JP2006183383A - 水栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】 浄水器等の水処理装置を追加装着する場合、美観を損なったり操作性を悪化させたりすることなく、簡単に後付することができる水栓を提供する。
【解決手段】 給水源からの給水管30に接続される水栓本体24と、給水管30から水栓本体24に供給される原水を吐出する吐出部26と、吐出部26からの原水の吐出を制御する湯水混合弁部27とを備える。水栓本体24の基部外周にはアダプタ41を嵌着し、そのアダプタ41には取付部42を設ける。取付部42には、給水管30から分岐するとともに浄水器38を介して水栓本体24に至る浄水供給管37a,37b中に接続された止水弁39を操作するための操作機構43を着脱可能に取り付けるようにする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、給水源から供給される原水を必要に応じて、例えば浄水化したりするための水処理装置に接続して使用できるようにした水栓に関するものである。
従来、キッチンのシンク等に通常の湯水混合水栓等の水栓が既設されている場合、そのままではシンクの下部に浄水器等の水処理装置を装着して使用することができなかった。
このため、従来は、浄水器等のための専用水栓を既設水栓とは別に設置していた。このため、シンクまわり全体の美観が低下するとともに、2つの水栓が離れて位置しているために、操作性に難があった。また、既設の水栓を取り外し、高価な水処理装置併用の水栓と交換する場合もあり、この場合には既設水栓が無駄になるのに加えて、さらに高価な水処理装置併用水栓が必要となり、主として経済性の面で大きな問題があった。
このような問題に対処するため、例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3に開示されるような方法も従来から提案されている。すなわち、これらの従来方法においては、既設されている通常の水栓をそのまま利用して、シンクの下部に浄水器等の水処理装置を装着している。さらに、給水源と水栓との間の配管から水処理流路を分岐させて水栓に接続し、その水処理流路中に前記水処理装置及び電磁弁よりなる止水弁を接続している。そして、シンクの天板上面には、止水弁を制御するための操作スイッチを装着している。
特開平10−309565号公報 特開平7−171559号公報 実用新案登録第3027934号公報
ところが、これらの従来方法によれば、水処理装置の止水弁を制御するための操作スイッチが、原水の吐出を制御するための水栓と離れた位置に配置されるため、美観を損なうとともに操作性が悪くなるという問題があった。また、水処理装置の止水弁として電磁弁を使用して、その止水弁を操作スイッチにより電気的に開閉させるようになっているため、止水弁及びその操作構成が高価になるとともに、停電や電池切れの場合は使用できないという問題もあった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その主たる目的は、浄水器等の水処理装置を追加装着する場合、美観を損なったり操作性を悪化させたりすることなく、水処理装置に関する操作機能を後付することができる水栓を提供することにある。
この発明のその上の目的は、水処理装置の止水弁を水圧の切替え制御により開閉させることができて、止水弁及びその操作構成を安価にすることができる水栓を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明においては、水栓本体にアダプタを設け、そのアダプタには、供給配管から分岐するとともに、水処理装置を介して水栓本体に至る水処理流路中に接続された止水弁を操作するための操作手段を着脱可能に取り付けるように構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、前記操作手段は、止水弁に作用するパイロット流路を切り替えることにより、止水弁を開閉させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明においては、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記アダプタには、前記供給配管から分岐された分岐管と外部機器とを接続するための接続通路を設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明においては、水栓本体にアダプタを設け、そのアダプタには、前記供給配管から分岐された分岐管と外部機器とを接続するための接続通路を設けたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明においては、請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記アダプタは水栓本体の基部外周に取り付けられたことを特徴とする。
(作用)
この発明においては、システムに浄水器等の水処理装置を追加して装着する場合、既設の水栓と水処理装置の関連操作機能を備えた水栓とを交換する必要がなく、既設の水栓に対して水処理装置に関する操作機能のみを容易に後付することができる。よって、水処理装置の追加装備を安価に行うことができるとともに、従来方法とは異なり、水処理装置の関連操作部が水栓から離れた位置に配置されることがなく、美観を損なったり操作性を悪化させたりするおそれを防止することができる。
操作手段を、止水弁に作用するパイロット流路を切り替えることにより、止水弁を開閉させる構成とすれば、水処理装置の止水弁を水圧の切替え制御により開閉させることができる。よって、止水弁として電磁弁を使用している従来方法に比較して、止水弁及びその操作構成を安価にすることができるとともに、停電や電池切れ等にともなう不都合は生じない。
アダプタに、前記供給配管から分岐された分岐管と外部機器とを接続するための接続通路を設ければ、既設の水栓を使用して外部機器を給水源からの配管に対して容易に接続することができる。
アダプタを水栓本体の基部外周に取り付ければ、水栓本体の構成を大幅に変更することなく、操作手段取付部や接続通路を設けることができて、水栓の構成を簡略化することができる。
以上のように、この発明によれば、浄水器等の水処理装置を追加装着する場合、美観を損なったり操作性を悪化させたりすることなく、簡単に、かつ低コストで水処理装置に関する操作機能等を後付することができる。
以下に、この発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1及び図2には、シンクの下部に水処理装置としての浄水器を装備したキッチンシステムが示されている。このキッチンシステムにおいては、シンク21の天板21aに貫通孔22が形成され、その貫通孔22上には水栓23の水栓本体24が天板21aの下面に圧接される馬蹄形座金25を介して図示しないボルト及びナットにより締結固定されている。前記図示しないボルトは水栓本体24に固定されて貫通孔22に挿通され、このボルトに支持された馬蹄形座金25がボルトに螺合された前記ナットにより固定される。この水栓本体24に水平面内で回動可能に支持した突出部24aの先端には、吐出部26が着脱可能に取り付けられている。水栓本体24の上部には制御弁を構成する湯水混合弁(図示しない)を内蔵した湯水混合弁部27が設けられ、その湯水混合弁部27上の上端には吐出部26から吐出される吐出水の温度及び水量を調節するための操作レバー28が突設されている。
図1、図2及び図11に示すように、前記シンク21の下部には給水用元栓29が配設され、その給水用元栓29の一次側には図示しない給水源としての水道管が接続されている。給水用元栓29の二次側には配管としての給水管30が接続され、その給水管30が前記貫通孔22を介して水栓本体24内に導入されて、湯水混合弁部27の一次側に接続されている。前記給水用元栓29の側方に隣接位置するように、シンク21の下部には給湯用元栓31が配設され、その給湯用元栓31の一次側には図示しない給湯源としての給湯器が接続されている。給湯用元栓31の二次側には配管としての給湯管32が接続され、その給湯管32が貫通孔22を介して水栓本体24内に導入されて、湯水混合弁部27の一次側に接続されている。
前記湯水混合弁部27の二次側には湯水供給管33が接続され、その湯水供給管33は貫通孔22を介して水栓本体24外に導出されている。湯水供給管33の先端には可撓性を有するメタルホース34がカプラチーズ35を介して接続され、そのメタルホース34が貫通孔22を介して水栓本体24内に導入されて、前記吐出部26に接続されている。そして、湯水混合弁部27の操作レバー28が水平方向に温度調節操作されるとともに、上下方向に水量調節操作されることにより、給水管30及び給湯管32から供給される原水としての水及び湯が湯水混合弁部27において所定の混合比で混合され、あるいは混合されることなく水あるいは湯のみが選択される。その後、混合水,水,湯のいずれかが湯水混合弁部27から湯水供給管33及びメタルホース34を介して吐出部26に供給されて、その吐出部26から吐出されるようになっている。
図1、図2及び図11に示すように、前記給水管30には分岐チーズ36が接続され、この分岐チーズ36とカプラチーズ35との間には水処理流路としての浄水供給管37a,37bが接続されている。シンク21の下部には水処理装置としての浄水器38が配設され、その浄水器38の一次側及び二次側の接続口にはそれぞれ浄水供給管37a,37bが接続されている。従って、浄水器38は、浄水供給管37a,37bを介して分岐チーズ36とカプラチーズ35との間に接続されている。浄水器38の一次側において、浄水供給管37aの途中には止水弁39が接続されている。そして、この止水弁39が開かれたときには、給水管30からの水が浄水供給管37a側に流入して、浄水器38により浄水処理され、その浄水が浄水供給管37b及びメタルホース34を介して吐出部26に供給されて、その吐出部26から吐出されるようになっている。
図1〜図6に示すように、水栓本体24の基部(下部)外周には筒状のアダプタ41が嵌着されている。アダプタ41の一側面には円筒状の取付部42が突設され、この取付部42には前記止水弁39を開閉操作するための操作手段としての操作機構43が着脱可能に取り付けられるようになっている。
そこで、以下に、前記操作機構43及びその関連構成を説明する。すなわち、前記取付部42の内底部には側面四角形状の取付凹部42aが形成されるとともに、取付部42の内周面には雌ネジ42bが形成されている。アダプタ41の内周面と取付凹部42aの底面との間には挿通孔44が形成されるとともに、その挿通孔44の内端と対応して水栓本体24の周壁には透孔45が形成されている。取付凹部42a内には前記操作機構43を構成する弁操作体46が着脱可能に取り付けられ、その弁操作体46から延びるパイロットチューブ47が挿通孔44及び透孔45を介して水栓本体24内に導入された後、天板21a上の貫通孔22を介して水栓本体24外に導出されて、止水弁39に接続されている。
前記取付部42の雌ネジ42bにはネジ部材48が外周ネジ部において着脱可能に螺着され、そのネジ部材48の内周ネジ部には操作ロッド49がその外周ネジ部において螺合されている。操作ロッド49の先端には操作ハンドル50が着脱可能に取り付けられ、固定ネジ51により抜け止め固定されている。操作ハンドル50の外面には、固定ネジ51を覆うためのキャップ52が着脱可能に取り付けられている。そして、このネジ部材48、操作ロッド49及び操作ハンドル50も前記操作機構43を構成し、操作ハンドル50が回動操作されたとき、操作ロッド49がネジの作用により軸線方向へ進退移動されて、弁操作体46がその軸線方向に切り替え作動される。これにより、後述するようにパイロットチューブ47を介して止水弁39に作用する水の水圧流路が切り替えられて、その止水弁39が開閉されるようになっている。
図7に示すように、前記止水弁39においては、弁ケース55内に浄水供給管37aと連通するとともに、隔壁56aにより屈曲された流通路56が形成され、その流通路56の途中には弁座57が設けられている。弁座57と接離可能に対応するように、弁ケース55内にはダイヤフラムよりなる弁体58が配設されている。弁体58と弁ケース55との間には、弁体58を弁座57側に向かって付勢するためのバネ59が介装されている。これにより、通常では弁体58が弁座57に接合されて、流通路56が閉じられた状態にある。
図7に示すように、前記弁操作体46から止水弁39に延びるパイロットチューブ47は、第1〜第3の3本のパイロットチューブ47a,47b,47cから構成されている。そして止水弁39側においては、第1パイロットチューブ47aが弁座57に対して流通路56の上流側に連通されている。また、第2パイロットチューブ47bが弁体58に対して弁座57と反対側の背面部分に連通されている。さらに、第3パイロットチューブ47cが弁座57に対して流通路56の下流側に連通されている。
図8〜図9に示すように、前記弁操作体46においては、第1及び第2弁ケース板61,62間には、一対のパッキン板64によりサンドイッチ状にされた固定板63が配置され、その固定板63は第1及び第2弁ケース板61,62間に複数のボルト65により挟着固定されている。固定板63及び両パッキン板64には、一対の貫通孔63a,64a及び1つの挿通孔63b,64bがそれぞれ互いに対応するように形成されている。これらの貫通孔63a,64a及び挿通孔63b,64bと対応するように、第1弁ケース板61には凹部61a及び挿通孔61bが形成されている。固定板63(以後、固定板63は両パッキン板64を含むものとして説明する)の一側には、可動板66が固定板63と接離する方向へ移動可能に対向配置されている。可動板66の側面には第1及び第2弁体67,68が突設され、前記貫通孔63a,64a及び凹部61aに摺動可能に嵌挿されている。第1弁体67は円筒状に形成されて、その中心に連通孔67aが設けられている。これに対して、第2弁体68は円柱状に形成されている。
前記可動板66の側面には短円柱状の作動体69が突設され、固定板63及び第1弁ケース板61の挿通孔63b,64b,61bに出没可能に挿通されている。第2弁ケース板62の内面には、バネ受け用凹所70が形成されている。バネ受け用凹所70と可動板66との間には、可動板66を固定板63側に付勢するためのバネ71が介装されている。そして、図8及び図10に示すように、通常ではバネ71の付勢力により可動板66が固定板63と接合する位置に配置されて、作動体69が挿通孔63b,64b,凹部61aから第1弁ケース板61の外方へ突出されている。
前記第1弁ケース板61の各凹部61a及び第2弁ケース板62のバネ受け用凹所70の周面下部には接続孔72〜74が形成されている。第1弁体67と対応する凹部61aの接続孔72には、第1パイロットチューブ47aの弁操作体46側の端部が接続されている。また、バネ受け用凹所70の接続孔73には第2パイロットチューブ47bの端部が接続されている。さらに、第2弁体68と対応する凹部61aの接続孔74には、第3パイロットチューブ47cの端部が接続されている。
そして、図8及び図10に示すように、通常では弁操作体46の可動板66がバネ71の付勢力により固定板63と接合する位置に配置されて、第1弁体67の連通孔67aが開放され、接続孔72が連通孔67aを介して接続孔73に連通されている。このため、図7及び図10に矢印で示すように、止水弁39における流通路56の一次側の水圧が、第1パイロットチューブ47a、接続孔72,73及び第2パイロットチューブ47bを介して、止水弁39の弁体58の背面側に作用している。これにより、弁体58が弁座57に圧接されて、止水弁39の流通路56が閉じられている。従って、前記給水管30から浄水供給管37aを介して浄水器38に水が流入したり、浄水供給管37bから流出したりすることはない。
これに対して、図12及び図13に示すように、操作ハンドル50の回動操作により、操作ロッド49を介して弁操作体46の作動体69が押圧されると、可動板66が固定板63から離間する位置に移動され、第1弁体67の連通孔67aが第2弁ケース板62との接合により閉じられる。また、可動板66と固定板63との間が開放されて、そこに通路が形成される。これにより、接続孔72が接続孔73に対する連通から遮断されるとともに、その接続孔72が、両弁体67,68の外周と貫通孔63a,64aとの隙間、及び固定板63と可動板66との通路を介して接続孔74に連通される。このため、図13及び図14に矢印で示すように、止水弁39における流通路56の一次側の水圧が、第1パイロットチューブ47a、接続孔72,74及び第3パイロットチューブ47cを介して、止水弁39の流通路56の二次側に抜けるようになる。よって、弁体58の裏面側に対する一次圧の付与が解除されて弁体58が流通路56内の圧力により弁座57から離間する位置に移動され、止水弁39の流通路56が開かれる。このため、前記給水管30から浄水供給管37aを介して浄水器38に水が流入し、その浄水器38により浄水処理が行われる状態になる。
従って、操作ハンドル50の操作により作動体69を図12及び図13の位置に移動させれば、給水用元栓29側からの水道水が浄水供給管37a等を介して浄水器38内に流入し、そこで浄化されて、浄水供給管37b等を介して吐出部26から吐出され、飲用等に供することができる。
図4〜図6に示すように、前記水栓23におけるアダプタ41の取付部42と反対側の側面には接続部77が突設され、その接続部77の外周には雄ネジ77aが形成されている。接続部77とアダプタ41の下端面との間には、食器洗い乾燥機等の外部機器に配管接続するための接続通路78が形成されている。そして、水栓23に外部機器を配管接続しない場合には、接続部77にキャップ79を着脱可能に取り付けて、接続通路78を塞ぐようになっている。
これに対して、水栓23に外部機器を配管接続する場合には、例えば図15〜図19に示すようなシステム構成が採用される。すなわち、このシステム構成において、浄水器38を装備しない場合には、水栓23におけるアダプタ41の取付部42から、弁操作体46及び操作ハンドル50等よりなる操作機構43が取り外されて、取付部42にキャップ81が被覆装着される。また、給水管30には分岐チーズ36を介して浄水供給管37a,37bを接続することなく、水栓23の湯水混合弁部27が直接に接続されている。さらに、給湯管32には分岐チーズ82が接続され、この分岐チーズ82とアダプタ41の接続通路78との間には分岐管83が接続されている。
前記アダプタ41の接続部77には、操作ハンドル85を有する分岐止水栓84が着脱可能に接続されている。分岐止水栓84の二次側には、外部機器としての食器洗い乾燥機86がカップリング87を介して着脱可能に接続されている。そして、操作ハンドル85の操作により分岐止水栓84が開放されたとき、給湯管32からの湯が分岐管83、アダプタ41の接続通路78及び分岐止水栓84を介して、食器洗い乾燥機86内に供給される。このため、食器洗い乾燥機86において、食器洗浄を行うことができる。
さて、この水栓23においては、水栓本体24の基部外周にアダプタ41が嵌着され、そのアダプタ41に取付部42が設けられている。そして、この取付部42には、浄水供給管37a,37b中に接続される止水弁39を操作するための操作機構43が着脱可能に取り付けられるようになっている。そのため、この水栓23をシンク21に予め装着して、キッチンシステムの一部を構成しておけば、その後に浄水器38を追加して装着する場合でも、浄水器専用の水栓を別設したり、既設の水栓23と、浄水器38用の止水弁39の操作機能を備えた高価な水栓とを交換したりする必要がない。
すなわち、アダプタ41の取付部42に弁操作体46及び操作ハンドル50等よりなる操作機構43を組み込むことにより、既設の水栓23に対して浄水器38に関する止水弁39の操作機能を容易に後付することができる。従って、浄水器38の追加装備を安価に行うことができる。また、別設の浄水器専用水栓を設ける場合とは異なり、止水弁39の操作部が水栓から離れた位置に配置されることがなく、水栓本体24上に一体的に設けられるため、美観を損なったり、操作性を悪化させたりするおそれを防止することができる。
さらに、この水栓23においては、操作機構43にて止水弁39に作用するパイロット流路を切り替えることにより、止水弁39を開閉させるようになっている。このため、止水弁として電磁弁を使用している従来方法に比較して、止水弁39及びその操作構成のコストを低減することができるとともに、電気関係の配線等が不要になり、追加装備が簡単である。
しかも、この水栓23においては、水栓本体24上のアダプタ41に、給湯管32等の配管から分岐された分岐管83と外部機器とを接続するための接続通路78が形成されている。このため、食器洗い乾燥機86等の外部機器を設置する場合、既設の水栓23を使用して外部機器を配管に対して容易に接続することができる。
加えて、浄水器38や食器洗い乾燥機86等を用いない場合は、取付部42や接続部77にキャップ81やキャップ79を嵌合しておくことにより、美観を保持できる。
以上の述べたこの実施形態の効果を列挙すれば、以下の通りである。
・ 水栓23をシンク21に予め装着しておくことにより、水栓を取り替えたり、専用水栓を設けたりすることなく、浄水器38や食器洗い乾燥機86等の追加設備に対して簡単に対応でき、追加費用や手間を低減できる。
・ 浄水器38や食器洗い乾燥機86等を追加設備しない場合は、キャップ52,79を被せておくことにより、良好な外観を維持できる。
・ 浄水器38等の専用水栓が不要であるため、美観を損なったり、操作性を悪化させたり、あるいは調理等の作業エリアが狭くなったりすることがない。
・ 電気関連の構成を用いないため、停電や電池切れ等による機能停止を避けることができるばかりでなく、構成や組付け作業が容易である。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態は、浄水器38及び食器洗い乾燥機86の一方を追加設備した例を説明したが、浄水器38及び食器洗い乾燥機86の両者をともに追加設備すること。
・ 前記実施形態において、水処理装置としての浄水器38に代えて、酸性水とアルカリ水を生成する整水器や、水に特定のミネラル等の成分を混入させる装置を用いること。
・ 前記実施形態において、外部機器としての食器洗い乾燥機86に代えて、洗濯機等他の機器を接続すること。
一実施形態の水栓を使用したシステム構成を示す要部斜視図。 図1のシステム構成の要部正断面図。 図1のシステム構成においてシンク天板に対する水栓の取付構造を拡大して示す部分側断面図。 水栓本体に取り付けられたアダプタ及び止水弁操作構成を分解して示す斜視図。 図1の5−5線における拡大断面図。 図5の6−6線における断面図。 図1のシステム構成における止水弁の構成を示す拡大断面図。 図5の止水弁操作機構を拡大して示す部分断面図。 図8の止水弁操作機構における止水弁弁操作体を拡大して示す分解斜視図。 止水弁弁操作体をほぼ中央において切断して示す部分斜視図。 図1のシステム構成の配管図。 図8の止水弁操作機構の動作状態を示す部分断面図。 図10の止水弁弁操作体の動作状態を示す部分斜視図。 図7の止水弁の動作状態を示す断面図。 実施形態の水栓を使用した異なるシステム構成を示す要部斜視図。 図15のシステム構成におけるアダプタ及びその関連構造を分解して示す斜視図。 図15の17−17線における要部拡大断面図。 図17の18−18線における断面図。 図15のシステム構成の配管図。
符号の説明
21…シンク、23…水栓、24…水栓本体、26…吐出部、27…制御弁としての湯水混合弁部、28…操作レバー、30…原水の配管としての給水管、32…原水の配管としての給湯管、36…分岐チーズ、37a,37b…水処理流路としての浄水供給管、38…水処理装置としての浄水器、39…止水弁、41…アダプタ、42…操作機構の取付部、42a…取付凹部、42b…雌ネジ、43…操作手段としての操作機構、46…弁操作体、47…パイロットチューブ、48…ネジ部材、49…操作ロッド、50…操作ハンドル、55…弁ケース、56…流通路、57…弁座、58…弁体、63…固定板、66…可動板、67…第1弁体、68…第2弁体、69…作動体、77…接続部、78…接続通路、83…分岐管、84…分岐止水栓、86…外部機器としての食器洗い乾燥機。

Claims (5)

  1. 水栓本体にアダプタを設け、そのアダプタには、供給配管から分岐するとともに、水処理装置を介して水栓本体に至る水処理流路中に接続された止水弁を操作するための操作手段を着脱可能に取り付けるように構成したことを特徴とする水栓。
  2. 前記操作手段は、止水弁に作用するパイロット流路を切り替えることにより、止水弁を開閉させることを特徴とする請求項1に記載の水栓。
  3. 前記アダプタには、前記供給配管から分岐された分岐管と外部機器とを接続するための接続通路を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水栓。
  4. 水栓本体にアダプタを設け、そのアダプタには、供給配管から分岐された分岐管と外部機器とを接続するための接続通路を設けたことを特徴とする水栓。
  5. 前記アダプタは水栓本体の基部外周に取り付けられたことを特徴とする請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項に記載の水栓。
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