JP2587255Y2 - 温冷水混合栓 - Google Patents

温冷水混合栓

Info

Publication number
JP2587255Y2
JP2587255Y2 JP1992062548U JP6254892U JP2587255Y2 JP 2587255 Y2 JP2587255 Y2 JP 2587255Y2 JP 1992062548 U JP1992062548 U JP 1992062548U JP 6254892 U JP6254892 U JP 6254892U JP 2587255 Y2 JP2587255 Y2 JP 2587255Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
hot
cold water
cold
inflow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992062548U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0645176U (ja
Inventor
敏夫 黒木
文夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Hitachi Maxell Ltd filed Critical Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP1992062548U priority Critical patent/JP2587255Y2/ja
Publication of JPH0645176U publication Critical patent/JPH0645176U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2587255Y2 publication Critical patent/JP2587255Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding Valves (AREA)
  • Temperature-Responsive Valves (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操作レバー単独の操作
によって、温水、冷水、温冷混合水に加え、さらに、充
分な吐出量で浄水を取出すことのできる温冷水混合栓に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭において、一本のレバー
操作により、温水や冷水、あるいはこれらを混合した温
冷混合水を一つの蛇口から取り出すことができる温冷水
混合栓が普及しており、さらには、上記の機能に加え、
浄水も取出し可能とした温冷水混合栓がある。
【0003】かかる温冷水混合栓は、給湯配管と給水配
管とに接続すると共に、浄水器を接続しており、同温冷
水混合栓内には、操作レバーに連動連結する切換弁を具
備している。
【0004】かかる切換弁は、混合栓内に固定状態に配
設し、温水流入孔、冷水流入孔、浄水吐出孔、吐出孔を
具備する第一弁体と、操作レバーに連結して回動自在で
あり、かつ、流入案内孔と流出案内孔とを具備する第二
弁体とから構成している。
【0005】そして、操作レバーにより、第二弁体の流
入案内孔と流出案内孔を、適宜選択的に、第一弁体の温
水流入孔、冷水流入孔、吐出孔、浄水吐出孔とに連通可
能とし、温水、冷水、あるいは温冷水混合水、さらに、
浄水器により浄化した浄水を、同一の吐出口から吐水可
能に構成している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記した温
冷水混合栓では、切換弁の第一弁体に設けた温水流入
孔、冷水流入孔、吐出孔に比べ、浄水吐出孔の吐水開口
が小さいために、浄水使用の状態(モード)とした場
合、浄水の吐出量が他のモードの時に比べて著しく減少
してしまうものであった。
【0007】また、接続した浄水器の浄化装置部分の洗
浄機能がないので、浄化装置部分を頻繁に取替えなけれ
ばならず、また、取替え期間を長くしようとすると浄化
装置部分の容量を大きくしなければならず、そうなると
浄水器自体が大きくなるので場所をとってしまうという
問題があった。
【0008】本考案は、上記した課題を解決することが
できる温水冷水混合栓を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、混合栓内に固
定状態に配設し、温水流入孔、冷水流入孔、吐出孔を具
備する第一弁体と、操作レバーに連結して回動自在であ
り、かつ、流入案内孔と流出案内孔を具備する第二弁体
とからなる切換弁を有すると共に、給湯配管と給水配管
とに接続し、操作レバーにより、第二弁体の流入案内孔
と流出案内孔を、適宜選択的に、第一弁体の温水流入
孔、冷水流入孔、吐出孔とに連通可能とし、温水、冷
水、あるいは温水、冷水を混合して吐出可能に構成した
温冷水混合栓において、上記第一弁体に、さらに、浄水
吐出孔を設けて、浄水器を浄水流路を介して同浄水吐出
孔に連通可能とすると共に、同浄水吐出孔の吐出開口
を、温水の吐出開口、冷水の吐水開口より大口径とした
ことを特徴とする温冷水混合栓を提供せんとするもので
ある。
【0010】また、本考案は、上記浄水吐出孔と温水流
入孔とを連通可能とすると共に、同浄水吐出孔に連通す
る浄水流路の中途に流路切換弁を配設して、同流路切換
弁の作動により、浄水流路の温水の流れる方向を、浄水
器への流入側、浄水器からの流出側にそれぞれ切換可能
としたこと、さらに、上記流路切換弁を形状記憶合金に
より構成したことにも特徴を有する。
【0011】
【実施例】以下、添付図に示す実施例を参照しながら、
本考案に係る温冷水混合栓を具体的に説明する。
【0012】図1は本考案例に係る温冷水混合栓Aの平
面図、図2は同正面図、図3は同断面側面図である。本
実施例においては、混合栓Aを台所のシンクの上方の壁
体Wに設けており、同混合栓Aに接続する浄水器Bを混
合栓Aの背部に配設している。
【0013】(温冷水混合栓A) 先ず、温冷水混合栓Aの構成について説明すると、図1
及び図2に示すように、温冷水混合栓Aは、接続ケース
aと、同接続ケースaの上面に連設し、操作レバー11と
吐出管12を具備した栓本体10とから構成しており、同栓
本体10は、筒状ケース10a によりカバーされている。
【0014】そして、栓本体10は、上側に操作レバー11
を、下側には吐出管12を回動自在に連結しており、吐出
管12の先端には吐出口13を開口している。
【0015】また、接続ケースaの後面a1に、原水供給
部を構成する給湯配管22及び給水配管23を接続してい
る。
【0016】そして、接続ケースaの後面a1で、給湯配
管22及び給水配管23の間には、水処理装置接続金具1を
栓本体10から露出状態に形成しており、本実施例では、
同水処理装置接続金具1に浄水器Bを接続している。
【0017】即ち、図2に示すように、水処理装置接続
金具1は、往路用接続口2と、復路用接続口3とから構
成しており、各接続口2,3 は栓本体10から露出状態に形
成しているので、浄水器Bの接続が容易に行え、しか
も、本実施例の如く、浄水器Bをコンパクトにすっきり
と取付けることができる。
【0018】また、操作レバー11は後述する切換弁9に
連設すると共に、水平、上下方向へ回動自在に構成して
おり、かかる操作レバー11を操作することによって切換
弁9を作動させれば、流量の調節、止水の他に、浄水使
用や温水、冷水、温冷混合水等の原水使用等の使用形態
(モード)を任意に操作することができる。
【0019】即ち、本実施例では、操作レバー11の上下
位置により吐水量の調節ができるものであり、レバー11
を上方位置にすれば止水状態となり、下方位置では出水
状態となる。
【0020】また、水平方向での位置の切換えにより、
図6、図8〜図10に示すように浄水、冷水、温水、温
冷混合水の作動切換が可能となっており、このように、
本混合栓Aは、操作レバー11単独の操作で全ての作動が
行える構成となっている。
【0021】かかる操作レバー11の操作による切換弁9
の作動について説明すると、図3及び図4に示すよう
に、混合栓A内には、上記吐出管12の先端に開口した吐
出口13に連通する吐出流路14の他、給湯配管22と連通す
る給湯流路22a や給水配管23と連通する給水流路23a 、
さらに、浄水器Bに送水する浄水往路24a と、浄水器B
からの浄化水を吐出流路14に導く浄水復路24b とをその
両端側に形成する浄水流路24等の複数の流路を形成し、
切換弁9に連通している。
【0022】また、図4及び図5に示すように、切換弁
9は混合栓A内に固定状態に配設した第一弁体9aと、操
作レバー11に連結して、水平、上下方向に回動する第二
弁体9bとを有しており、第一弁体9aには、給湯流路22a
と連通する温水流入孔16、給水流路23a と連通する冷水
流入孔17、浄水器Bに送水する浄水往路24a に連通する
浄水吐出孔18の他、吐出流路14に連通する吐出孔19を形
成しており、第二弁体15b には流入案内孔20と流出案内
孔21とを形成している。
【0023】そして、図6〜図10に示すように、上記
第一弁体9aの吐出孔19と他の各孔16,17,18との連
通の対応を、操作レバー11の水平方向、上下方向への回
転動作で第二弁体9bの作動位置を切換え、調整すること
により、冷水から熱湯までの任意の温度の原水、さらに
は、浄水器Bを介しての浄水を取り出したりすることが
できるものである。
【0024】上記のように構成した温冷水混合栓Aにお
いて、本考案の要旨となるのは、切換弁9に設けた浄水
吐出孔18を大口径にして、浄水往路24a に充分な水量を
送ることを可能にしたことにある。
【0025】即ち、図4及び図8に示すように、第一弁
体9aの吐出孔19と対向する位置に温水流入孔16と冷水流
入孔17とをそれぞれ隣接して設け、同吐出孔19と同温水
流入孔16との間に浄水吐出孔18を設け、同浄水吐出孔18
は、冷水モード時に同浄水吐出孔18が第二弁体9bの流出
案内孔21と重なることがないように、しかも、図6に示
すように、浄水モードにおいては、第二弁体9bの流出案
内孔21と充分重合して吐出開口が広くなるように、一つ
の直線と二つの膨出弧からなる略三角形状の孔に形成し
ている。
【0026】浄水吐出孔18をかかる形状としたことによ
り、浄水モード以外においては確実に浄水吐出孔18を第
二弁体9bで閉塞し、また、浄水モードにおいては、冷
水、温水モードに比べて、その吐出開口を充分広くとる
ことができる。
【0027】ところで、図3に示す26は浄水復路24b
と、吐出流路14との連通口に設けた逆止弁であり、同逆
止弁26により、水の流れは浄水復路24b から吐出流路14
への一方だけに制限されている。
【0028】(浄水器B) 次に、浄水器Bについて簡単に説明すると、浄水器B
は、図2及び図3に示すように、上述した接続口2,3 に
接続するケーシングc と、同ケーシングc 内に着脱自在
に収納した浄水部eとから構成している。
【0029】ケーシングcは、筒状の収納部c1と基体部
c2とからなり、同基体部c2内に、原水流入路31と浄水流
出路32とを収納して構成し、各流路31,32 と収納した浄
水部eとが接続するようにしている。そして、原水流入
路31は混合栓Aの往路用接続口2に、浄水流出路32は復
路用接続口3にそれそれ接続しており、また、往路用接
続口2は浄水往路24a と、復路用接続口3は浄水復路24
b と接続している。
【0030】浄水部eは、図3に示すように、第1浄水
部33と第2浄水部34とからなり、第1浄水部33は活性炭
35を収納し、また、第2浄水部34は内部に中空糸膜36を
収納している。
【0031】そして、かかる第1浄水部33及び第2浄水
部34を浄水部ケース38に収納し、同浄水部ケース38を基
体部c2に形成した接続部c3に着脱自在に取付けている。
【0032】従って、浄水器Bのメンテナンスは、浄水
部ケース38を取り外すことで容易に行うことができる。
【0033】(温冷水混合栓Aの作用) ここで、図3〜図7を参照しながら、浄水モードにおけ
る混合栓Aの水の流れについて説明する。
【0034】操作レバー11を操作して、浄水モードとし
た場合、給湯配管22、給水配管23から栓本体10の給湯流
路22a 及び給水流路23a に流入した原水としての温水及
び冷水は、同流路22a,23a から切換弁9内に至る。
【0035】すると、図6に示すように、同切換弁9の
第二弁体9bにより、第一弁体9aの温水流入孔16及び吐出
孔19が閉塞されているので、第二弁体9bの流入案内孔20
と流出案内孔21が、第一弁体9aの冷水流入孔17と浄水吐
出孔18とにそれぞれ連通することになり、冷水のみが浄
水吐出孔18を通って浄水往路24a へと流入する。
【0036】このときに、浄水吐出孔18は充分な口径を
有しているので、充分な水量を浄水往路24a へと導くこ
とができる。
【0037】冷水はさらに、図3に示すように、浄水往
路24a から往路用接続口2を通って浄水器Bの基体部c2
に流入する。
【0038】その後、冷水は、基体部c2の原水流入路31
を通って浄水部bの第1浄水部33に流入し、第1浄水部
33を通過して一次浄水が行われて一次浄化水となり、同
一次浄化水は、第2浄水部34に流入して中空糸膜36によ
り二次浄化される。
【0039】そして、図3に示すように、かかる二次浄
化水は基体部c2の浄水流出路32を通り、栓本体10の復路
用接続口3から栓本体10の浄水復路24b に流入し、同浄
水復路24b から逆止弁26を介して吐出管12の吐出流路14
に流れ込み、吐出口13より吐水される。
【0040】この場合に、先に充分な水量を浄水器Bへ
送水してるので、吐水された浄水も必要に適した充分な
水量を確保することができる。
【0041】図7は操作レバー11を上方位置に操作して
止水した場合であり、閉弁状態を示している。この場
合、第二弁体9bの流入案内孔20が冷水流入孔17との連通
を遮断されており、従って、切換弁9内には給水されな
いので、止水状態となるものである。
【0042】このように、混合栓Aに配設した切換弁9
の浄水吐出孔18の口径を大きくして、冷水モード、温水
モードに比べて吐水開口を大としたことにより、浄水器
Bを使用して浄水モードとした場合にも、充分な吐出量
を得ることができる。
【0043】また、1本の操作レバー11で操作可能とし
つつ、しかも、原水使用時と共通の蛇口から浄水を取り
出すことができ、浄水器Bの使い勝手を著しく向上させ
ることができる。
【0044】一方、操作レバー11を操作して、原水使用
とした場合については、例えば、冷水モードであれば、
図8に示す状態となって、切換弁9の第二弁体9bによ
り、第一弁体9aの温水流入孔16及び浄水吐出孔18が閉塞
されているので、第二弁体9bの流入案内孔20と流出案内
孔21が、第一弁体9aの冷水流入孔17と吐出孔19とにそれ
ぞれ連通することになり、冷水のみが吐出孔19を通って
吐出流路14へ流れ込み、吐出口13より吐水される。
【0045】また、温冷水混合モードの場合、操作レバ
ー11を水平方向へ操作して切換弁9の第二弁体9bを作動
させ、図9に示す状態とすれば、第二弁体9bの流入案内
孔20が第一弁体9aの温水流入孔16及び冷水流入孔17と同
時に連通し、温水と冷水の混合の割合をを操作レバー11
の操作で任意に調整できるので、好みの水温を得ること
ができる。
【0046】また、温水モードとした場合、図10に示
すように、同切換弁9の第二弁体9bにより、第一弁体9a
の冷水流入孔17及び浄水吐出孔18が閉塞されているの
で、第二弁体9bの流入案内孔20と流出案内孔21が、第一
弁体9aの温水流入孔16と吐出孔19とにそれぞれ連通する
ことになり、温水のみが吐出孔19を通って吐出流路14へ
流れ込み、吐出口13より吐水される。
【0047】なお、止水する場合は、浄水モードと同様
に、操作レバー11を上方へ位置させればよい。
【0048】(他の実施例) 次に、他の実施例として、図11及び図12に示すもの
がある。これは、先の実施例による混合栓Aの下方に浄
水器Bを配設し、さらに、同混合栓Aに、浄水器Bの逆
洗機能を付加したものである。
【0049】即ち、図12に示すように、操作レバー11
の操作により逆洗も可能としており、レバー位置gによ
り、温水により逆洗を行うことができる。なお、g1,g2,
g3は、それぞれ温水モード、温水モード、冷水モードの
レバー位置である。
【0050】ここで、浄水器Bの構成について簡単に説
明すると、浄水器Bは、図13及び図14に示すよう
に、接続筒bと、同接続筒bに連設するケーシングd
と、同ケーシングd内に収納される浄水部eとから構成
している。
【0051】接続筒bは、往接続筒b1と復接続口b2とか
らなり、同往接続筒b1と復接続口b2内に、原水流入路31
と浄水流出路32とをそれぞれ形成している。そして、原
水流入路31は混合栓Aの往路用接続口2に、浄水流出路
32は復路用接続口3にそれぞれ接続しており、また、往
路用接続口2は浄水往路24a と、復路用接続口3は浄水
復路24b と、それぞれ接続している。
【0052】また、浄水部eは、第一浄水部53と第二浄
水部54とからなり、ケーシングd内に収納されている。
そして、第一浄水部53は、活性炭55を収納し、また、第
二浄水部54は、カートリッジ57の内部に中空糸膜56を収
納している。
【0053】また、ケーシングdの右側(給水配管側)
には、蓋体d1を取付けており、同蓋体d1を取り外すこと
により、ケーシングd中の浄水部eを着脱可能として、
浄水器Bのメンテナンスを容易に行えるようにしてい
る。
【0054】図14中、40は形状記憶合金からなる安全
弁であり、同安全弁40は一定の温度の温水が流入する
と、ケーシングdの下部に設けた温水排出孔41側へ開状
態となり、また、一定の水圧によりカートリッジ57側へ
開状態となるように構成している。
【0055】また、42はスプリング43と弁体44とからな
る逆止弁であり、スプリング43は、形状記憶合金からな
り、その一端を弁体44に連結している。そして、弁体44
は、通常は同スプリング43により、安全弁40側に付勢さ
れている。しかし、一定の温度の温水が流入すると、ス
プリング43が縮む方向に作動し、弁体44はカートリッジ
57側へ移動して、通路45を開口する構成としている。
【0056】さらに、図14に示すように、接続筒bの
下部には、形状記憶合金からなる流路切換弁Vを配設し
ており、所定の温度の温水が流れると、その流路を逆に
切り換えるようにしている。
【0057】即ち、図15に示すように、第一弁体9aの
温水流入孔16と浄水吐出孔18とを、第二弁体9bの流入案
内孔20により連通すると、温水は往接続筒b1の原水流入
路31へ流れ、流路切換弁Vに至る。すると、温水の温度
により、形状記憶合金からなる流路切換弁Vが作動し、
温水は図14の矢印fのように、第二浄水部34へと流れ
るようになる。そして、浄水部eの洗浄を行った後、逆
止弁42へと向かう。
【0058】逆止弁42は、上記したように形状記憶合金
からなるスプリング43の作動により、通路45を開いて洗
浄後の温水を安全弁40へと導く。また、安全弁40も、上
記したように、形状記憶合金から構成しているので、洗
浄後の温水を温水排出孔41側へ流し、洗浄後の温水は、
同温水排出孔41から排水されることになる。
【0059】このように、温水により浄水部eの逆洗を
可能としたことにより、浄水器Bの寿命を長くすること
ができる。
【0060】また、逆洗した温水は、吐出口13より離れ
た位置にある温水排出孔41から排出するので、使用者が
誤ってかかる洗浄後の温水を使用する心配もない。
【0061】なお、図16は操作レバー11を上方位置に
操作して止水した場合であり、閉弁状態を示している。
この場合、第一弁体9aの温水流入孔16と第二弁体9bの流
入案内孔20との連通を遮断されており、従って、浄水部
e側には給水されないので、止水状態となるものであ
る。
【0062】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案では、
切換弁に設けた浄水吐出孔の吐出開口を、温水の吐出開
口、冷水の吐水開口より大口径としたことにより、浄水
器を使用して浄水を得る際に、充分な吐出量を得ること
ができる。
【0063】また、浄水流路の中途に流路切換弁を配設
したことにより、浄水器の逆洗機能を付加することがで
き、従って、浄水器の寿命を長くすることができる。
【0064】さらに、上記流路切換弁を形状記憶合金か
ら構成したことにより、逆洗作用にに効果のある温水を
使用することができ、しかも、流路切換弁を特別に操作
する必要がなく、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る温冷水混合栓の正面図である。
【図2】同混合栓の一部断面平面図である。
【図3】同混合栓の断面側面図である。
【図4】第一弁体の説明図である。
【図5】第二弁体の説明図である。
【図6】浄水モードにおける使用時の切換弁の説明図で
ある。
【図7】浄水モードにおける止水状態を示す切換弁の説
明図である。
【図8】冷水モードにおける使用時の切換弁の説明図で
ある。
【図9】温冷水混合モードにおける使用時の切換弁の説
明図である。
【図10】温水モードにおける使用時の切換弁の説明図
である。
【図11】他の実施例における温冷水混合栓の正面図で
ある。
【図12】同温冷水混合栓の平面図である。
【図13】同温冷水混合栓の断面側面図である。
【図14】同温冷水混合栓の断面背面図である。
【図15】他の実施例の逆洗モードにおける切換弁の説
明図である。
【図16】同逆洗モードの閉止状態を示す切換弁の説明
図である。
【符号の説明】
9 切換弁 9a 第一弁体 9b 第二弁体 11 操作レバー 16 温水流入孔 17 冷水流入孔 19 吐出孔 18 浄水吐出孔 20 流入案内孔 21 流出案内孔 22 給湯配管 23 給水配管 24 浄水流路 B 浄水器 V 流路切換弁

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混合栓内に固定状態に配設し、温水流入
    孔(16)、冷水流入孔(17)、吐出孔(19)を具備する第一弁
    体(9a)と、操作レバー(11)に連結して回動自在であり、
    かつ、流入案内孔(20)と流出案内孔(21)を具備する第二
    弁体(9b)とからなる切換弁(9) を有すると共に、給湯配
    管(22)と給水配管(23)とに接続し、操作レバー(11)によ
    り、第二弁体(9b)の流入案内孔(20)と流出案内孔(21)
    を、適宜選択的に、第一弁体(9a)の温水流入孔(16)、冷
    水流入孔(17)、吐出孔(19)とに連通可能とし、温水、冷
    水、あるいは温水、冷水を混合して吐出可能に構成した
    温冷水混合栓において、 上記第一弁体(9a)に、さらに、浄水吐出孔(18)を設け
    て、浄水器(B) を浄水流路(24)を介して同浄水吐出孔(1
    8)に連通可能とすると共に、同浄水吐出孔(18)の吐出開
    口を、温水の吐出開口、冷水の吐水開口より大口径とし
    たことを特徴とする温冷水混合栓。
  2. 【請求項2】 上記浄水吐出孔(18)と温水流入孔(16)と
    を連通可能とすると共に、同浄水吐出孔(18)に連通する
    浄水流路(24)の中途に流路切換弁(V) を配設して、同流
    路切換弁(V) の作動により、浄水流路(24)の温水の流れ
    る方向を、浄水器(B) への流入側、浄水器(B) からの流
    出側にそれぞれ切換可能としたことを特徴とする請求項
    1記載の温冷水混合栓。
  3. 【請求項3】 上記流路切換弁(V) を形状記憶合金によ
    り構成したことを特徴とする請求項2記載の温冷水混合
    栓。
JP1992062548U 1992-08-12 1992-08-12 温冷水混合栓 Expired - Fee Related JP2587255Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992062548U JP2587255Y2 (ja) 1992-08-12 1992-08-12 温冷水混合栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992062548U JP2587255Y2 (ja) 1992-08-12 1992-08-12 温冷水混合栓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0645176U JPH0645176U (ja) 1994-06-14
JP2587255Y2 true JP2587255Y2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=13203411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992062548U Expired - Fee Related JP2587255Y2 (ja) 1992-08-12 1992-08-12 温冷水混合栓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2587255Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6846100B2 (ja) * 2015-02-02 2021-03-24 三菱ケミカル株式会社 複合水栓

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0645176U (ja) 1994-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3585586B2 (ja) 浄水器付混合水栓
CA2339671C (en) Faucet assembly having overlapping spouts for releasing filtered and unfiltered water therefrom
JP2587255Y2 (ja) 温冷水混合栓
CA2535196A1 (en) Filtration assembly for mixing faucet
JP3962208B2 (ja) 浄水機能付湯水混合水栓
JP2750643B2 (ja) 浄水器付き湯水混合水栓
JP2607301Y2 (ja) 浄水器
JPH04210287A (ja) 水処理器付水栓
JP4063611B2 (ja) 浄水機能付水道用コンセント
JP4292572B2 (ja) 浄水器付湯水混合水栓及び浄水器専用湯水混合水栓
KR100710423B1 (ko) 측면필터부착이 가능한 선반 일체형 샤워기
JP3342307B2 (ja) 浄水器付混合水栓
JP3266498B2 (ja) 浄水器付混合水栓
JP2006307519A (ja) 切替部材
JP2695050B2 (ja) 水処理器付水栓
JP2577829Y2 (ja) 浄水器付き湯水混合栓
JPH105749A (ja) 蛇口直結型浄水器
JPH0747652Y2 (ja) シンクタンクに設けた浄水器付湯水混合水栓
JPH0677654B2 (ja) 濾過器
JP2547274Y2 (ja) 水処理器付水栓
JP3161953B2 (ja) ホースを備えたスプレー分岐混合栓
JPH0683764B2 (ja) 給水濾過装置
JP3100830U (ja) 浄水器接続具
JP2549896Y2 (ja) 清水器兼用シングルレバー式水栓
JP2569491Y2 (ja) 浄水器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees