JPH0750438Y2 - 手検知センサー体式の吐水口を備えた壁面埋込み型手洗器 - Google Patents

手検知センサー体式の吐水口を備えた壁面埋込み型手洗器

Info

Publication number
JPH0750438Y2
JPH0750438Y2 JP1990067965U JP6796590U JPH0750438Y2 JP H0750438 Y2 JPH0750438 Y2 JP H0750438Y2 JP 1990067965 U JP1990067965 U JP 1990067965U JP 6796590 U JP6796590 U JP 6796590U JP H0750438 Y2 JPH0750438 Y2 JP H0750438Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
detection sensor
water discharge
washing device
discharge pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990067965U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0425586U (ja
Inventor
修 荒木
Original Assignee
株式会社イナックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イナックス filed Critical 株式会社イナックス
Priority to JP1990067965U priority Critical patent/JPH0750438Y2/ja
Publication of JPH0425586U publication Critical patent/JPH0425586U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0750438Y2 publication Critical patent/JPH0750438Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、手洗器本体の一部が壁面へ埋込んで設置され
るタイプの手洗器において、使用者の手の挙動を検知す
ることで吐水・止水を自動的に行うようにした技術に関
するものである。
〔従来の技術〕
室内スペースの有効利用を図ること及び見栄えを良くす
ること等の観点から、壁面へ埋込んで設置されるタイプ
の手洗い器が既に開発され、公知である。このような手
洗器において、最近では人体の一部を検知することで自
動的な吐水及び止水を行うようにしたものが普及して来
ている。その一例を示すと、第6図の正面図及び第7図
の側面図の通りである。
すなわち、この種の手洗器1は、手洗器本体2の一部が
壁面3内へ埋込まれた状態で取り付けられている。そし
て、この手洗器1の下方には、自動水栓4が取り付けら
れており、その流出側は給水管5を介して吐水管6へ接
続されている。吐水管6は、手洗鉢7の上方に位置する
手洗器本体2から手洗鉢7へ向けて下向きに取り付けら
れている。前記自動水栓4と吐水管6とを連通接続する
給水管5は、手洗器本体2の裏面側形状に沿って配管接
続されている。
而して、前記自動水栓4は、手洗器本体2の斜め右上方
において、壁面3へ埋設された人体検知センサ8により
ON.OFF制御されるようになっている。つまり、使用者が
手洗器本体2へ近づいたことを検知することで、自動水
栓4をON動作させ、吐水管6から温水等を吐出させてい
る。また使用者が手洗器本体2から離れたことを検知す
ることで、自動水栓4をOFF動作させ、止水するように
している。
従来にあっては、別タイプの自動水栓として、手洗器本
体の正面側に、使用者の手を検知する手検知センサを設
置し、これにより自動水栓をON,OFF制御するようにした
ものもある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、第6図及び第7図に示す手洗器1にあって
は、手洗器本体2の取付工事とは別に、人体検知センサ
8を壁面3へ埋設する工事と、人体検知センサ8と電源
及び自動水栓4とをそれぞれ配線接続する工事とを行う
必要がある。そのため、手洗器1の全体の施工工事が大
掛かりとなる欠点があった。またこの手洗器1では、使
用の有無に拘わらず、使用者が手洗器本体2へ近づいた
だけで人体検知センサ8が自動水栓4をON作動させるの
で、清掃作業を行ったり、手洗器本体2の前を通過する
だけで吐水管6から温水等が吐出され、無駄な洗浄水量
が増加するとう欠点があった。
一方、手洗器本体の正面側へ手検知センサを設置する別
の従来技術にあっては、手洗器本体へ手検知センサを取
り付けるための専用の孔加工をする必要がある。しか
も、この場合も手検知センサの取付作業は、手洗器本体
とは別個に独立して行う必要があった。更には、この従
来技術にあっては、手洗器本体の正面側から手検知セン
サが見えるので手洗器本体とは違和感を生じ、製品価値
を低減させるという欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去した
ものであって、吐水管を手洗器本体へ取り付けるだけで
手検知センサの施工が同時に行える手検知センサ一体式
の吐水口を備えた壁面埋込み型手洗器を提供せんとする
ものである。
而して、前記課題を解決するために本考案が採用した第
一の手段は、手洗器本体の一部を壁面へ埋込んで設置す
るタイプの手洗器において、手洗器本体の洗面鉢上方に
取り付けられる吐水管に、手検知センサ用の上下に分割
されるケースを取り付け、該上下のケース内で前記吐水
管を脱着自在に分離接続したことを特徴とする手検知セ
ンサ一体式の吐水口を備えた壁面埋込み型手洗器であ
る。
更に第二の手段は、手洗器本体の一部を壁面へ埋込んで
設置するタイプの手洗器において、手洗器本体の洗面鉢
上方に取り付けられる吐水管に、手検知センサ用の上下
に分割されるケースを取り付け、該上下のケースを貫通
して吐水管を外部へ突設したことを特徴とする手検知セ
ンサ一体式の吐水口を備えた壁面埋込み型手洗器であ
る。
〔作用〕
本考案の第一の手段にあっては、上下のケース内に手検
知センサを内蔵することができ、また両ケースの間にお
いては吐水管が脱着自在に連通接続されている。そのた
め、下ケースを取り外すと、手検知センサ及び前記吐水
管を分離することができ、これらのメンテナンスが容易
である。
本考案の第二の手段にあっては、上下のケース内に手検
知センサを内蔵することができる。そして、上下のケー
スを貫通して吐水管が設けられている。従って、吐水管
の吐水口へキャップを装着することで、前記下ケースを
取り外すことができ、内蔵された手検知センサのメンテ
ナンスが容易である。
〔実施例〕
以下に、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて説
明すると次の通りである。なお、従来の場合と同一符号
は同一部材である。
第1図乃至第3図は本考案の第一の手段に係る一実施例
を示すもので、第1図は手洗器本体2の吐水口部を示す
部分縦断面側面図、第2図は手洗器10の全体を示す正面
図、第3図は壁面3へ取り付けた場合の手洗器10の全体
を示す側面図である。この実施例にあっては、手洗器本
体2より下方へ突出する吐水管11の先端側に上下のケー
ス12,13が嵌合装着され、該上下のケース12及び13間に
超音波を利用した手検知センサ14が内蔵され、これに挟
持固定されている。手検知センサ14は、発信側及び受信
側の導波管14a,14bが並列に連結されており、その先端
は下ケース13の下面側へ突出して開口している。
上端側が閉塞された金属製の吐水管11の先端側には、袋
状のナット部11aが一体的に形成されている。このナッ
ト部11aを上ケース12の多角形状孔15へ装着し、上ケー
ス12の内面側から筒状の接続ナット16を前記袋状ナット
部11aの雌螺子部へ螺着することで、吐水管11と上ケー
ス12とを連結している。このとき、前記前記ナット部11
aと多角形状孔15とにより、両者の廻り止めが行われ
る。
下ケース13は、前記導波管14a,14bを支持する支持片17
を有している。この支持片17に支持された状態の導波管
14a,14bの間には、ボス部13aに嵌合装着された吐水接続
管18が立設状態で位置している。この吐水接続管18の上
端側は、前記接続ナット16の孔内へ脱着自在に嵌合装着
されている。また吐水接続管18の下端側は、下ケース13
を貫通して外部へ突出しており、キャップ19が取り付け
られている。下ケース13は、ビス部材20を介して上ケー
ス12へ連結されている。
このようにしてこの実施例の手洗器10にあっては、手検
知センチ14を内蔵した上下のケース12及び13を吐水管11
へ取り付けている。吐水管11の手洗器本体2への取り付
けは、先ず手洗器本体2の取付孔22の上下面へ台座23,2
4を配設し、吐水管11を前記取付孔22の下方側から挿通
している。そして、手洗器本体2の裏面側にあって、台
座23より上方へ突出する吐水管11に、締結ナット25を介
して筒状の接続エルボ26を嵌合装着している。このナッ
ト25の螺着により、接続エルボ26が台座23を下方向へ押
圧付勢するようになり、上下の台座23及び24が手洗器本
体2を挟持するようになる。つまり、吐水管11及び上下
のケース12,13を手洗器本体2へ固定することができ
る。給水管11と接続エルボ26とは、給水管11に穿設した
ポート11bにより連通している。
この固定状態にあって、手検知センサ14の配線27は、上
ケース12に設けられた挿通孔28を通り、台座23,24の切
欠溝29,30から手洗器本体2の裏面側へ導出され、自動
水栓4へ接続されている。また前記接続エルボ26の横方
向へ突出する接続管31は、給水管32へ連通接続され、更
にこの給水管32は可撓製を有する樹脂チューブ33を介し
て自動水栓4へ接続されている。
このような手洗器10の構成であれば、手洗器本体2へ予
め吐水管11及び上下のケース12,13等を固定した状態で
出荷することができ、現場での施工作業は極めて容易で
ある。しかも、手検知センサ14は上下のケース12及び13
内へ内蔵されているので、この手検知センサを別途取り
付けるための作業は一切不要である。またビス20を螺脱
させて下ケース13を取り外すだけで、手検知センサ14及
び吐水管11が露出するので、そのメンテナンスは極めて
容易である。
而して、このように構成された手洗器10にあっては、先
ず使用者が手洗器本体2の手洗鉢7の上方に取り付けら
れた下ケース13の下方側へ手を差し伸べると、超音波を
利用した手検知センサ14がこれを検知し、自動水栓4を
ON動作させる。これにより、自動水栓4から所定温度に
混合された温水が、樹脂チューブ33,給水管32を介して
接続エルボ26へ供給され、ポート11bから吐水管11内へ
流入する。そして温水は、接続ナット16,吐水接続管18,
キャップ19を夫々経て手洗鉢7へ向けて吐出される。ま
た使用者が下ケース13の下方側から手を引くと、手検知
センサ14がこれを検知し、自動水栓4をOFF動作させて
止水状態にする。
第4図は、本考案の第二の手段に係るものであり、その
一実施例を示す手洗器2の部分縦断面側面図である。同
図に示す如く、この実施例にあっては、吐水管11を下ケ
ース13の下方へ直接突出させ、これにキャップ19を螺着
するようにしている。従って、この実施例では、キャッ
プ19により下ケース13の取り付けを行うことが可能であ
る。勿論、第1図に示すように、ビス20を用いて下ケー
ス13を上ケース12へ取り付けるようにすることも可能で
ある。その他の構成並びに作用効果は、前述した第1図
乃至第3図に示す実施例の場合と同じであり、ここでの
説明は省略する。
ところで、本考案は上述した実施例に限定されるもので
はなく、例えば上下ケース12及び13の形状や手検知セン
サ14の種類等は適宜の変更が可能である。また第5図に
示すように、手洗器本体2の種類,形状等の相違によ
り、取付孔22の孔径が異なる場合には、台座23,24の種
類を変更するか又はこれらの少なくとも一つを省略する
等すればよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案にあっては、手洗器本体の洗
面鉢上方へ設置される吐水管に、上下に分割される手検
知センサ用のケースを取り付けたから、上下のケース内
へ手検知センサを内蔵した状態で吐水口部を手洗器本体
へ取り付けるだけで、手検知センサの取り付けが行える
ようになり、別途に手検知センサ設置のための施工作業
を行う必要がない。
また下ケースを取り外すだけで吐水管と手検知センサの
全部が露呈するので、そのメンテナンスが容易であり、
便利である。
更に、手洗器の吐水管へ上下に分割される手検知センサ
用のケースを取り付けるだけであり、既設の壁面埋込み
型の手洗器へも極めて容易に適用することができるの
で、汎用性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第一の手段の一実施例に係
るものであり、第1図は手洗器本体の吐水口部を示す縦
断面側面図、第2図は手洗器の全体正面図、第3図は壁
面へ取り付けた場合の側面図、第4図は本考案の第二の
手段の実施例に係る手洗器本体の吐水口部を示す縦断面
側面図、第5図は本考案の他の実施例を示す手洗器本体
の吐水口部を示す縦断面側面図、第6図及び第7図は従
来技術に係るものであり、第6図は手洗器の全体を示す
正面図、第7図は手洗器を壁面へ取り付けた場合の側面
図である。 2…手洗器本体、3…壁面 4…自動水栓、7…手洗鉢 10…手洗器、11…吐水管 12…上ケース、13…下ケース 14…手検知センサ、18…吐水接続管 19…キャップ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】手洗器本体の一部を壁面へ埋込んで設置す
    るタイプの手洗器において、手洗器本体の洗面鉢上方に
    取り付けられる吐水管に、手検知センサ用の上下に分割
    されるケースを取り付け、該上下のケース内で前記吐水
    管を脱着自在に分離接続したことを特徴とする手検知セ
    ンサ一体式の吐水口を備えた壁面埋込み型手洗器。
  2. 【請求項2】手洗器本体の一部を壁面へ埋込んで設置す
    るタイプの手洗器において、手洗器本体の洗面鉢上方に
    取り付けられる吐水管に、手検知センサ用の上下に分割
    されるケースを取り付け、該上下のケースを貫通して吐
    水管を外部へ突設したことを特徴とする手検知センサ一
    体式の吐水口を備えた壁面埋込み型手洗器。
JP1990067965U 1990-06-27 1990-06-27 手検知センサー体式の吐水口を備えた壁面埋込み型手洗器 Expired - Lifetime JPH0750438Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990067965U JPH0750438Y2 (ja) 1990-06-27 1990-06-27 手検知センサー体式の吐水口を備えた壁面埋込み型手洗器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990067965U JPH0750438Y2 (ja) 1990-06-27 1990-06-27 手検知センサー体式の吐水口を備えた壁面埋込み型手洗器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0425586U JPH0425586U (ja) 1992-02-28
JPH0750438Y2 true JPH0750438Y2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=31602009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990067965U Expired - Lifetime JPH0750438Y2 (ja) 1990-06-27 1990-06-27 手検知センサー体式の吐水口を備えた壁面埋込み型手洗器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0750438Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2590620Y2 (ja) * 1992-03-30 1999-02-17 東陶機器株式会社 吐水装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0617893Y2 (ja) * 1987-02-25 1994-05-11 松下電工株式会社 手洗い器の構造
JP2675352B2 (ja) * 1988-09-21 1997-11-12 東陶機器株式会社 自動水栓装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0425586U (ja) 1992-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4383339A (en) Bidet adaptor for toilet
US4089073A (en) Combination fixture with swing-out lavatory
JPH0750438Y2 (ja) 手検知センサー体式の吐水口を備えた壁面埋込み型手洗器
JPH10309240A (ja) 水槽付き家具
KR20140023093A (ko) 세면대용 정수기 출수장치
US3633223A (en) Plumbing fixture
US2460005A (en) Plumbing fixture
JPH0126837Y2 (ja)
JP3228064B2 (ja) 洗面化粧台
JPH0732609Y2 (ja) 手洗器の吐水管接続構造
JPH0221670Y2 (ja)
JP7122571B2 (ja) 水栓装置
JPS6345877U (ja)
GB2311723A (en) Sanitary unit and fittings therefor
JP3227999B2 (ja) 洗面化粧台の据付方法
JPH0331370U (ja)
JPH033656Y2 (ja)
JP2001132025A (ja) 自動水栓
JPH0240119Y2 (ja)
JPH0756376Y2 (ja) 水栓の取付構造
JP2599167Y2 (ja) 自動洗浄装置の設置構造
JPH043075Y2 (ja)
JPH0417650Y2 (ja)
JP3362812B2 (ja) 水槽付キャビネット及びその設置方法並びに洗面化粧台及びその設置方法
JPS6015519Y2 (ja) 境界壁を有する構造体

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term