JP2014101742A - ユニット式建物の配管構造及びユニット式建物 - Google Patents

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Ikuo Nakai
郁夫 中井
Masaki Nishimori
正樹 西森
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Abstract

【課題】各種設備機器から延びる複数のケーブルを建物内で分けて配線することで、点検作業や設置作業を容易に行うことができるようにする。
【解決手段】四隅に立設された柱の上端間及び下端間をそれぞれ梁で連結した略直方体状のフレームを有する建物ユニットを複数組み合わせて建築されたユニット式建物の配管構造は、ユニット式建物内において、互いに別個独立に設けられた第一配管スペース61及び第二配管スペース62と、第一配管スペース61からユニット式建物内の複数の所定位置へ引き回され、内側に情報系ケーブルが挿通される第一先行配管55aと、第二配管スペース62からユニット式建物内の複数の所定位置へ引き回され、内側に電気系ケーブルが挿通される第二先行配管55bと、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユニット式建物の配管構造、及び当該配管構造を備えたユニット式建物に関する。
近年、スマートグリッド技術等、電力の有効利用に対する関心の高まりから、家庭用設備機器や電気自動車等を電気的に接続してネットワーク化し、それらの最適制御を行うスマートハウスに関する技術が注目されている。このような技術においては、建物の建築後に、当該建物内に各種設備機器を増設する場合がある。
ここで、例えば特許文献1に記載の技術では、建物内に空調設備を設置する場合において、空調設備や空調コントローラー、パソコン等から延びる電源線や通信線等のケーブルを、EPS(Electric Pipe Shaft)内に設置される分電盤やルーターに接続してネットワーク化している。
特開2011−137595号公報
しかしながら、上記した従来の技術にあっては、建物内に空調設備以外の他の設備機器が設置されている場合、EPSに集約されるケーブルの数が非常に多くなり、点検や補修等の作業が煩雑となる。また、建物の建築完了後に設備機器を追加的に設置するような場合、EPS内に既設のケーブルが多く配線されているためその配線作業が煩雑となる。
そこで、本発明は、各種設備機器から延びる複数のケーブルを一箇所に密集させることなく配線することで、各ケーブルの点検や配線を効率的に行うことのできるユニット式建物の配管構造及びそれを備えたユニット式建物を提供することを目的としている。
また、本発明の他の目的は、建物に各種設備機器等が増設された場合であっても、当該設備機器に接続されるケーブル等を建物内部の美観を損なうことなく設置することのできるユニット式建物の配管構造及びそれを備えたユニット式建物を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、四隅に立設された柱の上端間及び下端間をそれぞれ梁で連結した略直方体状のフレームを有する建物ユニットを複数組み合わせて建築されたユニット式建物の配管構造であって、
前記ユニット式建物A内において、互いに別個独立に設けられた第一配管スペース61及び第二配管スペース62と、
前記第一配管スペース61から前記ユニット式建物A内の複数の所定位置へ引き回され、内側に情報系ケーブルが挿通される第一先行配管55aと、
前記第二配管スペース62から前記ユニット式建物A内の複数の所定位置へ引き回され、内側に電気系ケーブルが挿通される第二先行配管55bと、を備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ユニット式建物の配管構造が、ユニット式建物A内に別個独立に設けられた第一配管スペース61及び第二配管スペース62と、第一配管スペース61からユニット式建物A内の複数の所定位置まで引き回されて内側に情報系ケーブルが挿通される第一先行配管55aと、第二配管スペース62からユニット式建物A内の複数の所定位置まで引き回されて内側に電気系ケーブルが挿通される第二先行配管55bと、を備えているので、スマートハウス等のように建物内に多種のケーブルが配線されるような場合においても、それら多種のケーブルを情報系と電気系とに分けて配線することができ、修理・点検作業を容易にすることができる。
また、ユニット式建物Aの建築完了後に、追加的に設備機器を設置する場合においても、予め配管された第一先行配管55a又は第二先行配管55b内にケーブルを配線することで、容易に配線作業を行うことができる。更に、既設のケーブルが分けて配線されているので、追加的に設置するケーブルの配線作業が容易となる。
請求項2に記載の発明は、例えば図2に示すように、請求項1に記載のユニット式建物の配管構造において、
建物ユニットの前記天井部分に設けられ、前記第一先行配管55a及び前記第二先行配管55bの少なくとも一方を挿通可能な筒状部材77を更に備え、
前記第一配管スペース61又は前記第二配管スペース62から引き回された、前記第一先行配管55a及び前記第二先行配管55bの少なくとも一方が、前記筒状部材77の内側を通って、前記ユニット式建物A内の所定位置へ引き回されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、建物ユニットBの天井部分に筒状部材77が設けられ、第一先行配管55a及び第二先行配管55bの少なくとも一方が、当該筒状部材77を通って配管されているので、配管作業時に建物ユニットBの天井部分に孔を形成することなく第一先行配管55aや第二先行配管55bを配管することができ、配管作業を容易にすることができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図2に示すように、請求項2に記載のユニット式建物の配管構造において、
前記筒状部材77は、建物ユニットBの前記天井部分に対して識別可能に色分けされて構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、筒状部材77が、建物ユニットBの天井部分と識別可能に色分けされて構成されているので、第一先行配管55aや第二先行配管55bの配管作業を行う作業者が、第一先行配管55aや第二先行配管55bの配管位置を容易に識別でき、配管作業をより容易にすることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図1、図4及び図5に示すように、請求項1から3の何れか一項に記載のユニット式建物の配管構造において、
天井面15b近傍に設けられた間接照明用光源51と、壁面15cから前記天井面15bに沿って延出し、下方から見て前記間接照明用光源51を覆う遮光部材52とを有する間接照明56と、
前記天井面15bと前記遮光部材52との間において、前記間接照明用光源51よりも前記壁面15c側に設けられ、前記壁面15cとの間に配管用空間54を形成する仕切部材53と、を更に備え、
前記第一配管スペース61又は前記第二配管スペース62から引き回された前記第一先行配管55a及び前記第二先行配管55bの少なくとも一方の一部が、前記配管用空間54に配置されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、間接照明用光源51と遮光部材52とを有する間接照明56と、天井面15bと遮光部材52との間において間接照明用光源51よりも壁面15c側に設けられて、当該壁面15cとの間に配管用空間54を形成する仕切部材53とを更に備え、第一先行配管55a及び第二先行配管55bの少なくとも一方の一部が、配管用空間54内に引き回されているので、第一先行配管55aや第二先行配管55bが設けられていること自体が居住者に気付かれず、既設のケーブルや将来的に設置されるケーブルを住宅内部の美観を損なうことなく配線することができる。また、間接照明56が設けられていることにより形成される空間を、有効に活用することができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図5に示すように、請求項4に記載のユニット式建物の配管構造において、
前記遮光部材52は、前記壁面15c及び前記仕切部材53に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、遮光部材52が壁面15c及び仕切部材53に対して着脱可能に取り付けられているので、配管用空間54内に配管される第一先行配管55aや第二先行配管55bに各種ケーブルを挿通する配線作業や間接照明用光源51の交換作業等が容易となる。
請求項6に記載の発明は、例えば図5に示すように、請求項4又は5に記載のユニット式建物の配管構造において、
前記間接照明用光源51は、前記仕切部材53に取り付けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、間接照明用光源51が仕切部材53に取り付けられているので、間接照明用光源51の導線51aを配管用空間54内に挿通させることができ、先行配管55を利用して配線することができる。これにより、間接照明用光源51のメンテナンス作業や交換作業が容易となる。
請求項7に記載の発明は、例えば図4に示すように、請求項4から6の何れか一項に記載のユニット式建物の配管構造において、
前記配管用空間54、並びに前記第一先行配管55a及び前記第二先行配管55bの少なくとも一方の一部は、前記天井面15bの周縁に設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、配管用空間54、並びに第一先行配管55a及び第二先行配管55bの少なくとも一方の一部は、天井面15bの周縁に設けられているため、間接照明56の設けられる部屋の天井を折り上げ天井とすることができ、空間に立体感や広がりを持たせることができる。
請求項8に記載の発明は、例えば図1〜図7に示すように、ユニット式建物Aであって、
請求項1から7の何れか一項に記載のユニット式建物の配管構造を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、ユニット式建物Aが、上記したユニット式建物の配管構造を備えているので、第一先行配管55aや第二先行配管55bを下階1から上階2まで配管する場合に、下階1の建物ユニットの天井梁や上階2の建物ユニットの床梁を欠損させずに配管することができ、第一先行配管55aや第二先行配管55bの配管作業を容易にすることができる。
本発明によれば、各種設備機器から延びる複数のケーブルを一箇所に密集させることなく配線することができ、各ケーブルの点検や配線を効率的に行うことのできるユニット式建物の配管構造及びそれを備えたユニット式建物を提供することができる。
また、本発明によれば、建物に各種設備機器等が増設された場合であっても、当該設備機器に接続されるケーブル等を建物内部の美観を損なうことなく設置することができる。
本発明に係る配管構造が設けられたユニット式建物の下階を示す間取り図である。 本発明に係る配管構造の一例を示す概略構成図である。 ユニット式建物の中に設けられるコントロールパネルを示す概略構成図である。 本発明に係る配管構造において、間接照明が設けられた天井を下方から見た図である。 図1及び図4におけるV−V線に沿った面の矢視断面図である。 図1に示すユニット式建物の上階を示す間取り図である。 図1に示すユニット式建物の上階上部の収納空間を示す間取り図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施の形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は本発明に係るユニット式建物の配管構造を備えるユニット式建物Aの下階1の間取り図であり、図6はユニット式建物Aの上階2の間取り図である。ユニット式建物Aは、四隅に立設された柱の上端間及び下端間をそれぞれ梁で直結した略直方体状のフレームを有する建物ユニットを複数個組み合わせて構成されている。本実施形態においては、ユニット式建物Aの下階1に、第一配管スペース61及び第二配管スペース62が設けられている。
また、このユニット式建物Aの陸屋根5の一部(即ち、屋上部分)には、当該陸屋根5の屋根面5aよりも高い略平坦な屋根面6aを有する高屋根部6を備え、高屋根部6の屋根面6aと、陸屋根5の屋根面5aとの間に収納空間3が設けられている。図7はその収納空間3を示す間取り図である。
まず、本実施形態のユニット式建物Aにおける下階1の間取りについて、図1を参照しながら説明する。
図1に示すように、ユニット式建物Aの下階1の西側には、ユニット式建物Aの南側に向けて開口した玄関10が設けられている。玄関10は、玄関ポーチ11と、玄関ポーチ11から連続する土間床12と、玄関ポーチ11と土間床12との間を仕切る玄関扉13と、玄関ホール14とからなる。土間床12及び玄関ホール14の北側にはそれぞれ収納部12a及び14aが設けられている。
収納部14a内には、第一配管スペース61が設けられ、当該第一配管スペース61内には情報用引込線が接続される情報盤(図示略)が設けられている。なお、第一配管スペース61には、情報盤以外にもルーター等が設けられていても良い。
第一配管スペース61に設けられる情報盤には、ユニット式建物Aの既設の設備機器、又は将来的に設置される設備機器から延びる各種の情報系ケーブルが接続されている。このため、ユニット式建物A内に配線される情報系ケーブルは、第一配管スペース61に集約されている。
なお、本発明において、情報系ケーブルとは、例えば電話線、LANケーブル、光ファイバー等のケーブルを言う。
また、情報系ケーブルが接続される既設の設備機器、又は将来的に設置される設備機器としては、図示しないが、例えば、各部屋に設けられる情報コンセント、電気自動車の充電装置、第二配管スペース62内に設置される分電盤、後述するコントロールパネル65(図3参照)等が挙げられる。
このような情報系ケーブルをユニット式建物A内の各所に配線すべく、情報系ケーブルを内部に挿通可能な第一先行配管55aが、第一配管スペース61とユニット式建物Aの各種設備機器の設置位置との間を繋ぐように配管されている。予め配管されたこの第一先行配管55aの内部に情報系ケーブルを通すことで、ユニット式建物Aの建築時に配線される情報系ケーブルや、建築後に将来的に配線される情報系ケーブルを、美観を損なうことなく容易に配線することができる。
第一先行配管55aとしては、例えばCD(Combined Duct)管やPF(Plastic Flexible Conduit)管等が用いられる。
また、図1に示すように、玄関10の北側には、マルチルーム15が設けられている。このマルチルーム15は、図示したような畳空間であってもよいし、ここでは図示しない玄関10の土間床12から連通する土間収納であってもよく、所望する仕様に任意に変更可能なマルチな態様を有してなる。また、マルチルーム15の西側の壁面には窓15aが設けられており、当該窓15aから入射した光で採光可能になっている。
また、ユニット式建物Aの西側には、ユニット式建物Aの外壁に沿ってルーバー21aが立設されており、マルチルーム15の窓15aへの採光を確保しつつ、外部からの視線を遮ることでプライバシーを保護することができるようになっている。
マルチルーム15の東側には、引き戸15dを介してダイニング・キッチン16が設けられている。ダイニング・キッチン16に面した外周側の壁面には窓16aが設けられており、当該窓16aから入射した光で採光可能になっている。
ダイニング・キッチン16の東側には、浴室17及び洗面所18が設けられている。これら浴室17及び洗面所18の間(即ち、浴室17の南側)には、浴室17の出入口17aが設けられている。洗面所18の北側(浴室17の出入口17a側)の空間は、入浴時の脱衣所としても機能する。また、洗面所18の出入口18aは南側に設けられている。これら浴室17及び洗面所18の東側の壁面には、それぞれ窓17b,18bが設けられ、採光可能になっている。
ダイニング・キッチン16の南側には、大空間のリビング19が当該ダイニング・キッチン16と連通して設けられている。つまり、ダイニング・キッチン16の南側部分は、リビング19と一体化している。また、これらダイニング・キッチン16及びリビング19の中間部の西側には、玄関ホール14に面した出入口16bが設けられている。
リビング19の南側には、ダイニング・キッチン16と対向する位置に、屋外へ通じる開口部20が設けられ、この開口部20には窓20aが設けられている。このため、窓20aから入射した光を、リビング19を介してダイニング・キッチン16まで届かせることができ、ダイニング・キッチン16の採光を良好にすることができる。また、開口部20の南側には、窓20aを介してユニット式建物Aの外方に面したデッキ空間21が設けられている。デッキ空間21の高さは、リビング19及びダイニング・キッチン16の床高さ、即ち下階1の床の高さに等しく、屋内外の空間を一体に見せることができる。また、デッキ空間21の南側には中庭41が設けられている。
リビング19の東側には、階段室22が設けられている。この階段室22は、下階1から後述する収納空間3の設けられた屋上階に亙って設けられており、下階1から上階2に至る第1階段22aと、上階2から収納空間3に至る第2階段22bとを備えている。これら第1及び第2階段22a,22bは、折り返し階段とされている。
また、下階1において、階段室22の第1階段22aの西側は、上階2へ向けた第1階段22aの下方に形成される階段下空間となっており、本実施形態の場合、当該階段下空間にトイレ23が設けられている。
更に、下階1の階段室22と洗面所18との間における東側の壁面には、窓22cが設けられ、採光及び通気が可能となっている。また、階段室22と洗面所18との間には、収納部22eが設けられている。
なお、窓22cの下方、つまり下階1の床近傍の壁面に地窓が設けられることが好ましい。また、ここでは図示省略するが、これら第1及び第2階段22a,22bは、複数の踏み板間の蹴上げ部を開口させたスケルトン式の階段とすることが好ましい。これにより、地窓から流入する外気を、複数の踏み板間の開口(隙間)を通じて上方の収納空間3(後述する窓3d)へと流通させることができるので、下階1の空気を上昇し易くさせると共に、当該空気を収納空間3の窓3dから排気させ易くすることができる。
階段室22の収納部22e内には、第二配管スペース62が設けられ、当該第二配管スペース62内には電気系ケーブルを分岐配線する分電盤が設けられている。なお、第二配管スペース62には、分電盤以外にも蓄電池や燃料電池等の電源が設けられていても良いし、更に他の電源等が設けられていても良い。
第二配管スペース62に設けられる分電盤には、ユニット式建物Aの既設の設備機器、又は将来的に設置される設備機器から延びる各種の電気系ケーブルが接続されている。このため、ユニット式建物A内に配線される電気系ケーブルは、第二配管スペース62に集約されている。
なお、本発明において、電気系ケーブルとは、例えば電力線等のケーブルを言う。
また、電気系ケーブルが接続される既設の設備機器、又は将来的に設置される設備機器としては、図示しないが、例えば、各部屋に設けられる情報コンセント、電気自動車の充電装置、第二配管スペース62内又はその他の場所に設置される蓄電池や燃料電池等の電源、太陽光発電システム、第一配管スペース61内に設置される情報盤、後述するコントロールパネル65(図3参照)等が挙げられる。
このような電気系ケーブルをユニット式建物A内の各所に配線すべく、電気系ケーブルを内部に挿通可能な第二先行配管55bが、第二配管スペース62とユニット式建物Aの各種設備機器の設置位置との間を繋ぐように配管されている。予め配管されたこの第二先行配管55bの内部に電気系ケーブルを通すことで、ユニット式建物Aの建築時に配線される電気系ケーブルや、建築後に将来的に配線される電気系ケーブルを、美観を損なうことなく容易に配線することができる。
第二先行配管55bとしては、第一先行配管55aと同様、例えばCD管やPF管等が用いられる。
このように、本発明に係るユニット式建物Aによれば、情報系ケーブルが集約される第一配管スペース61と、電気系ケーブルが集約される第二配管スペース62とが別個独立に設けられているため、複数のケーブルを分けて配線することができる。これにより、スマートハウス等のように建物内に多種のケーブルが設置される建物においても、既設のケーブルの修理・点検作業が容易となるとともに、追加的に設置される設備機器のケーブルの配線作業が容易となる。更に、ユニット式建物Aに追加的に各種設備機器が設置される場合において、第一先行配管55a及び第二先行配管55bが予め配管されているので、各種ケーブルの配線作業が容易となる。
ここで、第一先行配管55a及び第二先行配管55bは、ユニット式建物Aの天井部分、床部分、壁部分等の内部を引き回されて配管されているものであるが、一例として、図2に示すように配管されていても良い。図2は、ユニット式建物Aを構成する建物ユニットBの天井部分近傍を示す概略構成図である。
ユニット式建物Aを構成する建物ユニットBは、四隅に立設された四本の柱を床梁及び天井梁71で連結した骨組み(フレーム)を備え、この骨組みに対し外壁材72、内壁材73、野縁74、天井材75等の各部材を組み付けて構成されている。また、天井材75の裏側には断熱材76が収容されている。
本実施形態においては、天井材75の端部(外壁材72と内壁材73との間の上方に位置する部分)には、円筒形状の筒状部材77が天井材75の厚さ方向に貫通した状態で設けられている。この筒状部材77は、第一先行配管55aや第二先行配管55bが挿通可能な大きさに形成されており、工場等における建物ユニットBの製造時に予め取り付けられているものである。
図2に示す例において、第二先行配管55bは、天井梁71の間から、天井材75に貫通して設けられた筒状部材77を通って、外壁材72と内壁材73との間の空間まで配管されている。第一先行配管55aや第二先行配管55bは、建築現場で複数の建物ユニットBが組み合わされた後に配管されるものであるから、予め建物ユニットBに筒状部材77が取り付けられていることで、建築現場で天井材75に第二先行配管55bを挿通するための貫通孔を形成する作業が不要となる。これにより、第二先行配管55bの配管作業を容易にすることができる。
更に、筒状部材77は、天井部分としての天井材75との間で識別可能なように色分けされていることが好ましく、この場合には、第二先行配管55bを筒状部材77に挿通させる際に、作業者が挿通箇所を容易に識別することができ、配管作業をより容易にすることができる。
なお、図2に示す例では、第二先行配管55bが筒状部材77に挿通されているものとしたが、第一先行配管55aが筒状部材77に挿通されていても良いし、第一先行配管55aと第二先行配管55bとが共に筒状部材77に挿通されていても良い。また、筒状部材77に挿通される先行配管の本数は1本に限られず、2本以上であっても良い。また、筒状部材77の形状は、第二先行配管55bを挿通可能な筒状に形成されていれば良く、円筒形状でなくとも良い。
図1に示すように、階段室22の南側であって、デッキ空間21の東側には、セレクトルーム24が設けられている。セレクトルーム24は、水廻り動線として機能させたり、防災備蓄等を収納するための備蓄庫として機能させたりしてもよい。なお、本実施形態の場合、セレクトルーム24は書斎として機能する。また、このセレクトルーム24の東側の壁面には、窓24aが設けられており、採光可能となっている。
ユニット式建物Aの外部には、電気自動車42が置かれ、当該電気自動車42は充電装置(図示略)に接続可能となっており、当該充電装置は各種ケーブルを介して第一配管スペース61内の情報盤及び第二配管スペース62内の分電盤に接続されている。なお、充電装置は、ユニット式建物Aの建築完了後に将来的に設置されるものであっても良い。
ここで、ダイニング・キッチン16の出入口16bに隣接する壁面16cには、図3に示すように、コントロールパネル65が設けられている。図3(a)は、ダイニング・キッチン16側から見たコントロールパネル65を示す概略構成図であり、図3(b)は、図3(a)のIII-III線に沿った面の矢視断面図である。
図3に示す例では、コントロールパネル65は、HEMS(Home Energy Management System)コントローラー65a、ドアホン65b、給湯器用リモコン65c及び収納部65d等を備えて構成されている。HEMSコントローラー65aにより、ユニット式建物Aに設置される各設備機器の使用電力や蓄電量等を管理・制御することが可能となっている。収納部65dは開閉自在に構成され、図3に示すように、内部に玄関扉13の鍵や電気自動車42の鍵が収納されていても良いし、図示しないが、床暖房リモコンやエアコン類のリモコンが設けられていても良い。このように構成されるコントロールパネル65は、壁面16cに凹状に設けられ、居住者の移動を妨げないように設けられている。
また、コントロールパネル65には情報系ケーブル及び電気系ケーブルが接続され、当該ケーブルは、第一先行配管55a又は第二先行配管55bの内側を通って、第一配管スペース61又は第二配管スペース62まで引き回されている。
ユニット式建物Aにコントロールパネル65が設けられていることで、各設備機器のコントローラーやモニター等を一箇所にまとめて設けることができ、ユニット式建物Aの内部をすっきりとした美観にすることができる。
また、本実施形態においては、マルチルーム15等の部屋の天井近傍には間接照明56が設けられていても良く、上記した第一先行配管55a及び第二先行配管55bの一部が当該間接照明56の近傍に配置されていても良い。そのような場合における配管構造について、図4及び図5を参照しながら以下説明する。図4は、マルチルーム15の天井面15bを下方から見た図であり、図5は、図1及び図4に示すV−V線に沿った面の矢視断面図である。
マルチルーム15の天井部分における配管構造は、マルチルーム15を構成する天井面15bの近傍に設けられるLED照明等の間接照明用光源51、マルチルーム15を構成する壁面15cから天井面15bに沿って延出し、下方から見て間接照明用光源51を覆う遮光部材52、天井面15bと遮光部材52との間において間接照明用光源51よりも壁面15c側に設けられて当該壁面15cとの間に配管用空間54を形成する仕切部材53等を備えて構成されている。配管用空間54内には、第一先行配管55a及び第二先行配管55bの少なくとも一方の一部が配置されている。また、間接照明用光源51と遮光部材52とによって間接照明56が構成されている。
間接照明56の遮光部材52は、平板状に形成されて天井面15bに対向配置され、当該天井面15bの周縁に沿って周縁全体に設けられている(図4参照)。天井面15b、壁面15c及び遮光部材52によって形成される凹部57内に、間接照明用光源51が設けられている(図5参照)。また、間接照明56の遮光部材52は、例えばファスナー等の取付部52aを有し、当該取付部52aにより、壁面15c及び仕切部材53等に対して着脱可能に構成されている。これにより、配管用空間54内の第一先行配管55a又は第二先行配管55b内へのケーブルの配線作業や間接照明用光源51の交換作業を行う際に、遮光部材52を取り外すことができ、これらの作業を容易に行うことができる。なお、遮光部材52は、その全体が取り外せるように構成されていても良いし、一部分のみが取り外せるように構成されていても良い。
間接照明用光源51は、仕切部材53に対して取り付けられている。これにより、間接照明用光源51の導線51aを、仕切部材53を貫通させて配管用空間54内に延設させ、第二先行配管55bを利用して配線することも可能であり、間接照明用光源51の交換作業やメンテナンス作業等が行い易い。
このように構成される間接照明56は、壁面15cに設けられた引き戸15dの戸枠15eとの取り合いを考慮して鉛直方向に薄型に形成され、当該戸枠15eよりも上方に設けられている。
仕切部材53は、凹部57内において天井面15bから壁面15cに沿って垂下し、間接照明用光源51よりも壁面15c側において凹部57を仕切っている。これにより、凹部57内において壁面15cと仕切部材53との間に配管用空間54が形成されている。この配管用空間54は、図4に示すように、天井面15bの周縁(天井面15bと壁面15cの境界線)に沿って周縁全体に形成されている。
第一先行配管55a及び第二先行配管55bは、仕切部材53により形成された配管用空間54内に複数本配管され、図4に示すように、配管用空間54の延在方向に沿って延設されている。また、第一先行配管55a及び第二先行配管55bは、配管用空間54内において所定の支持部材等(図示略)により支持されていることが好ましい。
配管用空間54は間接照明56の遮光部材52に覆われているので、マルチルーム15内の居住者からは、第一先行配管55a及び第二先行配管55bが設けられていること自体が気付かれないようになっている。よって、第一先行配管55a又は第二先行配管55b内に挿通される各種ケーブルもまた居住者から認識されず、各種ケーブルを建物内の美観を損ねることなく配線することが可能である。また、間接照明56が設けられていることにより形成される空間を有効に活用することができる。
なお、図4に示す第一先行配管55a及び第二先行配管55bの設置態様は、一例を示したものであって、例えば、配管用空間54に第一先行配管55aのみが配管されていても良いし、第二先行配管55bのみが配管されていても良い。
また、配管用空間54に配管される第一先行配管55a及び第二先行配管55bの本数は、図示例に限られるものではなく、これより多くても良いし少なくても良い。
このような構成の配管構造は、図示しないが、必要に応じてマルチルーム15以外の他の部屋に設けられていても良い。
次に、本実施形態のユニット式建物における上階2の間取りについて、図6を参照しながら説明する。
図6に示すように、上階2において、下階1のマルチルーム15の上方には主寝室25が設けられている。主寝室25の西側の壁面には高窓25aが、北側の壁面には窓25bが、それぞれ設けられ、これら高窓25a及び窓25bから入射した光によって、当該主寝室25の採光を良好にすることができる。この主寝室25は、南側にウォークスルークローゼット26が設けられている。ウォークスルークローゼット26には、主寝室25に面した出入口を介して出入りすることができる。したがって、衣類等を収納する際に短い動線で移動可能であり、直接内部まで入り込んで収納作業できる利点を有している。また、主寝室25の南側には、トイレ27が設けられている。このトイレ27の東側が主寝室25の出入口となっている。また、トイレ27の南側には、玄関10の上方において下階1の天井と略同じ高さに位置する庇Qが設けられている。
主寝室25の東側には、第1子供室28と第2子供室29とが設けられている。これら第1及び第2子供室28,29は、これらの略中央部に設けられた間仕切り収納30によって、二つの子供室に分離可能となっており、当該仕切を開放することで、一つの子供室として広い空間を確保することも可能となっている。第1及び第2子供室28,29の北側の壁面には、窓28a,29aが設けられ、第2子供室29の東側の壁面には、窓29bが設けられており、採光可能となっている。
第1及び第2子供室28,29の南側には多目的スペース31が設けられている。この多目的スペース31は、居住者の所望する目的に応じて仕様を変更することが可能となっており、本実施形態の場合、子供用の勉強スペースとして機能するようになっている。この場合、第1及び第2子供室28,29は、子供用の寝室及び遊びスペースとして機能するため、「遊ぶ・寝る」の目的と、「学ぶ」の目的とを分離して機能させることができる。また、多目的スペース31には、上階2の他の空間(主寝室25、第1及び第2子供室28,29、階段室22)との間に仕切はない。
多目的スペース31の西側には、階段室22が設けられている。この上階2の階段室22の東側の壁面には窓22dが設けられており、採光及び通気が可能となっている。また、多目的スペース31の南側には、屋外へ通じる開口部32が設けられ、この開口部32には窓32aが設けられている。このため、窓32aから入射した光によって、多目的スペース31の採光を良好にすることができる。また、開口部32の南側には、窓32aを介してルーフバルコニー33が設けられている。即ち、窓32aはルーフバルコニー33の出入口として機能する。ルーフバルコニー33の高さは、多目的スペース31、主寝室25、第1及び第2子供室28,29等の床高さに等しく、屋内外の空間を一体に見せることができる。また、ルーフバルコニー33の南側に位置する外周部には、パラペット40からなる手摺壁Tが設けられている。手摺壁Tは建物の外壁と一体化して設けられている。
上階2の各部屋には必要に応じて上記した間接照明56が設けられていても良い。
ユニット式建物Aは複数の建物ユニットが組み合わされて建築されているため、第一先行配管55aや第二先行配管55bを下階1の天井梁又は上階2の床梁を欠損させることなく下階1から上階2まで配管させることができ、現場における第一先行配管55aや第二先行配管55bの配管作業が容易である。
次に、本実施形態のユニット式建物における収納空間3の設けられた屋上階の間取りについて、図7を参照しながら説明する。
図7に示すように、本実施形態のユニット式建物は、略平坦な屋根面5aを有する陸屋根5が設けられており、当該陸屋根5は、上階2の主寝室25、第1及び第2子供室28,29の上方に位置する。陸屋根5の屋根面5aの外周縁部にはパラペット40が立設されている。
陸屋根5の屋根面5aと高屋根部6の屋根面6aとの間に設けられる収納空間3は、外周壁3bによって四方を囲まれて構成されている。また、収納空間3の天井高は、実施例では0.8m〜1.4mに設定されているが、本発明は実施例に限定されるものではない。これにより、人(居住者など)が収納空間3に入って、何とか作業ができる最低限の高さを確保でき、また、このように天井高を必要最小限に抑えることで、ユニット式建物の高さが高くなることによって隣接する建物に及ぼす日照減少等の影響を極力少なくすることができるようになっている。また、この収納空間3内部は壁3eで仕切られており、当該壁3eに設けられた開口部3fを介して2つの空間を行き来できるようになっている。
なお、収納空間3の外周壁3bは、陸屋根5のパラペット40を上方に延在させられることで構成されていても良く、この場合には、建物全体の外観に統一感を持たせることができ、外観の意匠を向上させることができる。
また、収納空間3の東側には、下階1及び上階2に連通する階段室22が設けられており、上階2から収納空間3に至る第2階段22bによって、上階2との行き来が可能となっている。このように、ユニット式建物Aに下階1から上階2を介して収納空間3に至る第1及び第2階段22a,22bを有する階段室22が設けられているので、収納空間3へアクセスする際は当該階段室22を利用すれば良く、とりわけ下階1から収納空間3への行き来が容易になっている。したがって、収納空間3へのアクセスがし易い分、屋上部分に設けられた収納空間3の使い勝手が向上されている。
更に、収納空間3を囲む外周壁3bのうち、少なくとも一の壁面(本実施形態では収納空間3の東側に位置する外周壁3b)には、窓3dが設けられており、当該窓3dを介して収納空間3に採光及び通気することができるようになっている。
以上、上記した実施形態によれば、ユニット式建物の配管構造が、ユニット式建物A内に別個独立に設けられた第一配管スペース61及び第二配管スペース62と、第一配管スペース61からユニット式建物A内の所定位置まで引き回されて内側に情報系ケーブルが挿通される第一先行配管55aと、第二配管スペース62からユニット式建物A内の所定位置まで引き回されて内側に電気系ケーブルが挿通される第二先行配管55bと、を備えているので、スマートハウス等のように建物内に多種のケーブルが配線されるような場合においても、それら多種のケーブルを情報系と電気系とに分けて配線することができ、修理・点検作業を容易にすることができる。また、ユニット式建物Aの建築完了後に、追加的に設備機器を設置する場合においても、予め配管された第一先行配管55a又は第二先行配管55b内にケーブルを配線することで、容易に配線作業を行うことができる。更に、既設のケーブルが分けて配線されているので、追加的に設置するケーブルの配線作業が容易となる。
また、建物ユニットBの天井部分に筒状部材77が取り付けられ、第一先行配管55aや第二先行配管55bの少なくとも一方が、当該筒状部材77を通って配管されているので、配管作業時に建物ユニットBの天井部分に孔を形成することなく第一先行配管55aや第二先行配管55bを配管することができ、当該配管作業を容易にすることができる。
また、筒状部材77が、建物ユニットBの天井部分と識別可能に色分けされて構成されている場合には、第一先行配管55aや第二先行配管55bの配管作業を行う作業者が、第一先行配管55aや第二先行配管55bの配管位置を容易に識別することができ、配管作業を更に容易にすることができる。
また、間接照明用光源51と遮光部材52とを有する間接照明56と、天井面15bと遮光部材52との間において間接照明用光源51よりも壁面15c側に設けられて、当該壁面15cとの間に配管用空間54を形成する仕切部材53と、を更に備え、第一先行配管55a及び第二先行配管55bの少なくとも一方の一部が配管用空間54内に引き回されているので、第一先行配管55aや第二先行配管55bが設けられていること自体が居住者に気付かれず、既設のケーブルや将来的に設置されるケーブルを建物内部に露出することなく配置することができ、建物内の美観を損なわない。また、間接照明56が設けられていることで形成される空間を、有効に活用することができる。
また、遮光部材52が壁面15c及び仕切部材53に対して着脱可能に取り付けられているので、配管用空間54内に配管される第一先行配管55aや第二先行配管55bに各種ケーブルを挿通してする配線作業や、間接照明用光源51の交換作業等が容易となる。
また、間接照明用光源51が仕切部材53に取り付けられているので、間接照明用光源51の導線51aを配管用空間54内に挿通させることができ、第二先行配管55b内に配線することができる。これにより、間接照明用光源51のメンテナンス作業や交換作業が容易となる。
また、配管用空間54、並びに第一先行配管55a及び第二先行配管55bの少なくとも一方の一部は、天井面15bの周縁に設けられているため、間接照明56の設けられる部屋の天井を折り上げ天井とすることができ、空間に立体感や広がりを持たせることができる。
また、ユニット式建物Aが、上記したユニット式建物の配管構造を備えているので、第一先行配管55aや第二先行配管55bを下階1から上階2まで配管する場合に、建物ユニットの梁を欠損させることなく容易に配管することができる。
なお、上記した実施形態では、間接照明56がマルチルーム15に設けられ、その裏に第一先行配管55aや第二先行配管55bの一部が配管されているものとしたが、間接照明56及びその裏に配管される第一先行配管55aや第二先行配管55bの一部は、マルチルーム15に設けられていなくても良いし、マルチルーム15以外の部屋に設けられていても良い。
また、上記した実施形態では、遮光部材52、仕切部材53、第一先行配管55a及び第二先行配管55b等が、天井面15bの周縁の全体に亘って設けられているものとしたが、天井面15bの周縁の一部に設けられているものとしても良い。
また、上記した実施形態では、遮光部材52は壁面15c及び仕切部材53に対して着脱可能に取り付けられているものとしたが、天井面15b、壁面15c又は仕切部材53等の何れかに固定されているものとしても良い。この場合には、仕切部材53にその厚さ方向に貫通して開閉自在な開口部が形成され、当該開口部を介して第一先行配管55aや第二先行配管55b内へのケーブルの配線作業や間接照明用光源51の交換作業が行えるように構成されていることが好ましい。
また、上記した実施形態では、間接照明用光源51が仕切部材53に取り付けられているものとしたが、間接照明用光源51は、天井面15bに取り付けられていても良いし、遮光部材52に取り付けられていても良い。
1 下階
2 上階
3 収納空間
5 陸屋根
6 高屋根部
10 玄関
11 玄関ポーチ
13 玄関扉
14 玄関ホール
14a 収納部
15 マルチルーム
15a 窓
15b 天井面
15c 壁面
15d 引き戸
15e 戸枠
16 ダイニング・キッチン
17 浴室
18 洗面所
19 リビング
20 開口部
21 デッキ空間
21a ルーバー
22 階段室
22a 階段
22b 階段
22e 収納部
23 トイレ
24 セレクトルーム
25 主寝室
26 ウォークスルークローゼット
27 トイレ
28 第1子供室
29 第2子供室
30 間仕切り収納
31 多目的スペース
32 開口部
33 ルーフバルコニー
40 パラペット
41 中庭
42 電気自動車
51 間接照明用光源
51a 導線
52 遮光部材
53 仕切部材
54 配管用空間
55a 第一先行配管
55b 第二先行配管
56 間接照明
57 凹部
61 第一配管スペース
62 第二配管スペース
65 コントロールパネル
71 天井梁
72 外壁材
73 内壁材
74 野縁
75 天井材
76 断熱材
77 筒状部材
A ユニット式建物
B 建物ユニット

Claims (8)

  1. 四隅に立設された柱の上端間及び下端間をそれぞれ梁で連結した略直方体状のフレームを有する建物ユニットを複数組み合わせて建築されたユニット式建物の配管構造であって、
    前記ユニット式建物内において、互いに別個独立に設けられた第一配管スペース及び第二配管スペースと、
    前記第一配管スペースから前記ユニット式建物内の複数の所定位置へ引き回され、内側に情報系ケーブルが挿通される第一先行配管と、
    前記第二配管スペースから前記ユニット式建物内の複数の所定位置へ引き回され、内側に電気系ケーブルが挿通される第二先行配管と、を備えていることを特徴とするユニット式建物の配管構造。
  2. 建物ユニットの天井部分に設けられ、前記第一先行配管及び前記第二先行配管の少なくとも一方を挿通可能な筒状部材を更に備え、
    前記第一配管スペース又は前記第二配管スペースから引き回された、前記第一先行配管及び前記第二先行配管の少なくとも一方が、前記筒状部材の内側を通って、前記ユニット式建物内の所定位置へ引き回されていることを特徴とする請求項1に記載のユニット式建物の配管構造。
  3. 前記筒状部材は、建物ユニットの前記天井部分に対して識別可能に色分けされて構成されていることを特徴とする請求項2に記載のユニット式建物の配管構造。
  4. 天井面近傍に設けられた間接照明用光源と、壁面から前記天井面に沿って延出し、下方から見て前記間接照明用光源を覆う遮光部材とを有する間接照明と、
    前記天井面と前記遮光部材との間において、前記間接照明用光源よりも前記壁面側に設けられ、前記壁面との間に配管用空間を形成する仕切部材と、を更に備え、
    前記第一配管スペース又は前記第二配管スペースから引き回された前記第一先行配管及び前記第二先行配管の少なくとも一方の一部が、前記配管用空間に配置されていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のユニット式建物の配管構造。
  5. 前記遮光部材は、前記壁面及び前記仕切部材に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載のユニット式建物の配管構造。
  6. 前記間接照明用光源は、前記仕切部材に取り付けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載のユニット式建物の配管構造。
  7. 前記配管用空間、並びに前記第一先行配管及び前記第二先行配管の少なくとも一方の一部は、前記天井面の周縁に設けられていることを特徴とする請求項4から6の何れか一項に記載のユニット式建物の配管構造。
  8. 請求項1から7の何れか一項に記載のユニット式建物の配管構造を備えることを特徴とするユニット式建物。
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