JP2019014342A - 車体前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】屈曲形状の側部フレームを有する車体前部構造において、衝突荷重に対する変形形状を安定化させ、衝撃エネルギーを安定して吸収する。
【解決手段】フロントサイドフレーム31の車幅方向外側に側部フレーム1が配置され、側部フレーム1は、アッパメンバ2と、アッパメンバ2の前端に接続して前下方に延びるロアメンバ3と、を備え、アッパメンバ2とロアメンバ3との接続部には、前上方に向けて屈曲する上屈曲部4が形成され、上屈曲部4の前方に、ロアメンバ3の閉断面部を隔てるバルクヘッド17を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車体前部構造に関する。
車両前後方向に延び、後端がフロントピラーに接合され、前端が車両前部構成部に接合された側部フレームの従来技術として、特許文献1に記載のものが挙げられる。特許文献1には、前端がヘッドランプブラケットに接合されたアッパメンバについて記載されている。
特許第5640934号公報
フロントピラーから水平状に延びるアッパメンバを途中から下方に屈曲させ、前下方に斜めに延びるロアメンバを構成したうえで車両前部構成部に接続させる技術が知られている。本発明は、このような屈曲形状の側部フレームを有する車体前部構造において、衝突荷重に対する変形形状を安定化させ、衝撃エネルギーを安定して吸収することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、フロントサイドフレームの車幅方向外側に側部フレームが配置され、該側部フレームは、アッパメンバと、該アッパメンバの前端に接続して前下方に延びるロアメンバと、を備え、前記アッパメンバと前記ロアメンバとの接続部には、前上方に向けて屈曲する屈曲部が形成され、前記屈曲部の前方に、前記ロアメンバの閉断面部を隔てるバルクヘッドを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構造で、車両衝突時の側部フレームの変形形状を安定化させることができる。
本実施形態に係る車体前部構造の斜視図である。 側部フレームのアウタパネルを外した状態の車体前部構造の斜視図である。 図1におけるA−A断面図である。 バルクヘッドの外観斜視図である。 (a)はロアメンバとアッパメンバのインナパネル同士の接続部周りの側面図、(b)はロアメンバとアッパメンバのアウタパネル同士の接続部周りの側面図である。 フェンダー支持ブラケットの外観斜視図である。 図6におけるB−B断面図である。
図1において、側部フレーム1は、フロントサイドフレーム31の車幅方向外側に配置されている。フロントサイドフレーム31は、略水平状で車両前後方向に延びている。側部フレーム1とフロントサイドフレーム31とは、車両の車幅方向両側に左右一対として配置されており、図1は車両左側に配置された側部フレーム1およびフロントサイドフレーム31を示している。以下では、この車両左側に配置された側部フレーム1について説明するが、車両右側のものも左右対称の形状である以外は同じ構造である。
「側部フレーム1」
側部フレーム1は、図示しない前輪の上方で略水平状に車両前後方向に延び、後端がフロントピラー41に接続するホイールハウスアッパメンバ(以降、単にアッパメンバという)2と、アッパメンバ2の前端に接続し、前下方に延びるホイールハウスロアメンバ(以降、単にロアメンバという)3と、を備えて構成されている。アッパメンバ2は、前寄りの前アッパメンバと、この前アッパメンバの後端にスポット溶接等で接続し、後方に延びてその後端がフロントピラー41に接続する後アッパメンバ2Aと、を備えて構成されている。後アッパメンバ2Aの車幅方向内側には、図示しないダンパを上方から覆うダンパベース42が配置されている。以降の説明で、アッパメンバ2とは前アッパメンバの部位を指すものとする。
「ロアメンバ3」
ロアメンバ3は、アッパメンバ2との接続部から前下方に略直線状に延びる傾斜直線部3Aと、傾斜直線部3Aの下端から下屈曲部5を介して前方に水平状に若干量延設する下部水平直線部3Bと、を有した形状からなる。下屈曲部5は、前上方に向けて凹状に形成されている。下部水平直線部3Bの前端は、上下方向および前後方向に関しフロントサイドフレーム31の前端と略同じ位置となる。下部水平直線部3Bの前端とフロントサイドフレーム31の前端とは、ガセット32を介して互いに連結されている。
ロアメンバ3は、アウタパネル6とインナパネル7とから構成されている。図3に示すように、アウタパネル6は、車幅方向に水平状に延設する上面6Aと、上面6Aの車幅方向外端から下方に鉛直状に延設する外側面6Bと、上面6Aの車幅方向内端から上方に鉛直状に延設する上向きフランジからなる上フランジ6Cと、外側面6Bの下端から車幅方向外側に水平状に延びる横向きフランジからなる下フランジ6Dと、を備えて構成されている。上面6Aは、車幅方向略中央部に形成された稜線(段差部)6Eを境として、車幅方向外側の方が車幅方向内側よりも若干低く位置している。
インナパネル7は、車幅方向に水平状に延設する下面7Aと、下面7Aの車幅方向内端から上方に略鉛直状に延設する内側面7Bと、内側面7Bの上端から上方に鉛直状に延設する上向きフランジからなる上フランジ7Cと、下面7Aの車幅方向外端から車幅方向外側に水平状に延設する横向きフランジからなる下フランジ7Dと、を備えて構成されている。以上により、上フランジ6C,7C同士および下フランジ6D,7D同士がスポット溶接等により結合されることで、上面6Aと下面7Aとが上下に対向するとともに外側面6Bと内側面7Bとが左右に対向し、ロアメンバ3の内部に中空断面部である矩形状の閉断面部8が形成される。
「アッパメンバ2」
図1、図2において、ロアメンバ3と同様に、アッパメンバ2もアウタパネル9とインナパネル10とから構成されている。アウタパネル9は、車幅方向に水平状に延設する上面9Aと、上面9Aの車幅方向外端から下方に鉛直状に延設する外側面9Bと、上面9Aの車幅方向内端に形成される上フランジ9Cと、外側面9Bの下端に形成される下フランジ9Dと、を備えて構成されている。上面9Aには、前記稜線6Eに連続する稜線9Eが形成されている。
図2に示すように、インナパネル10は、車幅方向に略水平状に延設する下面10Aと、下面10Aの車幅方向内端から上方に略鉛直状に延設する内側面10Bと、内側面10Bの上端に形成される上フランジ10Cと、下面10Aの車幅方向外端に形成される下フランジ10Dと、を備えて構成されている。以上により、上フランジ9C,10C同士および下フランジ9D,10D同士がスポット溶接等により結合されることで、上面9Aと下面10Aとが上下に対向するとともに外側面9Bと内側面10Bとが左右に対向し、アッパメンバ2の内部に中空断面部である矩形状の閉断面部が形成される。
アッパメンバ2の前端とロアメンバ3の後端とは、互いに重なり合ってスポット溶接等により結合されている。具体的には、インナパネル10がインナパネル7に対し下方および車幅方向内側から重なるとともに、アウタパネル6がアウタパネル9に対し上方および車幅方向外側から重なるように配置されている。図5(a)の符号T1は、インナパネル7,10同士が重なり合った接続部11の重なり代を示している。接続部11は、内側面7B,10B同士の重なり代の方が下面7A,10A同士の重なり代よりも大きく設定されている。図5(b)の符号T2は、アウタパネル6,9同士が重なり合った接続部12の重なり代を示している。接続部12は、外側面6B,9B同士の重なり代の方が上面6A,9A同士の重なり代よりも大きく設定されている。
アッパメンバ2の前端は前下方に向けて湾曲状に形成されており、これに滑らかに連なるように、ロアメンバ3の後端も若干湾曲状に形成されている。これにより、アッパメンバ2とロアメンバ3との接続部13(すなわち、前記した接続部11および接続部12)には、前上方に向けて屈曲する上屈曲部4が形成されている。
「スチフナ14」
図2に示すように、インナパネル7,10には、接続部13を挟んでロアメンバ3の延設方向に延びる補強部材としてのスチフナ14がスポット溶接等により取り付けられている。スチフナ14は、概ね下面7A,10Aと内側面7B,10Bとにかけて略直交状に屈曲した断面略L字形状を呈している。具体的には、スチフナ14は、接続部11よりも前側で下面部7Aと内側面7Bとに取り付けられる前剛性部14Aと、接続部11よりも後側で下面部10Aと内側面10Bとに取り付けられる後剛性部14Bと、接続部11で内側面7Bに取り付けられ、前剛性部14Aと後剛性部14Bとを連結する連結部14Cと、を備えて構成されている。
接続部11の後方において、アッパメンバ2の下面10Aと内側面10Bとのコーナー部には、前方衝突荷重の入力時に上屈曲部4の座屈変形を誘起する脆弱部20としての凹部15が形成されている。凹部15は、アッパメンバ2の閉断面部の内部に向けて窪むように形成された窪みである。スチフナ14には、閉断面部内に突出することとなる凹部15との干渉を避ける切欠き部14Dが形成されている。この切欠き部14Dも上屈曲部4の座屈変形を誘起する脆弱部20の機能を担う。さらに、凹部15の真横の下面10Aには、上方に閉断面部内に向けて突出し、車幅方向に沿ったビード16が形成されている。このビード16も上屈曲部4の座屈変形を誘起する脆弱部20の機能を担う。これら脆弱部20は、後述するフェンダー支持ブラケット18の後端部18Bの下方に設けられている。
「バルクヘッド17」
上屈曲部4の前方には、ロアメンバ3の閉断面部8をロアメンバ3の延設方向に隔てる補強用のバルクヘッド17が設けられている。図3および図4を参照して、バルクヘッド17は、傾斜直線部3Aの延設方向との略直交面に沿って形成され、閉断面部8の形状に略倣った矩形状の隔壁板部17Aを備えている。この隔壁板部17Aの下端、車幅方向内端、上端にはそれぞれ、ロアメンバ3の延設方向に沿って接続部13側に向けて延びる下フランジ17B、側フランジ17C、上フランジ17Dが形成されている。
図3において、下フランジ17Bは、スチフナ14の前剛性部14Aとともにロアメンバ3の下面7Aにスポット溶接等により取り付けられる。側フランジ17Cは、前剛性部14Aとともにロアメンバ3の内側面7Bにスポット溶接等により取り付けられる。上フランジ17Dは、本実施形態では、ロアメンバ3の上面6Aに対して3mm程度の若干の隙間Sを空けて対向するように位置している。隙間Sが一定となるように、上フランジ17Dには、上面6Aの稜線6Eに対応するように稜線17Eが形成されている。なお、場合により、上フランジ17Dを上面6Aに溶接等で結合してもよい。
「フェンダー支持ブラケット(ブラケット部材)18」
図1、図5、図6を参照して、上屈曲部4には、前端部18Aがバルクヘッド17の上部の近傍に位置してロアメンバ3の上面6Aにスポット溶接等で接続するとともに、後端部18Bがアッパメンバ2の上面9Aにスポット溶接等で接続し、前上方に向けて突出した突出部18Cを有するフェンダー支持ブラケット18が設けられている。つまり、フェンダー支持ブラケット18は、接続部13を挟んでロアメンバ3の上面6Aとアッパメンバ2の上面9Aとの間に掛け渡されている。フェンダー支持ブラケット18は、車体の図示しないフロントフェンダーを支持する。突出部18Cは、前端部18Aから車幅方向に沿う面として略鉛直状に上方に延びる前面18Dと、後端部18Bから車幅方向に沿う面として略水平状に前方に延びる上面18Eとで構成されている。図5から判るように、前端部18Aは、ロアメンバ3の延設方向に関して、バルクヘッド17の上フランジ17Dと重なるようには位置しておらず、上フランジ17Dよりも若干前側に位置して上面6Aに接続している。
図6において、前端部18Aは、稜線6Eに跨って上面6Aに接面するため、稜線6Eに倣った稜線18Fが形成されている。後端部18Bも稜線9Eに跨って上面9Aに接面するため、稜線9Eに倣った稜線18Gが形成されている。前面18Dの車幅方向中央には、前端部18Aまでにかけて上下方向に延びる浅溝状のビード19が形成されている。図7に示すように、ビード19は後方側に凸状となるように形成されている。図6に示すように、ビード19の上端側はそのまま上面18Eの中程あたりまで回り込むように形成されている。
「作用」
前方衝突荷重が側部フレーム1に入力すると、側部フレーム1には、下屈曲部5および上屈曲部4を折り曲げ点として傾斜直線部3Aが前方側に起立するいわゆるZ字折れの座屈変形が生じ、この変形過程で衝撃エネルギーが吸収される。
ここで、上屈曲部4においては、アッパメンバ2とロアメンバ3との重なり部である接続部13が配置されている。接続部13は板厚が増して強度が高いことから、上屈曲部4での変形の折り曲げ点は、接続部13をよけて、接続部13よりも前或いは後のどちらかになる傾向にある。本発明者は、接続部13よりも後を折り曲げ点とした場合の方が、接続部13でのアッパメンバ2とロアメンバ3との接続状態を維持しつつ、上屈曲部4を緩やかに曲げることができ、衝撃エネルギーの吸収効率が良くなることを解析した。しかし、アッパメンバ2やロアメンバ3の長さや、フロントサイドフレーム31の折れモードとの兼ね合い、エンジン部品の挙動等、様々な要因により、安定的に接続部13の後で折り曲げることが困難な場合がある。
この問題に対し、本発明は、接続部13の前側に、ロアメンバ3の閉断面部8をロアメンバ3の延設方向に隔てるバルクヘッド17を設けたので、衝突荷重を受けてロアメンバ3の上面6Aと下面7Aとが互いに近接しようとする閉断面部8の変形がバルクヘッド17により阻止される。
以上のように、フロントサイドフレーム31の車幅方向外側に側部フレーム1が配置され、側部フレーム1は、アッパメンバ2と、該アッパメンバ2の前端に接続して前下方に延びるロアメンバ3と、を備え、アッパメンバ2とロアメンバ3との接続部13には、前上方に向けて屈曲する上屈曲部4が形成され、上屈曲部4の前方に、ロアメンバ3の閉断面部8を隔てるバルクヘッド17を設ければ、接続部13の前での折り曲げを抑制でき、その分、所望の折り曲げ箇所である接続部13の後で折り曲げを安定して生じさせることができる。
特に、バルクヘッド17の上部に、ロアメンバ3の延設方向に延びる上フランジ17Dが形成されている構成とすれば、衝突荷重を受けた際、下面7A側に変形しようとする上面6Aを、上フランジ17Dにより面として受け止めることができる。本実施形態では、上フランジ17Dと上面6Aとの間に隙間Sを設けているが、上面6Aがこの隙間S分だけ下方に移動して上フランジ17Dに突き当たった以降は、下方への変形が阻止されることとなる。これにより、上面6Aの変形を効果的に阻止し、接続部13の前での折り曲げを一層抑制できる。
また、上屈曲部4に配置され、前端部18Aがバルクヘッド17の上部の近傍に位置するとともに後端部18Bがアッパメンバ2の上面9Aに接続し、前上方に向けて突出した突出部18Cを有するフェンダー支持ブラケット(ブラケット部材)18を設ければ、次のような効果が奏される。フェンダー支持ブラケット18でロアメンバ3の上面6Aとアッパメンバ2の上面9Aとを接続することにより、通常時におけるロアメンバ3とアッパメンバ2との結合強度を高めることができる。そして、前方衝突時等には、前端部18Aがバルクヘッド17の上部の近傍でロアメンバ3の上面6Aに接続していることにより、前端部18Aとバルクヘッド17の上端とが協働して上面6Aの折り曲げを阻止する。これにより、接続部13の前での折り曲げを一層抑制できる。
フェンダー支持ブラケット18の下方に、アッパメンバ2の脆弱部20を設ければ、脆弱部20に応力を集中させることができ、接続部13の後で確実に折り曲げを生じさせることができる。脆弱部20をフェンダー支持ブラケット18の下方に配置することで、側部フレーム1の剛性の低下を抑制できる。
フェンダー支持ブラケット部材18の突出部18Cに、前端部18Aに向かって上下方向に延びるビード19を設ければ、フェンダー支持ブラケット部材18の強度を効果的に高めることができる。これにより、アッパメンバ2とロアメンバ3との結合強度を高めることができ、アッパメンバ2とロアメンバ3の意図しない曲げ変形を抑制できる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明した。実施形態では、バルクヘッド17をインナパネル7側にスポット溶接で取り付けたが、場合によりアウタパネル6側にスポット溶接で取り付けてもよい。また、バルクヘッド17をインナパネル7、アウタパネル6の双方にスポット溶接で取り付けてもよい。
1 側部フレーム
2 アッパメンバ
3 ロアメンバ
4 上屈曲部
5 下屈曲部
6 アウタパネル(ロアメンバ側)
7 インナパネル(ロアメンバ側)
8 閉断面部
9 アウタパネル(アッパメンバ側)
10 インナパネル(アッパメンバ側)
13 接続部
14 スチフナ
14D 切欠き部
15 凹部
16 ビード
17 バルクヘッド
17D 上フランジ
18 フェンダー支持ブラケット(ブラケット部材)
18A 前端部
18B 後端部
18C 突出部
19 ビード
20 脆弱部
31 フロントサイドフレーム
41 フロントピラー

Claims (5)

  1. フロントサイドフレームの車幅方向外側に側部フレームが配置され、
    該側部フレームは、アッパメンバと、該アッパメンバの前端に接続して前下方に延びるロアメンバと、を備え、
    前記アッパメンバと前記ロアメンバとの接続部には、前上方に向けて屈曲する屈曲部が形成され、
    前記屈曲部の前方に、前記ロアメンバの閉断面部を隔てるバルクヘッドを設けたことを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記バルクヘッドの上部に、前記ロアメンバの延設方向に延びる上フランジが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 前記屈曲部に配置され、前端部が前記バルクヘッドの上部の近傍に位置するとともに後端部が前記アッパメンバの上面に接続し、前上方に向けて突出した突出部を有するブラケット部材を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車体前部構造。
  4. 前記ブラケット部材の下方に、前記アッパメンバの脆弱部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の車体前部構造。
  5. 前記ブラケット部材の突出部に、前記前端部に向かって上下方向に延びるビードを設けたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の車体前部構造。
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