JP4292572B2 - 浄水器付湯水混合水栓及び浄水器専用湯水混合水栓 - Google Patents

浄水器付湯水混合水栓及び浄水器専用湯水混合水栓 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は浄水器などを接続して原水と浄水両方を使用できる浄水器付水栓及び浄水器にて浄化した水を吐出する浄水器専用水栓
【0002】
【従来の技術】
浄水器などを接続して原水と浄水両方を使用できる浄水器付湯水混合栓として、給水された水を浄水器に通して吐水することにより、浄水が使用できるようにしたものが知られている。ここで、浄水器の設置形態としては、浄水器をカウンター下の収納する場合と、水栓に組み込む場合がある。
カウンター下に浄水器を設置するときには、水栓で水とお湯とにより所望の水温とし、この温水を吐水する配管途中を分岐し、その分岐部に切替弁とその下流に浄水器を設け、さらに浄水した温水を前記配管に戻したものが知られており、切替弁を浄水器への通路側に切り替えることにより浄化された温水が吐水し、また切替え弁を操作しない場合は原水が吐水するものが知られている。(特許文献1、特許文献2参照)。
さらに、水栓に浄水器を組み込む場合は水栓の吐水管に浄水器を組み込んでいる。このものは、水と湯から水栓にて所望の温度の温水を得て、さらにこの温水を浄水器に通すことにより浄化された温水を得るものである。さらに、吐水管は水栓本体から引出自在となっている(特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−69468
【特許文献2】
実開平5−71552
【特許文献3】
特開2001−17342
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この特許文献1及び特許文献2においては、浄水器を経由した浄水と浄水器を経由しない原水の湯温の設定は湯水混合水栓の操作弁に設けた操作ハンドルで行う。つまり、原水と浄水器を経由した湯の温度は同じということになる。
この場合、原水にて食器を洗い、さらに浄水器を経由した湯でコーヒーを飲む場合を想定すると、コーヒーを飲むに当たっては湯温が高いほうが早く熱湯を得られるので高温の湯のほうがよいが、一方食器を洗うときに湯温が高すぎると火傷をする恐れがある。
つまり、温度調節するハンドルが一つしかないため、原水で利用する場合と浄水で利用する場合の希望する湯温が異なる場合、吐水先を切り替えるに当たり湯温をそれぞれ設定し直す必要があり、使い勝手が悪い。
さらに、浄水器に組み込まれた中空糸膜は高温の湯を通すと溶ける場合があり、一般に浄水器に流入するお湯の温度は60度以下にする必要がある。そのため、80度の湯を中空糸膜を通すと、寿命が早まる。
【0005】
また、特許文献3においては、水栓のホルダ部に挿通して引出・収納自在に設けたホースに浄水器を組み込んだため、手で持つ部分の外径が大きく、台所のシンクを洗浄する場合に使用する場合に操作性が悪い。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、使い勝手がよくしかも操作性が良い、さらに中空糸膜の寿命を延ばすことができる浄水器付湯水混合栓を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段・作用および効果】
上記目的を達成するために、請求項1では、吐水管を有する本体と、前記本体内に水を引き込む給水路および湯を引き込む給湯路と、本体に内蔵され給水路および給湯路から供給される湯水を混合し所望の温度および流量に調整する湯水混合弁と、前記湯水混合弁で混合された混合水を前記本体外に吐水する吐水ヘッドと、前記吐水管内を通って下流側を前記吐水ヘッドに接続し上流側を湯水混合弁に接続した混合水路と、流入した流体を浄化する浄水器とを備えた浄水器付湯水混合水栓において、
途中に前記浄水器を設け、下流側を前記混合水路に接続する浄水路と、前記給水路の途中から分岐した給水分岐路と、前記給湯路の途中から分岐した給湯分岐路と、前記給水分岐路および前記給湯分岐路の下流側に接続し、供給される湯水を混合し所望の温度に調整し前記浄水路を経て浄水器へ導き、浄水を吐水するときは水からとした切替弁とを備えたことを特徴とする
【0008】
上記発明によれば、切替弁で給水分岐路および給湯分岐路から流入した湯水を混合し所望の温度に調整することにより、所望の温度の浄水が使用できる。原水を利用する場合と浄水を利用する場合で異なる湯温を設定することができるので、大変使い勝手が良い。さらに、浄水器を通過する湯温の確認をすることにより、中空糸膜を痛めない湯温を容易に設定することができ、浄水器の長寿命化を図ることができる。
【0009】
請求項2では、請求項1に記載の浄水器付湯水混合栓において、前記混合水路の前記浄水路との接続部より下流の一部を前記本体外部に引き回された吐水ホースで構成し、前記吐水ヘッドを前記吐水管に前記吐水ホースとともに引き出し自在に支持した。
【0010】
上記発明によれば、吐水ヘッドを引出し自在にしたことにより、手で引き出して使用する吐水管の径を小さくすることができ、洗い物時やシンクの清掃時に吐水管が握りやすいので、使い勝手がよくなる。
【0011】
請求項3では、請求項1または請求項2に記載の浄水器付湯水混合栓において、前記切替弁を前記本体に内蔵し、前記切替弁を操作する切替ハンドルを前記本体側面に配置した。
【0012】
上記発明によれば、切替弁を本体に内蔵し、切替ハンドルを本体側面に配置したことにより、切替弁や切替ハンドルの別途設置作業が必要なく、また切替ハンドルをカウンターの上などに別途設ける必要がなく周辺が煩雑となってしまうこともない。
【0013】
請求項4では、給水管と給湯管とを備えた水栓とは別に設けた、吐水管を有する本体と、前記水栓の給水管より分岐し、本体内に水を引き込む給水路と、前記水栓の給湯管より分岐し、湯を引き込む給湯路と、途中に浄水器を接続した浄水路と、前記給水路および前記給湯路から供給する湯水を混合し所望の温度に調整し前記浄水路に排出し、浄水を吐水するときは水からとした切替弁とを備え、前記浄水路の下流側を吐水管としたことを特徴とする浄水器専用湯水混合水栓。
【0014】
上記発明によれば、切替弁で給水分岐路および給湯分岐路から流入した湯水を混合し所望の温度に調整することにより、既設の湯水混合栓を取替えずに、所望の温度の浄水が使用できる。
【0015】
請求項5では、請求項4に記載の浄水器専用混合栓において、前記切替弁を前記本体に内蔵し、前記切替弁を操作する切替ハンドルを前記本体側面に配置した。
【0016】
上記発明によれば、切替弁を本体に内蔵し、切替ハンドルを本体側面に配置したことにより、切替弁や切替ハンドルの別途設置作業が必要なく、また切替ハンドルをカウンターの上などに別途設ける必要がなく周辺が煩雑となってしまうこともない。
【0017】
ここで、「浄水器」とは、水道水などに含まれる赤さびなどの濁り、残留塩素、雑菌、溶解鉛などの除去を行う装置等をいい、磁気式、紫外線式の浄水器やアルカリイオン水を生成する電解槽を組合せたものなどを示す。「湯水混合弁」とは、シングルレバー式、2ハンドル式、サーモスタット式などを含む。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る浄水器付湯水混合栓および浄水器専用混合栓について図1〜図6を用いて説明する。
図1は第一実施形態を示す浄水器付湯水混合栓であり、次のような構成となる。
浄水器付湯水混合栓1の水栓本体4は、流し台などのカウンター90上に図示しないナットや馬蹄型固定具などによりカウンター90下方より締付けて固定されている。
【0019】
水栓本体4には吐水管5が突設されており、この吐水管5の先端に吐水ヘッド20が吐水管5に対し引出自在に挿通されている。水栓本体4には湯水混合弁11が内蔵されており、カウンター90下方に設置される給水源2(例えば給水側止水栓)および給湯源3(例えば給湯側止水栓)からそれぞれ延びる給水路12および給湯路13がそれぞれ接続されている。また、水栓本体4上部には湯水混合ハンドル10が取り付けられており、この湯水混合ハンドル10の傾動操作により閉止状態から湯水混合弁11を開成し、回動操作により湯水混合弁11を駆動させ、給水源2から給水路12を介して供給される水および給湯源3から給湯路13を介して供給される湯を混合して所望の水量および温度に調節し、混合した混合水を混合水路14に排出する。
【0020】
また、混合水路14の下流側は吐水ホース22、吐水ヘッド20の順に接続されている。そして、吐水ホース22は可撓性のあるホースで構成されており、水栓吐水ヘッド20を吐水管5から引き出すのに十分な長さを有して本体4下方に配置されている。
【0021】
カウンター90下方には、水道水に含まれる赤さびや残留塩素等の不純物を濾過して除去する浄水器30が設置されている。この浄水器30は、活性炭や中空糸膜などのろ材を収納した交換可能なカートリッジを内蔵した浄水器、またはカートリッジそのものである。そして、浄水器30には混合水を流入するための浄水路31と混合水を濾過して排出するための浄水路32が接続されている。また、浄水路31の上流側は切替弁41に接続され、浄水路32の下流側は吐水路21と吐水ホース22の間に設けられた水栓本体4外にある合流継手50に接続されている。
【0022】
切替弁41は水栓本体4の右方に内蔵されたシリンダーバルブであり、水栓本体4の右側面に配置された切替ハンドル40により操作される。また、切替弁41には給水路12の途中から分岐した給水分岐路15と給湯路13の途中から分岐した給湯分岐路16が接続されている。そして、切替弁41は切替ハンドル40の回動操作により、給水分岐路15と給湯分岐路16から流入した湯水を混合して所望の水量および温度に調節し、混合した混合水を浄水路32に排出する。
【0023】
上記した構成により、切替弁41を閉止した状態で湯水混合ハンドル10を操作することにより、湯水混合弁11から混合水路14に排出された混合水は合流継手50、吐水ホース22、吐水ヘッド20を経て原水のまま使用者へ吐水される。一方、湯水混合弁11を閉止した状態で切替ハンドル40を操作することにより、切替弁41から浄水路31に排出された混合水は浄水器30、浄水路32、合流継手50、吐水ホース22、吐水ヘッド20を経て浄水として使用者へ吐水される。
【0024】
図2は第二実施形態を示す浄水器付湯水混合栓であり、次のような構成となる。
図1と異なる点は、浄水器30はカウンター90上方に水栓本体4と一体的に配置されていることである。よって、図1と同じ構成には図1と同一の符号を付している。
【0025】
上記した構成により、図1と同様に、切替弁41を閉止した状態で湯水混合ハンドル10を操作することにより、湯水混合弁11から混合水路14に排出された混合水は合流継手50、吐水ホース22、吐水ヘッド20を経て原水のまま使用者へ吐水される。一方、湯水混合弁11を閉止した状態で切替ハンドル40を操作することにより、切替弁41から浄水路31に排出された混合水は浄水器30、浄水路32、合流継手50、吐水ホース22、吐水ヘッド20を経て浄水として使用者へ吐水される。
【0026】
なお、上記した第一実施形態および第二実施形態において、給水分岐路15の給水路12からの分岐点と給湯分岐路16の給湯路13からの分岐点を水栓本体4外に設ければ、水栓本体4内の構造を簡略化できる。
また、合流継手50を削除し、浄水路32の下流側を水栓本体4内で混合水路14の途中に接続すれば、設置時の浄水路32の下流側の接続作業を省略できる。
【0027】
また、原水と浄水を同一箇所から吐水するようにしたが、浄水路32の下流側を吐水管5の途中から下方に突出させて開放させたり、浄水路32の下流側を水栓本体4の側方を突出させた部分から上方に突出させてさらに先端を下方へ湾曲させて開放させたり、第二実施形態の場合には浄水路32の下流側を浄水器30の上部から上方に突出させてさらに先端を下方へ湾曲させて開放させたりして、浄水を原水とは別に吐水するようにしてもよく、このような構成にすれば原水と浄水を同時に使用できる。
【0028】
また、吐水ヘッド20は引き出し自在としたが、吐水ホース22を削除し混合水路14を直接吐水ヘッド20に接続し、吐水ヘッド20を吐水管5に常時固定するように構成してもよい。
【0029】
図3は第三実施形態を示すものであり、次のような構成となる。
浄水器専用混合栓101の本体104と湯水混合栓102の湯水混合栓本体103とは、別個に流し台などのカウンター90上に図示しないナットや馬蹄型固定具などによりカウンター90下方より締付けて固定されている。図1と異なる点は、浄水専用混合栓をカウンター90上方に配置されていることである。そして、図1と同じ構成には図1と同一の符号を付している。
【0030】
湯水混合栓本体103には吐水管5が突設されており、この吐水管5の先端に吐水ヘッド20が着脱自在に保持されている。湯水混合栓本体103には湯水混合弁11が内蔵されており、カウンター90下方に設置される給水源2(例えば給水側止水栓)および給湯源3(例えば給湯側止水栓)からそれぞれ延びる給水路12および給湯路13がそれぞれ接続されている。また、湯水混合栓本体103上部には、湯水混合ハンドル10が取り付けられており、この湯水混合ハンドル10の傾動操作により閉止状態から湯水混合弁11を開成し、回動操作により湯水混合弁11を駆動させ、給水源2から給水路12を介して供給される水および給湯源3から給湯路13を介して供給される湯を混合して所望の水量および温度に調節し、混合した混合水を混合水路14に排出する。
【0031】
また、混合水路14の下流側は吐水ホース22、吐水ヘッド20の順に接続されている。そして、吐水ホース22は、可撓性のあるホースで構成されており、湯水混合栓本体103下方に吐水ヘッド20を吐水管5から引き出すのに十分な長さを有して配置されている。
【0032】
カウンター90下方には、水道水に含まれる赤さびや残留塩素等の不純物を濾過して除去する浄水器30が設置されている。この浄水器30は、活性炭や中空糸膜などのろ材を収納した交換可能なカートリッジを内蔵した浄水器、またはカートリッジそのものである。そして、浄水器30には混合水を流入するための浄水路31と混合水を濾過して排出するための浄水路32が接続されている。また、浄水路31の上流側は切替弁41に接続され、浄水路32の下流側は浄水器用水栓104内を経て該専用水栓104上部より突出させてさらに先端を下方へ湾曲させて開放されている。
【0033】
切替弁41は前記専用水栓本体104の右下方に内蔵されており、専用水栓本体104の右側面に配置された切替ハンドル40により操作される。また、切替弁41には給水路12の途中から分岐した給水分岐路15と給湯路13の途中から分岐した給湯分岐路16が接続されている。そして、切替弁41は切替ハンドル40の回動操作により、閉止状態から、給水分岐路15と給湯分岐路16から流入した湯水を混合して所望の水量および温度に調節し、混合した混合水を浄水路32に排出する。
【0034】
上記した構成により、湯水混合ハンドル10を操作することにより、湯水混合弁11から混合水路14に排出された混合水は吐水ホース22、吐水ヘッド20を経て原水のまま使用者へ吐水される。一方、切替ハンドル40を操作することにより、切替弁41から浄水路31に排出された混合水は浄水器30、浄水路32を経て浄水として使用者へ吐水される。
【0035】
図4は第四実施形態を示す浄水器専用混合栓であり、次のような構成となる。図1と異なる点は、浄水器30専用の水栓を設け、浄水器30は本体104と一体的に配置されていることである。そして、図1と同じ構成には図1と同一の符号を付している。
【0036】
上記した構成により、湯水混合ハンドル10を操作することにより、湯水混合弁11から混合水路14に排出された混合水は吐水ホース22、吐水ヘッド20を経て原水のまま使用者へ吐水される。一方、切替ハンドル40を操作することにより、切替弁41から浄水路31に排出された混合水は浄水器30、浄水路32を経て浄水として使用者へ吐水される。
【0037】
なお、上記した第三実施形態および第四実施形態において、浄水路32は本体104の上方から突出するようにしたが、本体104の側方や前方や後方を突出させた部分から上方に突出させてもよい。
【0038】
また、湯水混合栓102の形態は、本発明の浄水器専用混合栓とは無関係であり、単水栓などでもよく、限定されるものではない。
【0039】
また、給水分岐路15、給湯分岐路16をそれぞれ給水路12、給湯路13から分岐させたが、給水源2、給湯源3から分岐させてもよいし、
給水源、給湯源を別途設けて直接給水分岐路15、給湯分岐路16を接続してもよい。
【0040】
次に、切替弁41の切替機構について図5、図6を用いて詳細に説明する。
図5に示すように、切替弁41は、円筒形状の弁ケース48内を回転する弁棒44に固定された円筒形状の弁46が、ナット43により固定されている。弁ケース48には水栓本体4(または本体104)に形成された給水分岐路15に連通する側に弁パッキン45Aと、給湯分岐路16に連通する側に弁パッキン45Bとが装着されている。弁棒44には切替ハンドル40がネジ42により固定されている。弁46は、回転軸方向の浄水路31に連通する側に開口47C、および図6に示すように円筒面上に開口47A、47Bを有する。
【0041】
上記した構成により、まず、図6(A)の状態では、給水分岐路15、給湯分岐路16ともに浄水路31と連通していないため、浄水は吐水されない。図6(A)の状態から切替ハンドル40を約45°回動させると、図6(B)のように開口47Aによって給水分岐路15と浄水路31が連通することにより、給水分岐路15から開口47Aを経て弁46内に流入した水は開口47Cを経て浄水路31に排出されるため、給水温度の浄水が使用できる。
【0042】
つぎに、図6(B)の状態から切替ハンドル40を約45°回動させると、図6(C)のように開口47A、47Bによって給水分岐路15、給湯分岐路16双方と浄水路31が連通することにより、給水分岐路15から開口47Aを経て弁46内に流入した水と、給湯分岐路16から開口47Bを経て弁46内に流入した湯が混合され、開口47Cを経て浄水路31に排出されるため、温度調整された浄水が使用できる。このとき、切替ハンドル40を適当に回動を加減することにより所望の温度に調整できる。
【0043】
さらに、図6(C)の状態から切替ハンドル40を約45°回動させると、図6(D)のように、開口47Bによって給湯分岐路16と浄水路31が連通することにより、給湯分岐路16から開口47Bを経て弁46内に流入した水は開口47Cを経て浄水路31に排出されるため、給湯温度の浄水が使用できる。
【0044】
そして、浄水を止水させるときには、切替ハンドル40を逆に回動させて図6(D)の状態から図6(C)、図6(B)を経て図6(A)の状態へと戻せばよい。
【0045】
このようにして、切替ハンドル40により切替弁41を駆動させることにより、給水温度の浄水、温度調整された浄水、給湯温度の浄水の使用が可能となる。また、浄水を吐水させるときは水から、止水するときも水からとすることで、いきなり湯が出てやけどするといったことを防止できる。
【0046】
なお、以上の説明において示した数値や配置位置や形状などは一例であって、限定されるものではない。
【0047】
また、湯水混合弁11や切替弁41は、上記構成に限ったものではなく、また、機械的に駆動されるもののみならず、電気的に駆動される電磁弁などを用いてもよく、その場合、湯水混合ハンドル10や切替ハンドル40はスイッチなどの操作手段を用いてもよい。
【0048】
また、切替弁は弁体が円筒形状のシリンダー式のものを紹介したが、スプール式やボール式などさまざまな方式が考えられる。
また、上記した実施形態では、カウンター上に本体を配置した台付きタイプの場合を示したが、本体を給水路、給湯路を介して壁に配置した壁付きタイプにも応用が可能である。
また、流し台のみならず、洗面台や浴室に設置される場合にも適用することが可能である。
【0049】
また、第一実施形態、第二実施形態において、浄水路32の途中や合流継手50の浄水路32との接続部に逆止弁を設けておけば、混合水路からの原水の浄水器30への逆流を防止できる。
【0050】
また、浄水路31、32の途中や合流継手50の浄水路32との接続部に定流量弁を設けておけば、吐水量過多による浄水能力の低下や寿命の短縮を防止できる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明によると以下の効果を奏することができる。
浄水器付湯水混合栓において、切替弁で給水分岐路および給湯分岐路から流入した湯水を混合し所望の温度に調整することにより、原水を利用する場合と浄水を利用する場合で異なる湯温を設定することができるので、大変使い勝手が良い。さらに、浄水器を通過する湯温を調べることにより、中空糸膜を痛めない湯温を容易に設定することができ、浄水器の長寿命化を図ることができる。
また、給湯分岐路を本体内部で形成しておけば、吐水ヘッドを引出し自在にしたことにより、手で引き出して使用する吐水管の径を小さくすることができ、洗い物時やシンクの清掃時に吐水管が握りやすいので、使い勝手がよくなる
さらに、吐水ヘッドを引出し自在にしたことにより、洗い物時やシンクの清掃時に使い勝手がよくなる。
また、切替弁を本体に内蔵し、切替ハンドルを本体側面に配置したことにより、切替弁や切替ハンドルの別途設置作業が必要なく、また切替ハンドルをカウンターの上などに別途設ける必要がなく周辺が煩雑となってしまうこともない。
また、浄水器専用混合栓において、切替弁で給水分岐路および給湯分岐路から流入した湯水を混合し所望の温度に調整することにより、既設の湯水混合栓を取替えずに、所望の温度の浄水が使用できる。
さらに、切替弁を本体に内蔵し、切替ハンドルを本体側面に配置したことにより、切替弁や切替ハンドルの別途設置作業が必要なく、また切替ハンドルをカウンターの上などに別途設ける必要がなく周辺が煩雑となってしまうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態を示す浄水器付湯水混合栓のブロック図である。
【図2】 本発明の第二実施形態を示す浄水器付湯水混合栓のブロック図である。
【図3】 本発明の第三実施形態を示す浄水器専用混合栓のブロック図である。
【図4】 本発明の第四実施形態を示す浄水器専用混合栓のブロック図である。
【図5】 本発明の切替弁41部分を上方から観た内観図である。
【図6】 本発明の切替弁41を右方から観た内観図を示す。
【符号の説明】
1…浄水器付湯水混合栓
2…給水源
3…給湯源
4…水栓本体
5…吐水管
10…湯水混合ハンドル、
11…湯水混合弁、
12…給水路
13…給湯路
14…混合水路
15…給水分岐路
16…給湯分岐路
20…吐水ヘッド
22…吐水ホース
30…浄水器
31、32…浄水路
40…切替ハンドル
41…切替弁
42…ネジ
43…ナット
44…弁棒
45A、45B…弁パッキン
46…弁
47A、47B、47C…開口
48…弁ケース
50…合流継手
90…カウンター
101…浄水器専用混合栓
102…湯水混合栓
103…湯水混合栓本体
104…本体

Claims (5)

  1. 吐水管を有する本体と、前記本体内に水を引き込む給水路および湯を引き込む給湯路と、本体に内蔵され給水路および給湯路から供給される湯水を混合し所望の温度および流量に調整する湯水混合弁と、前記湯水混合弁で混合された混合水を前記本体外に吐水する吐水ヘッドと、前記吐水管内を通って下流側を前記吐水ヘッドに接続し上流側を湯水混合弁に接続した混合水路と、流入した流体を浄化する浄水器とを備えた浄水器付湯水混合水栓において、
    途中に前記浄水器を設け、下流側を前記混合水路に接続する浄水路と、前記給水路の途中から分岐した給水分岐路と、前記給湯路の途中から分岐した給湯分岐路と、前記給水分岐路および前記給湯分岐路の下流側に接続し、供給される湯水を混合し所望の温度に調整し前記浄水路を経て浄水器へ導き、浄水を吐水させるときは水からとした切替弁とを備えたことを特徴とする浄水器付湯水混合水栓。
  2. 前記混合水路の前記浄水路との接続部より下流の一部を前記本体外部に引き回された吐水ホースで構成し、前記吐水ヘッドを前記吐水管に前記吐水ホースとともに引き出し自在に支持したことを特徴とする請求項1に記載の浄水器付湯水混合栓。
  3. 前記切替弁を前記本体に内蔵し、前記切替弁を操作する切替ハンドルを前記本体側面に配置したを特徴とする請求項1または請求項2に記載の浄水器付湯水混合栓。
  4. 給水管と給湯管とを備えた水栓とは別に設けた、吐水管を有する本体と、前記水栓の給水管より分岐し、本体内に水を引き込む給水路と、前記水栓の給湯管より分岐し、湯を引き込む給湯路と、途中に浄水器を接続した浄水路と、前記給水路および前記給湯路から供給する湯水を混合し所望の温度に調整し前記浄水路に排出し、浄水を吐水させるときは、水からとした切替弁とを備え、前記浄水路の下流側を吐水管としたことを特徴とする浄水器専用湯水混合水栓。
  5. 前記切替弁を前記本体に内蔵し、前記切替弁を操作する切替ハンドルを前記本体側面に配置したことを特徴とする請求項4に記載の浄水器専用湯水混合水栓。
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