JP2539154B2 - 庇 - Google Patents
庇Info
- Publication number
- JP2539154B2 JP2539154B2 JP5078034A JP7803493A JP2539154B2 JP 2539154 B2 JP2539154 B2 JP 2539154B2 JP 5078034 A JP5078034 A JP 5078034A JP 7803493 A JP7803493 A JP 7803493A JP 2539154 B2 JP2539154 B2 JP 2539154B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eaves
- main body
- wall
- flange
- shaped bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Building Awnings And Sunshades (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、建物等の外壁に取付
ける庇に関するものである。
ける庇に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、庇を外壁に固定するには、長尺物
の取付金具を外壁に沿って水平姿勢で固定し、この取付
金具に庇の背面をねじ等を用いて固定することにより行
われていた。
の取付金具を外壁に沿って水平姿勢で固定し、この取付
金具に庇の背面をねじ等を用いて固定することにより行
われていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、施工す
るに際して庇の背面をねじ等により取付金具に固定する
間、庇をクレーン等を用いて支持したりあるいは別の作
業員により支持しておかなければならず、施工性が悪か
った。この発明の目的は、施工が容易で、側面からの雨
水の滴下ならびに内部への雨水の浸入を防止でき、かつ
見栄えの良い庇を提供することである。
るに際して庇の背面をねじ等により取付金具に固定する
間、庇をクレーン等を用いて支持したりあるいは別の作
業員により支持しておかなければならず、施工性が悪か
った。この発明の目的は、施工が容易で、側面からの雨
水の滴下ならびに内部への雨水の浸入を防止でき、かつ
見栄えの良い庇を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明の庇は、一方の
フランジを外壁の縦桟の屋外面に下向きに固定し、他方
のフランジと縦桟の屋外面との間に上向きの隙間を形成
してなるＺ形ブラケットと、壁面側に垂下片を有し、こ
の垂下片を隙間に上方から挿入することにより外壁に取
付けた庇本体と、庇本体の両側面を覆って取付けられ、
庇本体の上面より上方に立上がり、かつ内面後端部にＺ
形ブラケットが当たるのを回避可能な凹部を形成した一
対の側板とを備えたものである。
フランジを外壁の縦桟の屋外面に下向きに固定し、他方
のフランジと縦桟の屋外面との間に上向きの隙間を形成
してなるＺ形ブラケットと、壁面側に垂下片を有し、こ
の垂下片を隙間に上方から挿入することにより外壁に取
付けた庇本体と、庇本体の両側面を覆って取付けられ、
庇本体の上面より上方に立上がり、かつ内面後端部にＺ
形ブラケットが当たるのを回避可能な凹部を形成した一
対の側板とを備えたものである。
【０００５】
【作用】
この発明の庇によると、Ｚ形ブラケットの一方
のフランジを、外壁の縦桟の屋外面に下向きに固定して
他方のフランジと縦桟の屋外面との間に上向きの隙間を
形成し、この隙間に庇本体の壁面側に設けた垂下片を上
方から挿入することにより庇本体を外壁に仮止めするこ
とができる。また、庇本体の両側面を覆いかつこの庇本
体の上面より上方に立上がる一対の側板を庇本体に取付
けたので、庇本体の上面に降った雨水が庇本体の側部か
ら滴下するのを防止できる。さらに、側板の内面後端部
に凹部を形成したことで、庇本体の両端部を支持する位
置にＺ形ブラケットを配置したとき、凹部によりＺ形ブ
ラケットが側板に当たるのを回避できる。
のフランジを、外壁の縦桟の屋外面に下向きに固定して
他方のフランジと縦桟の屋外面との間に上向きの隙間を
形成し、この隙間に庇本体の壁面側に設けた垂下片を上
方から挿入することにより庇本体を外壁に仮止めするこ
とができる。また、庇本体の両側面を覆いかつこの庇本
体の上面より上方に立上がる一対の側板を庇本体に取付
けたので、庇本体の上面に降った雨水が庇本体の側部か
ら滴下するのを防止できる。さらに、側板の内面後端部
に凹部を形成したことで、庇本体の両端部を支持する位
置にＺ形ブラケットを配置したとき、凹部によりＺ形ブ
ラケットが側板に当たるのを回避できる。
【０００６】
【実施例】
この発明の一実施例の庇について図１ないし
図５に基づいて説明する。図１および図２に示すよう
に、庇１０は、Ｚ形ブラケット７の一方のフランジ７ａ
を、外壁４の縦桟４ｂの屋外面に下地材４ｃを介して下
向きに固定して他方のフランジ７ｂと下地材４ｃの屋外
面との間に上向きの隙間を形成し、庇本体５の壁面側に
垂下片５ｃを設けている。庇本体５の両側面を覆いかつ
庇本体５の上面より上方に立上がる一対の側板３を、庇
本体５に取付けている。
図５に基づいて説明する。図１および図２に示すよう
に、庇１０は、Ｚ形ブラケット７の一方のフランジ７ａ
を、外壁４の縦桟４ｂの屋外面に下地材４ｃを介して下
向きに固定して他方のフランジ７ｂと下地材４ｃの屋外
面との間に上向きの隙間を形成し、庇本体５の壁面側に
垂下片５ｃを設けている。庇本体５の両側面を覆いかつ
庇本体５の上面より上方に立上がる一対の側板３を、庇
本体５に取付けている。
【０００７】庇本体５は、カラーアルミ板を屈曲形成し
たものであり、軒先部分１の側断面外形を曲面形状と
し、軒先部分１の下面に水切溝２を形成するとともに軒
天井部分６に補強用の溝１２を形成している。軒天井部
分６は、後部の下面に固定金具 １７の一片１７ａをねじ
止めしている。固定金具１７は、他片１７ｂを下地材４
ｃに木ねじ１６で固定しており、庇本体５が強風に煽ら
れ浮上がるのを防止する。庇本体５の内部には、Ｌ形の
一対のブラケット８の縦片８ａをねじ止めした中間梁９
を設けている。各ブラケット８の横片８ｂは、水切溝２
および補強用の溝１２の溝底部に各々ねじ止めされてい
る。側板３は、内側に水平フランジ３ａ，３ｂを形成し
ており、水平フランジ３ａが庇本体５の天面の下側に設
けた補強板５ａ，５ｂの両側端部に係止し、水平フラン
ジ３ｂが軒天井部分６の両側縁部に係止している。
たものであり、軒先部分１の側断面外形を曲面形状と
し、軒先部分１の下面に水切溝２を形成するとともに軒
天井部分６に補強用の溝１２を形成している。軒天井部
分６は、後部の下面に固定金具 １７の一片１７ａをねじ
止めしている。固定金具１７は、他片１７ｂを下地材４
ｃに木ねじ１６で固定しており、庇本体５が強風に煽ら
れ浮上がるのを防止する。庇本体５の内部には、Ｌ形の
一対のブラケット８の縦片８ａをねじ止めした中間梁９
を設けている。各ブラケット８の横片８ｂは、水切溝２
および補強用の溝１２の溝底部に各々ねじ止めされてい
る。側板３は、内側に水平フランジ３ａ，３ｂを形成し
ており、水平フランジ３ａが庇本体５の天面の下側に設
けた補強板５ａ，５ｂの両側端部に係止し、水平フラン
ジ３ｂが軒天井部分６の両側縁部に係止している。
【０００８】図３に示すように、Ｚ形ブラケット７は、
一方のフランジ７ａに上下に配置した一対のビス挿通孔
７ｃを幅方向に並べて３組穿設している。このため、図
４に示すように下地材４ｃの継目４ｄがフランジ７ａの
裏側に位置したり、あるいは縦桟４ｂがフランジ７ａの
真裏に位置しなかった場合でも、隣合うＺ形ブラケット
７同士の間隔を変えることなく各Ｚ形ブラケット７を木
ねじ１５で外壁４の枠体４ａおよび縦桟４ｃに各々固定
することができる。図５に示すように、側板３の後端部
には、庇１０の両側端に位置したＺ形ブラケット７が側
板３の内面に当たらないように凹部３ｃを形成してい
る。なお、図１の１３はコーキング材、図４の１１は柱
を各々示す。
一方のフランジ７ａに上下に配置した一対のビス挿通孔
７ｃを幅方向に並べて３組穿設している。このため、図
４に示すように下地材４ｃの継目４ｄがフランジ７ａの
裏側に位置したり、あるいは縦桟４ｂがフランジ７ａの
真裏に位置しなかった場合でも、隣合うＺ形ブラケット
７同士の間隔を変えることなく各Ｚ形ブラケット７を木
ねじ１５で外壁４の枠体４ａおよび縦桟４ｃに各々固定
することができる。図５に示すように、側板３の後端部
には、庇１０の両側端に位置したＺ形ブラケット７が側
板３の内面に当たらないように凹部３ｃを形成してい
る。なお、図１の１３はコーキング材、図４の１１は柱
を各々示す。
【０００９】このように構成された庇１０によると、庇
本体５を仮止めしておくことができるので、木ねじ１６
を締付ける間、庇本体５をクレーン等を用いて支持した
りあるいは別の作業員により支持しておく必要がなく施
工が容易である。また、庇本体５の両側部に、庇本体５
より上方に立上った一対の側板３を取付けたことによ
り、庇本体５の上面に降った雨水が庇本体５の側部から
流れ落ちるのを防止できる。このため、庇本体５の上面
に降った雨水は軒先部分１の表面を伝って流れ水切溝２
より滴下することになる。
本体５を仮止めしておくことができるので、木ねじ１６
を締付ける間、庇本体５をクレーン等を用いて支持した
りあるいは別の作業員により支持しておく必要がなく施
工が容易である。また、庇本体５の両側部に、庇本体５
より上方に立上った一対の側板３を取付けたことによ
り、庇本体５の上面に降った雨水が庇本体５の側部から
流れ落ちるのを防止できる。このため、庇本体５の上面
に降った雨水は軒先部分１の表面を伝って流れ水切溝２
より滴下することになる。
【００１０】また、側板３の内面後端部に凹部３ｃを形
成したことで、庇本体５の両端部を支持する位置にＺ形
ブラケット７を配置したとき、凹部３ｃによりＺ形ブラ
ケッ ト７が側板３に当たるのを回避できる。よって、側
板３と庇本体５との間に隙間が生じたりせず、側板３を
確実に取付けることができ、庇内部に雨水が浸入するよ
うなことがなく、見栄えも優れる。さらに、Ｚ形ブラケ
ット７の配置を変えることにより庇本体５の取付位置を
容易に移動することができる。
成したことで、庇本体５の両端部を支持する位置にＺ形
ブラケット７を配置したとき、凹部３ｃによりＺ形ブラ
ケッ ト７が側板３に当たるのを回避できる。よって、側
板３と庇本体５との間に隙間が生じたりせず、側板３を
確実に取付けることができ、庇内部に雨水が浸入するよ
うなことがなく、見栄えも優れる。さらに、Ｚ形ブラケ
ット７の配置を変えることにより庇本体５の取付位置を
容易に移動することができる。
【００１１】
【発明の効果】
請求項１記載の庇によると、Ｚ形ブラケ
ットの一方のフランジを、外壁の縦桟の屋外面に下向き
に固定して他方のフランジと縦桟の屋外面との間に上向
きの隙間を形成し、この隙間に庇本体の壁面側に設けた
垂下片を上方から挿入することにより庇本体を外壁に仮
止めすることができる。したがって、庇本体を外壁にね
じ等を用いて固定するに当たって庇本体をクレーン等を
用いて支持したり、あるいは別の作業員により支持して
おく必要がなく、施工が容易である。
ットの一方のフランジを、外壁の縦桟の屋外面に下向き
に固定して他方のフランジと縦桟の屋外面との間に上向
きの隙間を形成し、この隙間に庇本体の壁面側に設けた
垂下片を上方から挿入することにより庇本体を外壁に仮
止めすることができる。したがって、庇本体を外壁にね
じ等を用いて固定するに当たって庇本体をクレーン等を
用いて支持したり、あるいは別の作業員により支持して
おく必要がなく、施工が容易である。
【００１２】また、庇本体の両側面を覆いかつこの庇本
体の上面より上方に立上がる一対の側板を庇本体に取付
けたので、庇本体の上面に降った雨水が庇本体の側部か
ら流れ落ちるのを防ぎ、軒先部分から滴下することにな
る。
体の上面より上方に立上がる一対の側板を庇本体に取付
けたので、庇本体の上面に降った雨水が庇本体の側部か
ら流れ落ちるのを防ぎ、軒先部分から滴下することにな
る。
【００１３】また、側板の内面後端部に凹部を形成した
ことで、庇本体の両端部を支持する位置にＺ形ブラケッ
トを配置したとき、凹部によりＺ形ブラケットが側板に
当たるのを回避できる。よって、側板と庇本体との間に
隙間が生じたりせず、側板を確実に取付けることがで
き、庇内部に雨水が浸入するようなことがなく、見栄え
も優れる。 さらに、Ｚ形ブラケットの配置を変えること
により庇本体の取付位置を容易に移動することができ
る。
ことで、庇本体の両端部を支持する位置にＺ形ブラケッ
トを配置したとき、凹部によりＺ形ブラケットが側板に
当たるのを回避できる。よって、側板と庇本体との間に
隙間が生じたりせず、側板を確実に取付けることがで
き、庇内部に雨水が浸入するようなことがなく、見栄え
も優れる。 さらに、Ｚ形ブラケットの配置を変えること
により庇本体の取付位置を容易に移動することができ
る。
【図１】この発明の一実施例の庇の取付状態を示す縦断
面図。
面図。
【図２】この発明の一実施例の庇の取付状態を示す横断
面図。
面図。
【図３】（ａ）はブラケットの正面図、（ｂ）はその側
面図。
面図。
【図４】ブラケットの取付例を示す水平断面図。
【図５】側板の後端部を示す斜視図。
【符号の説明】 ３ 側板３ｃ 凹部 ４ 外壁 ４ｂ 縦桟 ４ｃ 下地材 ５ 庇本体 ５ｃ 垂下片 ７ Ｚ形ブラケット ７ａ フランジ ７ｂ フランジ １０ 庇
Claims (1)
- 【請求項１】 一方のフランジを外壁の縦桟の屋外面に
下向きに固定し、他方のフランジと前記縦桟の屋外面と
の間に上向きの隙間を形成してなるＺ形ブラケットと、 壁面側に垂下片を有し、この垂下片を前記隙間に上方か
ら挿入することにより外壁に取付けた庇本体と、 前記庇本体の両側面を覆って取付けられ、庇本体の上面
より上方に立上がり、かつ内面後端部に前記Ｚ形ブラケ
ットが当たるのを回避可能な凹部を形成した一対の側板
とを備えた 庇。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5078034A JP2539154B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 庇 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5078034A JP2539154B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 庇 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06288031A JPH06288031A (ja) | 1994-10-11 |
| JP2539154B2 true JP2539154B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=13650536
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5078034A Expired - Fee Related JP2539154B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 庇 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2539154B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010248828A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Kyowa:Kk | 庇および庇の組立方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4209210B2 (ja) * | 2003-01-28 | 2009-01-14 | タテヤマアドバンス株式会社 | 壁面取付照明看板装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53114310A (en) * | 1977-03-16 | 1978-10-05 | Toshiba Corp | Paper leaf detector |
| JPS5458548A (en) * | 1977-10-14 | 1979-05-11 | Yoshihisa Uoda | Moistureproof strong fastener |
-
1993
- 1993-04-05 JP JP5078034A patent/JP2539154B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010248828A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Kyowa:Kk | 庇および庇の組立方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06288031A (ja) | 1994-10-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960604 |
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