JPH0660483U - 浄水機能を有する水栓装置 - Google Patents

浄水機能を有する水栓装置

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JPH0660483U
JPH0660483U JP162093U JP162093U JPH0660483U JP H0660483 U JPH0660483 U JP H0660483U JP 162093 U JP162093 U JP 162093U JP 162093 U JP162093 U JP 162093U JP H0660483 U JPH0660483 U JP H0660483U
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JP
Japan
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water
faucet
inflow
passage
channel
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Application number
JP162093U
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English (en)
Inventor
豊 竹内
Original Assignee
関西ジャロックス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水を吐出させながら行なう作業の邪魔になら
ず、取り付け状態が安定していて水漏れ等が生じること
もない浄水機能を有する水栓装置を提供する。 【構成】 水道管に接続される流入口2と蛇口3が接続
される吐出口4とが開設されている水栓ケーシング1の
内部に流入流路8と浄水流路9と原水流路10とを形成
する。流入流路8の一端を流入口2に連通し、流入流路
8の他端を浄水流路9および原水流路10の一端に連通
し、浄水流路9および原水流路10の他端を吐出口4に
連通する。浄水流路9の途中に浄水用カートリッジ13
を設ける。浄水流路9および原水流路10を開閉する開
閉手段を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は水道管の末端に設けられる水栓装置に係り、特に、水道水から残留塩 素等による臭気や味を除去したり水道水に混入している鉄錆びや微細なゴミ等を 除去したりする浄水機能を有する水栓装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の浄水器は、水道管の末端に設けられ水道水を出したり止めたりするため の水栓装置とは別個のものであり、例えば図7に示すように、フィルターを内装 する浄水器51を水栓装置の水栓ケーシング52に接続された蛇口53の先端に 取り付けるものが一般的である。同図において、54はフィルターを通過した「 浄水」を吐出する浄水吐出口、55はフィルターを通過しない「原水」を吐出す る原水吐出口、56は切り換えレバー、57は水栓ケーシング52内部の水栓を 操作するためのハンドルである。
【0003】 このような浄水器51を使用する場合、浄水吐出口54または原水吐出口55 からの水を出したり止めたりすること、および、浄水吐出口54または原水吐出 口55から吐出される水の量を調節することは、水栓装置のハンドル57の回動 操作により行なわれていた。また、「浄水」と「原水」との切り換えは、浄水器 51の切り換えレバー56の揺動操作により行なわれていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記のような従来の浄水器では、浄水器51が蛇口53の先端に取り付けられ ており、特に奥まった位置にある原水吐出口55から原水を吐出させて食器洗い などを行なう際、浄水器51が邪魔になって作業がしにくかった。また、重量の ある浄水器51が蛇口53に取り付けられているので、その取り付け状態が不安 定であり、取り付け部から水が漏れたり、切り換えレバー56の操作をする時や 、浄水器51に手などが当たったりした時には、浄水器51が動いてしまうとい う欠点もあった。
【0005】 本考案は、以上のような従来の浄水器の欠点を解消し、浄水器が食器洗いなど 水を吐出させながら行なう作業の邪魔にならず、取り付け状態が安定していて水 漏れ等が生じることもない浄水機能を有する水栓装置を提供することを目的とし ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案に係る浄水機能を有する水栓装置は、水道管 に接続される流入口と蛇口が接続される吐出口とが開設されている水栓ケーシン グの内部に流入流路と浄水流路と原水流路とを形成し、流入流路の一端を流入口 に連通し、流入流路の他端を浄水流路および原水流路の一端に連通し、浄水流路 および原水流路の他端を吐出口に連通し、浄水流路の途中に浄水用カートリッジ を設け、浄水用カートリッジより上流側の浄水流路および原水流路を開閉する開 閉手段を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
水道管から供給される水は流入口から水栓ケーシングの内部に入り、流入流路 を経て浄水流路および原水流路に入る。浄水流路に入った水は浄水用カートリッ ジにより臭気や微細なゴミなどを除去されたのち蛇口から吐出される。原水流路 に入った水はそのまま蛇口から吐出される。なお、開閉手段により、流入流路か らの水の流れる先が浄水流路または原水流路に切り換えられ、また、両流路を流 れる水の量が調節される。
【0008】
【実施例】
実施例1. 本考案の一実施例を図面に基づき説明する。図1〜図3において、水栓装置の 水栓ケーシング1には、水道管Aに接続される流入口2と、蛇口3が水平方向に 揺動自在に接続される吐出口4とが開設されるとともに、後述する水栓を操作す るためのハンドル5および6が設けられている。水栓ケーシング1の中央上部に は略円筒状のカートリッジ収容部7が設けられている。
【0009】 水栓ケーシング1内には、流入流路8,浄水流路9,原水流路10および吐出 流路11が形成されている。流入流路8の一端は流入口2に連通し、流入流路8 の他端は浄水流路9および原水流路10の一端に連通している。浄水流路9およ び原水流路10の他端は吐出流路11を介して吐出口4と連通している。浄水流 路9の途中には水栓12と浄水用カートリッジ13が、原水流路10の途中には 水栓14が、それぞれ設けられており、水栓12と水栓14とにより開閉手段が 構成されている。
【0010】 水栓12および水栓14は、ねじスピンドルと、ねじスピンドルにより通水口 に当接される弁体とを有する公知の構造のものであり、水栓12はハンドル5に より、水栓14はハンドル6により、それぞれ操作される。また、浄水用カート リッジ13は、活性炭,多孔質セラミックス,カルシウムペレットおよび中空糸 膜など公知の濾材を単独で、または、複数の種類を組み合わせて構成したもので あり、水栓ケーシング1のカートリッジ収容部7を開閉することにより、浄水用 カートリッジ13を外部に取り出して交換できるようになっている。
【0011】 以上のように構成した浄水機能を有する水栓装置は、水道管Aと流入口2とを 連通させた状態で、台所の壁面等に固定して使用される。使用に際しては、ハン ドル5を回すと蛇口3から浄水用カートリッジ13を通過した「浄水」が吐出さ れ、ハンドル6を回すと蛇口3から水道水そのままの「原水」が吐出される。い ずれの場合もハンドル5または6の回し加減により、その吐出量を連続的に調節 することができる。また、浄水と原水とが同一の蛇口3から吐出されるので、ど ちらを吐出させる場合も違和感なく使用することができる。
【0012】 実施例2. 本考案の別の実施例を図面に基づき説明する。図4〜図6において、水栓装置 の水栓ケーシング1には、流入口2aおよび2bと吐出口4aおよび4bが開設 されている。吐出口4aには蛇口3aが、吐出口4bには蛇口3bが、それぞれ 水平方向に揺動自在に接続されている。また、水栓ケーシング1には後述する湯 水混合栓を操作するためのレバーハンドル15および「浄水」と「原水」との切 り換えを行なうための切り換えレバー16が設けられ、水栓ケーシング1の右側 上部には略円筒状のカートリッジ収容部7が設けられている。
【0013】 水栓ケーシング1内には、流入流路8a,8b,8と浄水流路9および原水流 路10が形成されている。流入流路8aの一端は流入口2aに、流入流路8bの 一端は流入口2bにそれぞれ連通し、また、流入流路8aおよび8bの他端は合 流して一本の流入流路8の一端に連通している。流入流路8の他端は浄水流路9 および原水流路10の一端に連通している。浄水流路9の他端は吐出口4aに、 原水流路10の他端は吐出口4bに、それぞれ連通している。
【0014】 流入流路8aと流入流路8bとの合流箇所にはレバーハンドル15により操作 される湯水混合栓17が設けられ、流入流路8から浄水流路9および原水流路1 0への分岐箇所には切り換えレバー16により操作される切り換え弁18が設け られており、湯水混合栓17と切り換え弁18とにより開閉手段が構成されてい る。また、浄水流路9の途中には浄水用カートリッジ13が設けられている。
【0015】 湯水混合栓17は、一本のレバーハンドル15を二方向に操作することにより 、二つの流入流路8aおよび8bからの水の混合比を調節するとともに、混合比 調節状態のまま両流路を開閉できるものであり、例えば実公昭58−31004 号公報や実公平2−13814号公報に示されているような公知の構造のものが 適用される。また、切り換え弁18は、切り換えレバー16を左右に揺動させる ことにより、流入流路8からの水を浄水流路9と原水流路10とに択一的に切り 換えられるものであり、例えば公知の構造のロータリー弁などが適用される。浄 水用カートリッジ13は実施例1と同様のものであり、水栓ケーシング1のカー トリッジ収容部7を開閉することにより浄水用カートリッジ13を外部に取り出 して交換できるようにすることも実施例1と同様である。
【0016】 以上のように構成した浄水機能を有する水栓装置は、例えば、流入口2aと湯 沸器を経てきた水道管A1とを連結管19aを介して連通させるとともに、流入 口2bと湯沸器を経ない水道管A2とを連結管19bを介して連通させた状態で 、台所の壁面等に固定して使用される。使用に際しては、レバーハンドル15を 上方へ持ち上げると、切り換えレバー16の位置に応じ、蛇口3aから浄水用カ ートリッジ13を通過した「浄水」が吐出されるか、または、蛇口3bから水道 水そのままの「原水」が吐出される。いずれの場合もレバーハンドル15を左右 に揺動することにより、流入口2aからの熱水と、流入口2bからの冷水との混 合比が連続的に調節され所望の温度の温水とすることができ、また、混合比調節 状態のまま、レバーハンドル15を持ち上げる程度を変化させることにより、温 水の吐出量を連続的に調節することができる。さらに、蛇口3aおよび3bのい ずれか使用しない方は、作業の邪魔にならない位置まで揺動させておくことがで きる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案に係る浄水機能を有する水栓装置では、従来の水栓装置と 同様水道管からの水道水を出したり止めたりできるとともに、従来の浄水器と同 様水道水から臭気や味および鉄錆びや微細なゴミ等を除去することができる。 なお、浄水用カートリッジが水栓ケーシング内部に設けられているので、食器 洗いなど水を吐出させながらの作業を行なうとき従来の浄水器のように邪魔にな ることがなく、また、水栓装置は水道管に接続して壁面などに固定して取り付け られるので、その取り付け状態が安定しており、従来の浄水器のように蛇口との 接続部から水が漏れたり、操作の際などに浄水器が動いてしまったりすることが ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る浄水機能を有する水栓装置の側
面図である。
【図2】実施例1に係る浄水機能を有する水栓装置の正
面図である。
【図3】実施例1に係る浄水機能を有する水栓装置の内
部構成を説明する図である。
【図4】実施例2に係る浄水機能を有する水栓装置の側
面図である。
【図5】実施例2に係る浄水機能を有する水栓装置の正
面図である。
【図6】実施例2に係る浄水機能を有する水栓装置の内
部構成を説明する図である。
【図7】従来の浄水器の使用状態を説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】 1 水栓ケーシング 2 流入口 2a 流入口 2b 流入口 3 蛇口 3a 蛇口 3b 蛇口 4 吐出口 4a 吐出口 4b 吐出口 5 ハンドル 6 ハンドル 8 流入流路 8a 流入流路 8b 流入流路 9 浄水流路 10 原水流路 12 水栓 14 水栓 13 浄水用カートリッジ 15 レバーハンドル 16 切り換えレバー 17 湯水混合栓 18 切り換え弁 A 水道管 A1 水道管 A2 水道管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道管に接続される流入口と蛇口が接続
    される吐出口とが開設されている水栓ケーシングの内部
    に流入流路と浄水流路と原水流路とを形成し、前記流入
    流路の一端を前記流入口に連通し、前記流入流路の他端
    を前記浄水流路および前記原水流路の一端に連通し、前
    記浄水流路および前記原水流路の他端を前記吐出口に連
    通し、前記浄水流路の途中に浄水用カートリッジを設
    け、前記浄水用カートリッジより上流側の前記浄水流路
    および前記原水流路を開閉する開閉手段を設けたことを
    特徴とする浄水機能を有する水栓装置。
JP162093U 1993-01-26 1993-01-26 浄水機能を有する水栓装置 Pending JPH0660483U (ja)

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JP162093U JPH0660483U (ja) 1993-01-26 1993-01-26 浄水機能を有する水栓装置

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JPH0660483U true JPH0660483U (ja) 1994-08-23

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ID=11506577

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JP (1) JPH0660483U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011036813A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Yanmar Co Ltd 浄水器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011036813A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Yanmar Co Ltd 浄水器

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