JP5716778B2 - 電子部品の製造方法 - Google Patents

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本発明は、電子部品の製造方法に関し、より特定的には、絶縁体層が積層されてなる積層体を備える電子部品の製造方法に関する。
従来の電子部品の製造方法に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載のコモンモードチョークコイルの製造方法が知られている。該コモンモードチョークコイルは、第1コイル導体層、第2コイル導体層、第1引き出し電極層及び第2引き出し電極層を備えている。第1コイル導体層及び第2コイル導体層は渦巻状をなしている。第1引き出し電極層は、第1コイル導体層に接続されている。第2引き出し電極層は、第2コイル導体層に接続されている。また、第1コイル導体層、第2コイル導体層、第1引き出し電極層及び第2引き出し電極層は、異なる絶縁体層上に形成されている。
ところで、前記コモンモードチョークコイルを作製する場合には、第1コイル導体層、第2コイル導体層、第1引き出し電極層及び第2引き出し電極層が形成された4種類の絶縁体層を準備し、これらを積層する必要がある。そのため、該コモンモードチョークコイルの製造方法では、第1コイル導体層、第2コイル導体層、第1引き出し電極層及び第2引き出し電極層を絶縁体層に形成するための4種類のマスクが必要となる。このように、多くのマスクが必要となると、コモンモードチョークコイルの製造コストが高騰する。
特開2005−116647号公報
そこで、本発明の目的は、電子部品の製造に用いられるマスクの種類を減らすことができる電子部品の製造方法を提供することである。
本発明の一形態に係る電子部品の製造方法は、第1の絶縁体層ないし第2n(nは自然数)の絶縁体層を含む複数の絶縁体層が積層されてなる積層体と、該第1の絶縁体層ないし該第2nの絶縁体層のそれぞれに設けられている第1の導体層ないし第2nの導体層とを備えた電子部品の製造方法であって、複数の第m(mは、1〜nの自然数)の導体層及び第mのグリーンシートの法線方向から平面視したときに該複数の第mの導体層と180°異なる方向を向く複数の第2n−m+1の導体層を、該複数の第mの導体層と該複数の第2n−m+1の導体層とが該第mのグリーンシートの所定の点に関して点対称な関係となるように該第mのグリーンシートに形成する導体形成工程と、前記第1のグリーンシートないし前記第mのグリーンシートをこの順に積層する第1の積層工程と、前記第1の積層工程において積層した前記第1のグリーンシートないし前記第mのグリーンシートに関して前記所定の点を中心として180°回転させた前記第1のグリーンシートないし前記第mのグリーンシートを、該第1の積層工程において積層した前記第mのグリーンシート上にこの順の逆の順に積層する第2の積層工程と、を備えていること、を特徴とする。
本発明によれば、電子部品の製造に用いられるマスクの種類を減らすことができる。
第1の実施形態に係る電子部品の製造方法において製造される電子部品の外観斜視図である。 図1の電子部品の積層体の分解斜視図である。 マザーグリーンシートが積層される様子を示した斜視図である。 電子部品の製造方法において用いられるマザーグリーンシートを平面視した図である。 電子部品の製造方法において用いられるマザーグリーンシートを平面視した図である。 電子部品の製造方法において用いられるマザーグリーンシートを平面視した図である。 電子部品の製造方法において用いられるマザーグリーンシートを平面視した図である。 第1のパターンの積層体の断面構造図である。 第2のパターンの積層体の断面構造図である。 第2の実施形態に係る電子部品の製造方法において製造される電子部品の外観斜視図である。 図10の電子部品の積層体の分解斜視図である。 マザーグリーンシートが積層される様子を示した斜視図である。 電子部品の製造方法において用いられるマザーグリーンシートを平面視した図である。 電子部品の製造方法において用いられるマザーグリーンシートを平面視した図である。 電子部品の製造方法において用いられるマザーグリーンシートを平面視した図である。 電子部品の製造方法において用いられるマザーグリーンシートを平面視した図である。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態に係る電子部品の製造方法について説明する。図1は、第1の実施形態に係る電子部品の製造方法において製造される電子部品10の外観斜視図である。図2は、図1の電子部品10の積層体12の分解斜視図である。以下では、電子部品10の積層方向をz軸方向と定義し、z軸方向から電子部品10を平面視したときに2辺が延在している方向をx軸方向及びy軸方向と定義する。x軸方向、y軸方向及びz軸方向は互いに直交している。
電子部品10は、図1及び図2に示すように、積層体12、外部電極14a〜14d、コイル導体層18a,18b、引き出し導体層20a〜20d及びビアホール導体b1,b2を備えている。電子部品10は、例えば、コモンモードチョークコイルとして用いられる。なお、コモンモードチョークコイルは、一般的な電子部品であるので、詳細な説明については省略する。
積層体12は、直方体状をなしており、絶縁体層16a〜16jがz軸方向の正方向側から負方向側へとこの順に積層されて構成されている。絶縁体層16a〜16c,16g〜16jは、図2に示すように、正方形状をなしており、例えば、Ni−Cu−Zn系の磁性フェライトにより作製されている。絶縁体層16d〜16fは、図2に示すように、正方形状をなしており、例えば、Cu−Zn系の非磁性フェライトにより作製されている。以下では、絶縁体層16a〜16jのz軸方向の正方向側の面を表面と呼び、絶縁体層16a〜16jのz軸方向の負方向側の面を裏面と呼ぶ。
コイル導体層18aは、絶縁体層16eの表面上に設けられており、時計回り方向に周回しながら中心に向かう渦巻状をなしている。コイル導体層18bは、絶縁体層16fの表面上に設けられており、反時計回り方向に周回しながら中心に向かう渦巻状をなしている。コイル導体層18a,18bは、z軸方向から平面視したときに、重なり合っている。これにより、コイル導体層18a,18bは互いに磁界結合している。
引き出し導体層20aは、絶縁体層16dの表面上に設けられており、絶縁体層16dの中央付近から絶縁体層16dのy軸方向の正方向側の辺に引き出されている。引き出し導体層20aのy軸方向の負方向側の端部は、z軸方向から平面視したときに、コイル導体層18aの内側の端部と重なっている。引き出し導体層20aのy軸方向の正方向側の端部は、絶縁体層16dのy軸方向の正方向側の辺の中央よりもx軸方向の負方向側に位置している。
引き出し導体層20bは、絶縁体層16eの表面上に設けられており、コイル導体層18aの外側の端部から絶縁体層16eのy軸方向の負方向側の辺に引き出されている。引き出し導体層20bのy軸方向の負方向側の端部は、絶縁体層16eのy軸方向の負方向側の辺の中央よりもx軸方向の負方向側に位置している。
引き出し導体層20cは、絶縁体層16fの表面上に設けられており、コイル導体層18bの外側の端部から絶縁体層16fのy軸方向の負方向側の辺に引き出されている。引き出し導体層20cのy軸方向の負方向側の端部は、絶縁体層16fのy軸方向の負方向側の辺の中央よりもx軸方向の正方向側に位置している。
引き出し導体層20dは、絶縁体層16gの表面上に設けられており、絶縁体層16gの中央付近から絶縁体層16gのy軸方向の正方向側の辺に引き出されている。引き出し導体層20dのy軸方向の負方向側の端部は、z軸方向から平面視したときに、コイル導体層18bの内側の端部と重なっている。引き出し導体層20dのy軸方向の正方向側の端部は、絶縁体層16gのy軸方向の正方向側の辺の中央よりもx軸方向の正方向側に位置している。
ビアホール導体b1は、絶縁体層16dをz軸方向に貫通しており、引き出し導体層20aのy軸方向の負方向側の端部とコイル導体層18aの内側の端部とを接続している。ビアホール導体b2は、絶縁体層16fをz軸方向に貫通しており、引き出し導体層20dのy軸方向の負方向側の端部とコイル導体層18bの内側の端部とを接続している。
外部電極14a,14dは、積層体12のy軸方向の正方向側の側面においてz軸方向に延在している。また、外部電極14a,14dのz軸方向の両端は、積層体12のz軸方向の正方向側の上面及びz軸方向の負方向側の底面に折り返されている。外部電極14aは、引き出し導体層20aに接続されている。外部電極14dは、引き出し導体層20dに接続されている。
外部電極14b,14cは、積層体12のy軸方向の負方向側の側面においてz軸方向に延在している。また、外部電極14b,14cのz軸方向のz軸方向の両端は、積層体12のz軸方向の正方向側の上面及びz軸方向の負方向側の底面に折り返されている。外部電極14bは、引き出し導体層20bに接続されている。外部電極14cは、引き出し導体層20cに接続されている。
以上のように構成された電子部品10の製造方法について図面を参照しながら説明する。図3は、マザーグリーンシート116a〜116dが積層される様子を示した斜視図である。図4は、電子部品10の製造方法において用いられるマザーグリーンシート116aを平面視した図である。図5は、電子部品10の製造方法において用いられるマザーグリーンシート116bを平面視した図である。図6は、電子部品10の製造方法において用いられるマザーグリーンシート116cを平面視した図である。図7は、電子部品10の製造方法において用いられるマザーグリーンシート116dを平面視した図である。
電子部品10の製造方法では、図3に示すように、マザーグリーンシート116a〜116dをz軸方向の正方向側から負方向側へとこの順に積層する。なお、マザーグリーンシート116a〜116dよりもz軸方向の正方向側及び負方向側にもマザーグリーンシート(図示せず)が積層されるが、以下ではその説明を省略する。
まず、マザーグリーンシート116a〜116dを準備する。マザーグリーンシート116a,116dは、絶縁体層16d,16gが6行6列の行列状に配置された未焼成のシートである。マザーグリーンシート116b,116cは、絶縁体層16e,16fが6行6列の行列状に配置された未焼成のシートである。
次に、マザーグリーンシート116aにおいて、ビアホール導体b1,b11が形成される位置にレーザービームを照射して、ビアホールを形成する。ビアホール導体b11は、引き出し導体層20dのy軸方向の正方向側の端部とコイル導体層18bの内側の端部とを接続する。更に、形成したビアホールに対して導電性ペーストを充填することによって、ビアホール導体b1,b11を形成する。
次に、マザーグリーンシート116cにおいて、ビアホール導体b2,b12が形成される位置にレーザービームを照射して、ビアホールを形成する。ビアホール導体b12は、コイル導体層18aの内側の端部と引き出し導体層20aのy軸方向の負方向側の端部とを接続する。更に、形成したビアホールに対して導電性ペーストを充填することによって、ビアホール導体b2,b12を形成する。
次に、図4に示すように、マザーグリーンシート116a(第1のグリーンシート)の表面上に複数の引き出し導体層20a(第1の導体層)及び複数の引き出し導体層20d(第4の導体層)を行列状に並べて形成する。より詳細には、図4に示す引き出し導体層20aは、マザーグリーンシート116aの表面上において、z軸方向から平面視したときに、図2に示す引き出し導体層20aと同じ方向を向くように形成されている。一方、図4に示す引き出し導体層20dは、マザーグリーンシート116aの表面上において、z軸方向から平面視したときに、図2に示す引き出し導体層20dと180°異なる方向を向くように形成されている。すなわち、マザーグリーンシート116aにおいて、引き出し導体層20dは、z軸方向から平面視したときに、引き出し導体層20aと180°異なる方向を向いている。
また、引き出し導体層20aと引き出し導体層20dとは、マザーグリーンシート116aの表面の中心点Pに関して点対称な関係となるように形成されている。本実施形態では、1行目(y軸方向の最も正方向側の行)、3行目(y軸方向の正方向側から3番目の行)及び5行目(y軸方向の正方向側から5番目の行)にはそれぞれ、6つの引き出し導体層20aが並んでいる。2行目(y軸方向の正方向側の2番目の行)、4行目(y軸方向の正方向側から4番目の行)及び6行目(y軸方向の正方向側から6番目の行)にはそれぞれ、6つの引き出し導体層20dが並んでいる。なお、引き出し導体層20a,20dの形成は、マスクを介してスクリーン印刷によって行われてもよいし、マスクを用いたフォトリソグラフィによって行われてもよい。
次に、図5に示すように、マザーグリーンシート116b(第2のグリーンシート)の表面上に複数のコイル導体層18a及び複数の引き出し導体層20b(第2の導体層)並びに複数のコイル導体層18b及び複数の引き出し導体層20c(第3の導体層)を行列状に並べて形成する。より詳細には、図5に示すコイル導体層18a及び引き出し導体層20bは、マザーグリーンシート116bの表面上において、z軸方向から平面視したときに、図2に示すコイル導体層18a及び引き出し導体層20bと同じ方向を向くように形成されている。一方、図5に示すコイル導体層18b及び引き出し導体層20cは、マザーグリーンシート116bの表面上において、z軸方向から平面視したときに、図2に示すコイル導体層18b及び引き出し導体層20cと180°異なる方向を向くように形成されている。すなわち、マザーグリーンシート116bにおいて、コイル導体層18b及び引き出し導体層20cは、z軸方向から平面視したときに、コイル導体層18a及び引き出し導体層20bと180°異なる方向を向いている。
また、コイル導体層18a及び引き出し導体層20bとコイル導体層18b及び引き出し導体層20cとは、マザーグリーンシート116bの表面の中心点Pに関して点対称な関係となるように形成されている。本実施形態では、1行目(y軸方向の最も正方向側の行)、3行目(y軸方向の正方向側から3番目の行)及び5行目(y軸方向の正方向側から5番目の行)にはそれぞれ、6つのコイル導体層18a及び引き出し導体層20bが並んでいる。2行目(y軸方向の正方向側の2番目の行)、4行目(y軸方向の正方向側から4番目の行)及び6行目(y軸方向の正方向側から6番目の行)にはそれぞれ、6つのコイル導体層18b及び引き出し導体層20cが並んでいる。なお、コイル導体層18a,18b及び引き出し導体層20b,20cの形成は、マスクを介してスクリーン印刷によって行われてもよいし、マスクを用いたフォトリソグラフィによって行われてもよい。
次に、図6に示すように、マザーグリーンシート116c(第3のグリーンシート)の表面上に複数のコイル導体層18a及び複数の引き出し導体層20b(第2の導体層)及び複数のコイル導体層18b及び複数の引き出し導体層20c(第3の導体層)を行列状に並べて形成する。なお、コイル導体層18a,18b及び引き出し導体層20b,20cのマザーグリーンシート116cに対する形成工程は、コイル導体層18a,18b及び引き出し導体層20b,20cのマザーグリーンシート116bに対する形成工程と同じであるので説明を省略する。
次に、図7に示すように、マザーグリーンシート116d(第4のグリーンシート)の表面上に複数の引き出し導体層20a(第1の導体層)及び複数の引き出し導体層20d(第4の導体層)を行列状に並べて形成する。なお、引き出し導体層20a,20dのマザーグリーンシート116dに対する形成工程は、引き出し導体層20a,20dのマザーグリーンシート116aに対する形成工程と同じであるので説明を省略する。
次に、マザーグリーンシート116a〜116dをz軸方向の正方向側から負方向側へとこの順に積層する。以下に、マザーグリーンシート116a〜116dの積層工程について説明する。
具体的には、表面が下側を向くようにマザーグリーンシート116aをセットする。そして、表面が下側を向くようにマザーグリーンシート116bをマザーグリーンシート116a上に積層する。
次に、表面が下側を向くようにマザーグリーンシート116cをマザーグリーンシート116b上に積層する。この際、図6に示す状態のマザーグリーンシート116cを、中心点Pを中心として180°だけ回転させてマザーグリーンシート116b上に積層する。すなわち、マザーグリーンシート116bに関して中心点Pを中心として180°回転させたマザーグリーンシート116cをマザーグリーンシート116b上に積層する。
次に、表面が下側を向くようにマザーグリーンシート116dをマザーグリーンシート116c上に積層する。この際、図7に示す状態のマザーグリーンシート116dを、中心点Pを中心として180°だけ回転させてマザーグリーンシート116c上に積層する。すなわち、マザーグリーンシート116aに関して中心点Pを中心として180°回転させたマザーグリーンシート116dをマザーグリーンシート116c上に積層する。なお、マザーグリーンシート116aのz軸方向の正方向側には、絶縁体層16a〜16cとなる3層のマザーグリーンシートが積層される。また、マザーグリーンシート116dのz軸方向の負方向側には、絶縁体層16h〜16jとなる3層のマザーグリーンシートが積層される。ただし、これらのマザーグリーンシートの積層工程については、一般的な工程であるので説明を省略する。積層工程の最後には、マザーグリーンシート116a〜116dにより構成されるマザー積層体に対して静水圧プレスを施す。
次に、マザー積層体をカット刃により所定寸法の積層体12にカットする。その後、未焼成の積層体12に、脱バインダー処理及び焼成を施す。
次に、外部電極14a〜14dを形成する。まず、Agを主成分とする導電性材料からなる電極ペーストを積層体12の表面に塗布する。次に、塗布した電極ペーストを約800℃の温度で1時間の条件で焼き付ける。これにより、外部電極14a〜14dの下地電極が形成される。
最後に、下地電極の表面にNi/Snめっきを施す。これにより、外部電極14a〜14dが形成される。以上の工程により、電子部品10が完成する。
なお、本実施形態に係る電子部品10の製造方法では、引き出し導体層20a(第1の導体層)、コイル導体層18a及び引き出し導体層20b(第2の導体層)、コイル導体層18b及び引き出し導体層20c(第3の導体層)及び引き出し導体層20d(第4の導体層)の4層の導体層により構成される電子部品10の製造方法について説明した。しかしながら、電子部品10の製造方法は、2n(nは自然数)層の導体層を備えた電子部品の製造方法に対しても適用可能である。電子部品において、第1の導体層ないし第2nの導体層はそれぞれ、第1の絶縁体層ないし第2nの絶縁体層に設けられている。
まず、複数の第m(mは、1〜nの自然数)の導体層及び第mのグリーンシートの法線方向から平面視したときに該複数の第mの導体層と180°異なる方向を向く複数の第2n−m+1の導体層を、複数の第mの導体層と複数の第2n−m+1の導体層とが第mのグリーンシートの所定の点に関して点対称な関係となるように第mのグリーンシートに形成する。
次に、第1のグリーンシートないし第mのグリーンシートをこの順に積層する。更に、積層した第1のグリーンシートないし第mのグリーンシートに関して中心点を中心として180°回転させた第1のグリーンシートないし第mのグリーンシートを、積層した第mのグリーンシート上にこの順の逆の順に積層する。これにより、2n層の導体層を備えた電子部品が完成する。
(効果)
本実施形態に係る電子部品10の製造方法によれば、電子部品10の製造に用いられるマスクの種類を減らすことができる。より詳細には、マザーグリーンシート116a,116d(第1のグリーンシート及び第4のグリーンシート)の表面上において、z軸方向から平面視したときに、図2に示す引き出し導体層20a(第1の導体層)と同じ方向を向くように図4に示す引き出し導体層20a(第1の導体層)を形成する。また、マザーグリーンシート116a,116d(第1のグリーンシート及び第4のグリーンシート)の表面上において、z軸方向から平面視したときに、図2に示す引き出し導体層20d(第4の導体層)と180°異なる方向を向くように図4に示す引き出し導体層20d(第4の導体層)を形成する。このとき、マザーグリーンシート116a,116d(第1のグリーンシート及び第4のグリーンシート)の表面の中心点Pに関して点対称な関係となるように引き出し導体層20a(第1の導体層)と引き出し導体層20d(第4の導体層)とを形成する。同様に、マザーグリーンシート116b,116c(第3のグリーンシート及び第4のグリーンシート)の表面上に、コイル導体層18a及び引き出し導体層20b(第3の導体層)並びにコイル導体層18b及び引き出し導体層20c(第4の導体層)を形成する。そして、マザーグリーンシート116c,116d(第3のグリーンシート及び第4のグリーンシート)をマザーグリーンシート116a,116b(第1のグリーンシート及び第2のグリーンシート)に対して中心点Pを中心として180度回転させた後、マザーグリーンシート116a〜116dを積層する。これにより、以下に説明する第1のパターン及び第2のパターンの2種類の積層体12を得ることができる。図8は、第1のパターンの積層体12の断面構造図である。図9は、第2のパターンの積層体12の断面構造図である。以下に、第1のパターン及び第2のパターンの積層体12の第1の導体層(引き出し導体層20a)、第2の導体層(コイル導体層18a及び引き出し導体層20b)、第3の導体層(コイル導体層18b及び引き出し導体層20c)及び第4の導体層(引き出し導体層20d)の積層順を示す。
第1のパターン:第1の導体層、第2の導体層、第3の導体層、第4の導体層
第2のパターン:第4の導体層、第3の導体層、第2の導体層、第1の導体層
以上の2種類の積層体12は、図8及び図9に示すように、ビアホール導体の方向が異なっているものの、実質的に同じ内部構造を有している。すなわち、マザーグリーンシート116a〜116dが積層されて得られるマザーグリーンシートからは、実質的に同じ構造を有する積層体12が得られる。よって、電子部品10の製造方法によれば、2種類のマスクによって、4層の導体層からなる電子部品10を製造することができ、電子部品10の製造に用いられるマスクの種類を減らすことができる。
また、本実施形態に係る電子部品10の製造方法では、マザーグリーンシート116a〜116dにおいて無駄な領域が生じることを抑制できる。引き出し導体層20aと引き出し導体層20dとは、マザーグリーンシート116a,116dの表面の中心点Pに関して点対称な関係となるように形成されている。よって、マザーグリーンシート116dをマザーグリーンシート116aに関して中心点Pを中心として180°回転させることにより、マザーグリーンシート116aの全ての引き出し導体層20aがマザーグリーンシート116dの引き出し導体層20dと重なるようになり、マザーグリーンシート116aの全ての引き出し導体層20dがマザーグリーンシート116dの引き出し導体層20aと重なるようになる。また、マザーグリーンシート116b,116cの関係についても、マザーグリーンシート116a,116dと同じ関係が言える。よって、本実施形態に係る電子部品10の製造方法では、積層体12の形成に用いられずに破棄される部分が少なくて済む。
なお、本実施形態に係る電子部品10の製造方法において、引き出し導体層20aと引き出し導体層20dとは、マザーグリーンシート116a,116dの表面の中心点Pに関して点対称な関係となるように形成されていればよい。同様に、コイル導体層18a及び引き出し導体層20bとコイル導体層18b及び引き出し導体層20cとは、マザーグリーンシート116b,116cの表面の中心点Pに関して点対称な関係となるように形成されていればよい。よって、引き出し導体層20a〜20d及びコイル導体層18a,18bの配置は、図4ないし図6に示した配置に限らない。例えば、マザーグリーンシート116aにおいて、y軸方向の正方向側の3行に引き出し導体層20aが形成され、y軸方向の負方向側の3行に引き出し導体層20dが形成されてもよい。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態に係る電子部品の製造方法について説明する。図10は、第2の実施形態に係る電子部品の製造方法において製造される電子部品10aの外観斜視図である。図11は、図10の電子部品10aの積層体12の分解斜視図である。なお、電子部品10aの構成の参照符号は、電子部品10と同じ構成については、電子部品10と同じ参照符号を付した。
電子部品10aは、図10及び図11に示すように、コイル導体層18a,18bの形状において、電子部品10と相違する。より詳細には、電子部品10のコイル導体層18a,18bは、円形状をなしているのに対して、電子部品10aのコイル導体層18a,18bは、楕円形状をなしている。電子部品10aのその他の構成は、電子部品10と同じであるので説明を省略する。
次に電子部品10aの製造方法について図面を参照しながら説明する。図12は、マザーグリーンシート116a〜116dが積層される様子を示した斜視図である。図13は、電子部品10aの製造方法において用いられるマザーグリーンシート116を平面視した図である。図14は、電子部品10aの製造方法において用いられるマザーグリーンシート116を平面視した図である。図15は、電子部品10aの製造方法において用いられるマザーグリーンシート116を平面視した図である。図16は、電子部品10aの製造方法において用いられるマザーグリーンシート116を平面視した図である。
電子部品10aの製造方法では、図12に示すように、マザーグリーンシート116a〜116dをz軸方向の正方向側から負方向側へとこの順に積層する。なお、マザーグリーンシート116a〜116dよりもz軸方向の正方向側及び負方向側にもマザーグリーンシート(図示せず)が積層されるが、以下ではその説明を省略する。
まず、マザーグリーンシート116〜116を準備する。マザーグリーンシート116,116は、絶縁体層16d,16'd,16g,16'gが4行4列の行列状に配置された未焼成のシートである。マザーグリーンシート116,116は、絶縁体層16e,16'e,16f,16'fが4行4列の行列状に配置された未焼成のシートである。
次に、マザーグリーンシート116aにおいて、ビアホール導体b1,b'1,b11,b'11が形成される位置にレーザービームを照射して、ビアホールを形成する。ビアホール導体b'1は、後述するコイル導体層20'aのy軸方向の正方向側の端部とコイル導体18'aの内側の端部とを接続する。ビアホール導体b11は、引き出し導体層20dのy軸方向の正方向側の端部とコイル導体層18bの内側の端部とを接続する。ビアホール導体b'11は、後述する引き出し導体層20'dのy軸方向の負方向側の端部とコイル導体層18'bの内側の端部とを接続する。更に、形成したビアホールに対して導電性ペーストを充填することによって、ビアホール導体b1,b'1,b11,b'11を形成する。
次に、マザーグリーンシート116cにおいて、ビアホール導体b2,b'2,b12,b'12が形成される位置にレーザービームを照射して、ビアホールを形成する。ビアホール導体b'2は、後述するコイル導体層18'bの内側の端部と引き出し導体層20'dのy軸方向の負方向側の端部とを接続する。ビアホール導体b12は、コイル導体層18aの内側の端部と引き出し導体層20aのy軸方向の負方向側の端部とを接続する。ビアホール導体b'12は、コイル導体層18'aの内側の端部と引き出し導体層20'aのy軸方向の正方向側の端部とを接続する。更に、形成したビアホールに対して導電性ペーストを充填することによって、ビアホール導体b2,b'2,b12,b'12を形成する。
次に、図13に示すように、マザーグリーンシート116a(第1のグリーンシート)の表面上に複数の引き出し導体層20a,20'a(第1の導体層)及び複数の引き出し導体層20d,20'd(第4の導体層)を行列状に並べて形成する。より詳細には、図13に示す引き出し導体層20aは、マザーグリーンシート116aの表面上において、z軸方向から平面視したときに、図11に示す引き出し導体層20aと同じ方向を向くように形成されている。一方、図13に示す引き出し導体層20dは、マザーグリーンシート116aの表面上において、z軸方向から平面視したときに、図11に示す引き出し導体層20dと180°異なる方向を向くように形成されている。すなわち、マザーグリーンシート116aにおいて、引き出し導体層20dは、z軸方向から平面視したときに、引き出し導体層20aと180°異なる方向を向いている。
また、引き出し導体層20'aは、引き出し導体層20aとx軸に平行な直線に関して線対称な構造を有している。引き出し導体層20'dは、引き出し導体層20dとx軸に平行な直線に関して線対称な構造を有している。
また、引き出し導体層20aと引き出し導体層20dとは、マザーグリーンシート116aの表面の中心点Pに関して点対称な関係となるように形成されている。本実施形態では、1行目(y軸方向の最も正方向側の行)には、4つの引き出し導体層20aが並んでいる。4行目(y軸方向の最も正方向側の行)には、4つの引き出し導体層20dが並んでいる。
引き出し導体層20'aと引き出し導体層20'dとは、マザーグリーンシート116aの表面の中心点Pに関して点対称な関係となるように形成されている。2行目(y軸方向の最も正方向側の行)には、4つの引き出し導体層20'aが並んでいる。3行目(y軸方向の最も正方向側の行)には、4つの引き出し導体層20'dが並んでいる。なお、引き出し導体層20a,20'a,20d,20'dの形成は、マスクを介してスクリーン印刷によって行われてもよいし、マスクを用いたフォトリソグラフィによって行われてもよい。
次に、図14に示すように、マザーグリーンシート116b(第2のグリーンシート)の表面上に複数のコイル導体層18a,18'a及び複数の引き出し導体層20b,20'b(第2の導体層)並びに複数のコイル導体層18b,18'b及び複数の引き出し導体層20c,20'c(第3の導体層)を行列状に並べて形成する。より詳細には、図14に示すコイル導体層18a,18'a及び引き出し導体層20b,20'bは、マザーグリーンシート116bの表面上において、z軸方向から平面視したときに、図11に示すコイル導体層18a及び引き出し導体層20bと同じ方向を向くように形成されている。一方、図11に示すコイル導体層18b及び引き出し導体層20cは、マザーグリーンシート116bの表面上において、z軸方向から平面視したときに、図12に示すコイル導体層18b及び引き出し導体層20cと180°異なる方向を向くように形成されている。すなわち、マザーグリーンシート116bにおいて、コイル導体層18b及び引き出し導体層20cは、z軸方向から平面視したときに、コイル導体層18a及び引き出し導体層20bと180°異なる方向を向いている。
また、コイル導体層18'a及び引き出し導体層20'aは、コイル導体層18a及び引き出し導体層20aとx軸に平行な直線に関して線対称な構造を有している。コイル導体層18b及び引き出し導体層20'dは、コイル導体層18b及び引き出し導体層20dとx軸に関して線対称な構造を有している。
コイル導体層18a及び引き出し導体層20bとコイル導体層18b及び引き出し導体層20cとは、マザーグリーンシート116bの表面の中心点Pに関して点対称な関係となるように形成されている。本実施形態では、1行目(y軸方向の最も正方向側の行)には、4つのコイル導体層18a及び引き出し導体層20bが並んでいる。4行目(y軸方向の正方向側の2番目の行)には、4つのコイル導体層18b及び引き出し導体層20cが並んでいる。
コイル導体層18'a及び引き出し導体層20'bとコイル導体層18'b及び引き出し導体層20'cとは、マザーグリーンシート116bの表面の中心点Pに関して点対称な関係となるように形成されている。本実施形態では、2行目(y軸方向の最も正方向側の行)には、4つのコイル導体層18'a及び引き出し導体層20'bが並んでいる。3行目(y軸方向の正方向側の2番目の行)には、4つのコイル導体層18'b及び引き出し導体層20'cが並んでいる。なお、コイル導体層18a,18'a,18b,18'b及び引き出し導体層20b,20'b,20c,20'cの形成は、マスクを介してスクリーン印刷によって行われてもよいし、マスクを用いたフォトリソグラフィによって行われてもよい。
次に、図15に示すように、マザーグリーンシート116c(第3のグリーンシート)の表面上に複数のコイル導体層18a,18'a及び複数の引き出し導体層20b,20'b(第2の導体層)及び複数のコイル導体層18b,18'b及び複数の引き出し導体層20c,20'c(第3の導体層)を行列状に並べて形成する。なお、コイル導体層18a,18'a,18b,18'b及び引き出し導体層20b,20'b,20c,20'cのマザーグリーンシート116cに対する形成工程は、コイル導体層18a,18'a,18b,18'b及び引き出し導体層20b,20'b,20c,20'cのマザーグリーンシート116bに対する形成工程と同じであるので説明を省略する。
次に、図16に示すように、マザーグリーンシート116d(第4のグリーンシート)の表面上に複数の引き出し導体層20a,20'a(第1の導体層)及び複数の引き出し導体層20d,20'd(第4の導体層)を行列状に並べて形成する。なお、引き出し導体層20a,20'a,20d,20'dのマザーグリーンシート116dに対する形成工程は、引き出し導体層20a,20'a,20d,20'dのマザーグリーンシート116aに対する形成工程と同じであるので説明を省略する。
次に、マザーグリーンシート116a〜116dをz軸方向の正方向側から負方向側へとこの順に積層する。以下に、マザーグリーンシート116a〜116dの積層工程について説明する。
具体的には、表面が下側を向くようにマザーグリーンシート116aをセットする。そして、表面が下側を向くようにマザーグリーンシート116bをマザーグリーンシート116a上に積層する。
次に、表面が下側を向くようにマザーグリーンシート116cをマザーグリーンシート116b上に積層する。この際、図15に示す状態のマザーグリーンシート116cを、中心点Pを中心として180°だけ回転させてマザーグリーンシート116b上に積層する。すなわち、マザーグリーンシート116bに関して中心点Pを中心として180°回転させたマザーグリーンシート116cをマザーグリーンシート116b上に積層する。
次に、表面が下側を向くようにマザーグリーンシート116dをマザーグリーンシート116c上に積層する。この際、図16に示す状態のマザーグリーンシート116dを、中心点Pを中心として180°だけ回転させてマザーグリーンシート116c上に積層する。すなわち、マザーグリーンシート116aに関して中心点Pを中心として180°回転させたマザーグリーンシート116dをマザーグリーンシート116c上に積層する。なお、マザーグリーンシート116aのz軸方向の正方向側には、絶縁体層16a〜16cとなる3層のマザーグリーンシートが積層される。また、マザーグリーンシート116dのz軸方向の負方向側には、絶縁体層16h〜16jとなる3層のマザーグリーンシートが積層される。ただし、これらのマザーグリーンシートの積層工程については、一般的な工程であるので説明を省略する。積層工程の最後には、マザーグリーンシート116a〜116dにより構成されるマザー積層体に対して静水圧プレスを施す。
次に、マザー積層体をカット刃により所定寸法の積層体12にカットする。その後、未焼成の積層体12に、脱バインダー処理及び焼成を施す。
次に、外部電極14a〜14dを形成する。まず、Agを主成分とする導電性材料からなる電極ペーストを積層体12の表面に塗布する。次に、塗布した電極ペーストを約800℃の温度で1時間の条件で焼き付ける。これにより、外部電極14a〜14dの下地電極が形成される。
最後に、下地電極の表面にNi/Snめっきを施す。これにより、外部電極14a〜14dが形成される。以上の工程により、電子部品10が完成する。
(効果)
本実施形態に係る電子部品10aの製造方法によれば、電子部品10aの製造に用いられるマスクの種類を減らすことができる。より詳細には、電子部品10aの製造方法では、マザーグリーンシート116aに引き出し導体層20a,20'a,20d,20'dを形成するためのマスクと、マザーグリーンシート116dに引き出し導体層20a,20'a,20d,20'dを形成するためのマスクとは、同じである。また、マザーグリーンシート116bに引き出し導体層20b,20'b,20c,20'c及びコイル導体層18a,18'a,18b,18'bを形成するためのマスクと、マザーグリーンシート116cに引き出し導体層20b,20'b,20c,20'c及びコイル導体層18a,18'a,18b,18'bを形成するためのマスクとは、同じである。したがって、電子部品10aの製造方法では、電子部品10の製造方法と同様に、2種類のマスクにより、電子部品10aを製造することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明に係る電子部品の製造方法は、前記電子部品10,10aの製造方法に限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。
なお、電子部品10,10aは、コモンモードチョークコイルとして用いられるとしたが、他の回路素子として用いられてもよい。また、電子部品10,10aは、コイル以外の回路素子を内蔵していてもよい。
以上のように、本発明は、電子部品の製造方法に有用であり、特に、電子部品の製造に用いられるマスクの種類を減らすことができる点において優れている。
G グループ
L1,L2 コイル
10,10a 電子部品
12 積層体
14a〜14d 外部電極
16a〜16j 絶縁体層
18a,18b,18'a,18'b コイル導体層
20a〜20d,20'a〜20'd 引き出し導体層
116a〜116l マザーグリーンシート

Claims (1)

  1. 第1の絶縁体層ないし第2n(nは自然数)の絶縁体層を含む複数の絶縁体層が積層されてなる積層体と、該第1の絶縁体層ないし該第2nの絶縁体層のそれぞれに設けられている第1の導体層ないし第2nの導体層とを備えた電子部品の製造方法であって、
    複数の第m(mは、1〜nの自然数)の導体層及び第mのグリーンシートの法線方向から平面視したときに該複数の第mの導体層と180°異なる方向を向く複数の第2n−m+1の導体層を、該複数の第mの導体層と該複数の第2n−m+1の導体層とが該第mのグリーンシートの所定の点に関して点対称な関係となるように該第mのグリーンシートに形成する導体形成工程と、
    前記第1のグリーンシートないし前記第mのグリーンシートをこの順に積層する第1の積層工程と、
    前記第1の積層工程において積層した前記第1のグリーンシートないし前記第mのグリーンシートに関して前記所定の点を中心として180°回転させた前記第1のグリーンシートないし前記第mのグリーンシートを、該第1の積層工程において積層した前記第mのグリーンシート上にこの順の逆の順に積層する第2の積層工程と、
    を備えていること、
    を特徴とする電子部品の製造方法。
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