JP2003269038A - グレビティヒンジ型ドア蝶番 - Google Patents

グレビティヒンジ型ドア蝶番

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JP2003269038A
JP2003269038A JP2002071568A JP2002071568A JP2003269038A JP 2003269038 A JP2003269038 A JP 2003269038A JP 2002071568 A JP2002071568 A JP 2002071568A JP 2002071568 A JP2002071568 A JP 2002071568A JP 2003269038 A JP2003269038 A JP 2003269038A
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door
hinge
way clutch
guide shaft
fitting
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JP2002071568A
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Junichi Kawana
純一 川名
Mitsuaki Shoji
光昭 庄司
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Best Ome KK
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BEST OUME KK
Best Ome KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グレビティヒンジ型ドア蝶番において、たと
えドアを強く回動して開いたり又は閉止したとしても、
ドア支持側と衝突して衝突音を発生させることなく、ド
アを静かに開閉させる。 【解決手段】 ドア支持側に固定するガイドヒンジH2
の第1のヒンジ金具11にガイド軸60の突端60cを
回り止めして嵌着する一方、ドア側に固定する第2のヒ
ンジ金具12の軸筒ケース50内に、ガイド軸を挿設す
るとともに、そのガイド軸を中心に貫挿させてワンウェ
イクラッチ53を嵌入する。ワンウェイクラッチと軸筒
ケースとの間には、軸筒ケースと一体回転可能に回転系
ダンパ57を設ける。この回転系ダンパには、ドアを一
方向に回動したとき、ワンウェイクラッチが働いてガイ
ド軸とかみ合う固定(一方向への回転規制)状態になる
と、ワンウェイクラッチ外周との間で粘性抵抗または摩
擦抵抗に基づき制動トルクを発生する制動部57aを有
する構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ラバトリーブー
スなどで使用されるドア蝶番であって、一方にガイドヒ
ンジを備えてドアの開閉を案内するとともに、他方にグ
レビティヒンジを備えてドアを開閉可能に支持するグレ
ビティヒンジ型ドア蝶番に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、たとえばラバトリーブースに
は、トイレ用ドアをドア支持側のパネルに開閉可能に取
り付ける場合、次のようなグレビティヒンジ型ドア蝶番
を用いたものが多く見られる。
【0003】従来、この種のドア蝶番の中には、たとえ
ば図14に示すように、ドア支持パネルAの木口面aの
上下に取付金具1および支持金具2を取り付け、上方の
取付金具1に、ドアBに固定した枢着金具3をガイド軸
3aを介して枢着してドアの開閉を案内するガイドヒン
ジh1を備える一方、下方の支持金具2に、図15に示
すように、ドアBに固定した枢着金具4を、支持金具2
の水平板部2a上に立設した固定軸5を介して枢着して
ドアBを開閉自在に支持するグレビティヒンジh2を備
えた構成のものがある。
【0004】特に、グレビティヒンジh2には、固定軸
5を嵌挿した上下一対の円筒カム6・7を備え、そのう
ちの上部カム6を枢着金具4に固着している。これら円
筒カム6・7は、図16に示すように、固定軸5を嵌挿
する内筒6a・7aを有し、それら内筒6a・7aが対
向する突当て端部に互いに衝合する傾斜カム面8を形成
するとともに、内筒6a・7aの外側にそれぞれ外筒6
b・7bを有し、それら外筒6b・7bが対向する突当
て端部に、傾斜カム面8とX状に交叉する傾斜カム面9
を形成している。そして、ドアBが閉止状態のとき、上
下の円筒カム6・7は、互いの傾斜カム面8・9におい
て当接した状態にある。
【0005】したがって、ドアBを図14中矢示する如
く内側に回動させると、下部カム7に対し上部カム6が
互いの傾斜カム面8・9に沿ってスライドしながら上昇
し、所定角度位置まで開かれる。一方、閉じるときは、
ドアBに対する押圧力を解除すると、ドアBの自重によ
り上部カム6が傾斜カム面8・9に沿ってスライドしな
がら下降し、ドアBが自動的に回動して閉止する構造に
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、従来で
は、上述のような構成のグレビティヒンジ型ドア蝶番を
用いてドアBを支持パネルAに取り付けた場合、たとえ
ばドアBを強く回動して開いたり又は閉止したとき、ド
アBが支持パネルA側と衝突し、バターンと大きな衝突
音が発生してしまうという問題がある。したがって、と
り分け音の響き渡りやすいラバトリーブース等では、こ
の衝撃音が耳障りで不快感を与えるという課題があっ
た。
【0007】そこで、本発明の目的は、たとえドアを強
く回動して開いたり又は閉止したとしても、ドア支持側
と衝突して衝突音を発生させることなく、ドアを静かに
開閉させるグレビティヒンジ型ドア蝶番を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 請求項1に記載の発明
は、上記課題を解決するために、たとえば以下に示す図
示実施の形態のとおり、ドア支持側の第1のヒンジ金具
11に対しドア側の第2のヒンジ金具12をガイド軸6
0を介して枢着してドアDの開閉を案内するガイドヒン
ジH2と、ドア支持側の下ヒンジ金具13に対しドア側
の上ヒンジ金具14を、互いに対向する端面に傾斜カム
面を有する上下一対の円筒カム35・26を嵌着した固
定軸25を介して枢着し、ドアDを支持するグレビティ
ヒンジH1とを備え、ドア閉止時、ドアDに対する押圧
力を解くと、ドアDの自重によって前記下部カム26に
対し前記上部カム35が互いの傾斜カム面に沿って下降
して自動的にドアDを回動させるグレビティヒンジ型ド
ア蝶番Hにおいて、前記ガイドヒンジH2の前記第1の
ヒンジ金具11に前記ガイド軸60の突端60cを回り
止めして嵌着する一方、前記第2のヒンジ金具12に
は、ドアDに固設して前記ガイド軸60を挿設してなる
軸筒ケース50と、中心に前記ガイド軸60を貫挿させ
て前記軸筒ケース50内に嵌入してなるワンウェイクラ
ッチ53と、そのワンウェイクラッチ53と前記軸筒ケ
ース50との間に該軸筒ケース50と一体回転可能に設
ける一方、ドアDを一方向に回動したとき、前記ワンウ
ェイクラッチ53が働いて前記ガイド軸60とかみ合う
固定状態になると、前記ワンウェイクラッチ53外周と
の間で粘性抵抗または摩擦抵抗に基づいて制動トルクを
発生する制動部57aを有してなる回転系ダンパ57と
を備えてなることを特徴とする。
【0009】したがって、本発明では、ドアDを、たと
えば閉じる一方向に回動すると、ドアDの回動に従って
軸筒ケース50と回転系ダンパ57とが一体的に回動す
るが、そのとき、ワンウェイクラッチ53が働いてそれ
がガイド軸60とかみ合う固定状態(一方向への回転規
制状態)になる一方、固定状態のワンウェイクラッチ5
3に対し回転系ダンパ57側が回動しようとしているた
め、ワンウェイクラッチ外周との間の粘性抵抗または摩
擦抵抗に基づき制動部57aに制動トルクを発生し、そ
のため、ドアDは、この制動トルクに抗して重く回動
し、ドア支持側に衝突することなく静かに閉止する。
【0010】請求項2に記載の発明は、たとえば以下に
示す図示実施の形態のとおり、請求項1に記載のグレビ
ティヒンジ型ドア蝶番Hにおいて、前記グレビティヒン
ジH1に対し前記ガイドヒンジH2の前記第1のヒンジ
金具11をドア支持側の上方に取り付け、その第1のヒ
ンジ金具11に突端60cを回り止めして前記ガイド軸
60を吊着する一方、該ガイド軸60を上下動可能に前
記ワンウェイクラッチ53の中心に貫挿するとともに、
該ワンウェイクラッチ53の上側で前記ガイド軸60に
圧縮スプリング61を巻装し、ドア組付け時において、
前記圧縮スプリング61に抗して前記ガイド軸60の突
端60cを押し下げ自在に構成してなることを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】 以下、図面を参照しつつ、本発
明の実施の形態について説明する。
【0012】図13に、本発明のグレビティヒンジ型ド
ア蝶番を用いてドアをドア支持パネルに組み付けてなる
パネル構造体を示す。このパネル構造体10は、たとえ
ばラバトリーブース内のトイレ用パネル構造体で、複数
のドア支持パネルPを面一に配設して上方の笠木Rによ
り一体に連結し、片側のドア支持パネルPにドアDを組
み付けて支持した構造になっている。
【0013】さて、上述した構成のパネル構造体10で
は、図12に一例を示すように、ドアDを、所謂中心吊
りタイプのグレビティヒンジ型ドア蝶番Hを用いてドア
支持パネルPに開閉自在に組み付ける。ドア蝶番Hは、
ドアDを開閉可能に支持する下方のグレビティヒンジH
1と、そのドアDの開閉を案内する上方のガイドヒンジ
H2とを備える。ガイドヒンジH2は、ドア支持パネル
Pの木口面kの上側に取り付ける第1のヒンジ金具11
と、ドアDの上端面に取り付ける第2のヒンジ金具12
とを備える。一方、グレビティヒンジH1は、ドア支持
パネルPの木口面kの下側に取り付ける下ヒンジ金具1
3と、ドアDの下端面に取り付ける上ヒンジ金具14と
からなる。
【0014】まず、グレビティヒンジH1において、下
ヒンジ金具13は、図11(a)に示すように、L形の
アングル材24と、アングル材24の水平板部24a上
に立設する固定軸25と、固定軸25を嵌挿する下部カ
ム26とを備える。アングル材24は、図10に示すよ
うに、水平板部24aの先端寄りに八角形の嵌合穴27
を設け、垂直板部24bに止めねじ用の取付穴28…を
設けてなる。斯かる構成の下ヒンジ金具13は、図9に
示すように、アングル材24を、ドア支持パネルPの木
口面kの下端中央寄りに設けた板嵌め凹部k2に、アン
グル材24の垂直板部24bを嵌め込み、木口面kと面
一にしてねじ止めする。
【0015】固定軸25は、図10中下端外周に、嵌合
穴27と対応して断面八角形の角柱状をなすカム位置決
め部25aを設けるとともに、図示しないが、下端面に
雌ねじ穴を軸方向に設けてなる。カム位置決め部25a
は、円周方向にEリング用の切り溝25bを有する。斯
かる形状の固定軸25は、符号30で示す着脱手段を用
いて、図8および図7に示すようにアングル材24の水
平板部24a上に着脱自在に取り付ける構成になってい
る。着脱手段30としては、図10に示すように、止め
ねじ30a、スプリングワッシャー30b、O形ワッシ
ャー30c、抜け止め用Eリング30dを備える。
【0016】下部カム26は、図11(a)に示すよう
に、樹脂材料にて略円筒状に一体成形してなり、中心
に、固定軸25のカム位置決め部25aの外形状に合わ
せて八角形の嵌合穴31を設け、嵌合穴31の外周に内
筒部26aを設け、円筒部26aの外周に外筒部26b
を設けてなる。内筒部26aには、上端縁に、傾斜方向
が互いに対称な傾斜カム面m・nを半周ずつ左右に分割
して設け、外筒部26bにも、上端縁に、傾斜方向が互
いに対称な傾斜カム面o・pを半周ずつ左右に分割して
設けている。内筒部26aの傾斜カム面m・nと、外筒
部26bの傾斜カム面o・pとは、その設置位相を18
0度ずらした向きに形成している。斯かる形状の下部カ
ム26は、それを組み込むときは、嵌合穴31に固定軸
25を嵌挿してカム位置決め部25aに嵌着し、軸心周
りの回動が規制される構成になっている。
【0017】グレビティヒンジH1において、上ヒンジ
金具14は、取付プレート材34と、略筒状の上部カム
35を備える。取付プレート材34には、一端にカム取
付筒部34aを突設し、他端側に止めねじ用の取付穴3
6…を設けている。カム取付筒部34aは、図中下側を
上部カム35の外形状に合わせて円形に開口する一方、
反対の上側中心に嵌め込み穴37を設け、嵌め込み穴3
7の両側に一対の係合小穴38を設けてなる。
【0018】上部カム35は、下部カム26と同様な樹
脂材料により一体成形してなり、図11(b)に示すよ
うに、中心に、固定軸25のカム位置決め部25aの外
形状に合わせて八角形の嵌合穴40を設け、嵌合穴40
の外周に内筒部35aを設け、円筒部35aの外周に外
筒部35bを設けてなる。内筒部35aには、下端縁
〔(図11(b)では上側〕に、傾斜方向が互いに対称
な傾斜カム面u・vを半周ずつ左右に分割して設け、外
筒部35bにも、下端縁に、傾斜方向が互いに対称な傾
斜カム面x・yを半周ずつ左右に分割して設けている。
この上部カム35では、内筒部35aの傾斜カム面u・
vと、外筒部35bの傾斜カム面x・yとの設置位相を
180度ずらして配してある。
【0019】さらに、上部カム35は、図11(a)に
おいて上端面中央に、取付プレート材34の嵌め込み穴
37の開口形状に合わせて凸状部35cを設け、凸状部
35cの両側に一対の小突起35dを設けてなる。斯か
る形状の上部カム35は、傾斜カム面u・v・x・yを
下向きにしてカム取付筒部34a内に嵌め込み、凸状部
35cを嵌め込み穴37に圧入し、小突起35dを係合
小穴38に圧入して取付プレート材34に、図6に示す
ように固着する。そして、図11に図示した内筒部35
aの傾斜カム面u・vと外筒部35bの傾斜カム面x・
yが、それぞれ下部カム26における内筒部26aの傾
斜カム面m・nと外筒部26bの傾斜カム面o・pに対
して上下逆向き形状になるように組み込む。この上部カ
ム35を組み込んだ上ヒンジ金具14は、図12に示す
ように、ドアD角部寄りの下端面に、円形開口を下向き
にしてカム取付筒部34aを埋設し、取付プレート材3
4をねじ止めする。
【0020】一方、ガイドヒンジH2において、第1の
ヒンジ金具11は、図5に示すように、L形のアングル
材45と抜け止め金具46を備える。アングル材45
は、垂直板部45aに止めねじ用の取付穴47…を設
け、水平板部45bの先端寄りに八角形の軸係合穴48
を設けてなる。抜け止め金具46は、板金を用い、水平
板部45bを差し込み可能で、且つ後述するガイド軸6
0の突端60cを係合して抜け止め可能な形状に曲げ成
形してなる。この第1のヒンジ金具11は、図9に示す
ように、ドア支持パネルPの木口面kの最上端に設ける
板嵌め凹部k1に、アングル材45の垂直板部45aを
嵌め込み、木口面kと面一にしてねじ止めする。
【0021】第2のヒンジ金具12は、図1〜図3に示
すように、符号50で示す軸筒ケースを備える。軸筒ケ
ース50は、金属製で、取付板部51と円筒部52とか
らなる。取付板部51には、複数の止めねじ用の穴51
aを設けている。円筒部52は、上開口部52a寄りの
内周壁にばね受けリブ52bを環状に形成する一方、下
開口部52c寄りの内周壁に段部52dを設けて下開口
部52cを一段拡径に形成している。
【0022】上述した形状の軸筒ケース50には、ばね
受けリブ52bの下側で円筒部52内にワンウェイクラ
ッチ53を嵌入している。ワンウェイクラッチ53は、
クラッチ機構部54と、クラッチ機構部54上に突設し
た一段細径のダンパ係合筒部55を有してなる。クラッ
チ機構部54は、図4に示すとおり公知の一方向クラッ
チと略同様な内部構造をなし、外輪54a側が矢示する
一方向(図中時計方向)に回動すると、各々ばね54b
で付勢したコロ54cが外輪カム面54dとの圧接位置
に進んで、外輪カム面54dと後述のガイド軸60間に
食い込んで該ガイド軸と強くかみ合う固定状態になる。
一方、他方向(図中反時計方向)に回動すると、コロ5
4cが外輪カム面54dから離れて外輪54a側がガイ
ド軸60に対しその周りで空転する構造になっている。
【0023】上述した構成のワンウェイクラッチ53
は、図1および図2に示すように、ダンパ係合筒部55
を、短管状の回転系ダンパ57内に圧入した状態で軸筒
ケース50の円筒部52内で保持されている。回転系ダ
ンパ57は、たとえば樹脂製で、内周面に多数の凹凸を
形成した制動部57aを設ける一方、外周面に縦長リブ
状の嵌め合い凸部57bを設けてなる。したがって、回
転系ダンパ57は、圧入したワンウェイクラッチ53の
ダンパ係合筒部55の外周面に、制動部57aを圧接さ
せて、嵌め合い凸部57bを円筒部52内周に有する嵌
め合い凹部(図示省略)に嵌め込んで、軸筒ケース50
内にそれと一体回転可能に組み込んでなる。
【0024】さらに、第2のヒンジ金具12には、軸筒
ケース50の円筒部52内にガイド軸60を挿設してい
る。ガイド軸60は、上軸部60aを、上記第1のヒン
ジ金具11の軸係合穴48と対応する断面八角形の回り
止め形状に形成する一方、残りの下軸部60bを丸軸状
に形成し、上下の両突端60c・60d寄り外周に、円
周溝60eを設けてなる。斯かる形状のガイド軸60
は、下軸部60bをワンウェイクラッチ53内に通して
円筒部52に挿設する。一方、上軸部60aには、圧縮
スプリング61を巻装すると共に、円周溝60eに各々
樹脂製O形ワッシャー62および抜け止め用Eリング6
3を嵌め付けて、圧縮スプリング61を上方のワッシャ
ー62とばね受けリブ52b間に配置する。そして、第
2のヒンジ金具12では、ガイド軸60を、ワンウェイ
クラッチ53の周りで圧縮スプリング61に抗して上下
動可能に軸筒ケース50の円筒部52内に挿設してな
る。
【0025】上述した構成の第2のヒンジ金具12は、
図5に示すように、ドアD角部寄りの上端面に設けた縦
筒穴(図示省略)に円筒部52を埋設し、取付板部51
を上端面にねじ止めする。
【0026】さて、以上のような構成のパネル構造体1
0において、ドア支持パネルPにドアDを組み付けると
きは、図9に示すように、グレビティヒンジ型蝶番Hの
第1のヒンジ金具11および下ヒンジ金具13の両水平
板部45b・24aを、それぞれ化粧用パネルエッジ6
5の逃げ穴66に通し、該パネルエッジをドア支持パネ
ルPの木口面kに貼り付け、図8に示すように、両水平
板部45b・24aのみ外部に臨ませて木口面kをパネ
ルエッジ65で覆う。それから、グレビティヒンジH1
において、固定軸25を下ヒンジ金具13の水平板部2
4a上に後付けする。そのとき、固定軸25は、図10
に示すカム位置決め部25aを水平板部24aの嵌合穴
27に嵌め込み、着脱手段30を用いてねじ止めして水
平板部24a上に立設する。そして、傾斜カム面m・n
・o・pを上向きにして下部カム26の嵌合穴31に固
定軸25を挿入し、そのカム位置決め部25aに下部カ
ム26を所定の向きにして嵌着する。
【0027】しかる後、ドアDを持ち上げて、固定軸2
5の上端側を上ヒンジ金具14の上部カム35に嵌挿
し、その上部カム35の傾斜カム面u・v・x・yを、
下部カム26の傾斜カム面m・n・o・pに突き合せ
る。
【0028】一方、ガイドヒンジH2の第2のヒンジ金
具12側で、いま自然な突出状態にあるガイド軸60を
圧縮コイルスプリング61に抗して一旦押し下げてか
ら、図1中鎖線で示すとおり、ガイド軸60の突端60
cを、圧縮コイルスプリング61の付勢力で第1のヒン
ジ金具11の軸係合穴18に係合し、ガイド軸60を第
1のヒンジ金具11に対し回り止めする。そして、第1
のヒンジ金具11の水平板部45bを抜け止め金具46
に差し込み、ガイド軸60の突端60cを係合させて抜
け止めする。これによって、第2のヒンジ金具12を第
1のヒンジ金具11に対しガイド軸60を吊着し、ドア
Dがドア支持パネルPに開閉可能に組み付けられる。
【0029】そこで、ドアDを押して図12中矢示する
如く内側に回動させると、下部カム26に対し上部カム
35が互いの傾斜カム面に沿ってスライドしながら、圧
縮コイルスプリング61に抗して上昇し、所定角度位置
まで開かれる。反対に閉じるときは、ドアDに対する押
圧を解除すると、圧縮コイルスプリング61の下向きの
付勢力に基づき、ドアDの自重と相俟って上部カム35
が下部カム26との傾斜カム面に沿ってスライドしなが
ら下降し、ドアDを反対の外向きに回動して自動的に閉
止する。
【0030】一方、本発明では、上述した開閉動作にお
いて、ドアDを開放するときは、ドアDの回動に従っ
て、図1に示す第2のヒンジ金具12における軸筒ケー
ス50と回転系ダンパ57とが一体に回動する。一方、
このようにドアDを開放する方向に回動したとき、ワン
ウェイクラッチ53は、図4中反時計方向に回動する
が、この方向に外輪54a側が回転すると、これに従っ
てコロ54cが外輪カム面54dから離れてクラッチが
切られるため、ワンウェイクラッチ53は、回り止めし
たガイド軸60に対し、その軸外周で空回りする。した
がって、回転系ダンパ57とワンウェイクラッチ53と
は、両者間に摩擦抵抗を生じることなく制動部57aを
介して共回りし、ドアDは軽く回動しながら開放され
る。
【0031】反対に、ドアDを閉じるときは、ドアDの
回動に従って、同様に軸筒ケース50と回転系ダンパ5
7とが一体的に回動する。しかし、このようにドアDを
閉止する一方向に回動したとき、ワンウェイクラッチ5
3は、図4中矢示する時計方向に回動するが、この方向
に外輪54a側が回動すると、それに従ってコロ54c
が外輪カム面54dとの圧接位置に進み、外輪カム面5
4dとガイド軸60間に食い込んで該ガイド軸と強くか
み合う固定(一方向への回転規制)状態になる。一方、
固定状態のワンウェイクラッチ53に対し回転系ダンパ
57側は回動しようとしているため、ダンパ係合筒部5
3bと制動部57aとの間に、その間の摩擦抵抗によっ
て制動トルクを発生する。したがって、ドアDは、この
制動トルクに抗して重く回動し、ドア支持パネルP側の
適宜ストッパ部に衝突することなく、静かに閉止する。
【0032】ところで、上述した図示実施の形態では、
ドアDを閉止する方向に回動したとき、回転系ダンパ5
7の制動部57aで発生した制動力によってドアDを重
く回動するようにしたが、本発明は、反対に、ドアDを
開く方向に回動したときに、ワンウェイクラッチの働き
により、同様に回転系ダンパの制動部で制動力を発生さ
せてドアを重く回動するように構成することもできる。
【0033】また、上述した図示実施の形態において、
グレビティヒンジ型ドア蝶番Hは、ヒンジ金具がアング
ル材の所謂中心吊りタイプのものであったが、本発明の
グレビティヒンジ型ドア蝶番は、いわゆる旗蝶番タイプ
のものであっても同様に適用することができる。したが
って、本発明は、上述した図示例とは反対に、ドア支持
側のグレビティヒンジを上側に組み付け、ドア案内側の
ガイドヒンジを下側に組み付けたグレビティヒンジ型ド
ア蝶番にも同様に適用することができる。
【0034】さらに、上述した図示実施の形態におい
て、ガイドヒンジH2側のガイド軸60は、上軸部60
aを、第1のヒンジ金具11の軸係合穴48と対応する
断面八角形の回り止め形状に形成したが、回り止め構成
が可能であれば、他の多角形状に形成してもよいし、そ
の他のDカット形状など適宜回り止め形状に形成しても
よい。
【0035】さらにまた、上述した図示実施の形態で
は、回転系ダンパ57として、ワンウェイクラッチ53
の外周との間の摩擦抵抗によって制動トルクを発生させ
る制動部57を有する制動用ダンパを使用した例を示し
た。しかし、本発明では、たとえばワンウェイクラッチ
外周との間にシリコンオイル等の粘性流体を充填し、こ
の粘性流体の粘性抵抗に基づいて制動トルクを発生させ
る制動部を有するオイルダンパ等の回転系ダンパを用い
ることもできる。
【0036】そして、上述した図示実施の形態では、グ
レビティヒンジH1に備える上下カム35・26を、そ
れぞれ内筒部と外筒部を有する二重の筒状に形成し、各
々の筒部に傾斜カム面を有したダブル山形の円筒状カム
を用いたが、本発明では、上下カムを、一重の筒状に形
成し、各々の筒部に傾斜カム面を1つ有するシングル山
形の円筒状カムを用いることもできる。
【0037】
【発明の効果】 上述の如く構成した本発明によれば、
次のような効果が得られる。
【0038】請求項1に記載の発明によれば、ドアを一
方向に回動すると、ガイドヒンジに備える軸筒ケースと
回転系ダンパとが一体的に回動するが、そのとき、ワン
ウェイクラッチが働いてガイド軸とかみ合う固定状態に
なる一方、固定状態のワンウェイクラッチに対して回転
系ダンパ側が回動しようとするため、ワンウェイクラッ
チ外周との間の粘性抵抗または摩擦抵抗に基づいて制動
部で制動トルクを発生し、これによってドアを重く回動
させる構成とするため、たとえドアを強く回動して開い
たり又は閉止したとしても、ドア支持側と衝突して衝突
音を発生させることなく、ドアを静かに開閉させること
ができる。その結果、快適でスムーズにドアを開閉する
ことができる。
【0039】したがって、本発明では、ラバトリーブー
ス等において、グレビティヒンジ型ドア蝶番を用いてド
アをドア支持側に組み付ける場合、既存のドアクローザ
(ドアチェック)のような大型で重量のある自動ドア開
閉装置を、わざわざドア上に別途に搭載する必要がな
く、簡略且つ軽量で、しかも廉価に、ドアの静かで快適
な開閉動作を実現させることができる。
【0040】請求項2に記載の発明によれば、加えて、
所謂中心吊りタイプのグレビティヒンジ型ドア蝶番にお
いて、ガイドヒンジ側のガイド軸を圧縮スプリングに抗
して押し下げ自在に上記軸筒ケース内に挿設した構成に
することにより、ドア組付け時に、ガイド軸を圧縮コイ
ルスプリングに抗して一旦押し下げてから、ガイド軸の
突端を、圧縮コイルスプリングの付勢力で第1のヒンジ
金具に係合させるだけで、一人でも簡単にドアをドア支
持側に組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるグレビティヒンジ型ドア蝶番に
おいて、ガイドヒンジに備える第2のヒンジ金具の内部
構造を示す縦断面図である。
【図2】 ガイドヒンジに備える第2のヒンジ金具の分
解斜視図である。
【図3】 その第2のヒンジ金具の組立斜視図である。
【図4】 ワンウェイクラッチのクラッチ機構部の内部
構造を示す横断面図である。
【図5】 ガイドヒンジに備える第1のヒンジ金具と、
ドアに固設状態の第2ヒンジ金具を示す斜視図である。
【図6】 グレビティヒンジの下ヒンジ金具と上ヒンジ
金具とを係合状態にて示す斜視図である。
【図7】 下ヒンジ金具の水平板部に固定軸をねじ止め
した状態の斜視図である。
【図8】 ドア支持パネルの木口面にパネルエッジを貼
り付けてから、グレビティヒンジ側の固定軸を立設した
状態の斜視図である。
【図9】 パネルエッジをドア支持パネルの木口面に貼
り付ける状態の斜視図である。
【図10】 グレビティヒンジに備える下ヒンジ金具の
構成部品の分解斜視図である。
【図11】 (a)はグレビティヒンジの下ヒンジ金具
および上ヒンジ金具の構成部品を示し、(b)は上部カ
ムを上向き状態にて示す斜視図である。
【図12】 トイレ用パネル構造体のドア支持部を示す
斜視図である。
【図13】 そのトイレ用パネル構造体の全体を示す斜
視図である。
【図14】 従来のグレビティヒンジ型ドア蝶番を用い
てドアをドア支持側に組み付けたドア支持構造を示す斜
視図である。
【図15】 そのドア支持構造におけるグレビティヒン
ジの構造を示す正面図である。
【図16】 そのグレビティヒンジに備える上下カムの
分解斜視図である。
【符号の説明】
11 第1のヒンジ金具 12 第2のヒンジ金具 13 下ヒンジ金具 14 上ヒンジ金具 25 固定軸 26 下部カム 35 上部カム 50 軸筒ケース 53 ワンウェイクラッチ 54 クラッチ機構部 55 ダンパ係合筒部 57 回転系ダンパ 57a 制動部 60 ガイド軸 D ドア H グレビティヒンジ型ドア蝶番 H1 グレビティヒンジ H2 ガイドヒンジ P ドア支持パネル m・n・o・p 下部カムの傾斜カム面 u・v・x・y 上部カムの傾斜カム面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア支持側の第1のヒンジ金具に対しド
    ア側の第2のヒンジ金具をガイド軸を介して枢着してド
    アの開閉を案内するガイドヒンジと、ドア支持側の下ヒ
    ンジ金具に対しドア側の上ヒンジ金具を、互いに対向す
    る端面に傾斜カム面を有する上下一対の円筒カムを嵌着
    した固定軸を介して枢着し、ドアを支持するグレビティ
    ヒンジとを備え、ドア閉止時、ドアに対する押圧力を解
    くと、ドアの自重によって前記下部カムに対し前記上部
    カムが互いの傾斜カム面に沿って下降して自動的にドア
    を回動させるグレビティヒンジ型ドア蝶番において、 前記ガイドヒンジの前記第1のヒンジ金具に前記ガイド
    軸の突端を回り止めして嵌着する一方、 前記第2のヒンジ金具には、ドアに固設して前記ガイド
    軸を挿設してなる軸筒ケースと、 中心に前記ガイド軸を貫挿させて前記軸筒ケース内に嵌
    入してなるワンウェイクラッチと、 そのワンウェイクラッチと前記軸筒ケースとの間に該軸
    筒ケースと一体回転可能に設ける一方、ドアを一方向に
    回動したとき、前記ワンウェイクラッチが働いて前記ガ
    イド軸とかみ合う固定状態になると、前記ワンウェイク
    ラッチ外周との間で粘性抵抗または摩擦抵抗に基づいて
    制動トルクを発生する制動部を有してなる回転系ダンパ
    と、 を備えてなることを特徴とする、グレビティヒンジ型ド
    ア蝶番。
  2. 【請求項2】 前記グレビティヒンジに対し前記ガイド
    ヒンジの前記第1のヒンジ金具をドア支持側の上方に取
    り付け、その第1のヒンジ金具に突端を回り止めして前
    記ガイド軸を吊着する一方、該ガイド軸を上下動可能に
    前記ワンウェイクラッチの中心に貫挿するとともに、該
    ワンウェイクラッチの上側で前記ガイド軸に圧縮スプリ
    ングを巻装し、ドア組付け時において、前記圧縮スプリ
    ングに抗して前記ガイド軸の突端を押し下げ自在に構成
    してなることを特徴とする、請求項1に記載のグレビテ
    ィヒンジ型ドア蝶番。
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