JPH0335765Y2 - - Google Patents

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JPH0335765Y2
JPH0335765Y2 JP15590184U JP15590184U JPH0335765Y2 JP H0335765 Y2 JPH0335765 Y2 JP H0335765Y2 JP 15590184 U JP15590184 U JP 15590184U JP 15590184 U JP15590184 U JP 15590184U JP H0335765 Y2 JPH0335765 Y2 JP H0335765Y2
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foundation
wall panel
drainer
gap
building
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、基礎と外壁パネルとの間の基礎天端
雨仕舞構造に関する。
(従来の技術) 従来、基礎と外壁パネルとの間における雨仕舞
構造として、第7図に示される如く、基礎1の外
面側にモルタル2が施工され、該モルタル2の上
部外側面は外側方向下向き傾斜状の傾斜面3とさ
れ、内側面は外壁パネル4の外面側のスレート等
の外壁板5下端を受止める段部6が形成され、該
段部6に外壁板5を載置状として外壁パネル4が
立設され、外壁板5外面とモルタル2上部との間
にコーキング材7を充填する構造とされていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構造によれば、コーキング
材7が老化等によりひび割れや切れが生じたり施
工精度のバラツキが生じ美観及び施工性の点で問
題があつた。そこで、本考案は上記問題点に鑑み
美観及び施工性の向上を図ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) その技術的手段は、基礎11の天端12の外壁
パネル16が立設されると共に、外壁パネル16
と基礎11天端12との間に基礎化粧水切28が
配設されたものにおいて、前記基礎化粧水切28
が外壁パネル16下端と間隙を有して配設された
水切部本体29の内端側に、外壁パネル16下端
内面と間隙を有して立設された立上がり壁部30
と、該立上がり壁部30上端に設けられた返し部
31とを備えると共に、基礎天端部に設けられた
被嵌合部27に外側方より嵌合固着される嵌合部
32を備え、外壁パネル16下端部と基礎化粧水
切28との前記間隙により建物外部から建物内部
に到る通気路が形成された点にある。
(作用) 本考案によれば、基礎化粧水切28の取付け施
工に際しては、基礎天端部に設けられた被嵌合部
に基礎化粧水切の嵌合部を外側方より嵌合して固
着すればよく、また施工精度もあまり厳格でなく
施工性がよい。また外壁パネル下端と水切部本体
との間隙、及び外壁パネル下端内面と立上がり壁
部、返し部との間隙により建物外部から建物内部
に到る通気路が形成されているため、建物内部、
即ち床下の通気性が良好となり、建物の耐久性が
向上できる。さらにコーキング材等を使用してお
らず、老化等による問題も解消され、長年に亘つ
て良好な水切り作用が発揮されるのである。
(実施例) 以下、本考案の第1実施例を図面に基づいて説
明すると、第1図乃至第3図において、11は基
礎であり、基礎11の天端12にレベル調整用の
調整プレート13を介して基礎ピース14が取付
け固定され、該基礎ピース14に柱15が立設さ
れている。また基礎ピース14上面には外壁パネ
ル16を取付けるためのパネル取付部17が設け
られている。パネル取付部17は第1図に示され
る如く、基礎ピース14上面より立設された第1
立上がり壁部18と、内方への段部19を介して
さらに立設された第2立上がり壁部20と、該第
2立上がり壁部20上端より内方へ延設されたパ
ネル受承部21とを備え、第2立上がり壁部20
には適宜、ボルト挿通孔が形成されている。前記
外壁パネル16は外面側の外壁板22がパネル本
体23よりも下方に突出状とされ、本体23下面
には断面略コ字状の取付ブラケツト24が、その
長手方向に所定間隔を有して設けられており、各
取付ブラケツト24がパネル取付部17上方より
嵌合され、パネル受承部21が取付ブラケツト2
4下面を当接支持した状態で、取付ブラケツト2
4と第2立上がり壁部20とがボルト25・ナツ
ト26により締結され、ここに外壁パネル16が
立設される。前記基礎ピース14の外側縁部は調
整プレート13によつて基礎11の天端12との
間に間隙を形成しており、この外側縁部は、所
謂、外側方に突出する突出部27(被嵌合部)を
構成している。
28は基礎化粧水切で、アルミ等の押出型材よ
り形成されており、水切部本体29と、該水切部
本体29の内端より上方に立設された立上がり壁
部30と、該立上がり壁部30上端より外側方折
曲状に設けられた返し部31とを備えると共に、
前記基礎ピース14の突出部27に外側方より嵌
合して固着される凹状の嵌合部32が備えられて
いる。前記水切部本体29は上部内側の水平部3
3と、外側方向下向き傾斜状の傾斜部34と、外
端の垂下部35とを備えてなり、傾斜部34の上
端内側と垂下部35の下端内側には長手方向の凹
部36,37が夫々形成されており、第1図及び
第4図に示される如く、基礎化粧水切28一端の
各凹部36,37に亘つて略くの字状のジヨイン
ト片38が固着されており、別の基礎化粧水切2
8他端の各凹部36,37間に亘つて嵌脱自在に
嵌合されるよう構成されている。そして、ジヨイ
ント片38により互いに接続した各基礎化粧水切
28,28の連結部の各水平部33及び各立上が
り壁部30間に亘つてブチルシール材等よりなる
シール材39が接着されている。この接続状とさ
れた基礎化粧水切28の嵌合部32が突出部27
に外側方より嵌合されることによつて固着されて
いる。そして、第1図及び第2図に示される如
く、外壁パネル16の下端内面と水切部本体29
との間に間隙が備えられると共に、外壁パネル1
6の下端内面と立上がり壁部30及び返し部31
との間にも間隙が備えられ、これら各間隙を介し
て建物外部から建物内部に到る通気路が形成され
ている。40は、外壁パネル16下端裏部と基礎
化粧水切28の立上がり壁部30との間に介在さ
れた適宜厚みを有するスペーサで、基礎化粧水切
28のガタつきを防止している。41はモルタル
である。
本考案の第1実施例は以上のように構成されて
おり、基礎化粧水切28の取付け施工に際して
は、嵌合部32を基礎ピース14の突出部27に
外側方より嵌合させることによつて固着すること
ができ、また基礎化粧水切28と外壁パネル16
下端部との間に間隙を有した構成であるため、施
工精度があまり厳格でなく、容易に施工でき、施
工性がよい。また各基礎化粧水切28の接続に際
しては、ジヨイント片38を他の基礎化粧水切2
8の各凹部36,37に亘つて嵌合する構成であ
るため、相互の基礎化粧水切28の面ぞろえが簡
単に行われ、この点からも施工性がよい。また第
2図に示される如く、各柱15間においては基礎
ピース14がなく、外壁パネル16下端と水切部
本体29との間隙、及び外壁パネル16下端内面
と立上がり壁部30、返し部31との間隙により
建物外部から建物内部に到る通気路が形成されて
いるため、建物内部、即ち床下の通気性が良好と
なり、建物の耐久性が向上できる。さらに、従来
の如く、コーキング材等を使用しておらず、老化
等の問題も解消され、また水切部本体29内端側
に立上がり壁部30が立設されると共に、返し部
31が設けられているため、雨水等が吹込むおそ
れもなく、長年に亘つて良好な水切り作用が発揮
できる。
第6図は第2実施例を示しており、第1実施例
における調整プレート13がなく、代わりに、基
礎11の天端12外側部に段部42が形成され、
基礎化粧水切28の嵌合部32が嵌合固着される
突出部27を構成している。
尚、上記各実施例において、基礎化粧水切28
の嵌合部32が嵌合される被嵌合部として基礎ピ
ース14の外側縁部の突出部27を利用したもの
を示しているが、別途、基礎11の天端12上に
間隔を有して、或いは連続状に設ける構成として
もよい。
(考案の効果) 本考案によれば、基礎天端部に設けられた被嵌
合部に基礎化粧水切の嵌合部を外側方より嵌合し
て固着すればよく、また施工精度もあまり厳格で
なく、施工性がよい。また外壁パネル下端と水切
部本体との間隙、及び外壁パネル下端内面と立上
がり壁部、返し部との間隙により建物外部から建
物内部に到る通気路が形成されているため、建物
内部、即ち床下の通気性が良好となり、建物の耐
久性が向上できる。さらに立上がり壁部及び返し
部によつて雨水等の吹込みも防止でき、長年に亘
つて良好な水切り作用が発揮でき美観においても
良好であるという利点を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す断面図、第
2図は同柱間における断面図、第3図は同コーナ
ー部における斜視図、第4図は本考案における基
礎化粧水切の接続部を示す正面図、第5図は同斜
視図、第6図は第2実施例を示す断面図、第7図
と従来例を示す断面図である。 11……基礎、12……天端、16……外壁パ
ネル、27……突出部、28……基礎化粧水切、
29……水切部本体、30……立上がり壁部、3
1……返し部、32……嵌合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基礎11の天端12に外壁パネル16が立設さ
    れると共に、外壁パネル16と基礎11天端12
    との間に基礎化粧水切28が配設されたものにお
    いて、前記基礎化粧水切28が外壁パネル16下
    端と間隙を有して配設された水切部本体29の内
    端側に、外壁パネル16下端内面と間隙を有して
    立設された立上がり壁部30と、該立上がり壁部
    30上端に設けられた返し部31とを備えると共
    に、基礎天端部に設けられた被嵌合部27に外側
    方より嵌合固着される嵌合部32を備え、外壁パ
    ネル16下端部と基礎化粧水切28との前記間隙
    により建物外部から建物内部に到る通気路が形成
    されたことを特徴とする基礎天端雨仕舞構造。
JP15590184U 1984-10-15 1984-10-15 Expired JPH0335765Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15590184U JPH0335765Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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JP15590184U JPH0335765Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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Publication Number Publication Date
JPS6171704U JPS6171704U (ja) 1986-05-16
JPH0335765Y2 true JPH0335765Y2 (ja) 1991-07-30

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ID=30713911

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JP15590184U Expired JPH0335765Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2022130540A1 (ja) * 2020-12-16 2022-06-23

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2022130540A1 (ja) * 2020-12-16 2022-06-23
WO2022130540A1 (ja) * 2020-12-16 2022-06-23 積水ハウス株式会社 水切り部材

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JPS6171704U (ja) 1986-05-16

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