JPH0423136Y2 - - Google Patents

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JPH0423136Y2
JPH0423136Y2 JP13554386U JP13554386U JPH0423136Y2 JP H0423136 Y2 JPH0423136 Y2 JP H0423136Y2 JP 13554386 U JP13554386 U JP 13554386U JP 13554386 U JP13554386 U JP 13554386U JP H0423136 Y2 JPH0423136 Y2 JP H0423136Y2
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vertical frame
curtain wall
angle piece
attached
draining member
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、カーテンウオールの取付構造に関
するものである。
〔従来の技術〕
第4図および第5図は従来のカーテンウオール
の取付構造を示す。
図において、1は建築物の躯体開口部の下縁部
を形成する壁体、2はスラブで、いずれもコンク
リート躯体である。3は壁体1の上面にプレート
アンカー4を介して立ち上げたフアスナー(アン
グルピース)である。5はたて枠、6はよこ枠
で、両者はあらかじめカーテンウオール単体Wと
して組み立ててユニツト化してある。建築物のカ
ーテンウオールは、通常の場合、上記カーテンウ
オール単体を複数個使用して張設される。7はブ
ラケツトで、第5図のように、第1ブラケツト部
7aと第2ブラケツト部7bとより構成され、第
1ブラケツト部7aにおいてフアスナー3に固定
してある。上記カーテンウオール単体Wのたて枠
5は第2ブラケツト部7bにネジ8で取り付けて
あり、よこ枠6は第1ブラケツト部7aにねじ9
で取り付けてある。カーテンウオール単体Wは、
このようにブラケツト7を介してフアスナー3に
取り付けてある。10はたて枠5の下端部に被せ
た蓋である。
たて枠5のスラブ2に対応する部分は、スラブ
2のアンカー11にブラケツト12,13を介し
て取り付けてある。なお、14はタイル仕上げの
外壁、15は内壁、16は膳板、17は引違い
窓、18は嵌殺しガラス、19はコーキングであ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述のように、従来の取付構造にあつては、た
て枠5によこ枠6を組み付けてユニツト化したカ
ーテンウオール単体Wをブラケツト7を介してフ
アスナー3に取り付けるので、フアスナー3がた
て枠5の奥行き方向中央部に位置し、この位置で
カーテンウオール単体Wを支持する形になつてい
る。これはよこ枠6が、一般に、たて枠5の室外
寄りの下端部に取り付けられることから避けられ
ない構成であつた。
このため、たて枠5の室内側表面に発生した結
露水やたて枠5内部に浸入した雨水(ただし、割
りたて枠の場合)を排水する水切り部材を取り付
けるようにしても、ブラケツト7やフアスナー3
が邪魔になつて望ましい位置に配設できず、雨水
や結露水が室内に漏水するのを効果的に防止でき
ない、と言う問題があつた。
この考案は、このような従来の問題点を解決する
ためになされたもので、たて枠に浸入する雨水や
たて枠に生ずる結露水を効果的に排水できる水切
り部材を取り付けることができ、したがつて、雨
水や結露水が室内に漏水するのを防止できるカー
テンウオールの取付構造を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係わるカーテンウオールの取付構造
は、躯体開口部の下縁部上面にアンカーを介して
取り付けたアングルピースに、たて枠によこ枠を
組み付けてユニツト化したカーテンウオール単体
を、たて枠の下端面にあてがうように配設した水
切り部材とともに取り付ける構造であつて、前記
アングルピースは、そのフランジ部を室内寄りに
立ち上げてアンカーに固定し、前記水切り部材
は、奥行き方向の後端部に立上り板部を有する断
面L字形の水受け板と、その間口方向の両開端部
に取り付けた水止め板とより構成し、前記カーテ
ンウオール単体のたて枠は、その下端部に設けた
ブラケツトを、前記アングルピースのフランジ部
の室外側側面に、たて枠と水切り部材の立上り板
部との間に隙間を設けて、同立上り板部とともに
取り付けることを特徴とするものである。
〔作用〕
アングルピースのフランジ部は、躯体の開口部
のの下縁部上面にアンカーを介して室内寄りに立
ち上げてあるので、カーテンウオール単体のたて
枠はその下端部の室内側の側面を前記フランジ部
にそわせてその室外側に配置できる。このため、
たて枠の下端面の下方に水切り部材を取り付ける
スペースを確保できる。すなわち、水切り部材
は、方立ての下端面にあてがうようにして、上記
スペースに配置することができる。
しかも、このように配置した水切り部材の立上
り板部は、たて枠の下端部に設けたブラケツトと
ともにアングルピースのフランジ部に共締めして
取り付けるので、たて枠と水切り部材の取付け作
業が簡単になる。また、たて枠と水切り部材の間
には隙間を設けるので、たて枠と水切り部材が接
触しない。このため、たて枠を伝わる雨水等は水
切り部材に直接落下し、効果的に排水される。
〔実施例〕
第1〜第3図はこの考案の実施例を示し、第1
図はその要部縦断面図、第2図は第1図の−
断面図、第3図は第1,2図における水切り部材
の分解斜視図である。
図において、21は建築物の開口部下縁を形成
する躯体としての壁体、22は壁体21の上面に
アンカープレート23に固定してフランジ部22
aを室内Rよりに立ち上げたアングルピースで、
この実施例では、山形鋼の切断片である。24は
たて枠(割りたて枠)、25はよこ枠で、両者は
あらかじめカーテンウオール単体W1として組み
立ててユニツト化してある。建築物のカーテンウ
オールは、通常の場合、上記カーテンウオール単
体W1を複数個使用して張設される。カーテンウ
オール単体W1のたて枠24は立ち上げた前記フ
ランジ部22aの室外E側の側面に下端部の室内
R側の側面をそわせて配置され、その下端部は後
述するように、ボルト8で取り付けたブラケツト
27をアングルピース22に、水切り部材26と
ともにボルト29で取り付けることによつて、壁
体21に固定されている。
26はたて枠24の下端面にあてがうように配
置した上述の水切り部材である。この水切り部材
26は、第3図のように構成されている。すなわ
ち、長手方向下面に2本のビス受け孔hを有する
平板部aと、その奥行き(前後)方向後端部に上
記ビス受け孔hと平行に立ち上げた立上がり板部
bとよりなる断面L字形の押出形材を、所要の長
さに切断して水受け板26aを造り、この水受け
板26aの間口(左右)方向両開端部に水止め板
26b,26bをビス止めして構成してある。
ビス止めは、ビスcを水止め板26bのビス穴
bに通して水受け板26aのビス受け孔hに螺
入、緊締することによつてなされている。なお、
eは後述のフラツシング板30を取り付けるため
のフランジ、fは水切り部材26をアングルピー
ス22にボルト29で取り付けるための穴であ
る。
27はたて枠24の下端部にボルト28で取り
付けたブラケツトである。たて枠24は、このブ
ラケツト27を上記フランジ部22aに水切り部
材26とともにボルト29で共締めすることによ
つて、アングルピース22に取り付けてある。こ
のとき、水切り部材26は、その立上り板部bに
おいてアングルピース22へ取り付けられる。ま
た、たて枠24と立上り板部bの間には、たて枠
24の結露水を水切り部材26に落下させるため
の隙間gを設ける。
30は、水切り部材26の下面に突設したフラ
ンジeに取り付けたフラツシング板で、水切りを
より完全に行うためのものである。すなわち、水
切り部材26で受けた方立て6からの雨水、結露
水を受けて外装壁板32の穴32aから排水する
ためのものである。なお、33は内壁、34は嵌
め殺しガラス、35は膳板、36はコーキングで
ある。
次に作用を説明する。
アングルピース22のフランジ部22aは、壁
体21の上面にアンカープレート23を介して室
内Rよりに立ち上げてあるので、カーテンウオー
ル単体W1のたて枠24はその下端部の室内R側
の側面をフランジ部22aの室外E側の側面にそ
わせて、その室外E側に配置できる。このため、
たて枠24の下端面の下方に水切り部材26を取
り付けるだけのスペースを確保できる。
水切り部材26を配置する上で、また、この部
材26で排水する場合に問題があるとすれば、た
て枠24のブラケツト27を水切り部材26とと
もにアングルピース22に取り付けることによる
たて枠24と水切り部材26の接触である。しか
し、これは、ブラケツト27のたて枠24への取
付位置を適宜選定し、たて枠24と水切り部材2
6の立上り板部bとの間に、第2図のように、隙
間gを設けることによつて解決できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、たて
枠に浸入する雨水やたて枠に生ずる結露水を効果
的に排水できる水切り部材を取り付けることがで
きるので、上記雨水や結露水が室内に漏水するの
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す要部縦断面
図、第2図は第1図の−断面図、第3図は,
第1,2図における水切り部材の分解斜視図、第
4図は従来のカーテンウオールの取付構造を示す
縦断面図、第5図は第4図の要部斜視図である。 21……壁体、22……アングルピース、24
……たて枠、26……水切り部材、27……ブラ
ケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 躯体開口部の下縁部上面にアンカーを介して取
    り付けたアングルピースに、たて枠によこ枠を組
    み付けてユニツト化したカーテンウオール単体
    を、たて枠の下端面にあてがうように配設した水
    切り部材とともに取り付ける構造であつて、前記
    アングルピースは、そのフランジ部を室内寄りに
    立ち上げてアンカーに固定し、前記水切り部材
    は、奥行き方向の後端部に立上り板部を有する断
    面L字形の水受け板と、その間口方向の両開端部
    に取り付けた水止め板とより構成し、前記カーテ
    ンウオール単体のたて枠は、その下端部に設けた
    ブラケツトを、前記アングルピースのフランジ部
    の室外側側面に、たて枠と水切り部材の立上り板
    部との間に隙間を設けて、同立上り板部とともに
    取り付けることを特徴とするカーテンウオールの
    取付構造。
JP13554386U 1986-09-05 1986-09-05 Expired JPH0423136Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13554386U JPH0423136Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05

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JP13554386U JPH0423136Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6342711U JPS6342711U (ja) 1988-03-22
JPH0423136Y2 true JPH0423136Y2 (ja) 1992-05-28

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JP13554386U Expired JPH0423136Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05

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