JP5912267B2 - 戸建住宅構造 - Google Patents

戸建住宅構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5912267B2
JP5912267B2 JP2011048106A JP2011048106A JP5912267B2 JP 5912267 B2 JP5912267 B2 JP 5912267B2 JP 2011048106 A JP2011048106 A JP 2011048106A JP 2011048106 A JP2011048106 A JP 2011048106A JP 5912267 B2 JP5912267 B2 JP 5912267B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ventilation
detached house
pipe
wall surface
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011048106A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012184583A (ja
Inventor
哲夫 秋月
哲夫 秋月
Original Assignee
株式会社秋月事務所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社秋月事務所 filed Critical 株式会社秋月事務所
Priority to JP2011048106A priority Critical patent/JP5912267B2/ja
Publication of JP2012184583A publication Critical patent/JP2012184583A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5912267B2 publication Critical patent/JP5912267B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Description

本発明は、戸建住宅の外壁面の構造に関するものである。
戸建住宅構造について、様々な提案がなされている。例えば、特許文献1,2のものが知られている。
この特許文献1は、本出願人が出願したものである。特許文献1には、共有地である敷地の住戸地に離間して配置され、居室内部を専有部分とした戸建構造を有する住戸とした集合住宅構造が記載されている。この特許文献1では、複数の戸建住宅を一つの集合住宅とみなすことで、住戸(戸建住宅)の建設位置、周辺道路から各住戸への通路の配置、配管や配線の経路などの条件が大幅に緩和されるというものである。
また、特許文献2には、分割宅地に連続戸建住宅を建てる場合に、隣接して建てる複数の建物の互いに対向して隣り合う面について、両方を閉鎖壁面した従来の方法や、一方の建物は閉鎖壁面とし、他方の建物は採光壁面になる関係に設定した新規の方法などが連続戸建住宅の建物の割りつけ方法として記載されている。
特開2010−101154号公報 特開平11−280274号公報
特許文献1,2によれば、隣接する戸建住宅を接近させて建設することにより、ある程度の広さの建設地が確保できれば、建設できる戸数を増やすことができる。
しかし、戸建住宅を広い宅地に立てる場合には、隣接する他の住宅と離れるため騒音などの心配は軽減されるが、戸建住宅を他の住宅と接近させて建設する場合には、騒音などの問題は重要である。
特許文献1では、戸建住戸を接近させて配置できるものの、隣接する戸建住宅に面した外壁面に窓などの開口部が配置されているため、プライバシーが心配され、騒音が漏れてしまったときには、隣接する他の住宅の居住者に伝わるおそれがある。
また、特許文献2では、互いに向き合う外壁面の両方を閉鎖壁面としたり、一方建物は閉鎖壁面とし、他方建物は採光壁面になる関係に設定したりしていれば、プライバシーの点では問題がないものと思われる。しかし、戸建住宅は、2003年に建築基準法が改正され、換気設備の設置が義務づけられたため、全ての居室が対象となるため、外壁面の内側に位置する居室も換気する必要がある。外壁面の内側に位置する居室の換気は、建設コストや工期の観点からは最短経路で行われる。従って、外壁面には、窓などの設置はしなくても、直近で通気が可能な換気口が設けられる。この換気口により、窓などを設けていない外壁面であっても、生活音が漏れたり、調理の際の匂いが漏れたりするおそれがある。
そこで本発明は、隣接する戸建住宅とのプライバシーの保護を維持しつつ、生活音や匂いに対する影響を抑制することで、居住者が安心して生活することができる戸建住宅構造を提供することを目的とする。
本発明の戸建住宅構造は、隣接する他の住宅に面した窓無しの外壁面であって、戸建住宅の側面となる外壁面の内側に位置する内壁に仕切られた区画内へ外気を取り入れるための第1の換気口が、前記戸建住宅の前面または背面の外壁面に設けられ、前記区画内の空気を排気する通気管が小屋裏を経由して、前記戸建住宅の前面または背面の外壁面に設けられた第2の換気口に接続されていることを特徴とする。
本発明の戸建住宅構造によれば、壁の内側面である内壁に仕切られた区画に、外気を取り入れるための第1の換気口が、戸建住宅の前面または背面の外壁面に設けられていることで、第1の換気口を側面となる窓無しの外壁面に設けなくてもよい。また、区画内の空気を排気する通気管が小屋裏を経由して第2の換気口に接続されていることで、区画内の空気は、戸建住宅の前面または背面の外壁面に設けられた第2の換気口から排気することができるので、第2の換気口を側面となる外壁面に設けなくてもよい。従って、隣接する他の住宅に面した窓無しの外壁面に換気口を設ける必要がないため、窓からだけでなく、換気口からも、騒音や匂いが隣接する住宅に直接伝わることを抑止することができる。ここで、区画とは、居室、居間、便所、浴室、脱衣所、台所、玄関、廊下など、外壁面の内側や反対側の壁面が住宅外に面していない壁などにより仕切られた空間を示す。
前記第1の換気口は、前記戸建住宅の前面または背面の外壁面の上部に設けられ、前記通気管は、前記区画の内壁面の下部に設けられた第3の換気口に接続されているのが望ましい。
第1の換気口により外壁面の上部から外気が取り入れられると、空気は区画内の下部に向かって移動し、第3の換気口から通気管へ排出される。従って、区画内の空気が入れ替わると共に、区画内の下層に浮遊したり、床面に蓄積したりしている塵や埃を第3の換気口から吸い出すことができる。
前記小屋裏には、各区画からの通気管を集約する集合管が設けられていると共に、前記集合管と前記第2の換気口との間に換気扇が設けられているのが望ましい。
各居室からの空気を集合管により集約して、換気扇により強制的に排出することができる。
前記戸建住宅の梁には、通気管または電気配線のいずれか一方、または両方を挿通させるための中空部が設けられているのが望ましい。窓無し外壁面に開口部を設けないようにすると、戸建住宅の前面または背面へ向かって通気管や電気配線を引き回すよう状態となることがある。その場合に、天井裏に位置する梁に中空部を設けることで、梁としての強度を確保しつつ、通気管や電気配線を通すための空間を確保することができる。また、通気管や電気配線を、単に梁の下方を通過させたときの梁の下方の空間より、梁に中空部を設ける方が中空部を狭くすることができるので、天井裏の高さを現状より高くしなくてもよい。
前記区画への通水管、または電気配線のいずれか一方、または両方は、前記住宅の前面または背面の躯体部分から床下を経由して前記区画へ配管されているのが望ましい。そうすることで、窓無し外壁面を通す開口を設けることなく、外部から戸建住宅へ配管したり、配線したりすることができる。
本発明の戸建住宅構造によれば、隣接する他の住宅に面した窓無しの外壁面に換気口を設ける必要がないため、窓からだけでなく、換気口からも、騒音や匂いが隣接する住宅に直接伝わることを抑止することができるので、隣接する戸建住宅と接近させてもプライバシーの保護が維持できる。また、生活音や匂いに対する影響が抑制できるので、居住者が安心して生活することができる。
本発明の実施の形態に係る戸建構造を有する住戸が複数配置された集合住宅を示す図である。 戸建住宅を示す斜視図である、(A)は前面側から見た図、(B)は背面側から見た図である。 図2に示す戸建住宅の換気装置を説明するための垂直断面図である。 図2に示す戸建住宅の換気装置を説明するための水平断面図である。 図2に示す戸建住宅の水平断面図であり、台所と便所、および浴室の換気について説明するための換気ダクトを示した図である。 図2に示す戸建住宅の垂直断面図であり、換気ダクトと電気配線とを通す床梁を示す図である。 図2に示す戸建住宅の水平断面図であり、戸建住宅内における給水管および排水管を示した図である。 排水管の配管構造を示す玄関部分の断面図である。 給水管、排水管の配管構造および配線管の配線構造を示す建物の外側から見た図である。
本発明の実施の形態に係る戸建住宅構造について、図面に基づいて説明する。なお、本明細書では、戸建住宅の説明において、玄関側を前側、玄関側の壁面を前面と称し、玄関側の反対が側を後側、その壁面を背面と称する。
図1に示す複数の戸建住宅10(10a〜10k)は、それぞれを離間させて配置させている。この戸建住宅10a〜10kは、オーナーからの借り上げた敷地Sに建設され、建築基準法第86条第一項における一団地の認定によりマンションと見なされた集合住宅を構成する住戸である。
集合住宅は、区分所有法における一棟の建物を複数の戸建構造を有する住戸として定めたマンション管理規約に基づいて管理運営されている。従って、集合住宅を構成する戸建住宅10は、居室内部を専有部分とした戸建構造を有しており、居室内部のみが居住者の専用部分である以外は、戸建住宅10a〜10kが建設されている分筆されていない住宅地(敷地S)や戸建住宅の壁、屋根、床下などは共用部分であるため、その境界については、分譲マンションと同じである。
そして、居住者により構成される管理組合が委託した管理業者が、戸建住宅の清掃、補修などの定期的なメンテナンスを行っている。つまり、居住者が管理する専有部分と、管理組合が管理する共用部分とに分けることで、共用部分を管理業者が定期的に清掃などを行うことにより、住戸の資産の保全や価値の向上を図っている。
戸建住宅10a〜10kは、3戸(戸建住宅10a〜10c)、2戸(戸建住宅10d,10e)、5戸(戸建住宅10f〜10k)の3つのブロックに分けて配置されている。それぞれのブロックの間には、駐車場から各戸建住宅10a〜10kへ通じるための2本の通路Tが設けられている。
駐車場としては、2戸の戸建住宅10d,10eが配置されたブロックに隣接された第1の駐車場P1と、道路R1に面した出入口Eから広場Hの奥側に向かって配置された第2の駐車場P2との2箇所が、インターロッキングブロックにより舗装され、居住者のために確保されている。
図2(A)および同図(B)に示すように、戸建住宅10は、平面視矩形状の屋根Rを有した略直方体状の家である。戸建住宅10の側面となる外壁面W1,W2は、屋根Rから略直角に垂下した面により形成された窓無し外壁面である。
外壁面W1,W2に対して前面となる外壁面W3の1階部分には、玄関11(玄関扉111)が設けられている。玄関扉111には、2段のステップ12が設けられている。また、外壁面W3の2階部分には、腰高窓13が設けられている。
外壁面W1,W2に対して背面となる外壁面W4の1階部分には、掃き出し窓14が設けられている。また、外壁面W4の2階部分には、観音開きする両開き戸15が2組設けられている。更に2階の両開き戸15の前方部分にはベランダ16が設けられている。
ここで、戸建住宅10に設置された換気装置について、図3および図4に基づいて説明する。
前側(玄関11側)の2階の居室21は、外壁面W1〜W3の内側である内壁と、扉21aが設けられた内壁とより仕切られた区画である。この居室21には、外気からの空気を取り入れるために、居室21の外側に面した室外換気口211(第1の換気口)と、居室21内の空気を排気するための室内換気口212(第3の換気口)が設けられている。
室外換気口211は、前面となる外壁面W3の2階部分に設けられた腰高窓13の上部に設けられた換気框である。この換気框は、つまみを持ってスライドさせると、スリットが開閉することで、孔が開放となったり、閉鎖となったりするものである。
室内換気口212は、外壁面W2の裏面となる内壁面W5であり、腰高窓13とは反対側となる居室21の入口側の内壁面W5に設けられている。室外換気口211が居室21の上部に設けられているのに対して、室内換気口212は内壁面W5の下部に設けられている。
後側(ベランダ16側)の2階の居室22には、外気からの空気を取り入れるための室外換気口221(第1の換気口)と、居室22内の空気を排気するための室内換気口222(第3の換気口)が設けられている。
室外換気口221は、居室21の室外換気口211と同様に、両開き戸15の上部に設けられた換気框とすることができる。室内換気口222は、外壁面W2の裏面となる内側面W5の下部と、外壁面W1の裏面となる内壁面W6の下部との2箇所に設けられている。これは、居室22をパーティションにより中央で仕切り2部屋にしたときを考慮しているためである。
また、後側(ベランダ16側)の1階のLDK23(リビング・ダイニング・キッチン)には、外気からの空気を取り入れるための室外換気口231(第1の換気口)が設けられている。室外換気口231は、掃き出し窓14の上部に設けられた換気框とすることができる。
室内換気口212,222には、壁内に配管された通気管31の一端が接続されている。通気管31は、室内換気口212,222の取り付け位置から垂直に配管された後、緩やかに曲げられて水平方向へ向けられ、小屋裏17を通して、戸建住宅10の中央まで配管されている。そして、この通気管31の他端には、小屋裏17に設置された集合管32に接続されている。
この集合管32は、4本の通気管を1本に集約することができるものである。本実施の形態では、3本の通気管31を集約されるため、未使用の接続口には蓋により閉鎖されている。分岐側に通気管31が接続された集合管32には、集約側には換気扇33が接続されている。
換気扇33の底面は、天井面19から露出させている。換気扇33は、下方からの空気を底面から吸い込み通気管34へ送り出す機能を有している、
換気扇33からの通気管34は、小屋裏17を内側壁W4の方向へ水平に配管された後に、背面側へ向かうようにエルボ管などにより90°曲げられている。更に、通気管34は、梁17aを超えるために高さ位置を変更して外壁面W4に至るまで配管されている。
そして、通気管34は、外壁面W4に設けられた排気換気口35(第2の換気口)に接続されている。
このように構成された換気装置の使用状態について図面に基づいて説明する。
換気扇33を動作させることで、通気管31を介して室内換気口212,222から居室21,22内の空気が吸気される。居室21,22からの空気は、集合管32を介して集約され、換気扇33により通気管34へ送り出される。また、換気扇33の吸気により、LDK23内の空気が吹き抜け18を介して天井面19から露出した換気扇33の底面から吸い込まれ、換気扇33により通気管34へ送り出される。これらの吸気により、新しい空気が室外換気口211,221,231から取り込まれるので、居室21,22およびLDK23に新鮮な空気を取り入れることができる。
室外換気口211,221から居室21,22の上部から外気が取り入れられると、空気は居室21,22内の奥側の下部に向かって移動し、室内換気口212,222から通気管31へ排出される。従って、居室21,22内の空気が入れ替わると共に、居室21,22内の下層に浮遊したり、居室21,22の床面に蓄積したりしている塵や埃を室外換気口211,221から吸い出すことができる。
居室21,22の下部に設けられた室内換気口212,222からの通気管31は、壁面内通って小屋裏17へ配管されているため、居室21,22の美観を損なうことなく、通気管31を小屋裏17まで通すことができる。
このように、側面となる外壁面W1,W2の内側の居室21,22およびLDK23であっても、外気を取り入れるための室外換気口211,221,231が、前面である外壁面W3や、背面である外壁面W4に設けられていることで、室外換気口211,221,231を側面となる外壁面W1,W2に設けなくてもよい。また、居室21,22内の空気を排気する通気管31が小屋裏17を経由して排気換気口35へ接続されていることで、居室21、22内の空気と、LDK23の空気は、外壁面W4に設けられた排気換気口35から排気することができるので、排気換気口35を側面となる外壁面W1,W2に設けなくてもよい。従って、隣接する他の住宅に面した外壁面W1,W2に換気口を設ける必要がないため、騒音や匂いが隣接する住宅に直接伝わることを抑止することができる。よって、戸建住宅10同士を接近させて建設することができる。
なお、通気菅31と通気管34との長さが短い場合には、集合菅32や換気扇33を介さずに、1本の通気管で第3の換気口である室内換気口と第2の換気口である排気換気口とを接続してもよい。
次に、戸建住宅10の台所と便所、および浴室の換気について、図5に基づいて説明する。図5に示すように、LDK23に設置されたキッチン232のレンジ台上には、レンジフードに設置された換気扇23aが設けられている。この換気扇23aから通気管である換気ダクト23bが、洗面脱衣室41を通過し、浴室42を通過して、前面側に位置するステップ12に面した外壁面W7まで配管されている。
浴室42に設置された換気扇42aからの換気ダクト42bも、前面側に位置するステップ12に面した外壁面W7まで配管されている。
更に、便所43に設置された換気扇43aからの換気ダクト43bは、廊下44を通過し、洗面脱衣室41を通過し、浴室42を通過して、前面側に位置するステップ12に面した外壁面W7まで配管されている。
このように、側面となる外壁面W1,W2の内側のLDK23,浴室42,便所43であっても、室内の汚れた空気を外部へ吐き出すための換気ダクト23b,42b,43bが前面である外壁面W7に設けられていることで、換気ダクトを側面となる外壁面W1,W2に配管しなくてもよい。
この換気ダクト23b,42b,43bは、図6に示すように、2階の床梁24を通している。この床梁24は、上面が2階の床を支える太梁241(第1の梁)と、太梁241と共に、強度を確保するための細梁242(第2の梁)と、太梁241と細梁242との間の空間を確保するための間隙部材243と、太梁241と細梁242と間隙部材243とに跨り固定するためのひら金物244とにより形成されている。
このようにして床梁24にできた空間24a〜24fのうち、空間24aを換気ダクト23b(レンジフード用換気ダクト)の通過用空間、空間24bを換気ダクト43b(トイレ用換気ダクト)の通過用空間、空間24dを電気機器用の電源線やケーブルテレビ、電話線、光ケーブルなどの電気通信線用の通過用空間としている。
例えば、1本の梁材で形成した床梁の下方を、換気ダクトや電気配線を通過させる場合では、床梁と1階の天井裏との間の隙間を広く確保する必要がある。
図6に示すように、太梁241と細梁242との間に空間を確保した床梁24とし、この空間を、換気ダクト23b,43bを通過させたり、電気配線を通過させたりすることに利用することで、床梁としての強度を確保しつつ、床梁24と1階の天井との間の隙間を従来の間隔に設定することができる。
次に、戸建住宅10内における給水管および排水管について、図7に基づいて説明する。図7に示すように、給水管51は、量水器511を介してステップ12から戸建住宅10内へ入り、玄関11下と廊下44下とを通過して、浴室42と便所43と洗面台45とキッチン232に配管されていると共に、LDK23を通過して電気温水器46に配管されている。
また、排水管52は、浴室42と便所43と洗面台45と洗濯機設置用パン47とキッチン232との排水口から廊下44下と玄関11下とを通過して戸建住宅10外へステップ12を介して配管されている。
次に、戸建住宅10外からの給水管および排水管の配管構造および戸建住宅10外からの電気通信線の配線構造について、図8および図9に基づいて説明する。
図8および図9に示すように、給水管51、排水管52および電気通信線が内部に配線される配線管53は、玄関11前のステップ12の底面の位置から立設し、L字管であるエルボ管511〜531を介して基礎Bから立設されたコンクリートにより形成された基礎梁25を貫通している。
そして、基礎梁25に接するようにステップ12が設けられていることで、給水管51、排水管52および配線管53の地中からの立ち上がり部分512〜532と、エルボ管511〜531と、エルボ管511〜531から基礎梁25までの水平管513〜533(図8においては排水管52のみを図示している。)部分とが、遮蔽手段として機能するステップ12により覆い隠されている。
次に、この給水管51、排水管52および配線管53の施工方法を図説明する。まず、基礎梁25を形成する際に、基礎梁25に開設される通気口(図示せず)と同様に、矩形状の挿通口251を設けておく。
次に、建物外に埋設され、ステップ12の底面の位置から立設させた配管(地中からの立ち上がり部分512〜532)に、エルボ管511〜531を接続する。
次に、このエルボ管511〜531に、建物内に配設される配管と接続するための水平管513〜533に挿通口251を貫通させて接続する。
次に、挿通口251と水平管513〜533との隙間を、籠手などでコンクリートを埋め込むことで閉塞する。隙間埋めは、コンクリートの他に樹脂などの充填材とすることも可能である。なお、この工程は、ステップ12を形成する際に、同時に挿通口251の隙間が閉塞できれば、省略することができる。
そして、ステップ12を形成するために組まれた型枠に、コンクリートを打設して、ステップ12を形成して、エルボ管521〜532と水平管513〜533の一部を覆い隠す。ステップ12により給水管51と排水管52と配線管53とが隠れるので、これらの配管を保護することができるだけでなく、外から配管が通っていることがわからない。従って、戸建住宅10の美観を保つことができる。
このように建物外の配管と建物内の配管とを接続する配管を、基礎や捨てコンクリートに配管を通すための貫通穴を掘削して通していないので、配管作業を容易とすることができる。従って、工期短縮、コストの抑制を図ることができる。
以上、本実施の形態に係る戸建住宅によれば、隣接する他の戸建住宅10に面した外壁面に、窓だけでなく、換気口も設けられていないため、騒音や匂いが隣接する住宅に直接伝わることを抑止することができる。従って、戸建住戸10は、隣接する戸建住宅とのプライバシーの保護を維持しつつ、生活音や匂いに対する影響を抑制することで、居住者が安心して生活することができる。
本発明の戸建住宅構造は、窓無し外壁面を有する戸建住宅に好適であり、特に、一団地の認定を受けた集合住宅を構成する戸建住宅には最適である。
10,10a〜10x 戸建住宅
11 玄関
111 玄関扉
12 ステップ
13 腰高窓
14 掃き出し窓
15 両開き戸
16 ベランダ
17 小屋裏
17a 梁
18 吹き抜け
19 天井面
21 前側の2階の居室
21a 扉
211 室外換気口
212 室内換気口
22 後側の2階の居室
221 室外換気口
222 室内換気口
23 LDK
23a 換気扇
23b 換気ダクト
231 室外換気口
232 キッチン
24 床梁
24a〜24f 空間
241 太梁
242 細梁
243 間隙部材
244 ひら金物
25 基礎梁
251 挿通口
31 通気管
32 集合管
33 換気扇
34 通気管
35 排気換気口
41 洗面脱衣室
42 浴室
42a 換気扇
42b 換気ダクト
43 便所
43a 換気扇
43b 換気ダクト
44 廊下
45 洗面台
46 電気温水器
47 洗濯機設置用パン
51 給水管
511 エルボ管
52 排水管
521 エルボ管
53 配線管
P1 第1の駐車場
P2 第2の駐車場
R 屋根
R1 公道
W1〜W4,W7 外壁面
W5,W6 内壁面

Claims (1)

  1. 平面視矩形状の屋根を有した略直方体状の戸建住宅の玄関側の外壁面を前面としたときに、前記戸建住宅の側面となる外壁面であって、隣接する他の住宅に面した両方の窓無しの前記外壁面の内側に位置する内壁に仕切られた居室内へ外気を取り入れるための第1の換気口が、前記居室の外側に位置した前記戸建住宅の前面または前記前面の反対の背面の外壁面に設けられ、
    前記居室内の空気を排気する通気管が小屋裏を経由して、前記戸建住宅の前面または背面の外壁面に設けられた第2の換気口に接続され
    前記第1の換気口は、前記戸建住宅の前面または背面の外壁面の上部に設けられ、
    前記通気管は、前記居室の内壁面の下部に設けられ、前記居室内の空気を排気するための第3の換気口に接続され、
    前記小屋裏には、各居室からの通気管を集約する集合管が設けられていると共に、前記集合管と前記第2の換気口との間に換気扇が設けられ、
    更に、前記戸建住宅の前面または前記前面の反対の背面の外壁面には、台所と浴室と便所からの換気ダクトが配管されていることを特徴とする戸建住宅構造。
JP2011048106A 2011-03-04 2011-03-04 戸建住宅構造 Active JP5912267B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011048106A JP5912267B2 (ja) 2011-03-04 2011-03-04 戸建住宅構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011048106A JP5912267B2 (ja) 2011-03-04 2011-03-04 戸建住宅構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012184583A JP2012184583A (ja) 2012-09-27
JP5912267B2 true JP5912267B2 (ja) 2016-04-27

Family

ID=47014878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011048106A Active JP5912267B2 (ja) 2011-03-04 2011-03-04 戸建住宅構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5912267B2 (ja)

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0735419A (ja) * 1993-07-22 1995-02-07 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 太陽熱利用建築物
JP2602808Y2 (ja) * 1993-09-17 2000-01-31 富夫 近藤 建物の換気構造
JPH08120797A (ja) * 1994-10-21 1996-05-14 Sekisui Chem Co Ltd 建物換気システム
JP3897878B2 (ja) * 1997-10-03 2007-03-28 大和ハウス工業株式会社 建物の換気構造及び該建物の換気構造における換気システム
JPH11280274A (ja) * 1998-03-30 1999-10-12 Yoshiaki Yamashita 連続戸建住宅の建物の割りつけ方法
JP2000204663A (ja) * 1999-01-07 2000-07-25 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物
JP2002013219A (ja) * 2000-04-26 2002-01-18 Niigata System Design:Kk 家屋の換気システム
JP2002088939A (ja) * 2000-09-14 2002-03-27 Teruo Igarashi 建物の換気構造
JP4495361B2 (ja) * 2001-03-02 2010-07-07 大成建設株式会社 二重水平部材配設構造
JP4033266B2 (ja) * 2005-01-24 2008-01-16 長谷川 敏雄 木造家屋の暖房システム
JP5139889B2 (ja) * 2008-06-17 2013-02-06 積水化学工業株式会社 踊り場用建物ユニットとユニット建物
JP5404184B2 (ja) * 2008-09-24 2014-01-29 株式会社秋月事務所 集合住宅構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012184583A (ja) 2012-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5912267B2 (ja) 戸建住宅構造
JP6130654B2 (ja) 建物
KR20160122557A (ko) 복층구조 공동주택
RU118339U1 (ru) 25-этажное жилое здание
RU118338U1 (ru) 17-этажный одноподъездный жилой дом
JP6883304B2 (ja) 組立式建築物
JP5323576B2 (ja) 多機能サッシュ
JP2002021345A (ja) 集合住宅
JPH062445A (ja) 住宅における設備機器の配置構造
JP6562360B2 (ja) 建物ユニット及び建物
JP5123077B2 (ja) 外壁部階間収納部を備える建物
JPH08120955A (ja) 集合住宅
KR102117565B1 (ko) 개별세대가 분리된 복도식 복층형 공동주택
JP5968800B2 (ja) ホームエネルギーマネジメントシステム
JP4927520B2 (ja) 設備設置スペースを備えた建物
JP2008002090A (ja) 住宅建物
JP2009249814A (ja) 住戸および集合住宅
JP2014101742A (ja) ユニット式建物の配管構造及びユニット式建物
RU2320835C2 (ru) Воздуховодное сооружение
Marriage Residential
KR20110075808A (ko) 공동주택의 실외기실 겸용 대피통로 유니트
JPH1046842A (ja) 集合住宅
JP2023003600A (ja) 集合住宅
JP6143441B2 (ja) 壁構造、扉の設置方法、扉の撤去方法、及び、建物
JP2002317566A (ja) 集合住宅における各住戸の基本構造およびその設計方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140527

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5912267

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150