JP2782446B2 - 樋兼用屋根枠構造 - Google Patents
樋兼用屋根枠構造Info
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- JP2782446B2 JP2782446B2 JP1014021A JP1402189A JP2782446B2 JP 2782446 B2 JP2782446 B2 JP 2782446B2 JP 1014021 A JP1014021 A JP 1014021A JP 1402189 A JP1402189 A JP 1402189A JP 2782446 B2 JP2782446 B2 JP 2782446B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特に建築物、構築物などに適した樋兼用屋
根枠構造に関するものである。
根枠構造に関するものである。
(従来の技術) 従来例えば2階建てを施工するに際しては、例えば実
開昭57−147949号または第4図に示す如く1階用建物体
1と2階用建物体2とを別個に製作して、これらを上下
に積み重ねて2階建てにしたり、第5図に示す如く、同
じ建物体3を中間体4を介して2つ上下に積み重ねて2
階建てにしたりするものがあった。
開昭57−147949号または第4図に示す如く1階用建物体
1と2階用建物体2とを別個に製作して、これらを上下
に積み重ねて2階建てにしたり、第5図に示す如く、同
じ建物体3を中間体4を介して2つ上下に積み重ねて2
階建てにしたりするものがあった。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記従来の2階建て建築物においては、第
4図に示す如く、平面状の屋根を有する1階用建物体1
と傾斜状の屋根を有する2階用建物体2とを別個に製作
した場合、施工面では施工し易いが2階建ての場合、強
度的に弱く、上記1階用建物体1では、雨水の流れが悪
く、1階用建物体1と2階用建物体2とを別個に製作す
るため価格的にコスト高となり、また、第5図に示す如
く同じ建物体3を複数個製作したものでは、これらをそ
のまま1階建てとして使用することができるが、2階建
ての場合には、これら各建物体3間に中間材4を介在さ
せる必要があるため、施工が厄介であり、強度的にも弱
く、また屋根部分には樋や水切部材などを別個に取付け
ているため、価格的にコスト高となるなどの問題点があ
った。
4図に示す如く、平面状の屋根を有する1階用建物体1
と傾斜状の屋根を有する2階用建物体2とを別個に製作
した場合、施工面では施工し易いが2階建ての場合、強
度的に弱く、上記1階用建物体1では、雨水の流れが悪
く、1階用建物体1と2階用建物体2とを別個に製作す
るため価格的にコスト高となり、また、第5図に示す如
く同じ建物体3を複数個製作したものでは、これらをそ
のまま1階建てとして使用することができるが、2階建
ての場合には、これら各建物体3間に中間材4を介在さ
せる必要があるため、施工が厄介であり、強度的にも弱
く、また屋根部分には樋や水切部材などを別個に取付け
ているため、価格的にコスト高となるなどの問題点があ
った。
本発明は、上記問題点を解決し、上部に水平受面を形
成した樋兼用屋根枠体で囲まれた内側に屋根材を配設し
たので、屋根部材に別個に樋を取付けることなく、中間
材を使用しないでも、同じ建物体を安定した状態で上下
積み重ねて容易に複数階建築物などを施工することがで
きる樋兼用屋根枠構造を提供することを目的とするもの
である。
成した樋兼用屋根枠体で囲まれた内側に屋根材を配設し
たので、屋根部材に別個に樋を取付けることなく、中間
材を使用しないでも、同じ建物体を安定した状態で上下
積み重ねて容易に複数階建築物などを施工することがで
きる樋兼用屋根枠構造を提供することを目的とするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するため、中間に頂部を設
け、かつ前記頂部の両側に傾斜部を設けた屋根材と、前
記屋根材の長手方向の距離だけ隔てて配設される一対の
樋兼用屋根枠体と、前記屋根材および前記一対の樋兼用
屋根枠体の両側に配設される一対の側部材とにより構成
される樋兼用屋根構造において、前記一対の樋兼用屋根
枠体を、前記屋根材の端部を載置しうる第1の水平受部
と、前記第1の水平受部の端部を下方に略直角に折曲し
て形成した所定長さの第1の垂直部と、前記第1の垂直
部の端部を内方に略直角に折曲して形成した底面部と、
前記底面部の端部を上方に略直角に折曲して前記第1の
垂直部の長さよりも長い寸法とした第2の垂直部と、前
記第2の垂直部の端部を前記屋根材の上面より上部に位
置して内方に略直角に折曲して第2の水平受部を形成す
るとともに前記底面部の下面に所定長さの水切兼用見切
縁部を一体に形成し、さらに前記樋兼用屋根枠体の各第
1の垂直部の高さ寸法および各第2の垂直部の高さ寸法
を夫々同寸法に形成した断面略U字状の樋兼用屋根枠体
に構成し、また、前記一対の側部材を、その上面部を前
記一対の樋兼用屋根枠体の第2の水平受部と略同一高さ
に形成するとともに、その内側面部に前記屋根材の両側
端部を載置する水平受部を形成した断面略U字状の樋部
材と、底面外側部に水切兼用見切縁部を設けた側部材に
構成したことを特徴とするものである。
け、かつ前記頂部の両側に傾斜部を設けた屋根材と、前
記屋根材の長手方向の距離だけ隔てて配設される一対の
樋兼用屋根枠体と、前記屋根材および前記一対の樋兼用
屋根枠体の両側に配設される一対の側部材とにより構成
される樋兼用屋根構造において、前記一対の樋兼用屋根
枠体を、前記屋根材の端部を載置しうる第1の水平受部
と、前記第1の水平受部の端部を下方に略直角に折曲し
て形成した所定長さの第1の垂直部と、前記第1の垂直
部の端部を内方に略直角に折曲して形成した底面部と、
前記底面部の端部を上方に略直角に折曲して前記第1の
垂直部の長さよりも長い寸法とした第2の垂直部と、前
記第2の垂直部の端部を前記屋根材の上面より上部に位
置して内方に略直角に折曲して第2の水平受部を形成す
るとともに前記底面部の下面に所定長さの水切兼用見切
縁部を一体に形成し、さらに前記樋兼用屋根枠体の各第
1の垂直部の高さ寸法および各第2の垂直部の高さ寸法
を夫々同寸法に形成した断面略U字状の樋兼用屋根枠体
に構成し、また、前記一対の側部材を、その上面部を前
記一対の樋兼用屋根枠体の第2の水平受部と略同一高さ
に形成するとともに、その内側面部に前記屋根材の両側
端部を載置する水平受部を形成した断面略U字状の樋部
材と、底面外側部に水切兼用見切縁部を設けた側部材に
構成したことを特徴とするものである。
(実施例) 第1図乃至第3図は、本発明の一実施例を示すもので
あり、第1図は本発明の樋兼用屋根枠構造の一部切欠し
た平面図、第2図は本発明の樋兼用屋根枠構造を適用し
た2階建て建築物の一部切欠縦断した正面図、第3図は
第2図を一部切欠縦断した側面図である。
あり、第1図は本発明の樋兼用屋根枠構造の一部切欠し
た平面図、第2図は本発明の樋兼用屋根枠構造を適用し
た2階建て建築物の一部切欠縦断した正面図、第3図は
第2図を一部切欠縦断した側面図である。
ここで、第1図乃至第3図を用いて本発明の一実施例
を説明すると、10は例えば長尺カラー鉄板、野地材シー
ジングボードなどの屋根材で、中間に頂部10aを設け、
かつ前記頂部10aの両側には、適宜角度を勾配を有する
傾斜部10b,10bを夫々設けてある。11は軽量の角鋼管で
構成された複数の野地タル木体で、図示しない棟木体、
梁体などによって並設されている。屋根材10はこれら野
地タル木体11の上面に張設されている。12は上記屋根材
10の勾配部10b,10bの端部を載置しうる第1の水平受部1
2aを形成し、前記第1の水平受部12aの端部を下方に略
直角に折曲して、所定長さの第1の垂直部12bを形成
し、前記第1の垂直部12bの端部を内方に略直角に折曲
して底面部12cを形成し、前記底面部12cの端部を上方に
略直角に折曲して前記第1の垂直部12bの長さよりも長
い寸法とした第2の垂直部12dを形成し、前記第2の垂
直部12dの端部を前記屋根材10の上面より上部に位置し
て内方に略直角に折曲して第2の水平受部12eを形成す
るとともに、前記底面部12cの下面に所定長さの水切兼
用見切縁部13を一体に形成した断面ほぼU字状の樋兼用
屋根枠体である。また前記第2の水平受部12eは、複数
の建物体を上下に積み重ねる際の水平受面となるもので
ある。また前記樋兼用屋根枠体12は一対からなってお
り、各第1の垂直部12bを夫々対向させて屋根材10の長
手方向の距離だけ隔てて配置している。各第1の垂直部
12bの高さ寸法h1は、夫々同寸法になっており、また各
第2垂直部12dの高さ寸法h2も夫々同寸法となってい
る。
を説明すると、10は例えば長尺カラー鉄板、野地材シー
ジングボードなどの屋根材で、中間に頂部10aを設け、
かつ前記頂部10aの両側には、適宜角度を勾配を有する
傾斜部10b,10bを夫々設けてある。11は軽量の角鋼管で
構成された複数の野地タル木体で、図示しない棟木体、
梁体などによって並設されている。屋根材10はこれら野
地タル木体11の上面に張設されている。12は上記屋根材
10の勾配部10b,10bの端部を載置しうる第1の水平受部1
2aを形成し、前記第1の水平受部12aの端部を下方に略
直角に折曲して、所定長さの第1の垂直部12bを形成
し、前記第1の垂直部12bの端部を内方に略直角に折曲
して底面部12cを形成し、前記底面部12cの端部を上方に
略直角に折曲して前記第1の垂直部12bの長さよりも長
い寸法とした第2の垂直部12dを形成し、前記第2の垂
直部12dの端部を前記屋根材10の上面より上部に位置し
て内方に略直角に折曲して第2の水平受部12eを形成す
るとともに、前記底面部12cの下面に所定長さの水切兼
用見切縁部13を一体に形成した断面ほぼU字状の樋兼用
屋根枠体である。また前記第2の水平受部12eは、複数
の建物体を上下に積み重ねる際の水平受面となるもので
ある。また前記樋兼用屋根枠体12は一対からなってお
り、各第1の垂直部12bを夫々対向させて屋根材10の長
手方向の距離だけ隔てて配置している。各第1の垂直部
12bの高さ寸法h1は、夫々同寸法になっており、また各
第2垂直部12dの高さ寸法h2も夫々同寸法となってい
る。
なお、上記各第1の垂直部12bの高さ寸法h1は、必ず
しも同寸法でなくてもよく、両傾斜部10b,10bの適宜の
勾配角度によっては、互いに異なる高さ寸法であっても
よい。
しも同寸法でなくてもよく、両傾斜部10b,10bの適宜の
勾配角度によっては、互いに異なる高さ寸法であっても
よい。
また14は軽量の角鋼管から構成された一対の側部材で
あって、図示のようにその上面部を前記一対の樋兼用屋
根枠体12の第2の水平受部12eと略同一高さに形成され
ているとともにその内側面部には前記屋根材10の両側端
部を載置する水平受部15aを形成した断面略U字状の樋
部材15を設けてなるものである。また前記樋部材15と前
記樋兼用屋根枠体12とは、図示しないが適宜連通してい
る。16は前記側部材14の底面部に一体に形成された水切
兼用見切縁部である。
あって、図示のようにその上面部を前記一対の樋兼用屋
根枠体12の第2の水平受部12eと略同一高さに形成され
ているとともにその内側面部には前記屋根材10の両側端
部を載置する水平受部15aを形成した断面略U字状の樋
部材15を設けてなるものである。また前記樋部材15と前
記樋兼用屋根枠体12とは、図示しないが適宜連通してい
る。16は前記側部材14の底面部に一体に形成された水切
兼用見切縁部である。
本発明の樋兼用屋根枠構造は、前述のような構成にな
っており、この樋兼用屋根枠構造によって建物体17の屋
根部分を構成する。18は建物体17の床フレーム部であ
り、19は窓部、20は出入口部である。
っており、この樋兼用屋根枠構造によって建物体17の屋
根部分を構成する。18は建物体17の床フレーム部であ
り、19は窓部、20は出入口部である。
次に、本発明の樋兼用屋根構造の作用について説明す
る。
る。
本発明の実施例は、この樋兼用屋根枠構造を2階建て
建築物21に適応した場合であり、まず1階建用建物体17
について説明する。
建築物21に適応した場合であり、まず1階建用建物体17
について説明する。
一対の樋兼用屋根枠体12の第1の水平受部12aの端部
に、夫々屋根材10の先端部を内側に折曲げて固定するこ
とにより屋根材10を上記一対の樋兼用屋根枠体12に固着
する。このように構成した本発明の樋兼用屋根枠構造か
らなる屋根部分と床フレーム部18とを具備した1階建用
建物体17の上方に、この1階建用建物体17と同じ建物体
17を、一対の樋兼用屋根枠体12の各第2の水平受部12e
面(水平受面)上に床フレーム部18を介してそのまま積
み重ねて固定することにより2階建て建築物21を構成施
工できる。
に、夫々屋根材10の先端部を内側に折曲げて固定するこ
とにより屋根材10を上記一対の樋兼用屋根枠体12に固着
する。このように構成した本発明の樋兼用屋根枠構造か
らなる屋根部分と床フレーム部18とを具備した1階建用
建物体17の上方に、この1階建用建物体17と同じ建物体
17を、一対の樋兼用屋根枠体12の各第2の水平受部12e
面(水平受面)上に床フレーム部18を介してそのまま積
み重ねて固定することにより2階建て建築物21を構成施
工できる。
本実施例によれば、水切や樋を別個に配設する必要が
なく、屋根材が中間に頂部を設け、かつ前記頂部の両側
に傾斜部を設けて配設されているため、雨水の流れがよ
く、1階建用建物体としても充分機能するばかりでな
く、屋根部分の上部には、前記屋根材の上面より上部に
位置して水平受部を設けてあるので、1階建用建物体の
上面に前記1階建用建物体と同じ建物体を中間材を介在
することなく、そのまま簡便にして、かつ屋根材を破損
または屋根材に邪魔されることなく、安全に積み重ねて
複数階建築物を施工することができるものである。
なく、屋根材が中間に頂部を設け、かつ前記頂部の両側
に傾斜部を設けて配設されているため、雨水の流れがよ
く、1階建用建物体としても充分機能するばかりでな
く、屋根部分の上部には、前記屋根材の上面より上部に
位置して水平受部を設けてあるので、1階建用建物体の
上面に前記1階建用建物体と同じ建物体を中間材を介在
することなく、そのまま簡便にして、かつ屋根材を破損
または屋根材に邪魔されることなく、安全に積み重ねて
複数階建築物を施工することができるものである。
なお、本実施例では、2階建て建築物の施工について
記述しているが、これに限らず、1階建は勿論のこと、
3階建て以上の複数階建築物の施工にも適応できること
勿論である。
記述しているが、これに限らず、1階建は勿論のこと、
3階建て以上の複数階建築物の施工にも適応できること
勿論である。
(効果) 以上説明したように本発明によれば、中間に頂部を設
け、かつ前記頂部の両側に傾斜部を設けた屋根材と、前
記屋根材の長手方向の距離だけ隔てて配設される一対の
樋兼用屋根枠体と、前記屋根材および前記一対の樋兼用
屋根枠体の両側に配設される一対の側部材とにより構成
される樋兼用屋根構造において、前記一対の樋兼用屋根
枠体を、前記屋根材の端部を載置しうる第1の水平受部
と、前記第1の水平受部の端部を下方に略直角に折曲し
て形成した所定長さの第1の垂直部と、前記第1の垂直
部の端部を内方に略直角に折曲して形成した底面部と、
前記底面部の端部を上方に略直角に折曲して前記第1の
垂直部の長さよりも長い寸法とした第2の垂直部と、前
記第2の垂直部の端部を前記屋根材の上面より上部に位
置して内方に略直角に折曲して第2の水平受部を形成す
るとともに前記底面部の下面に所定長さの水切兼用見切
縁部を一体に形成し、さらに前記樋兼用屋根枠体の各第
1の垂直部の高さ寸法および各第2の垂直部の高さ寸法
を夫々同寸法に形成した断面略U字状の樋兼用屋根枠体
に構成し、また、前記一対の側部材を、その上面部を前
記一対の樋兼用屋根枠体の第2の水平受部と略同一高さ
に形成するとともに、その内側面部に前記屋根材の両側
端部を載置する水平受部を形成した断面略U字状の樋部
材と、底面外側部に水切兼用見切縁部を設けた側部材に
構成したものよりなるものであるから、水切りや樋を別
個に配設することなく、樋兼用屋根枠体としては、強度
的に極めて強く、屋根材は、樋兼用屋根枠体および側部
材で囲まれた内側に配設したため、コンパクトとなり、
一階建用建物体としても充分機能し得、また複数階建に
する場合には、樋兼用屋根枠体の上部に屋根材の頂部よ
り上部に位置して水平受部が形成されているため、中間
材を使用することなく、そのまま簡便にして、かつ屋根
材を破損または屋根材に邪魔されることなく、同じ建物
体を安定した状態で上下に積み重ねて容易に複数階の建
築物などを施工することができ、しかも現場工事が簡単
であり、設備費などにおいても価格的に低廉となるなど
の効果がある。
け、かつ前記頂部の両側に傾斜部を設けた屋根材と、前
記屋根材の長手方向の距離だけ隔てて配設される一対の
樋兼用屋根枠体と、前記屋根材および前記一対の樋兼用
屋根枠体の両側に配設される一対の側部材とにより構成
される樋兼用屋根構造において、前記一対の樋兼用屋根
枠体を、前記屋根材の端部を載置しうる第1の水平受部
と、前記第1の水平受部の端部を下方に略直角に折曲し
て形成した所定長さの第1の垂直部と、前記第1の垂直
部の端部を内方に略直角に折曲して形成した底面部と、
前記底面部の端部を上方に略直角に折曲して前記第1の
垂直部の長さよりも長い寸法とした第2の垂直部と、前
記第2の垂直部の端部を前記屋根材の上面より上部に位
置して内方に略直角に折曲して第2の水平受部を形成す
るとともに前記底面部の下面に所定長さの水切兼用見切
縁部を一体に形成し、さらに前記樋兼用屋根枠体の各第
1の垂直部の高さ寸法および各第2の垂直部の高さ寸法
を夫々同寸法に形成した断面略U字状の樋兼用屋根枠体
に構成し、また、前記一対の側部材を、その上面部を前
記一対の樋兼用屋根枠体の第2の水平受部と略同一高さ
に形成するとともに、その内側面部に前記屋根材の両側
端部を載置する水平受部を形成した断面略U字状の樋部
材と、底面外側部に水切兼用見切縁部を設けた側部材に
構成したものよりなるものであるから、水切りや樋を別
個に配設することなく、樋兼用屋根枠体としては、強度
的に極めて強く、屋根材は、樋兼用屋根枠体および側部
材で囲まれた内側に配設したため、コンパクトとなり、
一階建用建物体としても充分機能し得、また複数階建に
する場合には、樋兼用屋根枠体の上部に屋根材の頂部よ
り上部に位置して水平受部が形成されているため、中間
材を使用することなく、そのまま簡便にして、かつ屋根
材を破損または屋根材に邪魔されることなく、同じ建物
体を安定した状態で上下に積み重ねて容易に複数階の建
築物などを施工することができ、しかも現場工事が簡単
であり、設備費などにおいても価格的に低廉となるなど
の効果がある。
第1図は本発明の樋兼用屋根枠構造の一部切欠した平面
図、第2図は本発明の樋兼用屋根枠構造を適用した2階
建て建築物の一部切欠縦断した正面図、第3図は第2図
を一部切欠縦断した側面図、第4図および第5図は従来
の2階建て建築物の側面図である。 10……屋根材、10a……頂部、10b……傾斜部、12……樋
兼用屋根枠体、12a……第1の水平受部、12b……第1の
垂直部、12c……底面部、12d……第2の垂直部、12e…
…第2の水平受部、13,16……水切兼用見切縁部、14…
…側部材、15……樋部材、17……1階建用建物体、18…
…床フレーム部、21……2階建て建築物。
図、第2図は本発明の樋兼用屋根枠構造を適用した2階
建て建築物の一部切欠縦断した正面図、第3図は第2図
を一部切欠縦断した側面図、第4図および第5図は従来
の2階建て建築物の側面図である。 10……屋根材、10a……頂部、10b……傾斜部、12……樋
兼用屋根枠体、12a……第1の水平受部、12b……第1の
垂直部、12c……底面部、12d……第2の垂直部、12e…
…第2の水平受部、13,16……水切兼用見切縁部、14…
…側部材、15……樋部材、17……1階建用建物体、18…
…床フレーム部、21……2階建て建築物。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−129057(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04D 13/064
Claims (1)
- 【請求項1】中間に頂部を設け、かつ前記頂部の両側に
傾斜部を設けた屋根材と、前記屋根材の長手方向の距離
だけ隔てて配設される一対の樋兼用屋根枠体と、前記屋
根材および前記一対の樋兼用屋根枠体の両側に配設され
る一対の側部材とにより構成される樋兼用屋根構造にお
いて、前記一対の樋兼用屋根枠体を、前記屋根材の端部
を載置しうる第1の水平受部と、前記第1の水平受部の
端部を下方に略直角に折曲して形成した所定長さの第1
の垂直部と、前記第1の垂直部の端部を内方に略直角に
折曲して形成した底面部と、前記底面部の端部を上方に
略直角に折曲して前記第1の垂直部の長さよりも長い寸
法とした第2の垂直部と、前記第2の垂直部の端部を前
記屋根材の上面より上部に位置して内方に略直角に折曲
して第2の水平受部を形成するとともに前記底面部の下
面に所定長さの水切兼用見切縁部を一体に形成し、さら
に前記樋兼用屋根枠体の各第1の垂直部の高さ寸法およ
び各第2の垂直部の高さ寸法を夫々同寸法に形成した断
面略U字状の樋兼用屋根枠体に構成し、また、前記一対
の側部材を、その上面部を前記一対の樋兼用屋根枠体の
第2の水平受部と略同一高さに形成するとともに、その
内側面部に前記屋根材の両側端部を載置する水平受部を
形成した断面略U字状の樋部材と、底面外側部に水切兼
用見切縁部を設けた側部材に構成したことを特徴とする
樋兼用屋根枠構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1014021A JP2782446B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 樋兼用屋根枠構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1014021A JP2782446B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 樋兼用屋根枠構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02197645A JPH02197645A (ja) | 1990-08-06 |
JP2782446B2 true JP2782446B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=11849535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1014021A Expired - Fee Related JP2782446B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 樋兼用屋根枠構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2782446B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH042276Y2 (ja) * | 1987-02-18 | 1992-01-27 |
-
1989
- 1989-01-25 JP JP1014021A patent/JP2782446B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH02197645A (ja) | 1990-08-06 |
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