JPH10318399A - 通水台座 - Google Patents

通水台座

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Publication number
JPH10318399A
JPH10318399A JP9130176A JP13017697A JPH10318399A JP H10318399 A JPH10318399 A JP H10318399A JP 9130176 A JP9130176 A JP 9130176A JP 13017697 A JP13017697 A JP 13017697A JP H10318399 A JPH10318399 A JP H10318399A
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JP
Japan
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water
main body
pedestal
faucet
opening
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Application number
JP9130176A
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English (en)
Inventor
Shigeki Inatomi
繁樹 稲富
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/02Branch units, e.g. made in one piece, welded, riveted

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Valve Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新設または各種の既設の湯水混合水栓に対し
ても共通部材として組み込むことができ、換作性、汎用
性の向上が図れ、更に既設の設備からのリフォームにお
いてもカウンターに新たな工事を必要としない通水台座
を提供すること。 【解決手段】 水栓本体と取付け面の間に挟持され、取
付け面の下部へ向かう第1の開口と取付け面の上部へ向
かう第2の開口と、第1の開口と第2の開口を連結する
流路を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キッチンの流し台
等のカウンターへ設置する水栓に係り、カウンター下部
から上部へ水等を好適に供給できる設備に関する。特に
浄水器や自動食器洗い機等の付帯機器への給水及び給湯
に好適に利用できるようにした設備に関する。
【0002】
【従来の技術】キッチンの流し台に備える湯水混合水栓
は、主としてシンクに吐水して食器洗い等に利用するも
のが一般的である。一方、たとえば別置式の浄水器を付
帯するようなものでは、カウンター下の給水管から分岐
流路を取り、この流路を浄水器に接続して付帯するもの
がある。
【0003】たとえば、実用新案登録番号第30102
76号公報に記載されたものがこれに該当する。しか
し、この方法で浄水器を付帯するには、カウンターに湯
水混合水栓とは別の取付穴を開ける必要があり、特に既
設のキッチンからリフォームする場合には施工が行いに
くいものとなっていた。
【0004】他方、前記のようにカウンターに新たな取
付穴を開ける必要がないものとして、湯水混合水栓の本
体から給水路を分岐させて、この浄水器に給水して、そ
のままこの浄水器から吐出したり、または処理浄水を本
体に戻してから吐出する設備とするものがある。また、
自動食器洗い機を備える場合でも、湯水混合水栓の本体
から分岐させた給水や給湯の配管が、この自動食器洗い
機との間に設けられている。
【0005】浄水器に流路を分岐させる湯水混合水栓と
しては、たとえば特開平8−14421号公報や特公平
6−6989号公報に記載されたものがある。
【0006】前者のものは、既設のシングルレバー式の
湯水混合水栓の本体に浄水器への分岐用及び還流用のア
ダプタを別途カートリッジ式として組み付けることによ
って、既設の水栓についても浄水器の付帯ができる設備
を提供しようとしたものである。また、後者のものは、
湯水混合水栓の本体の下端部にプラグ付きの分岐口を設
けておき、浄水器等を付帯する設備であればプラグを取
り外して分岐口に配管を接続して浄水器に給水できるよ
うにしたものである。
【0007】このように湯水混合水栓から浄水器等へ給
水路を接続する設備は、カウンター下の給水管から分岐
流路を取りカウンターに取付穴を開けるものか、既設の
湯水混合水栓にも対応できるようにカートリッジ式のア
ダプタを備えるものか、湯水混合水栓の本体自身に専用
の分岐口を予め設けておくことで対応するというものが
その基本的な構成であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】カウンター下の給水管
から分岐流路を取り、カウンターに取付穴を開けるもの
は、既設の設備からのリフォームの点で問題があるが、
カートリッジ式のアダプタを備えるものか、湯水混合水
栓の本体自身に専用の分岐口を予め設けておくものであ
れば、カウンターに新たな取付穴を開ける必要がなく、
既設の設備からのリフォームという点では好ましいもの
であった。
【0009】ところが、カートリッジ式のアダプタを備
えるものでは、既設の水栓への適用ができる点では好ま
しいものの、各種の仕様を持つ既設の水栓の全てに対応
させるには、これらの仕様にマッチしたアダプタを各種
品揃えする必要がある。このため、アダプタを適用でき
る水栓の種類には制限を受けることになり、汎用性に欠
けることになり、市場の展開性に乏しい。
【0010】また、アダプタは湯水混合水栓の水側また
は湯側及びこれらの両方に流路を接続しなければならな
ので、水栓本体に対する取り付け位置にも制約を受けや
すい。たとえば、特開平8−14421号公報に記載さ
れているようなシングルレバー式の湯水混合水栓では、
アダプタが水栓本体の高さ方向の一部を占めるように組
み込まれるので、水栓全体が高くなってしまう。
【0011】いま、図5に示されるような既設の水栓
に、カートリッジ式のアダプタを組込む場合を考える。
下端部に給水管21を備え、側面に吐水管22を備えた
水栓本体23は、ボルト24及びナット25等の固定手
段によりカウンター26に対して固定されている。水栓
本体23の上端部にはレバー27により操作される開閉
弁部のカートリッジ28が設けられている。
【0012】カートリッジ式のアダプタを、図5に示さ
れるような既設の水栓に組込む場合には、水栓の開閉弁
部のカートリッジ28を抜き取った後に、図6に示され
るように、開閉弁部のカートリッジ28の収納部の上部
に分岐口を有するカートリッジ式のアダプタ29を挿入
し、アダプタ29の上部に抜き取った開閉弁部のカート
リッジ28を挿入し固定する。このため、カートリッジ
式のアダプタ29を取り付けた後の水栓の高さは、少な
くとも、流路30の高さとその上部に配置されるカート
リッジ28の高さを加えた分の高さ分だけ高くなること
になる。すなわち、開閉弁部のカートリッジ28が水栓
本体23に埋め込まれている高さ分は最低高くなる。な
お、開閉弁部のカートリッジ28が水栓本体23に全部
埋め込まれている場合(図5の場合)には、開閉弁部の
カートリッジ28の全高さ分は最低高くなり、開閉弁部
のカートリッジ28が水栓本体23に半部埋め込まれて
いる場合には、開閉弁部のカートリッジ28の半分の高
さは最低高くなる。つまり、分岐口を設けるために最低
必要な高さよりも開閉弁部のカートリッジ28が占める
高さの方が高くなることがおこり、水栓全体が高くな
る。このため、操作用のレバー27の位置も高くなり、
その操作がし難くなる事態に陥る。
【0013】更に、水栓本体に専用の分岐口を予め設け
ておくものでは、給水側だけまたは給湯側も含めて接続
できるようにするには、水流路側のみに分岐口を設ける
か湯流路に連通する分岐口を設ける仕様としなければな
らない。このため、給水のみか給湯も含めて分岐させる
かの設備毎に分岐口の異なった仕様の選択が必要とな
り、分岐口を設ける部材の品揃えも増えてしまい、コス
ト面での障害は無視できない。
【0014】また、給水側及び給湯側にそれぞれ分岐口
を設けたものを共通の部品として提供することはできる
が、分岐を全く必要としない設備であればこのような分
岐口を持つ部材は意味をなさず、分岐口を塞ぐためのキ
ャップ等も必要となるので外観にも影響を及ぼしやす
い。
【0015】このようにカウンターに新たな取付穴を開
けずに、従来の湯水混合水栓からの流路の分岐のための
構造では水栓が高くなってしまうことや、部材の汎用性
に欠けるために設備の費用が嵩むという問題がある。
【0016】本発明において解決すべき課題は、新設ま
たは各種の既設の湯水混合水栓に対しても共通部材とし
て組み込むことができ、換作性、汎用性の向上が図れ、
更に既設の設備からのリフォームにおいてもカウンター
に新たな工事を必要としない通水台座を提供することに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の通水台座は、水
栓本体と取付け面の間に挟持され、取付け面の下部へ向
かう第1の開口と取付け面の上部へ向かう第2の開口
と、第1の開口と第2の開口を連結する流路を備えてい
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の通水台座においては、第
1の開口に給水管及び給湯管の少なくとも一方を連通
し、第2の開口から取付け面の上部へ給水又は給湯を行
うようにすることができる。
【0019】また、給水管及び給湯管を混合弁ユニット
に連通させ、混合弁ユニットの混合水出口を第1の開口
に連結し、第2の開口から取付け面の上部へ混合水の供
給を行うようにすることができる。
【0020】また、通水台座の外面に別の水周り機器に
流路を接続するための分岐具を設け、その分岐具に第2
の開口を設けるようにすることができる。
【0021】また、分岐具は、手動操作可能な弁機構を
備えた分岐栓とすることができる。また、分岐具は、別
の水周り機器に流路を接続可能な分岐継手とすることが
できる。
【0022】また、通水台座と分岐具とを、分岐具がほ
ぼ水平な回転軸線周りに姿勢を変更可能に連接すること
ができる。
【0023】また、通水台座は、給水管及び給湯管を差
し通して水栓本体の接続部への結合を許す開口を形成す
ることができる。
【0024】また、水栓本体の下方に取付け面への固定
のための固定座金を連接し、通水台座の下面を取付け面
に載置するとともに固定座金を取付け面の下面に突き当
てて、水栓本体及び通水台座を取付け面に対して固定す
ることができる。
【0025】
【実施例】図1は本発明の通水台座をセットした湯水混
合水栓の一部切欠正面図、図2は一部切欠左側面図であ
る。
【0026】図において、カウンター50に開けた取付
け口51の上に被さるように湯水混合水栓の水栓本体1
が配置され、この水栓本体1の下端には給水管2及び給
湯管3をそれぞれ接続している。図示の例の水栓本体1
は、従来周知のシングルレバー式の湯水混合水栓であ
り、給水管2及び給湯管3からの水及び湯を混合する混
合弁室を内蔵し、この混合弁室に収納した2枚の弁板の
摺動によって水側及び湯側の開度を操作用のレバー1a
によって変更できるようにしたものである。そして、レ
バー1aにより温度及び流量が調整された混合水は混合
弁室から吐水管1bに供給されて吐出される。
【0027】通水台座5の正面には分岐栓本体7を一体
に連結し、カウンター50の下面に突き当てる固定座金
4によって水栓本体1及び通水台座5を一体としてカウ
ンター50上に固定する。
【0028】通水台座5は、水栓本体1の下端面に一体
に連結されるものである。連結ボルト1dとビス1eに
よって水栓本体1の下端に接合金具1cが固定され、水
栓本体1の下端から突出する連結ボルト1dに通水台座
5を挿通し、連結ボルト1dに固定ボルト5aをねじ込
むことにより、水栓本体1と通水台座5が固定される。
【0029】固定座金4は、図3に示すように、上端に
ほぼ馬蹄形状のフランジ4aを形成してその上面をカウ
ンター50の下端面に突き当てる部材とし、フランジ4
aのほぼ中央部分から下に向けて半割り状の横断面形状
を持つスリーブ4bを形成したものである。そして、図
2に示すように、通水台座5に備えた固定ボルト5aを
スリーブ4bに差し通し、このスリーブ4bから下に突
き出た部分にナット4cを螺合することによって、通水
台座5自身の下端面と固定座金4のフランジ4aの上面
とでカウンター50の上下面を拘束して水栓本体1が通
水台座5とともに固定される。
【0030】通水台座5は、図3に示すように、給水管
2及び給湯管3を通すための開口5bを開けるとともに
周面には分岐栓を取り付けるための円筒状のポート5c
を突き出した構成を持つ。このポート5cは通水台座5
の下端面に開口させた流路5dに連通するとともに、袋
ナット6によって分岐栓本体7を本実施例における分岐
具として連結したものである。そして、図1及び図2に
示すように、給水管2の中途には継手2aを組み込むと
ともに、この継手2aに基端を接続した給水ホース2b
を流路5dの入口に接続している。したがって、ポート
5cに連結した分岐栓本体7には継手2aから分岐した
給水配管が接続されることになり、水栓本体1を経由し
ないで給水管2から直に水が供給される。
【0031】分岐栓本体7は、その背部に形成した流入
筒7aの外周に形成した雄ネジ7bに袋ナット6を螺合
させて流路5dに連通させたものであり、図1に示すよ
うに左端を流出部としてこれに供給ホース8を接続して
いる。この供給ホース8は、たとえば浄水器や自動食器
洗い機(図示せず)等の水周り機器までの流路を構成す
るもので、分岐栓本体7からの水はこれらの水周り機器
へ送り出されてそのまま排水される。
【0032】分岐栓本体7の内部には環状の弁座7cを
形成するとともにこの弁座7cに接離可能な弁体7dを
一端に取り付けたスピンドル7eを回転自在に備えたも
ので、スピンドル7eの他端に連結したハンドル7fを
図2において矢印方向に回すことによって、弁座7cを
開閉する操作が可能である。すなわち、ハンドル7fを
図2において時計方向に回動させるとスピンドル7eが
図1において右側に移動して弁座7cから弁体7dが離
れて開弁し、反時計方向に回せば止水させることができ
る。
【0033】以上の構成において、浄水器や自動食器洗
い機等に給水しないときには、分岐栓本体7のハンドル
7fを止水位置に保持しておけば、給水管2からの水は
水栓本体1側のみに供給され、通常の湯水混合水栓と変
わりがない使い勝手で操作できる。そして、水栓本体1
から給水または給水していないときのいずれでも、ハン
ドル7fを回して弁体7dを弁座7cから離れる方向に
移動させると、継手2aから水が分岐栓本体7へ供給さ
れ、供給ホース8を経て浄水器や自動食器洗い機等に水
が送り出される。
【0034】ここで、分岐栓本体7は水栓本体1の下端
を受ける通水台座5の前面に配置されていて、水栓本体
1内の流路系統とは全く無縁で継手2aからの流路を接
続しているので、通水台座5は水栓本体1の下面を支持
できる構造とするだけでよい。したがって、図1及び図
2のような円筒状の形状を持つ水栓本体1のタイプのも
のであれば、その外径と見合う程度の大きさの通水台座
5としておけば、水栓本体1の仕様が少し変わったもの
であっても通水台座5をそのまま流用することができ
る。このため、湯水混合水栓の水栓本体1が様々に変わ
っても、通水台座5を共通の部品として使うことがで
き、汎用性の向上が図られる。
【0035】また、分岐栓本体7は通水台座5の外側に
位置していて、通水台座5の内部には接続用の流路5d
だけが設けられ弁機構等は一切含まれていない。このた
め、通水台座5の高さ方向の嵩は小さくて済み、カウン
ター50に水栓本体1及び通水台座5を据えつけたとき
もレバー1aの高さを低く抑えることができる。したが
って、従来のように開閉弁部のカートリッジを抜き取っ
た部分に弁機構等を含むアダプタ等を組み込む場合に比
べると、レバー1aを常に低く維持することができ、使
い勝手にも影響を及ぼすことはない。
【0036】更に、水栓本体1が固定座金4によってカ
ウンター50上に固定される既設のものであっても、固
定座金4に通水台座5を連結すれば水栓本体1を所定の
位置に固定することができる。更に、カウンター50に
開けた取付け口51も既設の状態から変更する必要がな
いため、取付け口51を大きくしたり、別に空け直した
りする手間もかからない。このため、既設の水栓に対し
て分岐栓本体7を後付けする設備とする施工も簡単に行
え、浄水器を付帯する設備へのリフォームにも好適であ
る。そして、分岐栓本体7は袋ナット6によって通水台
座5に連結されるので、図1のように左端側に供給ホー
ス8を接続する姿勢だけでなく、180°反転させて右
側に接続端を持たせる配置とすることもできる。したが
って、水栓本体1に対する浄水器等の位置が左側でも右
側でもこれに対応した分岐栓本体7の姿勢を選ぶことが
でき、供給ホース8が水栓本体1周りで絡んだりするこ
ともなくなる。
【0037】図4は別の実施例を示す一部切欠正面図で
あり、先の例と同じ部材については共通の符号で指示
し、その詳細な説明は省略する。
【0038】給水管2に設ける継手2aと同様に給湯管
3にも継手3aを組み込み、これらの継手2a,3aに
それぞれ左右方向の両端を接続した混合弁ユニット9を
設けている。この混合弁ユニット9の混合水流出部には
連絡ホース10の基端を接続するとともに、先端を先の
例と同様に通水台座5の流路5dに連通連結している。
【0039】混合弁ユニット9はその正面に設けた温度
調整用の摘み9aを回転させることによって内蔵した弁
機構を操作して水と湯との混合比を変え、通水台座5に
向かう混合水の温度を調整可能としたものである。この
ような温度調整のための弁機構は、たとえば従来周知の
サーモスタットミキシングバルブに組み込まれているよ
うな一軸操作式の弁体を摘み9aの回転操作によって軸
線方向に移動させる構成としたものが利用できる。
【0040】また、通水台座5の正面には、先の例にお
ける分岐栓本体7に代えてエルボ状の分岐継手11を本
実施例における分岐具として設ける。この分岐継手11
は先の例の分岐栓本体7と同様に裏面側に流入筒7aを
形成して袋ナット6によって通水台座5に連結されると
ともに流路5dに連通させたもので、その流出端に供給
ホース8を接続している。
【0041】この例では、混合弁ユニット9によって水
と湯との量比を予め設定しておけば、一定温度の混合水
を分岐継手11及び供給ホース8を経由して自動食器洗
い機等に供給することができる。そして、分岐継手11
には流路の開閉機能がないので止水や流量の調節はでき
ないが、自動食器洗い機等の末端の機器側での先止め式
として混合水の流量や止水操作をするような設備とする
ことで使い勝手上の支障はなくなる。なお、分岐継手1
1に代えて先の例の分岐栓本体7を備えるようにしても
よいことは無論である。
【0042】また、先の例と同様に水栓本体1の下端部
に通水台座5を流路接続用として組み込むだけでなの
で、水栓本体1の上端までの高さを抑えることができ
る。そして、水及び湯は通水台座5よりも上流側の混合
弁ユニット9で混合されるので、通水台座5を水専用ま
たは湯専用として別々の仕様等とする必要はなく、この
通水台座5を共通部品としてそのまま使うことができ
る。
【0043】
【発明の効果】本発明では、湯水混合水栓の水栓本体の
下端と取付け面との間に通水台座を介装しこの通水台座
の外に分岐栓本体や分岐継手を備えるので、通水台座を
たとえば各種の仕様の水栓本体のなかで最も底面が大き
なタイプのものにマッチするように形成しておけば、水
栓本体の仕様が変わっても一つの共通の通水台座によっ
て分岐具を付帯することができ、汎用性が向上する。ま
た本発明では、分岐口を有する通水台座の高さ分のみ水
栓の高さが高くなるだけであり、その使い勝手に支障を
与えることもない。
【0044】また、固定座金を備えるものでは、通水台
座も一緒に水栓本体とともに取付け面に固定できるので
施工がしやすく、しかも通水台座に給水管及び給湯管を
差し通すための開口を設けたものであれば、配管系統は
そのままの状態として既設の水栓本体に対する施工も可
能となり、更に汎用性の向上が図られる。
【0045】また、カウンターに開けた取付け口も既設
の状態から変更する必要がないため、取付け口を大きく
したり、別に空け直したりする手間もかからず、施工が
簡単に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の通水台座をセットした湯水混合水栓
の一部切欠正面図である。
【図2】 図1の湯水混合水栓の一部切欠左側面図であ
る。
【図3】 固定座金と通水台座の要部を示す分解斜視図
である。
【図4】 給水管と給湯管とを混合弁ユニットによって
接続した通水台座付き湯水混合水栓の例を示す一部切欠
正面図である。
【図5】 既設の水栓を示す一部切欠側面図である。
【図6】 カートリッジ式のアダプタを図5に示される
既設の水栓に組込んだ状態を示す一部切欠側面図であ
る。
【符号の説明】
1 :水栓本体 1a:レバー 1b:吐水管 1c:接合金具 1d:連結ボルト 1e:ビス 2 :給水管 2a:継手 2b:給水ホース 3 :給湯管 3a:継手 4 :固定座金 4a:フランジ 4b:スリーブ 4c:ナット 5 :通水台座 5a:固定ボルト 5b:開口 5c:ポート 5d:流路 6 :袋ナット 7 :分岐栓本体(分岐具) 7a:流入筒 7b:雄ネジ 7c:弁座 7d:弁体 7e:スピンドル 7f:ハンドル 8 :供給ホース 9 :混合弁ユニット 9a:摘み 10 :連絡ホース 11 :分岐継手(分岐具) 21 :給水管 22 :吐水管 23 :水栓本体 24 :ボルト 25 :ナット 26 :カウンター 27 :レバー 28 :カートリッジ 29 :アダプタ 30 :流路 50 :カウンター 51 :取付け口

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水栓本体と取付け面の間に挟持され、取
    付け面の下部へ向かう第1の開口と取付け面の上部へ向
    かう第2の開口と、第1の開口と第2の開口を連結する
    流路を備えた通水台座。
  2. 【請求項2】 第1の開口に給水管及び給湯管の少なく
    とも一方を連通し、第2の開口から取付け面の上部へ給
    水又は給湯を行う請求項1に記載の通水台座。
  3. 【請求項3】 給水管及び給湯管を混合弁ユニットに連
    通させ、混合弁ユニットの混合水出口を第1の開口に連
    結し、第2の開口から取付け面の上部へ混合水の供給を
    行う請求項1に記載の通水台座。
  4. 【請求項4】 通水台座の外面に別の水周り機器に流路
    を接続するための分岐具を設け、その分岐具に第2の開
    口を設けてなる請求項1から3のいずれかに記載の通水
    台座。
  5. 【請求項5】 分岐具は、手動操作可能な弁機構を備え
    た分岐栓としてなる請求項4に記載の通水台座。
  6. 【請求項6】 分岐具は、別の水周り機器に流路を接続
    可能な分岐継手としてなる請求項4に記載の通水台座。
  7. 【請求項7】 通水台座と分岐具とを、分岐具がほぼ水
    平な回転軸線周りに姿勢を変更可能に連接してなる請求
    項4から6のいずれかに記載の通水台座。
  8. 【請求項8】 通水台座は、給水管及び給湯管を差し通
    して水栓本体の接続部への結合を許す開口を形成してな
    る請求項1から7のいずれかに記載の通水台座。
  9. 【請求項9】 水栓本体の下方に取付け面への固定のた
    めの固定座金を連接し、通水台座の下面を取付け面に載
    置するとともに固定座金を取付け面の下面に突き当て
    て、水栓本体及び通水台座を取付け面に対して固定して
    なる請求項lから8のいずれかに記載の通水台座。
JP9130176A 1997-05-20 1997-05-20 通水台座 Pending JPH10318399A (ja)

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JP9130176A JPH10318399A (ja) 1997-05-20 1997-05-20 通水台座

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