JP3228064B2 - 洗面化粧台 - Google Patents

洗面化粧台

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JP3228064B2
JP3228064B2 JP11507795A JP11507795A JP3228064B2 JP 3228064 B2 JP3228064 B2 JP 3228064B2 JP 11507795 A JP11507795 A JP 11507795A JP 11507795 A JP11507795 A JP 11507795A JP 3228064 B2 JP3228064 B2 JP 3228064B2
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和之 上原
年雄 桂
弘 吉田
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、洗面槽を有した洗面
化粧台の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の洗面化粧台の据え付け作
業の説明図である。洗面化粧台は、図10で示されるよ
うに、キャビネット部501の上部に洗面槽502を有
した洗面キャビネット500と、この洗面キャビネット
500上に載置される化粧鏡台510と、洗面槽502
上に取り付けられる水栓金具520と、水栓金具520
と止水栓Sとを連結する上水配管530とから構成され
ている。
【0003】この洗面化粧台を建物内に据え付けるに
は、まず、洗面キャビネット500を止水栓Sを有する
建物の側壁Aに押しつけるようにして、この洗面キャビ
ネット500をフロアB上に据え付ける。この場合、止
水栓Sをキャビネット部501内に突出させるようにす
る。つづいて、水栓金具520と上水配管530とを予
め接続したものを、洗面槽502の取付孔502a内に
差し込み、水栓金具520の止め金具520aを洗面槽
502側に締めつけて、水栓金具520を洗面槽502
に固定する。つづいて、上水配管530と止水栓Sとを
連結した後、洗面キャビネット500上に化粧鏡台51
0を載置して、この化粧鏡台510を側壁Aに固定すれ
ば、この洗面化粧台の据え付け作業は完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記洗
面化粧台では、水栓金具520を取り付けるための洗面
槽502の取付孔502aが、水溜め部502bの後方
に設けられているため、水栓金具520の止め金具52
0aがキャビネット部501内上部の狭い空間に位置す
ることとなる。したがって、止め金具520aを締めつ
ける場合、作業者はキャビネット部501内にもぐり込
み、特殊工具Kを使用して作業をしなければならず、作
業が困難で、作業に時間がかかってしまうという問題が
あった。
【0005】この発明は、以上の点に鑑み、据付が容易
であるとともに、据付作業が迅速になされる洗面化粧台
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の発
明は、上部に洗面槽を有した洗面台の下部側の給水源よ
り、上水配管と水栓金具とを介して、洗面槽内に給水が
なされる洗面化粧台において、水栓金具の取付部を有し
ているとともに、水栓金具および、この水栓金具を介し
て、少なくとも、上水配管の一部が取り付けられた状態
で、洗面台上に取り付けられる載置台を備えていること
である。
【0007】この発明の請求項2の発明は、請求項1の
発明の場合において、載置台を化粧鏡を有した化粧鏡台
としたことである。
【0008】この発明の請求項3の発明は、請求項1の
発明の場合において、載置台上に化粧鏡を有した化粧鏡
台が取り付けられることである。
【0009】この発明の請求項4の発明は、請求項1ま
たは3の発明の場合において、載置台が、中空で後面側
が開放された一体成形可能な樹脂成形体から構成されて
いることである。
【0010】この発明の請求項5の発明は、請求項4の
発明の場合において、載置台の内面側全体に、補強用の
突起部を有していることである。
【0011】この発明の請求項6の発明は、請求項4の
発明の場合において、載置台の内面側の水栓金具取り付
け用の開口周りに、補強用の突起部を有していることで
ある。
【0012】
【作用】この発明の請求項1の発明では、洗面化粧台の
据え付けは、建物の給水源が取り付けられた場所に洗面
台を据え付けた後、載置台に水栓金具とこの水栓金具を
介して上水配管とを取り付けたアセンブリ体を洗面台上
に取り付け、最後に上水配管の端部と給水源とを接続し
てなされる。この場合、給水源は洗面台の下部側に位置
しており、上水配管は載置台の下方に延びるため、上水
配管を洗面台中に差し込むようにすれば、載置台は洗面
台に容易かつ迅速に取り付けられる。
【0013】また、載置台に上水配管の一部を取り付け
た場合でも、洗面台上に載置台を取り付けることによ
り、上水配管の一部は給水源近くまで下方に延びるた
め、洗面台上部の狭い場所における取り付け作業がなく
なり、洗面化粧台の据え付けは容易かつ迅速になされ
る。
【0014】この発明の請求項2の発明では、載置台が
化粧鏡台である場合であり、請求項1の発明の場合と同
様な手順で、洗面化粧台が据え付けられる。
【0015】この発明の請求項3の発明では、載置台と
化粧鏡台とが分離できるので、請求項2の発明の場合よ
り容易に洗面化粧台が据え付けられる。
【0016】この発明の請求項4の発明では、載置台を
樹脂成形によって形成する場合に、中空に形成して材料
の節約を図るとともに、後面を開放した一体成形可能な
形状として、製作の容易化を図っている。なお、成形時
の型抜きは、開放された後面側から容易になすことがで
きる。
【0017】この発明の請求項5の発明では、載置台の
強度が向上し、その分載置台の肉厚を薄くすることがで
きる。
【0018】この発明の請求項6の発明では、載置台の
開口部周りの強度を上げることができる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しつつ
説明する。図2および図3はこの発明の一実施例に係る
洗面化粧台の全体構成を示している。
【0020】洗面化粧台1は、図から示されるように、
キャビネット部11上に洗面槽12が取り付けられた洗
面台としての洗面キャビネット10と、洗面キャビネッ
ト10上に載置される載置台としての金具取付台13
と、金具取付台13上に載置される化粧鏡台14と、金
具取付台13に取り付けられる水栓金具としての混合水
栓15および吐水管16と、給水源である止水栓20と
混合水栓15とを連結する上水配管としての湯配管17
および水配管18とから構成されている。
【0021】洗面キャビネット10は、湯用の止水栓2
0Aと水用の止水栓20Bとが取り付けられた建物内の
側壁Aに、後面側を密着させた状態で、フロアB上に据
え付けられており、止水栓20A,20Bがキャビネッ
ト部11内に突出するように位置決めされている。キャ
ビネット部11は前部側に開閉扉11aを有すととも
に、後部側に止水栓20挿入用の開口11bを有してい
る。
【0022】洗面槽12は、中央部に凹状の水溜め部1
2aを有しているとともに、後部に金具取付台13を載
置する載置部12bを有している。そして、この載置部
12bには、湯配管17および水配管18を上下方向に
挿通させるための挿通孔12cが形成されている。な
お、洗面槽12は、前部側がキャビネット部11より突
出しているが、左右幅はキャビネット部11と同一サイ
ズとなっている。
【0023】金具取付台13は、水栓金具の取付専用台
である。この金具取付台13は、左右幅が洗面槽12と
ほぼ同一サイズであり、中央部よりやや右側に、水栓金
具取り付け用の金具取付部13aが形成されている。金
具取付部13aは、内部が中空で、その下面に、洗面槽
12の挿通孔12cと連通する開口130が形成されて
いるとともに、その後面に、水栓金具取付用の大きな取
付穴131が形成されている。なお、金具取付台13の
金具取付部13a以外の部分には、必要により、セッケ
ンやシャンプーボトルのような小物を置く、小物置き棚
または収納部が形成されているものとする。
【0024】化粧鏡台14は、前面に化粧鏡14aが取
り付けられているとともに、上部に照明部14bを有
し、かつ、下部に小物入れやスイッチ類が取り付け部を
有している。なお、この化粧鏡台14は、化粧鏡14a
とともに、収納棚や収納室等を備えたキャビネット形式
のものであってもよい。
【0025】混合水栓15は、内部に湯と水の開度調整
弁を有しており、湯と水の量を調整して適温の温水を供
給するものである。また、吐水管16は、混合水栓15
からの温水を洗面槽12内に給水するものである。混合
水栓15と吐水管16とは金具取付台13の金具取付部
13aに取り付けられる。
【0026】図4は金具取付台13に取り付けられた混
合水栓15と吐水管16の詳細を示している。混合水栓
15は、開閉および水温調整のためのレバー150aが
取り付けられた頭部150と、湯配管17および水配管
18が取り付けられる水栓本体151と、吐水管16と
の連絡管152とから構成されている。水栓本体151
には、端部にフランジ151bおよびこの先にネジ部1
51aが形成され、かつ、このネジ部151aに、パッ
キン151cをはさんで止め金具151dがネジ込まれ
ている。また、頭部150には、水栓本体151の先端
内方にネジ込まれる取付けネジ(図示せず)がはめ込ま
れている。
【0027】吐水管16は、吐水部160と吐水管本体
161とから構成されている。吐水管本体161には、
フランジ161bおよびこの先にネジ部161aが形成
され、かつ、このネジ部161aに、パッキン161c
をはさんで止め金具161dbがネジ込まれている。ま
た、吐水部160には、吐水管本体161の先端内方に
ネジ込まれる取付ネジ(図示せず)がはめ込まれてい
る。
【0028】混合水栓15を金具取付台13に取り付け
るには、まず、水栓本体151のネジ部151aを金具
取付台13の金具取付部13aの内方から壁部の開口1
32を介して外方に突出させる。つづいて、このネジ部
151a周りにパッキン151cを取り付けた後、止め
金具151dをネジ部151aに締め込んでいけば、金
具取付台13と水栓本体151とは一体化される。つぎ
に、頭部150の取付ネジを水栓本体151に締め込ん
でいくと、水栓本体151と頭部150とは一体化さ
れ、混合水栓15は金具取付台13に取り付けられる。
また、吐水管16も、混合水栓15と同様の手順で金具
取付台13に取り付けられる。なお、吐水管本体161
と水栓本体151とは前もって連絡管152で連結され
ている。
【0029】図5は止水栓20と上水配管17,18と
の接続部の詳細を示している。止水栓20は、連絡配管
Pの一端部に取り付けられる開閉機能を有した弁本体2
00と、上水配管17,18を接続するための、止め金
具201、締付リング202、およびOリング203と
から構成されている。弁本体200は、上水配管17,
18の端部が差し込まれるとともに、外周部にネジ部が
形成された接続部200aを有している。止め金具20
1は、一端側内面に接続部200aのネジ部に螺合する
内ネジを有しているとともに、他端側内面に傾斜面20
1aを有している。締付リング202は、止め金具20
1の傾斜面201aに沿った円錐状の形状をしており、
割れ目を有して、縮径可能となっている。
【0030】上水配管17,18を止水栓20に取り付
けるには、止め金具201、締付リング202、および
Oリング203を上水配管17,18側に差し込んだ
後、上水配管17,18の端部を弁本体200の接続部
200aに差し込む。つぎに、止め金具201を接続部
200aに螺合させて締め込んでいく。このことによ
り、締付リング202は止め金具201の傾斜面201
aに押されて、上水配管17,18周りに加圧されると
ともに、弁本体200の接続部200a側に押されるた
め、Oリング203は上水配管17,18と接続部20
0aの隙間に加圧されて、弁本体200と上水配管1
7,18とが接続される。
【0031】つぎに、この洗面化粧台1の使用方法につ
いて説明する。まず、湯および水用の止水栓20A,2
0Bを開栓し、湯と水を湯配管17および水配管18を
介して、混合水栓15の位置まで供給する。なお、止水
栓20Aには例えば電気温水器から高温の湯が供給さ
れ、止水栓20Bには、水道管等を介して所定圧の水道
水が供給されるものとする。
【0032】つぎに、混合水栓14のレバー150aを
図2中矢印方向に回動させて、湯と水との混合割合を設
定した後、レバー150aの端部を図2中奥(紙面の下
方)に引き下げると、湯と水とが混合した所望の温度の
温水が連絡管152を通って吐水管16に供給される。
そして、この温水は吐水管16の吐水部160から洗面
槽12の水溜め部12a内に給水される。したがって、
水溜め部12a内の排水栓(図示せず)を閉じて、水溜
め部12a内に温水を溜めることにより、洗顔や洗髪を
容易になすことができる。そして、洗顔等が終了すれ
ば、排水栓を開け、水溜め部12a内の水をキャビネッ
ト部11内に位置される排水管(図示せず)を介して外
部に排出すればよい。
【0033】つぎに、この洗面化粧台1の据え付け手順
を図1等を参照しつつ説明する。まず、図1の(a)で
示されるように、吐水管本体161が連絡管152を介
して接続された混合水栓15の水栓本体151に、湯配
管17および水配管18を取り付けた後、これを開口1
30および取付穴131を介して、金具取付台13の金
具取付部13a内に差し込み、水栓本体151と吐水管
本体161とのネジ部151a,161aを金具取付部
13aの開口132,133から外方に突出させる。つ
づいて、パッキン151c,161cを介して、止め金
具151d,161dをネジ部151a,161aに締
め込み、水栓本体151と吐水管本体161とを金具取
付台13に固定する。
【0034】つぎに、図1の(b)で示されるように、
水栓本体151と吐水管本体161とに、それぞれ混合
水栓15の頭部150と、吐水部160とを取り付け、
金具取付台13に、混合水栓15、吐水管16、湯配管
17、および水配管18がアセンブリされたアセンブリ
体19を形成する。つづいて、前もって、建物内に据え
付けられた洗面キャビネット10の洗面槽12の挿通孔
12c内に、アセンブリ体19の湯配管17および水配
管18を差し込み、洗面キャビネット10にこのアセン
ブリ体19を組み付ける。この場合、アセンブリ体19
に取り付けられた湯配管17および水配管18の長さが
長すぎる場合、アセンブリ体19を洗面キャビネット1
0から取り外した後、管端のカットを行なう。
【0035】そして、湯配管17および水配管18の長
さ調整が終了すれば、これらを止水栓20A,20Bに
接続するとともに、金具取付台13を建物の壁面に固定
する。つぎに、金具取付台13上に化粧鏡台14を載置
し、この化粧鏡台14を建物の壁面に固定すれば、この
洗面化粧台1の据え付け作業は完了する。
【0036】以上のように、この洗面化粧台1では、洗
面キャビネット10上に水栓金具を取り付ける金具取付
台13を設置するとともに、この金具取付台13に水栓
金具15,16およびこれに接続される上水配管17,
18を予め取り付けたアセンブリ体19を洗面キャビネ
ット10に取り付けるようにしている。このため、この
洗面化粧台1では、作業者が、キャビネット部11内の
狭い場所で特殊工具を使用して水栓金具15,16を洗
面槽12に取り付ける必要がなく、水栓金具の取付作業
の容易化と迅速化とが図られる。
【0037】また、この洗面化粧台1では、アセンブリ
体19を洗面キャビネット10に装着して上水配管1
7,18の長さを調べた後、アセンブリ体19を洗面キ
ャビネット10から取り出して、上水配管17,18の
管端のカッティングを行なうことができるため、上水配
管17,18の取付作業の容易化と迅速化をも図ること
ができる。
【0038】さらに、この洗面化粧台1では、水栓金具
15,16を、洗面槽12に取り付けず、この洗面槽1
2上に載置される金具取付台13に取り付けているた
め、水垂れ等に起因して水アカやカビが生じやすい洗面
槽12の清掃が容易にできるようになる。
【0039】なお、アセンブリ体19は60〜80cm
程の高さに抑えられるので、このアセンブリ体19を作
業者一人で取り付けることも可能である。
【0040】また、上水配管17,18を例えば上下に
2分割し、上部側の上水配管17,18のみを金具取付
台13に取り付けて、アセンブリ体19を構成し、この
アセンブリ体19を洗面キャビネット10に組つけるよ
うにしてもよい。この場合、上水配管17,18の一部
は止水栓20A,20B側に延びるため、その後、作業
者は、洗面キャビネット10内の下部側の比較的広い空
間内で、上水配管17,18の取り付け作業を行なうこ
とができる。したがって、この場合でも、洗面化粧台1
の据え付け作業の容易化と迅速化を図ることができる。
なお、上水配管17,18の管端のカッティングは、下
部側で行なえばよいので、洗面キャビネット10に対し
てアセンブリ体19の脱着を繰り返す必要はない。
【0041】図6は載置台が、金具取付台13と化粧鏡
台14とを一体化した化粧鏡台30である場合の、洗面
化粧台1の据え付け手順を示している。この場合でも、
化粧鏡台30に、水栓金具15,16と上水配管17,
18とを取り付けた後、これを洗面キャビネット10に
取り付けるようにすれば、前述の場合と同様な効果を得
ることができる。なお、化粧鏡台30は、必ずしも金具
取付台13と同じものを有している必要はなく、その一
部に金具取付部13aと同一機能のものを有しておれば
よい。また、化粧鏡台30は収納棚や収納部を有したキ
ャビネット形式のものであってもよい。
【0042】なお、金具取付台13に、サーモスタット
タイプの混合水栓、シャワー用水栓、または水専用の水
栓といった種々の水栓金具を取り付けた場合でも、洗面
化粧台1の据え付けが同様にできるのはもちろんであ
る。また、湯側の給水源として電気温水器をキャビネッ
ト部11内に備えるようにし、湯配管17と電気温水器
とを接続するようにしてもよい。
【0043】さらに、湯配管17および水配管18をフ
レキシブルな耐圧ホースから構成し、据え付けにあた
り、管端のカットをしなくてすむようにしてもよい。ま
た、洗面槽12に水のみを供給するようにし、上水配管
が水配管18のみであってもよいのはもちろんである。
また、洗面化粧台1は、化粧鏡台14を有さないもので
あってもよいのはもちろんである。
【0044】図7ないし図9は樹脂成形によって形成さ
れる金具取付台13の部分的または全体的構成を示すも
のである。 この金具取付台13は、樹脂成形に適し、
かつ、容易に一体成形できる形状に形成されている。す
なわち、金具取付台13は、左右両端部まで、金具取付
部13aと同一断面を有するように、全体が中空状に形
成されており、その肉厚が充分に薄く設定されている。
そして、この金具取付台13は、成形時に型抜きが容易
となるように、後面側が開口134として完全に開放さ
れているとともに、対向する内面間の距離が、後方に向
かって、小さくならない箱状に形成されている。
【0045】また、この金具取付台13は、強度が小さ
くならないように、内面側に補強部材としての補強リブ
135が一体成形によって形成されている。この補強リ
ブ135は、金具取付台13の内面側に、前後方向、左
右方向、および上下方向に所定ピッチで形成されている
が、成形時に開口134を介して型抜きが容易にできる
ように、上壁13c、底壁13d、左壁13e、および
右壁13fの内面には、前後方向に向かうもののみが形
成されている。さらに、この金具取付台13の、混合水
栓15および吐水管16の取り付け用の開口132,1
33周りには、これらが形成された前壁13bの内面側
に、補強部材としてのリング状の補強リブ136が一体
成形によって形成されており、この補強リブ136によ
って、開口132,133の形成によって低下する金具
取付台13の補強がなされている。
【0046】以上のように、この金具取付台13では、
全体を薄肉の中空状に形成しているので、材料の節約を
図ることができ、樹脂成形によってこれを安価に製作で
きるようになる。この場合、金具取付台13の後面側
を、開放した形状とするとともに、金具取付台13の内
面形状を、後面側の開口134を介して型抜きできる形
状としているので、金具取付台13の一体成形が可能と
なり、この金具取付台13を容易かつ安価に製造できる
ようになる。なお、この金具取付台13では、後面側が
開放されているため、この金具取付台13への水栓金具
15,16の取り付けや、上水配管17,18の取り付
けが容易になされる。
【0047】また、この金具取付台13では、内面に補
強リブ135を設けているため、壁13b,13c,1
3d,13e,13fを薄肉とした場合でも、容易に所
定の強度を保つことができるようになる。したがって、
この金具取付台13では、材料(樹脂)の節約を図るこ
とができる。さらに、この金具取付台13では、水栓金
具15,16の取り付け用開口132,133周りに、
補強リブ136を設けているため、開口132,133
が大きくなった場合でも、この金具取付台13の強度が
低下することはない。
【0048】なお、補強リブ135や補強リブ136に
代えて、別体の補強部材を金具取付台13の内面側に、
接着材やネジを介して、取り付けるようにしてもよい。
この場合、補強部材は、樹脂成形時の型抜きに影響を及
ぼすことがないため、金具取付台13の内面のいずれの
方向にも取り付けることができ、強度上の効果を充分に
発揮できる。
【0049】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0050】この発明の請求項1の発明によれば、上部
に洗面槽を有した洗面台の下部側の給水源より、上水配
管と水栓金具とを介して、洗面槽内に給水がなされる洗
面化粧台において、水栓金具の取付部を有しているとと
もに、水栓金具および、この水栓金具を介して、少なく
とも、上水配管の一部が取り付けられた状態で、洗面台
上に取り付けられる載置台を備えるようにしているの
で、洗面化粧台の据付が容易となり、かつ、据付作業も
迅速になされる。
【0051】この発明の請求項2の発明によれば、請求
項1の発明の場合において、載置台を化粧鏡を有した化
粧鏡台としたので、洗面化粧台の据付作業の迅速化を図
ることができる。また、化粧鏡台の利用ができる分、洗
面が容易にできるようになる。
【0052】この発明の請求項3の発明によれば、請求
項1の発明の場合において、載置台上に化粧鏡を有した
化粧鏡台が取り付けられるので、載置台と化粧鏡台とを
別々に取り付けることができ、洗面化粧台の据付の容易
化を図ることができる。また、化粧鏡台の利用ができる
分、洗面が容易にできるようになる。
【0053】この発明の請求項4の発明によれば、請求
項1または3の発明の場合において、載置台が、中空で
後面側が開放された一体成形可能な樹脂成形体から構成
されているので、載置台を短時間の内に、大量かつ安価
に製造できるようになる。また、後面側が開放されてい
る分、この載置台への水栓金具や上水配管の組み込みも
容易となる。
【0054】この発明の請求項5の発明によれば、請求
項4の発明の場合において、載置台の内面側全体に、補
強用の突起部を有しているので、載置台の強度を低下さ
せることなく載置台の肉厚を薄くすることができ、材料
の節約を図ることができる。
【0055】この発明の請求項6の発明によれば、請求
項4の発明の場合において、載置台の内面側の水栓金具
取り付け用の開口周りに、補強用の突起部を有している
ので、開口による載置台の強度低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である洗面化粧台の据え付
け手順の説明図である。
【図2】図1の洗面化粧台の正面図である。
【図3】図1の洗面化粧台の側面図である。
【図4】金具取付台に取り付けられた混合水栓と吐水管
の詳細構造を示す図である。
【図5】止水栓と上水配管との接続部の詳細を示す図で
ある。
【図6】金具取付台が化粧鏡台と一体となった場合の、
洗面化粧台の据え付け手順の説明図である。
【図7】樹脂成形によって形成される載置台等の断面図
である。
【図8】図7のAーA矢視図である。
【図9】図7で示される載置台の水栓金具取り付け部周
りの断面図である。
【図10】従来の洗面化粧台の据え付け手順の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 洗面化粧台 10 洗面キャビネット(洗面台) 12 洗面槽 13 金具取付台(載置台) 13a 金具取付部(取付部) 15 混合水栓(水栓金具) 16 吐水管(水栓金具) 17 湯配管(上水配管) 18 水配管(上水配管) 20,20A,20B 止水栓(給水源) 30 化粧鏡台(載置台) 132,133 開口 135,136 補強リブ(補強部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−99669(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 1/00 A47K 1/02 E03C 1/04 - 1/042

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に洗面槽を有した洗面台の下部側の
    給水源より、上水配管と水栓金具とを介して、上記洗面
    槽内に給水がなされる洗面化粧台において、 上記水栓金具の取付部を有しているとともに、上記水栓
    金具および、この水栓金具を介して、少なくとも、上記
    上水配管の一部が取り付けられた状態で、上記洗面台上
    に取り付けられる載置台を備えていることを特徴とする
    洗面化粧台。
  2. 【請求項2】 前記載置台を化粧鏡を有した化粧鏡台と
    したことを特徴とする請求項1記載の洗面化粧台。
  3. 【請求項3】 前記載置台上に化粧鏡を有した化粧鏡台
    が取り付けられることを特徴とする請求項1記載の洗面
    化粧台。
  4. 【請求項4】 前記載置台が、中空で後面側が開放され
    た一体成形可能な樹脂成形体から構成されていることを
    特徴とする請求項1または3記載の洗面化粧台。
  5. 【請求項5】 前記載置台の内面側全体に、補強用の突
    起部を有していることを特徴とする請求項4記載の洗面
    化粧台。
  6. 【請求項6】 前記載置台の内面側の前記水栓金具取り
    付け用の開口周りに、補強用の突起部を有していること
    を特徴とする請求項4記載の洗面化粧台。
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