JP2009200679A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 装置本体の大きさに影響を与えずに厚い原稿の画像読取に対応することができ、さらに、装置本体の原稿台より大きい原稿にも対応できる画像読取装置を提供する。
【解決手段】 読取機構を内蔵した装置本体1、51の原稿台2、52に、装置本体に対し回動可能に取り付けられた圧板3、53により原稿を押し付けて、原稿を読み取る画像読取装置である。装置本体側の一端部の回動中心に第1ヒンジ4a、54aを設けるとともに、圧板側の第1ヒンジと対向する端部に回動中心となる第2ヒンジ4b、54bを設け、第1ヒンジと第2ヒンジを両端部で回動可能なリンク部材4、54によって連結する。
【選択図】 図1
【解決手段】 読取機構を内蔵した装置本体1、51の原稿台2、52に、装置本体に対し回動可能に取り付けられた圧板3、53により原稿を押し付けて、原稿を読み取る画像読取装置である。装置本体側の一端部の回動中心に第1ヒンジ4a、54aを設けるとともに、圧板側の第1ヒンジと対向する端部に回動中心となる第2ヒンジ4b、54bを設け、第1ヒンジと第2ヒンジを両端部で回動可能なリンク部材4、54によって連結する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、読取機構を内蔵した装置本体の原稿台に、装置本体に取り付けられた圧板により原稿を押し付け、原稿を読み取る画像読取装置に関する。
スキャナ等の画像読取装置として、読取機構を内蔵した装置本体の原稿台に、該装置本体に対し回動可能に取り付けられた圧板により原稿を押し付け、該原稿を読み取る構成のものが使用されている。この画像読取装置においては、原稿台としてはガラス等の透明な板材が使用され、白地シートを有する圧板により原稿台に押し付けた原稿を、装置本体内の読取機構により走査することで画像を読み取っていく。
かかる画像読取装置において、厚い原稿を原稿台に押し付けるための構成として、圧板の所定幅内の一部に第1ヒンジおよび第2ヒンジ部を配設するものが特許文献1に開示されている。また、特許文献2には、圧板を回動させるヒンジを1箇所のみとし、圧板の軸のみが装置本体に対して垂直方向に移動可能とし、圧板を引っ張りバネにより装置本体側へ引き込む方向に付勢するように構成した画像読取装置が開示されている。
特開平05−034842号公報
特開平11−305358号公報
特許文献1の構成では、圧板の所定幅内の一部に第1ヒンジおよび第2ヒンジが配設されている。このため、所定幅内である第1ヒンジと原稿台ガラスの端面との距離によって圧板の離間距離が決定されることになり、圧板の離間距離が装置本体の大きさによって制限されるという課題があった。さらに、圧板が急に閉まることを防止するために、緩衝機構によって第1ヒンジの軸部に摩擦抵抗などを与える構成を採ると、圧板を閉めるときに第2ヒンジのみが回動し、第1ヒンジは摩擦力により回動できなくなる。つまり、緩衝機構を設けると圧板を閉じることができなくなるため、緩衝機構を同時に設けることができないという課題があった。
また、特許文献2の構成では、装置本体に対して圧板側のヒンジ軸のみが垂直方向に移動可能であるため、圧板の離間距離は装置本体の厚さによって制限されることになる。このため、厚い原稿に対応するためには画像読取装置自体を厚くせねばならないという課題があった。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、装置本体の大きさに影響を与えずに厚い原稿の画像読取に対応することができる画像読取装置を提供することである。
本発明は、読取機構を内蔵した装置本体の原稿台に、該装置本体に対し回動可能に取り付けられた圧板により原稿を押し付けて、該原稿を読み取る画像読取装置において、前記装置本体側の一端部の回動中心に第1ヒンジを設けるとともに、前記圧板側の前記第1ヒンジと対向する端部に回動中心となる第2ヒンジを設け、前記第1ヒンジと前記第2ヒンジを両端部で回動可能なリンク部材によって連結することを特徴とする。
本発明によれば、装置本体の大きさに影響を与えずに厚い原稿の画像読取に対応することができる画像読取装置が提供される。
以下に本発明の実施形態を説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係る画像読取装置の圧板を開いたときの斜視図である。図2は図1の画像読取装置の圧板を閉じたときの斜視図である。図3は図1の画像読取装置で厚い原稿を読み取るときる側面図である。図4は図1の画像読取装置で大きい原稿を原稿台に載置したときの斜視図である。図5は図1の画像読取装置の第1ヒンジの拡大断面図である。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係る画像読取装置の圧板を開いたときの斜視図である。図2は図1の画像読取装置の圧板を閉じたときの斜視図である。図3は図1の画像読取装置で厚い原稿を読み取るときる側面図である。図4は図1の画像読取装置で大きい原稿を原稿台に載置したときの斜視図である。図5は図1の画像読取装置の第1ヒンジの拡大断面図である。
画像読取装置は、読取機構を内蔵した装置本体1の原稿台2に、装置本体1に対し回動可能に取り付けられた圧板3により原稿を押し付けて、原稿の画像を読み取るように構成されている。原稿台2はガラス等の透明な板材で構成されており、原稿台ガラスとも称される。装置本体1の内部には、縮小光学系または等倍光学系を用いた読取ユニットを走査させることにより原稿台2の表面に押し付けられた原稿を原稿台2の裏面から読み取る読取機構が配設されている。装置本体1側の一端部には回動中心を構成する第1ヒンジ4aが設けられており、原稿台2に原稿を押し付けるための圧板3は第1ヒンジ4aを中心に回動させることで開閉するように取り付けられている。第1ヒンジ4aは、装置本体1の図示左側端部(装置の後部)に設けられている。
圧板3の原稿台2と対向する押圧面には、例えばスポンジシートに白色のプラスチックシートを張り付けて構成された白地シート5が接合されている。この白地シート5は、原稿範囲外の領域を読み取るときに、その領域が白く読み取られるようにするためのものである。また、白地シート5は、原稿を原稿台2に均一に押し付けるとともに、外光が装置本体1内の読取ユニットに入らないようにするためのものである。圧板3の第1ヒンジ4aと対向する端部には、回動中心となる第2ヒンジ4bが設けられている。各ヒンジ4a、4bは兆番で構成されている。そして、第1ヒンジ4aと第2ヒンジ4bはリンク部材4によって連結されている。この場合、リンク部材4は、その両端部で各ヒンジ4a、4bに対して回動可能に連結されている。
第1ヒンジ4aおよび第2ヒンジ4b、並びにこれらを連結するリンク部材4は、図示のように、白地シート5および原稿台2を挟むようにして装置の両側の2箇所に配されている。圧板3の開閉時の回動中心となる第1ヒンジ4aと対向する端部には、圧板3を開閉するときの把持部となる開閉操作部3aが設けられており、開閉操作部3aを持って圧板3を操作し、リンク部材4が第1ヒンジ4aで回動することで、圧板3を開閉する。また、圧板3の両側の白地シート5を挟む位置には溝状の凹部3dが形成されている。これらの凹部3dには、圧板3を閉じたとき、第2ヒンジ4bとともにリンク部材4および第1ヒンジ4aが収容される。これらの凹部3dは、圧板3を閉じたときに、リンク部材4、第1ヒンジ4aおよび第2ヒンジ4bが他の部品と干渉するなどの障害とならないようにするものである。
次に、厚い原稿を読み取る場合を説明する。この厚い原稿には、複数枚の原稿を重ねたり、綴じたりしたものも含まれる。この場合は、図3に示すように、厚い原稿Dによって圧板3が原稿台2から離間させられる。その際、装置本体1と圧板3はリンク部材4によって連結されており、第1ヒンジ4aと第2ヒンジ4bが両方とも自由に回動する。すなわち、圧板3を開閉するときは上述のように第1ヒンジ4aが回動するが、原稿が厚いときは第1ヒンジ4aおよび第2ヒンジ4bの両方が圧板3を閉じたときの状態から回動することにより圧板3が原稿台2から離間する。この場合、リンク部材4は、原稿台2に対して略平行に離間させるのみならず、原稿Dの厚さ方向の形状に応じて離間させることができる。これにより、圧板3は厚い原稿Dを垂直方向から均一に押圧することができ、原稿の浮きを抑えた状態で画像を精確に読み取ることができる。なお、通常の薄い原稿の場合は、第1ヒンジ4aおよび第2ヒンジ4bをほとんど回動させることなく(リンク部材4が凹部3dに収容された状態から回動させることなく)、原稿を原稿台2に押し付けて読み取ることができる。
次に、大きい原稿を読み取る場合を説明する。図4に示すように原稿台2より大きい原稿Eを読み取るときは、原稿Eが装置本体1とリンク部材4との間に挟まれた状態で読取動作が行われる。つまり、原稿台2より大きい原稿Eを読み取るために圧板3を閉じたとき、原稿Eが原稿台2とリンク部材4との間に位置する状態となる。その際、リンク部材4は、前述のように圧板3に形成された凹部3d内に収容されるので、原稿Eと干渉して該原稿を傷めることはない。
また、原稿台2より広く、かつ厚い原稿を読み取る場合、すなわち大きい原稿Eが一定厚さより厚い場合は、原稿Eとリンク部材4が干渉することになる。そこで、原稿台2より大きい厚い原稿を読み取るために圧板3を閉じたとき、第1ヒンジ4aの部分でリンク部材4が原稿台2から離間する方向へ移動可能になっている。すなわち、図5に示すように、圧板3を開閉するときの回動中心となる第1ヒンジ4aにおいては、装置本体1側のヒンジ軸1aに対して、リンク部材4は原稿の厚さ方向に長い長孔を介して回動可能に連結されている。このように、第1ヒンジ4aが装置本体1のヒンジ軸1aに対して原稿台2と垂直な方向に一定距離だけ移動可能にすることにより、広くて厚い原稿Eとリンク部材4との干渉を軽減もしくは無くすことができる。これにより、原稿Eへの悪影響を防止することができる。
前述のように第1ヒンジ4aの嵌合部を原稿台2と垂直な方向へ移動可能にする代わりに、リンク部材4を変形可能な弾性材料で形成しても良い。すなわち、リンク部材4を変形可能な弾性材で形成することにより、弾性変位により第1ヒンジ4aの部分で原稿台2から離間する方向へ移動可能にしても良く、かかる構成によっても、広くて厚い原稿Eのリンク部材4との干渉によるダメージを防ぐことができる。なお、圧板3は、第2ヒンジ4bを中心に回動可能であることから、必要に応じて、圧板3側の第2ヒンジ4bを回動中心として圧板3を開閉させるような使用方法も可能である。
また、圧板3を開閉するときに圧板3が急激に閉まることを防ぐため、あるいは、圧板3を開くときに必要な操作力を軽減するために、圧板3の開閉時の回動軸となる第1ヒンジ4aに回動速度に対抗する減衰力を発生する緩衝手段を設けても良い。つまり、圧板3が急に閉まることを防止するための緩衝手段を第1ヒンジ4aの部分に設けることにより、圧板開閉時の操作性の向上と部品間の衝突防止を図ることができる。この緩衝手段としては、例えば第1ヒンジ4aのヒンジ軸1aに摺動摩擦や粘性流体により圧板3が閉じるときの回動速度に対する抵抗力(減衰力)を発生する機構を用いることができる。
本実施形態によれば、装置本体1の大きさに影響を与えずに厚い原稿の画像読取に対応することができる画像読取装置が提供される。また、原稿台2より大きい原稿にも対応することができる画像読取装置が提供される。さらに、圧板3を閉じるときの回動速度に対抗する減衰力を発生する緩衝手段、すなわち圧板3が急に閉まることを防止する緩衝手段を設けることにより、圧板3の操作性の向上並びに装置の耐久性の向上を図ることができる。
〔第2の実施形態〕
図6は第2の実施形態に係る画像読取装置の圧板を開いたときの斜視図である。図7は図6の画像読取装置の圧板を閉じたときの斜視図である。図8は図6の画像読取装置で厚い原稿を読み取るときる側面図である。図9は図6の画像読取装置で大きい原稿を原稿台に載置したときの斜視図である。図10は図6の画像読取装置の第2ヒンジの拡大断面図である。
図6は第2の実施形態に係る画像読取装置の圧板を開いたときの斜視図である。図7は図6の画像読取装置の圧板を閉じたときの斜視図である。図8は図6の画像読取装置で厚い原稿を読み取るときる側面図である。図9は図6の画像読取装置で大きい原稿を原稿台に載置したときの斜視図である。図10は図6の画像読取装置の第2ヒンジの拡大断面図である。
画像読取装置は、読取機構を内蔵した装置本体51の原稿台52に、装置本体51に対し回動可能に取り付けられた圧板53により原稿を押し付けて、原稿の画像を読み取るように構成されている。原稿台52はガラス等の透明な板材で構成されており、原稿台ガラスとも称される。装置本体51の内部には、縮小光学系または等倍光学系を用いた読取ユニットを走査させることにより原稿台52の表面に押し付けられた原稿を原稿台52の裏面から読み取る読取機構が配設されている。装置本体51側の一端部には回動中心を構成する第1ヒンジ54aが設けられており、圧板53の第1ヒンジ54aと対向する端部には回動中心を構成する第2ヒンジ54bが設けられている。原稿を原稿台52に押し付けるための圧板53は第2ヒンジ54bを中心に回動させて開閉するように取り付けられている。第1ヒンジ54aは装置本体51の図示右側端部(装置の前部)に設けられており、第2ヒンジ54bは圧板53の図示左側端部(装置の後部)に設けられている。
圧板53の原稿台52と対向する押圧面には、例えばスポンジシートに白色のプラスチックシートを張り付けて構成された白地シート55が接合されている。この白地シート55は、原稿範囲外の領域を読み取るときに、その領域が白く読み取られるようにするためのものである。また、白地シート55は、原稿を原稿台52に均一に押し付けるとともに、外光が装置本体51内の読取ユニットに入らないようにするためのものである。装置本体51の一端部に設けられた第1ヒンジ54aと圧板53の他端部に設けられた第2ヒンジ54bとは、リンク部材54によって連結されている。各ヒンジ54a、54bは兆番で構成されており、リンク部材54はその両端部で各ヒンジ54a、54bに対して回動可能に連結されている。
第1ヒンジ54aおよび第2ヒンジ54b、並びにこれらを連結するリンク部材54は、図示のように、原稿台52および白地シート55を挟むようにして装置の両側の2箇所に配されている。圧板53の開閉時の回動中心となる第2ヒンジ54bと対向する端部には、圧板53を開閉するときの把持部となる開閉操作部53aが設けられている。この開閉操作部53aを持って圧板53を操作し、リンク部材54が第2ヒンジ54bで回動することで、圧板53を開閉する。また、装置本体51の両側の原稿台52を挟む位置には溝状の凹部51dが形成されている。これらの凹部51dには、圧板53を閉じたとき、第1ヒンジ54aとともにリンク部材54および第2ヒンジ54bが収容される。これらの凹部51dは、圧板53を閉じたときに、リンク部材54、第1ヒンジ54aおよび第2ヒンジ54bが他部品に干渉するなどの障害とならないようにするものである。
次に、厚い原稿を読み取る場合を説明する。この厚い原稿には、複数枚の原稿を重ねたり、綴じたりしたものも含まれる。この場合は、図8に示すように、原稿Dによって圧板53が原稿台52から離間させられる。その際、装置本体51と圧板53はリンク部材54によって連結されており、第1ヒンジ54aと第2ヒンジ54bが両方とも自由に回動する。すなわち、圧板53を開閉するときは上述のように第2ヒンジ54bが回動するが、原稿が厚いときは、第1ヒンジ54aおよび第2ヒンジ54bの両方が圧板53を閉じたときの状態から回動することにより、圧板53が原稿台52から離間する。この場合、リンク部材54は、原稿台52に対して略平行に離間させるのみならず、原稿Dの厚さ方向の形状に応じて離間させることができる。これにより、圧板53は厚い原稿Dを垂直方向から均一に押圧することができ、原稿の浮きを抑えた状態で画像を精確に読み取ることができる。なお、通常の薄い原稿の場合は、第2ヒンジ54bおよび第1ヒンジ54aをほとんど回動させることなく(リンク部材54が凹部51dに収容された状態から回動させることなく)、原稿を原稿台52に押し付けて読み取ることができる。
次に、大きい原稿を読み取る場合を説明する。図9に示すように原稿台52より大きい原稿Eを読み取るときは、原稿Eが圧板53とリンク部材54との間に挟まれた状態で読取動作が行われる。つまり、原稿台52より大きい原稿Eを読み取るために圧板53を閉じたとき、原稿Eが圧板53とリンク部材54との間に位置する状態となる。その際、リンク部材54は、前述のように装置本体51に形成された凹部51d内に収容されるので、原稿Eと干渉して該原稿を傷めることはない。
また、原稿台52より広く、かつ厚い原稿を読み取る場合、すなわち大きい原稿Eが一定厚さより厚い場合は、原稿Eとリンク部材54が干渉することになる。そこで、本実施形態では、原稿台52より大きい厚い原稿を読み取るために圧板53を閉じたとき、第2ヒンジ54bの部分でリンク部材54が圧板53から離間する方向へ移動可能になっている。すなわち、図10に示すように、圧板53を開閉するときの回動中心となる第2ヒンジ54bにおいては、圧板53側のヒンジ軸53bに対して、リンク部材54は原稿の厚さ方向に長い長孔を介して回動可能に連結されている。このように、第2ヒンジ54bが圧板53のヒンジ軸53aに対して圧板53と垂直な方向に一定距離だけ移動可能にすることにより、広くて厚い原稿Eとリンク部材54との干渉を軽減もしくは無くすことができる。これにより、原稿Eへの悪影響を防止することができる。
前述のように第2ヒンジ54bの嵌合部を圧板53と垂直な方向へ移動可能にする代わりに、リンク部材54を変形可能な弾性材料で形成しても良い。すなわち、リンク部材54を変形可能な弾性材で形成することにより、弾性変位により第2ヒンジ54bの部分で圧板53から離間する方向へ移動可能にしても良い。かかる構成によっても、広くて厚い原稿Eのリンク部材54との干渉によるダメージを防ぐことができる。なお、圧板53は、第1ヒンジ54aを中心に回動可能であることから、必要に応じて、装置本体51側の第1ヒンジ54aを回動中心として圧板53を開閉させるような使用方法も可能である。
また、圧板53を開閉するときに圧板53が急激に閉まることを防ぐため、あるいは、圧板53を開くときに必要な操作力を軽減するために、圧板53の開閉時の回動軸となる第2ヒンジ54bに回動速度に対抗する減衰力を発生する緩衝手段を設けても良い。つまり、圧板53が急に閉まることを防止するための緩衝手段を第2ヒンジ54bの部分に設けることにより、圧板開閉時の操作性の向上と部品間の衝突防止を図ることができる。この緩衝手段としては、例えば第2ヒンジ54bのヒンジ軸53bに摺動摩擦や粘性流体により圧板53が閉じるときの回動速度に対する抵抗力(減衰力)を発生する機構を用いることができる。
本実施形態によっても、装置本体51の大きさに影響を与えずに厚い原稿の画像読取に対応することができる画像読取装置が提供される。また、原稿台52より大きい原稿にも対応することができる画像読取装置が提供される。さらに、圧板53を閉じるときの回動速度に対抗する減衰力を発生する緩衝手段、すなわち圧板53が急に閉まることを防止する緩衝手段を設けることにより、圧板53の操作性の向上並びに装置の耐久性の向上を図ることができる。
1、51 装置本体
1a ヒンジ軸(装置本体)
2、52 原稿台
3、53 圧板
3a、53a 開閉操作部(圧板)
53b ヒンジ軸(圧板)
4、54 リンク部材
4a、54a 第1ヒンジ
4b、54b 第2ヒンジ
D 厚い原稿
E 大きい原稿
1a ヒンジ軸(装置本体)
2、52 原稿台
3、53 圧板
3a、53a 開閉操作部(圧板)
53b ヒンジ軸(圧板)
4、54 リンク部材
4a、54a 第1ヒンジ
4b、54b 第2ヒンジ
D 厚い原稿
E 大きい原稿
Claims (17)
- 読取機構を内蔵した装置本体の原稿台に、該装置本体に対し回動可能に取り付けられた圧板により原稿を押し付けて、該原稿を読み取る画像読取装置において、
前記装置本体側の一端部の回動中心に第1ヒンジを設けるとともに、前記圧板側の前記第1ヒンジと対向する端部に回動中心となる第2ヒンジを設け、
前記第1ヒンジと前記第2ヒンジを両端部で回動可能なリンク部材によって連結することを特徴とする画像読取装置。 - 前記圧板を前記第1ヒンジを中心に回動させて開閉することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記圧板の前記第1ヒンジと対向する端部に開閉操作部を設けることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
- 前記圧板を開閉するときは前記第1ヒンジが回動し、原稿が厚いときは前記第1ヒンジおよび前記第2ヒンジが回動することにより前記圧板が前記原稿台から離間することを特徴とする請求項2または3に記載の画像読取装置。
- 前記圧板に、前記圧板を閉じたときに前記第2ヒンジとともに前記リンク部材および前記第1ヒンジが収容される凹部が形成されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
- 前記原稿台より大きい原稿を読み取るために前記圧板を閉じたとき、該原稿が前記原稿台と前記リンク部材との間に位置することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
- 前記原稿台より大きい厚い原稿を読み取るために前記圧板を閉じたとき、前記第1ヒンジの部分で前記リンク部材が前記原稿台から離間する方向へ移動可能であることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
- 前記リンク部材は、変形可能な弾性材で形成されており、弾性変位により前記第1ヒンジの部分で前記原稿台から離間する方向へ移動可能であることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
- 前記圧板が急に閉まることを防止するための緩衝手段を前記第1ヒンジの部分に設けることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
- 前記圧板を前記第2ヒンジを中心に回動させて開閉することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記圧板の前記第2ヒンジと対向する端部に開閉操作部を設けることを特徴とする請求項10に記載の画像読取装置。
- 前記圧板を開閉するときは前記第2ヒンジが回動し、原稿が厚いときは前記第1ヒンジおよび前記第2ヒンジが回動することにより前記圧板が前記原稿台から離間することを特徴とする請求項10または11に記載の画像読取装置。
- 前記装置本体に、前記圧板を閉じたときに前記第1ヒンジとともに前記リンク部材および前記第2ヒンジが収容される凹部が形成されていることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の画像読取装置。
- 前記原稿台より大きい原稿を読み取るために前記圧板を閉じたとき、該原稿が前記圧板と前記リンク部材との間に位置することを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載の画像読取装置。
- 前記原稿台より大きい厚い原稿を読み取るために前記圧板を閉じたとき、前記第2ヒンジの部分で前記リンク部材が前記圧板から離間する方向へ移動可能であることを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載の画像読取装置。
- 前記リンク部材は、変形可能な弾性材で形成されており、弾性変位により前記第2ヒンジの部分で前記圧板から離間する方向へ移動可能であることを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載の画像読取装置。
- 前記圧板が急に閉まることを防止するための緩衝手段を前記第2ヒンジの部分に設けることを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載の画像読取装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015061114A (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-30 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
JP2018031846A (ja) * | 2016-08-23 | 2018-03-01 | 下西技研工業株式会社 | ヒンジ |
-
2008
- 2008-02-20 JP JP2008038421A patent/JP2009200679A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015061114A (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-30 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
JP2018031846A (ja) * | 2016-08-23 | 2018-03-01 | 下西技研工業株式会社 | ヒンジ |
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