JP5835537B1 - ステアリング装置 - Google Patents

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    • F16D41/07Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by pivoting or rocking, e.g. sprags between two cylindrical surfaces

Abstract

ステアリング装置80は、ステアリングコラム50と、ブラケット52と、固定機構1とを含む。固定機構1は、ローラクラッチ8及びインナーリング7と、スリップリング6とを備える。ローラクラッチ8及びインナーリング7は、ブラケット52の側板部52aを貫通するロッド5と、操作レバー53が回転して締付力Fdを付与する締付方向では作用せず、かつ操作レバー53が回転して締付力Fdを解除する解除方向では作用する。スリップリング6は、ローラクラッチ8及びインナーリング7が作用した場合に、ロッド5に摩擦抵抗を加える摩擦付与部材である。

Description

本発明は、ステアリング装置に関する。
ステアリングホイールの回転に伴って車輪に舵角を付与するステアリング装置に備えられ、操作者の体格等に合わせて、操作レバーを回動することでステアリングホイールの位置を調整する位置調整機構が広く知られている。例えば、特許文献1及び特許文献2には、この位置調整機構を備えたステアリング装置が記載されている。
特開平9−272446号公報 国際公開第2013/107486号公報
特許文献1及び特許文献2に記載されているような技術は、ステアリングホイールの位置を調整する場合、操作レバーの揺動を減衰する機構が提案されている。特許文献1及び特許文献2に記載されているような技術では、操作レバーがロック状態(位置固定状態)からアンロック状態(位置解除状態)にされる場合、操作レバーが勢いよく解除されることによる解除音まで抑制することは容易ではない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、操作レバーがロック状態(位置固定状態)からアンロック(解除状態)にされる場合、操作レバーの解除による解除音を低減できるステアリング装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るステアリング装置は、ステアリングホイールに連結される入力軸を回転自在に支持するステアリングコラムと、前記ステアリングコラムを挟持するブラケットと、操作レバーの回転位置に応じて、前記ブラケットが前記ステアリングコラムを挟持する締付力を付与する固定機構とを備え、前記固定機構は、前記ブラケットを貫通するロッドと、前記操作レバーが回転して前記締付力を付与する締付方向では作用せず、かつ前記操作レバーが回転して前記締付力を解除する解除方向では作用する、ローラクラッチと、前記ローラクラッチが作用した場合に、前記ロッドに摩擦抵抗を加える摩擦付与部材と、を含む。
この構造により、ローラクラッチは、締付方向において操作レバーの操作に影響を与えず、ステアリングホイールの位置を固定することができる。また、ローラクラッチは、解除方向において、操作レバーが回転してブラケットがステアリングコラムの締付力を解除した後、摩擦付与部材にフリクショントルク(摩擦抵抗)により、衝撃を緩和させる。その結果、操作レバーがロック状態(位置固定状態)からアンロック状態(位置解除状態)にされる場合でも、操作レバーが勢いよく解除されることによる解除音を低減することができる。
本発明の望ましい態様として、前記固定機構は、前記操作レバーが回転して前記締付力を付与するカム機構を備え、前記カム機構は、操作レバーの回転位置に応じて回動可能な可動カムと、前記ブラケットの側板部に取り付けられ、前記操作レバーの回転に対して相対回転不能である固定カムとを備え、前記可動カムと前記固定カムとの対向面の距離が操作レバーの回転に応じて変化することが好ましい。これにより、カム機構は、ボルトとナットとによる締付機構よりも、操作レバーの回転に対する、ブラケットにステアリングコラムを締め付ける締付量の勾配を大きくすることができる。このため、カム機構のカム山の傾斜を大きくすることで締付量の勾配を高め、操作者はクリック感を得ることができる。これにより、ステアリング装置は、ホイールの位置調整の操作性が向上する。本態様に係るステアリング装置によれば、カム機構のカム山の傾斜を大きくすることで、締付力を解除した後の反動が大きくなるものの、ローラクラッチにより、ロッドの回転が操作レバーに伝達されず、解除音が発生しないように、摩擦付与装置がロッドの回転を減衰させる。このため、カム機構のカム山の傾斜をより大きくすることができ、操作者は、よりはっきりとしたクリック感を得ることができる。これにより、ステアリング装置は、ホイールの位置調整の操作性が向上する。
本発明の望ましい態様として、ローラクラッチは環状であり、内径側に前記摩擦付与部材があることが好ましい。これにより、固定機構が小型となり、ステアリング装置の周囲の部材と干渉する可能性が低減し、車両内のスペースに配置する自由度を高めることができる。
本発明の望ましい態様として、ローラクラッチは環状であり、外径側に前記摩擦付与部材があることが好ましい。これにより、ロッドの配置など固定機構の自由度を高めることができる。
本発明の望ましい態様として、前記ローラクラッチは、外輪と、前記外輪の内径側にある内輪と、前記解除方向では前記外輪と前記内輪との間で楔として作用し、前記締付方向では前記外輪と前記内輪との楔が外れる楔ローラと、を備えることが好ましい。この構造により、ローラクラッチは、締付方向において作用せず、操作レバーの回転がロッドに伝達されない。また、ローラクラッチは、解除方向において作用して、ローラクラッチと摩擦付与部材とによるフリクショントルクにより、衝撃を緩和する。
本発明の望ましい態様として、前記外輪は前記操作レバーの回転と連動し、前記内輪は、前記操作レバーの回転に対して相対回転不能な前記ロッドに貫通されていることが好ましい。この構造により、ローラクラッチは、締付方向に操作レバーを回転すると、外輪と内輪との回転の伝達が作用しなくなる。また、ローラクラッチは、解除方向に操作レバーが回転すると、外輪と内輪との回転の伝達が作用し、ローラクラッチと摩擦付与部材とによるフリクショントルクにより、衝撃を緩和する。
本発明の望ましい態様として、前記外輪は、前記固定カムに圧入固定され、前記ロッドは、前記内輪を貫通し、かつ前記操作レバーの回転と連動することが好ましい。この構造により、ローラクラッチは、締付方向に操作レバーを回転すると、外輪と内輪との回転の伝達が作用しなくなる。また、ローラクラッチは、解除方向に操作レバーが回転すると、外輪と内輪との回転の伝達が作用し、ローラクラッチと摩擦付与部材とによるフリクショントルクにより、衝撃を緩和する。
本発明の望ましい態様として、前記摩擦付与部材は、板バネを湾曲させて、弾性力によって前記板バネの外側面又は前記板バネの内側面に摩擦を発生させるスリップリングであることが好ましい。この構造により、単純な構造で、ロッドにフリクショントルクを加えることができる。
本発明の望ましい態様として、前記摩擦付与部材は、表面を押圧すると弾性を有する樹脂性のインナーリングであり、前記ロッドの外周に固定されていることが好ましい。この構造により、安価な材料でできるとともに、部品点数を低減することができる。
本発明によれば、操作レバーがロック状態(位置固定状態)からアンロック(解除状態)にされる場合、操作レバーの解除による解除音を低減できるステアリング装置を提供することができる。
図1は、実施形態1に係るステアリング装置の構成図である。 図2は、実施形態1に係るステアリングコラムの周囲を模式的に示す側面図である。 図3は、実施形態1に係る固定機構を模式的に示す分解斜視図である。 図4は、実施形態1に係る固定機構を模式的に示す断面図である。 図5は、実施形態1に係るローラクラッチをロッドの軸方向に直交する平面で切った仮想断面の模式図である。 図6は、実施形態1に係るローラクラッチの楔ローラを説明するための説明図である。 図7は、実施形態1に係るローラクラッチが締付方向の操作力をうけている状態を説明するための説明図である。 図8は、実施形態1に係るローラクラッチが解除方向の操作力をうけている状態を説明するための説明図である。 図9は、実施形態1に係る操作レバーに伝達される力を説明するための説明図である。 図10は、実施形態2に係る固定機構を模式的に示す断面図である。 図11は、実施形態3に係る固定機構を模式的に示す分解斜視図である。 図12は、実施形態3に係る固定機構を模式的に示す断面図である。 図13は、実施形態4に係る固定機構を模式的に示す断面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るステアリング装置の構成図である。図2は、ステアリングコラムの周囲を模式的に示す側面図である。図1及び図2を用いて、実施形態1に係るステアリング装置80の概要を説明する。また、以下の説明において、ステアリング装置80を車両に取り付けた場合の車両の前方は、単に前方と記載され、ステアリング装置80を車両に取り付けた場合の車両の後方は、単に後方と記載される。図2において、前方は、図中の左側であり、後方は、図中の右側である。
ステアリング装置80は、操作者から与えられる力が伝達する順に、ステアリングホイール81と、ステアリングシャフト82と、操舵力アシスト機構83と、ユニバーサルジョイント84と、ロアシャフト85と、ユニバーサルジョイント86と、ピニオンシャフト87と、ステアリングギヤ88と、タイロッド89とを備える。また、ステアリング装置80は、ECU(Electronic Control Unit)90と、トルクセンサ91aとを備える。車速センサ91bは、車両に備えられ、CAN(Controller Area Network)通信により車速信号VをECU90に入力する。
ステアリングシャフト82は、入力軸82aと、出力軸82bとを含む。入力軸82aは、一方の端部がステアリングホイール81に連結され、他方の端部がトルクセンサ91aを介して操舵力アシスト機構83に連結される。出力軸82bは、一方の端部が操舵力アシスト機構83に連結され、他方の端部がユニバーサルジョイント84に連結される。
ロアシャフト85は、一方の端部がユニバーサルジョイント84に連結され、他方の端部がユニバーサルジョイント86に連結される。ピニオンシャフト87は、一方の端部がユニバーサルジョイント86に連結され、他方の端部がステアリングギヤ88に連結される。
ステアリングギヤ88は、ピニオン88aと、ラック88bとを含む。ピニオン88aは、ピニオンシャフト87に連結される。ラック88bは、ピニオン88aに噛み合う。ステアリングギヤ88は、ラックアンドピニオン形式として構成される。ステアリングギヤ88は、ピニオン88aに伝達された回転運動をラック88bで直進運動に変換する。タイロッド89は、ラック88bに連結される。
操舵力アシスト機構83は、減速装置92と、電動モータ(モータ)70とを含む。なお、電動モータ70は、いわゆる、ブラシレスモータを例示して説明するが、ブラシ(摺動子)及びコンミテータ(整流子)を備える電動モータであってもよい。減速装置92は、出力軸82bに連結される。電動モータ70は、減速装置92に連結され、かつ、補助操舵トルクを発生させる電動機である。なお、ステアリング装置80は、ステアリングシャフト82と、トルクセンサ91aと、減速装置92とによりステアリングコラムが構成されている。電動モータ70は、ステアリングコラムの出力軸82bに補助操舵トルクを与える。すなわち、実施形態1のステアリング装置80は、コラムアシスト方式である。
図1に示すトルクセンサ91aは、ステアリングホイール81を介して入力軸82aに伝達された運転者の操舵力を操舵トルクとして検出する。車速センサ91bは、ステアリング装置80が搭載される車両の走行速度(車速)を検出する。ECU90は、電動モータ70と、トルクセンサ91aと、車速センサ91bと電気的に接続される。
ECU90は、電動モータ70の動作を制御する。また、ECU90は、トルクセンサ91a及び車速センサ91bのそれぞれから信号を取得する。すなわち、ECU90は、トルクセンサ91aから操舵トルクTを取得し、かつ、車速センサ91bから車両の車速信号Vを取得する。ECU90は、イグニッションスイッチ98がオンの状態で、電源装置(例えば車載のバッテリ)99から電力が供給される。ECU90は、操舵トルクTと車速信号Vとに基づいてアシスト指令の補助操舵指令値を算出する。そして、ECU90は、その算出された補助操舵指令値に基づいて電動モータ70へ供給する電力値Xを調節する。ECU90は、電動モータ70から誘起電圧の情報又は後述するレゾルバ等のロータの回転の情報を動作情報Yとして取得する。
ステアリングホイール81に入力された操作者(運転者)の操舵力は、入力軸82aを介して操舵力アシスト機構83の減速装置92に伝わる。この時に、ECU90は、入力軸82aに入力された操舵トルクTをトルクセンサ91aから取得し、かつ、車速信号Vを車速センサ91bから取得する。そして、ECU90は、電動モータ70の動作を制御する。電動モータ70が作り出した補助操舵トルクは、減速装置92に伝えられる。
出力軸82bを介して出力された操舵トルク(補助操舵トルクを含む)は、ユニバーサルジョイント84を介してロアシャフト85に伝達され、さらにユニバーサルジョイント86を介してピニオンシャフト87に伝達される。ピニオンシャフト87に伝達された操舵力は、ステアリングギヤ88を介してタイロッド89に伝達され、操舵輪を転舵させる。
図2に示すように、ステアリング装置80は、ステアリングホイール81に連結される入力軸82aを回転可能に支持するステアリングコラム50を有する。ステアリングコラム50は、筒状のアウターコラム54と、一部がアウターコラム54に挿入される筒状のインナーコラム51とを有する。例えば、アウターコラム54は、インナーコラム51の後方側に配置されている。なお、アウターコラム54がインナーコラム51の前方側に配置されていてもよい。
図2に示すように、ブラケット52の取付板部52bは、車両VBに固定された車両側部材13に取付けられる左右一対の離脱カプセル58と、樹脂インジェクションで形成された樹脂部材のせん断ピンによって離脱カプセル58に固定されたカプセル支持部59と、を有する。離脱カプセル58はアルミニウムをダイキャスト成形して形成されている。離脱カプセル58は、カプセル取付孔を有し、カプセル取付孔に挿入されるボルト等によって車両側部材に固定されている。衝突時にステアリングコラム50を前方に移動させる力が作用することにより、離脱カプセル58に対してカプセル支持部59が車両前方に摺動して樹脂部材のせん断ピンが剪断される。これにより、離脱カプセル58による支持が解除され、ステアリングコラム50が車両から離脱することが可能になっている。
ステアリング装置80は、車両側部材に固定されてステアリングコラム50を支持するブラケット52を備える。ブラケット52は、車両側部材に固定される取付板部52bと、取付板部52bに一体に形成された側板部52aと、を備えている。ブラケット52の側板部52aは、アウターコラム54を両側で対向して配置され、アウターコラム54を締め付けている。ロッド5は、側板部52aに設けられた長孔を貫通し、後述する固定機構を介して操作レバー53と連結されている。側板部52aに設けられた長孔は、ロッド5の軸方向に対して直交する面で、車両の上下方向に長い長孔である。側板部52aに設けられた長孔には、固定カム3に設けられた回り止め部3F及びロッド5に設けられた回り止め部5Cが嵌合し、回り止め部5Cは、ロッド5を操作レバー53の回転と連動しないように相対回転不能にしている。回り止め部3Fについては後述する。
インナーコラム51の外径は、アウターコラム54の内径と略同等の大きさである。アウターコラム54は、締め付けられると内径が小さくなる。これにより、アウターコラム54が締め付けられている状態では、アウターコラム54がインナーコラム51を覆う部分において、アウターコラム54の内周面とインナーコラム51の外周面とは接触している。このため、アウターコラム54が締め付けられている状態では、アウターコラム54とインナーコラム51との間に摩擦力が生じている。また、アウターコラム54は、長孔を有するテレスコ機構を備え、所定の範囲でインナーコラム51に対して摺動可能となっていてもよい。
操作者が操作レバー53を解除方向F2に回転すると、側板部52aに対する締付力が緩められ、側板部52aとアウターコラム54の外周面との間の摩擦力がなくなる又は小さくなる。減速装置92は、ステアリングコラム50よりも車両前方のチルトピボットPVで揺動可能に支持されている。これにより、操作レバー53の回転位置に応じて、チルト上段からチルト下段のチルト角θの範囲でチルト位置の調整が可能となる。また、操作レバー53が回転してアンロック状態(位置解除状態)になると、側板部52aに対する締付力が小さくなるので、アウターコラム54が摺動する際の摩擦力がなくなる。これにより、操作者は、操作レバー53を回転させた後、ステアリングホイール81を介してステアリングコラム50を押し引きすることで、テレスコ位置を調整することができる。このように、ブラケット52は、ステアリングコラム50をチルト作動可能に保持する。なお、操作レバー53により、側板部52aに対する締付力が緩められた状態では、ステアリングコラムが下方へ下がる可能性があるため、ステアリング装置80は、チルトバネ(不図示)を備えていてもよい。
このように、ステアリング装置80は、操作者の体格等に合わせて、操作レバー53を回動することでステアリングホイール81の位置を調整することができる。調整後には、操作レバー53を締付方向F1に回転してロック状態(位置固定状態)として、ステアリングホイール81の位置を固定する。このため、図3及び図4に示すように、ステアリング装置80は、ロック状態(位置固定状態)とアンロック状態(位置解除状態)とを選択し、ロック状態(位置固定状態)を維持する固定機構1を備える。図3は、実施形態1に係る固定機構を模式的に示す分解斜視図である。図4は、実施形態1に係る固定機構を模式的に示す断面図である。なお、図4は、図2のA−A断面の断面図である。
図3及び図4に示すように、固定機構1は、ロッド5と、ローラクラッチ8と、インナーリング7、スリップリング6と、ワッシャー10と、スラストベアリング11と、ナット12と、可動カム2と固定カム3を有するカム機構と、を備えている。
カム機構は、操作レバー53に取り付けられて一体的に回転する可動カム2と、固定カム3とを有する。固定カム3は、回り止め部3Fで位置決めされ、回り止め部3Fが固定カム3をブラケット52の側板部52aにチルト方向に摺動可能で、かつ操作レバー53の回転と連動しないように相対回転不能としている。図3に示すように固定カム3が、凸部3Pのカム山の間に凹部3Uが軸方向BXの回りに並ぶ、可動カム2との対向面のカム面を有しており、可動カム2も固定カムの凸部3Pと凹部3Uと嵌め合う凹凸の同じような固定カムとの対向面のカム面を有している。このように、可動カム2と固定カム3とは周方向に凹凸を形成しており、これを相対回転させた場合において、可動カム2の回転位置に応じて、可動カム2と固定カム3との距離がロッド5が延びる軸方向BXに変化するようになっている。つまり、可動カム2のカム山と固定カム3のカム山とが軸方向BXでみたとき重なり合い、可動カム2と固定カム3との距離が大きくなる。そして、可動カム2のカム山と固定カム3のカム山とが軸方向BXでみたとき、周方向に互い違いに嵌め合う場合、可動カム2と固定カム3との距離が小さくなる。
ロッド5は、回り止め部5Cによりブラケット52の側板部52aにチルト方向に摺動可能で、かつ操作レバー53の回転と連動しないように相対回転不能となっているロッド頭部5Bをロッド本体の一端に備えている。ロッド5は、ロッド頭部5Bと反対側のロッド本体の他端にナット12に締結する雄ねじが切られている。ロッド5は、操作レバー53、スラストベアリング11、ワッシャー10、ローラクラッチ8、インナーリング7、スリップリング6、スペーサ4、可動カム2、固定カム3、ブラケット52を貫通し、ロッド頭部5Bとナット12とで挟み込んでいる。ロッド5、ナット12、ワッシャー10、スペーサ4は、焼き入れされた鋼材であり、硬い材料を用いている。ナット12は、ロッド5と締結されることで、スラストベアリング11と、ワッシャ−10を介して可動カム2を操作レバー53へ押圧し、操作レバー53の回転と、可動カム2の回転とを連動させている。スラストベアリング11は、可動カム2の回転位置に応じて、可動カム2と固定カム3との距離が変化するので、ロッド5の軸方向BXが移動可能になるように支持する。
スペーサ4は、可動カム2の内側(ロッド5側)であって、可動カム2と、ロッド5との隙間を埋めるものであり、ロッド5に固定されているが、可動カム2とは相対回転可能である。
可動カム2の内径壁面には、ローラクラッチ8が圧入されている。ローラクラッチの内側(ロッド5側)には、クラッチ機構の内輪としてインナーリング7がはめ込まれている。ローラクラッチ8と、インナーリング7とは、併せて、ローラクラッチと呼ばれることもある。
インナーリング7の内径側壁面には、スリップリング6がはめ込まれている。このように、ローラクラッチ8は、円環状であり、ローラクラッチ8の内径側にスリップリング6がある。スリップリング6は、ロッド5の回りを覆うように板バネを湾曲させて、弾性力によって板バネの外側面と板バネの内側面との間に摩擦を発生させる。スリップリング6は、板バネの厚み、材料、軸方向BXの大きさなどにより、摩擦を調整することができる。これにより、固定機構1が小型となり、ステアリング装置80の周囲の部材と干渉する可能性が低減し、車両内のスペースに配置する自由度を高めることができる。
図5は、実施形態1に係るローラクラッチをロッドの軸方向に直交する平面で切った仮想断面の模式図である。図6は、実施形態1に係るローラクラッチの楔ローラを説明するための説明図である。図7は、実施形態1に係るローラクラッチが締付方向の操作力をうけている状態を説明するための説明図である。図8は、実施形態1に係るローラクラッチが解除方向の操作力をうけている状態を説明するための説明図である。図5に示すように、ローラクラッチ8は、外輪9と、楔ローラ20とを含む。ローラクラッチ8は、外輪9の外周は、可動カム2で固定され、外輪9の内周には、楔ローラ20を介してインナーリング7がはめ込まれている。楔ローラ20は、外輪9と、内輪となるインナーリング7との間にあって、周方向に複数均等配置されており、外輪9又はインナーリング7(内輪)の一方向の回転にのみトルクを伝達し、他の方向には、トルクを伝達せず外輪9又はインナーリング7(内輪)を空転させる。楔ローラ20は、図6に示すように、断面視で円弧となる球状の一部の形状となる球部20rと、球状を所定の平面又は曲面で切ったカム面20a及びカム面20bと、カム面20aとカム面20bとの境界に当接部20cと、を備える。ローラクラッチ8は、楔ローラ20を付勢するために、ガータースプリング21と、楔ローラ20の位置決めのためのワイヤーゲージ22とを含む。ガータースプリング21は、楔ローラ20を外輪9及びインナーリング7(内輪)に常時接触する方向に付勢する付勢部材であり、同じ機能を有していれば、板バネなど他の機械要素であってもよい。ワイヤーゲージ22は、ローラクラッチ8の部材同士をまとめることができ、同じ機能を有していれば、他の機械要素であってもよい。
図7に示すように、さらに外輪9が可動カム2のF1方向の回転に連動して回転すると、カム面20aが外輪9側に接するようになり、重心Gを中心に回転した楔ローラ20がインナーリング7の表面から球部20rが隙間d分離れ、ローラクラッチ8の外輪9の回転は、インナーリング7に作用しなくなる。
図6に示すように、楔ローラ20は、当接部20cを起点として外輪9との接点9Pと接触し、球部20rがインナーリング7(内輪)との接点7Pとで、楔(又はつっかえ棒)として作用し始める。図6に示すように、外輪9又はインナーリング7(内輪)の中心(上述した軸方向BXになる。)から外周方向に引くP方向と、接点9P及び接点7Pを結ぶ作用線との角度をαとして、角度αが大きくなると解除方向F2に力が加わり、カム面20bが外輪9の内周に接する。これにより、楔ローラ20が転倒することを抑制しながら、楔ローラが、解除方向F2では外輪9とインナーリング7(内輪)との間で楔として作用し、インナーリング7の動きをロックする。このとき、スリップリング6は、衝撃をインナーリング7の回転との間に生じる摩擦により減衰させ、衝撃を緩和することができる。なお、インナーリング7(内輪)が締付方向F1に回転した場合も同様に、外輪9及びインナーリング7(内輪)の間でのトルク伝達が可能になる。このように、実施形態1に係るスリップリング6は、ロッド5と、インナーリング7との間に設けられ、ローラクラッチ8が作用し、インナーリング7がロックした場合、操作レバー53が勢いよく解除されることによる衝撃を緩和することができる。これにより、実施形態1に係るステアリング装置80は、解除音を低減することができる。
以上説明したように、実施形態1に係るローラクラッチ8は、外輪9が可動カム2の回転と連動する。つまり、外輪9は操作レバー53の回転と連動して回転する。この構造により、ローラクラッチ8は、締付方向F1に操作レバー53を回転すると、外輪9と内輪であるインナーリング7との回転の伝達が作用しなくなる。また、ローラクラッチ8は、解除方向に操作レバー53が回転すると、外輪9と内輪であるインナーリング7との回転の伝達が作用し、ローラクラッチ8とスリップリング6とによるフリクショントルクにより操作レバー53の勢いを抑制し、衝撃を緩和することができる。
図9は、実施形態1に係る操作レバーに伝達される力を説明するための説明図である。図9において、縦軸は、操作レバー53に伝達される操作レバー操作力Fl(以下、操作力Flという。)であり、横軸は、ブラケットに伝達される締付力Fdである。また、操作レバー53が回転してアンロック状態(位置解除状態)になる場合、操作力Flは、初期値(例えば0)になる。アンロック状態(位置解除状態)では、可動カム2と固定カム3との距離が小さくなる。そして、固定機構1は、ブラケット52の側板部52a間でステアリングコラム50を挟みつける圧力がなくなる。このため、操作レバー53の回転に応じて、ブラケット52の側板部52a間に作用する締付力Fdが緩められて、ブラケット52の側板部52a間とアウターコラム54との間の摩擦力がなくなる、又は小さくなる状態である。
図9において、アンロック状態(位置解除状態)からロック状態(位置固定状態)にする場合を説明すると、操作レバー53の回転により、曲線Q1に示すように可動カム2のカム山及び固定カム3のカム山の傾斜に沿って、締付力Fdが増加する。
操作レバー53が締付力Fdを付与する締付方向F1に回転すると、可動カム2の回転に伝達され、可動カム2と固定カム3との距離が離れる。この場合、操作レバー53の回転は、図6に示すF1方向に可動カム2を回転させる。ローラクラッチ8は、外輪9が可動カム2のF1方向の回転に連動して回転すると、楔ローラ20がインナーリング7の表面から離れ、ローラクラッチ8の外輪9の回転は、インナーリング7に作用しなくなる。このため、ローラクラッチ8及びインナーリング7は、アンロック状態(位置解除状態)からロック状態(位置固定状態)にする操作力Flに影響を与えない。
次に、図9に示すように、可動カム2のカム山と固定カム3のカム山とが乗り上げると、操作レバー53の操作力Flが図9に示すP1の位置に到達する。さらに、操作レバー53を回転させると、図9に示すP1の位置でスラストベアリング11が作用し、スラストベアリング11が摩擦力を低減させて、操作レバー53の操作力Flは、位置P2の操作力Flでクリック感を発生させて固定される。このように、カム機構は、従来よりある、ボルトとナットとによる締付機構よりも、操作レバー53の回転(操作力Fl)に対する、ブラケット52がステアリングコラム50を締め付ける締付量(締付力Fd)の勾配を大きくすることができる。このため、カム機構のカム山の傾斜を大きくすることで締付量の勾配を高め、操作者はクリック感を得ることができる。これにより、実施形態1に係るステアリング装置は、ホイールの位置調整の操作性が向上する。
ロック状態(位置固定状態)では、ブラケット52の側板部52a間に作用する締付力Fdが大きいので、ステアリングコラム50のチルト位置を固定させることができる。また、操作レバー53を回転させることで、ブラケット52により挟みつける圧力を高め、インナーコラム51とアウターコラム54との間に生じる摩擦力を上げ、テレスコ位置を固定することができる。
図9において、ロック状態(位置固定状態)からアンロック状態(位置解除状態)にする場合を説明すると、操作レバー53の回転により、可動カム2が解除方向F2に逆回転する。カム機構は、可動カム2のカム山と固定カム3のカム山とが傾斜を下ると、周方向に互い違いに嵌め合ようになり、可動カム2と固定カム3との距離が急激に小さくなるので、ブラケット52の側板部52a間に作用する締付力Fdが緩められ、ロッド5に衝撃が伝達される可能性がある。例えば、操作レバー53が勢いよく解除され、操作レバー53の操作力Flが図9に示す位置P2から位置P3へ大きく下がる。
そして、ブラケット52の側板部52a間に作用する締付力Fdが緩められ、図9に示す曲線Q2のように低下する。このとき、図5に示すように、外輪9が可動カム2の解除方向F2の回転に連動して回転すると、楔ローラ20が外輪9とインナーリング7(内輪)との摩擦で回転し、ローラクラッチ8の外輪9の回転は、楔ローラ20によって、インナーリング7を固定するように作用する。このとき、スリップリング6は、ロッド5とインナーリング7との間でスリップし、適度な摩擦力を発生させる。その結果、ステアリング装置80は、操作レバー53の勢いによる衝撃がインナーリング7との間で生じる摩擦により減衰し、衝撃を緩和することができる。このため、図9に示すように、操作力Flの変化は、位置P4に維持されるようになる。これにより、締付力Fdが下がっても、操作者は、操作レバー53に加わる操作力flとして差分Fmを感じることができ、直線Q3のような操作力Flの減衰により締付力Fdの解除を実感できる。
なお、スリップリング6の弾性力の増減は、差分Fmの増減に影響を与える。実施形態1に係るステアリング装置80は、スリップリング6の弾性力を適切に設定することにより、締付力Fdの解除の操作感を設定することができる。
このように、アンロック状態(位置解除状態)では、ブラケット52の側板部52a間に作用する締付力Fdが緩められ、ブラケット52の側板部52a間とアウターコラム54との間の摩擦力がなくなる又は小さくなる。これにより、アウターコラム54のチルト位置の調整が可能となる。また、操作レバー53が回転させられて、ブラケット52の側板部52a間に作用する締付力Fdが緩められると、図4に示すアウターコラム54のスリット54Sの幅が大きくなる。これにより、アウターコラム54がインナーコラム51を締め付ける力がなくなるため、インナーコラム51が摺動する際の摩擦力がなくなる。これにより、操作者は、操作レバー53を回転させた後、ステアリングホイール81を介してインナーコラム51を押圧することで、テレスコ位置を調整することができる。
以上説明したように、実施形態1に係るステアリング装置80は、ステアリングコラム50と、ブラケット52と、固定機構1とを含む。ステアリングコラム50は、ステアリングホイール81に連結される入力軸82aを回転自在に支持する。ブラケット52は、ステアリングコラム50を挟持する。固定機構1は、操作レバー53の回転位置に応じて、ブラケット52がステアリングコラム50を挟持する締付力Fdを付与する。固定機構1は、ローラクラッチ8及びインナーリング7と、スリップリング6とを備える。ローラクラッチ8及びインナーリング7は、ブラケット52の側板部52aを貫通するロッド5と、操作レバー53が回転して締付力Fdを付与する締付方向F1では作用せず、かつ操作レバー53が回転して締付力Fdを解除する解除方向F2では作用する。スリップリング6は、ローラクラッチ8及びインナーリング7が作用した場合に、ロッド5に摩擦抵抗を加える摩擦付与部材である。
この構造により、ローラクラッチ8及びインナーリング7は、締付方向F1において操作レバー53の操作に影響を与えず、ステアリングホイール81の位置を固定することができる。また、ローラクラッチ8及びインナーリング7は、解除方向F2において、操作レバー53が回転してブラケット52がステアリングコラム50を締付力Fdを解除した後、摩擦付与部材のフリクショントルク(摩擦抵抗)により、衝撃を緩和させる。その結果、操作レバー53がロック状態(位置固定状態)からアンロック状態(位置解除状態)にされる場合でも、操作レバー53が勢いよく解除されることによる解除音を低減することができる。
(実施形態2)
図10は、実施形態2に係る固定機構を模式的に示す断面図である。なお、上述したものと同じ部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。実施形態2に係る固定機構1は、実施形態1に係るスペーサ4を省略し、内周からロッド5、インナーリング7、ローラクラッチ8、スリップリング6、可動カム2、操作レバー53を含む。このため、ローラクラッチ8の外輪9の外周にスリップリング6が巻き付く構造となる。このように、ローラクラッチ8は、円環状であり、ローラクラッチ8の外径側にスリップリング6がある。ローラクラッチ8の楔ローラ20は直接ロッド5に接するようになるので、ロッド5の硬度を上げることが望ましい。
以上説明したように、実施形態2に係るローラクラッチ8は、外輪9がスリップリング6を介して可動カム2の回転と連動する。つまり、外輪9は操作レバー53の回転と連動して回転する。この構造により、ローラクラッチ8は、締付方向F1に操作レバー53を回転すると、外輪9と内輪であるインナーリング7との回転の伝達が作用しなくなる。また、ローラクラッチ8は、解除方向F2に操作レバー53が回転すると、外輪9と内輪であるインナーリング7との回転の伝達が作用し、ローラクラッチ8とスリップリング6とによるフリクショントルクにより、衝撃を緩和することができる。これにより、実施形態2に係るステアリング装置80は、解除音を低減することができる。
なお、インナーリング7を取り付けず、ロッド5の外周に直接上述した楔ローラ20に接触させるように、ローラクラッチ8がロッド5に取り付けられてもよい。この場合、ロッド5は、熱処理で外周の表面の硬度を高くするとよい。このような実施形態2の変形例に係るステアリング装置80も、解除音を低減することができる。
(実施形態3)
図11は、実施形態3に係る固定機構を模式的に示す分解斜視図である。図12は、実施形態3に係る固定機構を模式的に示す断面図である。実施形態3に係るステアリング装置80は、実施形態1に係るインナーリング7及びスリップリング6の代わりに、表面を押圧すると弾性を有する樹脂性のインナーリング7aを備えている。インナーリング7aは、耐油性のあるポリアセタール等の樹脂、エラストマー等の硬度の高い合成ゴム等の材料が用いられ、成型されている。このように、ローラクラッチ8は、円環状であり、ローラクラッチ8の内径側に摩擦付与部材となるインナーリング7aがある。
実施形態3に係るロッド5は、外周の一部が加工され平面5aが一方向の上下に2平面有している。インナーリング7aは、軸方向BXに長孔7bが貫通しており、軸方向BXに延びるスリット7cで一部が切断されている。スリット7cを開き、インナーリング7aは、平面5aに沿うように長孔7bを合わせ込む。この構造により、インナーリング7aは、ロッド5に対して回転しなくなる。
ローラクラッチ8の外輪9が可動カム2の解除方向F2の回転に連動して回転すると、ローラクラッチ8の外輪9の回転は、内部の楔ローラ20が作用して、インナーリング7aを固定しようとする。このとき、インナーリング7aは、直接楔ローラ20の回転との間に生じる摩擦を生じさせ、衝撃を緩和することができる。このように、実施形態3に係るローラクラッチ8及びインナーリング7aは、ロッド5と、可動カム2との間に設けられ、ローラクラッチ8が作用し、インナーリング7aがロックした場合、操作レバー53が勢いよく解除されることによる衝撃を緩和する。
ローラクラッチ8の外輪9が可動カム2の締付方向F1の回転に連動して回転すると、ローラがインナーリング7aの表面から離れ、ローラクラッチ8の外輪9とインナーリング7aとは、互いに干渉(作用)しなくなる。このため、ロッド5とともに、インナーリング7aが抵抗なく回転する。
(実施形態4)
図13は、実施形態4に係る固定機構を模式的に示す断面図である。実施形態4に係るステアリング装置80は、実施形態1に係るインナーリング7、スリップリング6及びスリップリング6が固定カム3の内部に組み込まれている。このため、固定カム3は、軸方向BXに、第1固定カム3a及び第2固定カム3bとして分割されている。実施形態4の固定機構1は、第2固定カム3bの内部のロッド5に内側からスリップリング6、インナーリング7、ローラクラッチ8を順に挿入する。次に、第1固定カム3aは、スリップリング6、インナーリング7、ローラクラッチ8を覆うように組み込む。そして、第1固定カム3a及び第2固定カム3bは、一体となるように固定される。ローラクラッチ8の外輪9は、固定カム3(第1固定カム3a及び第2固定カム3b)に圧入固定される。このように、ローラクラッチ8は、円環状であり、ローラクラッチ8の内径側にスリップリング6がある。
実施形態4に係るロッド5は、実施形態1とは逆向きに取り付けられている。ロッド5は、ロッド頭部5B側で、操作レバー53、可動カム2、ローラクラッチ8、インナーリング7、スリップリング6、固定カム3を貫通し、ナット12側で、スラストベアリング11、ワッシャー10を貫通している。ロッド5は、可動カム2に圧入等により固定され、操作レバー53の回転と連動する。一方で、固定カム3は、回り止め部3Fで位置決めされ、回り止め部3Fが固定カム3をブラケット52の側板部52aにチルト方向に摺動可能で、かつ操作レバー53及びロッド5の回転と連動しないように相対回転不能としている。
内輪となるインナーリング7がスリップリング6を介して可動カム2の回転と連動する。つまり、インナーリング7は操作レバー53の回転と連動して回転する。この構造により、ローラクラッチ8は、締付方向F1に操作レバー53を回転すると、外輪9と内輪であるインナーリング7との回転の伝達が作用しなくなる。また、ローラクラッチ8は、解除方向F2に操作レバー53が回転すると、外輪9と内輪であるインナーリング7との回転の伝達が作用し、ローラクラッチ8とスリップリング6とによるフリクショントルクにより、衝撃を緩和することができる。
インナーリング7は、ロッド5を介して可動カム2の解除方向F2の回転に連動して回転すると、インナーリング7の回転は、内部の楔ローラ20が作用し、外輪9を固定する。このとき、同時にスリップリング6がロッド5とインナーリング7との間でスリップし、適度な摩擦力を発生させる。その結果、ステアリング装置80は、操作レバー53の勢いによる衝撃がロッド5との回転とインナーリング7との間に生じる摩擦により減衰し、衝撃を緩和することができる。このように、実施形態4に係るローラクラッチ8及びインナーリング7は、ロッド5と、固定カム3との間に設けられ、ローラクラッチ8が作用し、ローラクラッチ8がロックした場合、操作レバー53が勢いよく解除されることによる衝撃を緩和する。これにより、実施形態4に係るステアリング装置80は、解除音を低減することができる。
インナーリング7が可動カム2の締付方向F1の回転に連動して回転すると、ローラがインナーリング7の表面から離れ、ローラクラッチ8の外輪9とインナーリング7とは、互いに干渉(作用)しなくなる。このため、ロッド5とともに、インナーリング7が抵抗なく回転する。
1 固定機構
2 可動カム
3 固定カム
3a 第1固定カム
3b 第2固定カム
3F 回り止め部
4 スペーサ
5 ロッド
5B ロッド頭部
5C 回り止め部
6 スリップリング
7、7a インナーリング
8 ローラクラッチ
9 外輪
10 ワッシャー
11 スラストベアリング
12 ナット
13 車両側部材
20 楔ローラ
50 ステアリングコラム
51 インナーコラム
52 ブラケット
52a 側板部
52b 取付板部
53 操作レバー
54 アウターコラム
58 離脱カプセル
59 カプセル支持部
70 電動モータ
80 ステアリング装置
81 ステアリングホイール
82 ステアリングシャフト
82a 入力軸
82b 出力軸
83 操舵力アシスト機構
84 ユニバーサルジョイント
85 ロアシャフト
86 ユニバーサルジョイント
87 ピニオンシャフト
88 ステアリングギヤ
88a ピニオン
88b ラック
89 タイロッド
91a トルクセンサ
91b 車速センサ
92 減速装置
98 イグニッションスイッチ
F1 締付方向
F2 解除方向
PV チルトピボット

Claims (8)

  1. ステアリングホイールに連結される入力軸を回転自在に支持するステアリングコラムと、
    前記ステアリングコラムを挟持するブラケットと、
    操作レバーの回転位置に応じて、前記ブラケットが前記ステアリングコラムを解放しているアンロック状態と前記ブラケットが前記ステアリングコラムを挟持する締付力を付与するロック状態とを選択する固定機構とを備え、
    前記固定機構は、
    前記ブラケットを貫通するロッドと、
    外輪と、前記外輪の内径側にある内輪とを含み、前記操作レバーが回転して前記締付力を付与する締付方向では作用せず、かつ前記操作レバーが回転して前記締付力を解除する解除方向では作用する、ローラクラッチと、
    前記ローラクラッチが作用した場合に、前記ロッドに摩擦抵抗を加える摩擦付与部材と、
    前記操作レバーが回転して前記締付力を付与するカム機構と、を含み、
    前記カム機構は、操作レバーの回転位置に応じて回動可能な可動カムと、
    前記ブラケットの側板部に取り付けられ、前記操作レバーの回転に対して相対回転不能である固定カムとを備え、
    前記可動カム及び前記固定カムは、前記可動カムと前記固定カムとの対向面の距離が前記ロッドの軸方向に移動可能なように前記ロッドに支持され、前記可動カムの回転が操作レバーの回転と連動し、前記可動カム又は前記固定カムの内部に、前記ローラクラッチ及び前記摩擦付与部材が設けられ、
    前記操作レバーの締付方向の回転に応じて、前記アンロック状態から前記ロック状態に操作される場合、前記ローラクラッチ及び前記摩擦付与部材が前記操作レバーの操作に影響を与えずに、前記可動カムと前記固定カムとの対向面の距離が操作レバーの回転に応じて変化して、前記ブラケットが前記ステアリングコラムを締め付け、
    前記操作レバーの解除方向の回転に応じて、前記ロック状態から前記アンロック状態に操作される場合、前記可動カムに連動して回転する前記ローラクラッチの前記外輪と前記内輪との回転の伝達により、前記摩擦付与部材が前記ロッドに摩擦抵抗を加える、ステアリング装置。
  2. 前記ローラクラッチは環状であり、内径側に前記摩擦付与部材がある、請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 前記ローラクラッチは環状であり、外径側に前記摩擦付与部材がある、請求項1に記載のステアリング装置。
  4. 前記ローラクラッチは、外輪と、前記外輪の内径側にある内輪と、前記解除方向では前記外輪と前記内輪との間で楔として作用し、前記締付方向では前記外輪と前記内輪との楔が外れる楔ローラと、を備える、請求項1から3のいずれか1項に記載のステアリング装置。
  5. 前記外輪は前記操作レバーの回転と連動し、前記内輪は、前記操作レバーの回転に対して相対回転不能な前記ロッドに貫通されている、請求項4に記載のステアリング装置。
  6. 前記外輪は、前記固定カムに圧入固定され、前記ロッドは、前記内輪を貫通し、かつ前記操作レバーの回転と連動する、請求項3に記載のステアリング装置。
  7. 前記摩擦付与部材は、板バネを湾曲させて、弾性力によって前記板バネの外側面又は前記板バネの内側面に摩擦を発生させるスリップリングである、請求項1から6のいずれか1項に記載のステアリング装置。
  8. 前記摩擦付与部材は、表面を押圧すると弾性を有する樹脂性のインナーリングであり、前記ロッドの外周に固定されている、請求項1から6のいずれか1項に記載のステアリング装置。
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