JP3261567B2 - 湯水混合水栓 - Google Patents
湯水混合水栓Info
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Description
関するものである。
湯の供給側の各々に設けられた2つのハンドルをマニュ
アル操作して、湯水を適温に混合するタイプ(以下、
「2ハンドルタイプ」という。)のものがある。このタ
イプの湯水混合水栓は、構造が比較的単純なため、所謂
「サーモスタットタイプ」のもの等に比べて低価格で販
売されることが多い。
混合水栓では、以下のような問題がある。即ち、この混
合水栓においては、水栓本体を鋳物を用いて形成するの
が一般的である。かかる水栓本体は、混合水栓の使用時
に露呈するため、この本体を構成することとなる鋳物の
表面に研磨を施したり、この研磨と共にメッキを施し、
美観を確保することが多い。そして、これらの処理のた
めに、この種の混合水栓の製造工数が多くなるという問
題がある。しかも、この研磨作業が熟練工の手作業に依
存して行われるのが実状であるため、これらの処理が、
この種の混合水栓の製造コストの削減の大きな障害とな
っている。また、水栓本体内(特に、湯側)を通過する
熱湯の熱が、この露呈する水栓本体の表面に伝わるた
め、使用者がこの表面に誤って接触すれば火傷をする恐
れがある。以上のような事情より、これらの問題点を解
決できる湯水混合水栓の出現が望まれている。
り、製造コストを低くしながら、安全性の高い湯水混合
水栓を提供することを目的とする。
(以下、「混合水栓」という。)は、水栓本体から略平
行に突出し、ハンドルの回動により弁を開閉させる水側
及び湯側の各スピンドルを有する混合水栓において、前
記各スピンドルを前記水栓本体に固定用金具を用いて装
着した状態で前記各スピンドルと共に前記固定用金具を
挿通可能な各挿通部を有し、前記水栓本体の略全体を被
覆するカバーを備えることを特徴とする。本発明による
と、水栓本体の略全体をカバーで被覆するため、熱湯を
通過させ熱くなった水栓本体に、使用者が直接触れるこ
とはない。
るため、水栓本体に研磨、メッキ等の表面処理を敢えて
施す必要がない。また、水栓本体が外観として露呈しな
いため、従来品に比べ、その製造をラフに行ってもよ
い。このため、水栓本体、引いては混合水栓の製造工数
を減らし、製造コストの低廉を図ることができる。更
に、カバーは、各スピンドルを水栓本体に装着したまま
の状態で、この本体に脱着可能なため、この種の混合水
栓の製造行程の最終段階で行われる「耐圧試験」の障害
にならない。即ち、この試験においては、スピンドルを
袋ナット等の固定用金具を介して水栓本体に装着した状
態で、弁が正常に機能するか等が調べられる。この試験
を行なうのためには、水栓本体から本カバーを取り外す
ことが必要となり、試験終了後には、カバーを装着し直
すことが必要となる。その際、カバーの脱着を、スピン
ドル等を水栓本体から取り外さずに行うことができ、こ
の試験の円滑な実施を妨げないからである。但し、この
ように、各スピンドルが固定用金具を介して水栓本体に
装着される場合には、各スピンドルと共にこれらの金具
も、各挿通部に挿入若しくは挿通可能であることが必要
となる。また、本発明によると、混合水栓を洗面台の天
板等に取り付けた後においても、スピンドルを取り外す
ことなく、カバーの取り換えや内部の洗浄等を行うこと
ができ、メンテナンス作業が容易である。
て、前記水栓本体の各スピンドルの装着部位若しくは各
スピンドルの固定用金具の外面に当接しながら前記水栓
本体に対する前記カバーの位置決めを行う突起を、前記
カバーの各挿通部の内面から突設させている。ここで、
本発明の「装着部位」としては、水栓本体の一部を構成
しながら、各スピンドルを進退自在に支持するスピンド
ルホルダー部等を例示できる。但し、このスピンドルホ
ルダー部等は水栓本体の他の部分と一体となっていて
も、この他の部分から脱着可能とされてもよい。本発明
によると、2つの挿通部に設けられた各突起により、カ
バーの水栓本体に対する位置決めを行うことができる。
その際、2つの挿通部の各突起を用いた2点決めのた
め、位置決め精度は良好である。また、これらの突起
が、装着部位等の外面に当接するため、カバーの水栓本
体に対するガタツキもない。しかも、このれらの効果
は、水栓本体、固定用金具等に特別な改良若しくは大き
な改良を施すことなく得られる。
決め」、「ガタツキ防止」の効果を得るためには、水栓
本体の各装着部位を各挿通部に精度良く嵌まるサイズに
鋳造し、研磨することが必要となる。従って、水栓本体
の精密加工が必要となり、混合水栓の生産性が悪くな
り、また製造コストも高くなると考えられる。一方、本
発明によれば各装着部位の外面に多少の凹凸が存在して
も、これらの外面と突起は確実に当接する。また、各装
着部位の外径が予定よりも大き目とされていても、各挿
通部に挿入させる際に、これらの部位の外面が突起の突
出端側を削り取る等するため、これらの外面と突起は確
実に当接する。従って、水栓本体の製造上の寸法公差を
ラフに設定できる。
において、前記混合水栓を、立設されたシャワースタン
ドを有するものとし、このシャワースタンドの下面と、
前記水栓本体とで前記カバーを挟持することにより、前
記水栓本体に前記カバーを固定している。本発明は、混
合水栓に付加される「シャワースタンド」を利用して、
カバーを水栓本体に対して確実に固定しようとするもの
である。このように、カバーの固定のためだけに用いら
れる部品を用いないため、混合水栓の製造上の手間を大
きくしたり、製造コストを高くしない。
1〜5に基づいて説明する。本実施の形態では、図1に
示すように、所謂、デッキタイプの混合水栓について述
べる。この混合水栓は、図1及び2に示すように、水栓
本体1と、ハンドル21、22と、カバー3と、シャワ
ーユニット5とを備える。このうち、水栓本体1は青銅
鋳物を用いて構成されている。そして、図2に示すよう
に、横長の密閉容器形状とされた基体部11と、その左
右両端に設けられたスピンドル装着部12、12と、略
中央の上面から突出するスタンド接続部13と、略中央
の背面から突出するエルボー接続部14とを備える。
尚、この水栓本体1では、各スピンドル装着部12、1
2及びスタンド接続部13の各フランジの表面等にのみ
切削加工が施されており、これらを除く大部分では鋳造
時のゴツゴツとした鋳肌をそのまま残している。
図1及び2に示すように、中間部をクランク状に屈曲さ
せた筒形状を備える。更に、各スピンドル装着部12、
12の上方側の外壁面からは位置決め用鍔部T、Tが略
リング状に突出している。また、左側のスピンドル装着
部12の内部は、図1に示すように、連通孔Rを備えた
仕切り板Aにより、2つの室B、Cに分割されている。
このうち、上方の室Bが湯側の弁室Bとされ、この弁室
Bの側方側が基体部11の内部空間、即ち、湯水混合室
Yに連通している。また、下方の室Cは、このスピンド
ル装着部12の下方に接続された湯側の管用ねじM等を
用いて給湯管に連絡されている。更に、この弁室Bに
は、湯側のスピンドルSが軸線を上下に向けながら配置
されている。また、このスピンドルSは、上端側をこの
スピンドル装着部12の上方の開口部より突出させてい
る。
られた雄ねじ部を、このスピンドル装着部12の内壁面
に設けた雌ねじ部にねじ嵌合させている。更に、このス
ピンドルSは、このスピンドル装着部12の上方の開口
側に螺着された袋ナットFを用いて、回動可能な状態に
支持されている。また、このスピンドルSの下端には固
定コマ(弁体)Gが取着されている。更に、このスピン
ドルSの上端には、ビスH等を用いて湯側のハンドル2
1が取着されている。この左側のスピンドル装着部12
では、湯側のハンドル21を回動操作し、スピンドルS
を上下に進退させると、固定コマ(弁体)Gが上下に進
退する。これにより、仕切り板Aに設けられた連通孔
R、即ち、弁座口Rの開閉と、開閉量の調節とが行わ
れ、給湯管から湯水混合室Yに流入する湯量の調節が行
われる。また、右側のスピンドル装着部12の内部も、
左側のスピンドル装着部12の内部と同様な構造とさ
れ、スピンドルS、固定コマ(弁体)G等で構成される
同様な弁ユニットを備えている。但し、この右側のスピ
ンドル装着部12の下方の室Cは、水側の管用ねじm等
を用いて給水管に連絡されている。このため、右側のス
ピンドル装着部12に対応する水側のハンドル22を回
動させると、給水管から湯水混合室Yに流入する水量の
調節等が行われる。
13の開口端側に接続用の雌ねじ部131が設けられて
いる。また、図3に示すように、エルボー接続部14の
開口端側にも接続用の雌ねじ部141が設けられてい
る。また、カバー3はABS樹脂を用いて作製した一体
成形品であり、図2に示すように、全体の外形が下方を
開放した略容器形状とされている。更に、上面の両端側
が略円形に切り欠かれ、この周囲から略円筒状の挿通壁
(挿通部)31、31が立ち上げられている。また、上
面の略中央からは略円筒容器状の中間壁32が立ち上げ
られ、背面の略中央には略円形のエルボー通過孔33が
設けられている。
は、このカバー3を装着する際に、スピンドルS及びス
ピンドル装着部12の上方側と、袋ナットFとが挿通さ
れる部分である。そして、図2及び4に示すように、各
挿通壁(挿通部)31、31の内面からは、横断面略三
角形状とされ、突出端が尖った突起Pが夫々2つずつ突
出している。これらの突起Pは長尺のリブ形状とされな
がら、挿通壁(挿通部)31、31の上下方向に設けら
れている。また、その配置箇所は、各挿通壁(挿通部)
31、31の内面の前後2箇所とされている。また、対
向し合う一対の突起P、P間の距離(図4の距離x)
は、各スピンドル装着部12、12の位置決め用鍔部
T、Tの外径と略等しいか又は僅かに小さくされてい
る。また、中間壁32の上面には、スタンド接続部13
の上端側のリング部13aを嵌め込み可能なスタンド通
過孔32aが設けられている。
ように、シャワースタンドユニット(シャワースタン
ド)51と、シャワーヘッドユニット52と、シャワー
エルボー53と、シャワーホースユニット54とを備え
ている。このうち、シャワースタンドユニット51は、
図2及び3に示すように、軸線を直線状とした内側パイ
プスタンド51aと、軸線を略クの字状に屈曲させた外
側パイプスタンド51bとを備える。そして、外側パイ
プスタンド51bは、その内周面を内側パイプスタンド
51aの外周面に摺動させながら上下動可能とされてい
る。また、内側パイプスタンド51aの下面からは、連
結用ボルト51cが突出している。このボルト51c
は、図3に示すように、スタンド接続部13の雌ねじ部
131と螺合可能なものである。
側パイプスタンド51bの上方開口部に、挿脱可能な状
態で配置される。また、このシャワーヘッドユニット5
2の先端の上面側には、切り換えスイッチ52aが設け
られている。そして、このスイッチ52aを操作するこ
とで、このユニット52の先端下面の中央の吐水口から
の吐水を行なうか、この吐水口の周囲に散点状に設けら
れたシャワー口からのシャワーを行なうかが選択され
る。また、シャワーエルボー53は、図3に示すよう
に、その一端がエルボー接続部14の雌ねじ部141に
螺合されている。更に、シャワーホースユニット54
は、エルボー接続部14と、シャワーヘッドユニット5
2との連絡を行なうものである。
て、この水栓の発揮する作用を述べる。先ず、カバー3
の解放部を水栓本体1の上面側に向けながら、カバー3
を水栓本体1に被せる。その際、エルボー接続部14を
エルボー通過孔33に挿通させる共に、スタンド接続部
13のリング部13aをスタンド通過孔32aに嵌め込
む。同時に、各スピンドルS、S及び各スピンドル装着
部12、12の上方側と、各袋ナットF、Fとを対応す
る挿通壁(挿通部)31、31に挿通させる。このと
き、挿通壁(挿通部)31、31の内部では、図5
(a)に示すように、各スピンドル装着部12、12の
位置決め用鍔部T、Tが、対応する挿通壁(挿通部)3
1、31に設けられた一対の突起P、Pに当接する。こ
の当接により、カバー3は水栓本体1の前後方向に位置
決めされた状態となる。そして、この2点決め(2つの
挿通壁31、31での位置決め)だけでも、十分な位置
決め精度が得られるが、本混合水栓では、これに加え、
リング部13aがスタンド通過孔32aに嵌め込まれる
ため、結局、カバー3は水栓本体1に3点決めされた状
態となる。このため、カバー3は前後のみなず、左右に
もしっかりと位置決めされた状態となり、カバー3の水
栓本体1に対するガタツキもない。
12、12の位置決め用鍔部T、Tの外径が予定より大
きくなったり、対向し合う一対の突起P、P間の距離
(図4の距離x)が予定より短い場合でも的確に対処で
きる。各スピンドル装着部12、12の外面はゴツゴツ
とした鋳肌を有すると共に、各突起Pは各スピンドル装
着部12を構成する鋳物よりも強度の低い樹脂を用いて
構成され、しかも各突起Pは突出端側に向かうに従い肉
厚が小さくされ、この突出端に近い部分程、削り取られ
たり、破壊され易くなっている。従って、当接し合う両
者T、Pに、このような誤差があっても、図5(b)に
示すように、位置決め用鍔部Tが突起Pの突出端側を削
り取ったり、破壊して、両者T、Pはしっかりと当接す
るからである。この点からも、水栓本体1の製造上の公
差が大きくてもよい。
ンドル21、22を取着する。そして、シートパッキン
(図2参照)7を水栓本体1の下面に配置しながら、カ
バー3で被覆された水栓本体1を、所望の箇所(洗面台
等)に取着、固定する。続いて、図3に示す手順で、内
側パイプスタンド51aの連結用ボルト51cをスタン
ド接続部13の雌ねじ部131に螺合させ、シャワース
タンドユニット51を取着する。これにより、カバー3
は水栓本体1(スタンド接続部13のフランジ)と、こ
のシャワースタンドユニット51の下面とで挟み込まれ
るため、カバー3は水栓本体1に対して確実に固定され
る。従って、カバー3のガタツキは、前後、左右、上下
の3方向に渡り、防止されることとなる。次いで、シャ
ワーヘッドユニット52、シャワーエルボー53及びシ
ャワーホースユニット54を配置すれば、本混合水栓は
使用可能な状態となる。
1をカバー3で被覆するため、熱湯により熱くなった水
栓本体1に使用者が直接触れ、火傷をすることが防止で
きる。また、カバー3により水栓本体1を隠ぺいするた
め、水栓本体1の大部分に表面処理を施す必要がない。
しかも、水栓本体1が外観として露呈しないため、その
製造がラフに行われてもよい。このため、水栓本体1、
引いては混合水栓の製造工数を減らし、製造コストの低
廉を図ることができる。更に、カバー3の脱着を、各ス
ピンドルS、S及び袋ナットFを水栓本体1に装着した
状態で行うことができるため、このカバー3の脱着を迅
速に行うことができる。このため、水栓本体1の「耐圧
試験」を円滑に行うことができる。
られた突起P等の作用により、カバー3の水栓本体1へ
の位置決めが容易に行われ、位置決め精度も高くなって
いる。また、カバー3の水栓本体1に対するガタツキも
生じさせない。従って、カバー3の取着行程が能率的と
なり、本混合水栓の製造効率が高められる。更に、この
突起P等の作用により、水栓本体1の加工精度が少々低
くても、高い精度の位置決めが可能なため、水栓本体1
の製造上の寸法公差をラフに設定して、水栓本体1の製
造コストを一層、低くすることができる。また、カバー
3が水栓本体1と、シャワースタンドユニット51の下
面とで挟み込まれ確実に固定されるため、本混合水栓の
使用中にカバー3が外れることが防止される。以上のよ
うに、本混合水栓は従来の2ハンドルタイプのものより
も更に製造コストを低くしながら、カバー3のガタツキ
を防止でき、しかも安全性が高い。
前記具体的に示した実施の形態及び変形例に示すものに
限定されず、これら発明の範囲内で種々の変形例を例示
できる。即ち、各挿通壁(挿通部)31、31の内面に
設けられる突起P、Pの数は、本実施の形態の2つに限
定されるものではなく、1つ又は3つ以上であってもよ
い。例えば、各挿通壁(挿通部)31、31に3つの突
起Pを設けた場合には、各位置決め用鍔部T、Tが、夫
々3方向から支持されるため、カバー3はこれらの突起
Pのみより、前後、左右に位置決めされる。この場合、
リング部13a及びスタンド通過孔31による位置決め
は必要とされないため、リング部13a及びスタンド通
過孔31の間に大きなクリアランスが存在しても、リン
グ部13aがラフに形成されてもよい。また、各挿通壁
(挿通部)31、31に複数の突起P、Pを設ける場合
に、その配置方法は実施の形態に示す前後に限定されな
い。例えば、各挿通壁(挿通部)31、31の内面の左
右に2つの突起P、Pを設けてもよい。
示するものに限定されない。例えば、各挿通壁(挿通
部)31、31の内面を周回するリング形状とすること
もできる。また、各挿通壁(挿通部)31、31を上方
に延長し、この延長された部分に突起P、Pを設け、こ
の突起P、Pを袋ナットFの外面に当接して、カバー3
の位置決めが行われてもよい。更に、各挿通壁(挿通
部)31、31がカバー3の内部に向かって垂下する構
造とされてもよい。また、スタンド通過孔31を長軸を
前後(左右)に向け、短軸を左右(前後)に向けた楕円
状としてもよい。この場合、短軸をリング部13の嵌ま
る長さとすることで、カバー3の左右方向(前後方向)
への位置決めをより一層、容易に行える。また、スタン
ド通過孔32aの周囲にも、突起を備えた挿通壁(挿通
部)を設けることができる。更に、各スピンドル装着部
12、12が位置決め用鍔部T、Tを備えないものとさ
れてもよい。
なるタイプのシャワーユニット(水栓本体1の前面、背
面等から突出するタイプ等)を備えた混合水栓や、この
ようなユニットを備えない混合水栓にも適用できる。更
に、実施の形態の混合水栓では、色彩、模様等を異にす
る数種のカバー3を用意して選択使用すれば、簡易にイ
メージチェンジを図ることができる。また、実施の形態
及び各変形例において、カバー3に抗菌性、撥水性等を
付与すれば、より一層、性能の高いものとなる。例え
ば、銀、酸化銀等の抗菌性物質をABS樹脂に混ぜ込ん
で成形したり、カバー3に、フッ素樹脂、テフロン樹脂
等の撥水性被膜を形成する方法を例示できる。また、実
施の形態では、デッキ部分に設けられる所謂「デッキタ
イプ」の混合水栓を中心に述べたが、壁から突出する所
謂「壁付きタイプ」の混合水栓にも各発明を適用でき
る。
と、水栓本体の略全体をカバーで被覆するため、安全で
ある。また、水栓本体に表面処理を施す必要がなく、更
に水栓本体の製造をラフに行ってもよいため、混合水栓
の製造工数を減らしたり、製造コストの低廉を図ること
ができる。請求項2の混合水栓では、カバーの水栓本体
に対する位置決めを精度良く行うことができる。また、
装着後のカバーのガタツキを防止できる。更に、水栓本
体の寸法公差をラフにできるため、混合水栓の生産性が
より一層、高くなる。請求項3の混合水栓では、水栓本
体に対するカバーの固定をより確実に行うことができ
る。
断面を備えた正面図である。
る。
ド)の機能等を説明するための概略的な縦断面図であ
る。
に縦断する縦断面図である。
な縦断面図であり、(b)は各突起の機能を説明するた
めの概略的な縦断面図である。
置決め用鍔部、12;スピンドル装着部、13;スタン
ド接続部、13a;リング部、131;雌ねじ部、1
4;エルボー接続部、141;雌ねじ部、A;仕切り
板、R;連通孔、B、C;室、M、m;管用ねじ、S;
スピンドル、F;袋ナット、G;固定コマ(弁体)、
H;ビス、21、22;ハンドル、3;カバー、31;
挿通壁(挿通部)、P;突起、32;中間壁、32a;
スタンド通過孔、33;エルボー通過孔、5;シャワー
ユニット、51;シャワースタンドユニット(シャワー
スタンド)、51a;内側パイプスタンド、51b;外
側パイプスタンド、51c;連結用ボルト、52;シャ
ワーヘッドユニット、52a;切り換えスイッチ、5
3;シャワーエルボー、54;シャワーホースユニッ
ト、7;シートパッキン。
Claims (3)
- 【請求項1】 水栓本体から略平行に突出し、ハンドル
の回動により弁を開閉させる水側及び湯側の各スピンド
ルを有する湯水混合水栓において、 前記各スピンドルを前記水栓本体に固定用金具を用いて
装着した状態で前記各スピンドルと共に前記固定用金具
を挿通可能な各挿通部を有し、前記水栓本体の略全体を
被覆するカバーを備えることを特徴とする湯水混合水
栓。 - 【請求項2】 前記水栓本体の各スピンドルの装着部位
若しくは各スピンドルの固定用金具の外面に当接しなが
ら前記水栓本体に対する前記カバーの位置決めを行う突
起を、前記カバーの各挿通部の内面から突設させた請求
項1記載の湯水混合水栓。 - 【請求項3】 前記湯水混合水栓を、立設されたシャワ
ースタンドを有するものとし、このシャワースタンドの
下面と、前記水栓本体とで前記カバーを挟持することに
より、前記水栓本体に前記カバーを固定した請求項1又
は2記載の湯水混合水栓。
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- 1997-02-13 JP JP04714597A patent/JP3261567B2/ja not_active Expired - Fee Related
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