JP2001003409A - 給水栓の取付構造 - Google Patents

給水栓の取付構造

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JP2001003409A JP11177526A JP17752699A JP2001003409A JP 2001003409 A JP2001003409 A JP 2001003409A JP 11177526 A JP11177526 A JP 11177526A JP 17752699 A JP17752699 A JP 17752699A JP 2001003409 A JP2001003409 A JP 2001003409A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給水栓を設置部に対して的確に取り付けるた
めの給水栓の取付構造を提供する。 【解決手段】 設置部1Aに固定された取付ステー40
と、給水栓10に取着されて取付ステー40を掛止する
掛止部材50とを備え、取付ステー40又は掛止部材5
0の少なくとも一方の掛止部分(45、55)を給水栓
10への掛止部材50の取着方向に傾斜する傾斜面状に
形成して、給水栓10への掛止部材50の取着に伴って
給水栓10が設置部方向1Aへと引き寄せられるよう構
成した給水栓10の取付構造である。そして、掛止部材
50を、別途の取着部材58を介して給水栓10に取着
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本各発明は、設置部に固定さ
れた取付ステーと、給水栓に取着されて前記取付ステー
を掛止する掛止部材とを備え、取付ステー又は掛止部材
の少なくとも一方の掛止部分を給水栓への掛止部材の取
着方向に傾斜する傾斜面状に形成して、給水栓への掛止
部材の取着に伴って給水栓が設置部方向へと引き寄せら
れるよう構成した給水栓の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】壁面、デッキ面等の設置部に取付ステー
を介して給水栓を設置するに際して、給水栓を設置部方
向に引き寄せて設置部に隙間無く取り付けるために、例
えば、特開平9−144083号公報に記載された取付
構造がある。これは、次のような構造である。図6
(a)に示すように、先ず、設置部1Aに固定された取
付ステー40上端の返し部46に、給水栓10の背面上
端部81を係着させ、この後、給水栓10の背面側下端
部82のネジ孔83に締付用ビス85を螺入させ、締付
用ビス85の先端部86を取付ステー40下端の返し部
47の背面に当接させる。そして、締付用ビス85の螺
入量を増加させ、図6(b)の矢印Jに示すように、締
付用ビス85の先端部86を返し部47の背面に当接さ
せながら、締付用ビス85を斜め上方へとスライドさせ
る。これにより、給水栓10を設置部1A方向に引き寄
せて設置部1Aに隙間無く取り付けることができる。ま
た、取り付け後には、返し部47に多少の撓みが生じて
おり、返し部47の復元力が締め付け用ビス85に常時
加わり、設置部1Aへ給水栓10が引き寄せられた状態
が維持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
取付構造にあっては、以下のような問題がある。先ず、
締付用ビス85の先端部86が返し部47に回転状態で
当接するため、この先端部86が返し部47に食い込
み、締付用ビス85を円滑にスライドさせることが困難
となる場合がある。かかる場合には、給水栓10を的確
に設置することができず、給水栓10にガタツキを生じ
たり、給水栓10の背面と設置部1Aとの間に無用の隙
間を生ずる。
【0004】また、締め付け用ビス85の先端部86が
返し部47に点状に当接するため、給水栓10を取付ス
テー40に堅固に固定することが困難である。しかも、
点状の当接であるため、固定状態であっても、返し部4
7への締め付け用ビス85の食い込みが生じ易い。ここ
で、施工当初は設置部1Aへの給水栓10の十分な引き
寄せが維持されていたとしても、長年の使用により、返
し部47への締め付け用ビス85の食い込みが生じる
と、引き寄せ力が低下して、給水栓10にガタツキを生
じたり、給水栓10の背面と設置部1Aとの間に無用の
隙間を生ずる。
【0005】本各発明はこのような実状に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、給水栓を設置
部に対して的確に取り付けるための給水栓の取付構造を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本各発明が採った手段は、先ず、請求項1の発明
に係わる給水栓の取付構造では、「設置部に固定された
取付ステーと、給水栓に取着されて前記取付ステーを掛
止する掛止部材とを備え、取付ステー又は掛止部材の少
なくとも一方の掛止部分を給水栓への掛止部材の取着方
向に傾斜する傾斜面状に形成して、給水栓への掛止部材
の取着に伴って給水栓が設置部方向へと引き寄せられる
よう構成した給水栓の取付構造において、前記掛止部材
を、別途の取着部材を介して給水栓に取着したこと」を
その要旨とする。
【0007】請求項1の発明では、掛止部材が給水栓に
別途の取着部材により取着されているため、給水栓へ掛
止部材を取着する際に、取付ステーに対して掛止部材が
回転することはなく、単に当接するのみとなる。よっ
て、給水栓への掛止部材の取着に伴って、掛止部材は、
取付ステーに対して円滑にスライドして、給水栓を設置
部方向へと引き寄せる。
【0008】ここで、本発明では、掛止部材と取付ステ
ーとの各掛止部分の当接状態が点状のものであっても、
上記利点が得られることから十分に効果を発揮できる
が、堅固に固定する点を考慮すると、掛止部材と取付ス
テーとの各掛止部分を、線状若しくは面状に当接するよ
うに構成するのが好適である。尚、本発明において、
「取着部材」としては、給水栓又は掛止部材への螺着に
より給水栓に掛止部材を取着するビス、給水栓及び掛止
部材の各々との係合により給水栓に掛止部材を取着する
係合具等、種々のものを適用することができる。また、
「設置部」としては、例えば、浴室、洗面所、台所等の
給水栓の各種設置空間の壁部、カウンターの上面部若し
くは前面部、デッキ部等の他に、各種関連用品、例え
ば、洗面化粧台や流し台等の立壁部、上面部等も含まれ
る。
【0009】次に、請求項2の発明に係わる給水栓の取
付構造では、「請求項1の発明の給水栓の取付構造にお
いて、前記掛止部材及び取付ステーの双方の掛止部分を
互いに面当接可能な傾斜面状に形成したこと」をその要
旨とする。請求項2の発明では、掛止部材及び取付ステ
ーの双方の掛止部分を傾斜面状に形成するため、掛止部
のスライドがより一層、円滑に行われ、しかも、堅固な
固定が得られる。
【0010】次に、請求項3の発明の給水栓の取付構造
では、「請求項1又は請求項2の発明の給水栓の取付構
造において、前記設置部に固設された水道配管の端末具
と前記給水栓の配管接続部とが挿嵌接続されること」を
その要旨とする。
【0011】請求項1及び2の各発明においては、給水
栓と水道配管との接続手段を特に問わず、互いの螺着
や、袋ナットを用いた継手等の公知の接続手段を適用す
ることができる。しかしながら、このような接続手段
は、その構造が複雑で作業も繁雑である。そこで、本発
明では、設置部に固設された水道配管の端末具と、給水
栓の配管接続部とを、単に挿嵌することにより接続す
る。これにより、構造及び接続作業の簡便化を図ること
ができる。ここで、このような挿嵌接続では、互いの抜
けを防止する必要があるが、取付ステーへの掛止部材の
掛止により給水栓が設置部に固定されるため、水道配管
の端末具から給水栓の配管接続部が抜脱することはな
く、しかも、給水栓が設置部へと引き寄せられるため、
水道配管の端末具と給水栓の配管接続部とは、確実な接
続状態が維持される。尚、本発明における「端末具」と
しては、水道配管の端末と給水栓の配管接続部との間に
介在されるアダプターや、ソケット等の接続管を例示で
きる。
【0012】次に、請求項4の発明の給水栓の取付構造
では、「請求項1から請求項3の発明の何れかに記載の
給水栓の取付構造において、前記給水栓は、給水栓本体
と、該給水栓本体を覆うと共に設置部に衝合するカバー
とを備えること」をその要旨とする。請求項4の発明に
よると、カバーによって給水栓全体の美観の向上を図る
ことができる。尚、本発明においては、このカバーで被
覆される給水栓本体も設置部に衝合可能となってもよい
し、給水栓本体と設置部との間に隙間を生じてもよい。
前者の態様では、給水栓全体の設置部からの前出量をよ
り一層、少なくできるため、給水栓周囲の美観がより一
層、向上する。また、後者の態様においては、給水栓本
体と設置部との間の隙間をカバーによって隠蔽できる点
で大きな意義を有する。
【0013】最後に、請求項5の発明の給水栓の取付構
造では、「請求項4の発明の給水栓の取付構造におい
て、前記給水栓は、前記カバーとは別に、掛止部材を覆
うサブカバーを備えること」をその要旨とする。
【0014】請求項5の発明によると、サブカバーを着
脱するだけで、掛止部材の着脱が可能なため、給水栓の
施工やメンテナンス等がより一層、容易となる。尚、本
発明では、給水栓本体における「サブカバーの守備範囲
となる部位」に、止水栓、ストレーナ、逆止弁等のメン
テナンス用の機器の操作部や着脱口を設けることが有効
である。サブカバーを着脱するだけで、これらの機器の
操作やメンテナス等を行うことができるからである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本各発明に関わる「給水栓
の取付構造」の実施の形態を、図面に従って詳細に説明
する。先ず、本給水栓10の取付構造の概要を、図1を
用いて説明する。この取付構造は、浴室に設置されたユ
ニットバスに適用されるものであり、壁面パネル等を用
いて構成される設置部1Aに対して、給水栓10を取付
ステー40、掛止部材50及び取着部材58等を用いて
取り付けたものである。但し、本各発明の設置部1Aに
は、本例に示す、各種のパネルの他に、設置空間自体の
各種面部分、例えば、浴室、洗面所、台所等にモルタ
ル、タイル等で固定的に形成された壁部、カウンター
部、デッキ部等も含まれる。また、設置空間に設置され
る各種関連用品の各種取付部、例えば、洗面化粧台や流
し台等の立壁部、上面部、カウンター部等も含まれる。
【0016】本例では、給水栓10として湯水混合水栓
を用いており、給水栓本体11と、カバー31と、左右
一対のサブカバー35とを備える。但し、本各発明は、
単水栓、浄水器水栓、アルカリイオン水の製造器等の他
のタイプの給水栓にも好適に適用できる。給水栓本体1
1は、前面両端側に操作軸12の端末を露呈させ、各端
末に操作ハンドル1Dを装着している。この給水栓本体
11の左右両側面では、操作軸12の後方側が十分な大
きさの空き領域13とされているため、使用者は手を設
置部1Aに接触させることなく、操作ハンドル1Dを円
滑に操作することができる。また、各空き領域13には
止水栓ユニット2Dが露呈している。
【0017】給水栓本体11の背面の図示左方からは湯
側の配管接続部17が突出し、図示右方からは水側の配
管接続部17が突出している。尚、給水栓本体11に設
けられる配管接続部の数は、単水栓においては1つとな
る。また、給水栓本体11の底面前方側には吐水管1E
が垂下状に接続され、底面後方側からは図示しないシャ
ワー配管が接続される接続部14が垂下している。
【0018】カバー31は、給水栓本体11の上面、前
面及び底面を略被覆するものであり、給水栓本体11に
その前面側より装着されると共に、請求項4の発明に従
って、その後端部を設置部1Aに衝合させるものであ
る。また、カバー31の前面側の左右両端には段差状の
切り欠き部32が設けられており、この切り欠き部32
に取着されたカラー33によってカバー31の給水栓本
体11前方への抜け止めが図られる。
【0019】左右のサブカバー35は、給水栓本体11
左右の各空き領域13を被覆するものであり、裏面の4
隅より弾性係合脚36を突設させている。このサブカバ
ー35は、給水栓本体11等を設置部1Aに設置した後
に着脱自在に装着され、その際、弾性係合脚36がカバ
ー31の両側面後方側の内壁面に弾発状に係合される。
尚、カバー31及びサブカバー35の態様は本例に限定
されず、例えば、掛止部材50の装着部位が、給水栓本
体11の上面、底面、前面等の他の面に設けられる場合
には、この面にカバー31の開放部分を設け、この開放
部分にサブカバー35を取着してもよい。また、カバー
31自体を分割タイプとしてもよく、請求項1〜3の各
発明にあっては、カバー31やサブカバー35を備えな
いものであってもよい。
【0020】取付ステー40は、給水栓本体11の背面
側に配置されるものであり、略矩形状の薄肉板を主体に
構成され、左右両端側に挿通孔41を備える。そして、
後述するように、この挿通孔41に装着される固定部材
73と設置部1Aとに挟持されて設置部1Aに固定され
ている。また、取付ステー40の左右両端には、反設置
部1A側に屈曲する屈曲部43が設けられ、この屈曲部
43には前述の止水栓ユニット2Dとの抵触を回避する
ための切り欠き部44が設けられている。そして、屈曲
部43の背面が傾斜面状の被掛止部45を構成してい
る。
【0021】掛止部材50は、略縦断面くの字状の薄肉
板を主体に構成され、略縦長矩形状の本体部51と、切
り欠き部53を挟んで上下に並設された略横長矩形状の
取着部52とを備える。ここで、切り欠き部53は、前
述の止水栓ユニット2Dとの抵触を回避するためのもの
である。この掛止部材50では、本体部51の前面が、
前述の被掛止部45に対応する傾斜面状の掛止部55を
構成する。また、各取着部52には挿通孔56が設けら
れており、ビスを用いて構成される取着部材58を、こ
の挿通孔56を通じて給水栓本体11のネジ孔18に螺
入することで、掛止部材50は給水栓本体11に取着さ
れる。尚、取付ステー40と掛止部材50との掛止部分
である被掛止部45と掛止部55の掛止態様等の詳細に
関しては後述する。
【0022】次に、図2を用いて給水栓本体11の詳細
を述べる。給水栓本体11は、湯水の混合調節を行う温
度調節弁2Bと、流出路の切換及び流量調節を行う流路
切換弁2Cと、を内蔵している。温度調節弁2Bは、給
水栓本体11左側面の操作ハンドル1Dを用いて操作さ
れ、湯室15より供給される湯と、水室16より供給さ
れる水とを所望温度に混合するものである。この温度調
節弁2Bとしては、例えば、(a)ワックスエレメント
や形状記憶合金エレメント等の温度変化に対応して変形
する感温素子を用いて構成され、湯及び水の混合度合い
を自動的に調節するサーモスタット方式、(b)互いに
摺動して流路の開閉を行う固定ディスクと可動ディスク
とを用いて構成される摺動ディスク方式、(c)湯と水
との混合度合いを別個のハンドルにより調節する2ハン
ドル方式等の種々の方式のものを利用できる。
【0023】ここで、図2に示すように、湯側の配管接
続部17は、その奥端部において、左方の装着室19に
屈曲状に連通し、更に、給水栓本体11内を引き回され
て逆止弁(図示省略)を収容する連通口20に連通し、
湯室15へと連絡されている。一方、水側の配管接続部
17は、その奥端部において、右方の装着室19に屈曲
状に連通し、給水栓本体11内を引き回されて逆止弁
(図示省略)を収容する連通口21、流路部分22の順
に連通し、更に、給水栓本体11内を引き回されて水室
16へと連絡されている。尚、左右の各装着室19、1
9には、止水栓とストレーナとを備える止水栓ユニット
2Dが、前記空き領域13より着脱自在に装着されると
共に、止水栓の操作部2Gがこの空き領域13に露呈し
ている。このように、本例では、止水栓ユニット2Dの
装着部位が給水栓本体11の内部流路を適宜屈曲させて
設けられ、しかも、空き領域13において開口するた
め、この装着室19、19に対して止水栓ユニット2D
を着脱することが容易である。また、このように、「止
水栓ユニット2D」の装着部位を給水栓本体11内部に
屈曲状に設けるため、給水栓本体11をコンパクトなも
のとできる。
【0024】一方、流路切換弁2Cは、給水栓本体11
右側面の操作ハンドル1Dを用いて操作され、流出路を
カラン側の流出路23若しくはシャワー側の流出路24
に切り換えると共に流量調節を行うものである。この流
路切換弁2Cとしては、(d)摺動ディスク方式、
(e)対向する一対の弁口に対して弁体を進退させて流
路の切換及び流量調節を行うリフト方式等の種々の方式
のものを利用できる。
【0025】次に、給水栓10の取付対象となる設置部
1Aと、設置部1Aに配置された接続具Sについて、図
2及び図3を用いて説明する。設置部1Aは、図示しな
い浴室の奥壁前方に立ち上げられたものであり、図2に
示すように、設置部1Aの裏面側には、共に剛性管で構
成された給湯用の水道配管1Fの端末と、給水用の水道
配管1Fの端末とが引き回されている。尚、各水道配管
1Fを、可撓管を用いて構成してもよい。また、設置部
1Aには、前述の湯側及び水側の両配管接続部17、1
7と略同ピッチで、2つの貫通孔1G、1Gが穿設され
ている。そして、この設置部1Aに対して、前述の給水
栓10が、左右一対のアダプター60、60及び固定ス
テー70を有する接続具Sと、固定部材73と、取付ス
テー40と、掛止部材50等を用いて取り付けられる。
【0026】アダプター60は、「水道配管の端末具」
の一具体例を示すものであり、図3に示すように、フラ
ンジ付きの筒状物を用いて構成されている。また、大径
のフランジ部66の前方が、前述の湯側若しくは水側の
各配管接続部17、17に接続可能な前方接続口61と
され、フランジ部66の後方が給湯用若しくは給水用の
各水道配管1Fに接続可能な後方接続口62とされてい
る。更に、前方接続口61は前述の貫通孔1Gに遊入可
能な外径を備え、外周面には雄ネジ63が刻設されてい
る。また、前方接続口61の内周面には2つの周回溝が
設けられ、各周回溝にはシール部材64、64がはめこ
まれており、後方接続口62の外周面には雄ネジ65が
刻設されている。
【0027】固定ステー70は、図3に示すように、両
アダプター60を所望のピッチで回り止め固定するもの
である。この固定ステー70は、略矩形薄状の剛性板を
用いて構成され、両端側には下端面で開口する固定用切
り欠き71が設けられている。そして、両固定用切り欠
き71間のピッチは、2つの貫通孔1G、1Gと略同ピ
ッチとされている。尚、この固定用切り欠き71は固定
ステー70の上端面や側端面で開口するものであっても
よいし、固定用切り欠き71の代わりに固定孔を穿設し
てもよい。
【0028】本例では、左右の固定用切り欠き71を各
々左右のアダプター60のフランジ部66裏面に位置合
わせしながら、固定ステー70を下方へと移動して、各
固定用切り欠き71内に各後方接続口62の前端部67
を挿入する。そして、固定ステー70の裏面側より、雄
ネジ65にナット72を螺合し、フランジ部66とナッ
ト72とによって固定ステー70を挟持して、全体で接
続具Sを構成する。尚、本例では、各後方接続口62の
前端部67の周面部分に、一対の平行面(所謂2面幅)
が形成され、この周面部分が、固定用切り欠き71の奥
端側と対応した外形を呈している。そして、前端部67
の一対の平行面と、固定用切り欠き71の一対の平行面
とが嵌合するため、両アダプター60は、固定ステー7
0に対して周り止め固定された状態となっている。
【0029】また、図3に示すように、左側の後方接続
口62には袋ナット1Hを用いて給湯用の水道配管1F
の端末が接続され、右側の後方接続口62には同様にし
て給水用の水道配管1Fの端末が接続される。これによ
り、接続具Sはその前方接続口61を前述の湯側及び水
側の両配管接続部17、17と略同ピッチに配置した状
態にて保持しつつ、剛性管を用いて構成される両水道配
管1Fによって片持ち梁状に支持された状態となる。但
し、固定ステー70の使用を省略したり、固定ステー7
0の代わりに、ボックス形状等の他の態様の固定具を用
いてもよい。
【0030】本例では、各水道配管1Fと各後方接続口
62との接続作業を、奥壁前方に設置部1Aを立設配置
する前に行う。そして、設置部1Aの立設作業の一環と
して、各前方接続口61が設置部1Aの裏面側より、シ
ートパッキン1Jを介在させながら貫通孔1Gに挿入さ
れる。これにより、各前方接続口61は各貫通孔1G内
に略納まった状態となる。また、本例では、各前方接続
口61が雌型に形成され、シール部材64、64が外部
へと露呈しないため、この挿入作業の際に各貫通孔1G
の内壁面やこの内壁面に存在する「バリ」等が、シール
部材64、64に接触することはない。
【0031】この挿入作業によって、左右のフランジ部
66の前面が、設置部1Aの裏面にシートパッキン1J
を挟んで当接する。尚、本例では、フランジ部66の前
面を設置部1A裏面に当接する当接面としたが、アダプ
ター60よりフランジ部66を省略し、固定ステー70
の前面でこの当接面を構成してもよい。また、本例と異
なり、各水道配管1Fと各後方接続口62との接続作業
や、前方接続口61の貫通孔1Gへの挿入作業を、奥壁
前方に予め立設された設置部1Aの裏面側で行う場合に
は、設置部1Aに適宜な作業口を設ければよく、作業性
の面で、可撓管で構成された水道配管1Fを用いること
が好適である。
【0032】固定部材73は、図3に示すように、固定
フランジ74を備えたナットにより構成され、内周面に
は前方接続口61の雄ネジ63に螺合可能な雌ネジ75
を備える。この固定部材73は、シートパッキン1Kと
取付ステー40とを介在させた状態にて設置部1Aの表
面側より貫通孔1Gに挿入され、前方接続口61に螺合
締結される。これにより、固定フランジ74とフランジ
部66の前面とで設置部1Aを挟持して接続具Sは設置
部1Aに堅固に固定される。尚、本例と異なり、固定部
材73が雄型とされ、前方接続口61が雌型とされても
よいし、両者の取着方法も螺合に限定されない。また、
本例によると、室内側より固定部材73を取り外せば、
設置部1Aを構成するパネルを取り外すことができるた
め、この室内側より、このパネルの交換や、接続具S、
水道配管1Fのメンテナンス等を行うことができる。こ
のように、本例では、設置部1Aへの取付ステー50の
固定を、接続具Sの固定を兼ねて行っており、これによ
り、取付ステー50の固定作業の簡便化を図っている
が、これに限らず、設置部1Aへの取付ステー50の固
定については、例えばビス止め等により別途行うことと
してもよい。
【0033】最後に、図4を用いて給水栓10の取付方
法等を説明する。本例では、給水栓本体11にカバー3
1と左右の両操作ハンドル1D、1Dとが取着された後
に、この給水栓本体11が設置部1Aに取り付けられ
る。この際、湯側の配管接続部17を左側の前方接続口
61に挿嵌し、水側の配管接続部17を右側の前方接続
口61に挿嵌しながら、給水栓本体11が設置部1A側
へと押し込まれる。そして、図4(a)及び図4(b)
に示すように、給水栓本体11の両側面後方側に、掛止
部材50が取着部材58を用いて取着固定される。この
取着は、前述の如く、給水栓本体11のネジ孔18に掛
止部材50とは別体の取着部材58を螺入し、取着部5
2を給水栓本体11に取着することによって行われる。
【0034】この取着作業の始期においては、図4
(a)に示すように、取付ステー40の屈曲部43と、
掛止部材50の本体部51とが非接触、若しくは軽く接
触した状態になると共に、給水栓本体11は未だ完全に
押し込まれた状態にはない。そして、取着部材58の螺
入量を増すと、取着部52は取着部材58の頭部に押圧
されて図示矢印A方向に移動し、掛止部55が被掛止部
45を押圧する。更に螺入量を増すと、取着部52が取
着された状態となると共に、掛止部55が図示矢印B方
向にスライドし、設置部1A方向に引き寄せられる。こ
の時、掛止部材50と共に給水栓本体11も、設置部1
A方向に引き寄せられる。この引き寄せは、設置部1A
にカバー31が衝合するまで、並びに、図4(b)に示
すように、各配管接続部17、17の各根本側に隆起状
に設けられた位置決め面27が、固定部材73の表面7
6に当接するまで行われ、これにより、掛止部55が被
掛止部45に的確に掛止され、給水栓本体11の設置部
1Aへの取付を完了する。
【0035】このように、本例では、掛止部材50が別
体の取着部材58を用いて給水栓本体11に取着され、
しかも、掛止部55及び被掛止部45が互いに面当接可
能な傾斜面状に形成されているため、掛止部55は円滑
にスライドして被掛止部45に掛止される。尚、給水栓
本体11への掛止部材50の完全な取着に先駆けて、取
付ステー40の被掛止部45と掛止部材50の掛止部5
5とが互いに掛止して適度に撓むようにすると、本体部
51や給水栓10等に寸法上のバラツキがあっても、こ
のバラツキを吸収させることができる。特に、本例のよ
うに、掛止部55及び被掛止部45を板状に形成する
と、適宜なたわみを生じさせ易く効果的である。
【0036】ここで、本例では、掛止部55及び被掛止
部45の双方を傾斜面状とする態様を例示するが、請求
項1、3〜5の発明においては、図5(a)及び(b)
に示すように、掛止部55若しくは被掛止部45の一方
のみを傾斜面状に形成し、他方を一方に線状若しくは点
状に当接する「当接部」としてもよい。これらの態様に
おいても、掛止部55は的確なスライドを行って、被掛
止部45に掛止される。但し、これらの態様において
は、図5(c)に示すように、当接部に丸みをつけた
り、面取りを施せば、より円滑なスライドが可能とな
る。
【0037】また、本例では、取付ステー40の外側よ
り掛止部材50を掛止する態様を例示したが、本各発明
では、その掛止方法等は特に問わない。例えば、図5
(d)に示すように、取付ステー40の内側に被掛止部
45を設け、取付ステー40の内側より掛止部55を掛
止してもよい。更に、本例では、設置部1Aに予め固定
された取付ステー40に対して給水栓本体11を固定し
たが、図5(e)に示すように、取付ステー40を予め
給水栓本体11に取着しておき、図示矢印Cに示すよう
に、この取付ステー40をビス等により設置部1Aに固
定してもよい。この場合には、当然、給水栓本体11に
対する取付ステー40の取着は、本各発明に係る取付構
造が採用される。
【0038】本例では、取付を完了した給水栓本体11
の両配管接続部17、17が、左右のアダプター60に
挿嵌状態で支持されるため、給水栓本体11は回動する
ことがなく、また、設置部1Aの左右方向及び上下方向
にガタツキも少なく固定される。しかも、挿嵌状態が掛
止部材50によって確実に維持されるため、給水栓本体
11は、設置部1Aの前後方向にも確実に固定される。
また、取付を完了した給水栓本体11には、サブカバー
35が装着され、掛止部材50や止水栓ユニット2Dが
隠蔽されるため、操作ハンドル1Dを操作する者の手
が、掛止部材50や止水栓ユニット2Dに誤って接触す
ることはない。
【0039】本例において、給水栓10のメンテナンス
等を行う際には、サブカバー35を取り外して止水栓を
操作したり、ストレーナを着脱するが、サブカバー35
にその外部より止水栓を操作するための操作孔を設け
て、止水栓の操作に関してはサブカバー35を取り外す
ことなく行うことができるようにしてもよい。
【0040】また、給水栓10の取り換え等を行う際に
は、サブカバー35を取り外して取着部材58及び掛止
部材50を給水栓本体11より取り外せば、給水栓本体
11を設置部1Aより容易に取り外すことができる。こ
のように、本例によると、給水栓10の着脱が容易であ
るばかりか、設置部1Aを構成するパネル等の交換作
業、接続具S、水道配管1F等のメンテナンスを室内側
より行うことができるため、「給水栓10の取付構造全
体」の施工、メンテンナンス等を効率的に行うことがで
きる。また、固定部材73が設置部1Aより殆ど突出せ
ず、給水栓本体11及びカバー31の後端面が設置部1
Aに衝合するばかりか、給水栓本体11のコンパクト化
が図られているため、給水栓10の前出量が抑制され、
給水栓10の設置スペースの省スペース化が図られる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本各発明の給水栓の取付
構造によると、給水栓を設置部に対して的確に取り付け
ることができる。
【0042】特に、請求項2の発明によれば、円滑で堅
固な取り付けを行うことができ、請求項3の発明によれ
ば、水道配管との接続作業を容易に行うことができ、請
求項4の発明によれば、給水栓全体の美観を確保するこ
とができ、請求項5の発明によれば、施工やメンテナン
スの作業を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本各発明に係る給水栓の取付構造の実施形態を
示す分解斜視図である。
【図2】図1に示した給水栓の取付構造の横断面平面図
である。
【図3】図1に示した設置部、接続具、取付ステー等を
示す分解横断面図である。
【図4】(a)及び(b)は、各々、給水栓の取付状態
を示す要部横断面平面図である。
【図5】(a)〜(e)は各々、給水栓の取付構造の別
例を示す要部説明図である。
【図6】(a)は従来例を示す部分断面側面図、(b)
は図6(a)の要部拡大図である。
【符号の説明】 1A;壁面、1D;操作ハンドル、1E;吐水管、1
F;水道配管、1G;貫通孔、1H;袋ナット、1J;
シートパッキン、1K;シートパッキン、2B;温度調
節弁、2C;流路切換弁、2D;止水栓ユニット、2
G;操作部、10;給水栓、11;給水栓本体、12;
操作軸、13;空き領域、14;接続部、15;湯室、
16;水室、17;配管接続部、18;ネジ孔、19;
装着室、20;連通孔、21;流路部分、22;連通
口、23;カラン側の流出路、24;シャワー側の流出
路、25;雌ネジ部、27;位置決め面、28;雌ネジ
部、31;カバー、32;切り欠き部、33;カラー、
35;サブカバー、36;弾性係合脚、40;取付ステ
ー、41;挿通孔、43;屈曲部、44;切り欠き部、
45;被掛止部、46;返し部、47;返し部、50;
掛止部材、51;本体部、52;取着部、53;切り欠
き部、55;掛止部、56;挿通孔、58;取着部材、
60;アダプター、61;前方接続口、62;後方接続
口、63;雄ネジ、64;シール部材、65;雄ネジ、
66;フランジ部、67;前端部、70;固定ステー、
71;固定用切り欠き、72;ナット、73;固定部
材、74;固定フランジ、75;雌ネジ、76;表面、
81;背面上端部、82;背面側下端部、83;ネジ
孔、85;締付用ビス、86;先端部、S;接続具。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設置部に固定された取付ステーと、給水
    栓に取着されて前記取付ステーを掛止する掛止部材とを
    備え、取付ステー又は掛止部材の少なくとも一方の掛止
    部分を給水栓への掛止部材の取着方向に傾斜する傾斜面
    状に形成して、給水栓への掛止部材の取着に伴って給水
    栓が設置部方向へと引き寄せられるよう構成した給水栓
    の取付構造において、 前記掛止部材を、別途の取着部材を介して給水栓に取着
    したことを特徴とする給水栓の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記掛止部材及び取付ステーの双方の掛
    止部分を互いに面当接可能な傾斜面状に形成したことを
    特徴とする請求項1に記載の給水栓の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記設置部に固設された水道配管の端末
    具と前記給水栓の配管接続部とが挿嵌接続されることを
    特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載の給水
    栓の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記給水栓は、給水栓本体と、該給水栓
    本体を覆うと共に設置部に衝合するカバーとを備えるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の
    給水栓の取付構造。
  5. 【請求項5】 前記給水栓は、前記カバーとは別に、掛
    止部材を覆うサブカバーを備えることを特徴とする請求
    項4に記載の給水栓の取付構造。
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