JP2672766B2 - 庇 - Google Patents
庇Info
- Publication number
- JP2672766B2 JP2672766B2 JP5076982A JP7698293A JP2672766B2 JP 2672766 B2 JP2672766 B2 JP 2672766B2 JP 5076982 A JP5076982 A JP 5076982A JP 7698293 A JP7698293 A JP 7698293A JP 2672766 B2 JP2672766 B2 JP 2672766B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eaves
- main body
- groove
- fixed
- intermediate beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Building Awnings And Sunshades (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物等の屋外面に
設ける庇に関するものである。
設ける庇に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、庇は図4に示すように後端を外壁
101に固定し、上面を傾斜面102とし軒先に鼻隠し
板103を設けたものであった。
101に固定し、上面を傾斜面102とし軒先に鼻隠し
板103を設けたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の庇では
意匠性が低かった。そこで図3に示すような軒先部分1
04の側断面外形を曲面形状とした庇110が提案され
たが、軒先部分104の下部の水切れが悪く、また上面
105に降った雨水が軒先部分104に沿って軒先部分
104の下部へ廻り込むことになった。このため、雨水
に混じった埃等が軒先部分104の下部に多く付着する
ことになり、外観の見栄えを損ねた。
意匠性が低かった。そこで図3に示すような軒先部分1
04の側断面外形を曲面形状とした庇110が提案され
たが、軒先部分104の下部の水切れが悪く、また上面
105に降った雨水が軒先部分104に沿って軒先部分
104の下部へ廻り込むことになった。このため、雨水
に混じった埃等が軒先部分104の下部に多く付着する
ことになり、外観の見栄えを損ねた。
【0004】この発明の目的は、意匠性が高く、外観の
見栄えが良く、かつ強度的に優れた庇を提供することで
ある。
見栄えが良く、かつ強度的に優れた庇を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の庇は、鋼板を
略U字形に屈曲形成してなり両端を上下に並べて外壁に
固定した庇本体と、この庇本体の両側に固定した一対の
側板とを備え、庇本体の軒先部分の下面に水切溝を形成
し、庇本体の軒天井部分に水切溝と平行に補強用の溝を
屈曲形成し、庇本体の内部に庇本体の出幅方向に沿って
補強用の中間梁を介装し、中間梁と庇本体の水切溝部分
ならびに中間梁と庇本体の補強用の溝部分に、それぞれ
ブラケットを掛け渡して固着具にて固定し、中間梁を庇
本体に固定したことを特徴とするものである。
略U字形に屈曲形成してなり両端を上下に並べて外壁に
固定した庇本体と、この庇本体の両側に固定した一対の
側板とを備え、庇本体の軒先部分の下面に水切溝を形成
し、庇本体の軒天井部分に水切溝と平行に補強用の溝を
屈曲形成し、庇本体の内部に庇本体の出幅方向に沿って
補強用の中間梁を介装し、中間梁と庇本体の水切溝部分
ならびに中間梁と庇本体の補強用の溝部分に、それぞれ
ブラケットを掛け渡して固着具にて固定し、中間梁を庇
本体に固定したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】この発明の庇によると、鋼板を略U字形に屈曲
して軒先部分の側断面外形を曲面形状としたので、意匠
の向上が図れる。また、軒先部分の下面に水切溝を形成
したので、軒先部分の表面を伝って流れる雨水が水切溝
に到達して落下し、雨水に混じった埃等が軒先部分の下
部に付着するのを防ぐことができる。また、庇本体の軒
天井部分に補強用の溝を屈曲形成したことで、庇本体の
軒天井部分が波打つようなことがなく、強度的に優れ
る。また、庇本体の内部に介装した中間梁と庇本体と
が、ブラケットを介して固定されており、庇本体の撓み
を確実に防ぐことができ、強固な庇を提供できる。さら
に、水切溝部分ならびに補強用の溝部分にブラケットを
固定したので、固着具が水切溝の内側ならびに補強用の
溝の内側にそれぞれ隠れ、庇の見栄えが損なわれず、美
観も優れる。
して軒先部分の側断面外形を曲面形状としたので、意匠
の向上が図れる。また、軒先部分の下面に水切溝を形成
したので、軒先部分の表面を伝って流れる雨水が水切溝
に到達して落下し、雨水に混じった埃等が軒先部分の下
部に付着するのを防ぐことができる。また、庇本体の軒
天井部分に補強用の溝を屈曲形成したことで、庇本体の
軒天井部分が波打つようなことがなく、強度的に優れ
る。また、庇本体の内部に介装した中間梁と庇本体と
が、ブラケットを介して固定されており、庇本体の撓み
を確実に防ぐことができ、強固な庇を提供できる。さら
に、水切溝部分ならびに補強用の溝部分にブラケットを
固定したので、固着具が水切溝の内側ならびに補強用の
溝の内側にそれぞれ隠れ、庇の見栄えが損なわれず、美
観も優れる。
【0007】
【実施例】図1に示すように、この発明の一実施例の庇
10は、一対の側板3および庇本体5とからなり庇本体
5を外壁パネル4に固定したものである。庇本体5はカ
ラーアルミ板を略U字形に屈曲形成したものであり、軒
先部分1の側断面外形を曲面形状とし、軒先部分1の下
面に水切溝2を形成するとともに、庇本体5の軒天井部
分6に補強用の溝12を形成している。
10は、一対の側板3および庇本体5とからなり庇本体
5を外壁パネル4に固定したものである。庇本体5はカ
ラーアルミ板を略U字形に屈曲形成したものであり、軒
先部分1の側断面外形を曲面形状とし、軒先部分1の下
面に水切溝2を形成するとともに、庇本体5の軒天井部
分6に補強用の溝12を形成している。
【0008】図1および図2に示すように、庇本体5の
天面の下側には補強板5a,5bを設けている。側板3
は、内側に水平フランジ3a,3bを形成しており、水
平フランジ3aが補強板5a,5bの両側端部に係止
し、水平フランジ3bが軒天井部分6の両側縁部に係止
している。庇本体5の内部には、L形の一対のブラケッ
ト8の縦片8aをねじ20にて固定した中間梁9を設け
ている。一対のブラケット8の横片8bは、水切溝2お
よび補強用の溝12の溝底部に各々ねじ21にて固定さ
れている。
天面の下側には補強板5a,5bを設けている。側板3
は、内側に水平フランジ3a,3bを形成しており、水
平フランジ3aが補強板5a,5bの両側端部に係止
し、水平フランジ3bが軒天井部分6の両側縁部に係止
している。庇本体5の内部には、L形の一対のブラケッ
ト8の縦片8aをねじ20にて固定した中間梁9を設け
ている。一対のブラケット8の横片8bは、水切溝2お
よび補強用の溝12の溝底部に各々ねじ21にて固定さ
れている。
【0009】外壁パネル4は、枠体4aの内側に縦桟4
bを設け、枠体4aの屋外側に下地材4cを貼着したも
のである。下地材4cは、屋外面にZ形ブラケット7の
一方のフランジ7aを下向きに木ねじ15にて固定して
いる。庇本体5の垂下片5cをZ形ブラケット7の他方
のフランジ7bと下地材4cとの間に嵌入することによ
り、庇本体5の後部上端を外壁パネル4に固定してい
る。また、庇本体5の軒天井部分6の後端下面に、固定
金具17の一片17aをねじ止めしている。固定金具1
7は、他片17bを下地材4cに木ねじ16で固定して
ある。なお、13はコーキング材である。
bを設け、枠体4aの屋外側に下地材4cを貼着したも
のである。下地材4cは、屋外面にZ形ブラケット7の
一方のフランジ7aを下向きに木ねじ15にて固定して
いる。庇本体5の垂下片5cをZ形ブラケット7の他方
のフランジ7bと下地材4cとの間に嵌入することによ
り、庇本体5の後部上端を外壁パネル4に固定してい
る。また、庇本体5の軒天井部分6の後端下面に、固定
金具17の一片17aをねじ止めしている。固定金具1
7は、他片17bを下地材4cに木ねじ16で固定して
ある。なお、13はコーキング材である。
【0010】このように構成された庇10によると、鋼
板を略U字形に屈曲して軒先部分1の側断面外形を曲面
形状としたので、意匠の向上が図れる。また、軒先部分
1の下面に水切溝2を形成したので、軒先部分1の表面
を伝って流れる雨水が水切溝2に到達して落下し、雨水
に混じった埃等が軒先部分1の下部に付着するのを防ぐ
ことができ、外観の見栄えを確保することができる。ま
た、庇本体5の軒天井部分6に補強用の溝12を屈曲形
成したことで、庇本体5の軒天井部分6が波打つような
ことがなく、強度的に優れる。また、庇本体5の内部に
介装した中間梁9と庇本体5とが、ブラケット8を介し
て固定されており、庇本体5の撓みを確実に防ぐことが
でき、強固な庇を提供できる。さらに、水切溝2部分な
らびに補強用の溝12部分にブラケット8を固定したの
で、ねじ21が水切溝2の内側ならびに補強用の溝12
の内側にそれぞれ隠れ、庇の見栄えが損なわれず、美観
も 優れる。
板を略U字形に屈曲して軒先部分1の側断面外形を曲面
形状としたので、意匠の向上が図れる。また、軒先部分
1の下面に水切溝2を形成したので、軒先部分1の表面
を伝って流れる雨水が水切溝2に到達して落下し、雨水
に混じった埃等が軒先部分1の下部に付着するのを防ぐ
ことができ、外観の見栄えを確保することができる。ま
た、庇本体5の軒天井部分6に補強用の溝12を屈曲形
成したことで、庇本体5の軒天井部分6が波打つような
ことがなく、強度的に優れる。また、庇本体5の内部に
介装した中間梁9と庇本体5とが、ブラケット8を介し
て固定されており、庇本体5の撓みを確実に防ぐことが
でき、強固な庇を提供できる。さらに、水切溝2部分な
らびに補強用の溝12部分にブラケット8を固定したの
で、ねじ21が水切溝2の内側ならびに補強用の溝12
の内側にそれぞれ隠れ、庇の見栄えが損なわれず、美観
も 優れる。
【0011】
【発明の効果】この発明の庇によると、鋼板を略U字形
に屈曲して軒先部分の側断面外形を曲面形状としたの
で、意匠の向上が図れる。また、軒先部分の下面に水切
溝を形成したので、軒先部分の表面を伝って流れる雨水
が水切溝に到達して落下し、雨水に混じった埃等が軒先
部分の下部に付着するのを防ぐことができ、外観の見栄
えを確保することができる。また、庇本体の軒天井部分
に補強用の溝を屈曲形成したことで、庇本体の軒天井部
分が波打つようなことがなく、強度的に優れる。また、
庇本体の内部に介装した中間梁と庇本体とが、ブラケッ
トを介して固定されており、庇本体の撓みを確実に防ぐ
ことができ、強固な庇を提供できる。さらに、水切溝部
分ならびに補強用の溝部分にブラケットを固定したの
で、固着具が水切溝の内側ならびに補強用の溝の内側に
それぞれ隠れ、庇の見栄えが損なわれず、美観も優れ
る。
に屈曲して軒先部分の側断面外形を曲面形状としたの
で、意匠の向上が図れる。また、軒先部分の下面に水切
溝を形成したので、軒先部分の表面を伝って流れる雨水
が水切溝に到達して落下し、雨水に混じった埃等が軒先
部分の下部に付着するのを防ぐことができ、外観の見栄
えを確保することができる。また、庇本体の軒天井部分
に補強用の溝を屈曲形成したことで、庇本体の軒天井部
分が波打つようなことがなく、強度的に優れる。また、
庇本体の内部に介装した中間梁と庇本体とが、ブラケッ
トを介して固定されており、庇本体の撓みを確実に防ぐ
ことができ、強固な庇を提供できる。さらに、水切溝部
分ならびに補強用の溝部分にブラケットを固定したの
で、固着具が水切溝の内側ならびに補強用の溝の内側に
それぞれ隠れ、庇の見栄えが損なわれず、美観も優れ
る。
【図1】この発明の一実施例の庇の縦断面図。
【図2】この発明の一実施例の庇の横断面図。
【図3】(a)は提案例の庇の斜視図、(b)はその断
面図。
面図。
【図4】従来の庇を外壁に取付けた状態を示す断面図。
1 軒先部分 2 水切溝 3 側板 4 外壁 5 庇本体 6 軒天井部分8 ブラケット 9 中間梁 12 補強用の溝20,21 ねじ(固着具)
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼板を略U字形に屈曲形成してなり両端
を上下に並べて外壁に固定した庇本体と、この庇本体の
両側に固定した一対の側板とを備えた庇において、 前記庇本体の軒先部分の下面に水切溝を形成し、前記庇
本体の軒天井部分に前記水切溝と平行に補強用の溝を屈
曲形成し、前記庇本体の内部に庇本体の出幅方向に沿っ
て補強用の中間梁を介装し、 前記中間梁と前記庇本体の水切溝部分ならびに前記中間
梁と前記庇本体の補強用の溝部分に、それぞれブラケッ
トを掛け渡して固着具にて固定し、前記中間梁を前記庇
本体に固定し たことを特徴とする庇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5076982A JP2672766B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 庇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5076982A JP2672766B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 庇 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06288030A JPH06288030A (ja) | 1994-10-11 |
JP2672766B2 true JP2672766B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=13620992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5076982A Expired - Fee Related JP2672766B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 庇 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2672766B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010248828A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Kyowa:Kk | 庇および庇の組立方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100402778C (zh) * | 2005-06-24 | 2008-07-16 | 马迅一 | 一种安全耐用型晴雨棚 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6042892A (ja) * | 1983-08-18 | 1985-03-07 | 株式会社日立製作所 | 印刷回路基板 |
JPH0791868B2 (ja) * | 1987-04-08 | 1995-10-09 | 積水化学工業株式会社 | ユニット住宅の庇構造 |
JP2745699B2 (ja) * | 1989-07-14 | 1998-04-28 | 三菱マテリアル株式会社 | 高温で耐摩耗性にすぐれた銅基焼結合金 |
JPH0791885B2 (ja) * | 1992-03-06 | 1995-10-09 | トステム株式会社 | 簡易屋根 |
-
1993
- 1993-04-02 JP JP5076982A patent/JP2672766B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010248828A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Kyowa:Kk | 庇および庇の組立方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06288030A (ja) | 1994-10-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19961203 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970701 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |