JP3785615B2 - カーテンウォールの取り付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーテンウォールに関し、更に詳細には縦桟としての方立と横桟としての無目とによって形成された枠内に化粧板やガラス等のパネル板が取り付けられたカーテンウォールの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビル等の建造物の壁面に設けられるカーテンウォールは、図1に示すが如く、立桟としての方立(11)と横桟としての無目(12)とによって形成された各枠内にガラス板や化粧板等(13)が取り付けられている。方立(11)や無目(12)は、風雨に晒されても錆等が発生し難いアルミ製が多く用いられ、アルミ製方立(11)や無目(12)の裏面側は室内に露出している。
アルミ等の金属は熱の良導体であり、アルミ製方立を介して室外に熱が伝熱され易い。このため、冬季においては方立等が冷却され、方立の室内側に露出している部分に結露が発生し易く、見苦しいし、暖房費等の空調費用の無駄も多い。かかる従来のアルミ製方立(11)の問題点を解決すべく、図6に示すが如く、アルミ製方立(11)の室内側方立を、木製の方立(21)とする方法が考えられる。木製方立(21)を使用したカーテンウォールによれば、木材の断熱性が高いために、方立の室内側に露出している部分に結露が発生し難く、美観上好ましく、暖房費等の空調費用の無駄もない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図6に示す木製方立(21)を使用したカーテンウォールによれば、木材の断熱性が高いために、方立の室内側に露出している部分に結露が発生し難く、見栄えが良く、暖房費等の空調費用の無駄もないが、高さが高い開口部においては、木製方立のみでは、係るカーテンウォールに加わる風圧力に抗して安全にカーテンウォールを支持するためには、その木製方立は過大な断面にならざるを得ず、見栄えが良くないし、さらに過大な断面の木製方立は、カーテンウォール建設費増大の原因になる。
そこで、本発明の目的は、簡素で低廉なスチールプレート等の金属製材料を併用して、2階建や3階建のビルの吹き抜け部分等、高さが高い開口部においても、過大な断面の木製方立を用いないで、見栄えよく、かつ廉価な建設費で、結露が発生し難く、暖房費等の空調費用の無駄もない、木製方立を使用したカーテンウォールを構成することを可能とすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、あらかじめ、木製方立及びスチールプレートに、所定の間隔でピンを貫通させる孔を開けておき、スチールプレートは建物躯体に取り付け、木製方立の室内側面に長軸方向にスリットを入れ、かつ、このスリットにスチールプレートが挿入されるように木製方立を取り付け、その後、木製方立とスチールプレートにピンを貫通させ、木製方立を建物に取り付けられたスチールプレートに緊結するものである。
【0005】
上記スチールプレートの厚さ、幅及びピンの径、本数及び取り付け位置、間隔は、カーテンウォールが受ける風圧力、木及び/または樹脂等の材質等から求められる。
【0006】
ピンの材質には、鋼材等の金属製のものが考えられる。また、ピンを木製方立に打ち込むにあたっては、接着剤を併用することが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
本実施例のカーテンウォールは、図1に示す様に、縦桟としての方立(11)と横桟としての無目(12)とによって形成された枠内に、パネル板としてのガラス板(13)が取り付けられたものである。
図1に示すA−A面における縦断面図を図2に示す。図2に示す様に、スチールプレート(22)は取り付け金物(33)によって、建物躯体に取り付けられている。
スチールプレート(22)は、あらかじめカーテンウォールが受ける風圧力等から、その必要な断面形状が求められる。
木製方立(21)は、かならずしも開口部の高さ全長に亘るような、長いものは必要ではなく、長さ方向に分割されていてもかまわない。
スチールプレート(22)及び木製方立(21)には、所定の間隔で孔(23)が開けられており、この孔にピン(24)を貫通させることにより、木製方立(21)はスチールプレート(22)に緊結される。
【0008】
図2に示すB−B面における断面図を図3に示す。また、その一部分斜視図を図4に示す。
この木製方立には、長さ方向にスリットが形成され、このスリットにスチールプレート(22)が挿入されるように木製方立(21)を取り付ける。スチールプレート(22)と木製方立(21)は所定の間隔で開けられた孔(23)に打ち込まれたピン(24)により緊結されている。ピンを打ち込むにあたり、隙間の充填に接着剤を併用する。
木製方立(21)の室外側の面には、パネル板として複層ガラス(26)が取り付けられているが、これは、アルミ製部材(44)、そのアルミ製部材を固定する金属部材(45)、木製スペーサー(42)、ゴム製パッキング材(47、48)、によって木製方立(21)に固定されている。
【0009】
スチールプレートだけでなく、カーテンウォールが受ける風圧力に抗することが出来る、H型鋼、複数のラチス材によって構成される平行弦トラス等の金属製材料の利用も可能である。
【0010】
ピンに替えて、金属製ボルト等の利用も可能である。
【0011】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を要する。
【0012】
スチールプレートがカーテンウォールの受ける風圧力に抗する部材であるので、木製方立は風圧力に抗する必要がないので、部材を小さくすることが出来るため、見栄えがよく、経済的である。
【0013】
スチールプレートは、木製方立に挿入されており、屋外まで貫通していないので、冬季においても、冷却されることがなく、このため室内側に露出されている、スチールプレートの表面でも、結露の発生もし難いし、暖房費等の空調費用の無駄もない。
【0014】
過大な断面の木製方立を用いなくとも、スチールプレート等低廉な金属製材料を用いることにより、高さの高い開口部で、安価にカーテンウォールを構成することが可能である。
【0015】
ピンに替えて、金属製ボルトの利用も可能であるが、ピンは、金属部の露出が少ないので、より見栄えが良い。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る木・アルミカーテンウォールの正面図であ
る。
【図2】図1に示すA−A断面における縦断面図である。
【図3】図2に示すB−B断面における平断面図である。
【図4】図2に示すB−B断面の一部分解斜視図である。
【図5】本発明の応用を示す一部分解斜視図である。
【図6】従来のカーテンウォールを構成する方立の断面図である。
【符号の説明】
11 方立
12 無目
13 ガラス板
21 木製方立
22 スチールプレート
23 孔
24 ピン
25 木製横桟
26 パネル
27 建物躯体(1階床)
28 建物躯体(2階床)
29 建物躯体(3階床)
31 スチールプレート取り付け金物
42 木製スペーサー
46 ゴム製パッキン
50 化粧部材

Claims (2)

  1. 建物躯体に取り付けた、スチールプレート(22)の室外側に、縦桟としての方立(11)と横桟としての無目(12)とによって形成された枠内に、化粧板やガラス板等のパネル板(13)が取り付けられたカーテンウォールにおいて、木材及び/または樹脂によって形成された断熱性方立(21)をピン(24)によって緊結して構成されることを特徴とする、カーテンウォールの取り付け構造。
  2. スチールプレート(22)の露出した部分を包みこむように加工された、化粧木材及び/または樹脂部材(50)をピン(24)によってスチールプレートに取り付けて、スチールプレートを隠し、木及び/または樹脂のみの外観に仕上げることを特徴とした、請求項1のカーテンウォールの取り付け構造。
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