JP5807943B2 - 原稿圧着板開閉装置並びに事務機器 - Google Patents

原稿圧着板開閉装置並びに事務機器 Download PDF

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Description

本発明は、複写機、印刷機、プリンター等の事務機器の原稿圧着板や、複写機能の他にプリンター、ファクシミリ、スキャナー等の各種機能を有する所謂複合機と称せられる事務機器の原稿圧着板若しくはADF装置(自動原稿送り装置)付の原稿圧着板(本願において、これらすべてを含めて原稿圧着板という。)を、装置本体に対して開閉可能に取り付けるのに用いて好適なリフト機能付の原稿圧着板開閉装置並びにこの原稿圧着板開閉装置を備えた事務機器に関する。
現在、市販されている事務機器の原稿圧着板の多くは、下記特許文献1に記載されているように、その後端部が機器本体の後部上端に設けた原稿圧着板開閉装置へ取り付けられている。このような原稿圧着板開閉装置は、事務機器の機器本体に取り付けられる取付部材と、この取付部材に第1ヒンジシャフトを介して回転可能に軸支された支持部材と、この支持部材に重なり合うと共に当該支持部材の自由端部に前記支持部材の回転方向とは逆方向へ第2ヒンジシャフトを介して回転可能に軸支され、かつ、原稿圧着板に取り付けられるリフト部材と、前記取付部材と前記支持部材との間に設けられ、前記原稿圧着板を開成方向に回転付勢すると共に前記リフト部材を前記支持部材と重なり合う方向へ付勢する弾性手段とを有しており、原稿圧着板はその後端部を第1ヒンジシャフトを支点に上下方向へ開閉するように構成されている
この特許文献1に記載のものは、本のような厚物原稿の場合には、この厚物原稿をスキャナー部のコンタクトガラス面上に置き、原稿圧着板を閉じて行く際に、その厚物原稿の後部上面のエッジ部と原稿圧着板の下面に当たったときに、さらに弾性手段の弾力に抗して原稿圧着板を下押しすることによって、当該原稿のエッジ部を支点とする梃子の原理でリフト部材を介して原稿圧着板のリフト動作が行われ、厚物原稿の上面を水平状態で覆うことができるように構成されている。
さらに、下記特許文献2に記載されているように、リフト部材に代えて取付部材に取付脚部を設け、この取付脚部を機器本体の後部上端に設けた挿通孔に上下方向へ摺動可能となるように構成した原稿圧着板開閉装置も公知である。
この原稿圧着板圧着板開閉装置は、原稿が本のような厚物原稿の場合には、原稿圧着板を閉じると、当該原稿圧着板の下面が厚物原稿の上面に当たるので、さらに原稿圧着板を下押しすることにより、取付脚部が挿通孔内を上方へ摺動して原稿圧着板で厚物原稿の上面を水平方向に覆うことができる構成となっている。
さらに、下記特許文献3に記載されたような構成の原稿圧着板開閉装置が開発されている。この特許文献3に記載された原稿圧着板開閉装置は、事務機器の機器本体に取り付けられるところの特許文献1の取付部材に相当する固定側ヒンジ体と、この固定側ヒンジ体に対し第1ヒンジシャフトに相当する固定側ヒンジピンを介して回転可能に軸支された特許文献1の支持部材に相当する第1可動側ヒンジ体と、この第1可動側ヒンジ体に摺動可能に設けられると共にカム部を形成したスライダーと、前記第1可動側ヒンジ体に重なり合うと共に当該第1可動側ヒンジ体の自由端部に前記第1可動側ヒンジ体の回転方向とは逆方向へ第2ヒンジシャフトに相当する可動側ヒンジピンを介して回転可能に軸支され、かつ、原稿圧着板に取り付けられる特許文献1のリフト部材に相当する第2可動ヒンジ体と、前記固定側ヒンジ体と前記第1可動側ヒンジ体との間に設けられ、前記原稿圧着板を開成方向に回転付勢すると共に前記第2可動ヒンジ体を前記第1可動側ヒンジ体と重なり合う方向へ付勢する弾性手段と、両端部にそれぞれ規制ピンを有し、一方の規制ピンが上記固定側ヒンジ体に形成されたカム溝に挿設されると共に他方の規制ピンが上記第2可動側ヒンジ体に形成されたカム溝に挿設されたリンクアームと、前記固定側ヒンジ体に取り付けられると共に前記スライダーのカム部が弾性的に当接するカム部を形成した固定側カム板とで構成されている。
特開2006−010979号公報 特開2006−039440号公報 特開2005−164804号公報
上記特許文献1と2に各記載の原稿圧着板開閉装置は、原稿をスキャナー部のコンタクトガラス上に載置して原稿圧着板を閉じると、風がコンタクトガラスの後方から前方へ流れることから、この風によって原稿の載置位置がずれ易いという問題があった。そのため、原稿の位置がずれないように原稿圧着板を静かに閉じたり、或は当該原稿の上から手で押えつつ原稿圧着板を閉じる必要のあることから、複写操作に時間がかかったり、手を挟んだりし易いという問題があった。
さらに、特許文献1に記載の従来の原稿圧着板開閉装置の構成では、厚物原稿にかかる負荷が大きく、その負荷による印刷位置のズレ発生や厚物原稿の破損やスキャナー部のコンタクトガラスに対する過負荷が発生するという問題があった。
そこで、上記特許文献3に記載の原稿圧着板開閉装置が提案されているわけであるが、この特許文献3に記載の原稿圧着板開閉装置は、原稿圧着板を開くと、リンクアームによって当該原稿圧着板が閉成状態からの開成時及び所定の開成角度からの閉成時に原稿圧着板が水平に上下動作することができる。しかしながら、リンクアームの両端部に取り付けた規制ピンの一方が固定側ヒンジ体に形成されたカム溝に挿設され、他方が第2可動側ヒンジ体に形成されたカム溝に挿設されているため、原稿圧着板のリフト動作が滑らかなものとならない上に、リンクアームの動きがカム溝の形状によって規制されるため、第2可動側ヒンジ体の動きを複雑に制御することが困難であった。そのため、原稿圧着板は、リフトされた状態で開かれることから、90°の全開成時に原稿圧着板の後部が機器本体の後方へ突出してしまい、事務機器を壁際にくっつけて置くということが困難になるという問題もあった。
本発明は、従来技術の上記問題点を解決するためになされたものであって、その第1の目的は、原稿圧着板を閉じた状態から開くとき、及び原稿圧着板を所定の開成角度から閉じるとき、当該原稿圧着板が水平状態でコンタクトガラスの上面へスムーズに上昇、下降(即ち、垂直方向)するように構成した、原稿圧着板開閉装置を提供せんとするにある。
本発明のもう一つの目的は、原稿圧着板を、閉成状態から開成時に最初は水平にリフトすることができた上で、所定の開成角度から原稿圧着板が反転して元位置に戻るように構成した原稿圧着板開閉装置を提供せんとするにある。
上述した目的を達成するために、本発明は、事務機器の機器本体に取り付けられる取付部材と、この取付部材に第1ヒンジシャフトを介して回転可能に軸支された支持部材と、この支持部材に重なり合うと共に当該支持部材の自由端部に前記支持部材の回転方向とは逆方向へ第2ヒンジシャフトを介して回転可能に軸支され、かつ、原稿圧着板に取り付けられるリフト部材と、このリフト部材の側に設けた作動部材と、前記取付部材の側に設けた受圧手段と、前記支持部材内に摺動可能に収装され、前記受圧手段に当接したカムスライダーと、前記支持部材内に自由端側に摺動可能に収装され、前記作動部材に当接したバネ受け部材と、このバネ受け部材と前記カムスライダーとの間に設けられ、前記原稿圧着板を開成方向に回転付勢する弾性手段と、前記原稿圧着板の開閉操作に伴ない前記リフト部材の回転を制御するリンク機構とを備えた原稿圧着板開閉装置であって、前記リンク機構を、前記支持部材の両側に設けられ、前記第1ヒンジシャフトの両端に各端部を回転可能に軸着された一対の第1リンクアームと、前記作動部材の両端に各端部を回転可能に軸着された同じく一対の第2リンクアームと、これらの一対の第1リンクアームと同じく一対の第2リンクアームの各自由端を連結する一対の連結手段と、この各連結手段にそれぞれ設けた一対の第1カム部材とこの各第1カム部材に当接させて前記カムスライダーの両側部に設けた一対の第2カム部材とから成る一対のカム手段とで構成し、もって前記原稿圧着板を開くと、所定開成角度範囲において前記各第1カム部材が前記各第2カム部材に押されることにより前記第1リンクアームと前記第2リンクアームを介して前記リフト部材が前記支持部材との重なり状態から離れるところの前記原稿圧着板の開成方向とは逆方向へ回転した状態で開閉され、前記原稿圧着板の所定開成角度範囲以上において前記各第1カム部材が前記各第2カム部材から押されるのが解かれ前記リフト部材が回転して前記支持部材と重なり合った状態で開閉されるように成したことを特徴とする。
本発明はまた、事務機器の機器本体に取り付けられる取付部材と、この取付部材に第1ヒンジシャフトを介して回転可能に軸支された支持部材と、この支持部材に重なり合うと共に当該支持部材の自由端部に前記支持部材の回転方向とは逆方向へ第2ヒンジシャフトを介して回転可能に軸支され、かつ、原稿圧着板に取り付けられるリフト部材と、このリフト部材の側に設けた作動部材と、前記取付部材の側に設けた受圧手段と、前記支持部材内に摺動可能に収装され、前記受圧手段に当接したカムスライダーと、前記支持部材内に自由端側に摺動可能に収装され、前記作動部材に当接したバネ受け部材と、このバネ受け部材と前記カムスライダーとの間に設けられ、前記原稿圧着板を開成方向に回転付勢する弾性手段と、この弾性手段のなかに収容されて前記カムスライダーと前記バネ受け部材又は前記支持部材の頂板との間に設けたダンパー装置と、前記原稿圧着板の開閉操作に伴ない前記リフト部材の回転を制御するリンク機構とを備えた原稿圧着板開閉装置であって、
前記リンク機構を、前記支持部材の両側に設けられ、前記第1ヒンジシャフトの両端に各端部を回転可能に軸着された一対の第1リンクアームと、前記作動部材の両端に各端部を回転可能に軸着された同じく一対の第2リンクアームと、これらの一対の第1リンクアームと同じく一対の第2リンクアームの各自由端を連結する一対の連結手段と、この各連結手段にそれぞれ設けた一対の第1カム部材とこの各第1カム部材に当接させて前記カムスライダーの両側部に設けた一対の第2カム部材とから成る一対のカム手段とで構成し、もって前記原稿圧着板を開くと、所定開成角度範囲において前記各第1カム部材が前記各第2カム部材に押されることにより前記第1リンクアームと前記第2リンクアームを介して前記リフト部材が前記支持部材との重なり状態から離れるところの前記原稿圧着板の開成方向とは逆方向へ回転した状態で開閉され、前記原稿圧着板の所定開成角度範囲以上において前記各第1カム部材が前記各第2カム部材から押されるのが解かれ前記リフト部材が回転して前記支持部材と重なり合った状態で開閉されるように成したことを特徴とする。
以上いずれの発明にあっても、前記受圧手段を、前記取付部材の両側板間に取り付けた受圧ピンと、この受圧ピンに対して回転可能に取り付けら受圧ローラとで構成したことを特徴とする。
本発明はまた、前記連結手段を、前記第1リンクアームに固定させ、前記第2リンクアームを回転可能に軸着させた連結シャフトとし、前記第1カム部材は前記連結シャフトに固定させたことを特徴とする。
そして、本発明は、上記の原稿圧着板開閉装置を用いた事務機器であることを特徴とする。
本発明は以上のように構成することにより、リンク機構のフリーな状態にある連結手段に作用するカム手段によって、第1リンクアームと第2リンクアームによる原稿圧着板のスムーズなリフト動作がなされ、操作性が向上すると共に、連結手段に設けたカム手段によって、リフト部材の回転を制御して、原稿圧着板の閉成位置より所定の開成角度までは原稿圧着板を水平方向に上昇、下降させて開くことができ、所定の開成角度からは原稿圧着板を元位置に戻して通常の開閉動作と成るようにすることができるものである。
さらに、本発明は、連結手段に設けたカム手段によって、リフト部材の回転を制御して、原稿圧着板の閉成位置より所定の開成角度までは原稿圧着板を水平方向に上昇、下降させて開くことができ、所定の開成角度からは原稿圧着板を元位置に戻して通常の開閉動作と成るようにすることができるものである。
本発明のさらなる効果は、以下に説明するところから明らかになろう。
本発明に係る原稿圧着板開閉装置を用いた事務機器の一例としての複写機の原稿圧着板を開いてみた斜視図である。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置の斜視図である。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置の側面図である。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置の背面図である。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置の分解斜視図である。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置のとくに受圧手段とカムスライダーの動作を説明するための側断面図であり、原稿圧着板開閉装置が閉じた状態を示している。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置のとくに受圧手段とカムスライダーの動作を説明するための側断面図であり、原稿圧着板を30°まで開いた状態を示している。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置のとくに受圧手段とカムスライダーの動作を説明するための側断面図であり、原稿圧着板を60°まで開いた状態を示している。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置のとくにリンク機構の動作を説明するための側断面図であり、原稿圧着板開閉装置が閉じた状態を示している。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置のとくにリンク機構の動作を説明するための側断面図であり、原稿圧着板を15°まで開いた状態を示している。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置のとくにリンク機構の動作を説明するための側断面図であり、原稿圧着板を30°まで開いた状態を示している。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置のとくにリンク機構の動作を説明するための側断面図であり、原稿圧着板を40°まで開いた状態を示している。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置のとくにリンク機構の動作を説明するための側断面図であり、原稿圧着板を60°まで開いた状態を示している。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置の他の実施例を示す説明図である。
以下、本発明に係る原稿圧着板開閉装置並びにこの原稿圧着板開閉装置を用いた事務機器を添付図面に基づいて詳述する。事務機器としては、とくに限定されず、例えば、複写機、印刷機、プリンターなどの単体としての事務機器、複写機、ファクシミリ、スキャナーなどの各種機能を併せ持つ複合機等が挙げられ、以下に複写機を例としてあげるがこのものに限定されない。
本発明に係る原稿圧着板開閉装置は、図1に示すように、事務機器(複写機以下同じ)11の機器本体11aの後端部に、原稿圧着板12を開閉可能に取り付けるものである。尚、原稿圧着板開閉装置は、通常一対設けられ、指示記号1Aと1Bとして示してある。実施例では指示記号1Bで示したものは、弾性手段が1本であるが、基本的な構成は同じである。しかしながら、同一構成のものであってもよいし、原稿圧着板開閉装置1Bは、弾性手段を有しない異なる構成のものであっても良い。以下の説明では指示記号1Aで示した原稿圧着板開閉装置のみについて説明する。
原稿圧着板12の上部には、例えば、公知構成の原稿自動送り装置12bが設けられている。原稿自動送り装置は、複数枚の原稿を効率よく複写したり送信したりするためのものである。この原稿自動送り装置12bは、原稿圧着板12の上部の一側に設けた図示してない原稿送り部を備え、この原稿送り部へ原稿をセットすると、自動的に原稿が順次送り出されて複写や送信が行えるように構成されている。
本発明に係る原稿圧着板開閉装置1Aは、図2以降に示したように、事務機器11の機器本体11aに取り付けられる取付部材2と、この取付部材2に第1ヒンジシャフト15介して回転可能に軸支された支持部材3と、この支持部材3に重なり合うと共にこの支持部材3の自由端部に第2ヒンジシャフト17を介して回転可能に軸支され、かつ、原稿圧着板12に取り付けられるリフト部材4と、取付部材2と支持部材3との間に設けられ、原稿圧着板12を開成方向に回転付勢すると共にリフト部材4を支持部材3と重なり合う方向へ付勢する弾性手段5とを備え、原稿圧着板12を回転させて機器本体11aの上面を原稿圧着板12で覆う閉成状態とその上面を露出させる開成状態とを形成するものである。この弾性手段5がリフト部材4を回転付勢せず、後述するように、当該リフト部材4が第2ヒンジシャフト17に環巻きさせた捩じりコイルスプリングで回転付勢される構成のものもある。
取付部材2は、例えば、機器本体11aに取り付けられる底板21と、底板21の両側端部からそれぞれ底板21に対して直交する方向(略直交する方向も含む。)に延びる両側板22と、底板21の一端部(後端部)から底板21に対して直交する方向(略直交する方向も含む。)に延びる略矩形状の後板23とからなることが好ましい。
底板21は、略矩形状に形成され、図示してないネジやビス等で機器本体11aに取り付けられる。側板22には、軸受孔26aを有する周り止め付きの軸受部材26を取り付けるシャフト孔24が設けられている。側板22のシャフト孔24より前方で、かつ、内側(前方)に偏した位置には、受圧手段16が装着される受圧ピン孔25が設けられている。受圧手段16は、実施例ではカムスライダー52の底部の外表面が当接する受圧ローラ29aであり、この受圧ローラ29aは、受圧ピン孔25に取り付けた受圧ピン29bに回転可能に取り付けられている。尚、この受圧手段16は、単なる受圧ピンであってもよいし、カム部材であってもよい。
支持部材3は、例えば、天板である上板31と、上板31の両側端部からそれぞれ上板31に対して直交する方向(略直交する方向も含む。)に延びる両側板32と、これらの両側板32の下端部側を互いに対向する側に90°折曲げてなる抱持板33とからなることが好ましい。これらの上板31、両側板32、抱持板33で、後述するカムスライダーや弾性手段の収容部34が構成されている。
この支持部材3の両側板32の一端部(後端部)には、第2ヒンジシャフト17が挿通される第2ヒンジシャフト孔38が設けられていると共に、後述する作動部材18とリンク機構6の連結手段9が入り込む切欠部35a、35bが設けられている。両側板32の他端部(前端部)には、さらに第1ヒンジシャフト15のシャフト挿通孔36が設けられている。この支持部材3の両側板32のシャフト挿通孔36と取付部材2の側板22に取り付けた軸受部材26の軸受孔26aとが孔合わせされると共に、これらシャフト挿通孔36と軸受部材26との間即ち支持部材3の側板32と取付部材2の側板22との間にスペーサー27とワッシャー28が設けられて、これらシャフト挿通孔36と軸受孔26aとスペーサー27とワッシャー28に第1ヒンジシャフト15が挿通されることによって、支持部材3が取付部材2に第1ヒンジシャフト15を軸に回転可能に連結されている。
リフト部材4は、本のような厚物原稿であっても、原稿圧着板12で機器本体11aの上面に安定して圧着させ、その上面を水平に覆うことができるようにするためのものである。リフト部材4には、上板41と、この上板41の両端部からそれぞれ上板41に対して直交する方向(略直交する方向も含む。)に延びる両側板42と、これらの両側板42の下端部側から外方向へ直角に折り曲げられた原稿圧着板12の取付板44から成るものであって、支持部材3を上側から覆うように構成されている。リフト部材4の一端部(後端部)の中央より上板41側の箇所には第2ヒンジシャフト挿通孔43が設けられていると共に、第2ヒンジシャフト挿通孔43より他端部側で、かつ、中央より上板41側とは反対側の箇所には、作動部材18が挿通される作動部材取付孔45が設けられている。両側板42の作動部材取付孔45に作動部材18が挿通されて固定されている。リフト部材4の両側板42の第2ヒンジシャフト挿通孔43と支持部材3の両側板32の第2ヒンジシャフト孔38とが孔合わせされてこれら孔に第2ヒンジシャフト17が挿通されることによって、リフト部材4と支持部材3とが第2ヒンジシャフト17を軸に互いに回転可能に連結されている。尚、この作動部材は、リフト部材4側へ取り付けられれば、ピン状でなくともよい。また、図5において、指示記号39のものはスペーサーである。
弾性手段5は、実施例では原稿圧着板12を開成方向に回転付勢すると共に、リフト部材4を支持部材3と重なり合う方向へ付勢し、かつ、原稿圧着板12が任意の回転角度以下のとき、原稿圧着板12を付勢する弾力が原稿圧着板12のモーメントより小さくなるものである。なお、本発明において開成方向とは、原稿圧着板12を回転させる際に原稿圧着板12がコンタクトガラス13から離間する方向をいう。本発明において、閉成方向とは、開成方向とは反対の方向で原稿圧着板12を回転させる際に原稿圧着板12がコンタクトガラス13に近づく方向をいう。本発明における回転角度とは、機器本体11aの上面であるコンタクトガラス13面に対する原稿圧着板12の角度である。本発明における任意の回転角度とは、弾性手段5の付勢力により任意に設定されるもので、例えば、弾性手段5による原稿圧着板12を付勢する付勢力が原稿圧着板12のモーメントより小さくない角度である。
弾性手段5は、とくに限定されないが、例えば、圧縮コイルスプリング53である。圧縮コイルスプリング53は、支持部材3内に収装されて作動部材18と受圧手段16との間に弾設されている。圧縮コイルスプリング53と作動部材18との間には、弾性手段5の受入凹部51aを有するバネ受け部材51が設けられていると共に、圧縮コイルスプリング53の受圧手段16との間には、カムスライダー52が設けられている。尚、後述するように、支持部材3に頂板を設けたものは、バネ受け部材51を省略することができる。また、指示記号52aのものは、弾性手段5の収容部である。
圧縮コイルスプリング53は、その個数はとくに限定されず、1個でも2個以上でもよく、バネ受け部材51及びカムスライダー52をそれぞれ互いに離間する方向に付勢するものである。圧縮コイルスプリング53は、原稿圧着板12を開成方向に回転付勢すると共に、原稿圧着板12が所定の回転角度(例えば、15°(15°前後も含む。))以下のとき、原稿圧着板12を付勢する弾力が原稿圧着板12の回転モーメントより小さくなるものである。圧縮コイルスプリング53は、また、半径方向と軸方向に重ねて2重、3重に設けられる場合もある。
バネ受け部材51及びカムスライダー52は、断面矩形の有底筒状態に形成されている。これらのバネ受け部材51及びカムスライダー52は、互いの開口部「受入凹部51aと収容部52a」が向き合うと共にこれらの間に圧縮コイルスプリング53が収容された状態で支持部材3の収容部34にそれぞれ個別に摺動可能に嵌合された状態で収装されている。バネ受け部材51及びカムスライダー52は、取付部材2の底板21と支持部材3(上板31)が略平行になっているとき(例えば機器本体11aの上面のコンタクトガラス13上に原稿圧着板12を密着させたとき(原稿圧着板12が閉成位置にあるとき))、支持部材3の収容部34内に収装される長さで形成されている。
バネ受け部材51は、圧縮コイルスプリング53の付勢力によって作動部材18を押圧して、支持部材3とリフト部材4とが重なり合うように付勢させると共に、原稿圧着板12を開成方向へ付勢させるものである。即ち、圧縮コイルスプリング53の付勢力によってリフト部材4の上板41が支持部材3の上板31に当接又は近接するようになっている。このとき、上板41が例えばコンタクトガラス13に対して略平行になるようになっていることが好ましい。
カムスライダー52の底部(閉塞部ということがある。)の外表面には、傾斜カム部56が設けられ、受圧手段16に圧接している。閉成位置にある原稿圧着板12(図3参照。)をコンタクトガラス13から離間する方向(上方)に第1ヒンジシャフト15を軸に回転させると、受圧手段16に当接する箇所が突部56aから傾斜部56bへと徐々に摺動して移動すると共に、カムスライダー52が圧縮コイルスプリング53によって支持部材3内を後端部側へと押圧されて摺動し、圧縮コイルスプリング53が徐々に伸びる。
リンク機構6は、支持部材3の両側に設けられ、第1ヒンジシャフト15の両端に各端部を回転可能に軸着された一対の第1リンクアーム7と、前記作動部材18の両端に各端部を回転可能に軸着された同じく一対の第2リンクアーム8と、これらの一対の第1リンクアーム7と同じく一対の第2リンクアーム8の各自由端を連結する一対の連結手段9と、この連結手段9に設けた第1カム部材19とカムスライダー52の両側部に設けた第2カム部材54とから成る一対のカム手段10と、で構成されている。尚、このリンク機構6は、一対の第1リンクアーム7と、一対の第2リンクアーム8と、一対の連結手段9と、一対のカム手段10とで構成されているが、どちらか一つであっても良い。また、指示記号7bのものは連結手段9の連結孔、指示記号8aのものはワッシャーであり、指示記号8bと8cは、作動部材18と連結手段9の連結孔である。
連結手段9は、第1リンクアーム7と第2リンクアーム8のそれぞれの自由端側を連結する連結シャフト14であり、この連結シャフト14の変形軸部14aに第1リンクアーム7の変形取付孔7aが挿入係合されており、同時に変形軸部14aに第1カム部材19がその変形取付孔19aへ挿通係合させ、さらに固定ピン19bによって固定されている。
以下に本発明の原稿圧着板開閉装置並びにこの原稿圧着板開閉装置を用いた事務機器の作用効果について説明する。
図3と図6及び図9に示したように、原稿圧着板12が閉じられて機器本体11aのスキャナー部のコンタクトガラス13上へ圧着している状態においては、原稿圧着板12はその自重からコイルスプリングにより発生する回転付勢の力を除いた力で薄物原稿(図示せず)を当該コンタクトガラス13上へ圧着させている。尚、ここのところは、原稿圧着板12をその自重に加えて原稿圧着板開閉装置1Aで圧着方向へ回転付勢させるように構成することもできる。そして、この閉成状態において、弾性手段5は最大に圧縮された状態にある。さらに、リンク機構6のカム手段10の第1カム部材19と第2カム部材54は互いに当接状態にある。
次に、原稿圧着板12を開くべく、その手前側に設けた把手部12aを手で持って開成方向へ開くと、当該原稿圧着板12はリフト部材4と支持部材3と共に、原稿圧着板開閉装置1Aの第1ヒンジシャフト15を支点に回転して開かれる。しかるにこの際に、支持部材3が第1ヒンジシャフト15を支点に原稿圧着板12の開成方向へ共に回転することになるが、リンク機構6の第1リンクアーム7と第2リンクアーム8がその第1カム部材19をカムスライダー52に設けた第2カム部材54に押されることにより、第1リンクアーム7と第2リンクアーム8を介してリフト部材4を支持部材3の回転方向とは反対方向へ引張るので、当該リフト部材4は第2ヒンジシャフト17を支点に支持部材3の回転方向とは逆方向に回転し、結果、このリフト部材4に取り付けた原稿圧着板12は、図7と図10及び図11に示したように、コンタクトガラスに対して水平状態を保ったままで垂直方向へ開くことになる。この水平状態で垂直状態に原稿圧着板12が開くのは、支持部材3の回転角度が図7と図11に示したように、30°までであり、この角度を越えると、リンク機構6のカム手段10によりリフト部材4が先ほどとは逆方向へ回転して支持部材3と重なり合うように成るので、60°の開成位置においては、図8と図13に示したように、原稿圧着板12しかしてリフト部材4と支持部材3が重なり合い、しかる後この状態で開かれることになるので、図1に示した全開成状態においては、原稿圧着板12の後部が機器本体11aの後部へ不必要に突出することがない。この点が特許文献3のものと大きく異なる特徴である。
次に、開いた原稿圧着板12を閉じて行くと、図8と図13に示したように閉成角度60°までは、リフト部材4しかして原稿圧着板12は支持部材3と重なり合って、当該支持部材3と共に回転して閉じられる。そして閉成角度60°を越えると、カムスライダー52の側に設けたリンク機構6の第2カム部材54が第1カム部材19を下押しするので、図7と図10及び図11に示したように、原稿圧着板12は第1リンクアーム7と第2リンクアーム8を介してリフト部材4が反転することにより、コンタクトガラス13に対して水平状態を保ったままで垂直方向へ閉じられることになる。
したがって、原稿圧着板12がコンタクトガラス13に対して水平状態で閉じられるので、風圧によって当該コンタクトガラス13上の薄物原稿に対して位置ズレを生じさせることを有効に防止できるものである。
また、図7と図11に示したように、本のような厚物原稿Dに対しても水平状態を保って閉じられることから、従来技術のものよりも、原稿圧着板12の上面を水平に覆うために原稿圧着板を弾性手段5の弾力に抗して反転させる必要がないので、コンタクトガラス13及び厚物原稿Dに対して無理な力が加わることがないものである。
図14は原稿圧着板開閉装置の他の実施例を示す。図面によれば、この実施例2に係る原稿圧着板開閉装置1Cの圧縮コイルスプリング100内には、公知構成のダンパー装置101が設けられている。このダンパー装置101は、原稿圧着板12が閉成方向に回転したとき、原稿圧着板12の任意の回転角度以下の特定の回転角度以下(例えば10°前後以下)においてのみ、ピストンロッド102の先端がカムスライダー103の内底部に当接してその原稿圧着板12の閉成速度を減速させるように動作して、原稿圧着板が急速に落下するのを防止するものである。その他の構成は実施例1のものと同じであるので、説明を省略する。ダンパー装置は、図14に示した以外の構成の本願明細書に記載してあるその他の構成の原稿圧着板開閉装置にも適用できるものである。
ダンパー装置101は、例えば、オイルダンパー装置等である。このダンパー装置101は、原稿圧着板12の特定の角度以下(例えば、10°前後以下)においてのみその原稿圧着板12の回転速度を低減させることができれば、特に限定されない。さらにこのダンパー装置101は、例えば、シリコンオイル等のオイルが充填されているシリンダ104と、シリンダ104内に移動可能に設けられ、シリンダ104から露出する露出長が長くなるように付勢されるピストンロッド102とからなることが好ましいがこのものに限定されない。実施例2のダンパー装置101は、公知構成のものであるので、詳しい説明は省略する。
尚、原稿圧着板開閉装置のその他の実施例として、リフト部材は、圧縮コイルスプリングからなる弾性手段に加えて、或はこの弾性手段の弾力が作用しない構成にして、第2ヒンジシャフトに環巻させた捩じりコイルスプリングで支持部材と重なる方向へ回転付勢させる構成であってもよい。また、作動部材は、実施例のものは、リフト部材の両側板に軸架したピン状のものであるが、リフト部材の側に設けられれば、実施例のピン状のものに限定されない。それは例えば、リフト部材の第2ヒンジシャフト側に設けた頂板それ自体を加工するか、或は頂板の側に取り付けられるものであってもよい。また、圧縮コイルスプリングから成る弾性手段の一端部は、支持部材の自由端側に設けた頂板側に当接させる構成のものであってもよい。この場合には、リフト部材は捩じりコイルスプリングによって支持部材と重なり合う方向へ回転付勢されることになろう。
本発明は以上のように構成したので、複写機、印刷機、プリンター等の事務機器の原稿圧着板や、複写機能の他にプリンター、ファクシミリ、スキャナー等の各種機能を有する所謂複合機と称せられる事務機器の原稿圧着板を、装置本体に対して開閉可能に取り付けるのに用いて好適なリフト機能付の原稿圧着板開閉装置並びにこの原稿圧着板開閉装置を備えた事務機器として好適に用いられるものである。
1A、1B、1C 原稿圧着板開閉装置
2 取付部材
3 支持部材
4 リフト部材
5 弾性手段
6 リンク機構
7 第1リンクアーム
8 第2リンクアーム
9 連結手段
10 カム手段
11 事務機器
11a 機器本体
12 原稿圧着板
14 連結シャフト
15 第1ヒンジシャフト
16 受圧手段
17 第2ヒンジシャフト
18 作動部材
19 第1カム部材
51 バネ受け部材
52、103 カムスライダー
54 第2カム部材
101 ダンパー装置

Claims (5)

  1. 事務機器の機器本体に取り付けられる取付部材と、この取付部材に第1ヒンジシャフトを介して回転可能に軸支された支持部材と、この支持部材に重なり合うと共に当該支持部材の自由端部に前記支持部材の回転方向とは逆方向へ第2ヒンジシャフトを介して回転可能に軸支され、かつ、原稿圧着板に取り付けられるリフト部材と、このリフト部材の側に設けた作動部材と、前記取付部材の側に設けた受圧手段と、前記支持部材内に摺動可能に収装され、前記受圧手段に当接したカムスライダーと、前記支持部材内に自由端側に摺動可能に収装され、前記作動部材に当接したバネ受け部材と、このバネ受け部材と前記カムスライダーとの間に設けられ、前記原稿圧着板を開成方向に回転付勢する弾性手段と、前記原稿圧着板の開閉操作に伴ない前記リフト部材の回転を制御するリンク機構とを備えた原稿圧着板開閉装置であって、前記リンク機構を、前記支持部材の両側に設けられ、前記第1ヒンジシャフトの両端に各端部を回転可能に軸着された一対の第1リンクアームと、前記作動部材の両端に各端部を回転可能に軸着された同じく一対の第2リンクアームと、これらの一対の第1リンクアームと同じく一対の第2リンクアームの各自由端を連結する一対の連結手段と、この各連結手段にそれぞれ設けた一対の第1カム部材とこの各第1カム部材に当接させて前記カムスライダーの両側部に設けた一対の第2カム部材とから成る一対のカム手段とで構成し、もって前記原稿圧着板を開くと、所定開成角度範囲において前記各第1カム部材が前記各第2カム部材に押されることにより前記第1リンクアームと前記第2リンクアームを介して前記リフト部材が前記支持部材との重なり状態から離れるところの前記原稿圧着板の開成方向とは逆方向へ回転した状態で開閉され、前記原稿圧着板の所定開成角度範囲以上において前記各第1カム部材が前記各第2カム部材から押されるのが解かれ前記リフト部材が回転して前記支持部材と重なり合った状態で開閉されるように成したことを特徴とする、原稿圧着板開閉装置。
  2. 事務機器の機器本体に取り付けられる取付部材と、この取付部材に第1ヒンジシャフトを介して回転可能に軸支された支持部材と、この支持部材に重なり合うと共に当該支持部材の自由端部に前記支持部材の回転方向とは逆方向へ第2ヒンジシャフトを介して回転可能に軸支され、かつ、原稿圧着板に取り付けられるリフト部材と、このリフト部材の側に設けた作動部材と、前記取付部材の側に設けた受圧手段と、前記支持部材内に摺動可能に収装され、前記受圧手段に当接したカムスライダーと、前記支持部材内に自由端側に摺動可能に収装され、前記作動部材に当接したバネ受け部材と、このバネ受け部材と前記カムスライダーとの間に設けられ、前記原稿圧着板を開成方向に回転付勢する弾性手段と、この弾性手段のなかに収容されて前記カムスライダーと前記バネ受け部材又は前記支持部材の頂板との間に設けたダンパー装置と、前記原稿圧着板の開閉操作に伴ない前記リフト部材の回転を制御するリンク機構とを備えた原稿圧着板開閉装置であって、前記リンク機構を、前記支持部材の両側に設けられ、前記第1ヒンジシャフトの両端に各端部を回転可能に軸着された一対の第1リンクアームと、前記作動部材の両端に各端部を回転可能に軸着された同じく一対の第2リンクアームと、これらの一対の第1リンクアームと同じく一対の第2リンクアームの各自由端を連結する一対の連結手段と、この各連結手段にそれぞれ設けた一対の第1カム部材とこの各第1カム部材に当接させて前記カムスライダーの両側部に設けた一対の第2カム部材とから成る一対のカム手段とで構成し、もって前記原稿圧着板を開くと、所定開成角度範囲において前記各第1カム部材が前記各第2カム部材に押されることにより前記第1リンクアームと前記第2リンクアームを介して前記リフト部材が前記支持部材との重なり状態から離れるところの前記原稿圧着板の開成方向とは逆方向へ回転した状態で開閉され、前記原稿圧着板の所定開成角度範囲以上において前記各第1カム部材が前記各第2カム部材から押されるのが解かれ前記リフト部材が回転して前記支持部材と重なり合った状態で開閉されるように成したことを特徴とする、原稿圧着板開閉装置。
  3. 前記受圧手段を、前記取付部材の両側板間に取り付けた受圧ピンと、この受圧ピンに対して回転可能に取り付けら受圧ローラとで構成したことを特徴とする、請求項1〜2のいずれか1項に記載の原稿圧着板開閉装置。
  4. 前記連結手段は、前記第1リンクアームに固定させ、前記第2リンクアームを回転可能に軸着させた連結シャフトであり、前記第1カム部材は前記連結シャフトに固定されていることを特徴とする、請求項1〜2のいずれか1項に記載の原稿圧着板開閉装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の原稿圧着板開閉装置を用いたことを特徴とする、事務機器。
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