JP5323576B2 - 多機能サッシュ - Google Patents

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Description

本発明は、マンション等の複数階層を備える集合住宅において、バルコニー側の開口部に構築される多機能サッシュに関するものである。
100年あるいはそれ以上(例えば、300年)の長寿命の集合住宅を求める傾向が強まっているが、集合住宅の実質的に延長するためには、住人の世代や所有者が変わっても、それに応じて柔軟に間取り等を変更できることが望ましい。より具体的には、住居を、躯体部分(スケルトン)と、住人の希望通りに変更できる部分(インフィル)とに分離してとらえるスケルトン・インフィル分離思想が提案されている。
集合住宅は、およそ20年から50年ほどの期間を周期として、その所有者が変化することが多い。所有者が変われば、その家族構成や好み等も変化するから、それを機にインフィルを変えるということになりやすい。集合住宅の共用廊下側の壁には、一般に玄関ドアや窓が設けられることが多い。インフィルを自由に変えられるようにするには、バルコニー側の開口部に関するレイアウト(特にテラス戸)位置等も変更できるように配慮する必要がある。
集合住宅の防火性を担保するため、バルコニー側の開口部の最大面積は8平方メートル以内、最長長さは4.8メートル以内、最大高さは2.4メートル以内というように規定されている。柱又は壁で囲まれる開口部が、以上の規定を超える場合、方立を用いて区切を付けたり、コンクリートの躯体を設けて開口部と開口部とを縁切りし、規定に準拠させることが一般に行われている。
しかしながら、開口部同士を縁切りする部分を、コンクリートの躯体により構築すると、開口部のレイアウトを変更しようとする時には、コンクリートのはつりが必要になり、騒音・振動が発生し、現実的でない。即ち、縁切りする部分をコンクリートの躯体により構築すると、バルコニー側開口部のレイアウト変更は事実上無理となり、結果的に、サッシュ、壁の内側の専有部分のみのインフィルしか自由に変更できない。
このような事情に鑑み、コンクリートの打設なしに、縁切りする部分を構築する案(CFS構法)が提案されている。即ち、これによると、柱又は壁で囲まれる開口部全体に、第1の枠を固定する。
第1の枠内に、引違サッシュを設ける部分については、少なくとも一対の平行なレールが設けられた第2の枠を嵌め込んで、さらに第2の枠に、引違サッシュを取り付ける。また、縁切りする部分については、板を張り付けた第3の枠を、第1の枠内に取り付ける。
しかしながら、この案では、第1の枠と第2の枠とを結合して初めて、引違窓を取り付けられるようになっており、引違窓を設ける部分では、枠を二重にせざるを得ず、部材・材料の無駄が多く、従来の方法に比べて大幅なコストアップが避けられない。
二重の枠を必須とするために、元々の開口部の面積からすると、より小サイズの窓しか取り付けられなくなり、規格外の窓となるか、あるいは、開口部側を通常よりも大きめに設定しなければならないなど、種々の問題点がある。
従来のバルコニーに設けられるサッシュでは、テラス戸と縁切り部分との構成が配管系や屋外設備(例えば、エアコンの室外機、給湯器、手洗いボウル等)のための小壁が必要とされていた。そして、この壁をどこに配置するかという点が一番やっかいな問題であった。
特開平8−13922号公報 特開2004−316083号公報
そこで本発明は、無駄なく、合理的にバルコニー側全部の開口部のレイアウトを変更できる多機能サッシュを提供することを目的とする。
第1の発明に係る多機能サッシュは、上枠と下枠とを有し、集合住宅のバルコニー側開口部に固定されるサッシュ主枠と、サッシュ主枠の所定位置に移動可能に固定されて、バルコニー側開口部の一部を封鎖し、かつ、バルコニー側開口部を第1開口部と第2開口部とに区画するサッシュ板とを備える多機能サッシュであって、上枠及び下枠のそれぞれは、バルコニー側開口部の幅方向にそれぞれ延びる、第1レールと第1レールよりもバルコニー側に位置する第2レールとを有し、サッシュ板は、第1レールに係合する第1係合溝を有して起立する縦框と、第2レールに係合する第2係合溝を有して起立する方立と、縦框と方立とを連結する連結板とを有し、第1開口部と第2開口部には、それぞれ引違サッシュが装着される。
この構成において、バルコニー側開口部を縁切りすべき部分には、サッシュ板を配置することにより対応することができる。また、引違サッシュを配置すべき部分では、サッシュ主枠の上枠、下枠に設けられている第1、第2レールを直接利用して、引違サッシュを支持することができる。
また、第1レールには縦框の第1係合溝を係合させ、第2レールには方立の第2係合溝を係合させ、縦框と方立とを連結板で連結するようにしたので、レールへの係合を一つずつ行うことができ、支障なく組立できるだけでなく、サッシュ板は、第1レール及び第2レールの両方によって支持されることとなるため、台風などの強風にも十分耐えうる構造とすることができる。
長期間が経過し、バルコニー側開口部のレイアウトを変更すべき状態となるときには、第1開口部と第2開口部にそれぞれ装着されている引違サッシュを取り外し、サッシュ板を第1、第2レールに沿って移動させ、再度引違サッシュを取り付けることにより、部材の無駄なく、効率的に対応できる。
第2の発明に係る多機能サッシュは、バルコニー側開口部に亘ってスラブ上に配置され、サッシュ主枠を支持するC型金物を更に備え、C型金物の所定位置には、床下に配管される排水用の横引主管及びエネルギ系配管を挿通するための複数の挿通孔が開設されている。
この構成において、サッシュ主枠の下部をコンクリートのスラブではなく、C型金物で支持し、挿通孔を設けたため、床下に配管される横引主管やエネルギ系配管等を床下を通して目に触れることなく、言い換えれば美しく取り回すことができる。
第3の発明に係る多機能サッシュは、C型金物の更に屋外側には、横引主管がC型金物を貫通しバルコニー側開口部に沿う方向に折れ曲がった部分を収納するためのトレンチが形成され、トレンチの側方は、レンガにより覆われ、かつ、トレンチの上方は、タイルで封鎖され、トレンチは防水処理されている。
この構成により、防水性を確保できるだけでなく、横引主管をバルコニー側で配管しながら、目に見えないように隠すことができる。しかも、トレンチの上方はタイルで封鎖されているため、トレンチ上のタイルを室内から、バルコニーへ向かって、ステップとして利用し、床とバルコニーの段差を埋めることができる。タイルで配管が隠されているので、良好な外観とすることができる。
第4の発明に係る多機能サッシュは、サッシュ板の屋外側には、C型金物を貫通し起立するエネルギ系配管を保持する起立管保持桟を備えた配管枠が重ね合わされ、配管枠の外側がカバーで覆われると共に、カバーよりもさらに屋外側で、かつトレンチの上方に位置する立上りの空間は、屋外設備配置空間となっている。
この構成により、エネルギ系配管を起立管保持桟を利用して容易にレイアウトすることができる。即ち、従来技術のように、エネルギ系配管に急なアールをつけたり、コンクリートの壁にくぼみを形成し、そのくぼみに配管を埋め込む等の難しい作業を行う必要がない。
第5の発明に係る多機能サッシュは、屋外設備配置空間の下方には、エアコンの室外機が配置され、室外機の上方には、給湯器と手洗いボウルとが並べて配置される。
この構成により、サッシュ板の背後に、室外機、給湯器及び手洗いボウルをレイアウトでき、室内側からこれらの設備が見えず、バルコニー側の眺めをすっきりきれいにまとめることができる。
第6の発明に係る多機能サッシュは、エネルギ系配管は、ガス管と、給水管と、給湯管、追い炊き管及び排水管とを含む。
この構成により、給湯器や手洗いボウルのための配管を隠しながら、給湯器や手洗いボウルの機能を十分発揮させることができる。
第7の発明に係る多機能サッシュは、サッシュ板の室内側には、エアコンの室内機を保持する室内枠が重ね合わされ、室内機と室外機とを接続するエアコン配管が設けられている。
この構成により、エアコン関係の配管を室内枠内へ隠して合理的にレイアウトできるし、バルコニー側から見るとエアコンの室内機が見えず、室内への眺めをすっきりまとめることができる。
本発明によれば、バルコニー側開口部のレイアウトを無駄なく、効率的に変更できるし、配管系の取り回しも、目に触れずしかも合理的に実施することができる。
レイアウト変更時にも、コンクリートのはつりのような大きな振動・騒音を発生する作業なしに実施することができ、インフィルの変更自由度を維持したまま、容易にしかも住人への迷惑を減らし、アルミ、ガラスが長時間持つ材料であり、住む人の間取りの変更に対応し、集合住宅の長寿命化に資することができる。
具体的な実施の形態の説明に先立ち、本発明が立脚するスケルトン及びインフィルの新たな考え方について説明する。この考え方は、建物を300年継続して使用できるようにするためのコンセプトである。
建物をスケルトンとインフィルとに分類する。この考え方自体は、従前から存在するが、次の点が従来の考え方とは大きく相違する。まず、スケルトンを、パブリックな躯体と共用部分の設備とが一体として存在するものと考える。
また、スケルトンの共用部分設備を、パイピングスペース、メーターボックス等のパブリック設備と、エレベータ等消耗する設備であるセミパブリック設備との、2つに分けて考える。
今まで共用部分と考えられていた、廊下側の玄関ドア、壁、サッシュ、バルコニー側のサッシュ及び壁を、インフィル・パブリックと考え、インフィルは、インフィル・パブリックを含むものとする。
即ち、スケルトンは、日常的に使用されるパブリックな躯体と、パブリック設備と、セミパブリック設備とからなり、インフィルは、内装と、専有部分の設備とが一体として構成するインフィル・パブリックとからなると考える。
そして、50年ごとにパブリック設備を全て取り替える。50年ごとに安定してパブリック設備を更新し、これを繰り返すことにより、あたかもパブリック設備が交通信号機のように、常に新しい状態になるから、建物は300年もつ。
50年目で足場を架け躯体の修理を行う。弱い部位の材料を工夫し、50年もつように配慮する。
20年乃至30年ごとに、足場なしで天井、床、内壁等についてメンテナンスする。具体的には、塗装の吹替え、コーキングの打替え、共用配管の清掃等を実施する。
100年を単位とすれば、100年間で集めた修繕積立金内で、50年と100年の2回の改修工事を行う。これを繰り返して建物を300年もたせる。
以上の考え方に基づき、建物が300年もつストーリーを設定する。本発明の多機能サッシュは、この長いストーリーの中に織り込まれる一つであり、20年乃至50年程度で、住宅の所有者が変更され、インフィルの変更が望まれるときに、バルコニー側開口部のレイアウトを自由に変更できるようにするという思想に立脚するものである。従来技術は、いずれもこのようなロングスパンでものを考えるということをしておらず、せいぜい60年ぐらいで建物は使用できなくなるだろうという程度の認識しかない。本発明は基本的なコンセプトにおいても、従来技術とは一線を画すものである。なお、サッシュに取り付ける金物、サッシュを構成するゴムやシールなどを、50年でサッシュの回りのコンクリートをはつらずに、解体して取り替え、100年でサッシュそのものを取り替える。
以下図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。本発明の多機能サッシュの骨子は、次の通りである。即ち、
(1)上枠と下枠とを有するサッシュ主枠を、集合住宅のバルコニー側開口部に固定する。
(2)サッシュ板を、サッシュ主枠の所定位置に移動可能に固定してバルコニー側開口部の一部を封鎖し、かつ、バルコニー側開口部を第1開口部と第2開口部とに区画する。
(3)上枠及び下枠のそれぞれは、バルコニー側開口部の幅方向にそれぞれ延びる、第1レールと第1レールよりもバルコニー側に位置する第2レールとを有する。
(4)サッシュ板は、第1レールに係合する第1係合溝を有して起立する縦框と、第2レールに係合する第2係合溝を有して起立する方立と、縦框と方立とを連結する連結板とを有し、第1開口部と第2開口部には、それぞれ引違サッシュが装着される。
(5)バルコニー側開口部に亘ってスラブ上に配置されるC型金物により、サッシュ主枠を支持する。
(6)C型金物の所定位置には、床下に配管される横引主管及びエネルギ系配管を挿通するための複数の挿通孔が開設されている。
(7)C型金物の屋外側には、横引主管がC型金物を貫通しバルコニー側開口部に沿う方向に折れ曲がった部分を収納するためのトレンチが形成され、トレンチの側方は、レンガにより覆われ、かつ、トレンチの上方は、タイルで封鎖され、トレンチの内部は充填材で封止されている。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態における多機能サッシュの組立斜視図である。
まず、図1を参照しながら、本形態の多機能サッシュの概要を説明する。まず、図1は、バルコニー側から室内側へ向けて、バルコニー側開口部を示すものである。
すなわち、バルコニーを構成するスラブ1が該当階層の最も低い位置にあり、その両脇からコンクリートの柱2、3が起立し、上層階と連結される。また、この例では、図2にも示すように、天井側には上層階のスラブから下向きにコンクリートの大梁26が突出する。
柱2、3の内側には、レンガブロックが積み上げられて、小壁4、5が形成されている。小壁4、5は、レンガ1枚を積んだ、幅230ミリメートル程度とするのが望ましい。以下詳述するように、小壁4、5の間は、事実上、全開口であるということができる。
スラブ1上において、小壁4から小壁5まで長尺のC型金物6(断面C字状のチャンネル)が配設される。C型金物6の所定位置には、排水管として利用される横引主管よりもやや大径の、主管挿通孔7、主管予備挿通孔8及び、これらの孔7、8よりも小さくガス管、給水管等を挿通できる配管挿通孔9が、所定セットだけ開設されている。
小壁4、5、C型金物6及び大梁26により囲まれる矩形の空間が、バルコニー側開口部の実質部分となる。小壁4、5及びC型金物6は、所定間隔をあけて複数の取付金物10が固定され、これらの固定金物10の内側に、矩形をなすサッシュ主枠11の外縁部が固定される。
すなわち、サッシュ主枠11は、大梁26付近に位置し水平な上枠12と、C型金物6の付近に位置し水平な下枠13と、小壁4、5付近に位置し垂直な縦枠11a、11bとを有し、バルコニー側開口部の実質部分を包囲することになる。
図3は、本発明の一実施の形態におけるサッシュ板を支持する障子枠16の取付構造を示す斜視図である。図3に示すように、サッシュ主枠11の上枠12、下枠13には、それぞれ内向きに突出し、バルコニー側開口部の幅方向に延びる、第1レール14と第2レール15とが形成されている。
第1レール14は、より室内側に位置し、引違サッシュのうち室内側に位置するサッシュの枠に形成される係合溝とダイレクトに係合する。第2レール15は、よりバルコニー側に位置し、引違サッシュのうちバルコニー側に位置するサッシュの枠に形成される係合溝とダイレクトに係合する。
この点は、背景技術の項で述べたCFS構法と全く異なり、本形態によれば、サッシュ主枠11の内側に更なるサッシュ枠を設ける必要はない。
図1に示すように、サッシュ主枠11のうち、主管挿通孔7、主管予備挿通孔8及び配管挿通孔9のセットが開設されている箇所の上部に、障子枠16と方立20が取り付けられる。
障子枠16は、水平な一対の上框17及び下框18と、垂直な一対の縦框19、19とを有し、ロ字状に組まれた枠である。方立20、20は、障子枠16の縦框19、19にそれぞれ重ね合わされる縦桟状の部材である。
図3に示すように、上述した引違サッシュと同様に、縦框19、19及び方立20、20の上下端部には、それぞれ第1レール14、第2レール15と係合する係合溝19a、19b、20a、20bが形成されている。
縦框19、19及び方立20、20は、それぞれ該当するレールに一本ずつ係合するように装着できるため、装着に無理がない。
また、方立20、20の下部には、第2レール15と回転自在に摺接する戸車20cが設けられている。さらに、縦框19、19及び方立20、20には、外側から第1連結板21が重ねられ、内側から第2連結板22が重ねられる。そして、第1、第2連結板21、22は、それぞれビス23により、縦框19、19及び方立20、20に固定される。連結板21、22は、方立20と障子枠16とを一体化する。
これにより、障子枠16と方立20、20とは、一体化され、図2に示すように、サッシュ板25を支持する連結枠24となる。ここで、図2は、本発明の一実施の形態における各枠及び配管の関係を示す斜視図である。連結枠24は、基本的にサッシュ主枠11の第1レール14、第2レール15と係合しながら移動可能であり、サッシュ主枠11内のどの位置にも配置できるが、配管挿通孔9に挿通されるエネルギ系配管との関係から、主管挿通孔7、主管予備挿通孔8及び配管挿通孔9のセットが開設される箇所の近傍に配置されることが望ましい。
縦框19及び方立20は、市販の部品を使用して構成することができるし、市販のストッパ(図示せず)を使用して、サッシュ主枠11の内側の任意の箇所に固定することができる。本形態では、連結枠24は、図1に示す位置に固定される。
連結枠24が固定されると、連結枠24には、サッシュ板25などが設けられるので、バルコニー側開口部の一部が封鎖されることになり、バルコニー側開口部は、連結枠24によって、連結枠24の一方の縦框側にある第1開口部と、連結枠24の他方の縦框側にある第2開口部とに区画される。
もちろん、第1開口部と第2開口部には、それぞれ引違サッシュが装着されるものである。図1の例では、バルコニー側からみて、連結枠24の左側に、4枚引違サッシュが配置され、右側に2枚引違サッシュが配置される。ここで、これらの引違サッシュは、サッシュ主枠11の第1レール14、15にダイレクトに係合する点は、上述したとおりである。
さて、図2に示すように、C型金物6とほぼ同じレベルにある、床下において、横引主管31及びエネルギ系配管47が、配管され、C型金物6には、これらの管31、47を挿通するための、挿通孔7、8、9のセットが開設されている。
横引主管31は、屋内の風呂、キッチン等から排出される排水を、バルコニー側に設けられた竪本管(図示せず)に送るためのものであり、本形態では、横引主管31は、C型金物6よりも屋内側から屋外側へ延びた後、C型金物6の外側で横向きに屈曲し、バルコニー側に配置される竪管側へ向かうようになっている。
このため、C型金物6の屋外側に隣接する空間は、図4に断面図で示すように、屈曲した横引主管31を収納するためのトレンチ32となっている。図4に示すように、C型金物6の底面は、アンカー6aによりスラブ1に固着されており、C型金物6の側面には、断面L字状をなすアングル鋼6bの垂直片が固着される。
引違サッシュ等の荷重は、取付金物10を介して、C型金物6の上部水平片により支持される。また、後述する配管枠44(連結枠24のバルコニー側に重ね合わされる)等の荷重は、アングル鋼6bの水平片で支持され、最終的にはC型金物6及びアンカー6aにより支持される。
図4に示すように、横引主管31が収まるトレンチ32は、略台形状をなし、トレンチ32の最も屋外側の面は、C型金物6よりも背が低いレンガ33で塞がれ、アングル鋼6bの水平片の前縁からレンガ33の上面までは、斜め上向きに傾斜するタイル34により封鎖されている。また、図4に示すように、トレンチ32の内部は、本例では砂、発泡ウレタン等で埋めてあり、トレンチの底面(スラブ上)、C型金物6の起立面及び床の水平面に沿って、防水シートが設けられている。
以上により、横引主管31はバルコニーに沿って配管されるが、レンガやタイルで美しく目隠しされ、人目に触れない点が理解されよう。また、トレンチ32の上部には、タイル34が貼られ、C型金物6の高さだけ、バルコニーの上面との落差があるが、タイル34を面台として利用することができ、バルコニーから室内床へ上がる段差をうめる上でも有利である。
図2に示すように、連結枠24には、サッシュ板25(たとえば、ケイカル板により構成するのが望ましい)が嵌め込まれているが、サッシュ板25の所定位置には、給気孔27が開けられ、給気孔27には、雨水の進入を防止するためガラリ28が装着される。
さらに、図2の例では、主スリーブ29及び予備スリーブ30も開けられている。サッシュ板25を板厚が8ミリメートル程度のケイカル板とすると、孔開け加工が容易となって有利である。
本形態では、後述する3枚の板体(起立管のための第1の壁、室内外をサッシュの層で区画する第2の壁及び室内の内装下地及びエアコン用ドレン管保持のための第3の壁)を含む三重構造を採用しているが、三重構造の上部で通気性を問題なく確保できる。
サッシュ板25の屋外側には、配管挿通孔9を通ってC型金物6を貫通し起立するエネルギ系配管47を保持する起立管保持桟46を備えた配管枠44が重ね合わされている。配管枠44の外側は、カバー45で覆われており、カバー45の上部には、カバー45よりも屋外側まで延びる水切屋根49がひさし状に配置される。
なお、エネルギ系配管47は、室内において、サヤ管を使用するのが望ましい。
図2の例では、エネルギ系配管47は、ガス管と、給水管と、給湯管、追い炊き管等を含み、配管枠44には、エネルギ系配管47のほかに、手洗いボウル38からの排水を送る手洗い排水管48も同様に配置・支持される。なお、手洗い排水管48の途中には、排水用の本管に接続する前に、トラップを設け、悪臭発生を防止することが望ましい。
図2、図4に示すように、トレンチ32の外部厚さに比べて、配管枠44及びそのカバー45を合わせた厚さは、より薄く形成されており、トレンチ32の上部の内、カバー45よりもさらに屋外側は、屋外設備を収納するための、屋外設備配置空間として確保されている。
そして、屋外設備配置空間の下方には、エアコンの室外機36が配置され、室外機36の上方の左右には、給湯器37と手洗いボウル38とが並べて配置される。このように、屋外設備を、カバー45に沿わせて(つまり室内側から見えないように)レイアウトできるため、室内側からバルコニー側を見る住人の眺めを、屋外設備が害さないようにすることができるだけでなく、しかも屋外設備をきちんと整理して配置することができる。
なお、レンガ33の反対側にも、レンガ35を積んで、室外機36の脚部を支持するようにするのが好ましい。
一方、図2に示すように、本形態では、連結枠24の室内側(配管枠44の反対側)には、本発明者がVACSパネルと呼んでいる、室内枠39が重ね合わされる。VACSパネルの内部には、空間が空けられ、各種の管や配線等を内蔵できる。室内枠39には、仕上板40が張られ、給気孔27、主スリーブ29及び予備スリーブ30にそれぞれ対応する、給気孔40a、主スリーブ40b及び予備スリーブ40cが開けられている。
仕上板40の上部には、エアコンの室内機41が取り付けられ、室内機41のエアコン配管42は、室外機41の背面で仕上板40を貫通し、室内枠39内で下向きに折れ曲がり下降した後、再び水平に折れ曲がり、サッシュ板25、配管枠44及びカバー45を貫通して、室外機36に接続される。
なお、エアコン配管42におけるドレンは、手洗い排水管とコモンにするとよい。
すなわち、室内枠39及び仕上板40を含む室内側の壁は、移動可能な、いわゆるフカシ壁となっており、室内枠39の所定高さには、何枚かの支持板43が固定されるが、相対向する支持板43同士の間には、隙間があけてあり、この隙間には、所望のケーブルや管を上下に通せるようになっている。そして、このフカシ壁には、TV用の同軸ケーブル、電力線のアウトレット等であるコンセントパネル、スイッチ等を組み込むのが望ましい。
以上のように構成したので、室内側からバルコニー側を眺めると、エアコンの室内機41及び仕上板40のみが見え、サッシュ板、配管系、給湯器、手洗いボウル、室外機は、その陰に隠されて見えず、良好な外観を得ることができる。
なお、室内枠39よりも室内側には、フローリング50や絨毯等の床仕上げが施されるが、室内枠39のすぐ際には、このような仕上げを施さず、開口部51を開けておくのが望ましい。
さらに、この開口部51には、見栄えのよい石張り52を設け、開口部51を開閉可能に塞ぐことが望ましい。このようにすれば、エネルギ系配管のトラブル時等、メンテナンスを必要とする場合に、フローリング50等の仕上げ材を破壊せずに、対応ができるためである。石張り52の目地は、コーキングで処理されているので、カッター等で切れば石を外すこともできる。
バルコニー側から室外機36等を眺めると、図5のような外観となり、施工の途中で、サッシュ板24からバルコニー側を眺めると、図6のような外観となる。
また、図5のA−A線により縦断面をとると図7のようになり、同じくB−B線により縦断面をとると図8のようになる。
以上の説明から、サッシュ枠の無駄がなく、しかも、連結枠24、配管枠44、カバー45及び室内枠39(からなる三重構造)を、バルコニー側の開口部の幅方向に自由に移動できることが理解されよう。もちろん、この移動の際には、連結枠24を固定するストッパは解除しておく。
さらに、室内枠39に間仕切壁を固定し、この間仕切壁により、室内空間の複数の部屋に区画することも可能である。
たとえば、図9及び図10に示すように、当初、室内枠39に固定される間仕切壁54により室内が、室内側からバルコニー53側を見て、右側が和室55となっており、左側がLDK56になっていたものとする。
このとき、和室55の方が、LDK56よりも幅が狭く、和室55に二枚引違サッシュ57が装着され、LDK56に四枚引違サッシュ58が装着されていたものとする。
このような場合、図11及び図12に示すように、レイアウトを変更することができる。すなわち、間仕切壁54、二枚引違サッシュ57及び四枚引違サッシュ58を取り外す。
そして、連結枠24のストッパを外して、連結枠24、室内枠39及び配管枠44を室内側から見て左側へ移動する。
移動が完了したら、連結枠24のストッパを再び装着し、室内枠39に新たな間仕切壁59を固定し、室内の区画を変更する。
一方、取り外した二枚引違サッシュ及び四枚引違サッシュ、あるいは新たな二枚引違サッシュ61及び四枚引違サッシュ60を、それぞれLD63及び寝室63に装着する。なお、四枚引違サッシュの横幅が、4.8メートルを超える場合には、超える部分についてはめ殺しガラスを使用するとよい。
もちろん、室内の区画変更にあわせて、区画後の室内の内装に手を入れるのが望ましい。
以上の説明から、上述とは逆に、図9及び図10の状態から、図11及び図12の状態に変更することも可能であることは、容易に理解されよう。
本発明の一実施の形態における多機能サッシュの組立斜視図 本発明の一実施の形態における各枠及び配管の関係を示す斜視図 本発明の一実施の形態におけるサッシュ板の取付構造を示す斜視図 本発明の一実施の形態におけるトレンチ付近を示す断面図 本発明の一実施の形態における屋外設備の正面図 本発明の一実施の形態におけるサッシュ板の正面図 図5A−A断面図 図5B−B断面図 本発明の一実施の形態におけるレイアウト変更前の平面図 本発明の一実施の形態におけるレイアウト変更前の外観図 本発明の一実施の形態におけるレイアウト変更後の平面図 本発明の一実施の形態におけるレイアウト変更後の外観図 本発明の一実施の形態における引違窓の水平断面図
1 スラブ
2、3 柱
4、5 小壁
6 C型金物
6a アンカー
6b アングル鋼
7 主管挿通孔
8 主管予備挿通孔
9 配管挿通孔
10 取付金物
11 サッシュ主枠
12 上枠13 下枠14 第1レール
15 第2レール
16 障子枠
17 上框
18 下框
19 縦枠
20 方立
19a、19b、20a、20b 係合溝
20c 戸車
21 第1連結板
22 第2連結板
23 ビス
24 連結枠
25 サッシュ板
26 大梁
27 給気孔
28 ガラリ
29 主スリーブ
30 予備スリーブ
31 横引主管
32 トレンチ
32a 充填物
33、35 レンガ
34 タイル
36 室外機
37 給湯器
38 手洗いボウル
39 室内枠
40 仕上板
41 室内機
42 エアコン配管
43 支持板
44 配管枠
45 カバー
46 起立管保持桟
47 エネルギ系配管
48 手洗い排水管
49 水切り屋根
50 フローリング
51 開口部
52 石張
53 バルコニー
54、59 間仕切壁
55 和室
56 LDK
57、61 二枚引違サッシュ
58、60 四枚引違サッシュ
62 LD
63 寝室

Claims (7)

  1. 上枠と下枠とを有し、集合住宅のバルコニー側開口部に固定されるサッシュ主枠と、
    前記サッシュ主枠の所定位置に移動可能に固定されて、前記バルコニー側開口部の一部を封鎖し、かつ、前記バルコニー側開口部を第1開口部と第2開口部とに区画するサッシュ板とを備える多機能サッシュであって、
    前記上枠及び前記下枠のそれぞれは、前記バルコニー側開口部の幅方向にそれぞれ延びる、第1レールと前記第1レールよりもバルコニー側に位置する第2レールとを有し、
    前記サッシュ板は、前記第1レールに係合する第1係合溝を有して起立する縦框と、前記第2レールに係合する第2係合溝を有して起立する方立と、前記縦框と前記方立とを連結する連結板とを有し、
    前記第1開口部と前記第2開口部には、それぞれ引違サッシュが装着されることを特徴とする多機能サッシュ。
  2. 前記バルコニー側開口部に亘ってスラブ上に配置され、前記サッシュ主枠を支持するC型金物を更に備え、
    前記C型金物の所定位置には、床下に配管される横引主管及びエネルギ系配管を挿通するための複数の挿通孔が開設されている請求項1記載の多機能サッシュ。
  3. 前記C型金物の更に屋外側には、前記横引主管が前記C型金物を貫通し前記バルコニー側開口部に沿う方向に折れ曲がった部分を収納するためのトレンチが形成され、
    前記トレンチの側方は、レンガにより覆われ、かつ、前記トレンチの上方は、タイルで封鎖され、前記トレンチは防水処理されている請求項2記載の多機能サッシュ。
  4. 前記サッシュ板の屋外側には、前記C型金物を貫通し起立するエネルギ系配管を保持する起立管保持桟を備えた配管枠が重ね合わされ、前記配管枠の外側がカバーで覆われると共に、前記カバーよりもさらに屋外側で、かつ前記トレンチの上方に位置する空間は、屋外設備配置空間となっている請求項3記載の多機能サッシュ。
  5. 前記屋外設備配置空間の下方には、エアコンの室外機が配置され、前記室外機の上方には、給湯器と手洗いボウルとが並べて配置される請求項4記載の多機能サッシュ。
  6. 前記エネルギ系配管は、ガス管と、給水管と、給湯管、追い炊き管及び排水管とを含む請求項5記載の多機能サッシュ。
  7. 前記サッシュ板の室内側には、前記エアコンの室内機を保持する室内枠が重ね合わされ、前記室内機と前記室外機とを接続するエアコン配管が設けられている請求項6記載の多機能サッシュ。
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