JP2000204663A - ユニット式建物 - Google Patents

ユニット式建物

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JP2000204663A
JP2000204663A JP11001897A JP189799A JP2000204663A JP 2000204663 A JP2000204663 A JP 2000204663A JP 11001897 A JP11001897 A JP 11001897A JP 189799 A JP189799 A JP 189799A JP 2000204663 A JP2000204663 A JP 2000204663A
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Japan
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building
unit
floor
outdoor
short side
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Katsuyuki Chihara
勝幸 千原
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭小敷地に建築されても、有効利用できる屋
外空間が容易に形成されるユニット式建物を提供するこ
と。 【解決手段】 狭小敷地100に、長さの異なる長辺お
よび短辺を備えた長方形状の平面形を有する複数の建物
ユニット10、20を、平面視でその短辺方向に沿って
一列に配列し、上下に積み重ねてユニット式建物1Aを
建築する。この際、道路101に面する二階部分に、屋
外に露出したバルコニ床30Aを内部に有する建物ユニ
ット20Bを設置する。建物ユニット20Bを二階部分
にクレーン等で持ち上げ、設置する位置に建物ユニット
20Bを下方に降下させるだけでよく、従来に比べて、
有効利用できる屋外空間を容易に形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニット式建物に
係り、特に長さの異なる長辺および短辺を備えた長方形
状の平面形を有する複数の建物ユニットが、平面視でそ
の短辺方向に沿って一列に配列されるとともに、上下に
積み重ねられて構築されたユニット式建物に関するもの
である。
【0002】
【背景技術】従来より、工場で製造された建物ユニット
を、建築現場で複数組み合わせて形成されるユニット式
建物が利用されている。建物ユニットは、通常、四隅に
立設される柱と、これらの柱の上端間、下端間を相互に
連結する上梁、下梁とから構成され、長さの異なる長辺
および短辺を備えた長方形状の平面形を有する直方体状
の骨組みを有している。この骨組みには、床面材、壁面
材、その他必要な設備部材が予め工場で取り付けられ
る。このようなユニット式建物によれば、予め建物ユニ
ットに床面材等が取り付けられているので、建築現場に
おいて、揚重機等により建物ユニットを所定位置に配置
することにより、ユニット式建物が短期間で形成される
ので、建築現場における工期を大幅に短縮することがで
きるという利点がある。
【0003】ところで、都市部においては、道路に面す
る部分の幅、いわゆる間口が狭く、全体的に敷地が小さ
い狭小敷地が少なからず存在しており、近年、このよう
な敷地にもユニット式建物が建築される場合がある。こ
のような場合、間口とほぼ同寸法の長辺を有する長方形
状の建物ユニットを平面視でその短辺方向に沿って複数
配列するとともに、上下に積み重ねて構築したユニット
式建物が建築できる。この際、建築するユニット式建物
の床面積をできるだけ広く確保するために、その建築面
積は、許される限り敷地面積となる間際まで広げられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなユニット式
建物では、隣り合う建物との間隔が非常に狭く、建物の
側面に片持ち支持されるバルコニにより、物干し等に有
効利用できる屋外空間を設けようとすると、特開平10
−18411号公報等に示されるように、建物に取り付
けるにあたり、片持ち支持のバルコニは、水平方向に移
動させる必要があるため、隣りの建物などと接触するお
それがあり、これにより、有効利用できる屋外空間を得
ることが困難であるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、狭小敷地に建築されて
も、有効利用できる屋外空間が容易に形成されるユニッ
ト式建物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面を参照し
て説明すると、長さの異なる長辺および短辺を備えた長
方形状の平面形を有する複数の建物ユニット10、20
が、平面視でその短辺方向に沿って一列に配列されると
ともに、上下に積み重ねられて構築されたユニット式建
物1Aであって、複数の建物ユニット10、20とし
て、屋外に露出した屋外床(例えば、バルコニ床30
A)が内部に設けられた屋外床付建物ユニット20Bを
含んでいることを特徴とする。このような本発明によれ
ば、道路に面する部分の幅、いわゆる間口が狭く、全体
的に敷地が小さい狭小敷地でも、ユニット式建物が建築
可能となる。そして、屋外に露出した屋外床を内部に設
けた屋外床付建物ユニットを上階に設けるにあたり、ク
レーン等で持ち上げた屋外床付建物ユニットを下方に降
下させればよく、水平移動が必要な片持ち支持されるバ
ルコニを設ける場合と異なり、隣の建物などに接触する
おそれがなく、有効利用できる屋外空間が容易に形成さ
れる。
【0007】以上において、屋外床(例えば、バルコニ
床30A)は、平面視で屋外床付建物ユニット20Bの
長辺方向に沿って設けられていることが好ましい。ここ
で、ユニット式建物に設けられる壁面の向きに応じて屋
外床の向きが設定され、当該屋外床付建物ユニットの短
辺が東西方向にのびる場合には、前述のように、長辺方
向に沿った屋外床を形成すれば、南側に面したバルコニ
が形成され、採光や換気等が充分に確保されるようにな
る。
【0008】また、屋外床は、屋外床付建物ユニット2
0Bの長辺の全長に渡って設けられていることが望まし
い。このようにすれば、屋外床を短辺方向に沿って拡張
することで、屋外空間の有効利用面積を大きくする場合
に比べて、建物の内部空間が圧迫されて狭まることがほ
とんどなく、その快適性をほとんど損なわずに屋外空間
の有効利用面積を確保することが可能となる。例えば、
短辺が2.5m、長辺が6mの平面寸法を有する建物ユ
ニットでは、長辺の全長に渡って屋外床を設ける場合、
奥行きを1mとすれば、その面積は6m2となり、逆
に、短辺の全長に渡って屋外床を設ける場合、奥行きを
2mとすれば、その面積は5m2となる。これにより、
長辺の全長に渡って屋外床を設けた方が寸法的に有利で
ある。
【0009】さらに、屋外床(例えば、バルコニ床31
A)は、平面視で屋外床付建物ユニット20Cの短辺方
向に沿って設けられていることが好ましい。ここで、ユ
ニット式建物に設けられる壁面の向きに応じて屋外床の
向きが設定され、当該屋外床付建物ユニットの長辺が東
西方向にのびる場合には、前述のように、短辺方向に沿
った屋外床を形成すれば、南側に面したバルコニが形成
され、採光や換気等が充分に確保されるようになる。
【0010】また、短辺方向に沿って配列された複数の
建物ユニット20は、全部屋外床付建物ユニット20C
であり、これらの屋外床付建物ユニット20Cの屋外床
(例えば、バルコニ床31A)は、当該屋外床付建物ユ
ニット20Cの短辺方向に沿って連続して設けられてい
ることが望ましい。このようにすれば、屋外床付建物ユ
ニット一つ当たりの屋外床の有効利用面積が小さくて
も、屋外床付建物ユニットの短辺方向に沿って屋外床を
連続させることで、屋外空間の有効利用面積を充分確保
することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1および図2には、本発明の第
1実施形態に係るユニット式建物1Aが示されている。
このユニット式建物1Aは、基礎2上において、長さの
異なる長辺および短辺を備えた長方形状の平面形を有す
る複数の建物ユニット10、20が、平面視でその短辺
方向に沿って一列に配列されるとともに、上下に積み重
ねられて構築されたものである。このユニット式建物1
Aが建築される敷地は、道路101に面する部分の幅、
いわゆる開口が狭く、全体的に敷地が小さい狭小敷地1
00となっている。この狭小敷地100の周りには、図
示しない建物が道路101に沿って建築され、建物が密
集した状態となっている。
【0012】ユニット式建物1Aの一階部分には、下階
建物ユニット10Aが相互に接合された状態で配置され
ている。ユニット式建物1Aの二階部分には、上階建物
ユニット20A、20Bが相互に接合された状態で配置
されている。
【0013】ここで、ユニット式建物1Aの二階角部分
に設置される建物ユニット20のうち、道路101に面
する建物ユニット20Bの内部には、屋外に露出した屋
外床であるバルコニ床30Aを有するインナーバルコニ
30が形成されている。これにより、建物ユニット20
Bは、屋外床付建物ユニットであるインナーバルコニユ
ニットとされている。このバルコニ床30Aは、図2に
おいて、一点鎖線のハッチングで示されるように、平面
視で建物ユニット20Bの長辺方向に沿って、かつ、建
物ユニット20Bの長辺の全長に渡って形成されてい
る。
【0014】この際、下階建物ユニット10Aおよび上
階建物ユニット20Aは、図3に示されるように、四隅
の柱3の上下端を天井梁4および床梁5で連結した直方
体状の骨組み6Aを有する通常の建物ユニットである。
建物ユニット10A、20Aの天井梁4としては、長さ
の異なる長辺天井梁4Aおよび短辺天井梁4Bの二種類
が設けられている。建物ユニット10A、20Aの床梁
5としては、天井梁4と同様に、長さの異なる長辺床梁
5Aおよび短辺床梁5Bの二種類が設けられている。対
向する長辺天井梁4Aの間には、天井を形成する図示し
ない天井面材を支持するための天井小梁7が架け渡され
ている。対向する長辺床梁5Aの間には、床を形成する
図示しない床面材を支持するための複数の床根太8が架
け渡されている。なお、この建物ユニット10A、20
Aの上面には、対角線状に一対のブレース48が架設さ
れている。これにより、建物ユニット10A、20A
は、水平方向の外力に対して、長方形状の平面形状が変
形しないための剛性が確保されている。
【0015】上階建物ユニット20Bは、図4に示され
るように、四隅の柱41の上下端を天井梁42および床
梁43で連結した直方体状の骨組み40を有する。建物
ユニット20Bの天井梁42としては、長さの異なる長
辺天井梁42Aおよび短辺天井梁42Bの二種類が設け
られている。建物ユニット20Bの床梁43としては、
天井梁42と同様に、長さの異なる長辺床梁43Aおよ
び短辺床梁43Bの二種類が設けられている。
【0016】短辺床梁43Bの中間部分には、一対の短
辺床梁43Bを相互に連結する中間梁46が架設される
とともに、当該部分に対応して天井梁42と床梁43と
を相互に連結する間柱47が立設されている。建物ユニ
ット20Bの床は、中間梁46によって、短辺床梁43
Bの中間部分で区画されている。つまり、建物ユニット
20Bの床は、ALC版等で構成されるバルコニ床30
Aと、このバルコニ床30Aに隣接するとともに、建物
内部に配置される室内床30Bとに分割されて形成され
ている。ここで、室内床30Bは、対向する長辺床梁4
3Aおよび中間梁46の間に架け渡された複数の床根太
45と、この床根太45に支持される図示しない床面材
とを備えている。
【0017】対向する長辺天井梁42Aの間には、前述
の建物ユニット10A、20Aと同様に、天井を形成す
る図示しない天井面材を支持するための天井小梁44が
架け渡されている。なお、この建物ユニット20Bの上
面には、前述の建物ユニット10A、20Aと同様に、
対角線状に一対のブレース48が架設されている。
【0018】短辺床梁43Bと、中間梁46との接合
は、図5、図6に示されるように、短辺床梁43Bの凹
部に溶接接合される取付プレート61に形成された孔に
挿通されるボルト63と、このボルト63に螺合するナ
ット64とにより接合されている。
【0019】この接合部分の上部には、間柱47が接合
金具62を介して立設されている。この際、前述した取
付プレート61は、中間梁46の接合固定部材となる
他、間柱47を介して短辺床梁43Bに作用する鉛直荷
重に対する補強にもなっている。接合金具62は、断面
コ字形状に形成されたピース部材であり、コ字形の内部
には、間柱47の荷重による接合金具62の変形を防ぐ
ために、板状の変形防止部材62Aが溶接されている。
このような接合金具62は、短辺床梁43Bにボルト6
3およびナット64で接合固定されている。なお、図
4、図5、図6では図示を略したが、間柱47の上端も
前述した接合金具62によって短辺天井梁42Bに接合
されている。
【0020】このようなユニット式建物1Aは、壁面と
なる各建物ユニット10A、20A、20Bの短辺が東
西方向にのびており、バルコニ床30Aが建物ユニット
20Bの長辺方向に沿って形成されていることから、イ
ンナーバルコニ30が南側に面して形成されるように配
置されている。なお、ユニット式建物1Aの前の道路1
01には、電柱102が架設されている。
【0021】次に、このようなユニット式建物1Aの建
築手順を説明する。まず、工場で各建物ユニット10
A、20A、20Bを製造する。建築現場では、クレー
ン等を道路101に設置し、このクレーンで各建物ユニ
ット10A、20Aを順次持ち上げ、狭小敷地100の
道路101から遠い場所から順に設置していく。この
際、建物ユニット10A、20A、20Bを所定箇所に
設置するにあたり、持ち上げた建物ユニット10A、2
0A、20Bをほぼ垂直に下降させてユニットの設置を
行う。最後に、道路101に面する二階部分に建物ユニ
ット20Bを配置してユニット式建物1Aを形成する。
【0022】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果が得られる。すなわち、狭小敷地100にユニッ
ト式建物1Aを建築するにあたり、建物ユニット20B
をその二階部分にクレーン等で持ち上げ、設置する位置
に建物ユニット20Bを下方に降下させるだけでよく、
水平移動が必要な片持ち支持されるバルコニを設ける場
合と異なり、隣の建物や電柱102、電線などに接触す
るおそれがなく、有効利用できる屋外空間を容易に形成
することができる。
【0023】また、インナーバルコニ30を南側に面し
て形成されるように配置したので、採光や換気等を充分
に確保することができる。
【0024】さらに、バルコニ床30Aを建物ユニット
20Bの長辺の全長に渡って形成したので、バルコニ床
30Aを短辺方向に沿って拡張することで、屋外空間の
有効利用面積を大きくする場合に比べて、建物1Aの内
部空間が圧迫されて狭まることがほとんどなく、その快
適性をほとんど損なわずに屋外空間の有効利用面積を確
保することができる。
【0025】図7および図8には、本発明の第2実施形
態に係るユニット式建物1Bが示されている。本第2実
施形態は、前記第1実施形態における建物ユニット20
Bの長辺方向に沿って形成していたバルコニ床30A
を、建物ユニット20Cの短辺方向に沿って形成したバ
ルコニ床31Aとしたものである。
【0026】すなわち、ユニット式建物1Bの二階部分
には、バルコニ床31Aを有するインナーバルコニ31
が形成された建物ユニット20Cが設置されている。こ
の二階部分は、4つの建物ユニット20Cで形成されて
いる。これにより、バルコニ床31Aは、図8におい
て、一点鎖線のハッチングで示されるように、当該建物
ユニット20Cの短辺方向に沿って連続して設けられて
いる。
【0027】このような建物ユニット20Cは、図9に
示されるように、四隅の柱51の上下端を天井梁52お
よび床梁53で連結した直方体状の骨組み50を有し、
前述した建物ユニット20Bと同様に、インナーバルコ
ニユニットとされている。建物ユニット20Cの天井梁
52としては、長さの異なる長辺天井梁52Aおよび短
辺天井梁52Bの二種類が設けられている。建物ユニッ
ト20Cの床梁53としては、天井梁52と同様に、長
さの異なる長辺床梁53Aおよび短辺床梁53Bの二種
類が設けられている。
【0028】長辺床梁53Aの中間部分には、一対の長
辺床梁53Aを相互に連結する中間梁56が架設される
とともに、当該部分に対応して天井梁52と床梁53と
を相互に連結する間柱47が立設されている。建物ユニ
ット20Cの床は、中間梁56によって、長辺床梁53
Aの中間部分で区画されている。つまり、建物ユニット
20Cの床は、ALC版等で構成されるバルコニ床31
Aと、このバルコニ床31Aに隣接するとともに、建物
内部に配置される室内床31Bとに分割されて形成され
ている。ここで、室内床31Bは、対向する長辺床梁5
3Aの間に架け渡された複数の床根太55と、この床根
太55に支持される図示しない床面材とを備えている。
【0029】対向する長辺天井梁52Aの間には、前述
の建物ユニット10A、20Aと同様に、天井を形成す
る図示しない天井面材を支持するための天井小梁54が
架け渡されている。なお、この建物ユニット20Cの上
面には、前述の建物ユニット20Bと同様に、対角線状
に一対のブレース58が架設されている。
【0030】このようなユニット式建物1Bは、壁面と
なる各建物ユニット10A、20Cの長辺が東西方向に
のびており、バルコニ床31Aが建物ユニット20Cの
短辺方向に沿って形成されていることから、インナーバ
ルコニ31が南側に面して形成されるように配置されて
いる。
【0031】このような本第2実施形態によれば、イン
ナーバルコニ31を南側に面して形成されるように配置
したので、採光や換気等を充分に確保することができ
る。
【0032】また、短辺方向に沿って配列した複数の建
物ユニットを、全部建物ユニット20Cとし、これらの
建物ユニット20Cのバルコニ床31Aを、当該建物ユ
ニット20Cの短辺方向に沿って連続して設けたので、
建物ユニット20C一つ当たりのバルコニ床31Aの有
効利用面積が小さくても、建物ユニット20Cの短辺方
向に沿ってバルコニ床31Aを連続させることで、屋外
空間の有効利用面積を充分確保することができる。
【0033】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、インナーバルコニユニットを含んだユニット式
建物としては、床の一部分をバルコニ床とした建物ユニ
ット20B、20Cを利用するに限らず、例えば、図1
0のユニット式建物の平面図において、一点鎖線のハッ
チングで示されるように、床全部がバルコニ床32Aと
されたインナーバルコニ32を形成した建物ユニット2
0Dを利用してもよい。
【0034】また、ユニット式建物としては、二階建て
に限らず、三階建て以上でもよい。この際、建物ユニッ
ト20B、20Cの配置位置は、二階に限らず、ユニッ
ト式建物の建築に当たって適宜決めればよい。
【0035】さらに、バルコニ床としては、建物ユニッ
トの長辺の全長に渡るものに限らず、例えば、図11に
示すように、建物ユニット20Eの長辺の途中まで延び
ているバルコニ床33Aでもよい。その際、建物ユニッ
ト20Cの短辺に沿って設けられるバルコニ床31Aと
組み合わせてもよい。
【0036】また、バルコニ床としては、ユニット式建
物の二階部分に設けられた全部の建物ユニットの各短辺
方向に沿って設けるに限らず、例えば、図12に示すよ
うに、ユニット式建物の二階部分に設けられた建物ユニ
ット20のうち、真ん中部分の2つの建物ユニット20
Cにだけ設けてもよい。
【0037】さらに、バルコニ床としては、図13に示
すように、1つの建物ユニット20Fの長辺と短辺との
2辺に跨る平面L字形のバルコニ床34Aを設けてもよ
い。
【0038】また、バルコニ床としては、建物ユニット
の長辺方向や短辺方向にそれぞれ設ける場合に限らず、
例えば、図14に示すように、ユニット式建物の全側面
にバルコニ床が形成されるように、各建物ユニット20
G、20Hの長辺および短辺方向の二方向に沿ってバル
コニ床35A、36Aを設けてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のユニット
式建物によれば、狭小敷地に建築されても、有効利用で
きる屋外空間を容易に形成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるユニット式建物
を示す斜視図である。
【図2】前記実施形態におけるユニット式建物を示す平
面図である。
【図3】前記実施形態における建物ユニットの骨組みを
示す斜視図である。
【図4】前記実施形態におけるバルコニ床を有する建物
ユニットの骨組みを示す斜視図である。
【図5】前記実施形態におけるバルコニ床を有する建物
ユニットの間柱の接合構造を示す概略斜視図である。
【図6】前記実施形態におけるバルコニ床を有する建物
ユニットの間柱の接合構造を示す側面図である。
【図7】本発明の第2実施形態におけるユニット式建物
を示す斜視図である。
【図8】前記実施形態におけるユニット式建物を示す平
面図である。
【図9】前記実施形態におけるバルコニ床を有する建物
ユニットの骨組みを示す斜視図である。
【図10】本発明の変形例であって、ユニット式建物を
示す平面図である。
【図11】本発明の他の変形例であって、ユニット式建
物を示す平面図である。
【図12】本発明のその他の変形例であって、ユニット
式建物を示す平面図である。
【図13】本発明のその他の変形例であって、ユニット
式建物を示す平面図である。
【図14】本発明のその他の変形例であって、ユニット
式建物を示す平面図である。
【符号の説明】
1A、1B ユニット式建物 10、20、10A、20A 建物ユニット 20B〜20H 屋外床付建物ユニット(インナーバル
コニユニット) 30A、31A 屋外床であるバルコニ床

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長辺および短辺を備えた長方形状の平面形
    を有する複数の建物ユニットが、平面視でその短辺方向
    に沿って一列に配列されるとともに、上下に積み重ねら
    れて構築されたユニット式建物であって、 前記複数の建物ユニットとして、屋外に露出した屋外床
    が内部に設けられた屋外床付建物ユニットを含んでいる
    ことを特徴とするユニット式建物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のユニット式建物におい
    て、前記屋外床は、平面視で前記屋外床付建物ユニット
    の長辺方向に沿って設けられていることを特徴とするユ
    ニット式建物。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のユニット式建物におい
    て、前記屋外床は、前記屋外床付建物ユニットの長辺の
    全長に渡って設けられていることを特徴とするユニット
    式建物。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    のユニット式建物において、前記屋外床は、平面視で前
    記屋外床付建物ユニットの短辺方向に沿って設けられて
    いることを特徴とするユニット式建物。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のユニット式建物におい
    て、前記短辺方向に沿って配列された複数の建物ユニッ
    トは、全部屋外床付建物ユニットであり、これらの屋外
    床付建物ユニットの前記屋外床は、当該屋外床付建物ユ
    ニットの短辺方向に沿って連続して設けられていること
    を特徴とするユニット式建物。
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