JP5190967B2 - ヒンジ機構 - Google Patents

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Description

本願発明は、折りたたみ式ドアにおいて、ドアの左端部又は右端部が縦方向の回転軸と
なるようにドアの支持枠の上下部分に同軸に取り付けられるヒンジ機構に関するものであ
る。
公共トイレに於いて、折りたたみ式ドアは、通常、開いた状態を維持するようになって
いる。これは、利用者が空いているトイレを目視しやすく、防犯上にも役立つからである
。そして使用する際、常開に設定された折りたたみ式ドアはヒンジ機構によりドアを押す
または引くことにより閉じ、ラッチを掛けることにより閉じた状態を保ちまたは施錠し、
使用後にラッチを外しまたは解錠すれば自動的にドアが元の所定の位置に戻って開いた状
態を維持するようになるのが一般的である。
例えば、実用新案登録第2604809号公報の自動復帰ヒンジは、ドア側に取付けら
れる枢着金具内に、可動カム筒を回転可能に嵌入すると共に、摺動カム筒のカム面と反対
側の端部とリングキャップとの間に弾設した大径コイルスプリングにより常時可動カム筒
と当接状態に付勢した摺動カム筒を上下動可能に且つ枢着金具と一体となって回転するよ
う嵌入し、可動カム筒と摺動カム筒に対して軸線方向に摺動可能に嵌挿し可動カム筒と一
体に回転する多角形軸を枢着金具の上方に、多角形軸の係合段部とリングキャップとの間
に弾設した小径コイルスプリングにより、突出状態に付勢し、該多角形軸の先端をドア枠
側に取付けられる支持金具の多角形孔にドアの復帰位置を選択的に設定可能に嵌挿してな
る構成であり、カムによる開閉構造であるためドアの開閉に大きな力を必要としないもの
である。
実用新案登録第2604809号公報
しかしながら、上記自動復帰ヒンジは、ドアが常開に設定されていると、常にドアが開
いた状態に復帰しようとするため、閉めた状態を維持しながら錠を閉めるという片手では
出来ない不便さがある。1対1の比率で作られた折りたたみ式ドアは特に中間の折れる部
分を押しながら錠を閉めなければならないため利用者が車椅子で利用する場合、トイレの
内外どちら側からでも折れ戸を引いて開けるのが便利であるが、車椅子が通過する際、開
時に一旦、扉が開いた伏態を保持しなければならないため、マグネットキャッチで開状態
を保持しているが、マグネットキャッチにより閉まっている折れ戸を開けるには、マグネ
ットキャッチの吸着状態を解除するために大きな引力が必要で力の無いお年寄りや子供に
は不便である。
本発明は上記課題を解決するもので、ドアの支持枠の上下部分に同軸に取り付けられて
開閉される折りたたみ式ドアにおいて、ドアの開いた状態と閉じた状態を維持させること
ができるヒンジ機構を提供するものである。
また、本発明は、ドア側に取付けられる枢着金具内に組込まれた一対のカム筒の回転に
よる上下作動における回転負荷をコイルスプリングで与える構造であって、ドアに取り付
けた後でコイルスプリングによる回転負荷を調整可能なヒンジ機構を提供するものである
また、本発明は、ドア側に取付けられる枢着金具内に組込まれた一対のカム筒において
、一方のカム筒は、内側に小径筒を有し、この小径筒の壁面に沿って他方のカム筒が上下
方向に移動することで音が発生するので、本発明は、一対のカム筒の回転により発生する
音を低減させたヒンジ機構を提供するものである。
請求項1に記載の発明は、ドア側に取り付けられた筐体内に上部を突出させて収納され、この突出させた上部の先端部が前記ドアの支持機構に固定された多角形軸を有するヒンジ機構において、前記多角形軸に嵌挿されたカム部を備え、前記カム部は、前記筐体内に嵌挿され、前記ドアの開閉に伴い前記多角形軸を中心にして前記筐体と一体に回転する上側カム筒と、前記多角形軸に上下動可能かつ回転不能に外嵌されるとともに前記上側カム筒にカム結合され、前記上側カム筒が回転すると前記多角形軸に沿って上下動させる下側カム筒とから成り、前記ドアの常開設定において、前記ドアの閉位置における前記カム部は、前記上側カム筒が前記カム結合における最上位置を過ぎた位置で前記下側カム筒とカム結合され、前記ドアの開位置における前記カム部は、前記上側カム筒が前記カム結合における最下位置の手前位置で前記下側カム筒とカム結合され、前記ドアの常閉設定において、前記ドアの閉位置における前記カム部は、前記上側カム筒が前記最下位置の手前位置で前記下側カム筒とカム結合され、前記ドアの開位置における前記カム部は、前記上側カム筒が前記最上位置を過ぎた位置で前記下側カム筒とカム結合されている。
そして、請求項1に記載の発明は、前記下側カム筒の下部に、前記多角形軸に嵌挿されて前記下側カム筒と前記上側カム筒との回転による上下作動における回転負荷を与えるばね部が設けられ、前記上側カム筒の上部の、前記筐体内に収納された前記多角形軸の前記筐体から突出する上部であって、前記ドアの支持機構に固定される前記先端部より下側に、前記多角形軸との螺合位置を変えることで前記ばね部により与える前記回転負荷を調整する固定金具が螺合され、前記固定金具は、前記ドアに取り付けた後に、前記多角形軸との螺合位置を変えることが可能であることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記下側カム筒と前記上側カム筒が、それぞれ内側と外側に同軸に2つのカム面を有し、互いの外側カム面同士と内側カム面同士がカム結合し、前記上側カム筒の各カム面の最下部と前記下側カム筒の各カム面の最上部のそれぞれに所定幅の平坦部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のヒンジ機構である。
本発明は、ドアの支持枠の上下部分に同軸に取り付けられて開閉される折りたたみ式ド
アにおいて、ドアの開いた状態と閉じた状態を維持させることができる。
また、本発明は、枢着金具内に組込まれた一対のカム筒の回転による上下作動における
コイルスプリングによる回転負荷を、ドアに取り付けた後で調整可能である。
また、本発明は、ドア側に取付けられる枢着金具内に組込まれた一対のカム筒の回転に
よりカム筒が上下方向に移動することで発生する音が低減される。
(a)は、本発明の実施例1に係るヒンジ機構を組み込んだ折りたたみ式ドアの正面図、(b)は、その平面図である。 本発明の実施例1に係るヒンジ機構の分解図である。 (a)は、図2の枢着金具の平面図、(b)は、枢着金具の縦断面図である。 (a)は、図2の上カム筒の正面図、(b)は、その底面図、(c)は、平面図である。 (a)は、図2の下カム筒の正面図、(b)は、その底面図である。 (a)は、実施例1に係るヒンジ機構の平面図、(b)は、(a)の縦断面図である。 (a)は、図1の吊りレールにおける上挟持金具の概略平面図、(b)は、図1の吊りレールにおける下挟持金具の概略平面図である。 実施例1に係るヒンジ機構を折りたたみ式ドアに組み込んだ状態の縦断面図である。 (a)は、常開設定された折りたたみ式ドアの閉まった状態の平面図、(b)は、(a)におけるヒンジ機構の平面図、(c)は、(b)の縦断面図である。 (a)は、常開設定された折りたたみ式ドアの開きかけた状態の平面図、(b)は、(a)におけるヒンジ機構の平面図、(c)は、(b)の縦断面図である。 (a)は、常開設定された折りたたみ式ドアの開いた状態の平面図、(b)は、(a)におけるヒンジ機構の平面図、(c)は、(b)の縦断面図である。 (a)は、常閉設定された折りたたみ式ドアの閉まった状態の平面図、(b)は、(a)におけるヒンジ機構の平面図、(c)は、(b)の縦断)の縦断面図である。 (a)は、常閉設定された折りたたみ式ドアの開きかけた状態の平面図、(b)は、(a)におけるヒンジ機構の平面図、(c)は、(b)の縦断面図である。 (a)は、常閉設定された折りたたみ式ドアの開いた状態の平面図、(b)は、(a)におけるヒンジ機構の平面図、(c)は、(b)の縦断面図である。 (a)は、本発明の実施例2に係るヒンジ機構を組み込んだ折りたたみ式ドアの正面図、(b)は、その平面図である。 図15におけるヒンジ機構の分解図である。 実施例2に係るヒンジ機構の分解図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1(a)は、本発明の実施例1に係るヒンジ機構を組み込んだ折りたたみ式ドアの正
面図、図1(b)は、その平面図、図2は、本発明の実施例1に係るヒンジ機構の分解図
、図3(a)は、図2の枢着金具の平面図、図3(b)は、枢着金具の縦断面図、図4(
a)は、図2の上側カム筒の正面図、図4(b)は、その底面図、図4(c)は、平面図
、図5(a)は、図2の下側カム筒の正面図、(b)は、その底面図である。また、図6
(a)は、実施例1に係るヒンジ機構の平面図、(b)は、(a)の縦断面図、図7(a
)は、図1の吊りレールにおける上挟持金具の概略平面図、(b)は、図1の吊りレール
における下挟持金具の概略平面図、図8は、実施例1に係るヒンジ機構を折りたたみ式ド
アに組み込んだ状態の縦断面図、である。
図1において、折りたたみ式ドア1の基本構造は、第1の扉3と第2の扉4と、各扉の
縦框に沿う縦方向の縦連結枠部材5との組合せからなり、両扉3、4は、門型の扉枠体2
に取り付けられている。第2の扉4は、扉枠体2の右端部に回転可能に支持されている。
そして、第1の扉3と第2の扉4とが縦連結枠部材5を介して一鉛直面に沿って隣接して
配置され、第1の扉3と第2の扉4の各上下端部が、縦連結枠部材5の上下端部において
後述するヒンジ手段6により回動可能に連結されて、折りたたみ可能となっている。第1
の扉3は、折りたたみ式ドア1を閉めたときに縦枠材8の鍵穴に挿入する閂3a、及び取
手3bが設けられている。
折りたたみ式ドア1は、第1の扉3と第2の扉4との間に介在した縦連結枠部材5を押
すか又は引く操作、若しくは第1の扉3の自由端を回動する操作により、前記ヒンジ手段
6により軸支されているので重なる方向に回動し、第1の扉3の上端に設けた吊車7が扉
枠体2の上部に設けてある吊りレール部材10に沿って走行しながら相互に重合するよう
に折りたたまれて、第1の扉3が第2の扉4側に引き寄せられることにより、扉枠体2が
開放するようになっている。
扉枠体2は、左右の縦枠材8、8と、これら左右の縦枠材8、8の上端に両端が固着さ
れて一体化された上枠体9とからなる門型である。そして、一対の縦枠材8、8は、図2
に図示すように、細長い縦方向の折曲片8aに柱部材8bが接合された構造であり、各折
曲片8aは、その幅方向に浅く窪む凹部8cを設けてある。また、両縦枠材8、8の凹部
8cに、第1の扉3および第2の扉4の外側縦框を構成するカバー部材13,14が臨む
ようになっている。
図1において第1の扉3の左側面には、縦枠材8に当接若しくは近接する断面半円弧状
の長尺なカバー部材13が取付けられている。また、図1における第2の扉4の右側面に
は、半円筒状の長尺なカバー部材14が取付けられている。カバー部材14は、半円筒中
心と同軸に第2の扉4を回転可能に支持する上側ヒンジ機構20の回転軸を収納するとと
もに、下側ヒンジ機構30の回転軸を収納する円筒状空部14aが設けられている。円筒
状空部14aは、周囲にカバー部材14の外壁から半径方向中心に向かって略等角度間隔
に複数の長尺なリブが設けられ、円筒状空部14aに収納した上側ヒンジ機構20の回転
軸や、下側ヒンジ機構30の回転軸を強固に保持できる。カバー部材14に円筒状空部1
4aを設ける場合、カバー部材14の半円筒中心と同軸な内筒を設けて、内筒により円筒
状空部14aを形成してもよい。
前記上枠体9の下部には、吊りレール部材10が取り付けられている。該吊りレール部
材10は縦断面が矩形枠状で、下部に所定幅の開口10aを設けて下部内面を走行面とす
るレール10bが形成されている。吊りレール部材10の右端部には、挟持金具40によ
り上側ヒンジ機構20の回転軸が回転可能に固着されており、カバー部材14の半円筒の
中心を軸として第2の扉4を回動させることができる。
また、吊りレール部材10内には、例えば、四輪からなる吊車7が配置されている。吊
車7には、下方に延在する吊持軸7aが設けられており、吊持軸7aの先端は第1の扉3
の上面の幅方向の中央近傍に垂直に固着されている。そして、レール10b上を吊車7が
走行することで、吊持軸7aが、レール10b、10bの間隙により構成される開口10
aに沿って扉枠体2の左右方向に移動し、縦連結枠部材5を手前側もしくは反対側に突出
させつつ、第1の扉3を第2の扉4側に折りたたむように回動させることができる。
次に、本発明のヒンジ機構について詳細に説明する。
図2〜図6において、ヒンジ機構20は、ドアに取付けられる枢着金具20a、カム部
20b、バネ部20c、多角形軸20dとから成る。
枢着金具20aは、ドアに垂直に取付けられる円筒形の筐体21aと、筐体21aの上
面から所定幅で直径方向に延設した平板状のアーム片21bとを備えた構成である。筐体
21aは、下部に円形の開口21cを有する円筒形で、上部に四角い開口21dが設けら
れ、また、アーム片21bには、ドア取付け用の複数のネジ孔21eが設けられている。
カム部20bは、上側カム筒22、下側カム筒23とからなり、後述するが、上側カム
筒22は、内側に円形の小径孔22b及び、小径孔22bと段差部22cを有して円形の
大径孔22dを有し、また、下側カム筒23は内側に小径筒23bを有し、両カム筒22
,23は、それぞれ内側と外側に同軸に2つのカム面を有している。そして、両カム筒2
2,23は、互いの外側カム面22f,23f同士と内側カム面22g,23g同士がカ
ム結合し、上側カム筒22は、下側カム筒23の小径筒23bの外周面23eに沿って上
下に摺動する。
上側カム筒22は、上部に所定高さで軸方向に突出する正方形の凸部22aが形成され
ている。また、凸部22aには、円形の小径孔22bが形成され、小径孔22bの下部は
、途中から段差部22cを有して円形の大径孔22dが設けられている。上側カム筒22
は、大径孔22dの壁部22eの下部にサインカーブ状の外側カム面22fが2周期分形
成され、小径孔22bと大径孔22dとの段差部22cは、下面にサインカーブ状の内側
カム面22gが外側カム面22fと逆位相で2周期分形成されている。外側カム面22f
及び内側カム面22gには、最下部に所定幅の平坦部22h,22iが形成されている。
下側カム筒23は、最遠頂点対間距離が上側カム筒22の小径孔22bと略同じ径の多
角形孔23aが形成されている。そして、内側上部に円形の小径筒23bが形成され、小
径筒23bの下部は、途中から段差部23cを有して円形の大径筒23dとなっている。
下側カム筒23は、内側に位置する上部小径筒23bの上面にサインカーブ状の内側カム
面23gが2周期分形成され、上部小径筒23bと大径筒23dとの段差部23cは、上
面がサインカーブ状の外側カム面23fが内側カム面23gと逆位相で2周期分形成され
ている。外側カム面23f及び内側カム面23gには、最上部に所定幅の平坦部23h,
23iが形成されている。
上側カム筒22と下側カム筒23は、互いの外側カム面22f,23fと互いの内側カ
ム面22g,23gが2周期分のサインカーブ状にカム結合している。下側カム筒23は
略固定の位置であり、上側カム筒22は、下側カム筒23のカム面23f,23gに沿っ
て摺動して上下動するので、例えば、90度の回転で下側カム筒23の最下位置から最上
位置まで上に動き、又は、90度の回転で下側カム筒23の最上位置から最下位置まで下
に動く。
バネ部20cは、多角形軸20dが挿通可能な第1孔24aが形成された上部バネ受け
24、コイルスプリング25、第1孔24aより小径の第2孔26aが形成された下部バ
ネ受け26から構成され、各バネ受け24、26は、コイルスプリング25の両端部の開
口25a,25b内に嵌挿される筒部24b、26bを有し、各筒部24b、26bの端
部にはフランジ24c、26cが設けられている。
多角形軸20dは、下端から所定長さの位置に段差27aを有して、段差27aの下端
側に他の部分より細い小径部27bが形成されており、また、小径部27bには、ネジ穴
27cが設けられている。そして、上端近傍の位置から、所定長さ下側の部分に雄ネジ部
27dが設けられている。
次に、ヒンジ機構20の組み立てについて説明する。多角形軸20dを下部バネ受け2
6の第2孔26aに小径部27bを挿通する。多角形軸20dは、段差27aが下部バネ
受け26の取付位置を設定し、下部バネ受け26は、下端のネジ穴27cにネジ27eを
螺合して下端の所定位置に取り付けられる。
そして、多角形軸20dにおいて、下部バネ受け26の上にコイルスプリング25、上
部バネ受け24、下側カム筒23、上側カム筒22を装着して、カム部20bとバネ部2
0cを多角形軸20dに組み込んで一体化し、この状態で、カム部20bとバネ部20c
を多角形軸20dとともに枢着金具20aの円筒形筐体21a内に嵌挿する。
そして、筐体21aの上部の四角い開口21dに、上側カム筒22の上部の正方形の凸
部22aを嵌挿する。多角形軸20dは、筐体21aの上部から雄ネジ部27dの一部を
含む上部が突出する。筐体21aの上部から突出した多角形軸20dには、第1スラスト
ベアリング28が嵌挿され、その上部に固定金具29が螺合され、ヒンジ機構20の組み
立てが完成する。固定金具29は、多角形軸20dとの螺合位置を変えることでコイルス
プリング25による回転負荷を調整するものである。
次に、ヒンジ機構20を折りたたみ式ドア1に組み込んだ場合について、図1、図7、
図8を参照して説明する。
折りたたみ式ドア1において、第2の扉4は、本体部をなす扉パネル4bの右側面に半
円筒状の長尺なカバー部材14取付けられている。組み立てたヒンジ機構20は、枢着金
具20aの円筒形筐体21aをカバー部材14の上部から円筒状空部14aに収納され、
アーム片21bが第2の扉4の本体部をなす扉パネル4bの右側上端部にネジ止めして取
付けられている。
吊りレール挟持金具40は、幅広部と幅狭部とを上下に有する断面凸状であって、多角
形孔41aを有する上挟持金具41と、上挟持金具41の幅広部と略同じ大きさで、長手
方向の一端にU字状の切り欠き42aが設けられた下挟持金具42からなり、上下挟持金
具41,42は、複数のネジ孔41b,42bが設けられ、吊りレール部材10の外側か
ら上挟持金具41と重なる位置で上挟持金具41にネジSにより固定されている。
上挟持金具41は、幅広部を上にして矩形枠状の吊りレール部材10内の右側端部に配
置され、下側の幅狭部が吊りレール部材10の開口10aに遊嵌されている。そして、下
挟持金具42が、U字状の切り欠き42aを上挟持金具41の多角形孔41aに合致させ
て、上挟持金具41に取り付けられている。
扉パネル4bの右側下端部において、円筒状のヒンジ31がカバー部材14に埋設され
ている。また、右の縦枠材8の下端部に金属板を直角に折り曲げたアーム材32の一方の
折曲片32aが垂直に固定され、他方の折曲片32bは水平に保持されている。水平な折
曲片32bにはスラストベアリング33が固着されている。ヒンジ31の筒内には、スラ
ストベアリング33に植設された回転軸33aが嵌合されており、第2の扉4が回転軸3
3aに回転可能に支持されている。したがって第2の扉4の荷重は、スラストベアリング
33の回転軸33aの植設面により受けられる。
また、ヒンジ機構20は、多角形軸20dが固定金具29から上部が一部突出しており
、下挟持金具42の切り欠き42a及び上挟持金具42の多角形孔41aに嵌合されてい
る。これにより第2の扉4は、扉枠体2の右端部において上下の端部が回転可能に支持さ
れているので、折りたたみ式ドア1を開閉して、第2の扉4の回転状態に応じて固定金具
29が多角形軸20dとの螺合する位置を調整し、ドアに取り付けた後でコイルスプリン
グによる回転負荷を調整することができる。
次に、折りたたみ式ドア1におけるヒンジ機構20の設定について説明する。
図9(a)は、常開設定された折りたたみ式ドアの閉まった状態の平面図、図9(b)
は、図9(a)におけるヒンジ機構の平面図、図9(c)は、図9(b)の縦断面図、図
10(a)は、常開設定された折りたたみ式ドアの開きかけた状態の平面図、図10(b
)は、10(a)におけるヒンジ機構の平面図、図10(c)は、10(b)の縦断面図
である。図11(a)は、常開設定された折りたたみ式ドアの開いた状態の平面図、図1
1(b)は、図11(a)におけるヒンジ機構の平面図、図11(c)は、図11(b)
の縦断面図、図12(a)は、常閉設定された折りたたみ式ドアの閉まった状態の平面図
、図12(b)は、図12(a)におけるヒンジ機構の平面図、図12(c)は、図12
(b)の縦断)の縦断面図、図13(a)は、常閉設定された折りたたみ式ドアの開きか
けた状態の平面図、図13(b)は、図13(a)におけるヒンジ機構の平面図、図13
(c)は、図13(b)の縦断面図、図14(a)は、常閉設定された折りたたみ式ドア
の開いた状態の平面図、図14(b)は、図14(a)におけるヒンジ機構の平面図、図
14(c)は、図14(b)の縦断面図である。
折りたたみ式ドア1は、ヒンジ手段20により軸支されているので、第1の扉3と第2
の扉4との間に介在した縦連結枠部材5を押すか又は引く操作により、重なる方向に回動
し、第1の扉3の上端に設けた吊車7が扉枠体2の上部に設けてある吊りレール部材10
に沿って走行しながら相互に重合するように折りたたまれて、第1の扉3が第2の扉4側
に引き寄せられることにより、扉枠体2が開放する。
先ず、折りたたみ式ドア1を常開設定する場合について図9〜図11を参照して説明す
る。下側カム筒23は、多角形軸20dが貫通しているため回転しないので、以下の説明
において、下側カム筒23は、固定位置を維持するものである。
図9において、折りたたみ式ドア1は、吊りレール部材10において、レール10b、
10bの開口10aの端部に図示しない戸当たりが設けられ、折りたたみ式ドア1を閉じ
ていくと、第2の扉4の回転に伴って上側カム筒22が回転する。そして、吊りレール部
材10内において、第1の扉3と第2の扉4が直線上に連続する位置で、第1の扉3の上
端に設けた吊車7が吊りレール部材10内の図示しない戸当たりに当接して、折りたたみ
式ドア1が閉状態に設定される。
上側カム筒22と下側カム筒23は、互いの外側カム面22f,23f同士と互いの内
側カム面22g,23g同士が2周期分のサインカーブ状にカム結合しており、下側カム
筒23は略固定の位置である。折りたたみ式ドア1を閉めていくと上側カム筒22は、下
側カム筒23の外側カム面23f及び内側カム面23gを上っていき、下側カム筒23の
各カム面23f,23gの各最上位置を過ぎた位置で停止して、折りたたみ式ドア1を閉
状態に設定する。
折りたたみ式ドア1の閉状態において、折りたたみ式ドア1を開くには、上側カム筒2
2が下側カム筒23の各カム面23f,23gの各最上位置を超えさせてから下側カム筒
23の各カム面23f,23gを下降させる必要があるので、ドアの閉じた状態は安定し
て維持される。
その後、折りたたみ式ドア1を開いていくと、図10及び図11に示すように、上側カ
ム筒22は、下側カム筒23の外側カム面23f及び内側カム面23gの各最上位置を超
えさせてから下っていき、第1の扉3と第2の扉4が折りたたまれた位置で、下側カム筒
23の各カム面23f,23gの各最下位置の手前位置で停止して、折りたたみ式ドア1
を開状態に設定する。
折りたたみ式ドア1は、開状態において、上側カム筒22が下側カム筒23の各カム面
23f,23gの各最下位置の手前位置であるから下側カム筒23の各カム面23f,2
3gを下降させる余地が残っているので、ドアの開いた状態は安定して維持される。
次に、折りたたみ式ドア1を常閉設定する場合について図12〜図14を参照して説明
する。折りたたみ式ドア1を閉めていくと上側カム筒22は、下側カム筒23の外側カム
面23f及び内側カム面23gを下っていき、下側カム筒23の各カム面23f,23g
の各最下位置の手前位置で停止して、折りたたみ式ドア1を閉状態に設定する。
折りたたみ式ドア1は、閉状態において、上側カム筒22が下側カム筒23の各カム面
23f,23gの各最下位置の手前位置であるから下側カム筒23の各カム面23f,2
3gを下降させる余地が残っているので、ドアの開いた状態は安定して維持される。
その後、折りたたみ式ドア1を開いていくと、図13及び図14に示すように、上側カ
ム筒22は、下側カム筒23の外側カム面23f及び内側カム面23gを上っていき、第
1の扉3と第2の扉4が折りたたまれた位置で、下側カム筒23の各カム面23f,23
gの各最上位置を過ぎた位置で停止して、折りたたみ式ドア1を開状態に設定する。
折りたたみ式ドア1の開状態において、折りたたみ式ドア1を閉めるには、上側カム筒
22が下側カム筒23の各カム面23f,23gの各最上位置を超えさせてから下側カム
筒23の各カム面23f,23gを下降させる必要があるので、ドアの開いた状態は安定
して維持される。
本発明のヒンジ機構は、実施例1において、ドアの支持枠の上下部分に同軸に取り付け
られて開閉される折りたたみ式ドアにおいて、ドアの開いた状態と閉じた状態を維持させ
ることができる。
本発明は、ドア側に取付けられる枢着金具内に組込まれた一対のカム筒の回転による上
下作動における回転負荷をコイルスプリングで与える構造とすることで、ドアに取り付け
た後でコイルスプリングによる回転負荷を調整することが可能である。
枢着金具20a内に組込まれたカム部20bは、下側カム筒23が内側に小径筒23b
を有し、また、両カム筒22,23の互いの外側カム面22f,23f同士と内側カム面
22g,23g同士がカム結合しているので、上側カム筒22は、下側カム筒23の小径
筒23bの外周面23eに沿って上下に摺動する。上側カム筒22が上下に摺動するとき
に、枢着金具20a内において、下側カム筒23と上側カム筒22間の回転により各カム
筒23、22が振動する。この振動が大きいと下側カム筒23と上側カム筒22間の回転
により音が発生してしまう。
カム部20bは、下側カム筒23の外側カム面23f及び内側カム面23gの各最上部
に所定幅の平坦部23h,23iが形成され、また、上側カム筒22の外側カム面22f
及び内側カム面22gの各最上部に所定幅の平坦部22h,22iが形成されている。そ
のため、下側カム筒23と上側カム筒22間の回転による振動が緩和されるので音が発生
しないし、また、音が発生しても小さい音であり静かである。
図15(a)は、本発明の実施例2に係るヒンジ機構を組み込んだ折りたたみ式ドアの
正面図、図15(b)は、その平面図、図16は、図15におけるヒンジ機構の分解図、
図17は、実施例2に係るヒンジ機構の分解図である。
実施例2は、実施例1における折りたたみ式ドア1を構成する第2の扉4の右端下端部
にヒンジ機構20と構成は異なるが、カム部を有するヒンジ機構50を取付けて、実施例
1におけるカム部の有無により上下に配置したヒンジ機構の配置を、カム部の有無により
逆に配置したもので、各ヒンジ機構の構成において、不要なものは省いている。また、折
りたたみ式ドア1は、実施例1と同じものであるが、一部異なる部品を使用しているので
、ここでは、異なる部品について詳しく説明し、実施例1と重複する説明は省略する。
図15〜図17において、折りたたみ式ドア1は、第2の扉4の右端下端部にカム部を
有するヒンジ機構50を取付け、右端上端部にヒンジ機構60を取付けている。
ヒンジ機構50は、ドアに取付けられる枢着金具50a、カム部50b、金属板を直角
に折り曲げたアーム材50cとから成る。枢着金具50aは、ドアに垂直に取付けられる
円筒形の筐体51aと、筐体51aの上面から所定幅で直径方向に延設した平板状のアー
ム片51bとを備えた構成である。筐体51aは、下部に円形の開口51cを有する円筒
形で、上部に四角い開口51dが設けられ、また、アーム片51bには、ドア取付け用の
複数のネジ孔51eが設けられている。
カム部50bは、実施例1のカム部20bと同じものであり、上側カム筒22、下側カ
ム筒23からなり、上側カム筒22、下側カム筒23の互いの外側カム面同士と内側カム
面同士がカム結合し、各カム面に沿って摺動する。
アーム材50cは、一方の折曲片52aが右の縦枠材8の下端部に垂直に固定され、他
方の折曲片52bが水平に保持されている。水平な折曲片52bには、中央部に多角形軸
50dが立設され、アーム材50cを右の縦枠材8に垂直に固定した状態において、多角
形軸50dは垂直に保持されている。
ヒンジ機構50の組み立ては、先ず、多角形軸50dにおいて、下側カム筒23、上側
カム筒22を装着して、カム部50bを多角形軸50dに組み込んで一体化し、この状態
で、カム部20bを多角形軸50dとともに枢着金具50aの円筒形筐体51a内に嵌挿
する。そして、円筒形の筐体51aの上部の四角い開口51dに、上側カム筒22の上部
の正方形の凸部22aを嵌挿して、ヒンジ機構50の組み立てが完成する。
第2の扉4の右側面に取付けられているカバー部材14には、ヒンジ機構50の回転軸
を収納する円筒状空部14aが設けられているので、ヒンジ機構50は、枢着金具50a
の円筒形筐体51aを下部から円筒状空部14aに収納し、枢着金具50aのアーム片5
1bを第2の扉4の本体部をなす扉パネル4bの右側下端部にネジ止めして取付けられて
いる。
ヒンジ機構60は、円筒状のヒンジ61と、吊りレール挟持金具62とで構成されてい
る。吊りレール挟持金具62は、幅広部と幅狭部とを上下に有する断面凸状であって、幅
狭部の下部に多角形回転軸(以下の説明では回転軸と略す)63aを突設させた上挟持金
具63と、上挟持金具63の幅広部と略同じ大きさで、回転軸63aの挿通孔64aを有
する下挟持金具64からなり、上挟持金具63は、幅広部を上にして吊りレール部材10
内の右側端部に配置され、下側の幅狭部が吊りレール部材10の開口10aに遊嵌されて
いる。そして、下挟持金具64が吊りレール部材10の外側から上挟持金具63と重なる
位置で上挟持金具63にネジSにより固定されている。ヒンジ61には、軸受け61aが
設けられており、回転軸63aが遊嵌されている。
実施例2は、カム部の有無により上下に配置した実施例1のヒンジ機構の配置と、カム
部の有無により上下を逆に配置したもので、実施例2に係るヒンジ機構50,60を組み
込んだ折りたたみ式ドア1において、カム部50bの設定は、実施例1のカム部20bの
設定と同様であり、折りたたみ式ドア1において、ドアの開いた状態と閉じた状態を維持
させることができる。
実施例2において、ヒンジ機構50は、バネ部を省いているので、カム部50bにおい
て、下側カム筒23のカム面に沿って上側カム筒22が回転して上下動すると、上側カム
筒22が第2の扉4を上下動させる。第2の扉4が上下動するときに、ヒンジ機構60は
、吊りレール挟持金具62に設けられた回転軸63aに沿って、ヒンジ61の軸受け61
aが第2の扉4とともに上下動する。
カム部50bは、実施例1のカム部20bと同じものであり、上側カム筒22が上下に
摺動するときに、枢着金具50aと下側カム筒23の小径筒23bとの間に隙間が生じる
とともに、隙間の大きさが拡大した後、縮小する現象も実施例1と同様である。カム部5
0bは、カム部20bと同様に、下側カム筒23と上側カム筒22間の回転による振動が
緩和されるので音が発生しないし、また、音が発生しても小さい音であり静かである。
実施例2において、吊りレール部材10内には、ランナー70が配置されている。ラン
ナー70は、第1の扉3の上部に埋設された支持筒71、支持筒71内を軸方向に移動自
在な支軸72、支軸72の上部に装着されたガイド部材73、および支持筒71内に配置
されガイド部材73を上方に押上げているスプリング74から成る。ガイド部材73は、
レール10b、10bの間隙により構成される開口10aに沿って扉枠体2の左右方向に
移動し、縦連結枠部材5を手前側もしくは反対側に突出させつつ、第1の扉3を第2の扉
4側に折りたたむように回動させることができる。ヒンジ機構50において、下側カム筒
23のカム面に沿って上側カム筒22が回転して上下動すると、第2の扉4とともに第1
の扉3が上下動するが、ランナー70は、スプリング74がガイド部材73を上方に押上
げているので、ガイド部材73が吊りレール部材10の開口10aから脱落することはな
い。
実施例2では、ヒンジ機構50の構成にバネ部を省いているが、カム部50bの下部に
実施例1のバネ部20cを設け、カム部50bの一対のカム筒の回転による上下作動にお
ける回転負荷をコイルスプリングで与える構造とすることができる。なお、カム部50b
の下部にバネ部20cを設けた場合は、カム部50bにおいて、下側カム筒23のカム面
に沿って上側カム筒22が回転して上下動してもコイルスプリングが伸縮するので第2の
扉4は上下動しない。
1 折りたたみ式ドア
2 扉枠体
3 第1の扉
3a 閂
3b 取手
4 第2の扉
5 縦連結枠部材
6 ヒンジ手段
7 吊車
7a 吊持軸
8 縦枠材
8a 折曲片

8b 柱部材
8c 凹部
9 上枠体
10 吊りレール部材
10a 開口
10b レール
13,14 カバー部材
14a 円筒状空部
20,50,60 ヒンジ機構
20a,50a 枢着金具
20b,50b カム部
20c バネ部
20d,50d 多角形軸
21a,51a 筐体
21b,51b アーム片
21c,51c 円形の開口
21d,51d 四角い開口
21e,51e ネジ孔
22 上側カム筒
22a 正方形の凸部
22b 円形の小径孔
22c,23c 段差部
22d 大径孔
22e 壁部
22f,23f 外側カム面
22g,23g 内側カム面
22h,22i,23h,23i 平坦部
23 下側カム筒
23a 多角形孔
23b 小径筒
23d 大径筒
23e 外周面
24 上部バネ受け
24a 第1孔
24b、26b 筒部
24c、26c フランジ
25 コイルスプリング
25a,25b 開口
26 下部バネ受け
26a 第2孔
27a 段差
27b 小径部
27c ネジ穴
27d 雄ネジ部
27e ネジ
29 固定金具
30 下側ヒンジ機構
31,61 円筒状のヒンジ
32,50c アーム材
32a,32b,52a,52b 折曲片
33 スラストベアリング
33a,63a 回転軸
40,62 挟持金具
41,63 上挟持金具
41a 多角形孔
41b,42b ネジ孔

42,64 下挟持金具
42a 切り欠き
61a 軸受け
63a 多角形回転軸
64a 挿通孔
70 ランナー
71 支持筒
72 支軸
73 ガイド部材
74 スプリング
S ネジ

Claims (2)

  1. ドア側に取り付けられた筐体内に上部を突出させて収納され、この突出させた上部の先端部が前記ドアの支持機構に固定された多角形軸を有するヒンジ機構において、
    前記多角形軸に嵌挿されたカム部を備え、前記カム部は、前記筐体内に嵌挿され、前記ドアの開閉に伴い前記多角形軸を中心にして前記筐体と一体に回転する上側カム筒と、前記多角形軸に上下動可能かつ回転不能に外嵌されるとともに前記上側カム筒にカム結合され、前記上側カム筒が回転すると前記多角形軸に沿って上下動させる下側カム筒とから成り、
    前記ドアの常開設定において、前記ドアの閉位置における前記カム部は、前記上側カム筒が前記カム結合における最上位置を過ぎた位置で前記下側カム筒とカム結合され、前記ドアの開位置における前記カム部は、前記上側カム筒が前記カム結合における最下位置の手前位置で前記下側カム筒とカム結合され、
    前記ドアの常閉設定において、前記ドアの閉位置における前記カム部は、前記上側カム筒が前記最下位置の手前位置で前記下側カム筒とカム結合され、前記ドアの開位置における前記カム部は、前記上側カム筒が前記最上位置を過ぎた位置で前記下側カム筒とカム結合され、
    前記下側カム筒の下部に、前記多角形軸に嵌挿されて前記下側カム筒と前記上側カム筒との回転による上下作動における回転負荷を与えるばね部が設けられ、前記上側カム筒の上部の、前記筐体内に収納された前記多角形軸の前記筐体から突出する上部であって、前記ドアの支持機構に固定される前記先端部より下側に、前記多角形軸との螺合位置を変えることで前記ばね部により与える前記回転負荷を調整する固定金具が螺合され、
    前記固定金具は、前記ドアに取り付けた後に、前記多角形軸との螺合位置を変えることが可能である、
    ことを特徴とするヒンジ機構。
  2. 前記下側カム筒と前記上側カム筒は、それぞれ内側と外側に同軸に2つのカム面を有し、互いの外側カム面同士と内側カム面同士がカム結合し、前記上側カム筒の各カム面の最下部と前記下側カム筒の各カム面の最上部のそれぞれに所定幅の平坦部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のヒンジ機構。
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