JP6909491B2 - ヒンジ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば事務機器等の本体部に、原稿圧着板等の回動部を開閉可能に連結するヒンジに関する。
従来、複写機、ファクシミリ、スキャナー等、オフィスで使用される事務機器の多くは、その本体部の上面に原稿読み取り部(コンタクトガラス)を具備するとともに、当該原稿読み取り部を覆う原稿圧着板を回動部として具備する。原稿圧着板は、原稿読み取り部に載置された原稿を原稿読み取り部に密着させるとともに原稿読み取り部に対する原稿の位置を保持するものである。このような事務機器の本体部と原稿圧着板とを連結する器具として、ヒンジが用いられる。
上記ヒンジは、ケース部材に回動軸を介して回動部材を軸支し、ケース部材の内部にスライド部材とバネ部材とを収容している。また、スライド部材をバネ部材で付勢し、回動部材に形成されたカム部を押圧している。そして、ケース部材を事務機器の本体部又は原稿圧着板の一方に固定し、回動部材を他方に固定することにより、使用者が原稿圧着板を持ち上げる際の力を付与している。
上記の如く構成されたヒンジにおいては、事務機器の本体部に対する原稿圧着板の回動角度(ケース部材に対する回動部材の回動角度)が所定角度以下となった場合に流体ダンパーが作動することにより、原稿圧着板の落下を緩やかにするものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2006−133532号公報
上記特許文献に記載のヒンジによれば、ケース部材の内部に、スライド部材及びバネ部材に加えて流体ダンパーを収容しているため、ヒンジの外形寸法が大きくなっていた。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、回動部材がケース部材に対して所定の回動角度以下となった場合のダンパー効果を確保しつつ、コンパクト化を実現できるヒンジを提供することである。
以下では、上記課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、一端側に底部、他端側に開口部が形成された筒状のケース部材と、該ケース部材の他端側において前記ケース部材と相対回転不能に挿通される回動軸と、前記ケース部材の内部で摺動可能に収容されるスライド部材と、前記ケース部材内部の他端側において前記回動軸により軸支される回動部材と、前記ケース部材の前記底部と前記スライド部材との間に介挿されるバネ部材と、を備え、前記回動部材は、前記ケース部材に対して相対的に回動することにより、第一位置と第二位置との間を遷移可能に設けられ、前記回動部材における前記スライド部材の側には、前記スライド部材に当接するとともに、前記回動部材の回動によって前記スライド部材に近接離間するカム部が形成され、前記バネ部材の付勢力により、前記回動部材が前記第一位置から前記第二位置に変位する一方向に力を付与されるヒンジであって、前記回動部材には、前記回動軸と同一軸上に中空円筒状の収容筒部が形成され、前記収容筒部の内周面には、半径方向内側に向かって延出される遮蔽部が形成され、前記回動部材の前記収容筒部には、前記収容筒部と同一軸上に円柱状のダンパー部材が収容され、前記ダンパー部材には、前記回動軸が相対回転不能に挿通され、前記ダンパー部材の外周面には、半径方向外側に向かって延出される抵抗部が形成され、前記遮蔽部の半径方向内側の端部が前記ダンパー部材の外周面に摺接されることにより、前記収容筒部の内部が複数の空間に分割され、前記回動部材の内周面と、前記ダンパー部材の外周面との間に粘性流体が充填され、前記収容筒部が蓋部材で閉塞されることにより、前記回動部材が前記第二位置から前記第一位置に変位する他方向に前記回動部材を回動した際の回動抵抗が、前記一方向に回動した際の回動抵抗に比べて大きくなるように構成され、前記収容筒部の内周面と、前記ダンパー部材の外周面と、の間に、前記回動部材及び前記ダンパー部材と相対的に、かつ、所定範囲で回動可能にバルブ部材が介挿され、前記バルブ部材は内側に突出する凸部を備え、前記ダンパー部材の外周面には、前記抵抗部に隣接して、前記抵抗部及び他の外周面よりも半径方向外側に膨出する大径段部が形成され、前記回動部材が前記第二位置に位置する際には、前記ダンパー部材の前記抵抗部と前記バルブ部材の前記凸部との間に間隙が形成されて、前記回動部材は大きな回動抵抗を受けずに前記他方向に回動することができ、前記回動部材が前記第二位置に位置する状態から前記他方向に回動する際には、前記バルブ部材は前記回動部材の回動に伴って前記粘性流体に押し流されて回動し、前記バルブ部材が前記他方向に回動して、前記バルブ部材の前記凸部が前記ダンパー部材の前記大径段部に到達すると、前記粘性流体の流路が狭くなって前記回動部材に加わる回動抵抗が大きくなり、前記回動部材がさらに前記他方向に回動すると、前記ダンパー部材の前記抵抗部と前記バルブ部材の前記凸部とが当接し、前記粘性流体の流路がさらに狭くなって前記回動部材に加わる回動抵抗がより大きくなり、前記ダンパー部材の前記抵抗部と前記バルブ部材の前記凸部とが当接した後は、前記バルブ部材は回動せず、前記回動部材のみが前記第一位置になるまで前記他方向に回動するものである。
請求項2においては、前記ダンパー部材の外周面には切欠き部が形成され、前記切欠き部が、前記回動部材が前記第二位置に位置する際には前記遮蔽部を跨って位置することにより隣接する空間を連通し、前記回動部材が前記第一位置に位置する際には前記遮蔽部の間に位置することにより隣接する空間を連通しないことにより、前記回動部材を前記他方向に回動した際の回動抵抗が段階的に大きくなるものである。
本発明に係るヒンジは、回動部材がケース部材に対して所定の回動角度以下となった場合のダンパー効果を確保しつつ、コンパクト化を実現できるという効果を奏する。
第一実施形態に係るヒンジを具備する複合機を示す左側面図。 開放状態のヒンジを示す斜視図。 開放状態のヒンジを示す左側面図。 開放状態のヒンジを示す正面図。 開放状態のヒンジを示す断面図(図4におけるA−A線断面図)。 第一実施形態に係るヒンジのダンパー部材を示す斜視図。 閉塞状態のヒンジを示す断面図。 開放状態の回動部材を示す拡大断面図。 中間状態の回動部材を示す拡大断面図。 閉塞状態の回動部材を示す拡大断面図。 第二実施形態に係るヒンジの開放状態における回動部材を示す拡大断面図。 第三実施形態に係るヒンジの開放状態における回動部材を示す拡大断面図。 第三実施形態に係るヒンジのダンパー部材及びバルブ部材を示す斜視図。 第三実施形態に係るヒンジの中間状態における回動部材を示す拡大断面図。 第三実施形態に係るヒンジの閉塞状態における回動部材を示す拡大断面図。 第四実施形態に係るヒンジの開放状態における回動部材を示す拡大断面図。 第四実施形態に係るヒンジの閉塞状態における回動部材を示す拡大断面図。
以下では図1を用いて本発明の一実施形態に係るヒンジ100を具備する事務機器である複合機1について説明する。
複合機1は本体2および原稿圧着板3を具備する。本実施形態において、複合機1がヒンジ100を具備する構成とするが、複合機1とは異なる他の事務機器がヒンジ100を具備する構成とすることも可能である。
本体2は本発明に係る本体部の実施の一形態である。
本体2は原稿読み取り装置、制御装置、印刷装置、表示装置および入力装置を具備する。
原稿読み取り装置は本体2の上面に配置される。原稿読み取り装置は本体2の上面(原稿読み取り部)に載置された原稿を読み取る(原稿の画像情報を生成する)。
制御装置は複合機1の各部の動作、より詳細には原稿読み取り装置、後述する印刷装置および後述するADFの動作を制御する。また、制御装置は原稿読み取り装置が生成した画像情報および本体2に接続された回線(インターネット回線等)を通じて取得した画像情報を記憶することが可能である。
印刷装置は原稿読み取り装置の下方に配置される。印刷装置は制御装置が記憶した画像情報に基づいて所定の用紙に画像を印刷する。
表示装置は例えば液晶パネルからなり、複合機1の動作状況等に係る情報を表示する。
入力装置は例えばボタン、スイッチ等からなり、作業者が複合機1に対する指示等を入力する際に操作する。表示装置および入力装置は本体2の上面前部に配置される。
原稿圧着板3は本発明に係る回動部の実施の一形態である。
原稿圧着板3は原稿読み取り装置の上に載置された原稿を原稿読み取り装置に向かって押さえつける(圧着する)ことにより、原稿読み取り装置が原稿を読み取る際に原稿が動く(原稿読み取り装置との相対的な位置が変化する)ことを防止する。
原稿圧着板3は読取前原稿収容トレイ、ADF(Auto Document Feeder)および読取後原稿収容トレイを具備する。
ADFは読取前原稿収容トレイに積層状態で収容された複数枚の原稿を一枚ずつ順に取り出して原稿読み取り装置の上の所定の読取位置に載置する。原稿読み取り装置による原稿の読み取りが終了した後、ADFは読取位置に載置された原稿を読取後原稿収容トレイに搬送する。
「事務機器」は、少なくとも原稿を読み取る(原稿の画像情報を取得する)機能を具備する装置を指す。
事務機器の具体例としては、(a)原稿を読み取る機能および読み取った原稿に係る画像情報を他の機器(例えば、パーソナルコンピュータ)に送信する機能を具備するスキャナー、(b)原稿を読み取る機能、読み取った原稿に係る画像情報を通信回線を介して他の機器に送信する機能および他の機器から取得した画像情報をプリントアウトする機能を具備するファクス、(c)原稿を読み取る機能および読み取った原稿に係る画像情報をプリントアウトする機能を具備するコピー機、(d)上記スキャナー、ファクス、およびコピー機としての機能を兼ねる複合機、等が挙げられる。
以下の説明では、原稿圧着板3が閉じているとき(原稿圧着板3の下面が本体2の上面に当接しているとき)の原稿圧着板3の回動角度θ(より厳密には、本体2に対する原稿圧着板3の回動角度θ)を「0度」とし、原稿圧着板3が開く方向に回動した場合に回動角度θが増加する(回動角度θが正になる)ように原稿圧着板3の回動角度θを定義する(図1を参照)。また、ヒンジ100の固定プレート30とヒンジケース10とがなす回動角度θも、上記の姿勢に対応して記載する。即ち、原稿圧着板3が閉じているときの固定プレート30とヒンジケース10とがなす回動角度θを「0度」として記載する。
以下では、図1から図10を用いて本発明の第一実施形態に係るヒンジ100について説明する。
図1に示す如く、ヒンジ100は複合機1の本体2に原稿圧着板3を回動可能に連結する。具体的には、本発明に係るケース部材である筒状のヒンジケース10が複合機1の本体2に固定され、本発明に係る回動部材である固定プレート30が複合機1の原稿圧着板3に固定されることにより、原稿圧着板3を本体2に対して回動可能に連結する。本実施形態において、ヒンジ100における各部材には樹脂を射出成型したものが用いられる。
図2から図5に示す如く、ヒンジ100は、一端側(本実施形態における下側)に底部10a、他端側に開口部が形成されたヒンジケース10、ヒンジケース10の開口部で回動軸25により軸支される固定プレート30、ヒンジケース10の内部で摺動可能に収容されるスライド部材40、ヒンジケース10の底部10aとスライド部材40との間に介挿されるバネ部材50等を具備する。
以下では便宜上、原稿圧着板3が本体2に対して閉じているとき(回動角度θ=0度のとき)の複合機1の上下方向、前後方向および左右方向を基準として(原稿圧着板3が本体2に対して閉じているときの複合機1の上下方向、前後方向および左右方向をそれぞれヒンジ100の上下方向、前後方向および左右方向に対応させて)ヒンジ100を構成する各部材の形状を説明する。
ヒンジケース10は上側に開口部が形成された筒状部材であり、複合機1の本体2に固定される。ヒンジケース10の下側には底部10aが形成されている。ヒンジケース10の上部における左右両側には、回動軸25を支持するための支持板11・11が上方に向かって立設されている。支持板11には挿通孔11aが開口され、この挿通孔11aに回動軸25が挿通される。支持板11の挿通孔11a及び回動軸25は径方向の両側が平面状に形成されているため、回動軸25はヒンジケース10の上側において支持板11・11と相対回転不能とされる。
固定プレート30は回動軸25によってヒンジケース10の支持板11・11に回動可能に支持されるブロック状の部材である。固定プレート30の側面視における中央部には固定プレート30を左右方向に貫通する固定孔が形成され、下端部には下方に膨出するカム部31が形成される。カム部31は、スライド部材40のカム当接面41に当接するとともに、固定プレート30の回動によってスライド部材40に近接離間する。
固定プレート30は図5及び図7に示す如く、ヒンジケース10の支持板11・11で回動軸25により軸支されている。具体的には、回動軸25を支持板11・11及び固定プレート30の固定孔にそれぞれ挿通することにより、固定プレート30がヒンジケース10に軸支される。固定プレート30はヒンジケース10に対して相対的に回動可能とされる。これにより、固定プレート30は閉塞位置である第一位置(図7を参照)と開放位置である第二位置(図5を参照)との間を遷移可能とされる。
スライド部材40は、図5及び図7に示す如く、ヒンジケース10の内部で上下方向に摺動可能に収容される樹脂製部材である。スライド部材40における固定プレート30の側である上面には、前側に向かうに従って下方に傾斜するカム当接面41が形成され、また、下面にはバネ受け面40aが形成されている。
ヒンジケース10の底部10aと、スライド部材40との間には、バネ部材50が介挿される。具体的には図5及び図7に示す如く、バネ部材50の下端部が底部10aの上面に当接され、上端部がスライド部材40のバネ受け面40aに当接される。
上記の如く、ヒンジケース10とスライド部材40との間にバネ部材50を介挿することで、固定プレート30はヒンジケース10に対して回動する方向(図5における反時計回りの方向)に力を付与される。具体的には図5に示す如く、バネ部材50からの力がスライド部材40のカム当接面41を介して固定プレート30のカム部31に上向きに伝えられる。これにより、固定プレート30の前部が上方に持ち上がる方向に回動するのである。回動した固定プレート30は、図5に示す如くヒンジケース10の後面に当接することにより回動が規制される。本実施形態に係るヒンジ100においては、固定プレート30の回動角度が40度となった際に固定プレート30の回動が規制されるように構成されている。
このように、固定プレート30は、ヒンジケース10に対して相対的に回動することにより、スライド部材40が最も下方に位置する第一位置(図7に示す如く、回動角度が0度の閉塞状態)と、スライド部材40が最も上方に位置する第二位置(図5に示す如く、回動角度が40度の開放状態)と、を遷移可能に構成されている。本実施形態においては、固定プレート30が開放状態である第二位置(図8を参照)から閉塞状態である第一位置(図10を参照)に変位する方向の固定プレート30の回動方向を「閉塞方向」、固定プレート30が第一位置から第二位置に変位する方向の固定プレート30の回動方向を「開放方向」と記載する。本実施形態に係るヒンジ100は、バネ部材50の付勢力により、固定プレート30がヒンジケース10に対して相対的に回動し、第一位置から第二位置に変位する開放方向に力を付与されている。なお、上記開放状態の角度は、カム部31の形状等を変更することにより、適宜変更することが可能である。
本実施形態に係るヒンジ100において、固定プレート30には、回動軸25と同一軸上に中空円筒状の収容筒部32が形成されている。即ち、固定プレート30にはその内部を左右方向に貫通する収容筒部32が形成されているのである。収容筒部32の左右両端は蓋部材36によりシール性を保持した状態で閉塞される。収容筒部32の内周面には、図8から図10に示す如く、半径方向内側に向かって延出される遮蔽部33が形成されている。本実施形態において、収容筒部32の内周面には、四個の遮蔽部33が90度ずつ位相を変えて形成されている。また、収容筒部32の内周面には、左側面視(図8から図10に示す方向)で遮蔽部33から反時計回り方向側に隣接して、中心からの距離が大きくなる大径部34aが四個形成されている。即ち、収容筒部32の内周面における遮蔽部33が形成されていない部分は、四個の大径部34aと、大径部34aに隣接する四個の小径部34bと、が形成されている。
固定プレート30の収容筒部32には、収容筒部32と同一軸上に円筒状のダンパー部材35が収容されている。図6に示す如く、ダンパー部材35は円板部35bと、円板部35bの一側面(図6においては左側面)に立設される円筒部35cと、を備える。円板部35bの中央部には回動軸25の外周面と同形状に形成された挿通孔35aが開口される。挿通孔35aに回動軸25が挿通されることにより、ダンパー部材35は回動軸25及びヒンジケース10に対して回動不能とされる。
ダンパー部材35における円筒部35cの外周面には、半径方向外側に向かって延出される抵抗部35dが形成される。本実施形態において、円筒部35cの外周面には、四個の抵抗部35dが90度ずつ位相を変えて形成されている。また、図5及び図7に示す如く、遮蔽部33の半径方向内側の端部はダンパー部材35における円筒部35cの外周面に摺接されている。これにより、収容筒部32の内部は複数(本実施形態においては4個)の空間Sに分割される。
図8から図10に示す如く、固定プレート30における収容筒部32の内周面と、ダンパー部材35における円筒部35cの外周面との間(それぞれの空間S)には、粘性流体Lが充填される。収容筒部32の左右両端は蓋部材36によりシール性を保持した状態で閉塞されているため、粘性流体Lは収容筒部32の内部で保持される。
本実施形態に係るヒンジ100においては上記の如く構成することにより、閉塞方向に固定プレート30を回動した際の回動抵抗が、開放方向に回動した際の回動抵抗に比べて大きくなる。これにより、複合機1の本体2に対する原稿圧着板3の回動角度(ヒンジケース10に対する固定プレート30の回動角度)が所定角度以下(本実施形態においては約20度以下)となった場合に回動抵抗が大きくなることにより、原稿圧着板3の落下を緩やかにしている。
具体的には図8に示す如く、固定プレート30が開放状態である第二位置に位置する際には、抵抗部35dは収容筒部32における大径部34aと対向する。一方、図10に示す如く、固定プレート30が閉塞状態である第一位置に位置する際には、抵抗部35dは収容筒部32における小径部34bと対向する。このように、収容筒部32の内周面は、固定プレート30が第二位置に位置する際の抵抗部35dの半径方向外側の端部との距離(抵抗部35dと大径部34aとの距離)よりも、固定プレート30が第一位置に位置する際の抵抗部35dの半径方向外側の端部との距離(抵抗部35dと小径部34bとの距離)が小さくなるように形成される。これにより、開放状態と閉塞状態の中間状態である図9に示す如く、固定プレート30が閉塞方向に回動し、抵抗部35dが大径部34aから小径部34bに移動する際には粘性流体Lが流れ難くなるため、固定プレート30の回動抵抗が大きくなる。逆に、固定プレート30が開放方向に回動し、抵抗部35dが小径部34bから大径部34aに移動する際には粘性流体Lが流れ易くなるため、固定プレート30の回動抵抗が小さくなるのである。
本実施形態に係るヒンジ100においては上記の如く、固定プレート30の内部にダンパー機構を配設している。このため、ヒンジケース10の内部にダンパーを収容する必要がなく、ヒンジ100の外形寸法をコンパクト化することが可能となる。
次に、図11を用いて、本発明の第二実施形態に係るヒンジについて説明する。以降に説明する実施形態に係るヒンジにおいては、前記第一実施形態に係るヒンジ100と共通する構成が多い。このため、以降の実施形態の説明においてはヒンジ100と異なる構成を中心に説明し、共通する構成については同符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態に係るヒンジは、回動部材である固定プレート130を備えている。固定プレート130には、回動軸25と同一軸上に中空円筒状の収容筒部32が形成されている。収容筒部32の内周面には、半径方向内側に向かって延出される遮蔽部33が形成されている。そして、本実施形態に係るヒンジにおいて、収容筒部32の内周面には、左側面視(図11に示す方向)で遮蔽部33から反時計回りの側に段階的に中心からの距離が小さくなる縮径段部134が四個形成されている。
本実施形態に係るヒンジにおいては上記の如く構成することにより、閉塞方向に固定プレート130を回動した際の回動抵抗が、開放方向に回動した際の回動抵抗に比べて大きくなる。これにより、複合機1の本体2に対する原稿圧着板3の回動角度(ヒンジケース10に対する固定プレート130の回動角度)が所定角度以下(本実施形態においては約20度以下)となった場合に回動抵抗が段階的に大きくなることにより、原稿圧着板3の落下を緩やかにしている。
具体的には図11に示す如く、固定プレート130が第二位置に位置する際には、抵抗部35dは収容筒部32における縮径段部134のうち、中心からの距離が大きい部分(大径部分)と対向する。一方、固定プレート130が第一位置に位置する際には、抵抗部35dは収容筒部32における縮径段部134のうち、中心からの距離が小さい部分(小径部分)と対向する。このため、収容筒部32の内周面は、固定プレート30が第二位置に位置する際の抵抗部35dの半径方向外側の端部との距離(抵抗部35dと大径部分との距離)よりも、固定プレート30が第一位置に位置する際の抵抗部35dの半径方向外側の端部との距離(抵抗部35dと小径部分との距離)が小さくなるように形成される。これにより、固定プレート30が閉塞方向に回動し、抵抗部35dが大径部分から小径部分に移動した際には粘性流体Lが流れ難くなるため、固定プレート130の回動抵抗が大きくなる。逆に、固定プレート30が開放方向に回動し、抵抗部35dが小径部分から大径部分に移動した際には粘性流体Lが流れ易くなるため、固定プレート130の回動抵抗が小さくなるのである。
次に、図12から図15を用いて、本発明の第三実施形態に係るヒンジについて説明する。本実施形態に係るヒンジは、回動部材である固定プレート230を備えている。固定プレート230には、回動軸25と同一軸上に中空円筒状の収容筒部232が形成されている。収容筒部232の内周面には、半径方向内側に向かって延出される遮蔽部233が形成されている。
固定プレート230の収容筒部232には、収容筒部232と同一軸上に円筒状のダンパー部材235が収容されている。図12及び図13に示す如く、ダンパー部材235は円板部235bと、円板部235bの一側面に立設される円筒部235cと、を備える。円板部235bの中央部には回動軸25の外周面と同形状に形成された挿通孔235aが開口される。挿通孔235aに回動軸25が挿通されることにより、ダンパー部材235は回動軸25及びヒンジケースに対して回動不能とされる。
ダンパー部材235における円筒部235cの外周面には、半径方向外側に向かって延出される抵抗部235dが形成される。本実施形態において、円筒部235cの外周面には、四個の抵抗部235dが90度ずつ位相を変えて形成されている。また、円筒部235cの外周面には、左側面視(図12に示す方向)で抵抗部235dから反時計回り方向側に隣接して、円筒部235cの他の外周面よりも半径方向外側に膨出する大径段部235eが四個形成されている。図13に示す如く、円板部235bにおける抵抗部235dよりも反時計回り方向側には凹部235fが形成されている。さらに、図12に示す如く、遮蔽部233の半径方向内側の端部はダンパー部材235における円筒部235cの外周面に摺接されている。これにより、収容筒部232の内部は複数の空間に分割される。
本実施形態に係るヒンジは、固定プレート230の収容筒部232の内周面と、ダンパー部材235の外周面と、の間に、固定プレート230及びダンパー部材235と相対的に回動可能にバルブ部材234が介挿されている。図13に示す如く、バルブ部材234は円環部234aと、円環部234aの一側面(図13においては右側面)に立設される四枚の板部234bと、を備える。板部234bにおいて、左側面視で反時計回り方向側の端部には、回動軸25の軸心方向に沿って半径方向内側に突出する凸部234cが形成されている。また、板部234bにおける右端部には挿入突起234dが形成されている。
本実施形態に係るヒンジにおいて、バルブ部材234が固定プレート230に収容される際には、ダンパー部材235と組付けられた状態で設置される。具体的には、ダンパー部材235の抵抗部235dの間にバルブ部材234の板部234bが配置された状態で、円環部234aの内部にダンパー部材235の円筒部235cの左端部が挿入されるのである。この際、バルブ部材234の挿入突起234dが円板部235bに形成された凹部235fに挿入されることにより、バルブ部材234はダンパー部材235に対して所定範囲で回動可能とされる。
図12から図15に示す如く、固定プレート230における収容筒部232の内周面と、ダンパー部材235における円筒部235cの外周面との間には、粘性流体Lが充填される。収容筒部232の左右両端は蓋部材によりシール性を保持した状態で閉塞されているため、粘性流体Lは収容筒部232の内部で保持される。本実施形態に係るヒンジにおいては上記の如く構成することにより、閉塞方向に固定プレート230を回動した際の回動抵抗が、開放方向に回動した際の回動抵抗に比べて大きくなる。
具体的には図12に示す如く、固定プレート230が第二位置に位置する際には、ダンパー部材235の抵抗部235dとバルブ部材234の凸部234cとの間に間隙が形成されているため、固定プレート230は大きな回動抵抗を受けずに開放状態から閉塞状態に向けて(図12における時計回りに)、閉塞方向に回動することができる。この際、バルブ部材234は固定プレート230の回動に伴い、粘性流体Lに押し流されて時計回りに回動する。
バルブ部材234が回動して、凸部234cが大径段部235eに到達すると、粘性流体Lの流路が狭くなるため、固定プレート230に加わる回動抵抗は大きくなる。さらに、図14に示す如く、固定プレート230が開放状態と閉塞状態の中間状態に到達すると、抵抗部235dと凸部234cとが当接し、粘性流体Lの流路がさらに狭くなるため、固定プレート230に加わる回動抵抗はより大きくなる。抵抗部235dと凸部234cとが当接した後は、バルブ部材234は回動せず、固定プレート230のみが図15に示す如く閉塞状態になるまで回動する。
固定プレート230が図15に示す第一位置から図12に示す第二位置の方向である開放方向に回動する場合は、バルブ部材234は固定プレート230の回動に伴い、粘性流体Lに押し流されて反時計回りに回動する。このため、抵抗部235dと凸部234cとの間に間隙が生じ、粘性流体Lの流路が形成されるため、固定プレート230に加わる回動抵抗が小さくなる。
このように、本実施形態に係るヒンジにおけるバルブ部材234は、固定プレート230が第二位置に位置する際にダンパー部材235との間に形成される間隙よりも、固定プレート230が第一位置に位置する際にダンパー部材235との間に形成される間隙が小さくなるように形成されている。これにより、固定プレート230を開放状態から閉塞状態へと向かう閉塞方向に回動した際の回動抵抗が、閉塞状態から開放状態へと向かう開放方向に回動した際の回動抵抗に比べて大きくなるのである。
また、本実施形態においては、バルブ部材234によって固定プレート230に回動抵抗が生じる構成としている。このため、凸部234cの形状が異なるバルブ部材234に変更することにより、固定プレート230に生じる回動抵抗を容易に調節することが可能となる。
次に、図16及び図17を用いて、本発明の第四実施形態に係るヒンジについて説明する。本実施形態に係るヒンジにおいては、第三実施形態に係るヒンジにおいて、ダンパー部材235の外周面に切欠き部235gが形成されたものである。
本実施形態に係るヒンジにおいて、切欠き部235gは図16に示す如く、固定プレート230が第二位置に位置する際には遮蔽部233を跨って位置することにより、切欠き部235gは隣接する空間を連通する。一方、切欠き部235gは図17に示す如く、固定プレート230が第一位置に位置する際には遮蔽部233の間に位置することにより隣接する空間を連通しない。このように構成することにより、固定プレート230を開放状態から閉塞状態へと向かう他方向に回動した際の回動抵抗を段階的に大きくすることができる。
具体的には図16に示す如く、固定プレート230が第二位置に位置する際に切欠き部235gが隣接する空間を連通し、粘性流体Lは図16中の矢印Fに示す如く切欠き部235gを流通するため、固定プレート230に加わる回動抵抗は小さい。固定プレート230が第二位置から第一位置に向かって回動すると、遮蔽部233は切欠き部235gを通過する。この際には切欠き部235gは隣接する空間を連通しなくなり、粘性流体Lが切欠き部235gを流通しないため、固定プレート230に加わる回動抵抗を大きくすることができるのである。
このように、本実施形態においては、ダンパー部材235の外周面に形成する切欠き部235gの形状を変更することにより、固定プレート230に生じる回動抵抗を容易に調節することが可能となる。
10 ヒンジケース(ケース部材)
25 回動軸
30 固定プレート(回動部材)
31 カム部
32 収容筒部
33 遮蔽部
35 ダンパー部材
40 スライド部材
100 ヒンジ
L 粘性流体

Claims (2)

  1. 一端側に底部、他端側に開口部が形成された筒状のケース部材と、該ケース部材の他端側において前記ケース部材と相対回転不能に挿通される回動軸と、前記ケース部材の内部で摺動可能に収容されるスライド部材と、前記ケース部材内部の他端側において前記回動軸により軸支される回動部材と、前記ケース部材の前記底部と前記スライド部材との間に介挿されるバネ部材と、を備え、
    前記回動部材は、前記ケース部材に対して相対的に回動することにより、第一位置と第二位置との間を遷移可能に設けられ、
    前記回動部材における前記スライド部材の側には、前記スライド部材に当接するとともに、前記回動部材の回動によって前記スライド部材に近接離間するカム部が形成され、
    前記バネ部材の付勢力により、前記回動部材が前記第一位置から前記第二位置に変位する一方向に力を付与されるヒンジであって、
    前記回動部材には、前記回動軸と同一軸上に中空円筒状の収容筒部が形成され、
    前記収容筒部の内周面には、半径方向内側に向かって延出される遮蔽部が形成され、
    前記回動部材の前記収容筒部には、前記収容筒部と同一軸上に円柱状のダンパー部材が収容され、
    前記ダンパー部材には、前記回動軸が相対回転不能に挿通され、
    前記ダンパー部材の外周面には、半径方向外側に向かって延出される抵抗部が形成され、
    前記遮蔽部の半径方向内側の端部が前記ダンパー部材の外周面に摺接されることにより、前記収容筒部の内部が複数の空間に分割され、
    前記回動部材の内周面と、前記ダンパー部材の外周面との間に粘性流体が充填され、前記収容筒部が蓋部材で閉塞されることにより、前記回動部材が前記第二位置から前記第一位置に変位する他方向に前記回動部材を回動した際の回動抵抗が、前記一方向に回動した際の回動抵抗に比べて大きくなるように構成され
    前記収容筒部の内周面と、前記ダンパー部材の外周面と、の間に、前記回動部材及び前記ダンパー部材と相対的に、かつ、所定範囲で回動可能にバルブ部材が介挿され、
    前記バルブ部材は内側に突出する凸部を備え、
    前記ダンパー部材の外周面には、前記抵抗部に隣接して、前記抵抗部及び他の外周面よりも半径方向外側に膨出する大径段部が形成され、
    前記回動部材が前記第二位置に位置する際には、前記ダンパー部材の前記抵抗部と前記バルブ部材の前記凸部との間に間隙が形成されて、前記回動部材は大きな回動抵抗を受けずに前記他方向に回動することができ、
    前記回動部材が前記第二位置に位置する状態から前記他方向に回動する際には、前記バルブ部材は前記回動部材の回動に伴って前記粘性流体に押し流されて回動し、
    前記バルブ部材が前記他方向に回動して、前記バルブ部材の前記凸部が前記ダンパー部材の前記大径段部に到達すると、前記粘性流体の流路が狭くなって前記回動部材に加わる回動抵抗が大きくなり、
    前記回動部材がさらに前記他方向に回動すると、前記ダンパー部材の前記抵抗部と前記バルブ部材の前記凸部とが当接し、前記粘性流体の流路がさらに狭くなって前記回動部材に加わる回動抵抗がより大きくなり、
    前記ダンパー部材の前記抵抗部と前記バルブ部材の前記凸部とが当接した後は、前記バルブ部材は回動せず、前記回動部材のみが前記第一位置になるまで前記他方向に回動する、
    ヒンジ。
  2. 前記ダンパー部材の外周面には切欠き部が形成され、
    前記切欠き部が、前記回動部材が前記第二位置に位置する際には前記遮蔽部を跨って位置することにより隣接する空間を連通し、前記回動部材が前記第一位置に位置する際には前記遮蔽部の間に位置することにより隣接する空間を連通しないことにより、前記回動部材を前記他方向に回動した際の回動抵抗が段階的に大きくなる、
    請求項1に記載のヒンジ。
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