JP5907121B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体前部構造に関する。
フロントサイドフレームから車両幅方向の外側へ突出する側方突出部材と、バンパービームの端部に設けられたバンパービーム延長部材から車両前後方向の後側へ突出する後方突出部材とを備えた車体前部構造が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示された技術では、フロントサイドフレームよりも車両幅方向の外側において車両前面衝突(以下、この衝突形態を「微小ラップ衝突」という)したときに、バンパービーム延長部材に前突荷重が入力される。そして、バンパービーム延長部材が車両前後方向の後側へ変形すると、後方突出部材が側方突出部材に当接し、当該側方突出部材を介して前突荷重がフロントサイドフレームへ伝達されるように構成されている。
特開2012−228907号公報 特開2006−137373号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、車両前面に対する衝突体の衝突角度等によっては、後方突出部材が側方突出部材に当接せず、後方突出部材からフロントサイドフレームに衝突荷重を伝達することができない可能性がある。
本発明は、上記の事実を考慮し、微小ラップ衝突時に、前突荷重をフロントサイドメンバへ伝達することができる車体前部構造を得ることを目的とする。
請求項に記載の車体前部構造は、車体前部の側部に配置され、車両前後方向に延びるフロントサイドメンバと、前記フロントサイドメンバよりも車両幅方向の外側へ延出する延出部と、前記延出部と前記フロントサイドメンバとを連結すると共に、車両前後方向の後側へ向けた荷重によって中間部が変形することにより前端側が後端側へ誘導される荷重伝達部材と、を備え、前記荷重伝達部材は、閉断面構造とされると共に、前記中間部における車両幅方向の外側の部位に変形の起点となる脆弱部が形成され、前記荷重伝達部材の前記後端側には、受け部が設けられ、前記荷重伝達部材の前記前端側には、前記受け部へ誘導され、該受け部を車両幅方向の内側へ押圧する押圧部が設けられ、前記受け部及び前記押圧部が、前記荷重伝達部材の内部に設けられた補強部材とされている。
請求項に係る車体前部構造によれば、荷重伝達部材が閉断面構造とされている。この荷重伝達部材の後端側の内部には受け部としての補強部材が設けられており、荷重伝達部材の前端側の内部には押圧部としての補強部材が設けられている。そして、微小ラップ衝突時に、前端側の補強部材が後端側の補強部材に当接すると、前突荷重が荷重伝達部材を介してフロントサイドメンバへ伝達される。
請求項に係る車体前部構造によれば、荷重伝達部材の前端側及び後端側の内部に補強部材を設けるという簡単な構成により、補強部材を介して前突荷重をフロントサイドメンバへ伝達することができる。
請求項に係る車体前部構造によれば、微小ラップ衝突時に、前突荷重をフロントサイドメンバへ早期に伝達することができる。
本発明の一実施形態に係る車体前部構造が適用された車体前部を示す平面図である。 図1に示される荷重伝達部材を示す分解斜視図である。 (A)及び(B)は微小ラップ衝突時における荷重伝達部材の変形状態の一例を示す平面図である。 本発明の一実施形態における荷重伝達部材の変形例を示す拡大平断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る車体前部構造について説明する。なお、各図において示される矢印UPは車両上下方向の上側を示し、矢印FRは車両前後方向の前側を示し、矢印OUTは車両幅方向の外側(車体左側)を示している。
図1には、本実施形態に係る車体前部構造10が適用された車体前部12が示されている。車体前部構造10は、車体前部12の両側に配置された一対のフロントサイドメンバ14と、車体前部12の前端側に配置されたフロントバンパリインフォースメント18とを備えている。なお、車体前部12は、車体前部12の車両幅方向の中央部に対して左右対称に構成されている。そのため、以下では、車体前部構造10の左側半分の構成について説明し、車体前部構造10の右側半分の構成については説明を省略する。
フロントサイドメンバ14は、車体前部12の側部の骨格を構成する骨格部材であり、駆動源としてのパワーユニット15の両側に配置されている。パワーユニット15は、少なくとも車両の前輪(図示省略)を回転駆動する駆動源であり、内燃機関としてのエンジン、及び電気モータの少なくとも一方を含んで構成されている。このパワーユニット15は、図示しないマウントブラケットを介して一対のフロントサイドメンバ14に支持されている。なお、パワーユニット15の車両前後方向の後側には、ダッシュパネルを隔てて図示しないキャビン(客室)が形成されている。
各フロントサイドメンバ14は、車両前後方向に延びると共に、車両前後方向から見た断面形状が閉断面とされている。このフロントサイドメンバ14の車両前後方向の前端部14Fには、前面衝突時に軸圧縮変形して衝突エネルギーを吸収する筒状のクラッシュボックス16が設けられている。
フロントバンパリインフォースメント(以下、単に「バンパリインフォースメント」ともいう)18は、一対のフロントサイドメンバ14の車両前後方向の前側に配置されている。バンパリインフォースメント18は、車両幅方向に延びると共に、車両幅方向から見た断面形状が閉断面とされている。このバンパリインフォースメント18における車両幅方向の両側には、前述したクラッシュボックス16を介して一対のフロントサイドメンバ14の前端部14Fがそれぞれ結合されている。また、バンパリインフォースメント18の車両幅方向の両端部は、一対のフロントサイドメンバ14の各々よりも車両幅方向の外側へ延出する延出部18Aとされている。
バンパリインフォースメント18の延出部18Aとフロントサイドメンバ14の前端部14Fとは、荷重伝達部材20によって連結されている。荷重伝達部材20は、連結部材22と、連結部材22の前端側に設けられた前側ブラケット24と、連結部材22の後端側に設けられた後側ブラケット26とを有している。
連結部材22は、鋼板等によって断面略矩形の筒状に形成された閉断面構造とされており、平面視にて略L字形状に屈曲されている。この連結部材22は、前端部22Fが前側ブラケット24を介してバンパリインフォースメント18の延出部18Aに固定され、後端部22Rが後側ブラケット26を介してフロントサイドメンバ14に固定されている。
図1及び図2に示されるように、前側ブラケット24は、バンパリインフォースメント18の延出部18Aに固定される前側フランジ部24A(図1参照)と、連結部材22の前端部22Fに結合される前側突出部24Bとを有している。前側フランジ部24Aは鋼板等によって板状に形成され、延出部18Aの後壁部18A1に重ね合わされた状態で溶接等によって固定されている。
補強部材の一例としての前側突出部24Bは、前側フランジ部24Aから車両前後方向の後側へ突出している。この前側突出部24Bは、鋼板等によって断面略矩形の筒状に形成されている。また、前側突出部24Bの突出方向の先端部(延出部18Aと反対側の端部)は、壁部24B1(図2参照)によって塞がれている。これにより、前側突出部24Bの先端部の剛性が高くなっている。
前側突出部24Bは、連結部材22の前端部22Fに挿入され(嵌め込まれ)、溶接等によって当該前端部22Fに結合されている。この前側突出部24Bによって連結部材22の前端部22Fを補強することにより、荷重伝達部材20の前端側に車両前後方向の中間部20Mよりも剛性が高い押圧部20Fが形成されている。
後側ブラケット26は、フロントサイドメンバ14に固定される後側フランジ部26Aと、連結部材22の後端部22Rに結合される後側突出部26Bとを有している。後側フランジ部26Aは鋼板等によって板状に形成され、フロントサイドメンバ14の車両幅方向の外側の外側壁部14Aに重ね合わされた状態で溶接等によって固定されている。
補強部材の一例としての後側突出部26Bは、後側フランジ部26Aから車両幅方向の外側へ突出しており、前側突出部24Bの車両前後方向の後側かつ車両幅方向の内側に位置している。この後側突出部26Bは、鋼板等によって断面略矩形の筒状に形成されている。また、後側突出部26Bの突出方向の先端部(フロントサイドメンバ14と反対側の端部)は、壁部26B1(図2参照)によって塞がれている。これにより、後側突出部26Bの先端部の剛性が高くなっている。
後側突出部26Bは連結部材22の後端部22Rに挿入され(嵌め込まれ)、溶接等によって当該後端部22Rに結合されている。この後側突出部26Bによって連結部材22の後端部22Rを補強することにより、荷重伝達部材20の後端側に中間部20Mよりも剛性が高い受け部20Rが形成されている。
ここで、荷重伝達部材20の中間部20Mは、連結部材22の車両前後方向の中間部22Mによって構成されている。この連結部材22の中間部22Mにおける車両幅方向の外側の部位(外側部)には、複数の脆弱部の一例としての複数の縦ビード28が形成されている。より具体的には、連結部材22の中間部22Mにおける車両幅方向の外側の外側壁部22M1に、複数の縦ビード28が連結部材22の軸方向に間隔を空けて形成されている。
各縦ビード28は、車両上下方向に延びる共に、外側壁部22M1の上下の稜線部R1,R2に亘って形成されている。これらの縦ビード28によって、連結部材22の中間部20Mでは、車両幅方向の内側部よりも外側部の剛性が低くなっている。
これにより、荷重伝達部材20の前端部に車両前後方向の後側へ向けた前突荷重Pが入力されたときに、押圧部20Fが受け部20Rへ当接(衝突)するように、荷重伝達部材20の中間部20Mが変形する(潰れる)ようになっている。換言すると、荷重伝達部材20の前端部に前突荷重Pが入力されたときに、荷重伝達部材20の中間部20Mが縦ビード28を起点として変形する(潰れる)ことにより、押圧部20Fが受け部20Rへ誘導され、当該受け部20Rに当接するようになっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係る車体前部構造10によれば、荷重伝達部材20によってバンパリインフォースメント18の延出部18Aとフロントサイドメンバ14とが連結されている。この荷重伝達部材20は、その前端側に押圧部20Fが設けられると共に、その後端側に受け部20Rが設けられている。また、荷重伝達部材20の中間部20M(中間部22M)における外側壁部22M1には、複数の縦ビード28が形成されている。これにより、荷重伝達部材20の中間部20Mでは、内側部よりも外側部が潰れ易くなっている。
したがって、例えば、図3(A)に示されるように、微小ラップ衝突時に、衝突体Wがバンパリインフォースメント18の延出部18Aに当接すると、次のようになる。すなわち、バンパリインフォースメント18を介してクラッシュボックス16に前突荷重が入力されると共に、荷重伝達部材20に前突荷重Pが入力される。これにより、クラッシュボックス16が軸方向に潰れると共に、荷重伝達部材20の中間部20Mが縦ビード28を起点として軸方向に潰れる。
次に、図3(B)に示されるように、バンパリインフォースメント18に対して衝突体Wが車両前後方向の後側へさらに相対移動すると、クラッシュボックス16がさらに軸方向に圧縮変形する。これにより、衝突エネルギーが吸収される。一方、荷重伝達部材20の中間部20Mでは、連結部材22の外側壁部22M1が縦ビード28を起点としてさらに潰れる。これにより、荷重伝達部材20の押圧部20Fが車両幅方向の内側へ回転しながら受け部20Rへ誘導される。
そして、荷重伝達部材20の押圧部20Fが受け部20Rに当接すると、前突荷重Pがフロントサイドメンバ14に車両幅方向の内側へ向けて伝達される。つまり、フロントサイドメンバ14を車両幅方向の内側へ押圧する荷重(以下、「横荷重」という)Qが発生する。
この横荷重Qによって、車体前部12が車両幅方向において衝突体Wから離れる方向にスライドする。これにより、パワーユニット15の車両前後方向の後側に形成された図示しないキャビンの変形等が抑制される。また、例えば、フロントサイドメンバ14が受け部20Rを起点として車両幅方向の内側へ屈曲変形することにより、フロントサイドメンバ14からパワーユニット15を介して衝突側と反対側の部材へ横荷重Qが分散して伝達される。これにより、パワーユニット15の車両前後方向の後側に形成された図示しないキャビンの変形等がさらに抑制される。
このように本実施形態では、微小ラップ衝突時に、荷重伝達部材20を介して前突荷重Pがフロントサイドメンバ14に伝達される。したがって、微小ラップ衝突に対する衝突性能を向上させることができる。
また、押圧部20Fと受け部20Rとは連結部材22によって連結されており、この連結部材22の中間部22Mが変形することにより、すなわち荷重伝達部材20の中間部20Mが変形することにより、押圧部20Fが受け部20Rへ誘導される。これにより、微小ラップ衝突時に、押圧部20Fを受け部20Rにより確実に当接させることができる。したがって、フロントサイドメンバ14に前突荷重Pをより確実に伝達することができる。
さらに、荷重伝達部材20の中間部20Mが変形することにより、衝突エネルギーが吸収される。つまり、荷重伝達部材20の中間部20Mは、エネルギー吸収部としても機能する。したがって、微小ラップ衝突に対する衝突性能をさらに向上させることができる。
しかも、本実施形態では、連結部材22の前端部22Fの内部に前側突出部24Bを挿入すると共に、連結部材22の後端部22Rの内部に後側突出部26Bを挿入するという簡単な構成により、荷重伝達部材20に押圧部20F及び受け部20Rを設けることができる。
また、本実施形態では、車体前部12の前端側に配置されたバンパリインフォースメント18に延出部18Aを設けたことにより、微小ラップ衝突時に、前突荷重Pをフロントサイドメンバ14へ早期に伝達することができる。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、連結部材22の前端部22Fに前側突出部24Bを挿入すると共に連結部材22の後端部22Rに後側突出部26Bを挿入することにより、荷重伝達部材20に押圧部20F及び受け部20Rを設けた例を示したが、これに限らない。押圧部20F及び受け部20Rは、互いに当接することにより前突荷重を伝達な剛性を有していれば良い。したがって、例えば、連結部材22の前端部22F及び後端部22Rの内部に、後述する補強部材としてのバルクヘッドや補強リブを設けて適宜補強しても良い。また、連結部材20の外部を補強することにより、連結部材22に押圧部及び受け部を設けることも可能である。
また、例えば、荷重伝達部材20の前端部、中間部、及び後端部をそれぞれ別部材で形成し、これらの別部材を結合して荷重伝達部材を形成しても良い。具体的には、図4に示される変形例では、荷重伝達部材30の中間部30Mが中間部材32で形成され、荷重伝達部材30の後端側が後側部材34で形成されている。中間部材32及び後側部材34は、断面略矩形の筒状に形成されており、互いのフランジ部32A,34Aを重ね合わせて溶接または図示しないボルト等により結合されている。なお、図示を省略するが、荷重伝達部材30の前端部は、後側部材34と同様の部材で形成されている。
後側部材34は、フランジ部34Bを介してフロントサイドメンバ14の外側壁部14Aに固定されている。また、後側部材34の内部には、補強部材の一例としてのバルクヘッド36が設けられている。このバルクヘッド36によって後側部材34が補強されており、当該バルクヘッド36と中間部材32のフランジ部32Aとの間に受け部30Rが形成されている。なお、バルクヘッド36とフロントサイドメンバ14の外側壁部22M1との間、すなわち受け部20Rとフロントサイドメンバ14との間には、隙間Sが形成されている。このように受け部20Rとフロントサイドメンバ14との間に隙間Sを形成することも可能である。
また、上記実施形態では、荷重伝達部材20の中間部20Mにおける外側壁部22M1に、脆弱部としての縦ビード28を形成した例を示したが、これに限らない。荷重伝達部材20の車両幅方向の外側の部位には、脆弱部としてのスリット、切欠き、凹部、凸部、または貫通孔を形成しても良い。また、荷重伝達部材20の中間部20Mに脆弱部を形成するのではなく、当該中間部20Mにおいて車両幅方向の内側部と外側部との間に適切な剛性差を設定することで、荷重伝達部材20の前端側が後端側へ誘導されるように構成しても良い。このように荷重伝達部材20の中間部22Mにおける内側部と外側部との間に剛性差を設定する方法としては、例えば、内側部よりも外側部の板厚を薄くし、当該外側部の剛性を相対的に低くしても良いし、内側部を補強し、外側部の剛性を相対的に低くしても良い。
また、上記実施形態では、荷重伝達部材20を平面視にてL字形状に屈曲させた例を示したが、これに限らない。荷重伝達部材20の形状は適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、バンパリインフォースメント18と延出部18Aとを一体に形成した例を示したが、これに限らない。例えば、バンパリインフォースメント18の端部に、フロントサイドメンバ14よりも車両幅方向の外側に延出する延出部として延長部材を設け、当該延長部材とフロントサイドメンバ14を荷重伝達部材20で連結しても良い。
また、上記実施形態では、バンパリインフォースメント18に延出部18Aを設けた例を示したが、これに限らない。延出部は、例えば、バンパリインフォースメント18とクラッシュボックス16との間、クラッシュボックス16自体、またはフロントサイドメンバ14等に設けても良い。
また、上記実施形態では、バンパリインフォースメント18の両端部に延出部18Aを設けた例を示したが、延出部18Aは、バンパリインフォースメント18の少なくとも一方の端部に設けることができる。つまり、延出部は、車体前部12の両側部の少なくとも一方に設けることができる。さらに補足すると、上記実施形態では、車体前部12を車両幅方向の中央部に対して左右対称に構成した例を示したが、車体前部12は車両幅方向の中央部に対して左右非対称であっても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 車体前部構造
12 車体前部
14 フロントサイドメンバ
18 フロントバンパリインフォースメント
18A 延出部
20 荷重伝達部材
20F 押圧部
20M 中間部
20R 受け部
22 連結部材
22M 中間部(荷重伝達部材の中間部)
22M1 外側壁部(荷重伝達部材の中間部における車両幅方向の外側の部位)
24B 前側突出部(補強部材)
26B 後側突出部(補強部材)
28 縦ビード
30 荷重伝達部材
30M 中間部
30R 受け部
36 バルクヘッド(補強部材)

Claims (1)

  1. 車体前部の側部に配置され、車両前後方向に延びるフロントサイドメンバと、
    前記フロントサイドメンバよりも車両幅方向の外側へ延出する延出部と、
    前記延出部と前記フロントサイドメンバとを連結すると共に、車両前後方向の後側へ向けた荷重によって中間部が変形することにより前端側が後端側へ誘導される荷重伝達部材と、
    を備え、
    前記荷重伝達部材は、閉断面構造とされると共に、前記中間部における車両幅方向の外側の部位に変形の起点となる脆弱部が形成され、
    前記荷重伝達部材の前記後端側には、受け部が設けられ、
    前記荷重伝達部材の前記前端側には、前記受け部へ誘導され、該受け部を車両幅方向の内側へ押圧する押圧部が設けられ、
    前記受け部及び前記押圧部が、前記荷重伝達部材の内部に設けられた補強部材とされている、
    車体前部構造。
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