JP2604809Y2 - ドア等の自動復帰ヒンジ - Google Patents

ドア等の自動復帰ヒンジ

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JP2604809Y2
JP2604809Y2 JP1993076640U JP7664093U JP2604809Y2 JP 2604809 Y2 JP2604809 Y2 JP 2604809Y2 JP 1993076640 U JP1993076640 U JP 1993076640U JP 7664093 U JP7664093 U JP 7664093U JP 2604809 Y2 JP2604809 Y2 JP 2604809Y2
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door
cam barrel
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shaft
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光昭 庄司
基次 佐々木
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有限会社ベスト青梅
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動的に開閉できる
ドア等を迅速容易に取付けでき、ドアの復帰位置を選択
的に設定可能に調整でき自動復帰ヒンジに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のヒンジ機構としては、コ
イルスプリングのねじれ作用を用いたスプリングヒンジ
と、円筒カムを用いたグレビティヒンジが知られてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
スプリングヒンジは、コイルスプリングのねじれ作用を
利用するものであって、その弾性復元力が強くドアの復
帰スピードも早く、ドアに挟まれ或いは叩打され思わぬ
損傷を起こす虞があるので、これを防止するためにコイ
ルスプリングのねじれを調節するが、その調節が極めて
煩雑である上、ドアを所定位置に復元できない場合があ
り、或いはコイルスプリングが裂断する場合もあって耐
久性がないものであった。また後者のグレビティヒンジ
は、ドアが円筒カムの傾斜面をせり上がり、ドアの重量
によって回転降下するものであるから、ドアが上下移動
できるようにドア上端とドア上枠との間に広い間隙が必
要である上、重いドアの全重量が円筒カムの傾斜面に加
わるために傾斜カム面が磨耗し易く耐久性に欠けるもの
であった。そこで、この考案は、上記従来の問題点に鑑
み、これを解決すべくなされたものであって、重いドア
も円滑軽快に回転して自動的に開閉できるドアをドア枠
との間に広い間隙を設けることなく簡単に吊り込むこと
ができ、取付作業の能率を向上することができる上、ド
アの復帰位置を選択的に設定可能に調整できる自動復帰
ヒンジを得ることを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】これを達成する手段とし
て、この考案は、ドア側に取付けられる枢着金具内に
動カム筒を回転可能に嵌入すると共に、摺動カム筒の
カム面と反対側の端部とリングキャップとの間に弾設し
た大径コイルスプリングにより常時動カム筒と当接状
態に付勢した摺動カム筒を上下動可能に且つ枢着金具と
一体となって回転するよう嵌入し、動カム衝と摺動カ
ム筒に対して軸線方向に摺動可能に嵌挿し動カム筒と
一体に回転する多角形軸を枢着金具の上方に、多角形軸
の係合段部とリングキャップとの間に弾設した小径コイ
ルスプリングにより、突出状態に付勢し、該多角形軸の
先端をドア枠側に取付けられる支持金具の多角形孔にド
アの復帰位置を選択的に設定可能に嵌挿してなるもので
ある。
【0005】
【実施例】この考案の構成を図面に示す実施例について
以下詳細に説明する。ドアAは、ドア枠Bとの間の上部
側に上部吊具1、下部側に下部吊具9を取付けることに
よって開閉可能に設けられている。上部吊具1はドアA
側に取付けた枢着金具2と、ドア枠B側に取付けた支持
金具8より構成されている。枢着金具2はドアAに固定
するねじ取付孔が穿設されている取付部21に嵌合部2
2が垂設されていて、該嵌合部22の上端にはフランジ
23を形成した貫通孔24が穿設され、下端にはリング
キャップ27を螺着するねじ25が螺設されており、ま
た内面下半部には縦方向のガイド溝26が対面するよう
に凹設されている。また嵌合部22には可動カム筒3、
摺動カム筒4、多角形軸5、大径コイルスプリング6、
小径コイルスプリング7が組込まれている。可動カム筒
3は上下に貫通する多角形孔31例えば八角形の孔に形
成され、下面にカム面32を有し、上端部に段部33を
介して小径部34が形成されている。摺動カム筒4は上
下に貫通する丸孔41が穿設され、上面にカム面42を
有し、外周面に上記ガイド溝26に係合するガイド突起
43が対向するように突設されている。多角形軸5は上
半部が例えば八角形状の多角面51に形成され、上端部
に段部52を介して小径嵌合部53が形成されている。
また下半部には係合段部54を介して丸軸55に形成さ
れ、下端にストッパー56が取付けられる。このように
可動カム筒3、摺動カム筒4、多角形軸5が構成されて
いるので、これを嵌合部22に組込むには、嵌合部22
に下方より可動カム筒3、摺動カム筒4、大径コイルス
プリング6の順に挿入し、多角形軸5をこれに挿通さ
せ、小径コイルスプリング7を下方より多角形軸5に挿
入して係合段部54に当接係合させた後、リングキャッ
プ27を嵌合部22のねじ25に螺着し、その下方に突
出する多角形軸5の下端にストッパー56を弾着する。
これによって可動カム筒3は嵌合部22内で回転自在に
嵌合され、多角形軸5とは回転方向に一体に取付けられ
軸線方向に上下動可能に取付けられ、摺動カム筒4はガ
イド突起43がガイド溝26に係合して嵌合部22内を
上下動可能に嵌合すると共に、大径コイルスプリング6
によって付勢され可動カム筒3に常時当接し、多角形軸
5とは回転方向および軸線方向に自由に移動可能に取付
けられる。多角形軸5は係合段部54とリングキャップ
27間に弾設された小径コイルスプリング7によって、
下端のストッパー56がリングキャップ27に当接する
ように上端が枢着金具2の上方に突出状態に付勢され
て、枢着金具2が組立てられている。支持金具8は垂直
取付部81と水平取付部82とでL字状に形成され、垂
直取付部81にはドア枠Bに固定するねじ取付孔が穿設
され、水平取付部82には上記多角形軸5の小径嵌合部
53が嵌合しうる多角形孔83が穿設されている。な
お、下部吊具9はドア枠B側に取付けた支持金具91
と、ドアA側に取付けた枢着金具93より構成されてい
る。支持金具91は垂直取付部と水平取付部とでL字状
に形成され、水平取付部に軸杆92が立設されている。
枢着金具93には軸孔94が穿設されていて、スラスト
ベアリング95を介して支持金具91の軸杆92が嵌入
されて回転自在に枢着されている。
【0006】このように構成されているので、ドアAを
ドア枠Bに取付けるには、ドアAに固定した枢着金具9
3の軸孔94にドア枠Bに固定した支持金具91のスラ
ストベアリング95を介して軸杆92を嵌入して回転自
在に枢着して下部吊具9を組立てる。ついで上部吊具1
を組立てるには枢着金具2の嵌合部22に組込まれ、上
端が枢着金具2の上方に突出状態にある多角形軸5を小
径コイルスプリング7の弾性に抗して下方に押下げた状
態で、ドア枠Bに固定されている支持金具8の多角形孔
83に多角形軸5の先端の小径嵌合部53を嵌合する
と、多角形軸5は小径コイルスプリング7の弾撥によっ
て確実に係止し、ドアAは上部吊具1と下部吊具9とに
よりドア枠Bに吊込むことができる。
【0007】そこで、ドアAを開扉方向に回動すると、
ドアAの全重量は下部吊具9の支持金具91で支持した
状態となるが、支持金具91とドアA側の枢着金具93
との間にはスラストベアリング95が介装されているの
で、ドアAを軽く回転することができる。これと共に、
上部吊具1は枢着金具2の嵌合部22に組込まれている
可動カム筒3はドア枠Bの支持金具8の多角形孔83に
小径嵌合部53が嵌合係止されている多角形軸5と一体
となって固定されているが、摺動カム筒4はガイド溝2
6に係合するガイド突起43によって枢着金具2と一体
になって回転するので、摺動カム筒4のカム面42は大
径コイルスプリング6で常時当接状態にある可動カム筒
3のカム面32を摺動しつつ下方に押下げられると共
に、大径コイルスプリング6は弾性に抗して圧縮状態と
なり、これによってドアAは同じ高さを保ちながら回転
して開扉することができる。またドアAの開扉操作を中
止すると、圧縮されている大径コイルスプリング6の弾
性張力によって摺動カム筒4のカム面42は可動カム筒
3のカム面32を回動しつつ上昇するので、これと回転
不能に一体に組込まれている枢着金具2によってドアA
は軽く回転して閉扉位置に自動的に復帰することができ
る。このようにドアAは軽く回転して閉扉位置に自動的
に復帰して完全に閉扉されるが、閉扉した際、例えば不
使用状態のトイレのドアの場合のようにドアAが多少開
いた状態としたい場合には、多角形軸5の先端小径嵌合
部53と支持金具8の多角形孔83の嵌合係止状態を変
更すれば良い。この実施例の場合多角形軸5は八角形に
形成されているので、一角分回転して先端小径嵌合部5
3を多角形孔83に嵌合係止すれば、45度回転した状
態となりドアの復帰位置において常にドアAを多少開い
た状態とすることができる等。ドアの復帰位置を選択的
に設定することができるものである。
【0008】なお、多角形軸5は八角形に形成されるも
のに限らず、他の多角形状であってもよい。
【0009】
【考案の効果】以上、実施例について詳述したように、
この考案は、上部吊金具側の枢着金具内に組込まれた
動カム筒と摺動カム筒との回転による上下作動をコイル
スプリングで吸収するので、ドアは上下動することなく
同じ高さを保ちながら回動して開閉することができると
共に、枢着金具内に多角形軸を枢着金具の上方に突出状
態に付勢して先端をドア枠側に取付けられる支持金具の
多角形孔に選択的に回動して嵌合できるようにしたもの
であるから、ドアをドア枠に簡単に吊り込むことがで
き、取付作業の能率を向上することができる上、多角形
軸の小径コイルスプリングに抗しての上下動と、その回
動という簡易な操作により、ドアの復帰位置でのドアの
開度ドア設置個所での個々の仕様に合わせて選択的に
設定できるように調整することができるものである。さ
らに下部吊金具側でドアの全重量を支持したので、上部
吊金具側の枢着金具内の動カム筒、摺動カム筒等の部
材に負荷がかからずドアを円滑軽快に回転し自動的に開
閉させることができる等、堅牢にして耐久性に優れた効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の自動復帰ヒンジを取付けたドアの一
部切欠せる側面図
【図2】この考案の自動復帰ヒンジの縦断側面図
【図3】この考案の自動復帰ヒンジ一部切欠せる分解斜
視図
【符号の説明】
1 上部吊具 2 枢着金具 22 嵌合部 24 貫通孔 26 ガイド溝 27 リングキャップ 3 可動カム筒 31 多角形孔 32 カム面 4 摺動カム筒 41 丸孔 42 カム面 43 ガイド突起 5 多角形軸 53 小径嵌合部 6 大径コイルスプリング 7 小径コイルスプリング 8 支持金具 83 多角形孔 9 下部吊具 A ドア B ドア枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 1/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア側に取付けられる枢着金具内に、可
    動カム筒を回転可能に嵌入すると共に、摺動カム筒のカ
    ム面と反対側の端部とリングキャップとの間に弾設した
    大径コイルスプリングにより常時動カム筒と当接状態
    に付勢した摺動カム筒を上下動可能に且つ枢着金具と一
    体となって回転するよう嵌入し、動カム筒と摺動カム
    筒に対して軸線方向に摺動可能に嵌挿し動カム筒と一
    体に回転する多角形軸を枢着金具の上方に、多角形軸の
    係合段部とリングキャップとの間に弾設した小径コイル
    スプリングにより、突出状態に付勢し、該多角形軸の先
    端をドア枠側に取付けられる支持金具の多角形孔にドア
    の復帰位置を選択的に設定可能に嵌挿してなることを特
    徴とするドア等の自動復帰ヒンジ。
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JP7221820B2 (ja) * 2019-07-10 2023-02-14 Ykk Ap株式会社 ドア

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