JP2547274Y2 - 水処理器付水栓 - Google Patents

水処理器付水栓

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JP2547274Y2
JP2547274Y2 JP1347791U JP1347791U JP2547274Y2 JP 2547274 Y2 JP2547274 Y2 JP 2547274Y2 JP 1347791 U JP1347791 U JP 1347791U JP 1347791 U JP1347791 U JP 1347791U JP 2547274 Y2 JP2547274 Y2 JP 2547274Y2
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water
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water treatment
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八平 渡辺
潤一 中島
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、浄水器などの水処理器
を備えた水栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来此種水栓としては、水栓本体の吐出
口にカートリッジタイプの水処理器を直接取付けてなる
ものや、水栓本体とは別体に水処理器を備え給水経路途
中に設けた切換ハンドルの操作で水道水等の原水を直接
水栓本体に供給するか、又は水処理器を通過させて浄水
を水栓本体に供給するよう構成したもの(実開平2−7
8657号参照)等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の水栓に
よれば、水処理器内に湯が流入すると水処理機能が著し
く低下する関係上、あくまで単水栓を対象とし、湯を使
いたい場合、水栓本体とは別に湯水混合栓を設ける必要
があった。
【0004】また、吐出口に水処理器を取付けたものに
おいてはシンク直上に水処理器が存在するので、シンク
使用時に水処理器が邪魔になる不具合を有し、配管経路
途中に水処理器を設けたものにおいてはカウンター下方
等に水処理器が配設されるので、水処理器のメンテナン
スが面倒になる不具合が生じていた。
【0005】本考案は上述したような従来事情に鑑みて
なされたものであり、その目的とする処の第一は、浄水
器などの水処理器を一体に備えた湯水混合栓を提供する
ことにある。また、本考案第二の目的は、前記の湯水混
合栓において、水処理器がシンク使用の邪魔になる虞れ
がなく、且つ水処理器のメンテナンスを容易に行えるよ
うにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本考案の水栓は、内部に湯側流路,水側流路,該
両流路に連通する混合流路,前記水側流路から分岐する
分岐路を備えた水栓本体と、前記分岐路に連絡する水処
理器と、湯側流路と混合流路を連通・遮断する湯側開閉
弁と、水側流路を混合流路,分岐路のどちらか一方に連
通させるか又は両方を遮断する水側切換弁と、前記混合
流路及び水処理器の下流側に連絡する吐出口とを具備
し、上記水処理器を水栓本体に組込んでなることを特徴
とする。
【0007】
【作用】以上の構成によれば、水側流路から供給される
原水を水側切換弁の操作により混合流路又は分岐路に流
入させ、その原水が混合流路内で湯と混合し所望温度の
混合水となって吐出口から吐水されるか、または分岐路
を介して水処理器に流入・処理され処理水となって吐出
口から吐水される。よって、水処理機能付の湯水混合栓
を提供するという課題が達成される。
【0008】また、水処理器を水栓本体に組込んだこと
により、水処理器がシンク周縁の水栓本体取付面上に存
在し、よって水処理器がシンク使用の邪魔になる虞れが
なく、且つ水処理器のメンテナンスを容易に行えるとい
う課題が達成される。
【0009】
【実施例】図1は本考案の水処理器付水栓の一実施例を
示す縦断面図で、図中aは水栓本体、bは湯側ハンド
ル、cは水側ハンドル、dは給湯管、eは給水管、fは
水処理器を示している。
【0010】水栓本体aは、平面矩形なケーシング1の
前部に不図示の吐出口部を、上部中央に水処理室1aを夫
々突設すると共に、ケーシング1内に湯側流路2、水側
流路3、該両流路2,3に湯側通孔4、原水側通孔5を
介して連通する混合流路6、水側流路3に処理水側通孔
7を介して連通する分岐路8、前記水処理室1aを介して
分岐路8に連絡する処理水流路9を区画形成してなる。
【0011】上記水処理室1aは上面開口部を蓋体1a′に
より開閉自在に被蓋してなり、内部に水処理器fが着脱
自在に収容される。
【0012】また、吐出口部の下面には、混合流路6に
連絡する混合水吐出口と、処理水流路9に連通する処理
水吐出口とが、隣接状に開穿される。
【0013】上記ケーシング1の底壁には、湯側流路2
に連通する給湯口13、水側流路3に連通する給水口14を
開設する。前記給湯口13には給湯管dを、給水口14には
給水管eを夫々接続する。また、ケーシング1の上壁に
は、水処理室1a内に収容された水処理器fの入口f1と
分岐路8を連通させる流入口15、出口f2と処理水流路
9を連通させる流出口16を開設する。
【0014】上記ケーシング1の左右の側壁には夫々開
口17,18を設けて、湯側ハンドルbと水側ハンドルcを
装着する。
【0015】湯側ハンドルb側の開口17は上記湯側通孔
4と同軸に開設され、且つ該開口17と湯側通孔4間の湯
側流路2内にはスリーブ21を挿着する。
【0016】スリーブ21内周には内ねじ22を刻設すると
共に、該内ねじ22に螺合する外ねじ23を備えたスピンド
ル24を螺動自在に挿入する。スピンドル24の内端には湯
側通孔4に着座する弁体25を装着して湯側開閉弁26を形
成し、外端には湯側ハンドルbを取付ける。
【0017】水側ハンドルc側の開口18は上記原水側通
孔5及び処理水側通孔7と同軸に開設され、その内周に
は内ねじ27を刻設してスピンドル28を螺動自在に挿入す
る。スピンドル28の外端には水側ハンドルcを取付け
る。
【0018】該スピンドル28は原水側通孔5、処理水側
通孔7を挿通して内端を分岐路8内に突出し、処理水側
通孔7と原水側通孔5間には処理水側弁体29と原水側弁
体30を摺動自在に嵌装する。該両弁体29,30間にはバネ
31を介在させてその弾発力により夫々の弁体29,30を処
理水側通孔7、原水側通孔5に着座させ、これにより処
理水側開閉弁32a 、原水側開閉弁32b からなる水側切換
弁33を構成する。
【0019】上記スピンドル28の外周には、処理水側通
孔7内、原水側通孔5内を摺動可能な鍔34,35を一体に
設け、夫々の鍔34,35を上記弁体29,30に当接係合させ
る。
【0020】而して、湯側ハンドルbを回動操作するこ
とによりスピンドル24が螺動進退するをもって、湯側開
閉弁26を開閉して湯側流路2と混合流路6を連通又は遮
断し、混合流路6内に流入する湯の流量調整もしくは止
水を行う。
【0021】また、水側ハンドルcの回動操作によりス
ピンドル28がケーシング1内方へ螺動進退すると、鍔35
を介して原水側弁体30を処理水側弁体29方向へ押動させ
るをもって原水側開閉弁32b を開き、水側流路3を混合
流路6に連通させて混合流路6に流入する原水の流量調
整を行う。この時、ばね31の弾発力により処理水側弁体
29は処理水側通孔7に押圧され、水側流路3と分岐路8
を確実に遮断する。
【0022】さらに、スピンドル28がケーシング1外方
へ螺動進退すると、鍔34を介して処理水側弁体29を原水
側弁体30方向へ押動させるをもって処理水側開閉弁32a
を開き、水側流路3を分岐路8を介して水処理器fに連
通させる。この時、ばね31の弾発力により原水側弁体30
は原水側通孔5に押圧され、水側流路3と混合流路6を
確実に遮断する。
【0023】水処理器fは、本実施例においては内部に
中空糸等からなる瀘過体を備えた従来周知の浄水器で、
分岐路8を介して流入する原水を瀘過して浄水(処理
水)を得る機能を有する。
【0024】以下に本実施例水栓の使用方法を説明す
る。まず混合水を吐出する場合は、図1の状態から湯側
ハンドルbを操作して湯側開閉弁26を開くと共に混合流
路6内に流入する湯量を調節し、同時に、水側ハンドル
cを操作して原水側開閉弁32bを開くと共に混合流路6
内に流入する原水量を調節し、所望温度の混合水を混合
水吐出口から吐出する。また、この時湯側開閉弁26を閉
じれば、混合水吐出口からは原水のみが吐出される。
【0025】また、処理水(浄水)を吐出する場合は、
図1の状態から水側ハンドルcを操作して処理水側開閉
弁32a を開き、分岐路8を介して原水を水処理器fに供
給する。水処理器f内で処理された処理水は、処理水流
路9を介して処理水吐出口から吐出される。尚、この
時、誤って湯側開閉弁26を開いたとしても、湯は混合流
路6を介して混合水吐出口から吐出されるので、水処理
器fに湯が流入する虞れは一切ない。
【0026】尚、本実施例においては、処理水流路9に
連絡する処理水吐出口と、混合流路6に連絡する混合水
吐出口とを夫々別途に形成し、処理水に混合流路6・混
合水吐出口内の残留物が混入する虞れを防いでいるが、
本考案の水栓においては必ずしもこれに限定されず、処
理水流路9と混合流路6の下流側を連絡させて処理水吐
出口と混合水吐出口を兼用するようにしても初期の目的
を達成することは可能である。
【0027】
【考案の効果】本考案の水処理器付水栓は以上説明した
ように構成したので、シンク周縁の取付面上に一つの水
栓を設けるだけで所望温度の混合水、原水、処理水の3
種類の吐水を行うことができ、よって従来の如く湯水混
合栓と水処理器付水栓を別々に設けるような場合に比べ
て、シンク周りのスペースを有効に利用できると共に、
配管のための作業が容易になる。また、水側流路を分岐
せしめその下流側に水処理器を設けたので、誤って水処
理器に湯が流入する虞れもない。
【0028】また、水処理器を水栓本体に組込んだこと
により、シンク使用時に水処理器が邪魔になる虞れがな
く、シンク周りの美観も向上する。さらに、水処理器が
カウンター下方等に配設される場合に比べ、水処理器の
メンテナンスを容易に行え、且つカウンター下方の収納
空間も広く利用できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案水処理器付水栓の一実施例を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
a 水栓本体 b 湯側ハンドル c 水側ハンドル d 給湯管 e 給水管 f 水処理器 1 ケーシング 2 湯側流路 3 水側流路 4 湯側通孔 5 原水側通孔 6 混合室 7 処理水側通孔 8 分岐路 9 処理水流路 26 湯側開閉弁 32a 処理水側開閉弁 32b 原水側開閉弁 33 水側切換弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に湯側流路,水側流路,該両流路に
    連通する混合流路,前記水側流路から分岐する分岐路を
    備えた水栓本体と、前記分岐路に連絡する水処理器と、
    湯側流路と混合流路を連通・遮断する湯側開閉弁と、水
    側流路を混合流路,分岐路のどちらか一方に連通させる
    か又は両方を遮断する水側切換弁と、前記混合流路及び
    水処理器の下流側に連絡する吐出口とを具備し、上記水
    処理器を水栓本体に組込んでなることを特徴とする水処
    理器付水栓。
JP1347791U 1991-03-11 1991-03-11 水処理器付水栓 Expired - Lifetime JP2547274Y2 (ja)

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JPH04112951U JPH04112951U (ja) 1992-10-01
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JP4535476B2 (ja) * 2000-03-15 2010-09-01 株式会社ケーブイケー 単水栓

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