JP6663208B2 - ヒンジ - Google Patents

ヒンジ Download PDF

Info

Publication number
JP6663208B2
JP6663208B2 JP2015230069A JP2015230069A JP6663208B2 JP 6663208 B2 JP6663208 B2 JP 6663208B2 JP 2015230069 A JP2015230069 A JP 2015230069A JP 2015230069 A JP2015230069 A JP 2015230069A JP 6663208 B2 JP6663208 B2 JP 6663208B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
open state
rotating
case
hinge
contact portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015230069A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017096428A (ja
Inventor
眞一 小林
眞一 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Simotec Co Ltd
Original Assignee
Simotec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Simotec Co Ltd filed Critical Simotec Co Ltd
Priority to JP2015230069A priority Critical patent/JP6663208B2/ja
Publication of JP2017096428A publication Critical patent/JP2017096428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6663208B2 publication Critical patent/JP6663208B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

本発明は、例えば事務機器等の本体部に、原稿圧着板等の回動部を開閉可能に連結するヒンジに関する。
従来、複写機、ファクシミリ、スキャナー等、オフィスで使用される事務機器の多くは、その本体部の上面に原稿読み取り部(コンタクトガラス)を具備するとともに、当該原稿読み取り部を覆う原稿圧着板を回動部として具備する。原稿圧着板は、原稿読み取り部に載置された原稿を原稿読み取り部に密着させるとともに原稿読み取り部に対する原稿の位置を保持するものである。このような事務機器の本体部と原稿圧着板とを連結する器具として、ヒンジが用いられる。
上記ヒンジは、ケース部材に回動軸を介して回動部材を軸支し、ケース部材の内部にバネ部材とスライド部材とを収容している。また、スライド部材をバネ部材で付勢し、回動部材に形成されたカム部を押圧している。そして、ケース部材を事務機器の本体部に、回動部材を原稿圧着板に固定することにより、使用者が原稿圧着板を持ち上げる際の力を付与している。
上記の如く構成されたヒンジにおいては、スライド部材とカム部との摺動性を確保するため、スライド部材とカム部との当接部分にグリス等の潤滑剤が塗布される。そして、事務機器における本体部の原稿読み取り部に載置した原稿が、ヒンジにおけるスライド部材とカム部との当接部分に接触してグリス等が付着することを防ぐために、当接部分を被覆するカバー部がスライド部材等に形成されたヒンジが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。
特開2011−107485号公報 特開2013−20191号公報
上記特許文献に記載のヒンジによれば、グリス等の潤滑剤が少なくなった際に潤滑剤をスライド部材とカム部との当接部分に塗布しようとしても、カバー部が障壁となって塗布し難いという課題があった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、当接部分を被覆するカバー部材を配設しつつ、潤滑剤を容易にスライド部材とカム部との当接部分に塗布することのできるヒンジを提供することである。
以下では、上記課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、一端側に底部、他端側に開口部が形成された筒状のケース部材と、該ケース部材の内部で摺動可能に収容されるスライド部材と、前記ケース部材の開口部で回動軸により回動可能に軸支される回動部材と、前記ケース部材の前記底部と前記スライド部材との間に介挿されるバネ部材と、を備え、前記回動部材は、前記ケース部材に対して相対的に回動することにより、前記ケース部材に最も近接する閉塞状態と、前記ケース部材から最も離間する全開放状態と、前記閉塞状態と前記全開放状態との間に位置する使用開放状態と、を遷移可能に構成され、前記回動部材における前記スライド部材の側には、前記スライド部材に当接するとともに、前記回動部材の回動によって前記スライド部材に近接離間するカム部が形成され、前記バネ部材の付勢力により、前記回動部材が前記ケース部材から離間する回動方向に力を付与されるヒンジであって、前記カム部よりも前記回動軸の半径方向外側には、前記カム部における前記スライド部材との当接部分を被覆可能なU字板状の遮蔽部材が配設され、前記遮蔽部材は、両端部が前記回動軸に軸支されることにより回動可能に構成され、前記回動部材が前記閉塞状態と前記使用開放状態との間で遷移する際には前記当接部分を被覆し、前記回動部材が前記全開放状態に位置する際には前記当接部分から退避するものであり前記遮蔽部材は、前記回動部材が前記使用開放状態から前記全開放状態に遷移する際に、前記スライド部材に押圧されることにより、前記当接部分から退避する位置に移動し、前記回動部材が前記全開放状態から前記使用開放状態に遷移する際に、自重により前記当接部分を被覆する位置に移動する、ものである。
請求項2においては、一端側に底部、他端側に開口部が形成された筒状のケース部材と、該ケース部材の内部で摺動可能に収容されるスライド部材と、前記ケース部材の開口部で回動軸により回動可能に軸支される回動部材と、前記ケース部材の前記底部と前記スライド部材との間に介挿されるバネ部材と、を備え、前記回動部材は、前記ケース部材に対して相対的に回動することにより、前記ケース部材に最も近接する閉塞状態と、前記ケース部材から最も離間する全開放状態と、前記閉塞状態と前記全開放状態との間に位置する使用開放状態と、を遷移可能に構成され、前記回動部材における前記スライド部材の側には、前記スライド部材に当接するとともに、前記回動部材の回動によって前記スライド部材に近接離間するカム部が形成され、前記バネ部材の付勢力により、前記回動部材が前記ケース部材から離間する回動方向に力を付与されるヒンジであって、前記カム部よりも前記回動軸の半径方向外側には、前記カム部における前記スライド部材との当接部分を被覆可能なU字板状の遮蔽部材が配設され、前記遮蔽部材は、両端部が前記回動軸に軸支されることにより回動可能に構成され、前記回動部材が前記閉塞状態と前記使用開放状態との間で遷移する際には前記当接部分を被覆し、前記回動部材が前記全開放状態に位置する際には前記当接部分から退避するものであり、前記遮蔽部材は、前記ケース部材に圧入されることにより、前記回動部材が前記閉塞状態と前記使用開放状態との間で遷移する際には前記当接部分を被覆する位置で静止し、前記回動部材が前記使用開放状態から前記全開放状態に遷移する際に、前記スライド部材に押圧されることにより、前記当接部分から退避する位置に移動し、前記回動部材が前記全開放状態から前記使用開放状態に遷移する際に、前記回動部材に押圧されることにより、前記当接部分を被覆する位置に移動する、ものである。
本発明に係るヒンジは、当接部分を被覆するカバー部材を配設しつつ、潤滑剤を容易にスライド部材とカム部との当接部分に塗布することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るヒンジを具備する複合機を示す左側面図。 閉塞状態のヒンジを示す左側面図。 閉塞状態のヒンジを示す正面図。 閉塞状態のヒンジを示す背面図。 カバー部材を示す斜視図。 閉塞状態のヒンジを示す断面図(図3におけるA−A線断面図)。 45度開放状態のヒンジを示す断面図。 90度開放状態のヒンジを示す断面図。
以下では図1を用いて本発明の一実施形態に係るヒンジ100を具備する事務機器である複合機1について説明する。
複合機1は本体2および原稿圧着板3を具備する。本実施形態において、複合機1がヒンジ100を具備する構成とするが、複合機1とは異なる他の事務機器がヒンジ100を具備する構成とすることも可能である。
本体2は本発明に係る本体部の実施の一形態である。
本体2は原稿読み取り装置、制御装置、印刷装置、表示装置および入力装置を具備する。
原稿読み取り装置は本体2の上面に配置される。原稿読み取り装置は本体2の上面に載置された原稿を読み取る(原稿の画像情報を生成する)。
制御装置は複合機1の各部の動作、より詳細には原稿読み取り装置、後述する印刷装置および後述するADFの動作を制御する。また、制御装置は原稿読み取り装置が生成した画像情報および本体2に接続された回線(インターネット回線等)を通じて取得した画像情報を記憶することが可能である。
印刷装置は原稿読み取り装置の下方に配置される。印刷装置は制御装置が記憶した画像情報に基づいて所定の用紙に画像を印刷する。
表示装置は例えば液晶パネルからなり、複合機1の動作状況等に係る情報を表示する。
入力装置は例えばボタン、スイッチ等からなり、作業者が複合機1に対する指示等を入力する際に操作する。表示装置および入力装置は本体2の上面前部に配置される。
原稿圧着板3は本発明に係る回動部の実施の一形態である。
原稿圧着板3は原稿読み取り装置の上に載置された原稿を原稿読み取り装置に向かって押さえつける(圧着する)ことにより、原稿読み取り装置が原稿を読み取る際に原稿が動く(原稿読み取り装置との相対的な位置が変化する)ことを防止する。
原稿圧着板3は読取前原稿収容トレイ、ADF(Auto Document Feeder)および読取後原稿収容トレイを具備する。
ADFは読取前原稿収容トレイに積層状態で収容された複数枚の原稿を一枚ずつ順に取り出して原稿読み取り装置の上の所定の読取位置に載置する。原稿読み取り装置による原稿の読み取りが終了した後、ADFは読取位置に載置された原稿を読取後原稿収容トレイに搬送する。
「事務機器」は、少なくとも原稿を読み取る(原稿の画像情報を取得する)機能を具備する装置を指す。
事務機器の具体例としては、(a)原稿を読み取る機能および読み取った原稿に係る画像情報を他の機器(例えば、パーソナルコンピュータ)に送信する機能を具備するスキャナー、(b)原稿を読み取る機能、読み取った原稿に係る画像情報を通信回線を介して他の機器に送信する機能および他の機器から取得した画像情報をプリントアウトする機能を具備するファクス、(c)原稿を読み取る機能および読み取った原稿に係る画像情報をプリントアウトする機能を具備するコピー機、(d)上記スキャナー、ファクス、およびコピー機としての機能を兼ねる複合機、等が挙げられる。
以下の説明では、原稿圧着板3が閉じているとき(原稿圧着板3の下面が本体2の上面に当接しているとき)の原稿圧着板3の回動角度θ(より厳密には、本体2に対する原稿圧着板3の回動角度θ)を「0度」とし、原稿圧着板3が開く方向に回動した場合に回動角度θが増加する(回動角度θが正になる)ように原稿圧着板3の回動角度θを定義する(図1を参照)。また、ヒンジ100の固定プレート30とヒンジケース10とがなす回動角度θも、上記の姿勢に対応して記載する。即ち、原稿圧着板3が閉じているときの固定プレート30とヒンジケース10とがなす回動角度θを「0度」として記載する。
以下では、図1から図8を用いてヒンジ100について説明する。
図1に示す如く、ヒンジ100は複合機1の本体2に原稿圧着板3を回動可能に連結する。具体的には、本発明に係るケース部材である筒状のヒンジケース10が複合機1の本体2に固定され、本発明に係る回動部材である固定プレート30が複合機1の原稿圧着板3に固定されることにより、原稿圧着板3を本体2に対して回動可能に連結する。本実施形態において、ヒンジ100における各部材には樹脂を射出成型したものが用いられるが、金属等、他の素材を用いることも可能である。例えば、金属板を折り曲げてヒンジ100の各部材を形成することもできる。
図2から図8に示す如く、ヒンジ100は、一端側(本実施形態における下側)に底部10a、他端側に開口部が形成されたヒンジケース10、ヒンジケース10の開口部で回動軸25により軸支される固定プレート30、ヒンジケース10の内部で摺動可能に収容されるスライド部材40、ヒンジケース10の底部10aとスライド部材40との間に介挿されるバネ部材50等を具備する。
以下では便宜上、原稿圧着板3が本体2に対して閉じているとき(回動角度θ=0度のとき)の複合機1の上下方向、前後方向および左右方向を基準として(原稿圧着板3が本体2に対して閉じているときの複合機1の上下方向、前後方向および左右方向をそれぞれヒンジ100の上下方向、前後方向および左右方向に対応させて)ヒンジ100を構成する各部材の形状を説明する。
ヒンジケース10は上側に開口部が形成された筒状部材であり、複合機1の本体2に固定される。ヒンジケース10の下側には底部10aが形成されている。ヒンジケース10の上部における左右両側には、回動軸25を支持するための支持板11・11が上方に立設されている。
固定プレート30は回動軸25によってヒンジケース10の支持板11・11に回動可能に支持されるブロック状の部材である。固定プレート30の後側には固定プレート30を左右方向に貫通する固定孔30aが形成され、下端部には下方に膨出するカム部31が形成される。カム部31は、スライド部材40のカム当接突起41に当接するとともに、固定プレート30の回動によってスライド部材40に近接離間する。固定プレート30は左右方向に延出された固定部32が形成され、固定部32が複合機1の原稿圧着板3に固定される。図6から図8に示す如く、固定部32には凹部32aが形成されている。
固定プレート30は図2に示す如く、ヒンジケース10の支持板11・11で回動軸25により軸支されている。具体的には図6から図8に示す如く、回動軸25を支持板11・11及び固定プレート30の固定孔30aにそれぞれ挿通することにより、固定プレート30がヒンジケース10に軸支される。この際、回動軸25の左右両端部(支持板11・11の外側)にはEリング26が配設されて、回動軸25の軸方向位置を規制している。
スライド部材40は、図2から図4に示す如く、ヒンジケース10の内部で摺動可能に収容される樹脂製部材である。スライド部材40は下方が開口された有底筒状部材であり、その上面には固定プレート30の側である上方に突出するカム当接突起41、下面には収容孔部40aが形成されている。
ヒンジケース10の底部10aと、スライド部材40との間には、バネ部材50が介挿される。具体的には図2から図4に示す如く、バネ部材50の下端部が底部10aの上面に当接され、上端部がスライド部材40の収容孔部40aに収容されて収容孔部40aの底面に当接される。
上記の如く、ヒンジケース10とスライド部材40との間にバネ部材50を介挿することで、バネ部材50の付勢力により、固定プレート30がヒンジケース10から離間する回動方向に力を付与される。具体的には図7及び図8に示す如く、バネ部材50からの力がスライド部材40のカム当接突起41を介して固定プレート30のカム部31に上向きに伝えられる。これにより、固定プレート30の前部(固定部32が形成されている部分)が上方に持ち上がる方向に回動するのである。
このように、固定プレート30は、ヒンジケース10に対して相対的に回動することにより、ヒンジケース10に最も近接する閉塞状態(図2及び図6に示す如く、回動角度が0度の状態)と、ヒンジケース10から最も離間する全開放状態(図8に示す如く、回動角度が90度の状態)と、閉塞状態と全開放状態との間に位置する使用開放状態(本実施形態においては図7に示す如く、回動角度が45度の状態)と、を遷移可能に構成されている。なお、上記全開放状態及び使用開放状態は、カム部31の形状等を変更することにより、適宜変更することが可能である。
使用開放状態とは、複合機1の使用者が通常使用する際に原稿圧着板3を最も開いた状態である。また、全開放状態とは、サービスマン等が複合機1をメンテナンスする際に原稿圧着板3を最も開いた状態であり、図8に示す如く固定プレート30の端面がヒンジケース10の後面の上端部10bに当接する。即ち、日常的に使用する際は、使用者は閉塞状態と使用開放状態との間で複合機1の原稿圧着板3を開閉する。
本実施形態に係るヒンジ100において、固定プレート30のカム部31よりも回動軸25の半径方向外側には、カム部31におけるカム当接突起41との当接部分を被覆可能なU字板状の遮蔽部材21が配設されている。
図5に示す如く、遮蔽部材21は、カム部31におけるカム当接突起41との当接部分を被覆する板状部である遮蔽板部21aを備えている。また、遮蔽板部21aの両端部には、回動軸25の側にアーム部21b・21bが延出される。アーム部21bには回動軸25が挿通される挿通孔21cが開口されている。遮蔽部材21は、アーム部21b・21bで固定プレート30のカム部31を挟んだ状態で、挿通孔21cに回動軸25が挿通されることにより、回動軸25を軸心として回動可能に配設される。換言すれば、遮蔽部材21は、両端部であるアーム部21b・21bが回動軸25に軸支されることにより回動可能とされる。
遮蔽部材21の遮蔽板部21aは、固定プレート30が閉塞状態と使用開放状態との間で遷移する際には、図6及び図7に示す如くヒンジケース10の前端部の上面に位置する。即ち、固定プレート30が閉塞状態と使用開放状態との間で遷移する際には、遮蔽部材21はカム部31におけるカム当接突起41との当接部分を被覆する。このように、遮蔽部材21により、事務機器における本体部の原稿読み取り部に載置した原稿が、カム部31とカム当接突起41の当接部分に接触してグリス等が付着することを防いでいる。なお、固定プレート30が閉塞状態にあるとき、遮蔽板部21aは図6に示す如く固定プレート30の凹部32aに収容されている。
図7に示す如く、固定プレート30が使用開放状態になると、スライド部材40のカム当接突起41が遮蔽部材21のアーム部21bに当接する。これにより、固定プレート30が使用開放状態よりも開かれると、図8に示す如く遮蔽部材21はスライド部材40により押し上げられる。つまり、固定プレート30が全開放状態に位置する際には、遮蔽部材21はカム部31におけるカム当接突起41との当接部分から退避するのである。
上記の如く、本実施形態に係るヒンジ100によれば、グリス等の潤滑剤が少なくなった際に潤滑剤をカム部31とカム当接突起41との当接部分に塗布する際に、原稿圧着板3及び固定プレート30を使用開放状態より大きく回動させて全開放状態とすることにより、遮蔽板部21aを当接部分から退避させることができる。これにより、作業者は図8中の矢印Mに示す如く、カム部31とカム当接突起41との当接部分に潤滑剤を容易に塗布することが可能となる。換言すれば、本実施形態に係るヒンジ100によれば、使用状態においてはカム部31とカム当接突起41との当接部分を遮蔽部材21で被覆しつつ、潤滑剤を容易にカム部31とカム当接突起41との当接部分に塗布することが可能となるのである。
このように、本実施形態に係るヒンジ100において、遮蔽部材21の遮蔽板部21aは、固定プレート30が使用開放状態から全開放状態に遷移する際に、スライド部材40に押圧されることにより、カム部31とカム当接突起41との当接部分から退避する位置に移動する。一方、固定プレート30が全開放状態から使用開放状態に遷移する際には、自重によりカム部31とカム当接突起41との当接部分を被覆する位置に移動する。このように、固定プレート30の回動に伴って遮蔽部材21を回動させる構成とすることにより、遮蔽部材21の遮蔽板部21aをカム部31とカム当接突起41との当接部分の前方に進退させることができる。
遮蔽部材21は、アーム部21b・21bがヒンジケース10に圧入する構成とすることもできる。これにより、通常時の使用状態で固定プレート30が閉塞状態と使用開放状態との間で遷移する際に、カム部31とカム当接突起41との当接部分を被覆する位置で静止させることができる。即ち、遮蔽部材21により、事務機器における本体部の原稿読み取り部に載置した原稿が、カム部31とカム当接突起41の当接部分に接触してグリス等が付着することを確実に防ぐことが可能となる。なお、この場合は、固定プレート30が全開放状態から使用開放状態に遷移する際に遮蔽部材21を押下げることで、遮蔽部材21を回動させることが可能となる。
10 ヒンジケース
21 遮蔽部材
25 回動軸
30 固定プレート
40 スライド部材
50 バネ部材
100 ヒンジ

Claims (2)

  1. 一端側に底部、他端側に開口部が形成された筒状のケース部材と、該ケース部材の内部で摺動可能に収容されるスライド部材と、前記ケース部材の開口部で回動軸により回動可能に軸支される回動部材と、前記ケース部材の前記底部と前記スライド部材との間に介挿されるバネ部材と、を備え、
    前記回動部材は、前記ケース部材に対して相対的に回動することにより、前記ケース部材に最も近接する閉塞状態と、前記ケース部材から最も離間する全開放状態と、前記閉塞状態と前記全開放状態との間に位置する使用開放状態と、を遷移可能に構成され、
    前記回動部材における前記スライド部材の側には、前記スライド部材に当接するとともに、前記回動部材の回動によって前記スライド部材に近接離間するカム部が形成され、
    前記バネ部材の付勢力により、前記回動部材が前記ケース部材から離間する回動方向に力を付与されるヒンジであって、
    前記カム部よりも前記回動軸の半径方向外側には、前記カム部における前記スライド部材との当接部分を被覆可能なU字板状の遮蔽部材が配設され、
    前記遮蔽部材は、両端部が前記回動軸に軸支されることにより回動可能に構成され、前記回動部材が前記閉塞状態と前記使用開放状態との間で遷移する際には前記当接部分を被覆し、前記回動部材が前記全開放状態に位置する際には前記当接部分から退避するものであり
    前記遮蔽部材は、
    前記回動部材が前記使用開放状態から前記全開放状態に遷移する際に、前記スライド部材に押圧されることにより、前記当接部分から退避する位置に移動し、
    前記回動部材が前記全開放状態から前記使用開放状態に遷移する際に、自重により前記当接部分を被覆する位置に移動する、ヒンジ。
  2. 一端側に底部、他端側に開口部が形成された筒状のケース部材と、該ケース部材の内部で摺動可能に収容されるスライド部材と、前記ケース部材の開口部で回動軸により回動可能に軸支される回動部材と、前記ケース部材の前記底部と前記スライド部材との間に介挿されるバネ部材と、を備え、
    前記回動部材は、前記ケース部材に対して相対的に回動することにより、前記ケース部材に最も近接する閉塞状態と、前記ケース部材から最も離間する全開放状態と、前記閉塞状態と前記全開放状態との間に位置する使用開放状態と、を遷移可能に構成され、
    前記回動部材における前記スライド部材の側には、前記スライド部材に当接するとともに、前記回動部材の回動によって前記スライド部材に近接離間するカム部が形成され、
    前記バネ部材の付勢力により、前記回動部材が前記ケース部材から離間する回動方向に力を付与されるヒンジであって、
    前記カム部よりも前記回動軸の半径方向外側には、前記カム部における前記スライド部材との当接部分を被覆可能なU字板状の遮蔽部材が配設され、
    前記遮蔽部材は、両端部が前記回動軸に軸支されることにより回動可能に構成され、前記回動部材が前記閉塞状態と前記使用開放状態との間で遷移する際には前記当接部分を被覆し、前記回動部材が前記全開放状態に位置する際には前記当接部分から退避するものであり、
    前記遮蔽部材は、
    前記ケース部材に圧入されることにより、前記回動部材が前記閉塞状態と前記使用開放状態との間で遷移する際には前記当接部分を被覆する位置で静止し、
    前記回動部材が前記使用開放状態から前記全開放状態に遷移する際に、前記スライド部材に押圧されることにより、前記当接部分から退避する位置に移動し、
    前記回動部材が前記全開放状態から前記使用開放状態に遷移する際に、前記回動部材に押圧されることにより、前記当接部分を被覆する位置に移動する、ヒンジ。
JP2015230069A 2015-11-25 2015-11-25 ヒンジ Active JP6663208B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015230069A JP6663208B2 (ja) 2015-11-25 2015-11-25 ヒンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015230069A JP6663208B2 (ja) 2015-11-25 2015-11-25 ヒンジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017096428A JP2017096428A (ja) 2017-06-01
JP6663208B2 true JP6663208B2 (ja) 2020-03-11

Family

ID=58817667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015230069A Active JP6663208B2 (ja) 2015-11-25 2015-11-25 ヒンジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6663208B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7133186B2 (ja) * 2017-12-13 2022-09-08 下西技研工業株式会社 ヒンジ
JP7347786B2 (ja) * 2019-05-29 2023-09-20 下西技研工業株式会社 ヒンジ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011107485A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Katoh Electrical Machinery Co Ltd 原稿圧着板開閉装置並びに事務機器
JP5770988B2 (ja) * 2010-09-06 2015-08-26 下西技研工業株式会社 ヒンジ
JP2015001619A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 下西技研工業株式会社 ヒンジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017096428A (ja) 2017-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7090862B2 (ja) ヒンジ装置並びにこのヒンジ装置を用いた事務機器
JP2015001619A (ja) ヒンジ
JP6476448B2 (ja) ヒンジ
JP5807943B2 (ja) 原稿圧着板開閉装置並びに事務機器
JP6663208B2 (ja) ヒンジ
JP6492344B2 (ja) ヒンジ
JP2011227370A5 (ja)
JP6572471B2 (ja) ヒンジ
JP6982843B2 (ja) ヒンジ
JP6690086B2 (ja) ヒンジ
JP2008032984A (ja) 画像読取装置
JP6606731B2 (ja) ヒンジ
JP6909491B2 (ja) ヒンジ
JP6507396B2 (ja) ヒンジ
JP6916516B2 (ja) ヒンジ
JP6492343B2 (ja) ヒンジ
WO2019117163A1 (ja) ヒンジ
JP2017155837A (ja) ヒンジ
JP2020194121A (ja) ヒンジおよび開閉装置
JP7283725B2 (ja) ヒンジ
JP2020060625A (ja) ヒンジ
JP2019168560A (ja) ヒンジ
JP6738686B2 (ja) ヒンジ
JP6913933B2 (ja) ヒンジ
JP7015530B2 (ja) ヒンジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6663208

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250