JP4403890B2 - セットバック窓構造 - Google Patents

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この発明は、建物外壁部のサッシ取付け用の軸組フレームに対して、窓サッシを室内側にセットバックさせて設けるセットバック窓構造に関する。
図10(a)に示すように、窓サッシ(140)(141)を外壁より室内側にセットバックさせて設ける構造は、戸建て住宅はもとよりアパート、マンション、商業建築等において従来より用いられている。そのようなセットバック窓構造を採用すると、図10(b)に示すような窓サッシ(145)(146)を通常に設けた場合に比べて、建物の外観に変化を作り出すことができ、通常の窓や出窓等では表現できないような壁の奥行き感を生じさせることができる。
また、セットバック窓構造では、窓庇を設けなくても窓から雨が入りにくい利点があり、降雨時でも窓を開けて風を取り入れることが可能である。さらに、出窓を設ける場合のような室外側への張り出しがないため、狭小地での建設に有利であり、近接の建物に窓が面する場合でも、窓をセットバックさせている分だけ圧迫感を緩和することができる。加えて、セットバック窓においては、室外側の斜め方向から室内が見えにくくなるという利点もある。
なお、上記のようなセットバック窓構造は、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1には、いわゆるユニット工法によって建てられるユニット建物について記載されており、そのユニット建物は、規格化された居室ユニットに、セットバック窓を備えた拡張ユニットが接合されて構成されている。
特開2000−328660号公報
上述のように、セットバック窓構造は様々な利点を有しているが、セットバック窓の窓サッシは、従来より、通常の窓や出窓に用いられる一般的な窓サッシのように建物外壁部のサッシ取付け用フレームに取り付けることができず、サッシ取付け用フレームの室内側に、窓サッシを取り付けるための構造躯体を別途設けなければならなかった。そのため、施工負担が増大してしまうとともに、その結果としてコスト高を招く欠点があった。
また、セットバック窓を取り囲む周壁について、雨仕舞い処理を慎重に施工する必要があるため、現場施工がより煩雑となっていた。さらに、施工者の技量によっては、セットバック窓が経年により垂れ下がるなどの不具合が生じる恐れもあるため、施工が煩雑化することに加えて、保守及び安全の観点からも、セットバック窓構造の採用を諦めざるを得ないことが多かった。
なお、特許文献1の構成では、セットバック窓を構成する各部材が、上記拡張ユニットの一部としてユニット化されているため、現場施工が煩雑化することはないが、そのような専らユニット建物に関する構成を、一般的な建物に適用することはできなかった。
そこで、この発明は、上記の不具合を解消して、セットバック窓の施工に際して、現場施工の簡略化を図るとともに、施工者の技量に左右されることなく確実な施工を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するため、この発明におけるセットバック窓構造は、建物外壁部のサッシ取付け用の軸組フレームに対して、窓サッシが室内側にセットバックして設けられるセットバック窓において、前記窓サッシとこの窓サッシを前記軸組フレームへ連結する支持部とを予め一体としたセットバック窓用ユニットを備え、このセットバック窓用ユニットの前記支持部は、前記軸組フレームと前記窓サッシとの間において上下左右を取り囲む周壁を有し、この周壁の内周面の室内側端部に、前記窓サッシを取り付けるとともに、前記周壁の外周面の室内側端部に、その室内側端部を取り囲むようにして、溝形鋼を方形枠状に組み付けてなる補強材を取り付けて、前記周壁の室外側端部を前記軸組フレームに取り付けることで、前記窓サッシを前記軸組フレームの室内側に施工する内壁用部材よりも室内側に突出した位置に配置させるようにして、前記セットバック窓用ユニットを前記軸組フレームに対して設置したことを特徴とする。
さらに、前記周壁の内周面は、外装部材及びシーリング材等によって予め防水施工されている。
また、前記ユニットの室内への突出部分に対して、その突出部分を挟んだ上側及び下側の少なくともいずれか一方に収納部を設ける。さらにまた、前記収納部は、予め一体の収納ユニットからなっている。
加えて、窓サッシの室外側において、前記周壁の内側に空調用室外機が設置可能とされている。
さらにまた、前記窓サッシの室外側において、前記周壁の内側を照らす照射部が、前記周壁に取り付けられている。また、前記周壁の内周面に、落下防止用の手摺が取付け可能となっている。
この発明によれば、セットバック窓を構成する窓サッシと、この窓サッシを建物外壁部のサッシ取付け用フレームへ連結する支持部とが予め一体のユニットとなっているため、施工の際には、そのユニットをサッシ取付け用フレームに取り付けるだけで、窓サッシを設置することができる。すなわち、窓サッシを取り付けるための構造躯体等を、建物外壁部のサッシ取付け用フレーム以外に別途設けなくても済むため、セットバック窓の現場施工を簡略化することができる。
また、サッシ取付け用フレームと窓サッシとの間において上下左右を取り囲む周壁は、セットバック窓用ユニットに一体化されているため、その周壁の現場施工を省略することができるとともに、周壁の内周面が予め防水施工されているため、窓サッシ周辺の雨仕舞い処理を現場で行う手間を省くことができる。
さらに、周壁には、周壁外周面の室内側端部を取り囲むようにして、補強材が予め取り付けられているため、施工の際に別途補強材を設置しなくても、窓サッシ周辺の構造強度を確保することができる。
さらにまた、上記のようにユニットを用いることにより、従来煩雑であった様々な現場作業を省略することができるため、セットバック窓の施工を、一般的な窓サッシを施工する場合のように、施工者の技量に左右されることなく確実に行うことができる。
また、この発明では、窓サッシが、内壁面より室内側に突出した位置に設けられるため、屋外から見て十分な奥行きが感じられるような外観にすることができる。
さらに、ユニットの室内への突出部分を挟んだ上側及び下側の少なくともいずれか一方に収納部を設けることにより、スペースの有効利用を図ることができる。しかも、収納部が、予め一体の収納ユニットからなっているため、容易に設置することができるとともに、設置後の室内の美観を向上させることができる。
さらにまた、窓サッシの室外側において、ユニットの周壁の内側に空調用室外機が設置可能となっているため、室外機を居室のすぐ近くに設置することが可能になる。従って、室外機を居室から離れた場所に設置した場合のように、居室から室外機に導く配管を長距離に亘って外壁面に沿わせる必要がないため、建物の外観が悪化するのを防ぐことができる。
また、窓サッシの室外側において周壁の内側を照らす照射部が、周壁に取り付けられているため、その照射部を夜間に使用することにより、周壁の内側を明るく浮き出させて、セットバック窓をイルミネーションとして利用することができる。しかも、窓サッシの室外側を照らすことで、室外側から室内を見えにくくすることができる。
さらに、周壁の内周面に、落下防止用の手摺が取付け可能となっているため、必要に応じて落下防止用手摺を設置することで、居住の安全性を高めることができる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態における建物は、施工現場において、軸組フレームを壁面方向に沿って並設することで軸組が構成されるものである。図1において、(1)は、建物外壁部におけるサッシ取付け用の軸組フレームを示しており、この軸組フレーム(1)は、一般的な窓サッシの取付けが可能な一般的な構造を有している。
具体的に言えば、軸組フレーム(1)は、上下一対の横枠材(16)(17)と、それら横枠材(16)(17)間に跨る左右一対の縦枠材(18)(18)とが、方形枠状に組み込まれて形成されている。上下の横枠材(16)(17)間の中間部分には、上下一対の横桟材(26)(27)が、左右の縦枠材(18)(18)間に跨って設けられている。また、上側横桟材(26)の下面及び下側横桟材(27)の上面には、一般的な窓サッシを固定するための受け材(19)(20)…がそれぞれ取り付けられている。
なお、上側横枠材(16)と上側横桟材(26)とに跨って上側縦桟材(28)が設けられ、下側横枠材(17)と下側横桟材(27)とに跨って下側縦桟材(29)が設けられている。また、軸組(1)を構成する上記の各枠材(16)〜(18)及び各桟材(26)〜(29)は、例えば溝形鋼からなっており、各受け材(19)(20)…は、例えば木製の角材からなっている。
この発明のセットバック窓構造では、上記軸組フレーム(1)に対して室内側にセットバックして設けられる窓サッシ(3)と、この窓サッシを(3)を軸組フレーム(1)へ連結する支持部(4)とが予め一体のユニット(2)となっている。このセットバック窓用ユニット(2)では、設置状態において、窓サッシ(3)が、建物外壁の壁芯に対して室内側に例えば約30cmセットバックして設けられ、図4に示すように、内壁面より室内側に突出した位置に配置されるようになっている。
このユニット(2)の窓サッシ(3)は方形枠状の一般的な構造からなり、窓サッシ(3)内には、一対の障子(5)(5)が横方向に摺動可能に嵌め込まれて、引き違い窓が構成されている。ただし、窓サッシ(3)内に装着される障子のタイプは特に限定されるものではなく、引違い窓以外にも、両開き窓、オーニング窓又は嵌め殺し窓その他の窓を構成するようにしても良い。
一方、ユニット(2)の支持部(4)は、軸組フレーム(1)と窓サッシ(3)との間において上下左右を取り囲む周壁(8)と、この周壁(8)の室外側端部を軸組フレーム(1)へ取り付ける取付け部材(9)とからなっている。なお、周壁(8)は、軸組フレーム(1)に対して必ずしも取付け部材(9)を介して取り付けなくても良く、軸組フレーム(1)へ直接取り付けることを妨げないものとする。
周壁(8)は、図2乃至図4に示すように、上下一対の横板材(11)(12)と、それら上下の横板材(11)(12)の両端部間に跨る左右一対の縦板材(13)(13)とにより、室内外方向に貫通する筒状又は枠状に形成されている。これら周壁(8)の横板材(11)(12)及び縦板材(13)(13)は、それぞれ耐水性を有する合板からなっている。
取付け部材(9)は、図3に示すように周壁(8)の上下の横板材(11)(12)にそれぞれ取り付けられる上下一対の横枠材(21)(22)と、図4に示すように周壁(8)の左右の縦板材(13)(13)にそれぞれ取り付けられる左右一対の縦枠材(23)(23)とにより、方形枠状に形成されている。これら取付け部材(9)の横枠材(21)(22)及び縦枠材(23)(23)の材質は、例えばアルミニウム製とされている。
図3及び図4に示すように、取付け部材(9)の各枠材(21)〜(23)は、周壁(8)の各板材(11)〜(13)に対して、それら板材(11)〜(13)の室外側端部を被覆するようにして取り付けられている。また、取付け部材(9)の上側横枠材(21)には、図3に示すように、下方に向かって突出する一対の水切り部(25)(26)が、室内外方向に間隔を空けて設けられている。
周壁(8)の内周面には、室内側端部において上記の窓サッシ(3)が取り付けられている。また、周壁(8)の内周面には、窓サッシ(3)の室外側において各種外装部材(31)〜(33)が取り付けられている。
具体的に言えば、周壁(8)の上側横板材(11)下面には、図3に示すように、不燃性を有する軒裏材(31)が張り付けられている。軒裏材(31)と取付け部材(9)の上側横枠材(21)との間、及び軒裏材(31)と窓サッシ(3)との間の隙間には、それぞれシーリング材(41)(42)が充填されている。
周壁(8)の下側横板材(12)上面には、下地材(36)(37)を介して、例えばアルミニウム製の底面板(32)が取り付けられている。底面板(32)と窓サッシ(3)との間には、シーリング材(43)が充填されている。この底面板(32)には、室外側に向かうに連れて徐々に低くなるような緩やかな水勾配が設けられており、周壁(8)内の排水性が確保されるようになっている。
また、周壁(8)の左右の縦板材(13)(13)表面には、図4に示すように、それぞれ例えばアルミニウム製の側面板(33)(33)が張り付けられている。これら側面板(33)(33)と窓サッシ(3)との間の隙間には、それぞれシーリング材(44)(44)が充填されている。
このように、周壁(8)の内周面は、各種外装部材(31)〜(33)によって被覆されており、適所にシーリング処理が施されているため、ユニット(2)の設置前から予め防水施工された状態となっている。
また、セットバック窓用ユニット(2)では、窓サッシ(3)周辺の構造強度を確保するため、周壁(8)外周面の室内側端部を取り囲むようにして、その周壁(8)に補強材(50)が予め取り付けられている。補強材(50)は、図2に示すように、方形枠状に組み付けられた上下左右の例えば溝形鋼(51)〜(53)からなっている。補強材(50)の各溝形鋼(51)〜(53)は、外周側に向かって開放するような状態で、例えばビス(55)(55)…により周壁(8)に固定されている。なお、補強材(50)は、ユニット(2)の施工時において、上側の溝形鋼(51)を一旦取り外すことで、軸組フレーム(1)の上下の受け材(19)(20)…間に挿入しやすいようになっている。
さらに、周壁(8)の外周側には、図3に示すように、下側横板材(12)下面の室外側端部に横材(56)が取り付けられており、ユニット(2)の設置状態において、その横材(56)が、軸組フレーム(1)の下側受け材(20)(20)上に載置されるようになっている。
また、窓サッシ(3)の室外側において周壁(8)の内側を照らす照射部(60)(60)が、周壁(8)底部に取り付けられている。照射部(60)は、図3に示すように、上方に向かって開放する収容ケース(61)と、この収容ケース(61)内に収容された照明器具(62)とからなっている。
収容ケース(61)は、周壁(8)内周面に取り付けられた底面板(32)から下側へ突出するとともに、周壁(8)の下側横板材(12)を貫通するようにして設けられている。照明器具(62)から照射される光は、周壁(8)の天井面に向かって照らすようになっており、夜間に使用することにより周壁(8)の内側を明るく浮き出させて、セットバック窓をイルミネーションとして利用できるようになっている。
さらに、周壁(8)の内周面には、図6に示す落下防止用の手摺(65)が取付け可能となっている。具体的には、図5に示すように、落下防止用手摺(65)取付け用のボルト穴(66)(66)…が、周壁(8)における左右の縦板材(13)(13)にそれぞれ例えば上下一対設けられている。これらボルト穴(66)(66)…には、それぞれボルト(67)(67)…とナット(68)(68)…が取り付けられている。
セットバック窓用ユニット(2)を施工する際には、軸組フレーム(1)に対して一般的な窓サッシと同様に取り付ける。具体的には、図3に示すように、ユニット(2)の取付け部材(9)における上下の横枠材(21)(22)を、軸組フレーム(1)の上下の受け材(19)(20)…に対してそれぞれ例えばビス(71)(72)…により固定し、取付け部材(9)における左右の縦枠材(23)(23)を、図4及び図5に示すように、軸組フレーム(1)の左右の縦枠材(18)(18)に対してそれぞれ例えば固定金具(73)(73)…を用いて固定する。
なお、ユニット(2)の周囲に設置される外壁材(74)〜(78)についても、一般的な窓サッシを設置する場合と同様に施工する。さらに、それらユニット(2)の周囲の外壁材(74)〜(78)と、ユニット(2)取付け部材(9)の各枠材(21)〜(23)との間の隙間には、図3乃至図5に示すようにそれぞれシーリング材(67)〜(69)を充填して、一般的な窓サッシと同様の目地処理を施す。
ユニット(2)を軸組フレーム(1)に取り付けた後は、必要に応じて、図6に示すように、落下防止用手摺(65)をユニット(2)の周壁(8)に取り付ける。この手摺(65)の取付けには、ユニット(2)に予め取り付けていたボルト(67)(67)…及びナット(68)(68)…を用いる。ただし、落下防止用手摺(65)は、ユニット(2)の設置前に予め取り付けることも可能である。
軸組フレーム(1)の裏面側の内装については、図4に示すように、内壁下地(81)(82)…、断熱材(83)(83)及び石膏ボード(84)(84)を、一般的な窓サッシを設置する場合と同様に施工する。ユニット(2)の室内側への突出部分の内装については、一般的な入隅窓周辺の内装施工と同様に、例えば鋼製の内壁下地(85)〜(89)、断熱材(90)(91)…及び石膏ボード(92)(92)を施工する。
このとき、ユニット(2)の突出方向先端側の内壁については、窓サッシ(3)及び後述の収納ユニット(101)(102)の設置部分を回避するようにして内装施工し、窓サッシ(3)の室内側に、その窓サッシ(3)に対応する方形枠状の額縁(95)を施工する。最後に、石膏ボード(84)(92)…の表面に化粧材(99)(99)を張り付ける。
セットバック窓用ユニット(2)の室内への突出部分を挟んだ上側及び下側には、収納部として例えば図1に示す収納ユニット(101)(102)を設置する。収納ユニット(101)(102)は、前面扉板(103)(113)、背板(104)(114)、天板(105)(115)、底板(106)(116)及び側板(107)(117)…が予め一体となった箱形に形成されている。
図3に示すように、上下の収納ユニット(101)(102)は、それぞれセットバック窓用ユニット(2)との間に断熱材(93)(94)を介在させるとともに、背板(104)(114)を軸組フレーム(1)裏面側の石膏ボード(84)に当接させた状態で設置する。このとき、図7に示すように、上側の収納ユニット(101)は、天井面(121)に当接した状態で設置し、下側の収納ユニット(102)は、床面(122)に当接した状態で設置する。
なお、収納ユニット(101)(102)は、セットバック窓用ユニット(2)の室内への突出部分に対して、必ずしも上下両側に設けなくても良く、上下いずれか一方のみに設けるようにしても良い。また、セットバック窓用ユニット(2)の上下に設けられる収納部としては、必ずしも上記構成の収納ユニット(101)(102)に限られず、現場施工において複数の板材を箱形に組み立てるものであっても良く、或いは配管を収容する配管スペースであっても良い。
このように収納部を設けることで、セットバック窓用ユニット(2)と天井面(121)との間、及びセットバック窓用ユニット(2)と床面(122)との間のスペースを有効利用することができる。
図8は、セットバック窓用ユニット(2)を間仕切り壁(125)に沿って設置した状態を示している。このような設置状態においては、ユニット(2)の左右方向の片側部分が間仕切り壁(125)に連続したような状態となっているため、ユニット(2)が室内へ張り出すことによる圧迫感を軽減することができる。
また、図9は、この発明の別の実施形態に係るセットバック窓構造を示している。この実施形態では、窓サッシ(3)の室外側において、ユニット(2)周壁(8)の内側に空調用室外機(130)が設置可能となっている。また、室外機(130)を屋外側から見えにくくするための遮蔽部材(131)が、ユニット(2)の周壁(8)に設置されている。この遮蔽部材(131)としては、屋外からの視線をある程度遮るようなものであれば良く、図に示すような柵状のもの以外にも、例えばガラリ等を用いるようにしても良い。
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
セットバック窓周辺の部材を示す分解斜視図である。 セットバック窓用ユニットを示す斜視図である。 この発明の一実施形態に係るセットバック窓構造を示す縦断面図である。 同じくその横断面図である。 同じくその部分拡大図である。 セットバック窓用ユニットの設置状態を屋外側から見た斜視図である。 セットバック窓用ユニットの設置状態を室内から見た斜視図である。 セットバック窓用ユニットを間仕切り壁に沿って設置した状態を示す斜視図である。 ユニットの周壁内に空調用室外機を設置する場合を示す斜視図である。 セットバック窓を備えた建物と通常の窓を備えた建物とを示す図である。
符号の説明
(1) サッシ取付け用フレーム
(2) セットバック窓用ユニット
(3) 窓サッシ
(4) 支持部
(8) 周壁
(31)(32)(33) 外装部材
(41)(42)(43)(44) シーリング材
(50) 補強材
(60) 照射部
(65) 落下防止用の手摺
(101)(102) 収納ユニット
(130) 空調用室外機

Claims (7)

  1. 建物外壁部のサッシ取付け用の軸組フレームに対して、窓サッシが室内側にセットバックして設けられるセットバック窓において、前記窓サッシとこの窓サッシを前記軸組フレームへ連結する支持部とを予め一体としたセットバック窓用ユニットを備え、このセットバック窓用ユニットの前記支持部は、前記軸組フレームと前記窓サッシとの間において上下左右を取り囲む周壁を有し、この周壁の内周面の室内側端部に、前記窓サッシを取り付けるとともに、前記周壁の外周面の室内側端部に、その室内側端部を取り囲むようにして、溝形鋼を方形枠状に組み付けてなる補強材を取り付けて、前記周壁の室外側端部を前記軸組フレームに取り付けることで、前記窓サッシを前記軸組フレームの室内側に施工する内壁用部材よりも室内側に突出した位置に配置させるようにして、前記セットバック窓用ユニットを前記軸組フレームに対して設置したことを特徴とするセットバック窓構造。
  2. 前記周壁の内周面は、外装部材及びシーリング材等によって予め防水施工されている請求項1記載のセットバック窓構造。
  3. 前記ユニットの室内への突出部分に対して、その突出部分を挟んだ上側及び下側の少なくともいずれか一方に収納部を設けてなる請求項1又は2記載のセットバック窓構造。
  4. 前記収納部は、予め一体の収納ユニットからなっている請求項3記載のセットバック窓構造。
  5. 前記窓サッシの室外側において、前記周壁の内側に空調用室外機が設置可能とされている請求項1乃至4のいずれかに記載のセットバック窓構造。
  6. 前記窓サッシの室外側において、前記周壁の内側を照らす照射部が、前記周壁に取り付けられている請求項1乃至5のいずれかに記載のセットバック窓構造。
  7. 前記周壁の内周面に、落下防止用の手摺が取付け可能となっている請求項1乃至6のいずれかに記載のセットバック窓構造。
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