JP4216794B2 - 両開きドア用ヒンジ - Google Patents

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Description

本発明は、両開きドア用ヒンジに関し、特に、所定開放角度まではバネによる閉止(復帰)作用が働き、所定開放角度以上になると、バネによる閉止作用が停止された状態で自由に開放停止を行うことができるようにした両開きドア用ヒンジに関する。
ドア内蔵型で、ドアが左右いずれの方向に開放した場合でもコイルバネの作用によりドアが復帰閉止され、且つ、復帰閉止されるドアに対する油圧制動機能を備えた両開きドア用ヒンジが開発されている(特許文献1参照)。
特開2004-239046号
上記両開きドア用ヒンジは、ドアが左右いずれの方向に開放される場合でも、コイルバネが巻き上げられ、それによって蓄積された弾性(バネ)力でドアを閉止しようとするものである。これまでの、このようなヒンジを取り付けたドアにおいては、ドアを開いた場合、それを復帰させようとするバネ力は常に作用し、従って、ドアをバネが作用しない状態で開放し停止することはできなかった。
本発明は、所定の開放角度まではバネ力による復帰閉止作用が働くが、ドアがそれ以上に開かれるときには、バネ力が作用しないようにして、当該ドアを自由に開くことができるようにした両開きドア用ヒンジを提供することを目的としている。
すなわち、本発明に係る両開きドア用ヒンジは、
左右両開きのドアに取り付けられて、該ドアを垂直な枢軸(以下の実施形態の説明では参照符号Pで示す)を中心に枢動可能に支持する両開きドア用ヒンジ(10)であって、
ドア開口上部枠若しくは下部枠に前記枢軸に沿って垂直に設定された固定支持脚(12)と、
前記枢軸の周りで枢動可能に取り付けられた第1枢動部材(同実施形態においては、筒状ケーシング32として実施化)と、
前記枢軸の周りで枢動可能に取り付けられた第2枢動部材(バネシャフト34として実施化)と、
一端が前記第1枢動部材に固定され、他端が前記第2枢動部材に固定されたバネ(同実施例においては、コイルバネ36として実施化)と、
ドアが左右両開きの一方に開かれるときに、前記第1枢動部材を前記枢軸の周りで回動させ、ドアが左右両開きの他方に開かれるときに、前記第2枢動部材を前記枢軸の周りで回動させる回動手段(同実施形態においては、駆動部材42を備える筒状基部30、筒状ケーシング32に固定された第1被駆動部材46、バネシャフト34に固定された第2被駆動部材52により構成)と、
ドアが左右両開きの前記一方に開かれるときに、該ドアが所定角度まで回転するまでは前記第2枢動部材を前記固定支持脚に連結して前記枢軸の周りで固定し、ドアが所定角度以上に回動すると、該第2枢動部材を前記固定支持脚から連結解除すると共に前記第1枢動部材に連結して、当該第2枢動部材を前記枢軸の周りで第1枢動部材と一体的に回動可能にするとともに、
ドアが左右両開きの前記他方に開かれるときに、該ドアが所定角度まで回転するまでは前記第1枢動部材を前記固定支持脚に連結して前記枢軸の周りで固定し、ドアが所定角度以上に回動すると、該第1枢動部材を前記固定支持脚から連結解除すると共に前記第2枢動部材に連結して、当該第1枢動部材を前記枢軸の周りで第2枢動部材とともに回動可能にする固定・回動手段(第1乃至第3ローラ18−1,18−2,18−3、第1乃至第7凹部20,22,24、30−4,30−5,30−6,30−7により構成)と、
を有し、
前記第1枢動部材及び第2枢動部材が、それぞれ、前記枢軸の周方向で相互に間隔をあけて設定された第1及び第2被駆動部(46,52)を有しており、
前記回動手段がドアに固定され、前記第1及び第2被駆動部材の間に設定された駆動部材(42)を有し、該駆動部材が、ドアが左右両開きの前記一方に開かれるときに、前記第1枢動部材の第1被駆動部に係合して、該第1枢動部材を前記枢軸の周りで回動させ、ドアが左右両開きの前記他方に開かれるときに、前記第2枢動部材の第2被駆動部に係合して、該第2枢動部材を前記枢軸の周りで回動させるようにされており、
前記第2枢動部材が前記固定支持脚に垂直方向で整合され、前記枢軸に沿って延びるバネシャフト(34)とされ、
前記第1枢動部材が前記バネシャフトの周りに同心状に設定された筒状ケーシング(32)とされ、
前記バネが前記枢軸の回りで螺旋状となるように設定され、一端が前記バネシャフトに固定され、他端が前記筒状ケーシングに固定されたコイルバネ(36)とされ、
前記固定支持脚が前記枢軸に沿って延びる円柱状部(第2小径部12−4)を有し、
前記回動手段が該円柱状部の周りに同心状にされ、回動可能とされて、ドアに連結された筒状基部(30)を有し、
前記第2被駆動部(52)がバネシャフト(34)から該筒状基部内を軸線方向に延びるようにされた部分とされ、
前記第1被駆動部(46)が前記筒状ケーシング(32)から該筒状基部内を軸線方向に延びるようにされた部分とされ、
前記駆動部材(42)が前記筒状基部の内面から半径方向内方に突出して第1及び第2被駆動部(46,52)の間に位置するように形成されており、
前記固定・回動手段は、
前記固定支持脚の円柱状部はその周方向で所定間隔あけて設けられた第1凹部(20)、該第1凹部の左右の方向でそれぞれ間隔をあけて設けられた第2凹部(22)及び第3凹部(24)を有し、
前記回動手段の筒状基部は、ドアが閉じた状態において前記第2凹部及び第3凹部とそれぞれ半径方向で整合する第4凹部(30−4)及び第5凹部(30−5)と、これら第4及び第5凹部よりもそれぞれ前記第1凹部から周方向で離れた第6凹部(30−6)及び、第7凹部(30−7)有し、
前記固定支持脚の円柱状部と前記回動手段の筒状基部の間にある前記第1被駆動部材は、ドアが閉じた状態において前記第3凹部及び前記第5凹部の間で半径方向に貫通する第1貫通孔(46−1)を有し、
前記固定支持脚の円柱状部と前記回動手段の筒状基部の間にある前記第2被駆動部材は、ドアが閉じた状態において前記第2凹部及び前記第4凹部の間で半径方向に貫通する第2貫通孔(52−1)を有し、
更に、当該固定・回動手段が、
固定支持脚の円柱状部と前記回動手段の筒状基部の間に設けられ、ドアが閉じた状態において、前記第1及び第2被駆動部材の間に位置し、前記第1凹部に嵌合する第1ロック部材(第1ローラ18−1)と、
前記第1貫通孔内に半径方向で可動とされた第2ロック部材(第2ローラ18−2)と、
前記第2貫通孔内に半径方向で可動とされた第3ロック部材(第3ローラ18−3)と、
を有し、
ドアが前記一方に回動されるときには、第1ロック部材が固定支持脚の第1凹部に嵌合し、前記第2枢動部材が該第1ロック部材に係合して回動しないようにすると共に、第2ロック部材が固定支持脚の第3凹部から外れて前記筒状基部の第5凹部に部分的に嵌合して該筒状基部及び前記第1枢動部材を一緒に回動し、ドアが前記所定角度回動されたときには、前記第4凹部が前記第1ロック部材と半径方向で整合すると共に第6凹部が第3ロック部材と半径方向で整合し、該ドアが更に前記一方に回動するときには、第1ロック部材が前記第1凹部から外れて該第4凹部に部分的に嵌合するとともに第3ロック部材が前記第6凹部に部分的に嵌合して、前記第1及び第2枢動部材が、前記第2ロック部材、前記筒状基部、及び、前記第3ロック部材を介して連結されて前記固定支持脚の周りで一体的に回動するようになされ、
ドアが前記他方に回動されるときには、第1ロック部材が固定支持脚の第1凹部に嵌合し、前記第1枢動部材が該第1ロック部材に係合して回動しないようにすると共に、第3ロック部材が固定支持脚の第2凹部から外れて前記筒状基部の第4凹部に部分的に嵌合して該筒状基部及び前記第2枢動部材を一緒に回動し、ドアが前記所定角度回動されたときには、前記第5凹部が前記第1ロック部材と半径方向で整合すると共に第7凹部が第2ロック部材と半径方向で整合し、該ドアが更に前記他方に回動するときには、第1ロック部材が前記第1凹部から外れて該第5凹部に部分的に嵌合するとともに第2ロック部材が前記第7凹部に部分的に嵌合して、前記第1及び第2枢動部材が、前記第2ロック部材、前記筒状部材、及び、前記第3ロック部材を介して連結されて前記固定支持脚の周りで一体的に回動するようにすることができる。
具体的には、
前記固定支持脚がドア開口下部枠部に固定されるようになされ、
前記第2枢動部材としてのバネシャフトが前記固定支持脚の上方位置で前記軸線方向に延び、
前記第1枢動部材としての筒状ケーシングが固定支持脚の前記円柱状部分の上方位置で前記軸線方向に延びるようになされ、
当該両開きドア用ヒンジが更に、
バネシャフトの上端に固定され、前記筒状ケーシングの内側で上方に延びて内部にダンパー液を収納する密閉されたダンパー室を画定するダンパーシリンダと、
該ダンパー室の内壁面に密封摺動係合されて、当該ダンパーシリンダ内を上部室(50−1)及び下部室(50−2)に分離するピストン(56)と、
前記筒状ケーシング(32)の上端部分に固定され、ダンパー室の上端から上部室内に下方に延び前記ピストンに接続されたピストン回転駆動部(58)と、
ドアが開く方向及び閉じる方向で動き、前記第1枢動部材としての筒状ケーシングと前記第2枢動部材としてバネシャフトとが相対的に回動したときに、前記ピストン回転駆動部が前記ダンパーシリンダに対して相対的に回転することによって、当該ピストンが、それぞれ、ダンパー室内を上昇及び下降するようにするピストン昇降手段(実施形態におけるピストンの外周面とダンパーシリンダ内周面とのねじ係合)と、前記ピストンがダンパー室内を下降するときに、前記下部室から流体が上部室へ流れるのを許容するためにピストンに設けられた第1流体通路(56−2)と、
前記ピストンがダンパー室内を上昇するときに、前記上部室から流体が下部室へ流れるのを許容し、同ピストンがダンパー室内を下降するときは前記下部室から上部室へ流体が流れるのを阻止するチェックバルブ付第2流体通路(64)と、
当該両開きドア用ヒンジの上端に取り付けられた手動調節部及び該手動調節部から前記ピストン回転駆動部内を貫通して前記第1流体通路まで延び、手動調節部を介して該第1流体通路の流路抵抗を調節するための調節部を備える流路抵抗調節部材(60)と
を有するようにすることができる。
この場合、上記ピストン回転駆動部は、前記ピストンに対して相対的回転はできないように且つ相対的上下動はできるように連結され、
前記ピストンは、前記ダンパーシリンダの内周面とねじ係合されており、前記ピストン回転駆動部によって回転駆動されると前記シリンダの内周面とのねじ係合により該シリンダ内を上下動するようにすることができる。
本発明に係るヒンジは上記のように構成されるので、ドア所定角度以上に開かれると、バネによる復帰閉止力が作用しない状態となり、従って、該ドアをバネの抵抗無く自由に開きとめることができる。
また、本発明にかかるドア両開きヒンジは下部枠部に取り付けられるので、当該ヒンジを上部枠部に取り付けるようにしたものに比べて、手動調節部によってダンパー室の流路抵抗の調整を行う場合、手動調節部を簡単に操作することができる。また、ダンパー室をドア復帰閉止手段の上部に設けるようにしたので、ダンパー室をドア復帰閉止手段の下部に設けるようにしたものに比べて、当該ヒンジの構造を簡素でコンパクトなものとすることができる。更に、ダンパー室を設ける場合、下部室が高圧室となるようにしたので高圧室へのエア侵入による支障を最小限にすることができる。
以下、本発明に係る両開きドア用ヒンジの実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る両開きドア用ヒンジ10によって垂直に延びる枢軸線Pの周りで回動可能にされた両開きドアDが閉止位置にある状態を示す図である。すなわち、該ドアDは、その下部位置で枢軸線Pに沿って配置され当該ドアDの内部に装着されてドア開口下部枠部Lによって支持されたドア用ヒンジ(以下においては単に「ヒンジ」という)10と、ドアDの上部に設けられてドア開口上部枠部Uに枢着されたトップピボットTとによってドア開口部に回動可能に取付けられている。
図2は、図1のヒンジ10の拡大縦断面図である。図示のように、このヒンジ10は、ドア開口下部枠部Lに埋設された受座S(図1)に上記枢軸線Pの周りで回転しないように支持される固定支持脚12と、該支持脚12上に取付けられ、該支持脚12に対して上記枢軸線Pの周りで相対的に回動可能に取付けられて水平に延び、ドアに固定されるヒンジ取付板14と、ドアDが閉止位置から左右に開かれたときに該ドアを閉止位置に戻す復帰力を与えるコイルバネ機構部16と、ドアDが開かれた後に閉止位置に復帰するときに流体制動力を与えるダンパー機構18とを有している。
図3は、固定支持脚12及びコイルバネ機構部16の部分を分解して示している。図示のように、固定支持脚12は、受座Sに挿入固定される下部部分12−1と、該下部部分から上方に順に大径部12−2、第1小径部12−3、及び、第2小径部12−4が設けられている。
大径部12−2と第1小径部12−3との間の段部にはスラストベアリング15が設定されており、該スラストベアリング15上に第1小径部12−3を囲むようにコイルバネ機構部16が載置され、固定支持脚12に対して前記枢軸線Pの周りで回動可能にされている。
第2小径部12−4には、図5を参照して後述する第1ローラ18−1,第2ローラ18−2,第3ローラ18−3が嵌合可能な第1、第及び第凹部20、22,24が設けられている。
コイルバネ機構部16は、固定支持脚12上に上記枢軸線Pの周りで回動可能にされた筒状基部30と、該筒状基部30上に同心状に取り付けられ、該筒状基部30に対して上記枢軸線Pの周りで相対的に回動可能とされた筒状ケーシング32と、該筒状ケーシング32内に同心状に取り付けられ、該筒状ケーシングに対して上記枢軸線Pの周りで回動可能に取り付けられたバネシャフト34と、該バネシャフト34の周りに設定されたコイルバネ36とを有している。
筒状基部30は、下から順に大径部30−1、第1小径部30−2、及び、第2小径部30−3を有しており、大径部30−1の下端外周にはヒンジ取付板14の基端リング部14´が固定され、第2小径部30−3の外周にはベアリング部材40が設けられ、また、その内周面には図4を参照して後述する駆動部材42が固定されている。また、該筒状基部の内周面には、図5を参照して後述するローラを受け入れる第4乃至第7凹部30−4,30−5、30−6,30−7が設けられている。
筒状ケーシング32は、その下端が、筒状基部30の大径部30−1と第1小径部30−2との間の段部上に載置され、当該ヒンジ10の上端まで延びており、筒状基部30に対して上記枢軸線Pの周りで相対的に回動可能とされている。該筒状ケーシング32の下端近くの内周面には、図4及び図5を参照して後述する第1被駆動部材46が筒状の固定部材48を介して固定されている。該第1被駆動部材46は、図4及び図5から分かるように、枢軸線Pを中心として約60度程度の角度範囲に延び且つ枢軸線P方向に延びて筒状基部30の大径部30−1内にまで延びている。第1被駆動部材46の、図4及び図5で見て中央位置には第1貫通孔46−1が設けられており、第2ローラ18−2を半径方向で変位可能に収納するようにしてある。
バネシャフト34は、その上端部34−1の直径が拡大されて、ダンパー機構18を構成しているダンパーシリンダ50の下端を閉じるようにして該下端に固定されている。上端部34−1は、スラストベアリング54を介して筒状ケーシング32の内周面上に固定されているシャフト支持部上に回転可能に支持されている。下端34−2は、固定支持脚12の第2小径部12−4の上端にほぼ当接するようにされている。該バネシャフト34の下端34−2には、枢軸線Pに平行に延びる第2被駆動部材52が固定されており、固定支持脚12の第2小径部12−4の周りで、前述の第1被駆動部材46と同様に約60度の角度範囲に延びており、その中央部分に第3ローラ18−3を半径方向で変位可能に収納する第2貫通孔52−1が形成されている。コイルバネ36は、その下端がバネシャフト34に固定され、上端が筒状ケーシング32に固定されている。
図2に示すように、ダンパー機構18は汎用の機構を有しており、バネシャフト34の上端に固定され、筒状ケーシング32の内側で上方に延びて内部にダンパー液を収納する密閉されたダンパー室を画定する前述のダンパーシリンダ50と、該ダンパーシリンダ50の内壁面に密封摺動係合されて、当該ダンパーシリンダ50内を上部室50−1及び下部室50−2に分離するピストン56と、筒状ケーシング32の上端部分に固定され、ダンパーシリンダ50の上端から上部室50−1内に下方に延びピストン56に接続されたピストン回転駆動部材58とを有する。ピストン回転駆動部材58は、ピストン56に対してスプライン結合されており、該ピストン回転駆動部材58に対し、ピストン56は相対的には回転はできないが上下動はできるようにされている。図示の例では、ピストン56は筒状とされており、その内部下端に取り付けられた分離部材56−1によって上部室50−1と下部室50−2とに分離している。上部室50−1は、ピストン56にスプライン結合されたピストン回転駆動部材58の部分によって上下に分離されているが、流体的には、スプライン結合部分を介して連通されている。ピストン56は、ダンパーシリンダ50の内周面とねじ係合されており、ピストン回転駆動部材58によって回転駆動されるとダンパーシリンダ50の内周面とのねじ係合により、(上下方向では変位しない)シリンダ50内を上下動するようにされている。具体的には、ドアDが閉じる方向で動き、筒状ケーシング32とバネシャフト34とが相対的に回動したときに、ピストン回転駆動部材58がダンパーシリンダ50に対して相対的に回転することによって、ピストン56がダンパーシリンダ50に対して相対的に回転し、それによって、ダンパー室内を下降するようにしている。
ピストン56には、該ピストン56がダンパー室内を下降するときに、下部室50−2から流体が上部室50−1へ流れるのを許容するための第1流体通路が設けられており、図示の例では、分離部材56−1の中央に枢軸線Pに沿って延びるように設けられて貫通孔56−2がこれを形成している。該貫通孔内には、流路抵抗調節部材60が通されており、該流路抵抗調節部材60は、ヒンジ10の上端に設けられた手動回転調節部材61を回転することにより上下方向動されて上下方向での位置を変えられることにより、当該貫通孔すなわち第1流体通路の流路抵抗を調節することができるようになっている。また、ピストン56には、それがダンパー室内を上昇するときに、上部室50−1から流体が下部室50−2へ流れるのを許容し、下降するときは下部室50−2から上部室50−1へ流体が流れるのを阻止するチェックバルブ付第2流体通路64が設けられている。
図4の中央に示すドア開き角度0度の状態において、筒状基部30に固定した駆動部材42は、筒状ケーシング32に固定されている第1被駆動部材46、及び、バネシャフト34に固定された第2被駆動部材52の中間位置で、両部材に接触するような位置とされている。また、同じ状態において、図5に示すように、第1ローラ18−1は、筒状基部30の内周面によって固定支持脚12の第2小径部12−4に設けた第1凹部20に押圧嵌合され、第2ローラ18−2は半径方向で整合している第2凹部24と第凹部30−5の間に位置し、第3ローラ18−3は半径方向で整合している第3凹部22と第凹部30−4との間に位置するようにされている。第6及び第7凹部30−6,30−7は図示の位置にある。
以下、ドアを左右に開いたときのヒンジの作用につき説明する。
先ず、ドアDを左開きにした場合、ドアに固定されているヒンジ取付板14と一体の筒状基部30も同様に左開きの動きを生じ、該筒状基部30に取り付けられている駆動部材42が筒状ケーシング32に固定されている第1被駆動部材46を図示のように反時計方向に回動する。このときバネシャフト34に固定されている第2被駆動部材52は、第1ローラ18−1によって反時計方向への回転は阻止されており、従って、筒状ケーシング32とバネシャフト34との間には相対的回転が生じ、これによりコイルバネ36は巻き上げられるようになる。図示の例では、ドアDが70度まで開かれると、第4凹部30−4、第6凹部30−6が、それまで固定支持脚12に固定されていた第1ローラ18−1、第3ローラ18−3に半径方向で整合する。従って、ドアをこれ以上の角度に開くと、第1ローラ18−1,第3ローラ18−3が固定支持脚12の第1及び第2凹部20,22から外れ、第4凹部30−4,第6凹部30−6に嵌合するので、第1及び第2被駆動部材46、52が筒状基部30を介して連結され、筒状ケーシング32とバネシャフト34が回転方向で一体となる。従って、この状態では、これら一体化された筒状ケーシング32とバネシャフト34との間にあるコイルバネ36の復元力は作用せず、ドアを自由に開いて止めることができるようになる。
ドアDを右開きにした場合には、上述の左開きの場合とは反対に、はじめにバネシャフト34が駆動部材42によって回動され、静止している筒状ケーシング32に対して相対的に回転されてコイルスプリング36を巻き上げ、復元力を蓄積するが、70度以上の角度に比較と、左開きの場合と同様に、第1及び第2被駆動部材46、52が、第3ローラ18−3、筒状基部30、第2ローラ18−2を介して連結され、筒状ケーシング32とバネシャフト34が一体となり、バネの復元力がドアに作用しない状態となる。
以上から分かるように、ドアDが左右に開かれたときには、バネシャフト34及び筒状ケーシング32は相対的に同じ方向に(すなわち、筒状ケーシング32に対して時計方向に、また、筒状ケーシング32はバネシャフト34に対し反時計方向に)回動され、コイルスプリング36の巻上げが行われるが、このときバネシャフト34に固定されているダンパーシリンダ50は、筒状ケーシング32に対して同じ方向に回動され、ピストン56は該ダンパーシリンダ50内を上昇される。また、ドアが閉じる方向に回動するときには、左右いずれの方向に回動するときでも、バネシャフト34及び筒状ケーシング32は相対的に、ドアが開けられるときと反対方向に回動され、それによって、ピストン56は筒状ケーシング32内を下降され、ドアの復元力に対する所要の抵抗を与えるようになる。
本発明に係るヒンジを取り付けた両開き扉が閉じられている状態を示す図である。 本発明に係るヒンジの縦断側面図である。 同ヒンジの固定支持脚とコイルバネ機構の分解図である。 図2におけるIV-IV線に沿ってみた図で、ドアが閉止位置から右開き及び左開きに開けられるときのドアとともに回動する駆動部材と、左開きのときに該駆動部材によって駆動される(筒状ケーシングに固定の)第1被駆動部材、及び、右開きのときに(バネシャフトに固定の)第2被駆動部材との駆動関係を示す図である。 図2におけるV-V線に沿ってみた図で、ドアが左開きされるときに(バネシャフトに固定の)第2被駆動部材を固定し、(筒状ケーシングに固定の)第1被駆動部材が駆動部材によって回転されるのを許容するとともに、ドアが右開きされるときに(筒状ケーシングに固定の)第1被駆動部材を固定し、(バネシャフトに固定の)第2被駆動部材が駆動部材によって回転されるのを許容する固定・回動機構の動きを示す図である。
符号の説明
10 ドア用ヒンジ
12 固定支持脚
12−1 下部部分
12−2 大径部
12−3 第1小径部
12−4 第2小径部(円柱部分)
14 ヒンジ取付板
14’ 基端リング部
15 スラストベアリング
16 コイルバネ機構部
18 ダンパー機構
18−1 第1ローラ(第1ロック部材)
18−2 第2ローラ(第2ロック部材)
18−3 第3ローラ(第3ロック部材)
20 第1凹部
22 第凹部
24 第凹部
30 筒状基部
30−1 大径部
30−2 第1小径部
30−3 第2小径部
30−4 第4凹部
30−5 第5凹部
30−6 第6凹部
30−7 第7凹部
32 筒状ケーシング(第1枢動部材)
34 バネシャフト(第2枢動部材)
34−1 上端部
34−2 下端
36 コイルバネ(バネ)
40 ベアリング部材
42 駆動部材
46 第1被駆動部材
46−1 第1貫通孔
48 固定部材
50 ダンパーシリンダ
50−1 上部室
50−2 下部室
52 第2被駆動部材
52−1 第2貫通孔
54 スラストベアリング
56 ピストン
56−1 分離部材
56−2 貫通孔(第1流体通路)
58 ピストン回転駆動部
60 流路抵抗調節部材
61 手動回転調節部材
64 第2流体通路
P 枢軸線
D ドア
L ドア開口下部枠部
T トップピポット
S 受座


Claims (3)

  1. 左右両開きのドアに取り付けられて、該ドアを垂直な枢軸線を中心に枢動可能に支持する両開きドア用ヒンジであって、
    ドア開口上部枠若しくは下部枠に前記枢軸に沿って垂直に設定された固定支持脚と、
    前記枢軸の周りで枢動可能に取り付けられた第1枢動部材と、
    前記枢軸の周りで枢動可能に取り付けられた第2枢動部材と、
    一端が前記第1枢動部材に固定され、他端が前記第2枢動部材に固定されたバネと、
    ドアが左右両開きの一方に開かれるときに、前記第1枢動部材を前記枢軸の周りで回動させ、ドアが左右両開きの他方に開かれるときに、前記第2枢動部材を前記枢軸の周りで回動させる回動手段と、
    ドアが左右両開きの前記一方に開かれるときに、該ドアが所定角度まで回転するまでは前記第2枢動部材を前記固定支持脚に連結して前記枢軸の周りで固定し、ドアが所定角度以上に回動すると、該第2枢動部材を前記固定支持脚から連結解除すると共に前記第1枢動部材に連結して、当該第2枢動部材を前記枢軸の周りで第1枢動部材と一体的に回動可能にするとともに、
    ドアが左右両開きの前記他方に開かれるときに、該ドアが所定角度まで回転するまでは前記第1枢動部材を前記固定支持脚に連結して前記枢軸の周りで固定し、ドアが所定角度以上に回動すると、該第1枢動部材を前記固定支持脚から連結解除すると共に前記第2枢動部材に連結して、当該第1枢動部材を前記枢軸の周りで第2枢動部材とともに回動可能にする固定・回動手段と、
    を有し、
    前記第1枢動部材及び第2枢動部材が、それぞれ、前記枢軸の周方向で相互に間隔をあけて設定された第1及び第2被駆動部を有しており、
    前記回動手段がドアに固定され、前記第1及び第2被駆動部の間に設定された駆動部材を有し、該駆動部材が、ドアが左右両開きの前記一方に開かれるときに、前記第1枢動部材の第1被駆動部に係合して、該第1枢動部材を前記枢軸の周りで回動させ、ドアが左右両開きの前記他方に開かれるときに、前記第2枢動部材の第2被駆動部に係合して、該第2枢動部材を前記枢軸の周りで回動させるようにされており、
    前記第2枢動部材が前記固定支持脚に垂直方向で整合され、前記枢軸に沿って延びるバネシャフトとされ、
    前記第1枢動部材が前記バネシャフトの周りに同心状に設定された筒状ケーシングとされ、
    前記バネが前記枢軸の周りで螺旋状となるように設定され、一端が前記バネシャフトに固定され、他端が前記筒状ケーシングに固定されたコイルバネとされ、
    前記固定支持脚が前記枢軸に沿って延びる円柱状部分を有し、
    前記回動手段が該円柱状部分の周りに同心状にされ、回動可能とされて、ドアに連結された筒状基部を有し、
    前記第2被駆動部がバネシャフトから該筒状基部内を軸線方向に延びるようにされた部分とされ、
    前記第1被駆動部が前記筒状ケーシングから該筒状基部内を軸線方向に延びるようにされた部分とされ、
    前記駆動部材が前記筒状基部の内面から半径方向内方に突出して第1及び第2被駆動部材の間に位置するように形成されており、
    前記固定・回動手段は、
    前記固定支持脚の円柱状部分にその周方向で所定間隔あけて設けられた第1凹部、及び、該第1凹部の両側に位置する第2凹部及び第3凹部を有し、
    前記回動手段の筒状基部に、ドアが閉じた状態において前記第2凹部及び第3凹部とそれぞれ半径方向で整合する第4凹部及び第5凹部と、これら第4及び第5凹部よりもそれぞれ前記第1凹部から周方向で離れた第6凹部及び、第7凹部を有し、
    前記固定支持脚の円柱状部分と前記回動手段の筒状基部の間にある前記第1被駆動部材に、ドアが閉じた状態において前記第3凹部及び前記第5凹部の間で半径方向に貫通する第1貫通孔を有し、
    前記固定支持脚の円柱状部分と前記回動手段の筒状基部の間にある前記第2被駆動部材に、ドアが閉じた状態において前記第2凹部及び前記第4凹部の間で半径方向に貫通する第2貫通孔を有し、
    更に、当該固定・回動手段が、
    固定支持脚の円柱状部分と前記回動手段の筒状基部の間に設けられ、ドアが閉じた状態において、前記第1及び第2被駆動部材の間に位置して前記第1凹部に嵌合する第1ロック部材と、
    前記第1貫通孔内に半径方向で可動とされた第2ロック部材と、
    前記第2貫通孔内に半径方向で可動とされた第3ロック部材と、
    を有し、
    ドアが前記一方に回動されるときには、第1ロック部材が固定支持脚の第1凹部に嵌合し、前記第2枢動部材が該第1ロック部材に係合して回動しないようにすると共に、第2ロック部材が固定支持脚の第3凹部から外れて前記筒状基部の第5凹部に部分的に嵌合して該筒状基部及び前記第1枢動部材を一緒に回動し、ドアが前記所定角度回動されたときには、前記第4凹部が前記第1ロック部材と半径方向で整合すると共に第6凹部が第3ロック部材と半径方向で整合し、該ドアが更に前記一方に回動するときには、第1ロック部材が前記第1凹部から外れて該第4凹部に部分的に嵌合するとともに第3ロック部材が前記第6凹部に部分的に嵌合して、前記第1及び第2枢動部材が、前記第2ロック部材、前記筒状基部、及び、前記第3ロック部材を介して連結されて前記固定支持脚の周りで一体的に回動するようになされ、
    ドアが前記他方に回動されるときには、第1ロック部材が固定支持脚の第1凹部に嵌合し、前記第1枢動部材が該第1ロック部材に係合して回動しないようにすると共に、第3ロック部材が固定支持脚の第2凹部から外れて前記筒状基部の第4凹部に部分的に嵌合して該筒状基部及び前記第2枢動部材を一緒に回動し、ドアが前記所定角度回動されたときには、前記第5凹部が前記第1ロック部材と半径方向で整合すると共に第7凹部が第2ロック部材と半径方向で整合し、該ドアが更に前記他方に回動するときには、第1ロック部材が前記第1凹部から外れて該第5凹部に部分的に嵌合するとともに第2ロック部材が前記第7凹部に部分的に嵌合して、前記第1及び第2枢動部材が、前記第2ロック部材、前記筒状基部、及び、前記第3ロック部材を介して連結されて前記固定支持脚の周りで一体的に回動するようになされた
    ことを特徴とする両開きドア用ヒンジ。
  2. 前記固定支持脚がドア開口下部枠部に固定されるようになされ、
    前記第2枢動部材としてのバネシャフトが前記固定支持脚の上方位置で前記軸線方向に延び、
    前記第1枢動部材としての筒状ケーシングが固定支持脚の前記円柱状部分の上方位置で前記軸線方向に延びるようになされ、
    当該両開きドア用ヒンジが更に、
    バネシャフトの上端に設けられ、前記筒状ケーシングの内側で上方に延びて内部にダンパー液を収納する密閉されたダンパー室を画定するダンパーシリンダと、
    該ダンパー室の内壁面に密封摺動係合されて、当該ダンパー室内を上部室及び下部室に分離するピストンと、
    上記筒状ケーシングの上端部分に固定され、ダンパー室の上端から上部室内に下方に延び前記ピストンに接続されたピストン回転駆動部と、
    ドアが開く方向及び閉じる方向で動き、前記第1枢動部材としての筒状ケーシングと前記第2枢動部材としてバネシャフトとが相対的に回動したときに、前記ピストン回転駆動部が前記シリンダに対して相対的に回転することによって、当該ピストンが、それぞれ、ダンパー室内を上昇及び下降するようにするピストン昇降手段と、
    前記ピストンがダンパー室内を下降するときに、前記下部室から流体が上部室へ流れるのを許容するためにピストンに設けられた第1流体通路と、
    前記ピストンがダンパー室内を上昇するときに、前記上部室から流体が下部室へ流れるのを許容し、同ピストンがダンパー室内を下降するときは前記下部室から上部室へ流体が流れるのを阻止するチェックバルブ付第2流体通路と、
    当該両開きドア用ヒンジの上端に取り付けられた手動調節部及び該手動調節部から前記ピストン回転駆動部内を貫通して前記第1流体通路まで延び、手動調節部を介して該第1流体通路の流路抵抗を調節するための調節部を備える流路抵抗調節部材と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の両開きドア用ヒンジ。
  3. 上記ピストン回転駆動部は、前記ピストンに対して相対的回転はできないように且つ相対的上下動はできるように連結され、
    前記ピストンは、前記シリンダの内周面とねじ係合されており、前記ピストン回転駆動部によって回転駆動されると前記シリンダの内周面とのねじ係合により該シリンダ内を上下動するようにされている
    ことを特徴とする請求項2に記載の両開きドア用ヒンジ。
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