JPH06333742A - 積層コイル - Google Patents

積層コイル

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Publication number
JPH06333742A
JPH06333742A JP14160393A JP14160393A JPH06333742A JP H06333742 A JPH06333742 A JP H06333742A JP 14160393 A JP14160393 A JP 14160393A JP 14160393 A JP14160393 A JP 14160393A JP H06333742 A JPH06333742 A JP H06333742A
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JP
Japan
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conductor
conductor pattern
sheet
coil
terminal
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Application number
JP14160393A
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English (en)
Inventor
Akitoshi Okayama
昭稔 岡山
Seiji Ueda
清二 上田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のコイルはコアに被覆銅線を巻き付けた
ものである。これは体積が大きく、電子回路に取り付け
ると大きい場所を占める。小形でハイブリッドICなど
に適用でき安価に製造できるコイルを提供する。 【構成】 低温焼成セラミックグリ−ンシ−トに半円状
の導体パタ−ンを形成した2種類のものを積層して、導
体パタ−ンが上下に接続されて螺旋状の導通路を形成す
るようにする。低温焼成セラミック技術だけで製造で
き、ハイブリッドICなどのコイルとして利用すると、
小形高密度回路が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気回路、電動機、変圧
器、変流器などに用いられるコイルに関する。コイルは
例えば誘導素子として、芯になるコアに被覆銅線を巻き
付けたものが用いられる。これはコアに銅線の端を少し
巻き付けておき、コアを機械で回転することにより形成
することができる。
【0002】
【従来の技術】従来のコイルはコアに被覆銅線を巻き付
けて製造されていた。コアになるものが非磁性体の場合
もあるし、コアが強磁性体の場合もある。コイルには自
己誘導を定義でき、これによりコイルの特性が表現され
る。勿論最大電流、直流抵抗なども特性評価のひとつで
ある。自己誘導は、コアの透磁率、巻き数の2乗、コイ
ル断面積などによって決まる。コイルはコアの製造、銅
線の巻線など多くの工程を経て製造されるのでそれ自身
コスト高になる。
【0003】また従来コイルまたはその原理を利用した
素子を含む電子回路を製造する場合、デイスクリ−トな
部品を基板に実装する方法が用いられてきた。しかしコ
イルはコアに被覆銅線を巻いているのである程度大きい
体積を占める。他の電気部品例えば、抵抗、トランジス
タ、ダイオ−ドのデイスクリ−ト部品と比較して嵩高
い。この為に電子回路の小形化、高密度化を推進する障
害となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】より製造容易で安価小
形のコイルを提供することが本発明のひとつの目的であ
る。ハイブリッドIC基板に取りつけるのに好適なコイ
ルを提供することが本発明の第2の目的である。さらに
ノイズの発生を抑制し、外部ノイズの影響を遮断できる
コイルを提供することが本発明の第3の目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のコイルは、平板
状であって一方の面上に半円状の導体パタ−ンaが形成
され導体パタ−ンの端点からビアホ−ル導体が深さ方向
に形成された低温焼成セラミックグリ−ンシ−トAの上
に、平板状であって一方の面上に前記の半円と相補的な
半円状の導体パタ−ンbが形成され導体パタ−ンの端点
からビアホ−ル導体が深さ方向に形成された低温焼成セ
ラミックグリ−ンシ−トBを重ねた単位の構造を複数組
上下に積層し、全体を焼成し一体とし、ビアホ−ル導体
により上下のグリ−ンシ−ト面の導体パタ−ンの端点が
電気的に接続され、導体パタ−ンが連続したコイル状の
線路を構成するようにしている。また最初のグリ−ンシ
−トと最後のグリ−ンシ−トにはコイルの両端に繋がる
電極を設ける。
【0006】つまり、半円状の導体パタ−ンaを有する
グリ−ンシ−トAと、相補的な半円状導体パタ−ンbを
有するグリ−ンシ−トBとの組み合わせを積層するの
で、ABABABAB…という繰り返し構造になる。ビ
アホ−ル導体で上下の導体パタ−ンの一端を接続して行
くので、全体として導体パタ−ンが螺旋状の導体路を形
成する。ために、コイルと等価なものになるのである。
【0007】グリ−ンシ−トの中央部に穴を開けておき
ここに強磁性体コアを後で挿入すると、磁芯を持つコイ
ルになる。さらに上下に前面に導体面を形成しこれをグ
ランド電位とすると電磁シ−ルドとすることが出来る。
外部のノイズの侵入を防ぎ、外部へノイズを出さないよ
うにすることができる。
【0008】
【作用】本発明は、相補的な半円パタ−ンを形成した2
枚のグリ−ンシ−トを上下に重ねたものを一組としてコ
イルの一巻分を形成している。これを複数組重ねて低温
同時焼成して一体化したコイルとする。相補的な半円状
の導体パタ−ンが端点において上下に接続されるので、
実質的なコイルとなるのである。グリ−ンシ−ト自体が
同一形状であることは必ずしも必要でない。導体パタ−
ンが相補的で、上下2枚で円パタ−ンができれば良いの
である。グリ−ンシ−トが同一形状であれば、矩形、円
形、8角形など対称性の良い形状にすることができる。
【0009】グリ−ンシ−トは極めて薄いものであるか
ら、全体としての高さが小さくなる。被覆銅線をコアに
巻き付けたものよりも幅を小さくすることができるので
ある。勿論グリ−ンシ−トの上に導体パタ−ンがある
が、導体パタ−ンは蒸着または印刷で形成する薄いもの
である。数μm〜数十μmである。であるから、全体の
厚みは、グリ−ンシ−ト1枚分の厚さdに枚数Nを掛け
たdNの程度である。
【0010】コイルは多くの場合あまり電流を流さなく
ても良いので、薄い導体パタ−ンでも充分である。しか
しかなり電流を流さなければならない時は導体パタ−ン
の幅sを広くすればよい。
【0011】グリ−ンシ−トが単に平板であって中央に
磁性体が無い場合は空芯コイルと同じであり、自己誘導
は小さい。グリ−ンシ−トの中央部に穴を開けておき強
磁性体を挿入するとこれの透磁率の分だけ自己誘導も増
える。
【0012】
【実施例】近年、低温焼成セラミックを用いた、同時焼
成積層基板の製造技術が確立されてきた。本発明はこの
技術を利用し、半円状の相補的導体パタ−ンを持つグリ
−ンシ−トを多数枚重ね合わせて同時焼成して実効的に
コイルとなるものを製造する。導体パタ−ンの形状やグ
リ−ンシ−ト自体に工夫をすることにより多様なコイル
を作ることが出来る。
【0013】[空芯コイルの実施例]図1は本発明の積
層コイルの製造法を示すためのグリ−ンシ−トの分解斜
視図である。セラミックグリ−ンシ−ト1が複数枚用い
られる。単純な平板の盲板である。これは異なる導体パ
タ−ン2を有する2組みのグリ−ンシ−トからなる。何
れも半円状の導体パタ−ンであるが、図1で右に導体の
あるのをa、左に導体のあるのをbとする。導体パタ−
ンaを持つ板をシ−トA、導体パタ−ンbを持つ板をシ
−トBという。導体パタ−ンaと導体パタ−ンbを上下
に重ねると完全な円になる。
【0014】1枚目はA、2枚目はB、3枚目はA、…
という風に奇数枚目はA。偶数枚目はBというように交
互にA、Bを積層する。最後のn枚目のものはこの例で
は奇数枚目になっている。こうすると端子を反対方向に
もって行くことができる。上のパタ−ンの一端が、直下
のパタ−ンの端に、シ−トを貫くビアホ−ル導体4によ
って接続される。
【0015】1枚のシ−トの上には半円状導体が描かれ
ているので、ビアホ−ル導体4は次の接続では180度
異なる点に設けられることになる。1枚目のシ−トに
は、導体パタ−ン2に連続する端子3と、接続しない端
子6が導体パタ−ン2以外に設けられる。n枚目のシ−
トには導体パタ−ン2に連続する端子7が設けられる。
また中間の2〜n−1枚目のシ−トには上下に貫通ビア
接続線5を設けておく。1枚目、n枚目、奇数枚目、偶
数枚目の区別がある。つまり4種類のシ−トを組み合わ
せることになる。
【0016】このようなグリ−ンシ−トを上下に重ね合
わせ、同時焼成する。図2は一体として焼成されたもの
を中央で切断して示す断面斜視図である。グリ−ンシ−
ト群の全体が一つの積層体8になる。またビアホ−ル導
体4で上下の導体パタ−ン2の端が接続される。n枚目
の端子7と、1枚目の孤立端子6とが、上下に延びる貫
通ビア接続線5によって接続される。n枚のグリ−ンシ
−トを重ねており、1枚のグリ−ンシ−トは半円状のパ
タ−ンを持つので全体としてn/2巻のコイルになる。
【0017】4種類のシ−トというが、パタ−ンの中心
とシ−トの中心を一致させれば、中間のシ−トA、Bは
180度回転すれば同じものになる。だからこれらは同
じものを使うことができる。この場合3種類のシ−トが
必要なのである。
【0018】[磁芯入りコイルの実施例]図3は磁性体
をコイルの中央に入れた実施例を示す。グリ−ンシ−ト
1の上に半円状の導体パタ−ン2を相補的に印刷または
蒸着する点は前例と変わらない。しかし導体パタ−ン2
の囲むシ−ト中央に開口10がある。全てのシ−トにつ
いて開口10の位置大きさは同一である。奇数枚目は導
体パタ−ンa、偶数枚目は導体パタ−ンbというふうに
する点は変わらない。これらのn枚のグリ−ンシ−トを
重ね合わせて同時焼成する。1つの積層体8になる。
【0019】これは上下の導体パタ−ン2がビアホ−ル
導体4によって接続され全体としてコイルになる。貫通
ビア接続線5でn枚目の端子と、1枚目の端子6が接続
される。中央にある開口10の中へ円形の磁性体コア9
を挿入する。図4はこのような磁芯入りコイルの中央断
面斜視図である。これは中心に磁性体を持つ磁芯入りコ
イルと等価である。自己誘導の値が磁性体の透磁率だけ
大きくなる。
【0020】[磁性体シ−ト入りコイルの実施例]図5
は初めから磁性体シ−トをグリ−ンシ−トと一体化して
おくものを示す。グリ−ンシ−ト1に半円状の導体パタ
−ン2を設けることと、中央に開口10を設けておくこ
とは前例と同じである。さらにこの開口10にぴたりと
嵌まる磁性体シ−ト11をいれる。これもセラミックグ
リ−ンシ−トの一種であるが焼成すると所望の透磁率の
磁性体となるものである。こうすると穴のない1枚のグ
リ−ンシ−トとなる。これを重ね合わせて焼成すると、
磁芯のあるコイルができる。図6は積層体の中央断面斜
視図である。磁性体シ−トは積層されて一塊の積層磁性
体12となる。
【0021】[多重巻線の実施例]図1〜図6におい
て、グリ−ンシ−ト1の上には一つの半円状の導体パタ
−ン2が形成されている。これは1重巻のコイルに対応
する。しかし半円状の導体パタ−ン2を同芯状に複数個
形成するようにすれば、複数巻のコイルを作成すること
ができる。そして1枚目あるいはn枚目で同芯の半円状
の導体パタ−ン2を接続して連続した一つのコイルとす
る。たとえば、半円状の導体パタ−ンを3重に形成した
ものを組み合わせると、3巻のコイルを作ることができ
る。空芯コイルでも磁芯入りコイルでも同様に作ること
ができる。
【0022】[同芯コイルトランスの実施例]前例と同
様に、複数の同芯の半円状の導体パタ−ンを形成したグ
リ−ンシ−トを上下に重ね合わせて同時焼成すると複数
の独立な巻線が得られる。中央に磁性体を入れると、磁
性体を全ての巻線が囲むことになる。これによってトラ
ンスとすることができる。例えば2重の巻線に対応する
ように2重の同芯半円状の導体パタ−ンをグリ−ンシ−
トに形成しておきこれらを重ねて同時焼成すると、4つ
の端子を有する2つの独立の巻線が得られる。これはト
ランスになる。巻線の数の比を変えるために、一方の巻
線は1本の半円状導体パタ−ンとし、他方の巻線はm本
の半円状導体パタ−ンとしてトランスと構成できる。こ
れは同芯のコイルによるトランスで磁気回路が閉じてい
ないので磁気抵抗が大きい。ために磁束の洩れが大き
い。
【0023】[2芯のトランス]図7は2芯トランスに
本発明を応用した例を示す。細長い一つのグリ−ンシ−
トに2つの穴を穿ち、穴の周囲半分に同方向の二つの半
円状導体パタ−ン2を形成する。これらのシ−トも導体
パタ−ン2の方向により2種類のものがある。これを
A、Bとし、ABABAB…という風に積層してゆく。
1枚目には引き出し線14によって導体パタ−ン2と接
続される端子13と、孤立端子16よりなる端子の組み
と、引き出し線19に繋がる端子15と他の導体パタ−
ン2に繋がる端子17よりなる組とを印刷、蒸着により
導体パタ−ン2と共に形成する。
【0024】先述の穴には磁性体を挿入するのである
が、下方のシ−トには長円形の穴を設けておく。これら
の穴には先述のような塊である磁性体(図3)を入れる
か、あるいは図5のように薄いグリ−ンシ−トになった
磁性体シ−トを個々に入れておいても良い。一方の巻線
Pはトランスの一次巻線になり、他方の巻線Qは二次巻
線になる。ここでは巻き数はいずれも一巻のものを示し
ている。しかし一方の巻き数を複数にして電圧の比を所
望の値にすることができる。これは磁性体コア18が下
方において連続しているので磁気抵抗が小さくなる。た
めに磁束の洩れの小さいトランスとすることができる。
【0025】[可変コイルの実施例]図8に可変コイル
の概略を示す。一方の端子がeである。他方の端子が幾
つもある。例えば、g、h、i、jの4つが異なる巻き
数部分から取り出されているとする。これらの端子への
リ−ドの一つをのこして後のものを切り取る。残ったリ
−ドと端子eの間の巻線部だけが有効に働く。だから可
変コイルになるのである。図9はこれに対応する本発明
の実施例を示す。全体を中央部で切断した斜視図であ
る。1枚目の面に端子fと、これにつながる引き出し端
子g、h、i、jを設ける、これと異なるシ−トの導体
パタ−ンとを貫通ビア接続線で接続する。引き出し線
g、h、i、jのいずれか一つを残して他を切断する。
残った引き出し線が繋がる導体パタ−ンまでのコイルに
なる。
【0026】[電磁遮蔽をしたコイルの実施例]図10
は電磁遮蔽をしたコイルの例を示す。中間に磁性体コア
を含むコイルを有し、これを両側から単なるグリ−ンシ
−トで挟み、これをさらに全面に導体パタ−ン20、2
1を印刷、蒸着したグリ−ンシ−トで挟み、また単なる
グリ−ンシ−トで挟んでいる。導体パタ−ン20と21
はグランド電位とする。全面導体パタ−ン20、21に
よって外部からのノイズを遮断でき、内部のノイズが外
部に漏れるのを防ぐことができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は低温焼成セラミックグリ−ンシ
−トに半円状の導体パタ−ンを形成しこれらを重ねて同
時焼成し一体とすることによりコイルを作る。一体化し
た時ビアホ−ル導体により、上下の巻線が接続されてコ
イル状になる。本発明により、コイルとする部分を予め
回路基板の一部に作り込むことができる。するとコイル
内蔵回路基板となる。コイルを内蔵するので、デイスク
リ−トな部品としてのコイルとコイルを含む部品を使用
する必要がなくなる。回路の小形化、高密度化が可能で
ある。また本発明を実施するのに、低温焼成セラミック
積層技術以外の技術を必要としない。本発明をハイブリ
ッドIC基板に適用できる。表面実装コイルが不要とな
る。小形、高密度モジュ−ルを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を空芯コイルに適用した場合のシ−トの
分解斜視図。
【図2】図1のシ−トを積層し焼成したものの中央縦断
斜視図。
【図3】本発明を磁芯入りのコイルに適用した場合のシ
−トの分解斜視図。
【図4】図3のシ−トを積層し焼成したものの中央縦断
面斜視図。
【図5】グリ−ンシ−トの中央の穴にグリ−ンシ−トの
磁性体シ−トを入れるようにした例を示す斜視図。
【図6】図5のグリ−ンシ−トを重ねて同時焼成するこ
とにより磁性体の積層体を囲むコイルを形成するように
した例を示す中央縦断斜視図。
【図7】本発明を2芯トランスに適用したものの中央縦
断面斜視図。
【図8】自己誘導Lの値を変えることができる可変コイ
ル原理構成を示す図。
【図9】本発明を可変コイルに適用した例を示す中央縦
断面斜視図。
【図10】上下にグランド面を設けてノイズの発生、ノ
イズの侵入を防止したものを示す断面図。
【符号の説明】
1 低温焼成セラミックグリ−ンシ−ト 2 導体パタ−ン 3 端子 4 ビアホ−ル導体 5 貫通ビア接続線 6 端子 7 端子 8 積層体 9 磁性体コア 10 開口 11 磁性体シ−ト 12 積層磁性体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状であって一方の面上に半円状の導
    体パタ−ンaが形成され導体パタ−ンの端点からビアホ
    −ル導体が深さ方向に形成された低温焼成セラミックグ
    リ−ンシ−トAの上に、平板状であって一方の面上に前
    記の半円と相補的な半円状の導体パタ−ンbが形成され
    導体パタ−ンの端点からビアホ−ル導体が深さ方向に形
    成された低温焼成セラミックグリ−ンシ−トBを重ねた
    単位の構造を複数組上下に積層し、全体を焼成し一体と
    し、ビアホ−ル導体により上下のグリ−ンシ−ト面の導
    体パタ−ンの端点が電気的に接続され、導体パタ−ンが
    連続したコイル状の線路を構成するようにし、1枚目の
    シ−トの上にはその面状の導体パタ−ンに繋がる端子
    と、孤立端子を設け、孤立端子は貫通ビア接続線5によ
    って最下層のシ−トの導体パタ−ンにつながる端子と接
    続してあることを特徴とする積層コイル。
  2. 【請求項2】 中央に開口を有し平板状であって一方の
    面上に半円状の導体パタ−ンaが形成され導体パタ−ン
    の端点からビアホ−ル導体が深さ方向に形成された低温
    焼成セラミックグリ−ンシ−トAの上に、中央に開口を
    有し平板状であって一方の面上に前記の半円と相補的な
    半円状の導体パタ−ンbが形成され導体パタ−ンの端点
    からビアホ−ル導体が深さ方向に形成された低温焼成セ
    ラミックグリ−ンシ−トBを重ねた単位の構造を複数組
    上下に積層し、全体を焼成し一体とし、ビアホ−ル導体
    により上下のグリ−ンシ−ト面の導体パタ−ンの端点が
    電気的に接続され、導体パタ−ンが連続したコイル状の
    線路を構成するようにし、1枚目のシ−トの上にはその
    面状の導体パタ−ンに繋がる端子と、孤立端子を設け、
    孤立端子は貫通ビア接続線5によって最下層のシ−トの
    導体パタ−ンにつながる端子と接続してあり、中央の開
    口に磁性体コアを挿入してあることを特徴とする積層コ
    イル。
  3. 【請求項3】 中央の開口に磁性体シ−トが嵌め込んで
    あり一方の面上に半円状の導体パタ−ンaが形成され導
    体パタ−ンの端点からビアホ−ル導体が深さ方向に形成
    された低温焼成セラミックグリ−ンシ−トAの上に、中
    央の開口に磁性体シ−トが嵌め込んであり一方の面上に
    前記の半円と相補的な半円状の導体パタ−ンbが形成さ
    れ導体パタ−ンの端点からビアホ−ル導体が深さ方向に
    形成された低温焼成セラミックグリ−ンシ−トBを重ね
    た単位の構造を複数組上下に積層し、これらの全体を焼
    成し一体とし、ビアホ−ル導体により上下のグリ−ンシ
    −ト面の導体パタ−ンの端点が電気的に接続され、導体
    パタ−ンが連続したコイル状の線路を構成するように
    し、1枚目のシ−トの上にはその面状の導体パタ−ンに
    繋がる端子と、孤立端子を設け、孤立端子は貫通ビア接
    続線5によって最下層のシ−トの導体パタ−ンにつなが
    る端子と接続してあり、中央の開口に設けた磁性体シ−
    トは焼成により一体化して一つの磁性体となっているこ
    とを特徴とする積層コイル。
  4. 【請求項4】 平板状であって一方の面上に半円状の導
    体パタ−ンaが同芯状に複数本形成され導体パタ−ンの
    端点からビアホ−ル導体が深さ方向に形成された低温焼
    成セラミックグリ−ンシ−トAの上に、平板状であって
    一方の面上に前記の半円と相補的な同数の半円状の導体
    パタ−ンbが同芯状に形成され導体パタ−ンの端点から
    ビアホ−ル導体が深さ方向に形成された低温焼成セラミ
    ックグリ−ンシ−トBを重ねた単位の構造を複数組上下
    に積層し、全体を焼成し一体とし、ビアホ−ル導体によ
    り上下のグリ−ンシ−ト面の複数の導体パタ−ンの端点
    が電気的に接続され、導体パタ−ンが連続したコイル状
    の線路を構成するようにし、1枚目のシ−トの上にはそ
    の面状の導体パタ−ンに繋がる端子と、孤立端子を設
    け、孤立端子は貫通ビア接続線5によって最下層のシ−
    トの導体パタ−ンにつながる端子と接続してあり、最上
    層と最下層では複数の導体パタ−ンを相互に接続してひ
    とつの連続したコイルとしてあることを特徴とする積層
    コイル。
  5. 【請求項5】 中央に開口を有し平板状であって一方の
    面上に半円状の導体パタ−ンaが同芯状に複数本形成さ
    れ導体パタ−ンの端点からビアホ−ル導体が深さ方向に
    形成された低温焼成セラミックグリ−ンシ−トAの上
    に、中央に開口を有し平板状であって一方の面上に前記
    の半円と相補的な同数の半円状の導体パタ−ンbが同芯
    状に形成され導体パタ−ンの端点からビアホ−ル導体が
    深さ方向に形成された低温焼成セラミックグリ−ンシ−
    トBを重ねた単位の構造を複数組上下に積層し、全体を
    焼成し一体とし、ビアホ−ル導体により上下のグリ−ン
    シ−ト面の複数の導体パタ−ンの端点が電気的に接続さ
    れ、導体パタ−ンが連続したコイル状の線路を構成する
    ようにし、1枚目のシ−トの上にはその面状の導体パタ
    −ンに繋がる端子と、孤立端子を設け、孤立端子は貫通
    ビア接続線5によって最下層のシ−トの導体パタ−ンに
    つながる端子と接続してあり、最上層と最下層では複数
    の導体パタ−ンを相互に接続してひとつの連続したコイ
    ルとしてあり中央の開口には磁性体コアを挿入してある
    ことを特徴とする積層コイル。
  6. 【請求項6】 二つの開口を有し平板状であって一方の
    面上に開口中心を中心とする半円状の導体パタ−ンaが
    同芯状に複数本形成され導体パタ−ンの端点からビアホ
    −ル導体が深さ方向に形成された低温焼成セラミックグ
    リ−ンシ−トAの上に、二つの開口を有し平板状であっ
    て一方の面上に開口中心を中心とする前記の半円と相補
    的な同数の半円状の導体パタ−ンbが同芯状に形成され
    導体パタ−ンの端点からビアホ−ル導体が深さ方向に形
    成された低温焼成セラミックグリ−ンシ−トBを重ねた
    単位の構造を複数組上下に積層し、さらに前記の開口を
    結ぶような長円穴を有する低温焼成セラミックグリ−ン
    シ−トを重ね、全体を焼成し一体とし、ビアホ−ル導体
    により上下のグリ−ンシ−ト面の複数の導体パタ−ンの
    端点が電気的に接続され、導体パタ−ンが連続したコイ
    ル状の線路を構成するようにし、1枚目のシ−トの上に
    はその面状の導体パタ−ンに繋がる端子と、孤立端子を
    2組設け、孤立端子は貫通ビア接続線5によって最下層
    のシ−トの導体パタ−ンにつながる端子と接続してあ
    り、最上層と最下層では複数の導体パタ−ンを相互に接
    続してひとつの連続したコイルとしてあり中央の二つの
    開口と長円開口には分岐した磁性体コアを挿入してあ
    り、ふたつのコイル間にトランス結合をさせるようにし
    たことを特徴とする積層コイル。
  7. 【請求項7】 中央の開口に磁性体シ−トが嵌め込んで
    あり一方の面上に半円状の導体パタ−ンaが形成され導
    体パタ−ンの端点からビアホ−ル導体が深さ方向に形成
    された低温焼成セラミックグリ−ンシ−トAの上に、中
    央の開口に磁性体シ−トが嵌め込んであり一方の面上に
    前記の半円と相補的な半円状の導体パタ−ンbが形成さ
    れ導体パタ−ンの端点からビアホ−ル導体が深さ方向に
    形成された低温焼成セラミックグリ−ンシ−トBを重ね
    た単位の構造を複数組上下に積層し、これらを全面に導
    体を設けたグリ−ンシ−トによって挟み、これらの積層
    体の全体を焼成し一体とし、ビアホ−ル導体により上下
    のグリ−ンシ−ト面の導体パタ−ンの端点が電気的に接
    続され、導体パタ−ンが連続したコイル状の線路を構成
    するようにし、1枚目のシ−トの上にはその面状の導体
    パタ−ンに繋がる端子と、孤立端子を設け、孤立端子は
    貫通ビア接続線5によって最下層のシ−トの導体パタ−
    ンにつながる端子と接続してあり、中央の開口に設けた
    磁性体シ−トは焼成により一体化して一つの磁性体とな
    っており、全面に導体を設けたシ−トの導体には接地電
    位を与えることにより中間のコイル部分を電磁遮蔽する
    ようにしたことを特徴とする積層コイル。
  8. 【請求項8】 中央に開口を有し平板状であって一方の
    面上に半円状の導体パタ−ンaが同芯状に複数本形成さ
    れ導体パタ−ンの端点からビアホ−ル導体が深さ方向に
    形成された低温焼成セラミックグリ−ンシ−トAの上
    に、中央に開口を有し平板状であって一方の面上に前記
    の半円と相補的な同数の半円状の導体パタ−ンbが同芯
    状に形成され導体パタ−ンの端点からビアホ−ル導体が
    深さ方向に形成された低温焼成セラミックグリ−ンシ−
    トBを重ねた単位の構造を複数組上下に積層し、全体を
    焼成し一体とし、ビアホ−ル導体により上下のグリ−ン
    シ−ト面の複数の導体パタ−ンの端点が電気的に接続さ
    れ、導体パタ−ンが連続したコイル状の線路を構成する
    ようにし、1枚目のシ−トの上にはその面状の導体パタ
    −ンに繋がる端子と、互いに接続されている引き出し端
    子g、h、i、j…とこれらを統合する端子fを設け、
    引き出し端子g、h、i、j…は独立した複数の貫通ビ
    ア接続線5によって幾つかの異なる層のシ−トの導体パ
    タ−ンにつながる端子と接続してあり、中央の開口には
    磁性体コアを挿入してあり、引き出し端子の何れか一つ
    を残して他を切り取ることにより異なる巻き数のコイル
    とすることができるようにしたことを特徴とする積層コ
    イル。
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