JP4163325B2 - ユニット式建物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、箱状に形成された複数の建物ユニットを上下に組み合わせることにより形成される三階建て以上のユニット式建物に関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来より、予め工場で製造した複数の建物ユニット等を建築現場で組み合わせて建築されるユニット式建物が利用されている。
このユニット式建物によれば、建築現場での作業が大幅に削減されることから、短期間で建築工事を完了することができるというメリットが得られる。
【0003】
このようなユニット式建物を、三階建てに建築するにあたっては、道路に面した部分から安全に三階部分に到達できるように三階部分の建物ユニットに非常用進入口を設ける必要がある。通常、この非常用進入口としては、三階部分の居室空間となっている建物ユニットに形成される窓等が利用される。
また、ユニット式建物を、三階建てあるいはそれ以上に建築すると、北側隣接地に対する日照の制限(北側斜線制限)や、道路面および対向建築物への日照・採光・通風等の制限(道路斜線制限)を特に考慮しなければならない。
そこで、近年では、ユニット式建物の最上階に、水平な上面と、この上面の一辺から斜め下方に延びる傾斜面とを有し、この傾斜面に窓等が形成された傾斜建物ユニットを利用し、前述の制限に対応させるとともに、非常用進入口を確保している(特開平9−203119号公報等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような傾斜建物ユニットでは、非常用進入口として設けた窓は、採光、通風および非常用進入口として利用できるが、それ以外には利用することができず、当該窓を他の目的にも有効利用したいという要望がある。
【0005】
本発明の目的は、非常用進入口として設けた窓を有効利用することが可能なユニット式建物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、図面を参照して説明すると、箱状に形成された複数の建物ユニット10、20、30を上下に組み合わせることにより形成される三階建て以上のユニット式建物1であって、最上階には、水平面となる上面51と、少なくとも当該上面51の一辺に沿った傾斜面52とを備えた複数の傾斜建物ユニット30D、30Eが設けられ、これら傾斜建物ユニット30D、30Eのうち、少なくとも一つは、前記傾斜面52が開口されることにより、立ち上がり壁62と床63とを有する凹部61が設けられ、この凹部61がバルコニ61Aとされたバルコニ付傾斜建物ユニットとなっており、バルコニ付傾斜建物ユニット30Dは、その平面形状が短辺と長辺とを有する長方形状に形成され、傾斜面52は、上面51の長辺に沿って形成され、凹部61は、少なくとも傾斜面52の一部に設けられた長辺バルコニ付傾斜建物ユニットであり、長辺バルコニ付傾斜建物ユニットは、二本の長寸柱54と、この長寸柱54よりも短い二本の短寸柱55と、長寸柱54の上端間および短寸柱55の上端間を連結する長辺天井梁56と、長寸柱54の上端および短寸柱55の上端を連結する短辺天井梁57と、長寸柱54および短寸柱55の下端間を連結する床梁58とで形成された骨組み53を備え、短辺天井梁57は、長寸柱54の上端から床梁58と平行に、かつ、短寸柱55側に所定寸法だけ延出された水平部57Aと、この水平部57Aの端部から短寸柱55の上端に向かって延出された傾斜部57Bとで形成され、傾斜部57Bの端部は短寸柱55と結合され、この水平部57Aと傾斜部57Bとの接合部分には、長辺天井梁56と平行な連結梁59が短辺天井梁57間に架け渡され、水平部57Aと平行な床梁58の中間部分には、連結梁59と平行な中間梁60Aが床梁58間に架け渡されており、中間梁60Aの両端および中間部分には、間柱60Bが立設され、連結梁59の中間部分と、短寸柱55側の長辺天井梁56の中間部分との間には、中間傾斜部60Cが架け渡され、建物ユニット30Dの上部には、長寸柱54側の長辺天井梁56、連結梁59および2本の短辺天井梁57の水平部57Aで、上面51が形成され、短寸柱55側の長辺天井梁56、連結梁59および2本の短辺天井梁57の傾斜部57Bで、傾斜面52が形成されていることを特徴とする。このような本発明では、バルコニ付傾斜建物ユニットのバルコニと室内空間との境界部分に掃出し窓等を設ければ、この掃出し窓は、非常時にも安全、かつ、容易に室内への進入を行うことができる大型の非常用進入口とすることが可能となる。また、この掃出し窓は、非常用進入口として利用する以外に、バルコニで、洗濯物を干したり、植物を置いたり、日光浴等を行うための、室内空間との通路としても利用されるので、これにより、非常用進入口として設けた掃出し窓を有効利用することが可能となる。
さらに、長辺バルコニ付傾斜建物ユニットを、その傾斜面が道路に面するように配置して、ユニット式建物を建築することで、バルコニと室内空間との境界部分に設けられる掃出し窓が自動的に非常用進入口となるとともに、道路に向かって傾斜しているため、道路斜線制限にも容易に対応することが可能となる。
また、傾斜面のうち、中間傾斜部と一方の傾斜部(図4中右側)とで囲まれた部分にトップライトが形成され、中間傾斜部と他方の傾斜部(図4中左側)とで囲まれた部分にバルコニが形成されるようにすることもできる。
【0010】
さらに、複数の傾斜建物ユニット30A、30B、30D、30E、30Fは、平面視で当該ユニット式建物1Bの出隅部分で交差する列を形成するようにL字状に配列されていることが好ましい。
このようにすれば、敷地が、平面L字形状に曲がった道路に沿ったものであっても、最上階に設けられる傾斜建物ユニットが、傾斜面を道路側に向け、かつ、道路に沿って配置されるので、両方の道路斜線制限に容易に対応することが可能となる。
その上、ユニット式建物の最上階の出隅部に、道路に沿って二方向に傾斜した傾斜面を有する二方向傾斜建物ユニットを配置すれば、前記出隅部が道路斜線制限を受けることがないとともに、ユニット式建物の外観を向上させることが可能となる。
また、短辺バルコニ付傾斜建物ユニットおよび長辺バルコニ付傾斜建物ユニットを、ユニット式建物の建築される方向に応じて配置すれば、道路に面して複数の非常用進入口を設けることが可能となる。
【0011】
また、最上階を除く階にも、傾斜建物ユニット20Aが設けられ、その傾斜面22が前記最上階の前記傾斜建物ユニット30D、30Eの傾斜面52と連続した面となる位置に配置されていることが望ましい。
このようにすれば、ユニット式建物が高く、最上階だけでなく、その下方の階の部分も斜線制限を受ける場合でも、ユニット式建物の全体が斜線制限内に納まり、道路幅の小さい道路に係る道路斜線制限にも容易に対応することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係るユニット式建物1が示されている。
ユニット式建物1は、基礎2上に設置された複数の一階建物ユニット10と、これら一階建物ユニット10の上部に配置された複数の二階建物ユニット20と、これら二階建物ユニット20の上部に配置された複数の三階建物ユニット30とを備え、道路100に直交する敷地101に地上三階建てに建てられている。各建物ユニット10、20、30は、その平面形状が短辺と長辺とを有する長方形状に形成されている。
【0013】
三階建物ユニット30のうち、道路100に面する部分に配置されている三階建物ユニット30A、30Bは、水平面となる上面31と、この上面31の一辺(短辺)から斜め下方(道路100側)に延びる傾斜面32とを備えた傾斜建物ユニットとなっている。この傾斜面32により、ユニット式建物1は、道路面への法律上の斜線制限(道路斜線制限)を満足するようになっている。
【0014】
これら三階建物ユニット30A、30Bの各傾斜面32のうち、三階建物ユニット30Bの傾斜面32は、開口されている。そして、開口されている部分には、立ち上がり壁42と床43とを有する凹部41が形成されている。この凹部41は、上面31の短辺に沿って、かつ、当該短辺の全長に渡って形成されてバルコニ41Aとされている。
つまり、三階建物ユニット30Bは、上面31の短辺側にバルコニ41Aが形成された短辺バルコニ付傾斜建物ユニットである。
【0015】
バルコニ41Aと、三階建物ユニット30Bの室内空間との境界部分には、垂直面44が設けられ、この垂直面44の略全体に掃出し窓45が形成されている。この掃出し窓45は、非常時にも安全、かつ、容易に室内への進入を行うことができる大型の非常用進入口45Aとなっている。
また、掃出し窓45は、非常用進入口45Aとして利用する以外に、バルコニ41Aで、洗濯物を干したり、植物を置いたり、日光浴等を行うための、室内空間との通路としても利用されている。
【0016】
このような三階建物ユニット30A、30Bは、図2に示されるように、通常の長さの二本の長寸柱34と、この長寸柱34よりも短い二本の短寸柱35と、長寸柱34の上端間および短寸柱35の上端間を連結する短辺天井梁36と、長寸柱34の上端および短寸柱35の上端を連結する長辺天井梁37と、長寸柱34および短寸柱35の下端間を連結する床梁38とで形成された骨組み33を備えている。
長辺天井梁37は、長寸柱34の上端から床梁38と平行に、かつ、短寸柱35側に所定寸法だけ延出された水平部37Aと、この水平部37Aの端部から短寸柱35の上端に向かって延出された傾斜部37Bとで形成され、傾斜部37Bの端部は短寸柱35と結合されている。
この水平部37Aと傾斜部37Bとの接合部分には、短辺天井梁36と平行な連結梁39が長辺天井梁37間に架け渡されている。
また、水平部37Aと傾斜部37Bとの接合部分と、床梁38との間には、間柱40が立設されている。
これにより、この建物ユニット30A、30Bの上部には、長寸柱34側の短辺天井梁36、連結梁39および2本の長辺天井梁37の水平部37Aで、前述の水平面となる上面31が形成され、短寸柱35側の短辺天井梁36、連結梁39および2本の長辺天井梁37の傾斜部37Bで、前述の傾斜面32が形成されている。
【0017】
一方、一階建物ユニット10、二階建物ユニット20および三階建物ユニット30のうちの残る三階建物ユニット30Cは、図3に示されるように、四隅に立設する柱11Aと、これらの柱11Aの上端および下端間に掛け渡された天井梁11Bおよび床梁11Cとで直方体状に形成された骨組み11を有する通常の建物ユニットである。床梁11C間には、図示しない床面材を支持する床根太12が掛け渡され、天井梁11B間には、図示しない天井面材を支持する天井小梁13が掛け渡されている。
【0018】
このようなユニット式建物1の建築手順を以下に説明する。
まず、建築現場で敷地101に基礎2を打設するとともに、工場で予め一階〜三階建物ユニット10、20、30を組み立てておく。
次に、建築現場で、一階建物ユニット10から順次基礎2上に配置する。
この際、三階建物ユニット30A、30Bは、傾斜面32が道路に面するように、道路側に配置する。
このようにしてユニット式建物1を建築する。
【0019】
このような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、掃出し窓45を、非常用進入口45Aとして利用する以外に、バルコニ41Aで、洗濯物を干したり、植物を置いたり、日光浴等を行うための、室内空間との通路としても利用したので、非常用進入口45Aとして設けた掃出し窓45を有効利用することができる。
【0020】
また、短辺バルコニ付傾斜建物ユニットとなる三階建物ユニット30Bを、その凹部41が道路100に面するように配置して、ユニット式建物1を建築したので、バルコニ41Aと室内空間との境界部分に設けられる掃出し窓45を自動的に非常用進入口45Aとできるとともに、道路100に向かって傾斜しているため、道路斜線制限にも容易に対応できる。
【0021】
図4には、本発明の第2実施形態に係るユニット式建物1Aが示されている。本第2実施形態は、前記第1実施形態の短辺バルコニ付傾斜建物ユニットとされた三階建物ユニット30Bを、長辺バルコニ付傾斜建物ユニットとされた三階建物ユニット30Dとしたものである。
【0022】
詳しくは、三階建物ユニット30のうち、道路100に面する部分に配置されている三階建物ユニット30D、30Eは、水平面となる上面51と、この上面51の一辺(長辺)から斜め下方(道路100側)に延びる傾斜面52とを備えた傾斜建物ユニットとなっている。
【0023】
これら三階建物ユニット30D、30Eの各傾斜面52のうち、三階建物ユニット30Dの傾斜面52の一部は、開口されている。そして、この開口されている部分には、立ち上がり壁62と床63とを有する凹部61が形成されている。この凹部61は、上面51の長辺に沿って形成されてバルコニ61Aとされている。
また、開口とされた一部を除く傾斜面52には、非常用進入口にもなるトップライト66が設けられている。
これにより、三階建物ユニット30Dは、上面51の長辺側にバルコニ61Aが形成された長辺バルコニ付傾斜建物ユニットとなっている。
【0024】
バルコニ61Aと、三階建物ユニット30Dの室内空間との境界部分には、垂直面64が設けられ、この垂直面64の略全体に掃出し窓65が形成されている。この掃出し窓65は、非常時にも安全、かつ、容易に室内への進入を行うことができる大型の非常用進入口65Aとなっている。
また、掃出し窓65は、非常用進入口65Aとして利用する以外に、バルコニ61Aで、洗濯物を干したり、植物を置いたり、日光浴等を行うための、室内空間との通路としても利用されている。
【0025】
また、二階建物ユニット20のうち、道路100に面する二つの二階建物ユニット20Aは、前述の三階建物ユニット30Eと同様な傾斜建物ユニットとなっている。
これら二階建物ユニット20Aは、三階建物ユニット30D、30Eの斜め下方(道路100側)に配置されている。これらの配置関係は、三階建物ユニット30D、30Eの傾斜面52と、二階建物ユニット20Aの傾斜面22とが、連続した面となるような位置に配置されるようになっている。具体的には、三階建物ユニット30D、30Eは、二階建物ユニット20Aの配置位置よりも、道路100から奥まった位置に配置されている。
これらの傾斜面52、22により、ユニット式建物1Aは、道路面への法律上の斜線制限(道路斜線制限)を満足するようになっている。
【0026】
このような三階建物ユニット30D、30Eは、図5に示されるように、通常の長さの二本の長寸柱54と、この長寸柱54よりも短い二本の短寸柱55と、長寸柱54の上端間および短寸柱55の上端間を連結する長辺天井梁56と、長寸柱54の上端および短寸柱55の上端を連結する短辺天井梁57と、長寸柱54および短寸柱55の下端間を連結する床梁58とで形成された骨組み53を備えている。
短辺天井梁57は、長寸柱54の上端から床梁58と平行に、かつ、短寸柱55側に所定寸法だけ延出された水平部57Aと、この水平部57Aの端部から短寸柱55の上端に向かって延出された傾斜部57Bとで形成され、傾斜部57Bの端部は短寸柱55と結合されている。
この水平部57Aと傾斜部57Bとの接合部分には、長辺天井梁56と平行な連結梁59が短辺天井梁57間に架け渡されている。
また、水平部57Aと平行な床梁58の中間部分には、連結梁59と平行な中間梁60Aが床梁58間に架け渡されている。この中間梁60Aの両端および中間部分には、間柱60Bが立設されている。
さらに、連結梁59の中間部分と、短寸柱55側の長辺天井梁56の中間部分との間には、中間傾斜部60Cが架け渡されている。
これにより、この建物ユニット30D、30Eの上部には、長寸柱54側の長辺天井梁56、連結梁59および2本の短辺天井梁57の水平部57Aで、前述の水平面となる上面51が形成され、短寸柱55側の長辺天井梁56、連結梁59および2本の短辺天井梁57の傾斜部57Bで、前述の傾斜面52が形成されている。
また、傾斜面52のうち、中間傾斜部60Cと一方の傾斜部57B(図中右側)とで囲まれた部分に前述のトップライト66が形成され、中間傾斜部60Cと他方の傾斜部57B(図中左側)とで囲まれた部分にバルコニ61Aが形成されるようになっている。
【0027】
このような本第2実施形態によれば、前記第1実施形態と同様な効果が得られる他、次のような効果が得られる。
すなわち、三階建物ユニット30Dを、その傾斜面52が道路100に面するように配置して、ユニット式建物1を建築したので、バルコニ61Aと室内空間との境界部分に設けられる掃出し窓65を自動的に非常用進入口65Aにできるとともに、道路100に向かって傾斜しているため、道路斜線制限にも容易に対応できる。
【0028】
また、三階建物ユニット30D、30Eを、二階建物ユニット20Aの配置位置よりも、道路100から奥まった位置に配置し、三階建物ユニット30D、30Eの傾斜面52と、二階建物ユニット20Aの傾斜面22とを、連続した面となるようにしたので、ユニット式建物1が高く、三階だけでなく、その二階も斜線制限を受ける場合でも、ユニット式建物1の全体が斜線制限内に納まり、道路幅の小さい道路100に係る道路斜線制限にも容易に対応できる。
【0029】
図6には、本発明の第3実施形態が示されている。
本第3実施形態は、前記第1実施形態の直線状の道路100に直交する敷地101に建てられたユニット式建物1を、平面L字形状に曲がった道路102に沿った敷地103に建てられたユニット式建物1Bとしたものである。
【0030】
詳しくは、道路102に面する位置には、前述の三階建物ユニット30B、30Dがユニット式建物1Bの建築される方向に応じてそれぞれ配置されている。ユニット式建物1Bの三階の出隅部には、水平面となる上面71と、道路102に沿って二方向に傾斜した傾斜面72A、72Bとを有する二方向傾斜建物ユニットとなる三階建物ユニット30Fが配置されている。
これにより、三階建物ユニット30B、30D、30Fは、平面視でユニット式建物1Bの出隅部分で交差する列を形成するように、L字状に配列されている。
【0031】
このような本第3実施形態によれば、前記第1、2実施形態と同様な効果が得られる他、次のような効果が得られる。
すなわち、敷地103が、平面L字形状に曲がった道路102に沿ったものであっても、三階建物ユニット30B、30D、30Fを、傾斜面32、52、72A、72Bを道路102側に向け、かつ、道路102に沿って配置したので、両方の道路斜線制限に容易に対応できる。
【0032】
また、ユニット式建物1Bの最上階となる3階の出隅部に、三階建物ユニット30Fを配置したので、出隅部が道路斜線制限を受けることがないとともに、ユニット式建物1Bの外観を向上できる。
【0033】
さらに、三階建物ユニット30B、30Dを、ユニット式建物1Bの建築される方向に応じて配置したので、道路102に面して複数の非常用進入口45A、65Aを設けることができる。
【0034】
図7〜10には、本発明の第4実施形態が示されている。
本実施形態は、平面L字状のユニット式建物1Cに、寄棟式の屋根90をバランスよく設けたものである。
ここで、前記第1〜第3実施形態で使用された、一方向に傾斜面32,52、または二方向に傾斜面72A,72Bを有する建物ユニット30A等を、例えば、図11に示すように、平面L字状に配置してユニット式建物1Dを建て、このユニット式建物1Dに、寄棟式の屋根90を設けた場合、ユニット式建物1DのL字に沿った中心線Aと、屋根90の中心線Bとが、傾斜面32等のためにずれてしまい、外観が悪くなるという問題が生じる。そこで、本実施形態は、このような問題をなくそうとするものである。
【0035】
すなわち、本実施形態のユニット式建物1Cは、複数の前記一階建物ユニット10、二階階建物ユニット20と、二階階建物ユニット20の上に載せられた3つの三階建物ユニット30Gと、1つの三階建物ユニット30Hと、1つの三階建物ユニット30Jを備えて構成されている。
三階建物ユニット30Gは、水平面91と、長辺および一つの短辺の二方向に形成された傾斜面92A,92Bとを有する。三階建物ユニット30Hは、水平面91と、一方の短辺に形成された傾斜面92Bと、他方の短辺角部に形成され、互いに交差する傾斜面92C,92Dとを有する。また、三階建物ユニット30Jは、水平面91と、長辺および両短辺の三方向に傾斜面92A,92B,92Bとを有する。
このように、本実施形態のユニット式建物1Cは、三階部分の全周に傾斜面が形成されている。
【0036】
また、ユニット式建物1CのL字の2面に沿った建物ユニット30Gと、建物ユニット30Hとには、凹部105、バルコニ106、垂直面107、掃出し窓108、および凹部135、バルコニ136、垂直面137、掃出し窓138がそれぞれ設けられている。
【0037】
三階建物ユニット30Jは、図9に示すような骨組み93を備えている。
すなわち、四隅に立設された4本の短寸柱94を有し、これらのうち2本の短寸柱94の上端間同士は、1本の長辺連結梁95で結合され、4本の短寸柱94の短辺方向の上端間同士は、それぞれ短辺連結梁96で結合されている。
【0038】
長辺連結梁95で連結された2本の短寸柱94と対向する2本の短寸柱94の上端間同士は、長辺天井梁97で結合され、この長辺天井梁97は、短寸柱94の上端から互いに近づき、かつ、上方に向けて傾斜する傾斜梁97Bと、その上端同士を連結する水平天井梁97Aで構成されている。この水平天井梁97Aの両端には、当該水平天井梁97Aと直交するとともに、前記短辺連結梁96より短い寸法に形成された短辺天井梁98の一端が接続され、これらの短辺天井梁98の他端は、水平天井梁97Aと同じ長さ寸法に形成された水平な長辺天井梁99が結合されている。
【0039】
この長辺天井梁99と短辺天井梁98との接合部と、2本の短寸柱94,94の上端部との間は、それぞれ傾斜梁110,110で結合されている。
また、長辺天井梁97の水平天井梁97Aの両端と傾斜梁97Bとの接合部には、下方に延びる2本の長寸柱111が設けられ、それぞれの下端は、4本の短寸柱94の下端間同士を結合する長辺床梁112と結合されている。
【0040】
このように、各2本の水平天井梁97A,97Aおよび短辺天井梁98,98により囲まれた部分で三階建物ユニット30Jの前記平面91が形成され、傾斜梁97B,110、短辺天井梁98および連結短辺梁96により囲まれた部分でそれぞれ2面の前記傾斜面92B,92Bが形成され、長辺天井梁99、傾斜梁110,110および連結長辺梁95により囲まれた部分で長辺方向の前記傾斜面92Aが形成されている。
つまり、三階建物ユニット30Jは、3方向に傾斜面92A,92B,92Bを有する3方向に傾斜建物ユニットとなっている。
【0041】
三階建物ユニット30Hは、図10に示すような、骨組み113を備えている。
すなわち、四隅のうち1隅部に立設された1本の長寸柱114、および残り3隅部に立設された3本の短寸柱115を有し、これらの柱114,115のうち、長寸柱114の上端と長辺方向の1本の短寸柱115の上端間同士は、長辺天井梁116で結合されており、この長辺天井梁116は、長寸柱114の上端から短寸柱115側に向けて水平に、かつ、途中まで延びる水平天井梁116Aと、その先端部から、短寸柱115の上端に向けて傾斜する傾斜梁116Bとで構成されている。
長辺方向に沿った2本の短寸柱105,105の上端間同士は、別の長辺天井梁117で結合されており、この長辺天井梁117は、上記水平天井梁116Aより短い寸法の水平天井梁117Aと、その両端に互いに反対方向に延び、かつ、上記傾斜梁116Bと同一傾斜の傾斜梁117Bとで構成されている。
【0042】
水平天井梁116A,117Aにおいて、2本の短寸柱105,105側の一端部同士は、水平な短辺天井梁118で結合されている。また、上記2本の短寸柱105,105の上端部同士は、短辺天井梁118と同一長さの短辺連結梁120で結合されている。水平天井梁116A,117Aの他端側は、短辺天井梁118と平行、かつ、長寸柱114の上端から1本の短寸柱115側に向けて延びる別の短辺天井梁119で結合されており、この短辺天井梁119は、水平天井梁119Aと、その水平天井梁119Aの途中から傾斜する傾斜梁119Bとを有し、傾斜梁119B端部が短寸柱115の上端と結合している。
【0043】
柱114,115の下端同士は、4本の床梁121で結合され、また、長辺天井梁117の水平天井梁117Aおよび短辺天井梁119の水平天井梁119Aの一端部には、下方に延び、床梁121と結合される2本の長寸法間柱122,122が設けられている。また、これらの間柱122の上端から長辺上梁1234、短辺上梁124がそれぞれ内側に延びている。これらの上梁123,124は、互いが直交するとともに端部同士が結合されている。さらに、上梁123,124の接続する部位と1本の短寸柱115の上端部間同士は、傾斜梁125により結合されている。
【0044】
これにより、各2本の水平天井梁106A,107Aおよび短辺天井梁109A,110により囲まれた部分で三階建物ユニット30Jの前記平面91が形成される。また、傾斜天井梁117B,124、短辺天井梁118および短辺連結梁120により囲まれた部分で前記傾斜面92Bが形成され、傾斜天井梁117B、短辺上梁124および傾斜梁125により囲まれた部分で、上記傾斜面92Bとは反対向きの傾斜面92Cが形成され、さらに、傾斜天井梁119B、長辺上梁123および傾斜梁125により囲まれた部分で、傾斜面92Cと交差する傾斜面92Dが形成されている。
つまり、三階建物ユニット30Hは、1方向に傾斜面92Bを有するとともに、反対方向に互いに交差する傾斜面92C,92Dを有する変形建物ユニットとなっている。
【0045】
このようなユニット式建物1Cでは、図8に示すように、その平面を見たときに、L字に沿ったユニット式建物1Cの中心線Aの両側に、傾斜面92A,92A、または92B,92Bが位置している。従って、このようなユニット式建物1Cに、寄棟式の屋根90を設けた場合、ユニット式建物1Cの中心線Aと、屋根90の中心線Bとが平面で重なるようになるため、ユニット式建物1Cに対して屋根90がバランスよく取り付けられ、外観が優れたものとなる。
【0046】
このような本第4実施形態によれば、前記第1〜3実施形態と同様な効果が得られる他、次のような効果が得られる。
すなわち、本第4実施形態のユニット式建物1Cは、L字に沿ったユニット式建物1Cの中心線Aの両側に、傾斜面92A,92A、または92B,92Bが設けられているので、寄棟式の屋根90を設ける際、ユニット式建物1Cの中心線Aと、屋根90の中心線Bとが平面で重なる。従って、ユニット式建物1Cに屋根90をバランスよく取り付けることができるので、ユニット式建物1Cの外観が優れたものとなる。
【0047】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、傾斜建物ユニットとしては、例えば、二階部分などの最上階を除く階にも設けなくてもよく、最上階を除く階に設けるか否かは、ユニット式建物に係る斜線制限等を考慮して適宜決めればよい。
【0048】
また、傾斜建物ユニットとしては、L字状に配列するに限らず、その配列形状は、ユニット式建物に係る斜線制限等を考慮して適宜決めればよい。
【0049】
さらに、二方向傾斜建物ユニットとなる三階建物ユニット30Fとしては、図12に示されるように、傾斜面72Bの一部に凹部81からなるバルコニ81Aを形成し、このバルコニ81Aと、三階建物ユニット30Fの室内空間との境界部分に垂直面84を設け、この垂直面84の略全体に非常用進入口85Aとなる掃出し窓85を形成してもよい。
【0050】
また、前記第4実施形態のユニット式建物1Cにおける三階建物ユニット30Hの骨組み113は、これに限らない、例えば、短辺上梁124を水平天井梁116Aまで延ばし、つまり、2本の長辺天井梁116,117間に中間梁を架けわたした状態とし、さらに、その中間梁の端部において水平天井梁116Aと床梁121との間に中間柱を設ける構造の骨組みとしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明のユニット式建物によれば、非常用進入口として設けた窓を有効利用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるユニット式建物を示す斜視図である。
【図2】前記実施形態における傾斜建物ユニットの骨組みを示す斜視図である。
【図3】前記実施形態における通常の建物ユニットの骨組みを示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態におけるユニット式建物を示す斜視図である。
【図5】前記実施形態における傾斜建物ユニットの骨組みを示す斜視図である。
【図6】本発明の第3実施形態におけるユニット式建物を示す斜視図である。
【図7】本発明の第4実施形態における寄棟式の屋根を設けたユニット式建物を示す斜視図である。
【図8】図7における平面図である。
【図9】前記実施形態のユニット式建物を構成する3方向傾斜建物ユニットの骨組みを示す斜視図である。
【図10】前記実施形態のユニット式建物を構成する変形建物ユニットの骨組みを示す斜視図である。
【図11】本発明の一方向または二方向傾斜建物ユニットを備えたユニット式建物に寄棟式の屋根を設けた例を示す平面図である。
【図12】本発明の変形形態であって、二方向傾斜建物ユニットを示す斜視図である。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C ユニット式建物
10、20、30 建物ユニット
30B 短辺バルコニ付傾斜建物ユニット
30D 長辺バルコニ付傾斜建物ユニット
20A、30A、30E、30F 傾斜建物ユニット
31、51、71、91 水平面となる上面
22、32、52、72A,72B 傾斜面
41、61 凹部
41A バルコニ
42 立ち上がり壁
43、63 床
30J 三方向傾斜建物ユニット
92A,92B 傾斜面

Claims (3)

  1. 箱状に形成された複数の建物ユニットを上下に組み合わせることにより形成される三階建て以上のユニット式建物であって、
    最上階には、水平面となる上面と、少なくとも当該上面の一辺に沿った傾斜面とを備えた複数の傾斜建物ユニットが設けられ、
    これら傾斜建物ユニットのうち、少なくとも一つは、前記傾斜面が開口されることにより、立ち上がり壁と床とを有する凹部が設けられ、この凹部がバルコニとされたバルコニ付傾斜建物ユニットとなっており、
    前記バルコニ付傾斜建物ユニットは、その平面形状が短辺と長辺とを有する長方形状に形成され、前記傾斜面は、前記上面の長辺に沿って形成され、前記凹部は、少なくとも前記傾斜面の一部に設けられた長辺バルコニ付傾斜建物ユニットであり、
    前記長辺バルコニ付傾斜建物ユニットは、二本の長寸柱と、この長寸柱よりも短い二本の短寸柱と、前記長寸柱の上端間および前記短寸柱の上端間を連結する長辺天井梁と、前記長寸柱の上端および前記短寸柱の上端を連結する短辺天井梁と、前記長寸柱および前記短寸柱の下端間を連結する床梁とで形成された骨組みを備え、
    前記短辺天井梁は、前記長寸柱の上端から前記床梁と平行に、かつ、前記短寸柱側に所定寸法だけ延出された水平部と、この水平部の端部から前記短寸柱の上端に向かって延出された傾斜部とで形成され、前記傾斜部の端部は前記短寸柱と結合され、この水平部と前記傾斜部との接合部分には、前記長辺天井梁と平行な連結梁が前記短辺天井梁間に架け渡され、前記水平部と平行な前記床梁の中間部分には、前記連結梁と平行な中間梁が前記床梁間に架け渡されており、この中間梁の両端および中間部分には、前記間柱が立設され、前記連結梁の中間部分と、前記短寸柱側の前記長辺天井梁の中間部分との間には、中間傾斜部が架け渡され、
    前記建物ユニットの上部には、前記長寸柱側の前記長辺天井梁、前記連結梁および2本の前記短辺天井梁の前記水平部で、前記上面が形成され、前記短寸柱側の前記長辺天井梁、前記連結梁および2本の前記短辺天井梁の前記傾斜部で、前記傾斜面が形成されている
    ことを特徴とするユニット式建物。
  2. 請求項1に記載のユニット式建物において、
    前記複数の傾斜建物ユニットは、平面視で当該ユニット式建物の出隅部分で交差する列を形成するようにL字状に配列されている
    ことを特徴とするユニット式建物。
  3. 請求項1または請求項2に記載のユニット式建物において、
    前記最上階を除く階にも、傾斜建物ユニットが設けられ、その傾斜面が前記最上階の前記傾斜建物ユニットの傾斜面と連続した面となる位置に配置されている
    ことを特徴とするユニット式建物。
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