JPS5851281Y2 - バルコニ−のユニツト式サイドパネル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバルコニーのサイドパネルに関するものである
。

一般にバルコニーは前面と両側面ともに手すり子が嵌め
られ、透視できるようになっている。

ところが、家屋が隣接している場合或いは好みにより両
側又は片側だけ目隠しをするケースが多い。

一般にこのような目隠しが必要なときは、建築屋（又は
大工）が予め発注者の要望をいれて目隠板を建築に含め
本工事として設置していた。

そしてバルコニーの手すり部分は後から取付ることにな
っていた。

本考案は目隠し用のサイドパネルをユニット式にし、本
工事とは別にとりつけ得る新規な構造のサイドパネルを
提供しようとするもので、以下実施例について説明する
。

１はコーナー支柱で断面角形パイプよりつくられている
。

２は笠木、３はフレームで、共に断面Ｃ型をなし端部で
コーナー支柱に固着される。

４は補強骨で断面Ｚ型をなし、予め笠木２とフレーム３
間に所定の間隔で溶接されている。

従ってコーナー支柱１と笠木２とフレーム３ならびに補
強骨４・・・・・・は予めサイドパネル骨組体Ａとして
一体に形成されている。

５はサイドパネル骨組体Ａとは別体の間隔保持金具で、
その長さは予めサイドパネル骨組体Ａとして組込まれて
いる補強骨４よりも短くなっている。

この間隔保持金具５は前記補強骨４のごとく笠木２とフ
レーム３に固定されず、完成状態において内パネルと外
パネル７の建物側端縁の間隔保持兼摂れ防止用としてと
りつけられるものである。

即ち建物側に戸袋等があると、その分だけ内・外パネル
を切欠くが、この切欠いた部分が変形しないための継ぎ
材としての機能を有している。

６は補強骨４の下部切起しで、目隠し外パネル７を張る
とき、その下端がフレーム３の底面まで落ち込むのを支
持する機能とフレームの底にたまった水の排水の妨げに
ならないようにする機能をもっている。

８は内パネルで゛ある。９は前枠で、コーナー支柱１の
前面に取付ける部材で笠木２又はフレーム３と同一断面
形状をなし、この分だけバルコニーの側面は前面の格子
部より余分に突出することになる。

図の実施例では、前枠９は側方からみてＤ型をなし、内
側には予めパネル９ａが張られている。

なお外面はこの突出部を含めて１体とした外パネル７が
張られる。

この前枠９は意匠的効果と目隠し効果をより増すために
取付けられる。

１０．１１はコーナー支柱１に取付けられた前枠取付金
具である。

１２（第２図）はバルコニーの床材である。

以上の構成を有するユニット式サイドパネルをバルコニ
ーにとりつけるには次のようにして行（１）サイドパネ
ル骨組体Ａを取付けたのち、フロント側の手すり子格子
を取付け、次に根太を付けたのち床板１２を張る。

（２） （１）の如く前面と床が売子したならば、目隠
し外パネル７を内側からタッピンネジ１３で補強骨４及
び間隔保持金具５に固着する。

（３）前枠９を前枠取付金具１０．１１に取付ける。

（４）内パネル８をタッピンネジ１４により取付金具４
，５に固着する。

以上本考案のユニット式サイドパネルによれば、顧客の
要望にあったバルコニーをユニット化して納入できるも
ので、規格化することにより量産可能であるから安価な
バルコニーセットを提供することができる。

そして組立てに際してはサイドパネル骨組体Ａに取付け
られた補強骨４に内側と外側からねじで簡単にとりつけ
ることができる。

又前枠もコーナー主柱に予めとりつけられた金具にねじ
止めするだけであるからこれ又取付けがきわめて簡単で
ある。

さらに前枠をとりつけたことにより、意匠的効果は勿論
、目隠し効果を一段と増すことができる。

また、外パネル或いは内パネルの材料・色彩を適宜選択
できるので、商品価値的にも優れている。

【図面の簡単な説明】

第１図はサイドパネルの分解斜視図、第２図はサイドパ
ネルの縦断面図、第３図は白板と２板の外板の固定方法
を示す。 図において；Ａ・・・・・・サイドパネル骨組体、１・
・・・・・コーナー支柱、２・・・・・・笠木、３・・
・・・・フレーム、４・・・・・・補強骨、５・・・・
・・間隔保持金具、６・・・・・・（取付金具の）切起
し、７・・・・・・外パネル、８・・・・・・内パネル
、９・・・・・・前枠、９ａ・・・・・・（前枠部の）
内板、１０．１１・・・・・・前枠取付金具、１２・・
・・・・床板、１３．１４・・・・・・タッピンネジ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 断面角形のコーナー支柱１の上部と下部に固着された断
   面Ｃ型の笠木２とフレーム３ならびに断面Ｚ型をなし笠
   木とフレーム間に跨って垂直にとりつけた複数本の補強
   骨４とからなるサイドパネル骨組体Ａと、コーナー支柱
   １の前面に取付けられる笠木及びフレームと同一断面形
   状の前枠９と、前記サイドパネル骨組体Ａとは別体で前
   記補強骨４より短い、内パネルと外パネルの建物側端縁
   の間隔保持金具５と、前記補強骨４並びに別体の間隔保
   持金具５とにねじ止め可能な外パネル７及び内パネル８
   とからなることを特徴とするバルコニーのユニット式サ
   イドパネル。