JPH0412165Y2 - - Google Patents

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JPH0412165Y2
JPH0412165Y2 JP1984187230U JP18723084U JPH0412165Y2 JP H0412165 Y2 JPH0412165 Y2 JP H0412165Y2 JP 1984187230 U JP1984187230 U JP 1984187230U JP 18723084 U JP18723084 U JP 18723084U JP H0412165 Y2 JPH0412165 Y2 JP H0412165Y2
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wall
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、軽量気泡コンクリート板等の壁パネ
ルを外壁として使用した建物に対して、窓、テラ
ス戸等の開口部を形成する為に、縦横の枠組にサ
ツシを組込んで成る開口パネルに関するもので、
特に、開口パネルにおけるサツシ周囲に残された
開口部分を塞ぐ壁パネルを二重構造として、その
断熱、耐火、防音性能を向上させた開口パネルに
係るものである。
[考案の技術的背景] 最近プレハブ住宅の一つとして、外壁材に軽量
気泡コンクリート板(以下ALC板と呼ぶ)を使
用したものが採用されている。ALC板は、断熱
性、耐火性、耐久性、防音性という利点はもとよ
り、パネル自体を工場で予め用意しておくことが
でき、現場での作業が少ない優れたプレハブ特性
を持つことから、今後のコンクリート系建築物の
主流となるものである。
さて、このALC板を用いた建築物のプレハブ
化を進める場合、外壁と組合せて使用する建物開
口部回りのプレハブ化も重要な課題である。即
ち、外壁自体は、建築物の柱や梁に対してALC
板を固定していくことで容易に構成できるが、
窓、テラス戸、或いは出入口等の様に壁面に形成
される開口部について従来と同様な現場取付けを
行つていると、プレハブ率が低下し、ALC工法
の利点が充分生かされないことになる。
この様なことから、本出願人は、所定の枠組み
に対して、必要とする窓枠、戸枠等のサツシ或い
はその周囲のALC板までも、予め工場で一体に
取付けることにより、開口部回りのプレハブ化を
達成した開口パネルを提案した。即ち、この開口
パネルは、基本的には、縦横の枠材を枠状(格子
状)に組上げて成るもので、その枠材の間にサツ
シを装着すると共に、このサツシの上下に設けら
れた開口部は、枠材の室外側に固定したALC板
によつて塞ぐ様にしていた。
[背景技術の問題点] ところで、前記の様な開口パネルにおいては、
枠組みの強度が低いと、工場から現場への輸送等
の際に枠組みにねじれ等の変形が生じ、これに固
定したALC板の破損を招くことになる。そのた
め、枠材としてアングル材や角筒材を使用し、そ
の強度を向上させる様にしている。従つて、この
開口パネルを肉厚側から見ると、その1/2程度は
枠組の厚さとなつている。この場合、開口パネル
に装着されるサツシは、枠組を構成する縦枠と横
枠の間に装着されるので特に問題はないが、
ALC板は枠組の室外側に固定される為に、開口
パネルの周囲に配設される他の壁パネルのALC
板に比較すると、枠組の肉厚分だけ薄くなつてし
まい、その強度、断熱、耐火、防音等の性能が低
下する不都合が生じる。特に、この種の開口パネ
ルは、隣接する壁パネルとその外面を揃えるだけ
でなく、内面についても同じ梁や柱に固定される
ものであるから、開口パネル全体の厚さは隣接す
る他の壁パネルと同じでなければならず、全体の
厚さに制限があるので、どうしても枠組の外側に
設けるALC板の厚さが薄くなつてしまう。
この様なことは、ALC板に限らず、コンクリ
ート板やセラミツクボード製の他の壁パネルを使
用した開口パネルにも同様に言えることであつ
た。
[考案の目的] 本考案は、上記の様な従来技術の問題点に鑑み
提案されたもので、その目的は、開口パネルに組
込んだサツシ周囲の開口部分を塞ぐ壁パネルの肉
厚を増やしたり、逆に枠組の肉厚を減らして強度
の低下を招くことなく、サツシ周囲の壁パネル部
分の断熱、耐火、防音性能を向上させた二重壁型
開口パネルを提供することにある。
[考案の概要] 本考案の二重壁型開口パネルは、縦枠と横枠と
を矩形に組上げて成る枠組に対して、開口用のサ
ツシを組込むと共に、このサツシの上方又は下方
の少なくとも一方の残された開口部分を、枠組の
室外側に固定した外側の壁パネルによつて塞いだ
開口パネルであつて、特に、この外側の壁パネル
の室内側には、枠組の肉厚相等分の厚さを持つ内
側部材を、枠組の内周に嵌込む様に装着したもの
である。
そして、この様な構成により、開口パネル全体
の厚さを増大させることなく、従来空間となつて
いた枠組の内周部分に断熱、防音性能に優れた内
側部材を配設して、その性能の向上を計つたもの
である。
[考案の実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
従つて具体的に説明する。なお、第1図は本考案
の開口パネルの室内側から見た正面図、第2図は
第1図のパネルのサツシ下方の部分の縦断面図、
第3図は同じく横断面図である。
本実施例において、図中1は壁パネルの枠組み
を構成する左右の縦枠、2はこの縦枠1に対して
固定されている横枠である。横枠2の端部には、
中央に係合突起3を持つ断面帽子状の連結金具4
が溶接等の手段で固定され、その内側にナツト5
が溶接されている。この連結金具4の係合突起3
は、縦枠1に設けられた凹部6内に嵌合され、縦
枠1の内側から挿入したボルト7を前記ナツト5
に締付けることにより、縦枠1と横枠2とが連結
されている。
この縦枠1の室外側には、室外側の壁パネル8
が固定されている。即ち、前記横枠2の端部に固
定された連結金具4の室外側端部を横枠表面に沿
つて屈曲させ、その部分をパネル固定面9とし、
このパネル固定面9に対して壁パネル8を当接さ
せた状態で、壁パネル8の室外側から固定用のね
じ10を挿入することで、壁パネル8を固定面9
に固定している。この場合、ねじ10の頭部は、
壁パネル8表面に形成した凹部内に埋設されてい
る。また、図示の実施例では、壁パネルを連結金
具の固定面9に固定したが、縦枠1に直接固定す
ることもできる。
ところで、本実施例の開口パネルは、その幅が
壁パネルに比較して広いものであるから、室外側
の壁パネルについては、第3図の様に、3枚の壁
パネルを縦に連設する様にしている。その場合、
縦枠1に隣接する部分の取付けは、上記の通りで
あるが、各壁パネルの接合部分は、第2図の中央
部分に示した様にする。
即ち、枠組みの下辺に設けられる横枠と、サツ
シの下枠に沿つて設けられる横枠との間に、壁パ
ネルの接合部分を背面から支持する受け板11を
掛渡し、この受け板11に対して前記パネル固定
面9と同様にして、ねじ10を使用して壁パネル
8を固定している。また、この受け板11上に、
室外側に突出したコーキング受け材12が固定さ
れ、これが壁パネル8の接合部背面に固定され、
隣接する壁パネル8壁面とコーキング受け材12
で囲まれた凹部内にコーキング材13が充填され
ている。
一方、壁パネル8の上下端部は、第3図縦断面
図の如く、横枠2の室外側に位置している。即
ち、壁パネル8の上部は、サツシSを支持してい
る横枠2aの室外側に、前記パネル固定面9を介
して固定され、また壁パネル8の下部は、下辺の
横枠2bの下面に溶接された断面クランク状の支
持金具14に固定されている。
なお、下辺の横枠2b内部には、ナツト15が
溶接され、このナツト15に挿入したボルト16
により締付け金具17を梁18に締付けることに
より、本実施例の開口パネルが建物の躯体に固定
されている。また、図示はしないが、開口パネル
の上部においても、横枠内にナツトが溶接され、
それを利用して開口パネル上部も建物の梁に固定
されている。
上記の様に、本実施例の開口パネルにおいて
は、横枠及び縦枠の室外側に壁パネル8が固定さ
れているため、壁パネル8の室内側は、横枠及び
縦枠の厚さ相当分の空間が形成されている。従つ
て、この開口パネルでは、第3図に示した隣接す
る壁パネルPに比べて壁パネル8の厚さが薄いも
のとなつている。
そこで、本考案においては、縦枠1及び横枠2
によつて囲まれた空間部分に、これら各枠材の肉
厚相等分の厚さを持つ内側部材20が装着されて
いる。この内側部材20は、本実施例では、外側
の壁パネル8と同様なALC板から構成され、図
示しないねじを使用して連結金具4のパネル固定
面9に固定されている。
なお、この内側部材20としては、壁パネル以
外に、フアイバーグラス、発泡スチロール、ウレ
タン等の断熱材の使用が可能で、また、その取付
け手段としても、外側壁パネルや縦枠或いは横枠
に対する接着等種々の手段を適宜選択できる。
[考案の効果] この様な構成を有する本考案の開口パネルは、
サツシ周囲の壁パネル部分が、室外側の壁パネル
とその内側に設けられた壁パネル或いは断熱材等
の内側部材との二重構造となつているので、サツ
シ周囲の断熱、耐火、防音性能が向上する。特
に、図示の実施例の様に、内側部材として壁パネ
ルを使用した場合には、その強度も向上する利点
がある。また、内側部材が縦横の枠材の間に装着
されているので、内側部材が枠組みの室内側に突
出することもなく、開口パネル全体としては隣接
する他の壁パネルと同様な肉厚が得られるので、
開口パネルの梁や柱に対する取付けも隣接する壁
パネルと同様に実施でき、施工性も優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の壁パネルの一実施例を室内側
から見た正面図、第2図は第1図A−A線の拡大
断面図、第3図は第1図B−B線の拡大断面図で
ある。 S……サツシ、P……隣接する壁パネル、1…
…縦枠、2……横枠、3……係合突起、4……連
結金具、5……ナツト、6……係合凹部、7……
ボルト、8……壁パネル、9……パネル固定面、
10……ねじ、11……受け板、12……コーキ
ング受け材、13……コーキング材、14……支
持金具、15……ナツト、16……ボルト、17
……締付け金具、18……梁、20……内側部
材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 縦枠と横枠とを矩形に組上げて成る枠組に対
    して、開口用のサツシを組込むと共に、このサ
    ツシの上方又は下方の少なくとも一方に残され
    た開口部分を、枠組の室外側に固定した外側の
    壁パネルによつて塞いだ開口パネルであつて、 この外側の壁パネルの室内側には、枠組の肉
    厚相等分の厚さを持つ内側部材が、枠組の内周
    に嵌込まれる様に装着されていることを特徴と
    する二重壁型開口パネル。 (2) 外側の壁パネルが、軽量気泡コンクリート板
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載の二
    重壁型開口パネル。 (3) 内側部材が、軽量気泡コンクリート板である
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の二重壁型
    開口パネル。 (4) 内側部材が、フアイバーグラス、発泡スチロ
    ール板、ウレタン等の断熱材である実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の二重壁型開口パネ
    ル。
JP1984187230U 1984-12-12 1984-12-12 Expired JPH0412165Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS561924A (en) * 1979-06-20 1981-01-10 Olympus Optical Co Ltd Winding display device of film
JPS5632714B2 (ja) * 1973-09-07 1981-07-29
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