JP2590620Y2 - 吐水装置 - Google Patents

吐水装置

Info

Publication number
JP2590620Y2
JP2590620Y2 JP1992017610U JP1761092U JP2590620Y2 JP 2590620 Y2 JP2590620 Y2 JP 2590620Y2 JP 1992017610 U JP1992017610 U JP 1992017610U JP 1761092 U JP1761092 U JP 1761092U JP 2590620 Y2 JP2590620 Y2 JP 2590620Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
wall
water discharge
sensor
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992017610U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0577357U (ja
Inventor
忠洋 本田
徹路 吉田
Original Assignee
東陶機器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東陶機器株式会社 filed Critical 東陶機器株式会社
Priority to JP1992017610U priority Critical patent/JP2590620Y2/ja
Publication of JPH0577357U publication Critical patent/JPH0577357U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2590620Y2 publication Critical patent/JP2590620Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Valve Housings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、手感知センサ等の吐水
に関する電気的機能部を有する吐水装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、手洗器の一形態として壁埋込型手
洗器があり、同手洗器は、ボール部の奥部から垂直壁を
立ち上げ、その頂部に吐水金具を設け、手洗いが容易に
できる構成となっている。
【0003】また、かかる壁埋込型手洗器の吐水金具に
手感知センサを並設状態に取付け、同手感知センサから
の出力に基づいて、手を差し出すと自動的に吐水可能と
した自動水栓用のものがある。
【0004】さらに、かかる吐水金具と手感知センサを
一体的に吐水口カバーによってカバーリングしており、
壁埋込型手洗器の美的外観を維持するとともに、飛散水
等の手感知センサへの侵入による動作不能を防止した
り、飛散水の壁裏面側への侵入による壁面の腐食等を防
止している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した壁埋
込型手洗器に用いる自動水栓用の吐水金具は、未だ、以
下の解決すべき課題を有していた。
【0006】即ち、上記した吐水金具においては、吐水
口カバーは通常壁埋込型手洗器の垂直壁の頂部に一体的
に固着されているため、吐水金具の内部に装着された手
感知センサ等の垂直壁への取付及びセンサ等への配線は
壁裏側から行われている。従って、センサの故障等でセ
ンサを修理する際には、手洗器自体を取外し、その後、
壁裏側から取付けられた手感知センサを取外して、修理
や交換を行わねばならなかった。よって、大掛かりな作
業となり、相当な手間を要していた。
【0007】本考案は、上記した課題を解決することが
できる吐水装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、壁の前面側
に、吐水口と同吐水口からの吐水に関する電気的機能部
とを配設し、同電気的機能部への通電路を壁の裏側に伸
延するとともに、電気的機能部側を覆い、かつ、前記吐
水口に対して非固定状態としたカバーと、同カバーの背
面側に設け、前記電気的機能部を固定する固定手段とを
設けた吐水装置において、前記壁に設けた取付穴の少な
くとも一部を異形形状とするとともに、同取付穴への嵌
着部分の少なくとも一部を同一異形形状とした位置決め
体を配設したことを特徴とする吐水装置に係るものであ
る。
【0009】また、本考案は、壁の前面側に、吐水口と
同吐水口からの吐水に関する電気的機能部とを配設し、
同電気的機能部への通電路を壁の裏側に伸延するととも
に、電気的機能部側を覆い、かつ、前記吐水口に対して
非固定状態としたカバーと、同カバーの背面側に設け、
前記電気的機能部を固定する固定手段とを設けた吐水装
置において、前記通電路を、前記電気的機能部の接合部
と他側の接合部とを接合することにより導通するように
形成するとともに、他側の接合部を、壁に対して保持す
る保持手段を配設したことを特徴とする吐水装置に係る
ものである。
【0010】また、前記保持手段はゴム質材料からなる
ことにも特徴を有する。
【0011】
【実施例】以下、添付図に示す実施例に基づいて、本考
案を具体的に説明する。
【0012】図1は本考案に係る吐水装置としての吐水
金具1を具備する壁面埋込型手洗器Bの正面図、図2は
同吐水金具1の断面図、図3は吐水金具1へ湯水を供給
する湯水供給部6の断面側面図である。
【0013】図1に示すように、手洗器Bは、壁体Wの
適当な高さの位置に埋込まれて固定されている。
【0014】そして、かかる手洗器Bに具備される自動
水栓Aの全体構成を図1〜図3を参照して説明すると、
次の通りである。
【0015】手洗器Bは陶器で形成されており、同手洗
器Bのボウル部B3の上方であって、同ボウル部B3と一体
的に形成された水栓取付壁B1には、本考案の要旨をなす
自動水栓Aの吐水金具1が取付けられている。
【0016】また、同手洗器Bの下方には、制御ボック
ス7が配設されており、同制御ボックス7内には、制御
装置10a と、外部電源と接続している電源装置10b と、
吐水金具1と湯水供給配管5を介して連通連結される湯
水供給部6が収納配設されている。
【0017】かかる湯水供給部6は、図3に示すよう
に、湯水供給配管5の上流側と連通連結する電磁開閉弁
8と、同電磁開閉弁8と連通連結するサーモスタット式
ミキシングバルブ9とが一体的に構成されている。
【0018】また、サーモスタット式ミキシングバルブ
9には、基部に止水栓を内蔵する給湯側配管11と給水側
配管12の他端側開口部が連通連結されている。
【0019】そして、かかる湯水供給部6は、電磁開閉
弁8やセンサの作動を制御する制御装置10a に接続して
いる。
【0020】かかる構成によって、電磁開閉弁8を駆動
し開弁すると、給湯側配管11と給水側配管12からサーモ
スタット式ミシシングバルブ9、電磁開閉弁8、湯水供
給配管5を通して、適温の混合湯水を吐水金具1より手
洗器B内へ吐出することができる。
【0021】なお、電源装置10b は、乾電池等を利用す
ることもでき、湯水供給部6のサーモスタット式ミキシ
ングバルブ9の代わりに電気給湯機を用いても構わな
い。
【0022】また、図3中、13は給湯管、14は給水管、
15は湯水供給流路、16は同流路15中、サーモスタット式
ミシシングバルブ9と電磁開閉弁8との間に設けた止水
弁、8a,8b,8cは、それぞれ電磁開閉弁8の弁体、弁座、
プランジャである。
【0023】次に、本考案の要旨をなす吐水金具1の構
成について図2及び図4を参照して説明する。
【0024】吐水金具1の全体構成は、接続金具部J
と、吐水口ノズル24と、電気的機能部としての手感知セ
ンサ3を収納する吐水口カバー20と、位置決め体をなす
位置決めプレート2と、保持手段としてのコネクタホル
ダ4とからなり、手洗器Bのボウル部B3の奥部から立ち
上げた垂直壁の頂部に配設されている。
【0025】即ち、図2及び図4に示すように、略L字
状の接続金具部Jが、壁体Wの裏に配設された湯水供給
部6と接続する湯水供給配管5にその一端を接続して、
手洗器Bの水栓取付壁B1に穿設された取付穴である前方
後円形状の吐水金具取付穴B2に挿通され、かかる接続金
具Jの他端に吐水口ノズル24が螺着されている。
【0026】また、接続金具部Jと吐水口ノズル24とに
並列状態に、手感知センサ3が配設されており、これら
は、吐水口カバー20に一体的にカバーリングされてい
る。
【0027】そして、上記吐水口カバー20の水栓取付壁
B1側には、位置決めプレート2が吐水金具取付壁B2に回
動不能状態に嵌着されており、同位置決めプレート2に
吐水口カバー20が着脱自在に取付けられている。
【0028】かかる位置決めプレート2は、吐水口カバ
ー20を取付ける際に、その取付位置を規定し、回り止め
の機能を果たすもので、吐水金具取付穴B2の幅と等しい
長さの長手方向幅の側面2e,2f を有する嵌着部2dを半月
状の弦側に突設しており、同嵌着部2dを吐水金具取付穴
B2に嵌合して、接続金具部Jの流路側及び吐水側接手2
3,22 によって挟持されている。
【0029】また、位置決めプレート2に着脱自在に取
付けられる吐水口カバー20は、先端面20a と側壁20b,20
c とからなる、2方開口のキャップ状に形成されてお
り、その取付状態における側面視で内部空間の下側半部
には上記吐水口ノズル24を含む吐水口21を収納し、上側
半部にはセンサ収納空間26が形成されて手感知センサ3
を装着収納している。
【0030】上記先端面20a には、手感知センサ3用の
センサ用透孔20d を設けており、吐水の方向とセンサの
光軸とが略並列になるように形成されている。
【0031】また、水栓取付壁B1の裏側には、コネクタ
ホルダ4が同水栓取付壁B1に密着して介設されており、
かかるコネクタホルダ4は、上記手感知センサ3とセン
サコード31を結線するコードコネクタ32を保持する機能
と、接続金具部Jを挿通する水栓取付壁B1の吐水金具取
付穴B2の封水機能を有しており、2方開口の箱体状に形
成された保持部4aと、接手嵌合孔4cを有する薄板状の封
水部4bとを一体的に連設したゴム質の材料で形成されて
いる。
【0032】このように、吐水金具1は、水栓取付壁B1
の前面側より位置決めプレート2に着脱自在に装着した
吐水口カバー20と、同吐水口カバー20内に一体に収納し
た手感知センサ3と、吐水口カバー20でカバーリングさ
れた吐水口ノズル24と、同ノズル24に接続し、水栓取付
壁B1の裏側で湯水供給配管5に接続する接続金具部J
と、コネクタホルダ4とから構成されているが、その個
々の構成要素をさらに詳述すると、次の通りである。
【0033】接続金具部Jは、図2に示すように、流路
側接手23と同流路側接手23に接続される吐出側接手22と
よりなり、流路側接手23はその一部を手洗器Bの水栓取
付壁B1の裏側に突出して、湯水供給配管5に接続してお
り、吐出側接手22はその先端部に吐水口ノズル24を接続
している。
【0034】吐水口ノズル24は、図2に示すように、吐
出側接手22の先端部に接続され、その内部には吐出する
湯水を泡沫状にする網体25を設けており、湯水供給配管
5から流れてきた湯水は、接続金具Jの流路側接手23、
吐出側接手22、吐水口ノズル24を通ることになり、吐水
口ノズル24の網体25により泡沫状になって吐出されるこ
とになる。
【0035】手感知センサ3は、図2に示すように、吐
水口カバー20の内部に形成されたセンサ収納空間26に、
上記した接続金具部Jや吐水口ノズル24と並列状態に、
かつ同吐水口ノズル24の前方に位置するように装着され
ており、従って、センサ3の光軸は吐水方向の前方にお
いて略平行になっている。
【0036】また、手感知センサ3は種々のものがある
が、本実施例においては、以下に説明するセンサ3を用
いている。
【0037】即ち、手感知センサ3は、水栓落取付壁B1
の裏側に導出した導出線33と制御装置10a 側から導出さ
れてきたセンサコード31とを接続することにより形成さ
れる通電路により給電されるものであり、図7に示すよ
うに、センサブロック3aと、センサ基板3bと、透明プレ
ート3cとが、樹脂モールド剤3dによって、矩形筒状のセ
ンサケース3eとケースカバー3fとからなる矩形箱体内に
一体的にモールドされると共に、センサケース3eに形成
されたブラケット3kを、固定手段としての固定ボルト3m
によって後に詳述する吐水口カバー20に螺着されてい
る。
【0038】また、上記構成において、センサブロック
3a内には、間隔をあけてセンサ素子取付孔3g,3h が設け
られており、同取付孔3g,3h 内には、それぞれ、基端を
センサ基板3bに接続したフォトトランジスタからなる投
光素子3iと、フォトダイオードからなる受光素子3jとが
取りつけられている。
【0039】そして、投光素子3iから発射され、手によ
って反射された赤外線を受光素子3jが受光することによ
って、手感知センサ3は検出出力を発生し、制御装置10
a に出力信号を送り、電磁開閉弁8を駆動して、自動的
に吐水口ノズル24より湯水を吐水することができる。
【0040】しかも、手感知センサ3の光軸は、吐水口
ノズル24の前方で吐水方向と略平行になっているので、
手等に即座に反応して検出出力を発生することができ、
しかも、吐水を検出してしまう等の誤動作がなく確実に
作動できる。
【0041】また、手感知センサ3のセンサ基板3bの上
面には、複数の導出線33の一端が接続されており、同導
出線33の他端は、それぞれ、接合部をなす制御装置側コ
ネクタ32a とセンサ側コネクタ32b とに2分割されるコ
ードコネクタ32を介して、センサコード31に接続され、
壁体Wの裏側に配設された制御ボックス7に接続してい
る。
【0042】かかるコードコネクタ32は、図2及び図4
に示すように、その一方の制御装置側コネクタ32a が後
述するコネクタホルダ4に形成されたコネクタ収納空間
41内に配設保持されると共に、他方のセンサ側コネクタ
32b は手洗器Bの自動水栓Aの吐水金具取付穴B2の空間
内に臨むように配設されている。
【0043】上記してきた接続金具部Jの一部、吐水口
ノズル24及び手感知センサ3をカバーリングする吐水口
カバー20は、図2及び図4に示すように、手洗器Bの水
栓取付壁B1に着脱自在に取付けられている。
【0044】即ち、図4に示すように、同吐水口カバー
20は、先端面20a と側壁20b,20c とからなる、2方開口
のキャップ状に形成されており、側壁20b,20c の内側に
それぞれボス部20d,20e を設け、固定用ビス27,28 によ
り、位置決めプレート2に螺着されるものである。
【0045】従って、かかる固定用ビス27,28 を緩めて
抜けば、吐水口カバー20は、簡単に取り外すことができ
る。
【0046】また、内部空間の一側には上記吐水口ノズ
ル24を含む吐水口21を収納し、他側にはセンサ収納空間
26が形成されて手感知センサ3を装着収納すると共に、
先端面20a には、手感知センサ3用の長孔のセンサ用透
孔20d を穿設しており、吐水の方向とセンサの光軸とが
略並列になるように形成されている。
【0047】また、位置決めプレート2は、図4及び図
5に示すように、略半月形状の平板で形成され、中央部
に接手金具部Jの吐出側接手22を挿通させるだけの広さ
の接手挿通孔2aと、吐水口カバー20のボス部20d,20e に
対応する位置に、ねじ孔2b,2c を穿設している。
【0048】この位置決めプレート2に吐水口カバー20
は固定用ビス27,28 により螺着されまた、同位置決めプ
レート2を介して、接手金具Jが湯水供給配管5側から
吐水口1側へ配設されることになる。
【0049】また、かかる半月形状の位置決めプレート
2上には、吐水金具取付穴B2の幅と等しい長さの長手方
向幅の側面2e,2f を有する嵌着部2dを半月状の弦側に突
設しており、しかも、同嵌着部2dの内側は、接手挿通孔
2aに沿って円弧状に形成されている。
【0050】ところで、図4に示すように、自動水栓A
を取付けるための手洗器Bの水栓取付壁B1には平面状の
側壁B3,B4 と前壁B5、曲面状の後壁B6とからなる前方後
円形状の吐水金具取付穴B2が穿設されており、上記嵌着
部2dは、同吐水金具取付穴B2に嵌合するように形成され
ているものである。
【0051】従って、かかる嵌着部2dの側面2e,2f を上
記吐水金具取付穴B2の両側壁B3,B4間に嵌着することに
より回り止めの機能を果たし、位置決めプレート2を流
路側接手23と吐水側接手22とで取付壁B1に固定する際
に、位置ずれ等がなく、確実に取付けることができる。
【0052】最後に、コネクタホルダ4は、図4及び図
6に示すように、一端側にセンサ3の導出線33とセンサ
コード31を接続するためのコードコネクタ32を保持し脱
落を防止する保護機能を果たすための保持部4aと、同保
持部4aに連設して、他端側には接手嵌合孔4cを有し、水
栓取付壁B1の裏側に突出する接続金具部J 回りに嵌合し
て水漏れを防ぐ、封水機能としての薄板状の封水部4bを
ゴム質の材料により一体的に形成している。
【0053】保持部4aは、内部にコネクタ収納空間41を
形成し、かつ、手感知センサ3の光軸方向に直交する下
面と、同下面の接手金具部J側から立ち上がる側面とに
それぞれ開口部42,43 を形成しており、各開口部42,43
は互いに連通してコネクタ収納空間41を形成している。
【0054】かかるコネクタ収納空間41に、2分割され
るコードコネクタ32の制御装置側コネクタ32a を配設保
持しており、しかも、コネクタ収納空間41の開口43を閉
塞するように接続金具具Jの流路側継手23が配設されて
いるので、手感知センサ3のメンテナンス等で、吐水口
カバー20を取り外し、コードコネクタ32を分割した場合
に、制御装置側コネクタ32a が壁裏側へ落下するのを防
止することができる。
【0055】また、封水部4bには、接手金具部Jの流路
側接手23に嵌合する接手嵌合孔4cを形成しており、同嵌
合孔4cに流路側接手23を嵌合することにより、緊締した
状態では、封水部4bはシール材のようにはたらき、手洗
器Bの取付壁B1に穿設した吐水金具取付穴B2からの水の
進入を防ぐことができる。
【0056】ここで、上記してきた構成の吐水金具1を
実際に壁埋込型手洗器Bに取付ける作業について図1〜
図4を参照して説明する。
【0057】先ず、埋込型手洗器Bを装備するための壁
体Wに、同手洗器Bの取付位置を考慮して湯水供給配管
5及びセンサコード31を通すための配管穴をあけると共
に、手洗器Bの固定用穴を設け、そして、壁裏に湯水供
給部6や制御ボックス7等の必要な装置の配設を行う。
【0058】次いで、制御装置側コネクタ32a の一端か
ら伸延するセンサコード31の端部を配管穴から壁裏へ垂
らし、同制御装置側コネクタ32a をコネクタホルダ4に
保持させ、手洗器Bの水栓取付壁B1の後側から、同コネ
クタホルダ4を介して流路側接手23を吐水金具取付孔B2
に挿通すると共に、前側からは位置決めプレート2の嵌
着部2dを吐水金具取付穴B2に嵌着させ、同じく前側から
吐水側接手22を位置決めプレート2の接手挿通孔2aに通
して流路側接手23の先端部と接続する。
【0059】各接手22,23 にはそれぞれ雌雄の螺子部が
形成されているので、位置決めプレート2は水栓取付壁
B1の前側で、同水栓取付壁B1と各接手22,23 により緊締
されて固定される。このとき、位置決めプレート2の嵌
着部2dが吐水金具取付穴B2に嵌着されて回り止めとな
り、確実に固定できる。
【0060】次に、吐水側接手22の先端部に吐水口ノズ
ル24を取付け、予め吐水口カバー20内に装着した手感知
センサ3からの導出線33の一端に、接続したセンサ側コ
ネクタ32b をコネクタホルダ4に保持された制御装置側
コネクタ32a に接続する。
【0061】そして、吐水口カバー20を固定用ビス27,2
8 で位置決めプレート2に取付ける。
【0062】その後、手洗器B自体を壁体Wにボルト等
で取付け固定し、壁体Wの裏側で、流路側接手23と湯水
供給配管5の接続すると共に、センサコード31を制御ボ
ックス7へ接続して作業を終える。
【0063】次に、上記のように装着した壁埋込型手洗
器Bにおいて、同手洗器Bの自動水栓Aの吐水金具1中
に収納された手感知センサ3が、もしも故障した場合
に、同センサ3を取り出すための実際の作業について、
図2及び図4を参照して説明する。
【0064】先ず、吐水口カバー20より、固定用ビス2
7,28 を緩めて取外し、同吐水口カバー20を手洗器Bの
取付壁B1から離脱させる。
【0065】しかし、吐水口カバー20内には手感知セン
サ3が装着され、しかも、同センサ3から導出している
導出線33がコードコネクタ32と接続されているので、ま
だ吐水カバー20を取り外すことはできない。
【0066】よって、コネクタホルダ4に保持された制
御装置側コネクタ32a からセンサ側コネクタ32b を抜き
取ることにより、吐水口カバー20を完全に取付壁B1より
取り外すことができることになる。
【0067】このとき、制御装置側コネクタ32a は、コ
ネクタホルダ4に保持されているので、壁裏に落下する
ことがなく、安心して、かつ、極めて簡単に吐水口カバ
ー20を取外すことができる。
【0068】次いで、手感知センサ3を同吐水口カバー
20に螺着している固定ボルト3mを緩めて抜き取ることに
より、手感知センサ3を簡単に取り出すことができる。
【0069】勿論、取り出した手感知センサ3を修理し
た後に、吐水口カバー20に装着する場合も、上記した説
明の逆の手順により、簡単に装着することができる。
【0070】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案では以
下の効果を奏する。
【0071】壁の前面側に、吐水口と同吐水口からの
吐水に関する電気的機能部とを配設し、同電気的機能部
への通電路を壁の裏側に伸延するとともに、電気的機能
部側を覆い、かつ、前記吐水口に対して非固定状態とし
たカバーと、同カバーの背面側に設け、前記電気的機能
部を固定する固定手段とを設けた吐水装置において、前
記壁に設けた取付穴の少なくとも一部を異形形状とする
とともに、同取付穴への嵌着部分の少なくとも一部を同
一異形形状とした位置決め体を配設したことので、電気
的機能部の修理時には、カバーの取り外しと同時に電気
的機能部が壁の前面側に引き出されるため、従来のよう
に、カバーと電気的機能部とを別々に取り外したり、電
気的機能部を壁の背面側に取り外したりするものと比べ
て作業性が著しく向上する。
【0072】また、カバーと吐水口は非固定状態である
ため、カバーの取り外しが容易となるとともに、カバー
を取り外した後の電気的機能部に対して水が接触する可
能性が低く、作業性が向上する。
【0073】また、カバーの位置決めが容易となって吐
水口等の取付けが容易となり、さらに、位置決め体を固
定する際、嵌着部分が回り止めの機能を果たして固定が
容易となり、吐水装置取付工事の容易化を図ることがで
きる。
【0074】壁の前面側に、吐水口と同吐水口からの
吐水に関する電気的機能部とを配設し、同電気的機能部
への通電路を壁の裏側に伸延するとともに、電気的機能
部側を覆い、かつ、前記吐水口に対して非固定状態とし
たカバーと、同カバーの背面側に設け、前記電気的機能
部を固定する固定手段とを設けた吐水装置において、前
記通電路を、前記電気的機能部の接合部と他側の接合部
とを接合することにより導通するように形成するととも
に、他側の接合部を、壁に対して保持する保持手段を配
設したことので、接合部の脱落や壁裏側への落下を防止
することができる。
【0075】前記保持手段をゴム質材料としたので、
封水性をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る吐水装置としての吐水金具を具備
する壁埋込型手洗器の正面図である。
【図2】同吐水金具を具備する自動水栓の断面側面図で
ある。
【図3】同自動水栓の湯水供給部を示す断面側面図であ
る。
【図4】吐水金具の取付状態を示す説明図である。
【図5】位置決めプレートの説明図である。
【図6】コネクタホルダの斜視図である。
【図7】手感知センサの取付状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A 自動水栓 B1 水栓取付壁 J 接続金具部 3 センサ 4 コネクタホルダ 4a 保持部 4b 封水部 24 吐水口ノズル 31 センサコード 32 コードコネクタ 33 導出線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03C 1/05 F16K 27/00

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁の前面側に、吐水口と同吐水口からの
    吐水に関する電気的機能部とを配設、同電気的機能部
    への通電路を壁の裏側に伸延するとともに、電気的機能
    部側を覆い、かつ、前記吐水口に対して非固定状態とし
    たカバーと、同カバーの背面側に設け、前記電気的機能
    部を固定する固定手段とを設けた吐水装置において、 前記壁に設けた取付穴 の少なくとも一部を異形形状と
    るとともに、同取付穴への嵌着部分の少なくとも一部を
    同一異形形状とした位置決め体を配設したことを特徴と
    する吐水装置。
  2. 【請求項2】 壁の前面側に、吐水口と同吐水口からの
    吐水に関する電気的機能部とを配設し、同電気的機能部
    への通電路を壁の裏側に伸延するとともに、電気的機能
    部側を覆い、かつ、前記吐水口に対して非固定状態とし
    たカバーと、同カバーの背面側に設け、前記電気的機能
    部を固定する固定手段とを設けた吐水装置において、 前記通電路を、前記電気的機能部の接合部と他側の接合
    部とを接合することにより導通するように形成するとと
    もに、他側の接合部を、壁に対して保持する保持手段を
    配設したことを特徴とする 吐水装置。
  3. 【請求項3】 保持手段はゴム質材料からなることを特
    徴とする請求項2記載の吐水装置。
JP1992017610U 1992-03-30 1992-03-30 吐水装置 Expired - Lifetime JP2590620Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992017610U JP2590620Y2 (ja) 1992-03-30 1992-03-30 吐水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992017610U JP2590620Y2 (ja) 1992-03-30 1992-03-30 吐水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0577357U JPH0577357U (ja) 1993-10-22
JP2590620Y2 true JP2590620Y2 (ja) 1999-02-17

Family

ID=11948660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992017610U Expired - Lifetime JP2590620Y2 (ja) 1992-03-30 1992-03-30 吐水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2590620Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4048891B2 (ja) * 2002-09-25 2008-02-20 Toto株式会社 自動水栓装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0750438Y2 (ja) * 1990-06-27 1995-11-15 株式会社イナックス 手検知センサー体式の吐水口を備えた壁面埋込み型手洗器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0577357U (ja) 1993-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0409998B1 (en) Automatic faucet
JP2590620Y2 (ja) 吐水装置
JP2569243Y2 (ja) 吐水装置
JP2534205Y2 (ja) 水栓における電装品の設置構造
JPH0586290U (ja) シャワー装置の取付構造
JP2692709B2 (ja) 吐水具装置
JPH02178431A (ja) 吐水装置
JP2789627B2 (ja) 自動水栓
JP2736260B2 (ja) 自動水栓
JP2599859Y2 (ja) 局部洗浄器用電池ボックス
CN213206659U (zh) 一种感应龙头
JP7122571B2 (ja) 水栓装置
CN213236172U (zh) 一种台盆龙头
JPH10299052A (ja) センサー式自動水栓
JP3419184B2 (ja) 湯水混合栓
US20220183254A1 (en) Pet watering system
JPH07268917A (ja) 水 栓
KR200268997Y1 (ko) 냉온수 혼합 수도밸브
JPH0745664Y2 (ja) 感知式フラッシュバルブに於けるケース取付装置
KR960002953Y1 (ko) 매립형 자동소변세척기
JPH078610Y2 (ja) 水栓の吐水口
JP2500820Y2 (ja) 温水洗浄装置
KR20210100390A (ko) 소변기용 자동세정장치 결합 어셈블리
JPH0750452Y2 (ja) 温水洗浄装置
JPH0988153A (ja) 便器電装設備

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071211

Year of fee payment: 9