちで、浴槽4側に位置する部位5、6に
対しても好適に設置できる。また、本埋込水栓10は、
浴槽4の壁面4aに設置することもできる。さらに、請
求項1,7,8の各発明では、取付ステー60を水道配
管の端末部7,8に取着せず、壁面2等にビス止め等に
より取着しても良い。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本各発明によると、種々
の「水栓の使用空間」に汎用的に適用できると共に、簡
易に施工できる埋込水栓が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本埋込水栓の一具体例を示す斜視図である。
【図2】 図1の埋込水栓の縦断面図である。
【図3】 図1の埋込水栓の横断面図である。
【図4】 本埋込水栓の他の具体例を示す縦断面図であ
る。
【図5】 本埋込水栓の更に他の具体例を示す縦断面図
である。
【図6】 従来例に係る埋込水栓の斜視図である。
【符号の説明】
1;浴室、2;壁面、3;カウンター、4;浴槽、4
a;壁面、5、6;浴槽側に位置する部位、7、8;水
道配管の端末部、7a、8a;雌ネジ、10;埋込水
栓、11;水栓本体、12;袋ナット、13、14;接
続部、15;温度調節用のハンドル、16;切換用のハ
ンドル、17;当接部、18;固定部、18a;雄ネ
ジ、19;操作軸(スピンドル)、20;カバー、2
1;上面、25;前面部、27;貫通孔、31;カラ
ン、32;シャワーユニット、50;接続管、51;接
続管本体、52、53;雄ネジ、55;送り座、56、
57;雄型の接続部、58;鍔付きブッシュ、58a;
鍔部、58b;雄ネジ、58c;雌ネジ、60;取付ス
テー、61;背板部、62;取付部、63;貫通孔、6
5;上板部、66;貫通孔、70、71;固定ナット。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道配管の端末部が配設された壁面の前
    方に配置される水栓本体と、該水栓本体と前記水道配管
    の端末部とを接続する接続管と、前記水栓本体及び前記
    接続管を被覆するカバーと、を備えた埋込水栓であっ
    て、 前記カバーは前記壁面から筺状に突出することを特徴と
    する埋込水栓。
  2. 【請求項2】 前記水道配管の端末部に取着されて前記
    水栓本体又は前記カバーの少なくとも一方を支持する取
    付ステーを備えたことを特徴とする請求項1に記載の埋
    込水栓。
  3. 【請求項3】 前記取付ステーは、前記水道配管の端末
    部と前記接続管とで挟持されることを特徴とする請求項
    2に記載の埋込水栓。
  4. 【請求項4】 前記接続管は可撓管であることを特徴と
    する請求項2又は請求項3に記載の埋込水栓。
  5. 【請求項5】 前記水栓本体は前記取付ステーに支持さ
    れ、前記カバーは前記水栓本体又は前記接続管の少なく
    とも一方に支持されることを特徴とする請求項2から請
    求項4までの何れかに記載の埋込水栓。
  6. 【請求項6】 前記カバーは前記取付ステーに支持さ
    れ、前記水栓本体は前記カバーに支持されることを特徴
    とする請求項2から請求項4までの何れかに記載の埋込
    水栓。
  7. 【請求項7】 前記水栓本体は前記接続管に支持される
    ことを特徴とする請求項1に記載の埋込水栓。
  8. 【請求項8】 前記カバーは前記水栓本体又は前記接続
    管の少なくとも一方に支持されることを特徴とする請求
    項7に記載の埋込水栓。
  9. 【請求項9】 前記水道配管の端末部に取着される取付
    ステーを備え、該取付ステーに前記カバーが支持される
    ことを特徴とする請求項7に記載の埋込水栓。
  10. 【請求項10】 前記取付ステーは、前記水道配管の端
    末部と前記接続管とで挟持されることを特徴とする請求
    項9に記載の埋込水栓。
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